JP3312467B2 - 内燃機関用蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関用蒸発燃料処理装置

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JP3312467B2 JP02804594A JP2804594A JP3312467B2 JP 3312467 B2 JP3312467 B2 JP 3312467B2 JP 02804594 A JP02804594 A JP 02804594A JP 2804594 A JP2804594 A JP 2804594A JP 3312467 B2 JP3312467 B2 JP 3312467B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用蒸発燃料処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主活性炭層と、主活性炭層よりも容量が
小さい副活性炭層と、主活性炭層と副活性炭層間に形成
された蒸発燃料拡散抑制空間とを具備し、燃料タンク内
および機関吸気通路内に連結された蒸発燃料室を主活性
炭層、次いで蒸発燃料拡散抑制空間、次いで副活性炭層
を介して大気に連通せしめたキャニスタが公知である
(特開平5−33734号公報参照)。このキャニスタ
では主活性炭層と副活性炭層間に蒸発燃料拡散抑制空間
を設け、それによって蒸発燃料が大気に放出されるのを
制御するようにしている。
【0003】即ち、このキャニスタでは燃料タンク内で
発生した蒸発燃料が蒸発燃料室に送り込まれ、次いでこ
の蒸発燃料が主活性炭層内に流入して主活性炭層内の活
性炭に吸着される。一方、蒸発燃料室が機関吸気通路内
の負圧発生領域に連通せしめられると主活性炭層から脱
離した蒸発燃料が機関吸気通路内にパージされる。この
機関吸気通路内への蒸発燃料のパージ作用は機関停止時
には行われず、これに対して機関停止時においても蒸発
燃料はキャニスタに送り込まれ続けるので最も多量の蒸
発燃料が主活性炭層内の活性炭に吸着されるのは機関停
止時となる。
【0004】ところで主活性炭層内の活性炭に吸着され
ている蒸発燃料量が増大すると一部の蒸発燃料は主活性
炭層内の活性炭から脱離して副活性炭層内に拡散しよう
とするが主活性炭層と副活性炭層間には蒸発燃料拡散抑
制空間が設けられているために副活性炭層内に拡散され
る蒸発燃料は少なく、斯くして副活性炭層内の活性炭に
吸着される蒸発燃料は少量となる。このように吸着され
ている蒸発燃料が少量であると副活性炭層内の活性炭か
ら脱離して外気中に放出される蒸発燃料は極めて少量と
なり、斯くして蒸発燃料が外気中に放出するのを抑制で
きることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、機関の運転が開
始されて蒸発燃料室が機関吸気通路内の負圧発生領域に
連結されると大気が副活性炭層内に流入してまず初めに
副活性炭層内の活性炭から蒸発燃料が脱離され、次いで
主活性炭層内の活性炭から蒸発燃料の脱離作用が開始さ
れる。しかしながらこのような副活性炭層が設けられて
いると全体的な流路抵抗が大きくなるために主活性炭層
内に流入する空気量は少なくなり、従って容量の大きな
主活性炭層内の活性炭に吸着されている多量の蒸発燃料
を短時間のうちに脱離させることができないという問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、主活性炭層と、主活性炭層よりも
容量が小さい副活性炭層と、主活性炭層と副活性炭層間
に形成された蒸発燃料拡散抑制空間とを具備し、燃料タ
ンク内および機関吸気通路内に連結された蒸発燃料室を
主活性炭層、次いで蒸発燃料拡散抑制空間、次いで副活
性炭層を介して大気に連通せしめた蒸発燃料処理装置に
おいて、蒸発燃料室を副活性炭層を介することなく主活
性炭層のみを介して空気室に連通させ、空気室に空気室
と大気間の連通制御をする大気開放弁を設け、機関始動
後予め定められた期間が経過するまで大気開閉弁を閉弁
状態に保持すると共に予め定められた期間が経過したと
きには大気開放弁を開弁状態に保持するようにしてい
る。
【0007】
【作用】機関始動後予め定められた期間が経過するまで
は大気開放弁が閉弁状態に保持されるために大気が副活
性炭層内に流入し、斯くしてこの間に副活性炭層内の活
性炭に吸着されている蒸発燃料がほぼ完全に脱離せしめ
られる。機関始動後予め定められた期間が経過すると大
気開放弁が開弁状態に保持されるために大気が空気室か
ら主活性炭層内に直接流入する。主活性炭層の流路抵抗
は小さいのでこのとき多量の空気が主活性炭層内を流
れ、斯くして主活性炭層内の活性炭からは急速に蒸発燃
料が脱離される。
【0008】
【実施例】図1を参照すると、1はキャニスタ、2は燃
料タンク、3は機関本体、4はスロットル弁5を具えた
吸気通路を夫々示す。キャニスタ1内には主活性炭層6
と、隔壁7によって主活性炭層6から分離された副活性
炭層8とが形成される。この副活性炭層8は主活性炭層
6よりも容量がかなり小さく、かつ流路抵抗がかなり大
きい。主活性炭層6は一対のフィルタ9,10間に形成
されており、副活性炭層8は一対のフィルタ11,12
間に形成されている。また、主活性炭層6の上方には蒸
発燃料室13が形成されており、主活性炭層6の下方に
は空気室14が形成されている。更に、副活性炭層8の
上方には大気に連通した大気室15が形成されており、
副活性炭層8の下方には蒸発燃料拡散抑制空間16が形
成されている。また、副活性炭層8と拡散抑制空間16
間には絞り開口17が形成されている。
【0009】蒸発燃料室13は一方ではパージ管18を
介して吸気通路4内に連結されており、他方では燃料タ
ンク2内の圧力を制御する圧力制御弁19および蒸発燃
料供給管20を介して燃料タンク2の上部空間に連結さ
れている。圧力制御弁19は弁ポート21の開閉制御を
するダイアフラム22を具備しており、燃料タンク2内
の圧力が一定圧を越えると圧力制御弁19が開弁して燃
料タンク2内の蒸発燃料が蒸発燃料供給管20を介して
蒸発燃料室13内に送り込まれる。
【0010】燃料タンク2の燃料注入管23の先端部は
車両ボディーに形成された凹部24内に突出しており、
車両ボディーにはこの凹部24を覆いうる蓋25が回動
可能に取付けられている。この蓋25にはこの蓋25の
開閉状態を検出しうる検出スイッチ26が取付けられて
いる。また、燃料注入管23にはピボット27周りに回
動可能な開閉弁28が取付けられており、この開閉弁2
8は図示しないばねのばね力によって通常図1に示す位
置、即ち給油ノズルガイド29の下端開口を閉鎖しかつ
燃料タンク2の上部空間と蒸発燃料室13とを連結する
蒸発燃料通路30を遮断する位置に休止している。
【0011】燃料タンク2内に燃料を注入すべきときに
はまず初めに蓋25が開かれ、次いで燃料キャップ31
がはずされ、次いで給油ノズルが給油ノズルガイド29
内に挿入される。このとき給油ノズルの先端部が開閉弁
28に当接するために開閉弁28は時計回りに回動せし
められる。その結果、開閉弁28が蒸発燃料通路30を
開通させるために燃料タンク2内の蒸発燃料が蒸発燃料
通路30を介して蒸発燃料室13内に送り込まれる。給
油が完了して給油ノズルが引き抜かれると開閉弁28は
再び図1に示す位置に戻る。
【0012】一方、キャニスタ1に形成された大気室1
4には大気に連通する大気ポート32が形成され、この
大気ポート32には大気ポート32の開閉制御をする大
気開放弁33が配置される。この大気開放弁33は電子
制御ユニット40の出力信号により制御される。電子制
御ユニット40はディジタルコンピュータからなり、双
方向性バス41によって相互に接続されたRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)42、ROM(リードオンメモ
リ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、常時電
源に接続されたバックアップRAM45、入力ポート4
6および出力ポート47を具備する。入力ポート46に
は検出スイッチ26および機関回転数を表わす出力信号
を発生する回転数センサ48が接続され、更に入力ポー
ト46にはイグニッションスイッチ49のオン・オフ信
号が入力される。一方、出力ポート47は駆動回路50
を介して大気開放弁33に接続される。
【0013】まず初めに機関の運転が停止されていると
きを考える。このときには燃料タンク2内の圧力が圧力
制御弁19の開弁圧よりも高くなると燃料タンク2内に
発生している蒸発燃料が蒸発燃料供給管20および圧力
制御弁19を介して蒸発燃料室13内に送り込まれ、次
いでこの蒸発燃料は主活性炭層6内に流入して主活性炭
層6内の活性炭に吸着される。このとき蒸発燃料室13
に近い側の活性炭から順次蒸発燃料を吸着するので活性
炭に吸着されている蒸発燃料の濃度は空気室14から蒸
発燃料室13に向けて次第に濃くなる。
【0014】ところで活性炭では吸着されている蒸発燃
料は主に二つの方法で拡散していく。例えば主活性炭層
6に吸着されている蒸発燃料の濃度に差が生じると蒸発
燃料は濃度の低い方に向けて活性炭の表面に沿いつつ移
動していく。即ち、主活性炭層6内の蒸発燃料の濃度が
均一となるように蒸発燃料が活性炭の表面に沿いつつ拡
散していく。これが第1の拡散方法である。
【0015】一方、活性炭の周りの空気中の蒸発燃料の
濃度が低くなると活性炭に吸着されている蒸発燃料が活
性炭から脱離して空気中に飛び出す。次いでこの蒸発燃
料も濃度が均一となるように空気中を拡散していく。こ
れが第2の拡散方法である。従って前述したように燃料
タンク2内の蒸発燃料が主活性炭層6内に送り込まれる
と当初は主活性炭層6内で濃度差が生じるが時間か経過
するにつれて主活性炭層6内の蒸発燃料の濃度が均一と
なる。ところで図1示されるように主活性炭層6と副活
性炭層8間に拡散制御空間16を形成するとこの拡散制
御空間16で活性炭層が途切れるために主活性炭層6か
ら副活性炭層8への上述の第1の拡散方法による蒸発燃
料の拡散は生じないことになる。
【0016】一方、拡散抑制空間16内は蒸発燃料を含
んだ空気で満たされており、この空気中の蒸発燃料は絞
り開口17を通って少しずつ副活性炭層8内に拡散して
いく。ところが絞り開口17を通って副活性炭層8内に
流入する蒸発燃料量は少なく、しかもこの蒸発燃料が大
気室15側の副活性炭層8の端部まで拡散するにはかな
りの時間を要する。斯くして副活性炭層8から大気中へ
は蒸発燃料がほとんど放出されないことになる。従って
拡散抑制空間16を設けただけでも蒸発燃料の大気への
放出がかなり抑制され、更に絞り開口17を設けると蒸
発燃料の大気への放出が一層抑制されることになる。
【0017】一方、機関の運転が開始されて蒸発燃料室
13がパージ管18を介して吸気通路4の負圧発生領域
に連結されると大気室15内の大気が副活性炭層8、絞
り開口17、拡散抑制空間16、主活性炭層6、蒸発燃
料室13およびパージ管18を介して吸着通路4内に供
給される。このときまず初めに副活性炭層8内の活性炭
に吸着されている蒸発燃料が脱離し、斯くして副活性炭
層8内の活性炭に吸着されていた全蒸発燃料は短時間の
うちに脱離せしめられる。従って機関停止直後には副活
性炭層8内の活性炭には蒸発燃料が全く吸着されていな
いことになる。その結果、機関停止中に蒸発燃料が副活
性炭層8内に拡散してきてもこの蒸発燃料は確実に副活
性炭層8内の活性炭に吸着され、斯くして蒸発燃料が大
気に放出されるのを抑制することができることになる。
【0018】このように蒸発燃料が大気に放出されるの
を抑制するためには吸気通路4内への燃料のパージ作用
が開始されたときにまず初めに副活性炭層8内の活性炭
に吸着されている蒸発燃料を脱離させる必要がある。と
ころが副活性炭層8の流路抵抗は大きく、絞り開口17
を設けた場合には流路抵抗が更に大きくなるので副活性
炭層8内および主活性炭層6内を流れる空気量は少量と
なる。従って副活性炭層8内の活性炭から全蒸発燃料が
脱離された後も副活性炭層8を通過した空気を主活性炭
層6内に流入させるようにすると主活性炭層6内の活性
炭から全蒸発燃料を脱離させるのに長時間を要すること
になる。
【0019】そこで本発明による実施例では図2に示さ
れるように機関始動後一定期間Toが経過するまでは大
気開放弁33を閉弁状態に保持しておき、機関始動後一
定期間Toが経過した後は機関が停止されるまで大気開
放弁33を開弁状態に保持するようにしている。この一
定期間Toは副活性炭層8の活性炭から全蒸発燃料を脱
離させるのに必要な期間である。この一定期間Toは副
活性炭層8の容積や活性炭の種類によって変化するがお
およそ20分から40分程度である。
【0020】一方、機関始動後一定期間Toが経過して
大気開放弁33が開弁せしめられると空気は空気室14
から主活性炭層6を介して蒸発燃料室13内に流入す
る。このとき副活性炭層8内はもはや空気が流れない。
前述したように主活性炭層6の流路抵抗は小さく、従っ
てこのとき空気室14から蒸発燃料室13に向けて主活
性炭層6内を多量の空気が流れる。その結果、主活性炭
層6内の活性炭から全蒸発燃料を短時間のうちに脱離で
きることになる。
【0021】なお、給油時に給油ノズルによって開閉弁
28が開弁せしめられると燃料タンク2内の蒸発燃料が
蒸発燃料通路30を介して主活性炭層6内に送り込まれ
る。次いで給油ノズルから燃料が吹き出すと燃料タンク
2内の圧力が上昇すると共に多量の蒸発燃料が発生し、
この蒸発燃料は順次主活性炭層6内に送り込まれる。こ
のとき大気開閉弁33が閉弁状態に保持されていたとす
るとキャニスタ1内の流路抵抗が大きいために燃料タン
ク2内の圧力がかなり高くなり、その結果この圧力に反
応して給油ノズルからの燃料注入作用が自動的に停止さ
れてしまうことになる。
【0022】そこで本発明による実施例では給油すべく
蓋25が開かれたときには大気開放弁33がただちに開
弁せしめられる。大気開放弁33が開弁せしめられると
キャニスタ1内の流路抵抗が小さくなるために燃料タン
ク2内の圧力はさほど高くならず、斯くして給油ノズル
による給油の最中に燃料注入作用が停止せしめられるこ
とがなくなる。
【0023】図4は大気開放弁を制御するためのルーチ
ンを示しており、このルーチンは一定時間毎の割込みに
よって実行される。なお、図1に示す実施例では機関停
止時でも電子制御ユニット40に電力が供給され続けて
いる。図4を参照するとまず初めにステップ100にお
いてイグニッションスイッチ49がオンであるか否かが
判別される。オンのときにはステップ101に進んで機
関回転数Nが400r.p.mよりも高いか否か、即ち
機関が始動されたか否かが判別される。N>400r.
p.mになるとステップ102に進んでカウント値Tが
1だけインクリメントされ、次いでステップ103にお
いてカウント値Tが予め定められた値Toよりも大きく
なったか否かが判別される。T<Toのときにはステッ
プ107に進んで大気開放弁33が閉弁せしめられ、T
≧Toになるとステップ104に進んで大気開放弁33
が開弁せしめられる。
【0024】一方、ステップ100においてイグニッシ
ョンスイッチ49がオンでないと判断されたとき、又は
ステップ101においてN≦400r.p.mであると
判断されたときにはステップ105に進んでカウント値
Tが零にされ、次いでステップ106において検出スイ
ッチ26がオンであるか否かが判別される。検出スイッ
チ26がオフのとき、即ち蓋25が図1に示されるよう
に閉じられているときにはステップ107に進んで大気
開放弁33が閉弁せしめられる。これに対して検出スイ
ッチ26がオンのとき、即ち蓋25が開かれたときには
ステップ104に進んで大気開放弁33が開弁せしめら
れる。
【0025】なお、経年変化により副活性炭層8内の活
性炭が劣化してくると活性炭の吸着容量が減少してく
る。従って副活性炭層8の活性炭から全蒸発燃料を脱離
させるのに必要な図2に示す期間Toは活性炭の劣化に
伴い次第に短かくすることが好ましい。図3は最適な機
関Toと機関の累積運転時間ΣTとの関係を示してお
り、図5に示す第2実施例では図3に示す関係に基いて
期間Toが定められる。なお、累積運転時間ΣTに代え
て車両の累積走行距離を用いることもできる。
【0026】図5は大気開放弁を制御するための第2実
施例のルーチンを示しており、このルーチンは一定時間
毎の割込みによって実行される。図5を参照するとまず
初めにステップ200においてイグニッションスイッチ
49がオンであるか否かが判別される。オンのときには
ステップ201に進んで機関回転数Nが400r.p.
mよりも高いか否か、即ち機関が始動されたか否かが判
別される。N>400r.p.mになるとステップ20
2に進んでカウント値Tが1だけインクリメントされ、
次いでステップ203では累積運転時間ΣTが1だけイ
ンクリメントされる。次いでステップ204では累積運
転時間ΣTから図3に基いて期間Toが求められ、次い
でステップ205においてカウント値Tが予め定められ
た値Toよりも大きくなったか否かが判別される。T<
Toのときにはステップ209に進んで大気開放弁33
が閉弁せしめられ、T≧Toになるとステップ206に
進んで大気開放弁33が開弁せしめられる。
【0027】一方、ステップ200においてイグニッシ
ョンスイッチ49がオンでないと判断されたとき、又は
ステップ201においてN≦400r.p.mであると
判断されたときにはステップ207に進んでカウント値
Tが零にされ、次いでステップ208において検出スイ
ッチ26がオンあるか否かが判別される。検出スイッチ
26がオフのとき、即ち蓋25が図1に示されるように
閉じられているときにはステップ209に進んで大気開
放弁33が閉弁せしめられる。これに対して検出スイッ
チ26がオンのとき、即ち蓋25が開かれたときにはス
テップ206に進んで大気開放弁33が開弁せしめられ
る。
【0028】
【発明の効果】大気中への蒸発燃料の放出を抑制しつつ
主活性炭層内の活性炭に吸着された全蒸発燃料を短時間
のうちに脱離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸発燃料処理装置の全体図である。
【図2】大気開放弁の開閉制御のタイムチャートであ
る。
【図3】大気開放弁の閉弁期間Toを示す図である。
【図4】大気開放弁を制御するためのフローチャートで
ある。
【図5】大気開放弁を制御するための第2実施例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…キャニスタ 2…燃料タンク 3…機関本体 4…吸気通路 6…主活性炭層 8…副活性炭層 13…蒸発燃料室 14…空気室 16…拡散抑制空間 33…大気開放弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/04 ZAB B60K 15/077 F02M 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主活性炭層と、主活性炭層よりも容量が
    小さい副活性炭層と、主活性炭層と副活性炭層間に形成
    された蒸発燃料拡散抑制空間とを具備し、燃料タンク内
    および機関吸気通路内に連結された蒸発燃料室を上記主
    活性炭層、次いで蒸発燃料拡散抑制空間、次いで副活性
    炭層を介して大気に連通せしめた蒸発燃料処理装置にお
    いて、上記蒸発燃料室を上記副活性炭層を介することな
    く主活性炭層のみを介して空気室に連通させ、該空気室
    に空気室と大気間の連通制御をする大気開放弁を設け、
    機関始動後予め定められた期間が経過するまで大気開閉
    弁を閉弁状態に保持すると共に予め定められた期間が経
    過したときには大気開放弁を開弁状態に保持するように
    した内燃機関用蒸発燃料処理装置。
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