JP3313141B2 - カラー画像情報処理方法 - Google Patents

カラー画像情報処理方法

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JP3313141B2 JP14136792A JP14136792A JP3313141B2 JP 3313141 B2 JP3313141 B2 JP 3313141B2 JP 14136792 A JP14136792 A JP 14136792A JP 14136792 A JP14136792 A JP 14136792A JP 3313141 B2 JP3313141 B2 JP 3313141B2
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー原画から電子写
真式複写機、レーザープリンタ、写真焼付装置等を用い
てカラー複写画像を作成するための情報処理方法に関
し、詳細にはカラー写真フィルムに形成された原画を色
分解走査して得た各色の画像情報に、相異なる複数の画
像処理を行なって複数の画像情報統計量を得て、これら
の統計量に基づいて、カラー原画に対する色補正ベクト
ルを求めるカラー画像情報処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な写真撮影において、被写体の青
(B)、緑(G)、赤(R)(以下、それぞれ単にB、
G、Rと記載する)の3原色の平均反射率は略一定であ
ることが経験則として知られている。そこで、従来の写
真焼付装置では、原画の全面積平均透過濃度(LAT
D)を測定し、測定された平均透過濃度に基づいて写真
焼付における露光量を決定することによって、印画紙の
B、G、R各色感光層に与える露光量を一定に制御し、
カラーバランスの良好な写真印画を作成するようにして
いる(通常、「LATD制御」と呼ばれている)。
【0003】標準的な被写体を撮影した原画が対象であ
れば、こうした露光量制御方法によって、カラーバラン
スの良好な写真印画を作成することができる。ところ
が、輝度分布や色の分布に固有の偏りがある被写体の場
合(サブジェクトフェリアと呼ばれる)、上記したLA
TD制御法で、適正な写真印画を得ることは困難とな
る。このサブジェクトフェリアのうち、特に、被写体の
輝度分布の偏りを原因とするものはデンシティフェリ
ア、色分布の偏りを原因とするものはカラーフェリアと
呼ばれる。
【0004】デンシティフェリアに対して自動的に露光
量の調整を行なう濃度補正を目的とする公知の技術とし
て、特公昭56−2691号公報に開示された次のよう
な技術を挙げることができる。すなわち、写真フィルム
上の原画を走査し、この走査で得られた画像濃度から画
像の領域毎に特性値を求め、この特性値に基づいて分類
を行ない、分類毎に予め定められた特性値の関数によ
り、当該原画に対する露光量を調整するものである。
【0005】また,カラーフェリアに対して自動的に露
光量の調整を行なう色補正を目的とする技術としては、
ロワードコレクションが知られている。これは,基準の
LATD(通常、標準原画のLATD)との比較に基づ
き、相対的に高いネガ濃度成分に対して相対的に低い露
光量を与えるものである。LATD制御方式の写真焼付
装置では、原画のB、G、R各色の濃度の変化が、写真
フィルムの特性と被写体の色の分布のいずれかの差に起
因して生じているかが自動的に識別できない。このた
め、写真フィルムの品種毎に上記のような色補正の基準
濃度等、各種の露光条件を予め設定し、焼き付けるべき
写真フィルムの品種に応じて設定した基準の露光条件を
選択するようにしている。
【0006】ところが、この基準露光条件の設定は、試
行的な露光と得られた写真印画の検査の試行錯誤を繰り
返すために、多大な労力を要するばかりか、すべての写
真印画の品質を左右する重要な工程であることから、熟
練と高い技能を要するものとなっている。一方、近年、
高感度フィルム、用途別フィルム、あるいは各種の改良
を加えた新フィルムが各メーカから毎年発売されてフィ
ルムの品種が非常に多くなり、数十種類にも及ぶように
なっている。このため、写真フィルムの品種毎の特性に
よらず、1つの基準露光条件から個々の原画に適正な露
光条件を与える方法が求められている。
【0007】こうした要望に対しては、所定の色度領域
に属する測定値に基づいて露光量を決定しようとする次
のような技術が提案されている。特開昭51−9492
7号公報には、カラー写真原画の多数の点の三原色の濃
度から、彩度の低い点を標準原画の濃度との比較により
選択し、選択された点の三原色の濃度に基づいて露光量
を決定する方法が示されている。しかしながら、彩度の
比較基準を一枚の標準原画としていることと、写真フィ
ルムの特性は品種の違いや保存状態によって異なること
から、選択される彩度は写真フィルム毎に必ずしも一様
ではなく、その結果得られる写真印画は写真フィルムの
特性に応じて異なったものになるという欠点がある。
【0008】特開昭52−156624号公報には、カ
ラー原画の多数の点の三原色の濃度から、所定の色立体
に含まれる点を肌色と判別し、この肌色がカラープリン
トにおいて所定の色に再現されるべく色補正を行なう方
法が示されている。しかしながら、品種の違いや保存状
態によって写真フィルムの特性は大きく異なることが一
般的であり、このため同一の撮影条件下で同一の肌色被
写体を撮影しても、個々の写真フィルムに記録される濃
度は一定ではない。
【0009】従って、この方法では写真フィルムの品種
や保存状態によって結果に差が生じるという欠点があ
り、肌色領域に含まれる測定点の数が少ない場合には、
画像データに含まれるノイズの影響を受けやすく、再現
性に欠けるという欠点がある。しかも、被写体に人物が
含まれるという前提は必ずしも現実的ではない。特開昭
59−220760号公報には、写真フィルムの原画ま
たはその周辺で、最も低い濃度点(マスク濃度を含む)
を求め、この濃度を基準に各測定点の色度を求め、各測
定点のニュートラル濃度の増加とともに色度の限界値を
拡大し、この限界値を超えない測定点を選択する方法が
示されている。
【0010】また、特開平3−46648号公報には、
カラー原画の多数の点の三原色の測光データを低濃度部
測光データにより修正した上で規格化し、規格化したデ
ータの色度に応じて選択された領域に属する測光データ
の平均値に基づいて、露光量を決定する方法が示されて
いる。これらの提案は、マスク濃度もしくはその近傍の
濃度を写真フィルムの主たる特性差としたものであり、
他の濃度域の特性は近似であることを前提としている。
しかしながら、センシトメトリによって得られる特性曲
線が、品種毎に異なることは広く知られるところであ
り、上記の前提は必ずしも妥当でない。従って、選択さ
れる色度はマスク濃度近傍では一定ではあるものの、そ
の他の濃度域では写真フィルム毎に異なり、その結果得
られる写真印画は写真フィルムの特性に応じて異なった
ものとなる欠点は依然解消されておらず、極めて複雑な
演算処理を必要とするいう新たな欠点をも合わせ持つ方
法である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、所定の
色度領域に属する測定値に基づいて露光量を決定しよう
とする方法では、 ・色度の判別の結果が写真フィルムの品種や保存状態に
よる写真フィルムの特性に影響を受ける ・被写体に人物、特には肌色部分が含まれない場合には
判別ができない ・測定値に含まれるノイズの影響を受けやすいために精
度、再現性に欠ける等々の問題点があった。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、カラー原画となる写真フィルムの品種毎の特性、
写真フィルムの現像条件、さらにはフィルムの保存条件
などによらず個々の原画に適正な複写条件を、高精度で
安定して与えることができるカラー画像情報処理方法を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、カラー原画を色分解走査
して色別のデジタル画像を求め、該デジタル画像の各色
の濃度値を合成して中性色の画像を生成し、その濃度の
頻度分布に基づいて前記デジタル画像を複数の領域に分
割するためのマスク画像を求め、このマスク画像を前記
色別のデジタル画像に共通に適用して前記デジタル画像
を複数の領域に分割し、各色デジタル画像の各領域につ
いて所定の統計処理を施して各領域毎の統計値を求め、
これらの各領域毎の統計値に演算を施して求めた露光量
に基づいて、前記カラー原画の複写画像を作成するよう
にして、写真フィルムの特性に適合した最適露光を実現
できるようにしたものである。また、請求項2に記載の
発明はマスク画像を頻度分布を等分する値をもとに求め
るため、ハイライトとシャドーの領域を効率良く分類す
ることが可能になり、かつ、総ての領域には露光量の決
定に必要かつ充分な数のデータを含むものとなる。さら
に、請求項3に記載の発明はマスク画像を前記頻度分布
に極小値を与える値をもとに求めるから、背景と主体の
分類やハイライト領域の抽出が可能となる。さらにま
た、請求項4に記載の発明は露光量を各領域の統計値を
線形結合して求めるために、ハイライト部の重みを相対
的に高く設定するなどして人間の視覚特性に配慮した露
光量の決定が簡単かつ高速に行うことができる。
【0014】さらにまた、請求項5に記載の発明はマス
ク画像の形状や位置関係に応じてマスク画像そのものを
修正することから、主体と背景の分離等のより高精度な
処理が可能となる。
【0015】
【作用】カラー原画を色分解走査して色別(色数=I)
のデジタル画像情報を求め、該デジタル画像情報を画像
特性に応じて各色毎にJ分割して、J組(各I色)の分
割領域Dij(i=1,2,・・・I,j=1,2,・・
・J)を求める。次に、この分割領域Dijに所定の統計
処理をそれぞれ施して色別の統計値T11,T21,・・・
I1,T12,T22,・・・TI2,・・・TIJを求め、該
統計値T ijを色別の成分とする分割画像特性ベクトルT
j を各分割領域毎に構成する。
【0016】 Tj =(T1j,T2j,・・・TIj) (j=1,2,・・・J) 次に、これら画像特性ベクトルTj から露光量ベクトル
Eを求める。 E=α0 +α1 1 +α2 2 +・・・αJ J ここで、分割画像特性ベクトルTj を1次結合する際、
人間の視覚特性を考慮し、例えば、画像のハイライト側
を重視した重みづけを施すようにする。このようにして
得られた露光量ベクトルEに基づいて、前記カラー原画
の複写画像を作成すれば、人間の視覚特性に基づき写真
フィルムの特性に適合した露光量を決定することができ
る。
【0017】また、カラー原画を色分解走査して色別
(色数=I)のデジタル画像情報を求め、該デジタル画
像情報に相異なるK種類の変換処理を施して色別の変換
画像情報Uik(i=1,2,・・・I,k=1,2,・
・・K)を求める。各変換画像情報Uikに所定の統計処
理をそれぞれ施して統計値V11,V21,・・・VI1,V
12,V22,・・・VI2,・・・VIKを求め、該色別の統
計値を要素とする画像変換ベクトルVk を各変換画像情
報毎に構成する。
【0018】 Vk =(V1k,V2k,・・・VIk) (k=1,2,・・・K) これら画像変換ベクトルVk を1次結合して露光量ベク
トルEを求める。 E=β0 +β1 1 +β2 2 +・・・βK K ここで、変換画像特性ベクトルVk を1次結合する際、
人間の視覚特性を考慮し、例えば、画像のハイライト側
を重視した重みづけを施すようにする。このようにして
得られた露光量ベクトルEに基づいて、前記カラー原画
の複写画像を作成すれば、人間の視覚特性に基づき写真
フィルムの特性に適合した露光量を決定することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本願カラー画像情
報処理方法の実施例を説明する。図1は写真焼付装置の
構成を示すブロック図、図2は撮像部12の内部構成を
示すブロック図、図3は色分解フィルタの構成図であ
る。 (露光系の構成について)まず、露光系の構成について
説明しておく。
【0020】露光部1に位置決めされ混合部3によって
照明されたフィルムFの原画Pは、撮像部10内のレン
ズ24により2次元イメージンサ20上に光学的に投影
される。2次元イメージセンサ20上には、個々の光電
変換素子に対応して図3に示されるようなストライプ状
のB、G、Rの色分解フィルタ21が載置されており、
このストライプに直角の方向に光電変換素子に蓄積され
た電荷が順次読み出されるようになっている。
【0021】この結果、2次元イメージセンサ20から
は、B、G、R各色の画像信号が混在して出力されるよ
うになっている。このようにして得られる画像信号は、
色分離回路22において、B、G、Rの各色に色分離さ
れ増幅される。そして、増幅されたB、G、R各色の画
像信号22a,22b,22cは、画像処理部11に出
力される。また、駆動回路23からは、2次元イメージ
センサ20を駆動するためのクロック信号23a、上記
のように色分離回路22において色分離を行なうための
タイミング信号23b、画像処理部11においてA/D
変換および画像メモリへの書き込みの制御を行なうため
の水平同期信号23cおよび垂直同期信号23dが供給
されるようになっている。
【0022】また、前記原画Pの近傍には、LATDセ
ンサ(フォトダイオード)が配置され、各色の平均透過
率を検出できるように構成されている。即ち、色分解フ
ィルタ7a,7b,7cを介してフォトダイオード8
a,8b,8cが配設され、その検出値を、信号処理部
50に出力できるようになっている。操作部40から
は、フィルムFの品種と感度、焼き付け印画紙9の種
類、現像条件などの基礎データがオペレータ側から入力
できるようになっている。
【0023】前記画像処理部11、信号処理部50、及
び操作部40の各出力は、露光制御部60に送られ、原
画Pに対して最適な各色の露光量が、後述するアルゴリ
ズムに従って決定される。そして、露光制御部60はフ
ィルタ駆動部9を介して、フィルタ13a,13b,1
3cの開度を指定し、光源4の光成分を調整し、決定し
た露光量を実現するようになっている。こうして調整さ
れた露光光は、レンズ6により印画紙9上に結像され
る。9aはペーパマスクである。
【0024】露光終了とともに、シャッタ駆動部70に
よりシャッタ14が閉じられる。 (画像処理部の信号処理について)図4は、画像処理部
11の詳細な構成を示している。該画像処理部11で
は、次のような信号処理が行なわれる。撮像部10から
供給される画像信号22a,22b,22cはアナログ
スイッチ30によって選択され、サンプルホールド回路
31においてサンプルホールドされた後、A/D変換器
32によりサンプリングされ、デジタル信号に変換され
る。アナログスイッチ30における画像信号22a,2
2b,22cの切り換えや、A/D変換器32における
サンプリングのタイミングは、撮像部10から出力され
る水平同期信号23cおよび垂直同期信号23dに基づ
いて、タイミング制御回路33によって制御される。
【0025】ここで、サンプリング数は水平走査1回に
付きB、G、R各色毎に128であり、このようなサン
プリングは、1回の垂直走査に付き128回の水平走査
において行なわれるようになっている。また、A/D変
換器32におけるA/D変換は10ビットで処理され
る。この結果、得られるデジタル画像信号はカラー原画
の透過率に比例する。A/D変換されたB、G、R各色
の画像信号32aは画像メモリ35に順次記憶される。
ここで、画像メモリ35へ書き込みを行なう際のアドレ
スは、撮像部10から出力される水平同期信号23cお
よび垂直同期信号23dに基づいて、タイミング制御回
路33によって制御される。このようにして、128×
128画素からなる10ビットのB、G、R各色のデジ
タル画像が画像メモリ35に記憶される。
【0026】前記画像メモリ35に記憶された各色のデ
ジタル画像は、ROM等で構成されるルックアップテー
ブル(LUT)34を介して濃度値に変換され、画像メ
モリ35の別の領域に記憶される。ここで、LUT34
には複数の変換表が用意されており、それら変換表を使
って、例えば、透過光量に比例した画素信号として扱う
ために線形変換を行ったり、以降の画像処理上好ましい
情報形態を得るために、CPU36によって適宜選択す
ることができるようになっている。 (画像処理部の内部処理について)次に、画像処理部1
1における内部処理について説明する。
【0027】この画像処理部11における内部処理は、
画像のハイライト部におけるカラーバランスを重視する
人間の視覚特性を考慮して、複写画像において、特にハ
イライト部の色調が一定となるように露光量を定めるよ
うにしている。以後の記述で、記号や添字は以下のよう
に定義しておく。 i : 色コード(B,G,R,N) j : 画像領域コード(j=0:原画,j≦J) k : 画像変換コード(k=0:原画,k≦K) x : 主走査方向の画素位置 y : 副走査方向の画素位置 a,b,c : 定数 e : 定数ベクトル Dijk (x,y): デジタル画像 DAVijk : デジタル画像の平均値 DMXijk : デジタル画像の最大値 DMNijk : デジタル画像の最小値 Wj , Wk , Wjk: 重み E : 露光量ベクトル △E : 露光補正量ベクトル E0 : 基準露光量ベクトル (画像を複数の領域に分割して露光量を決定する方法に
ついて)まず、デジタル画像情報を分割領域に分割した
後、統計処理を施して求めた画像特性ベクトルにより露
光量を決定する第1の発明について、図8のフローチャ
ートに従って説明する。
【0028】撮像部10から画像処理部11に送られた
画像信号22a,22b,22cは、A/D変換器32
によりデジタル化され、原画像の透過率に比例したデジ
タル画像Di00 が得られる。この画像信号は、LUT3
4により対数変換されてデジタル画像の濃度Di01 が得
られる。即ち、 Di01 (x,y)=a×log(b/Di00 (x,y)) (i=B,G,R) となる。
【0029】但し、aは撮像部10の測光濃度を、写真
印画紙の焼き付け濃度に変換する定数であり、bは画像
信号の最大値を表わす定数である。ここで得られる濃度
は、カラーネガフィルムの場合、被写体のハイライト部
において相対的に高くなり、シャドー部において相対的
に低くなる。カラーリバーサルフィルムの場合、この関
係は逆となる。
【0030】このようにして得られた各色の濃度値を平
均して、中性色の画像DN01 を生成する。 DN01 (x,y)= (DB01 (x,y)+DG01 (x,y)+DR
01 (x,y))/3 これにより、B,G,R,及びN(中性色)の4色のデ
ジタル画像情報が得られる(ステップS1)。このよう
に、中性色のデジタル画像情報は、色分解して得られた
デジタル画像情報を適宜合成して生成してもよい。
【0031】次に、各色のデジタル画像を複数の領域に
分割する(ステップS2)。この領域分割の方法はいろ
いろ考えられるが、ここでは、等分割法とヒストグラム
分割法の2種類について説明する。まず、等分割法で
は、図5のように、濃度−頻度分布のグラフを、一定の
濃度幅dで領域分割することを行う。ここで、濃度幅d
は、 d=(DMXN01 −DMNN01 )/J (J=分割数) とする。
【0032】従って、マスク画像MSKj (x,y)
は、 DMNN01 +(j−1)×d≦DN01 (x,y)< DMNN01 +j×d の時、 MSKj (x,y)=1であり、 DN01 (x,y) < DMNN01 +(j−1)×d または、 DMNN01 +j×d ≦ DN01 (x,y)の時、 MSKj (x,y)=0 (1) と定義される。
【0033】次に、図6のように、濃度−頻度分布グラ
フにおける極小値を媒介として領域分割するヒストグラ
ム分割法について述べる。DN01 (x,y)のヒストグ
ラムに極小値を与える濃度値をVj とすれば、 Vj-1 < DN01 (x,y) ≦ Vjの時 MSKj (x,y)=1であり、 DN01 (x,y) ≦ Vj-1または Vj < DN01 (x,y)の時 MSKj (x,y)=0 (2) と定義される。
【0034】こうして、被写体のシャドー部からハイラ
イト部に渡ってマスク画像が生成される。カラーネガフ
ィルムの場合、マスク画像に対応する領域はjが大きく
なるほど被写体においてよりハイライトにある領域であ
る。なお、このマスク画像の生成に当たって中央部ある
いは周辺部といった位置に応じて閾値を変更してもよい
し、その形状や位置関係に応じて併合や分割等マスク画
像そのものを修正してもよい。こうすることによって、
主体と背景の分離等のより高精度な処理が可能となる。
【0035】このように式(1)または(2)で定義さ
れたマスクMSKj (x,y)を、デジタル画像にマス
キングする(両者の「and」を取る)ことにより、例
えば、図7のようなパターンを有する複数の分割領域が
得られることとなる。ここで、図7(a)、(b)、
(c)、(d)の斜線で示した各島状領域が、濃度値に
より分類された分割領域を示している。
【0036】即ち、分割領域の画素Dij1 (x,y)
は、 Dij1 (x,y)= Di01 (x,y) × MSKj (x,y) である。次に、各分割領域毎に統計処理を施し、分割画
像特性ベクトルを求める(ステップS3)。ここでは、
統計処理として平均値を求める例を説明するが、平均値
に代えて、最頻値や中央値などの統計値を求めてもよ
い。
【0037】各分割領域のデジタル画像の平均値DAV
ij1 は、 より求められる。このようにして、平均値DAVij1
色別の成分とする分割画像特性ベクトルTj が各分割領
域毎に求められる。
【0038】 Tj =(DAVBj1 ,DAVGj1 ,DAVRj1 ,DAVNj1 ) (j=1,2,・・・J) 次に分割画像特性ベクトルにより露光量ベクトルを構成
する(ステップ4)。この露光量ベクトルEは、平均値
DAVij1 を成分とする分割画像特性ベクトルTj を線
形結合し、以下の式により求める。
【0039】 ただし、E =(EB ,EG ,ER ,EN ) であり、 である。
【0040】ここで、Wj は、人間の視覚特性に配慮し
て、ハイライト部の重みが相対的に大きくなるように設
定することが望ましい。このことは、被写体のハイライ
ト部に対する画像濃度が相対的に高くなるカラーネガフ
ィルムの場合、jが大きいほどWj を大きくすることに
対応する。このようにして被写体のシャドー部からハイ
ライト部に渡って、その輝度あるいは反射率に応じて分
割された領域毎に特性ベクトルが得られ、人間の視覚特
性に配慮して各ベクトルに重み付けされた露光量ベクト
ルが求められる。このため、得られる複写画像のハイラ
イト部の色調は、写真フィルムの特性や撮影照明によら
ず一定とすることができる。従って、同一の被写体を撮
影した原画から得られる複写画像の色調はほぼ同一のも
のとして観察され、写真フィルムの特性や撮影照明等に
よって複写画像の色調が異なって観察される全面積平均
透過濃度や、特定の色度領域の画像濃度によって露光量
を決定する従来の方法における問題は解消される。
【0041】一方、カラー原画の複写手段によっては、
他の測光系などにより基本となる露光量が予め決定され
ていることがある。例えば、写真焼付装置は一般に、図
1に示すような原画のLATD(全面積平均透過濃度)
を測定する測光系(フォトダイオード8a〜8c、信号
処理部50など)を備えていることが通常である。この
場合、次式に従い露光補正量ベクトルΔEを算出する。
【0042】 このようにして求められた露光補正量ベクトルΔEは、
図1の露光制御部60に送信され、写真焼付露光量ベク
トルHが次の式に基づいて決定される。 Hi =LATDi −LATD0i +△Ei +△EN +E
i ここで、写真焼付露光量ベクトルHは3次元であるた
め、iはB、G、Rの各色を示す。また、Ei はB、
G、Rの各色の露光量(露光時間の対数値)、LATD
i は露光部9においてフォトダイオード8a、8b、8
cによりもたされる焼付に供する原画からの平均透過光
測光値(濃度)、LATD0i は標準原画からの平均透
過光測光値(濃度)、ΔEi は画像処理部11から送信
された各色の露光補正量、△EN は画像処理部から送信
された中性色の補正量、E0i は標準原画に対して設定
された露光量(露光時間の対数値)である。
【0043】尚、一般にLATD測定用のセンサ(フォ
トダイオード)は、受光面積が大きいため広いダイナミ
ックレンジを有する半面、得られる信号は画像の透過光
を積分したものであるから画面内の透過率の高い領域
(カラーネガフィルムの場合にはシャドー部)の情報に
偏る傾向があり、この傾向はコントラストの高い原画ほ
ど顕著である。
【0044】一方、撮像用のセンサ(CCD)は、各画
素の受光面積が小さいためダイナミックレンジが狭い半
面、画像情報のハイライト部に高い重みを与えるように
して画像の特性に応じた情報を得ることができる。つま
り、上記の方法は、LATD測定用のセンサの出力に基
づいて画像の直流成分(画像の平均濃度)に対する露光
制御を行ない、人間の視覚特性を考慮し撮像用のセンサ
の出力に基づき画像の交流成分(画像内の濃度変化)に
対する補償を行ない、両者の特徴を相互に補完するもの
である。従って、安価な素子を用いても、両者の組み合
わせにより高性能の露光制御システムを構築することが
できる。
【0045】次に、デジタル画像に複数種類の変換処理
を施して変換画像情報を求め、これらの変換画像情報の
組み合わせから、露光量ベクトルを構成する第2の発明
について述べる。 (画像の変換処理により露光量を決定する第1の方法に
ついて)この方法は、その変換処理の内容によっていろ
いろな態様が考えられるが、ここでは2通りの方法を取
り上げる。まず、その第1の態様について、図9のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0046】まず、B,G,Rの原画像の透過率に比例
した各色のデジタル画像情報を得る(ステップS1
1)。次に、このデジタル画像Di00 (x,y)に対し
て次式の対数変換を施し、K個の変換画像Di0k (x,
y)を求める(ステップS12)。 Di0k (x,y)=a×log((b+ck )/(D100 (x,y)+ck ) ) (i=B,G,R, 0≦k<K) ここで、例えば、 c0 = 0,c1 = 1,c2 = 2,・・・,ck = K である。
【0047】このようにしてck に様々な値を設定する
ことで、異なる特性の変換画像が得られるが、上記の場
合、ck の増加に応じて得られる濃度は相対的に低くな
り、その割合は高濃度ほど大きくなる。なお、これらの
変換処理は、図3において、LUT34内の変換表に基
づき、ck の値に応じてCPU36から適宜選択するこ
とにより実施される。
【0048】次に、各変換画像毎に統計処理を施し、変
換画像特性ベクトルを求める(ステップS13)。ここ
では、統計処理として変換画像の平均値を求める。変換
画像の各色の平均値DAVi0k は、 で与えられる。さらに、この色別の統計値から、各変換
画像の中性色に対応する統計値DAVN0k を求める。
【0049】DAVN0k =(DAVB0k + DAVG0k +
DAVR0k )/3 このようにして、平均値DAVi0k を色別の成分とする
変換画像特性ベクトルU k が各変換画像毎に求められ
る。 Uk =(DAVB0k ,DAVG0k ,DAVR0k ,DAVN0k ) (k=1,2,・・・K) 次に変換画像特性ベクトルにより露光量ベクトルを構成
する(ステップ14)。
【0050】 この場合、露光量ベクトルEは、平均値D
AVi0k を成分とする変換画像特性ベクトルUk を線形
結合し、以下の式により求める。 ただし、E =(EB ,EG ,ER ,EN ) であり、 である。
【0051】一方、カラー原画の複写手段において、基
本となる露光量が他の測光系などにより予め決定されて
いる場合は、次式に従い、露光補正量ベクトルΔEを算
出する。 ここで、Wk は、人間の視覚特性に配慮して、ハイライ
ト部の重みが相対的に大きくなるように設定することが
望ましい。このことは、被写体のハイライト部に対する
画像濃度が相対的に高くなるカラーネガフィルムの場
合、kが小さいほどWk を大きくすることに対応する。
【0052】このようにして被写体のシャドー部からハ
イライト部に渡って、その輝度あるいは反射率に応じて
変換特性が異なる特性ベクトルが得られ、人間の視覚特
性に配慮して各ベクトルに重み付けされて露光量ベクト
ルが求められるため、得られる複写画像のハイライト部
の色調は、写真フィルムの特性や撮影照明によらず一定
とすることができる。従って、同一の被写体を撮影した
原画から得られる複写画像の色調はほぼ同一のものとし
て観察され、写真フィルムの特性や撮影照明等によって
複写画像の色調が異なる全面積平均透過濃度や、特定の
色度領域の画像濃度によって露光量を決定する従来の方
法における問題は解消される。 (画像の変換処理により露光量を決定する第2の方法に
ついて)次に、デジタル画像情報を所定の演算で画像変
換して露光量ベクトルを求める第2の態様の方法につい
て述べる。
【0053】まず、デジタル画像情報の総和を全画素数
で割って平均値を求めた後、この平均値にlog変換を
施して濃度情報に変換した値DAVi00 を色別に求め
る。 これら色別の平均値より、中性色の平均値DAVN00
求める。
【0054】DAVN00 =(DAVB00 + DAVG00 +
DAVR00 )/3 次に、デジタル画像情報Di00 をlog変換してから濃
度情報Di01 に変換した後、その濃度情報Di01 を平均
化した値DAVi01 を色別に求める。 Di01 (x,y)=a×log(b/Di00 (x,y)) (変換) これらの色別平均値より、中性色の平均値DAVN01
求める。
【0055】DAVN01 =(DAVB01 + DAVG01 +
DAVR01 )/3 なお、Di00 (x,y)の相加平均と相乗平均の関係か
ら、一般に、 DAVi00 ≦ DAVi01 の関係があり、両者の差は画像のコントラストに依存し
変化する。また、DAV i00 は画面内の透過率の高い領
域(カラーネガフィルムの場合には被写体のシャドー
部)の情報に重みがあり、DAVi01 は透過率の低い領
域(カラーネガフィルムの場合は被写体のハイライト
部)にの情報に重みがある。
【0056】このようにして、平均値DAVi0k を色別
の成分とする変換画像特性ベクトルUk が各変換画像毎
に求められる。 Uk =(DAVB0k ,DAVG0k ,DAVR0k ,DAVN0k ) (k=0,1) 次に変換画像特性ベクトルにより露光量ベクトルを構成
する。
【0057】露光量ベクトルEは、平均値DAVi0k
成分とする変換画像特性ベクトルU k を線形結合し、以
下の式により求める。 ただし、E =(EB ,EG ,ER ,EN ) であり、 である。
【0058】一方、カラー原画の複写手段において、基
本となる露光量が他の測光系などにより予め決定されて
いる場合は、次式に従い、露光補正量ベクトルΔEを算
出する。 ここで、Wk は、人間の視覚特性に配慮して、ハイライ
ト部の重みが相対的に大きくなるように設定することが
望ましい。このことは、カラーネガフィルムの場合、U
0 、U1 はそれぞれ被写体のハイライト部、シャドー部
に重みを持つ情報であることから、 W0 < W1 とすることに対応する。
【0059】また、U0 は実質的にLATDに等しいた
め、ここで求められる露光補正量ベクトルΔEはLAT
D(全面積平均透過濃度)を測定する測光系を備える写
真焼付装置に対する補正量ベクトルとして有効である。 (領域分割と画像変換を組み合わせる方法について)次
に、領域分割と画像変換を組合わせて露光量を決定する
方法について説明する。
【0060】まず、デジタル画像に対してlog変換な
どの演算処理を施した変換画像情報について、マスキン
グによる領域分割を行う。次に、各分割領域における変
換画像の平均値DAVij1 を、 により求める。
【0061】この平均値DAVij1 を色別の成分とする
分割および変換画像特性ベクトルV jkが、各分割領域
毎、変換画像毎に求められる。 Vjk=(DAVBjk ,DAVGjk ,DAVRjk ,DAVNjk ) (j=1,2,・・・J,k=1,2,・・・K) 次にこれらの画像特性ベクトルにより露光量ベクトルを
構成する。
【0062】露光量ベクトルEは、平均値DAVijk
成分とする画像特性ベクトルVjkを線形結合し、以下の
式により求める。 ただし、E =(EB ,EG ,ER ,EN ) であり、 である。
【0063】ここで、Wjkは、人間の視覚特性に配慮し
て、ハイライト部の重みが相対的に大きくなるように設
定することが望ましい。このように領域分割と画像変換
を組み合わせることによって、より精密にハイライト部
の色調が一定となるように露光量を定めることができ
る。なお、レーザープリンタ等のように感光材料を走査
記録する複写装置においても、同様に上記のような露光
量を求め、各画素の記録信号をこの露光量に応じて補正
することにより、同様の効果を得ることができる。
【0064】以上、本発明によれば、人間の視覚特性に
配慮して、ハイライト部の重みが相対的に大きくなるよ
うに設定するため、複写画像において、特に画像のハイ
ライト部の色調が一定となるように露光量を定めること
ができる。従って写真フィルムの特性、特には調子再現
特性によらず、個々の原画に適正な複写条件を求めるこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】上記のように請求項1に記載の発明はカ
ラー原画を色分解走査して色別のデジタル画像を求め、
該デジタル画像の各色の濃度値を合成して中性色の画像
を生成し、その濃度の頻度分布に基づいて前記デジタル
画像を複数の領域に分割するためのマスク画像を求め、
このマスク画像を前記色別のデジタル画像に共通に適用
して前記デジタル画像を複数の領域に分割し、各色デジ
タル画像の各領域について所定の統計処理を施して各領
域毎の統計値を求め、これらの各領域毎の統計値に演算
を施して求めた露光量に基づいて、前記カラー原画の複
写画像を作成することから、写真フィルムの品種毎の特
性、写真フィルムの現像条件、さらにはフィルムの保存
条件などによらず個々の原画に最適な複写条件を、高精
度で安定して与えることができる。また、請求項2に記
載の発明はマスク画像を頻度分布を等分する値をもとに
求めるため、ハイライトとシャドーの領域を効率良く分
類することが可能になり、かつ、総ての領域には露光量
の決定に必要かつ充分な数のデータを含むものとなる。
さらに、請求項3に記載の発明はマスク画像を前記頻度
分布に極小値を与える値をもとに求めるから、背景と主
体の分類やハイライト領域の抽出が可能となる。さらに
また、請求項4に記載の発明は露光量を各領域の統計値
を線形結合して求めるために、ハイライト部の重みを相
対的に高く設定するなどして人間の視覚特性に配慮した
露光量の決定が簡単かつ高速に行うことができる。
【0066】さらにまた、請求項5に記載の発明はマス
ク画像の形状や位置関係に応じてマスク画像そのものを
修正することから、主体と背景の分離等のより高精度な
処理が可能となる。
【0067】また、色度の判別を特に必要としないため
簡易な処理である上、写真フィルムの品種や保存状態に
よる写真フィルムの特性の影響や、測定値に含まれるノ
イズの影響を受けず、個々の原画に対して適正な複写条
件を、高精度で安定して与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願方法を適用するのに好適な写真焼付装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 撮像部の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 撮像部の色分解フィルタの構成図である。
【図4】 画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図5】 デジタル画像を一定の濃度幅で領域分割する
等分割法の原理図である。
【図6】 デジタル画像を極小値で領域分割するヒスト
グラム分割法の原理図である。
【図7】 領域分割されたデジタル画像の例を示す説明
図である。
【図8】 本願発明の第1の方法を示すフローチャート
である。
【図9】 本願発明の第2の方法を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 撮像部 11 画像処理部 20 2次元CCD 21 色分解フィルタ 22 色分離回路 60 露光制御部 F フィルム P 原画
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/73

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原画を色分解走査して色別のデジ
    タル画像を求め、該デジタル画像の各色の濃度値を合成
    して中性色の画像を生成し、その濃度の頻度分布に基づ
    いて前記デジタル画像を複数の領域に分割するためのマ
    スク画像を求め、このマスク画像を前記色別のデジタル
    画像に共通に適用して前記デジタル画像を複数の領域に
    分割し、各色デジタル画像の各領域について所定の統計
    処理を施して各領域毎の統計値を求め、これらの各領域
    毎の統計値に演算を施して求めた露光量に基づいて、前
    記カラー原画の複写画像を作成することを特徴とするカ
    ラー画像情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記マスク画像を、頻度分布を等分する
    値をもとに求めることを特徴とする請求項1に記載のカ
    ラー画像情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記マスク画像を、前記頻度分布に極小
    値を与える値をもとに求めることを特徴とする請求項1
    に記載のカラー画像情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記露光量が前記統計値を線形結合して
    求められることを特徴とする請求項1に記載のカラー画
    像情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記マスク画像の形状や位置関係に応じ
    てマスク画像そのものを修正することを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像情報処理方法。
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