JP3306965B2 - 振動型角速度センサ - Google Patents

振動型角速度センサ

Info

Publication number
JP3306965B2
JP3306965B2 JP05022093A JP5022093A JP3306965B2 JP 3306965 B2 JP3306965 B2 JP 3306965B2 JP 05022093 A JP05022093 A JP 05022093A JP 5022093 A JP5022093 A JP 5022093A JP 3306965 B2 JP3306965 B2 JP 3306965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
substrate
vibrating
angular velocity
vibrating piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05022093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06241816A (ja
Inventor
浩史 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP05022093A priority Critical patent/JP3306965B2/ja
Publication of JPH06241816A publication Critical patent/JPH06241816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3306965B2 publication Critical patent/JP3306965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両等の転回方
向,姿勢等を検出するのに用いて好適な振動型角速度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等の転回方向を検出するの
に用いられる振動型角速度センサとしては、高速回転体
を利用するものや光ファイバを用いるものがよく知られ
ているが、これらは大型で高価なものとなってしまって
いる。
【0003】このため、最近では圧電材料等を用いて、
コリオリの力を利用した角速度に比例した出力を検出す
る振動型の角速度センサが多く使用されるようになって
きている。
【0004】例えば、アメリカ特許第4,699,00
6号明細書に示すような半導体プロセス技術を用いたね
じり振動型の角速度センサの提案がなされている。
【0005】このねじり振動型の角速度センサは、基板
に支持梁を介してY軸方向に支持された振動片を、Y軸
を回動軸として回動するように励振させ、Z軸方向に角
速度が加わると、振動片内にX軸方向に支持梁を介して
支持された検出片がコリオリの力でX軸を回動中心とし
て回動する。そして、該検出片と固定電極との間の離間
寸法(検出片の変位)を検出することで、角速度を検出
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による角速度センサにおいては、検出片および振
動片の回動方向の回動中心はX軸およびY軸であり、回
動中心は基板に対して水平となっている。これにより、
検出片および振動片は基板に対してZ軸方向(鉛直方
向)に変位することとなり、電極配置の構造が非常に複
雑になるという問題がある。
【0007】さらに、振動片の回動軸が基板に対して水
平であるから、気体中で検出を行なう場合には、空気の
粘性抵抗を受けて振動片を一定周期で回動させることが
できなくなる。これにより、検出片に作用するコリオリ
の力が変動し、該検出片の変位を正確に検出できず、角
速度を高精度で検出することができないという問題があ
る。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は振動片を空気の粘性抵抗をなく
して振動させることで、角速度の高精度検出を行ないう
る振動型角速度センサを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明が採用する構成は、水平方向に直
交するX軸とY軸を有する基板と、該基板の表面に設け
られた複数の振動片固定部と、該各振動片固定部に基端
側が固定された複数の支持梁と、該各支持梁を介して前
記複数の振動片固定部間に基板から離間した状態で支持
された振動片と、前記基板に対して垂直な該振動片の中
心軸(Z軸)を回動中心として正,逆方向に静電引力に
よって回動振動させる励振手段と、前記基板に対して水
平なX軸を中心として角速度が作用し、前記Y軸を回動
中心として回動するときの前記振動片の鉛直方向(Z軸
方向)の変位量を検出する変位量検出手段とから構成し
たことにある。また、請求項2の発明は、水平方向に直
交するX軸とY軸を有する基板と、該基板の表面に設け
られた第1および第2の振動片固定部と、該第1および
第2の振動片固定部に基端側が固定された第1および第
2の支持梁と、該第1および第2の支持梁を介して前記
第1および第2の振動片固定部間に基板から離間した状
態で支持された振動片と、前記基板に対して垂直な該振
動片の中心軸(Z軸)を回動中心として正,逆方向に静
電引力によって回動振動させる励振手段と、前記基板に
対して水平なX軸を中心として角速度が作用し、前記Y
軸を回動中心として回動するときの前記振動片の鉛直方
(Z軸方向)の変位量を検出する変位量検出手段とか
ら構成している。
【0010】また、請求項3の発明は、水平方向に直交
するX軸とY軸を有する基板と、該基板の表面に設けら
れた複数の振動片固定部と、該各振動片固定部に基端側
が固定された弧状をなす複数の支持梁と、該各支持梁を
介して前記複数の振動片固定部間に前記基板から離間し
た状態で支持された振動片と、前記基板に対して垂直な
該振動片の中心軸(Z軸)を回動中心として正,逆方向
に回動振動させる励振手段と、前記基板に対して水平な
X軸を中心として角速度が作用し、前記Y軸を回動中心
として回動するときの前記振動片の鉛直方向(Z軸方
向)の変位量を検出する変位量検出手段とから構成して
いる。また、請求項4の発明は、水平方向に直交するX
軸とY軸を有する基板と、該基板の表面に設けられた第
1および第2の振動片固定部と、該第1および第2の振
動片固定部に基端側が固定された弧状をなす第1および
第2の支持梁と、該第1および第2の支持梁を介して前
記第1および第2の振動片固定部間に前記基板から離間
した状態で支持された振動片と、前記基板に対して垂直
該振動片の中心軸(Z軸)を回動中心として正,逆方
向に回動振動させる励振手段と、前記基板に対して水平
な前記振動片のY軸を回動中心として回動するときの
記振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位量を検出する変
位量検出手段とから構成している。さらに、請求項5の
発明は、基板,振動片および支持梁をシリコンにより形
成したことにある。
【0011】
【作用】上記構成により、請求項1の発明では、複数の
支持梁によって振動片が鉛直方向に対して変位するのを
防ぎつつ、励振手段により静電引力を作用させ、基板に
対して垂直な振動片の中心軸(Z軸)を回動中心として
回動させる。この状態で、センサ全体に基板に対して水
平なX軸を中心として角速度が加わると、振動片にコリ
オリの力が作用し、基板に対して水平なY軸を回動中心
として振動片が回動して鉛直方向(Z軸方向)に変位す
る。そして、この振動片の変位量を変位量検出手段で検
出することにより、センサ全体に加わる角速度を検出す
ることができる。また、請求項2の発明では、第1,第
2の支持梁によって振動片が鉛直方向に対して変位する
のを防ぎつつ、励振手段により静電引力を作用させ、
板に対して垂直な振動片の中心軸(Z軸)を回動中心と
して回動させる。この状態で基板に対して水平なX軸を
中心として角速度が加わると、基板に対して水平なY軸
を回動中心として振動片は回動し、鉛直方向に変位す
る。このため、振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位量
を変位量検出手段で検出することにより、センサ全体に
加わる角速度を検出することができる。
【0012】請求項3の発明では、弧状をなす複数の支
持梁によって振動片が鉛直方向に対して変位するのを防
ぎつつ、励振手段により基板に対して垂直な振動片の中
心軸(Z軸)を回動中心として回動させる。この状態
で、センサ全体に基板に対して水平なX軸を中心として
角速度が加わると、振動片にコリオリの力が作用し、
板に対して水平なY軸を回動中心として振動片は回動
し、鉛直方向(Z軸方向)に変位する。そして、この振
動片の変位量を変位量検出手段で検出することにより、
センサ全体に加わる角速度を検出することができる。ま
た、請求項4の発明では、弧状をなす第1,第2の支持
梁によって振動片が鉛直方向に対して変位するのを防ぎ
つつ、励振手段により基板に対して垂直な振動片の中心
(Z軸)を回動中心として回動させる。この状態で
板に対して水平なX軸を中心として角速度が加わると、
基板に対して水平なY軸を回動中心として振動片は回動
し、鉛直方向(Z軸方向)に変位する。このため、振動
片の鉛直方向の変位量を変位量検出手段で検出すること
により、センサ全体に加わる角速度を検出することがで
きる。さらに、請求項5の発明では、シリコンで振動片
および支持梁を形成することで、エッチング技術等の半
導体加工技術を利用でき、該振動片および支持梁の形成
を容易に行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図9に基
づき説明する。
【0014】図中、1は単結晶シリコン材料からなる基
板を示し、該基板1上には後述する検出用固定電極8,
8が形成され、絶縁層となる酸化膜2を介して振動片固
定部5,5、回動用電極6,6および振動片3等が設け
られている。なお、便宜上図1に示す回動中心Oに対し
て紙面の左,右方向がX軸、上,下方向がY軸、さらに
図2に示す紙面の上,下方向がZ軸となっている。
【0015】3は基板1から離間して設けられた振動片
を示し、該振動片3はポリシリコンにより円板状に形成
され、その中心が回動中心Oとなり、図1に示すように
紙面の上,下方向(Y軸方向)に支持腕部3A,3Bが
突出形成されている。
【0016】4,4は支持梁を示し、該各支持梁4は半
円の円弧状に形成され、基端側が振動片固定部5,5に
固定され、先端側が前記振動片3の支持腕部3A,3B
にそれぞれ固定されている。また、該各支持梁4は図1
に示すようにY軸に対して、上側に位置した振動片3の
支持腕部3Aは下側の振動片固定部5に、下側に位置し
た振動片3の支持腕部3Bは上側の振動片固定部5にそ
れぞれ固定されている。そして、前記振動片3,各支持
梁4および各振動片固定部5はポリシリコンにより一体
形成されている。
【0017】6,6は基板1上に形成された励振手段と
しての一対の回動用電極を示し、該各回動用電極6は前
記振動片3のX軸方向の両側に位置して配設され、前記
振動片3と対向する面が円弧状に形成されている。ま
た、該各回動用電極6と振動片固定部5との間には発振
回路7から所定の励起周波数の正弦波(またはパルス
波)が入力されるようになっている。なお、前記所定の
励起周波数は、前記各支持梁4の長さ,幅,厚さから求
められる弾性率により設定される振動片3の共振周波数
と実質的に一致するようになっている。
【0018】8,8は基板1にリンを拡散することによ
り形成された変位量検出手段としての検出用固定電極を
示し、該各検出用固定電極8は図4に示すように、半円
状の検出部8Aと、該検出部8Aから検出信号を導出す
るパターン8Bと、該パターン8Bからの検出信号を外
部に導出する取出部8Cとからなり、前記各検出部8A
と振動片3との離間寸法d1 ,d2 (図3、参照)を静
電容量C1 ,C2 として検出するようになっている。ま
た、各検出部8A,8Aは前記振動片3と対応する位置
に形成され、該各検出部8Aを合わせた大きさは前記振
動片3の円形とほぼ同じ大きさになるように形成されて
いる。
【0019】本実施例による振動型角速度センサは上述
の如く構成されるが、次にその製造方法について図6な
いし図9を参照しつつ、単結晶シリコンを用いた場合を
例に挙げ説明する。
【0020】まず、図6に示す酸化膜2の形成工程で
は、単結晶シリコン材料からなる基板1に各検出用固定
電極8をパターニングし、リンを拡散させて拡散層とし
て各検出用固定電極8を形成した後に、例えば熱酸化法
等の手段を用いて、基板1の上面側に酸化膜2を形成す
る。
【0021】次に、図7に示す犠牲層9の形成工程で
は、厚さd1 (d1 =d2 )のリンガラスにより形成さ
れた犠牲層9をCVD法で形成する。
【0022】さらに、図8に示す振動片3,各支持梁
4,各振動片固定部5および各回動用電極6の形成工程
では、CVD法によりポリシリコンを形成した後に、R
IE(反応性イオンエッチング)を用いてパターニング
する。なお、このとき導電性を向上させるために、ポリ
シリコンにはリンまたはボロン等の不純物を拡散させて
いる。
【0023】最後に、図9に示す犠牲層9の除去工程で
は、犠牲層9およびその部分の酸化膜2をHF水溶液等
でエッチングして、振動片3および各支持梁4と基板1
との空間を形成する。
【0024】次に、本実施例による振動型角速度センサ
の検出動作について説明する。
【0025】まず、回動用電極6,6と振動片固定部
5,5との間に発振回路7から所定の励起周波数の正弦
波が入力されると、各回動用電極6と各支持梁4との間
には、所定の励起周波数に応じて静電引力が発生し、該
各支持梁4は回動用電極6,6に矢示Bのように順次引
張られる。これにより、振動片3の支持腕部3A,3B
が矢示A方向の正逆の回動が繰り返され、該振動片3は
回動中心Oに対する回動振動を行なう。なお、このとき
回動中心OはX,Y軸方向は勿論Z軸方向にも移動しな
いものとする。
【0026】ここで、図2に示すようにX軸を回動中心
とする角速度Cがセンサ全体に加わると、コリオリの力
によって、図3の矢示Dに示すようなY軸に対する力が
ねじれ力となって振動片3に作用する。これにより、各
検出用固定電極8の検出部8Aと振動片3とのそれぞれ
の離間寸法d1 ,d2 が変位し、これに伴って振動片3
と各検出用固定電極8の検出部8Aとの間の静電容量C
1 ,C2 も変化する。そして、この静電容量C1 ,C2
の変化を各検出用固定電極8の取出部8Cと振動片固定
部5から検出し、外部に接続された図示しない差動回路
等により信号処理することで、矢示C方向に加わった角
速度に対応した出力を得ることができる。
【0027】然るに、本実施例によれば、振動片3の回
動振動状態では、Z軸方向に対して変位しないから、気
体中の粘性抵抗を受けることなく、振動片3の回動振動
を一定周期で行なうことができる。これにより、X軸を
回動中心に加わった角速度Cに対する振動片3のY軸を
回動中心とする矢示D方向に作用するコリオリの力の変
動をなくし、角速度Cの高精度検出を行なうことができ
る。
【0028】さらに、構造が単純で、かつ製造工程にお
いてはシリコンのエッチング等の半導体加工技術を利用
して形成することができるため、同時に多数個の振動型
角速度センサを製造でき、小型で製造コストの安い振動
型角速度センサを製造することができる。
【0029】なお、前記実施例では、振動片3を円板状
に形成したが、この形状は円形に限らず、四角形,五角
形等でもよく、さらに振動片3に対向して基板1に形成
される検出用固定電極8の検出部8Aの形状も振動片3
と同形にする必要もなく、要は振動片3と基板1との離
間寸法を検出するものであればよい。さらに、この離間
寸法もY軸を回動中心として回動する振動片3の離間距
離を検出するものであるから、一方のみの離間寸法を検
出するようにしてもよい。
【0030】また、励振手段は回動用電極6,6を設
け、振動片3と該各回動用電極6との間に静電引力を発
生させて回動振動させるようにしたが、励振手段はこれ
に限らず、支持梁に圧電素子や抵抗体を用いて、この支
持梁の熱膨張効果等を用いて振動片3を回動振動させる
ようにしてもよい。
【0031】さらに、振動片3の変位量検出手段におい
ても、基板1と該振動片3との離間寸法を検出用固定電
極8,8と振動片3との静電容量の変化として検出した
が、支持梁4,4または振動片3の支持腕部3A,3B
にピエゾ抵抗素子や圧電素子等を設けることにより、振
動片3のねじれを検出するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、基板上に複数の支持梁を介して支持された振動片
を、励振手段の静電引力によりその中心軸(Z軸)を回
動中心として正,逆方向に回動振動させ、X軸を中心と
して角速度が作用してY軸を回動中心として回動すると
きの振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位量を変位量検
出手段により検出する構成としたから、複数の支持梁に
よって鉛直方向に対する変位を防ぎつつ、振動片の励振
を回動振動させることができる。このため、気体の粘性
抵抗の影響をなくし一定周期で振動片を回動振動させる
ことができ、センサ全体に加わる角速度を振動片の変位
として高精度に検出することができる。また、請求項2
の発明によれば、第1,第2の支持梁を介して第1,第
2の振動片固定部の中央に振動片を支持したから、第
1,第2の支持梁によって鉛直方向に対する変位を防ぎ
つつ、励振手段の静電引力によって第1,第2の振動片
固定部の中央で振動片の励振を回動振動させることがで
き、気体の粘性抵抗の影響をなくすことができる。
【0033】請求項3の発明によれば、基板上に弧状を
なす複数の支持梁を介して支持された振動片を、励振手
段によりその中心軸(Z軸)を回動中心として正,逆方
向に回動振動させ、X軸を中心として角速度が作用して
Y軸を回動中心として回動するときの振動片の鉛直方向
(Z軸方向)の変位量を変位量検出手段により検出する
構成としたから、複数の支持梁によって鉛直方向に対す
る変位を防ぎつつ、振動片の励振を回動振動させること
ができる。このため、気体の粘性抵抗の影響をなくし一
定周期で振動片を回動振動させることができ、センサ全
体に加わる角速度を振動片の変位として高精度に検出す
ることができる。また、請求項4の発明によれば、弧状
をなす第1,第2の支持梁を介して第1,第2の振動片
固定部の中央に振動片を支持したから、第1,第2の支
持梁によって鉛直方向に対する変位を防ぎつつ、第1,
第2の振動片固定部の中央で振動片の励振を回動振動さ
せることができ、気体の粘性抵抗の影響をなくすことが
できる。さらに、請求項5の発明によれば、基板,支持
梁および振動片をシリコンで形成することにより、シリ
コンのエッチング技術等により、簡単な工程で振動型角
速度センサを製造することができ、生産性の向上および
コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による振動型角速度センサを示
す正面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた断面図であ
る。
【図3】図1中の矢示III −III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】図1中の振動片等を取り除いた状態を示す基板
の正面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図であ
る。
【図6】検出用固定電極および酸化膜の形成工程を示す
断面図である。
【図7】犠牲層の形成工程を示す断面図である。
【図8】振動片,支持梁,振動片固定部および回動用電
極の形成工程を示す断面図である。
【図9】犠牲層の除去工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 酸化膜 3 振動片 4 支持梁 6 回動用電極 7 発振回路 8 検出用固定電極 O 回動中心

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に直交するX軸とY軸を有する
    基板と、該基板の表面に設けられた複数の振動片固定部
    と、該各振動片固定部に基端側が固定された複数の支持
    梁と、該各支持梁を介して前記複数の振動片固定部間に
    前記基板から離間した状態で支持された振動片と、前記
    基板に対して垂直な該振動片の中心軸(Z軸)を回動中
    心として正,逆方向に静電引力によって回動振動させる
    励振手段と、前記基板に対して水平なX軸を中心として
    角速度が作用し、前記Y軸を回動中心として回動すると
    きの前記振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位量を検出
    する変位量検出手段とから構成してなる振動型角速度セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 水平方向に直交するX軸とY軸を有する
    基板と、該基板の表面に設けられた第1および第2の振
    動片固定部と、該第1および第2の振動片固定部に基端
    側が固定された第1および第2の支持梁と、該第1およ
    び第2の支持梁を介して前記第1および第2の振動片固
    定部間に前記基板から離間した状態で支持された振動片
    と、前記基板に対して垂直な該振動片の中心軸(Z軸)
    を回動中心として正,逆方向に静電引力によって回動振
    動させる励振手段と、前記基板に対して水平なX軸を中
    心として角速度が作用し、前記Y軸を回動中心として回
    動するときの前記振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位
    量を検出する変位量検出手段とから構成してなる振動型
    角速度センサ。
  3. 【請求項3】 水平方向に直交するX軸とY軸を有する
    基板と、該基板の表面に設けられた複数の振動片固定部
    と、該各振動片固定部に基端側が固定された弧状をなす
    複数の支持梁と、該各支持梁を介して前記複数の振動片
    固定部間に前記基板から離間した状態で支持された振動
    片と、前記基板に対して垂直な該振動片の中心軸(Z
    軸)を回動中心として正,逆方向に回動振動させる励振
    手段と、前記基板に対して水平なX軸を中心として角速
    度が作用し、前記Y軸を回動中心として回動するときの
    前記振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位量を検出する
    変位量検出手段とから構成してなる振動型角速度セン
    サ。
  4. 【請求項4】 水平方向に直交するX軸とY軸を有する
    基板と、該基板の表面に設けられた第1および第2の振
    動片固定部と、該第1および第2の振動片固定部に基端
    側が固定された弧状をなす第1および第2の支持梁と、
    該第1および第2の支持梁を介して前記第1および第2
    の振動片固定部間に前記基板から離間した状態で支持さ
    れた振動片と、前記基板に対して垂直な該振動片の中心
    (Z軸)を回動中心として正,逆方向に回動振動させ
    る励振手段と、前記基板に対して水平なX軸を中心とし
    て角速度が作用し、前記Y軸を回動中心として回動する
    ときの前記振動片の鉛直方向(Z軸方向)の変位量を検
    出する変位量検出手段とから構成してなる振動型角速度
    センサ。
  5. 【請求項5】 前記基板,振動片および支持梁はシリコ
    ンにより形成してなる請求項1,2,3または4記載の
    振動型角速度センサ。
JP05022093A 1993-02-16 1993-02-16 振動型角速度センサ Expired - Fee Related JP3306965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05022093A JP3306965B2 (ja) 1993-02-16 1993-02-16 振動型角速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05022093A JP3306965B2 (ja) 1993-02-16 1993-02-16 振動型角速度センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06241816A JPH06241816A (ja) 1994-09-02
JP3306965B2 true JP3306965B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=12852973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05022093A Expired - Fee Related JP3306965B2 (ja) 1993-02-16 1993-02-16 振動型角速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3306965B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064539A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Matsushita Electric Works Ltd ジャイロセンサおよび角速度検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06241816A (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3399336B2 (ja) 検出器
JP4353087B2 (ja) 回転振動型角速度センサ
JP5615967B2 (ja) 水平に向けられた駆動電極を有するmemsジャイロスコープ
JP3882973B2 (ja) 角速度センサ
US7188525B2 (en) Angular velocity sensor
EP0786645A2 (en) Angular rate sensor and acceleration sensor
JPH11502614A (ja) 単結晶材料における角速度を測定するための装置
JP2006517301A (ja) 多周波memsデバイスを同時加工するための方法及びシステム
US5537872A (en) Angular rate sensor
JPH11337345A (ja) 振動するマイクロジャイロメータ
JP2888029B2 (ja) 角速度センサ
JP3307200B2 (ja) 角速度センサ
JPH06123632A (ja) 力学量センサ
JP2001027529A (ja) 角速度センサ
JP3306965B2 (ja) 振動型角速度センサ
JPH0854242A (ja) 振動ジャイロ
JP3329068B2 (ja) 角速度センサ
JP3230359B2 (ja) 共振型振動素子
JP2002013931A (ja) 角速度・加速度センサの梁構造
JP3217849B2 (ja) ジャイロ装置
JPH10270719A (ja) 半導体慣性センサ及びその製造方法
JP3181368B2 (ja) ジャイロ装置
JPH1038578A (ja) 角速度センサ
JP3198194B2 (ja) ジャイロ装置及びその駆動方法
KR100231715B1 (ko) 평면 진동형 마이크로 자이로스코프

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees