JP3308569B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP3308569B2
JP3308569B2 JP24378591A JP24378591A JP3308569B2 JP 3308569 B2 JP3308569 B2 JP 3308569B2 JP 24378591 A JP24378591 A JP 24378591A JP 24378591 A JP24378591 A JP 24378591A JP 3308569 B2 JP3308569 B2 JP 3308569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバーコードリー
ダのような種々の光学装置に利用される光走査装置に係
り、特にその小型化並びに高精度化に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光走査装置、並びにこれを応用し
た光プリンタ,ファクシミリ,バーコードリーダ,等の
光学装置は、光学部品の小型,高精度製造技術、並びに
実装技術の向上により小型化,軽量化,低価格化が図ら
れ、一般に広く普及している。例えば、バーコードリー
ダは、商品固有の識別コードを表示するバーコードをレ
ーザ光あるいはLED光で読み取る装置であり、販売時
点で経営に必要な情報を収集・分析し、商品管理や在庫
管理に役立てることができる。このバーコードリーダ
は、大きく分類して、ペン式,タッチ式,定置式の3つ
に分かれる。
【0003】例えば、定置式バーコードリーダでは、レ
ーザ装置で発生したレーザ光を、レンズ等の光収束素子
で集光し、さらに光偏向器により偏向して、バーコード
上を走査する。そして、バーコードからの反射光の強度
は、そのバーコードに応じた変調を受けるため、この反
射光を集光素子で集光して光検出器で電気信号に変換す
ると、この信号はバーコードに対応したものとなる。こ
の電気信号を信号波形整形回路で波形整形した後、シン
ボル復調回路でバーコードに応じた数字に変換して出力
するようになっている。
【0004】このような構成の定置式バーコードリーダ
を構成する光学部品の中で、例えばレーザ装置のレーザ
光源としてHe−Neレーザが用いられているが、近
年、半導体レーザの短波長化,高出力化が進んでいるた
め、近い将来には、高出力可視光半導体レーザで置き換
えが可能となると思われる。
【0005】これに対して、光偏向器として実用されて
いるのは、回転多面鏡(ポリゴンミラー),ガルバノミ
ラー,ホログラフィックスキャナ,等の機械的スキャナ
である。超精密切削加工機の導入で低価格化、小型化が
進んでいるとはいえ可動鏡,集光レンズ系がバーコード
リーダ装置の小型化を阻害する要因となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】定置式バーコードリー
ダは高速で、しかも離れた所のバーコードを読むので、
大型スーパーマーケットのレジやFAに於ける自動読み
取りラインに設置するのに適しているが、価格が高く、
設置場所が大きいという欠点を有している。光源の小型
化が半導体レーザの実用化で達成される可能性が強い一
方で、機械式偏向器の小型化が強く望まれている。
【0007】また、将来のバーコードリーダの小型化を
考えた場合、現在の空間を伝播する方式の光源,レンズ
系,回転鏡の光学系ではなく、光を平面内に閉じ込める
光導波路型光学系の方が望ましいとも言える。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、光偏向器をマイクロマシーニングで製作し、半導体
レーザ光源,光走査手段,集光系,受光素子のいくつか
を平面上に集積し、以て小型且つ高精度な光走査装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光走査装置は、光源と、該光源からの光
を偏向出射して被写体を走査する光偏向出射部と、上記
被写体からの反射光を検出する光検出器とを具備するも
のであって、特に、少なくとも前記光偏向出射部と光検
出器とを同一の半導体基板上に一体的に形成してなるこ
とを特徴としている。
【0010】そして、特に光偏向出射部としては、前記
半導体基板の凹部に形成されるトーションバーと、該ト
ーションバーと対向する一対の電極を備えたもの、前記
半導体基板の凹部に形成されるトーションバーと、該ト
ーションバー上に形成される一対の電極と、前記トーシ
ョンバーと対向する電極とを備えるもの、導波路とグレ
ーティングを有するカンチレバーを備えるもの、形状記
憶合金と薄膜ヒータとを備えるトーションバーでなるも
の、前記半導体基板の凹部に形成される導電性と反射率
を有するトーションバーと、該トーションバーと対向す
る電極とを有するもの、前記半導体基板の凹部に形成さ
れるトーションバーと、該トーションバー上に形成され
る強誘電体と、該強誘電体上に形成される櫛型電極とか
らなるもの、等が用いられる。
【0011】
【作用】即ち、本発明の光走査装置は、光源と、該光源
からの光を偏向出射して被写体を走査する光偏向出射部
と、上記被写体からの反射光を検出する光検出器との
内、少なくとも前記光偏向出射部と光検出器とをマイク
ロマシーニングによって同一の半導体基板上に一体的に
形成するようにしている。
【0012】つまり、本発明の光走査装置では、シリコ
ン基板等の半導体結晶基板上に、光偏向を行うために、
角度を変えることのできるマイクロ平面反射鏡,あるい
は湾曲率を変えることのできる反射鏡,等の光偏向器で
偏向されたレーザ光でバーコード等の被写体上を走査
し、その反射光を同一半導体基板上に形成された受光素
子で検出するようにしている。
【0013】ここで重要になるのは、シリコン基板上に
光走査を行うための微小反射鏡を形成する技術である
が、それにはシリコンの結晶異方性エッチングを用いて
高濃度p型層がエッチング停止層となること、パターン
方向を<110>方向からずらすことでサイドエッチが
進むこと等の異方性エッチングの特性を利用する。
【0014】反射鏡となるシリコン層を高濃度p型層
(以下p++層)とし、この層のパターン方向を<100
>方向とする。結晶異方性エッチングでは、(111)
面が最もエッチング速度の遅い面であるが、(100)
結晶を用いp++層のパターン方向を<100>に選ぶこ
とで、p++層の下のシリコン結晶がサイドエッチングさ
れるため、長時間エッチング後には、p++層をシリコン
基板から浮遊させることができ、可動ミラーとして用い
ることができる。
【0015】また、基板の直接接合等で形成されたシリ
コン/SiO2 /シリコン構造からなるSOI基板を用
いても、異方性エッチングとSiO2 犠牲層を除去する
ことで基板から遊離した可動ミラーとなるシリコン層を
得ることができる。
【0016】このようにして得られたシリコン反射鏡を
シリコン基板と薄膜ビームで接続する構造(トーション
バー)とし、反射鏡を静電駆動により振動させ光偏向出
射器とする。この光偏向出射器は、表面反射型の光偏向
器、端面(側面)出射型の光出射器として使え、光出射
器では光導波路を同一基板上に集積でき、この場合には
グレーティング素子を使うことで、平面上でレーザ光の
集束等の光機能を行うことができ、光学部品点数の低
減、光軸合わせ不用な光偏向出射器となる。
【0017】さらに、反射鏡を有するシリコン基板上に
受光素子としてラインセンサを集積し、機械的な光偏向
とバーコードからの反射強度パターンの検出とを同一基
板で行うものとしている。
【0018】従って、小型な光偏向出射器が利用できる
ため、光走査装置自体も小型化が可能となり、また光偏
向出射器と光検出器とを同一基板上に一体的に形成して
いるため、両者の位置合わせ等の煩わしさを省くととも
に高精度な位置合わせが可能となり、高精度な検出が可
能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施例に係る光走
査装置の適用されたバーコードリーダの構成を示す斜視
図であり、図2はこのバーコードリーダのブロック構成
図である。
【0021】これらの図に於いて、11はレーザ装置と
しての半導体レーザ、12はレーザ光13を集光し、コ
リメートするための光集束素子としての光学系、14は
数μmφに絞られたレーザ光、15は光偏向出射器とし
ての光偏向器、16は光偏向器15から被写体としての
バーコード17へ向かう偏向光、18はバーコード17
からの反射光、19は集光素子としての集光レンズ、2
0は集光レンズ19により集束される光、21は光検出
器としての光検出用ラインセンサである。少なくとも、
光偏向器15と受光用ラインセンサ21は同一シリコン
基板22上に集積することができ、バーコードリーダの
光学システムの簡素化,小型軽量化,組立て容易化,高
精度化,等の利点がある。
【0022】また、23は受光用ラインセンサ21で光
電変換された電気信号を波形整形する信号波形整形回
路、24は波形整形された電気信号をバーコードに応じ
た数字に変換するシンボル復調回路である。
【0023】図3は、上記第1の実施例の光走査装置に
於いて利用されるマイクロマシーニングで製作された微
小な光偏向器15としての静電駆動トーションバー型光
偏向器の構成を示す図で、(A)は平面図、(B)及び
(C)はそれぞれ(A)中のB−B線及びC−C線断面
図である。
【0024】これらの図に於いて、22は結晶面(10
0)を有するn型シリコン基板であり、25(25a,
25b)は高濃度p型埋込み層(以下p++埋込み層)、
26はn型エピタキシャル層、27は高濃度p型拡散層
(以下p++拡散層)、28はシリコン熱酸化膜(SiO
2 )等の絶縁膜、29(29a,29b,29c)はA
u/Cr金属膜、30はp型拡散層である。
【0025】p型拡散層30は、コンタクトホール31
を介してAu/Cr金属膜29(29a,29b)と電
気的にオーミック接続されている。p型拡散層30はp
++埋込み層25(25a,25b)に達している。これ
ら2つのp++埋込み層25a,25bは互いに電気的に
分離しており、電極29a,29bを介して独立に電気
的にバイアスすることができる。
【0026】電極29cは、p++拡散層とはSiO2
28を介して絶縁された第3の金属電極であり、反射鏡
としての役割を果たす。この第3電極29cは、p++
込み層25a,25bとの間に静電引力で吸引される。
即ち、通常、第3電極29cは接地され、第1,第2電
極29a,29bに交互に負電圧を印加することで、第
3電極面の角度を変えることができる。この電圧印加の
ための電圧制御回路32が、これらの第1乃至第3電極
29a,29b,29cに接続されている。また、第3
電極29cの下のp++拡散層27は、基板22から遊離
しており、絶縁膜28を介して基板22と接続され、ト
ーションバーを構成している。
【0027】図4の(A)乃至(F)は、図3の静電駆
動トーションバー型光偏向器の製作法の概要を説明する
ための図3の(A)のB−B線断面に相当するものであ
る。これらの図は、図面の簡略化のために、断面を示す
ハッチングを省略してある。先ず、図4の(A)に示す
ように、結晶面(100)のn型シリコン基板22に、
図3のp++埋込み層25a,25bに相当する位置に、
++拡散層を形成する。これは、後述する図4の(F)
に示す工程で、トーションバーを基板22から分離する
ためにシリコン異方性エッチングを行う時、停止層とし
ての役目を果たすように、不純物濃度を7×1019cm
-3以上に選ぶ。次に、図4の(B)に示すように、n型
エピタキシャル層26を成長させ、表面からp++埋込み
層25a,25bに到達するp+ 拡散層30を形成す
る。
【0028】次に、図4の(C)に示すように、p+
散層30の間に、トーションバーを構成するp++拡散層
27を形成する。この時、p++拡散層27のパターン
は、図3の(A)に示すように四角形とし、四辺の方向
を<100>方向にする。これは、後述する図4の
(F)に示す分離工程で、p++拡散層27の下のn型エ
ピタキシャル層26をサイドエッチングにより除去する
ためである。
【0029】次に、図4の(D)に示すように、基板表
側と裏側に絶縁膜、例えば熱酸化膜28を形成し、p+
拡散層30内にコンタクトホール31を形成し、300
℃程度に加熱した状態で、Crを500オングストロー
ム程度蒸着し、これに続いてAuを3000オングスト
ローム程度連続的に蒸着する。そして、基板加熱を行い
ながらCrを真空蒸着することで、p+ 拡散層30と電
気的にオーミックコンタクトをとることができる。
【0030】次に、図4の(E)に示すように、Au/
Crを図3の(A)の電極29a,29b,29cのよ
うにホトリソグラフィーでパターン形成し、続いてSi
228をホトリソグラフイーで加工し、トーションバ
ーを分離するため窓開けを行う。この窓33のパターン
の内側は、p++拡散層27(図3の(A)の電極29
c)と同じとし、外側は<110>方向で、p+ 拡散層
30とp++拡散層27の間にとる。続いて、裏面絶縁膜
28に分離用の窓開けを行う。
【0031】次に、図4の(F)に示すように、シリコ
ン異方性エッチング液にてトーションバーを基板から分
離する。異方性エッチングには、エチレンジアミン,ピ
ロカテコール,水の混合液(EPW液)やKOH溶液等
を用いる。EPW液は、SiO2 ,Si3 4 ,Au/
Crをほとんどエッチングせず、またp型不純物濃度7
×1019cm-3の拡散層27ではエッチング速度が急激
に低下するため、長時間の異方性エッチングにより、p
++拡散層27の下のn型エピタキシャル層26はサイド
エッチと裏面からのエッチングにより除去される。ま
た、p++拡散層27を支持し、基板と接続する絶縁膜2
8の下のエピタキシャル層は、(111)面が徐々にサ
イドエッチされることと、裏面からのエッチングにより
除去される。なお、上記製作法で、絶縁膜28として
は、熱酸化膜,CVDSiO2 ,CVDSi3 4 ,あ
るいはそれらの多層膜のいずれでもよい。
【0032】図5の(A)乃至(C)は、図3に示した
トーションバー型光偏向器の動作の概要を説明するため
の図である。これらの図に於いても、簡略化のために、
断面を示すハッチングを省略してある。
【0033】即ち、図5の(A)に示すように、電圧制
御回路32により、第1電極29a,第2電極29b,
第3電極29cともに接地された状態では、この光偏向
器に垂直に入射する光34は、第3電極29c表面に構
成された反射面35で垂直に反射される。
【0034】また、電圧制御回路32により、図5の
(B)に示すように、第1電極29aに負電圧を印加
し、第2電極29b,第3電極29cを接地すると、第
1電極29a(p++埋込み層25a)と第3電極29c
の間には静電引力が働き、トーションバーは図中の右下
に傾く。この時、反射面35はθi だけ傾き、光偏向器
に垂直に入射する光34は、反射角θr (=θi )で反
射され、入射光は2θi だけ偏向される。
【0035】また、図5の(C)に示すように、電圧制
御回路32により、第1電極29a,第3電極29cを
接地し、第2電極29bに負電圧を印加すると、トーシ
ョンバーは図中の左下に傾く。この時、反射面35はθ
i だけ傾き、同様にして入射光34は2θi だけ偏向さ
れる。ここで、第1電極29a、第2電極29bに加え
る負電圧の大きさを変えることで、反射鏡の角度を変え
ることができる。
【0036】また、第1電極29aと第2電極29bに
加える負電圧を交互に切り換えることで、反射鏡を図5
の(B)に示す状態と、同図の(C)に示す状態との間
で、連続的に振動させることができ、特に印加電圧の周
波数をトーションバーの共振周波数に設定することで大
きな偏向角で反射鏡を振動させることができる。ここ
で、印加電圧は矩形波、正弦波のいずれでも良い。但
し、スムーズな振動となるように、電圧制御回路32
は、印加電圧を制御することが必要である。つまり、図
5の(A)乃至(C)に示す状態を適宜とるように制御
することにより、光走査することができる。
【0037】図6の(A)及び(B)は、本発明の第2
実施例として、図1の光走査装置に利用可能な光偏向器
の別の構成を示す平面図及び断面図である。なお、図6
の(B)に於いては、図面の簡単化のために、断面を示
すハッチングを省略してある。
【0038】この光偏向器は、多結晶シリコン膜と絶縁
膜を形成した第1のシリコン基板上に、第2のシリコン
基板を直接接合し、異方性エッチングにより反射鏡とな
るトーションバーを形成することを特徴とするものであ
る。
【0039】即ち、これらの図に於いて、22は高濃度
p型シリコン基板(不純物濃度7×1019cm-3以上)
あるいは表面に7×1019cm-3以上のp型拡散層を有
するp型シリコン基板である。36はn型あるいはp型
シリコンエピタキシャル層、37は熱酸化膜、38は窒
化シリコン(Si3 4 )膜、39は結晶シリコン、4
0(40a,40b,40c)及び41はAu/Cr金
属膜である。なお、結晶シリコン39は、極力低不純物
濃度のものが望ましく、1014cm-3以下の不純物濃度
とする。第1シリコン基板22,第2シリコン基板39
とも結晶面は(100)面であり、両基板の<110>
方向を一致させて張り合わせてある。
【0040】反射鏡はトーションバーのシリコン39上
に形成したAu/Cr面41でありAu/Cr金属膜4
0a,40bはそれぞれ第1電極,第2電極として働
き、またp型シリコン基板22(Au/Cr金属膜40
c)は第3電極となる。
【0041】反射鏡の角度を変える条件は、第3電極と
なるシリコン基板22を接地した状態で、第1電極40
aに正あるいは負の電圧(この時、第2電極40bは接
地)を印加する第1の条件と、第2電極40bに正ある
いは負の電圧(この時、第1電極40aは接地)を印加
する第2の条件の2つの場合がある。第1の条件では反
射鏡は図中の左下に傾き、第2の条件では反射鏡は右下
に傾く。これらの電圧印加制御は、電圧制御回路32に
より行なわれる。このように、印加条件を適宜制御する
ことにより、光走査を実行できる。
【0042】図7の(A)乃至(K)は、図6の光偏向
器の製作法を説明するための断面図であり、これらの図
に於いても簡略化のために断面を示すハッチングを一部
省略してある。
【0043】図7の(A)に於いて、22は、高濃度p
型基板あるいは、高濃度p型拡散層を有するp型シリコ
ン基板(第1シリコン基板)である。36は第1シリコ
ン基板22上に成長したn型あるいはp型エピタキシャ
ル層である(以下、このエピタキシャル層36を含む第
1シリコン基板を第1基板と呼ぶ)。
【0044】次に、図7の(B)に示すように、第1基
板22上に、多結晶シリコン42を2000オングスト
ローム程度堆積し、多結晶シリコン42の表面に熱酸化
によりSiO2 43を500オングストローム程度形成
し、この上にSi3 4 44を1000オングストロー
ム程度の膜厚に堆積する。
【0045】次に、図7の(C)に示すように、ホトリ
ソグラフィーによりSi3 4 44,SiO2 43,多
結晶シリコン42を順次エッチングし、図6の(A)中
の参照番号45に相当する矩形パターンを形成する。こ
の矩形パターン45の四辺の方向は<110>方向にす
る。
【0046】次に、図7の(D)に示すように、選択酸
化により、Si3 4 44で覆われた以外の第1シリコ
ン基板上に熱酸化によりSiO2 37を形成する。熱酸
化膜37表面の高さが、参照番号43の熱酸化膜とほぼ
同じ高さ(数100オングストローム以下の差)になる
ように、熱酸化膜37の厚みを選ぶ。次に、図7の
(E)に示すように、Si3 4 44を除去し、再度S
3 438を3000オングストローム程度堆積す
る。
【0047】次に、図7の(F)に示すように、ホトリ
ソグラフィーによりSi3 4 38をエッチングし、多
結晶シリコン42のない領域と、トーションバーを構成
する第2シリコン基板39を支持する領域とに、Si3
4 38を残す。
【0048】次に、図7の(G)に示すように、結晶面
(100)を有する第2シリコン基板39を、第2シリ
コン基板39の<110>方向と第1シリコン基板22
の<110>方向とが一致するように位置合わせした
後、熱処理あるいは陽極接合により張り合わせる。第2
シリコン基板39を研磨し数μm〜10μm程度まで薄
くした後、熱酸化膜あるいは堆積酸化膜等の絶縁膜37
を形成する。そして、絶縁膜37上、及び第1シリコン
基板22の裏面に、Au/Cr金属膜40を蒸着する。
【0049】次に、図7の(H)に示すように、絶縁膜
37上のAu/Cr金属膜40をフォトリソグラフィー
により、図6の(A)中の参照番号40a,40b,4
1のようにパターン形成する。続いて、SiO2 37を
トーションバーの反射板の形状(図6の(A)中の参照
番号46の形状)にパターン形成する。次に、図7の
(I)に示すように、絶縁膜37をマスクにしてシリコ
ン異方性エッチング液で第2シリコン基板39をエッチ
ングする。次に、図7の(J)に示すように、Si3
4 38をマスクにして、SiO243をエッチングで除
去し、多結晶シリコン42を露出させる。
【0050】そして、図7の(K)に示すように、シリ
コン異方性エッチング液で多結晶シリコン42及びその
下の第1基板のエピタキシャル層36をエッチングす
る。多結晶シリコン42は結晶シリコンに比べ極めて速
くエッチングされるため、サイドエッジが急速に進み、
その下層のエピタキシャル層36の(100)表面が露
出し、エピタキシャル層36の異方性エッチングが開始
する。多結晶シリコン42は<110>方向にパターン
形成されるため、エピタキシャル層36の異方性エッチ
ング中(111)面47が露出し、この面でエッチング
は見かけ上停止する。また、エピタキシャル層36が除
去されp++基板22が露出すると、基板不純物濃度が7
×1019cm-3以上に設定してあるので、エッチングは
これ以上進まない。
【0051】以上の製法の中で、図7の(H)に示した
エピタキシャル層36の異方性エッチングの工程で、ト
ーションバーを構成する第2シリコン基板39下部が
(100)面となるため、この異方性エッチングで第2
シリコン基板39が裏面側からエッチングされる危険が
ある。これを防ぐために、例えば図7の(G)に示した
工程で、第1基板22と第2基板39を直接接合する時
に、第2基板表面に熱酸化膜を形成した状態で両基板を
張り付け、図7の(H)に示した異方性エッチング工程
で第2基板39をエッチング後に、図7の(I)に示し
た工程に於ける熱酸化膜の除去を、RIE等のドライエ
ッチングで行い、第2基板39下部48に付着している
熱酸化膜を保護した状態で多結晶シリコン42を露出さ
せるように一部工程を変更すれば良い。
【0052】なお、本実施例では、トーションバーの第
2シリコン基板39上に形成したAu/Cr面41を反
射鏡として利用しているが、トーションバーの第2シリ
コン基板39上に形成した他のAu/Cr面40a,4
0bを反射鏡として利用することもできる。
【0053】また、第2シリコン基板39の側面の斜面
を反射鏡として利用することもできる。図8は本発明の
第3の実施例として、そのような光偏向器を利用した光
走査装置の適用されたバーコードリーダの構成を示す図
である。
【0054】即ち、同図に於いて、22は導波路49が
形成されたシリコン基板、11はレーザ装置としての半
導体レーザである。この半導体レーザ11は、シリコン
基板22に形成された凹部内に配置され、そのレーザ活
性層が導波路49の導波層と位置合わせされている。1
3は導波路49を伝播するレーザ光、12は集光・コリ
メート機能を有する光集束素子としての導波路型デバイ
ス、14は数μmφに絞り込まれたレーザ光、15は光
偏向出射器としての前記第2の実施例を利用した側面反
射型光偏向器、16は偏向されたレーザ光、17は被写
体としてのバーコード、18はバーコードからの反射
光、19は集光素子としての集光レンズ、20は集光さ
れたレーザ光、21は光検出器としての光検出用ライン
センサである。
【0055】本第3の実施例では、半導体レーザ11、
光導波路49及び導波路型デバイス12、光偏向器1
5、光検出用ラインセンサ21が、同一シリコン基板2
2上に集積されているので、一層の小型化、組立ての簡
略化,高精度化を達成できる。
【0056】図9の(A)乃至(C)は、本発明の第4
実施例を示す図で、第3の実施例の光偏向器に代わる他
の光偏向出射器としての光出射器の構成を示している。
本第4の実施例は、導波路構造を有し、出射用のグレー
ティングを有するカンチレバーを備えることを特徴とし
ている。
【0057】即ち、22はp++シリコン基板、50はn
型あるいはp型シリコンエピタキシャル層、51は導波
路構造を有するカンチレバーである。導波路の構造は、
図9の(B)中に示すように、基板52上にバッファ層
53,第1クラッド層54,導波層55,第2クラッド
層56,バッファ層57,金属層58の多層膜からな
る。最上層の金属膜58は、カンチレバー51と基板2
2(電極40c)の間に電圧を印加するための電極であ
る。
【0058】12は光集束素子としてのフレネルレンズ
で、半導体レーザ11から端面結合で導波層55に入射
した光をコリメートする役目をする。平行光となったレ
ーザ光14は、カンチレバー51上の集光グレーティン
グ59で垂直あるいは斜め方向に出射され、空間に集光
する。
【0059】なお、グレーティング59が形成されてい
る領域には、光吸収を防ぐため、金属層58は除去して
おく。即ち、グレーティング59は、金属層58の除去
された窓60内に形成される。また、グレーティング5
9は、導波層55と第2クラッド層56の間に形成す
る。さらに、カンチレバー51の裏面には、グレーティ
ング59部が変位しないように、支持部としてp++層6
1が設けられている。
【0060】カンチレバー51は、それを構成する材
料,長さ,厚み,等で決まる共振周波数を有している。
図9の(B)及び(C)に示すように、金属層58と基
板22(電極40c)の間に交流電圧62を印加し、静
電引力でカンチレバー51を励振し、その励振周波数を
カンチレバー51の共振周波数付近に設定することで大
きな振動変位を得ることができる。但し、交流電圧62
は、スムースなスキャンを行い得るように、前述の他の
実施例と同様に、電圧制御回路によって制御される。
【0061】このような構成の光出射器の製法は、先
ず、前述の第1の実施例に於けるトーションバーの製造
と同様にしてカンチレバー51を形成する(但し、異方
性エッチングは基板表面からのみ行なう)。その後、導
波層55上に高屈折率のSi34 層形成後、フレネル
レンズ12、グレーティング59の加工工程後に第2ク
ラッド層56以降の堆積を行う。図10の(A)乃至
(C)は、本発明の第5の実施例として、図1の構成の
光走査装置に利用可能な光偏向出射器のさらに別の構成
を示す図である。
【0062】本第5の実施例は、トーションバー上に形
状記憶合金63と薄膜ヒータ64を集積し、薄膜ヒータ
64に通電して形状記憶合金63を加熱することで形状
変化を起こさせ、入射光を偏向射出させるようにしたこ
とを特徴としている。
【0063】即ち、これらの図に於いて、22は基板、
65は絶縁膜、63は形状記憶合金、64は薄膜ヒータ
である。形状記憶合金63と薄膜ヒータ64間は絶縁さ
れているものとする(図では省略)。形状記憶合金63
は絶縁膜65で基板22に接続されている。
【0064】図10の(B)は、薄膜ヒータ64に通電
していない時の状態で、形状記憶合金63は平坦であ
り、光偏向器に垂直入射した光66は、偏向されずに反
射される。
【0065】図10の(C)は、薄膜ヒータ64に通電
し、形状記憶合金63を加熱した状態を示す図で、この
時の温度で形状記憶合金63は湾曲するようにしてあ
る。この時、光偏向器に垂直入射した光66は、形状記
憶合金63の曲率に応じて図中の参照番号67で示すよ
うな方向に偏向される。従って、図10の(B)と
(C)に示すような状態を繰り返すことで、光走査する
ことができる。
【0066】図11の(A)乃至(D)は、本発明の第
6の実施例として、図1の構成の光走査装置に利用可能
な光偏向出射器のさらに別の構成を示す図で、本第6の
実施例は、導電性のある弾性体を静電電力で振動させ、
反射鏡の曲率を変えて、光偏向させるものである。
【0067】これらの図に於いて、22は高濃度p型基
板、68はn型あるいはp型エピタキシャル層、69は
絶縁性弾性体、70は導電性のある弾性体であり、通常
金属膜を利用しても良い。導電性弾性体(以下金属薄
膜)70は、凹部のある基板22に橋渡しされた梁の形
状に加工されており、金属薄膜70の下には絶縁性弾性
体69がある。
【0068】金属薄膜70とp++基板22の間に交流電
圧71を印加し、静電引力によって基板凹部72上の弾
性体を振動させる。弾性体の材料と厚み、長さ等で決ま
る梁の共振周波数で励振することで、弾性体に大きな変
位を与えることができる。図11の(B)は、弾性体が
平坦の状態で、光偏向器に垂直入射した光73は偏向さ
れずに反射される。
【0069】図11の(C)及び(D)はそれぞれ弾性
体が下に凸、上に凸に変位した様子を示したもので、入
射光73はそれぞれ、参照番号74,75で示される方
向に反射される。この図11の(C)と(D)で示され
る状態を繰り返すことで、光走査を行うことができる。
この場合も勿論、不図示の電圧制御回路により交流電圧
71が制御される。
【0070】図12の(A)乃至(C)は、本発明の第
7の実施例として、図1の構成の光走査装置に利用可能
な光偏向出射器のさらに別の構成を示す図で、本第7の
実施例は、強誘電体の電歪効果を利用して光走査を行う
ものである。
【0071】図12の(A)は本光偏向器の外観図であ
り、(B)及び(C)はB−B線断面図である。22は
結晶面(100)のシリコン基板であり、76は絶縁
膜、77は強誘電体、78は強誘電体77を駆動するた
めの櫛型電極である。
【0072】強誘電体77は、絶縁膜76を介して基板
22に接続され、櫛型電極78からの引き出し線が、絶
縁膜上を通って基板上のコンタクトパッド79に接続さ
れている。櫛型電極78に交流電圧80を印加すること
で、強誘電体77には横方向に圧縮応力が加わり、収縮
力が働く。このトーションバーの共振周波数に駆動電圧
を設定することで、トーションバーに大きな湾曲を生じ
させることができ、図12の(B)及び(C)に示すよ
うに、入射光81を図示82,83の方向へ偏向するこ
とができる。勿論、前述の他の実施例と同様に、不図示
の電圧制御回路により交流電圧80が制御される。その
他、種々の構成のマイクロマシーニングによる光偏向出
射器が本発明に適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
光偏向出射器をシリコンマイクロマシーニングで製作す
るため、それを利用する光走査装置の小型軽量化が達成
でき、また、光偏向出射器と光検出器とを同一半導体基
板上に集積したため、本発明の光走査装置を適用して例
えばバーコードリーダ等の光学装置を構成する時の部品
点数の低減、組立ての容易さ、全体の小型化、並びに検
出精度の高精度化を達成できる。
【0074】さらに、半導体レーザを光源とし、端面結
合により光導波路に光を導入することで導波路型デバイ
スで集光コリメート機能を行え、導波路を形成したシリ
コン基板上で光偏向させた後出射され、バーコードから
の反射光を同一シリコン基板上に形成した光検出器で受
光できるので、バーコードリーダシステムの多くの構成
要素をモノリシック化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る光走査装置の適用
されたバーコードリーダの構成を示す斜視図である。
【図2】図1のバーコードリーダのブロック構成図であ
る。
【図3】(A)乃至(C)はそれぞれ第1の実施例の光
走査装置に於いて利用されるマイクロマシーニングで製
作された微小な光偏向出射器としての静電駆動トーショ
ンバー型光偏向器の構成を示す図で、(A)は平面図、
(B)及び(C)はそれぞれ(A)中のB−B線及びC
−C線断面図である。
【図4】(A)乃至(F)はそれぞれ第1の実施例に於
ける静電駆動トーションバー型光偏向器の製作法の概要
を説明するための断面図である。
【図5】(A)乃至(C)はそれぞれ第1の実施例に於
けるトーションバー型光偏向器の動作の概要を説明する
ための図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第2実施
例として、図1の光走査装置に利用可能な光偏向器の別
の構成を示す平面図及び断面図である。
【図7】(A)乃至(K)はそれぞれ第2の実施例に於
ける光偏向器の製作法を説明するための断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例として第2の実施例に於
ける光偏向器を利用した光走査装置の適用されたバーコ
ードリーダの構成を示す斜視図である。
【図9】(A)乃至(C)はそれぞれ本発明の第4実施
例を示す図で、(A)は光偏向出射器としての光出射器
の構成を示い斜視図であり、(B)及び(C)はそれぞ
れ動作を説明するための断面図である。
【図10】(A)乃至(C)はそれぞれ本発明の第5の
実施例を示す図で、(A)は図1の構成の光走査装置に
利用可能な光偏向出射器のさらに別の構成を示す図であ
り、(B)及び(C)はそれぞれ動作を説明するための
断面図である。
【図11】(A)乃至(D)はそれぞれ本発明の第6の
実施例を示す図で、(A)は図1の構成の光走査装置に
利用可能な光偏向出射器のさらに別の構成を示す図であ
り、(B)乃至(D)はそれぞれ動作を説明するための
断面図である。
【図12】(A)乃至(C)はそれぞれ本発明の第7の
実施例を示す図で、(A)は図1の構成の光走査装置に
利用可能な光偏向出射器のさらに別の構成を示す図であ
り、(B)及び(C)はそれぞれ動作を説明するための
断面図である。
【符号の説明】
11…レーザ装置、12…光集束素子、15…光偏向出
射器、17…バーコード、19…集光素子、21…光検
出器、22…シリコン基板。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 G02B 26/00 - 26/12 G06K 7/00 - 7/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源からの光を偏向出射して
    被写体を走査する光偏向出射部と、上記被写体からの反
    射光を検出する光検出器とを具備する光走査装置に於い
    て、 少なくとも前記光偏向出射部と光検出器とを同一の半導
    体基板上に一体的に形成してなることを特徴とする光走
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記光偏向出射部は、前記半導体基板の
    凹部に形成されるトーションバーと、該トーションバー
    と対向する一対の電極を備えることを特徴とする請求項
    1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光偏向出射部は、前記半導体基板の
    凹部に形成されるトーションバーと、該トーションバー
    上に形成される一対の電極と、前記トーションバーと対
    向する電極とを備えることを特徴とする請求項1記載の
    光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記光偏向出射部は、導波路とグレーテ
    ィングを有するカンチレバーを備えることを特徴とする
    請求項1記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記光偏向出射部は、形状記憶合金と薄
    膜ヒータとを備えるトーションバーであることを特徴と
    する請求項1記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記光偏向出射部は、前記半導体基板の
    凹部に形成される導電性と反射率を有するトーションバ
    ーと、該トーションバーと対向する電極とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 前記光偏向出射部は、前記半導体基板の
    凹部に形成されるトーションバーと、該トーションバー
    上に形成される強誘電体と、該強誘電体上に形成される
    櫛型電極とからなることを特徴とする請求項1記載の光
    走査装置。
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