JP3399336B2 - 検出器 - Google Patents

検出器

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JP3399336B2
JP3399336B2 JP36572497A JP36572497A JP3399336B2 JP 3399336 B2 JP3399336 B2 JP 3399336B2 JP 36572497 A JP36572497 A JP 36572497A JP 36572497 A JP36572497 A JP 36572497A JP 3399336 B2 JP3399336 B2 JP 3399336B2
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    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の微細加工によ
り形成され、慣性質量を有するマス部を励振させること
で、角速度、加速度、又は、角加速度の少なくとも1つ
の物理量を検出するようにした検出器に関する。特に、
基板面に垂直な方向を検出軸とし、この検出軸と励振軸
とに垂直な軸の回りに作用する角速度の検出に有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コリオリ力を用いた角速度検出器
として、特開平2−218914号公報に記載の角速度
検出器が知られている。その角速度検出器は、振動子を
x軸及びy軸方向に伸びた十字形状に形成し、x軸方向
の1対の振動子を2本の振動子の形成する平面に垂直な
+z軸の向きに、y軸方向の1対の振動子を−z軸方向
に、それぞれ、圧電素子により振動させるようにしてい
る。そして、x軸の回りの角速度をx軸方向の一対の振
動子のy軸方向の逆相振動で検出し、y軸の回りの角速
度をy軸方向の一対の振動子のx軸方向の逆相振動で検
出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その従来の
角速度検出器は、振動子を十字形状の振動子の面に垂直
な方向(z軸)に励振するために、中央の支点から振動
が漏れ易く、安定な振動を得ることが困難であった。ま
た、従来の角速度検出器は、音叉型振動子と圧電素子と
を用いたものであり、検出器の小型化が困難である。さ
らに、圧電素子への給電のための配線等が必要となり、
この配線のために、振動状態が安定しないという問題が
ある。本発明の目的は、安定した励振状態を得ること
で、角速度、加速度の検出精度を向上させることであ
る。さらに、他の目的は、1つの検出器で、角速度と加
速度を検出可能とすることである。さらに、他の目的
は、1つの検出器で、2軸角速度、3軸加速度、1軸角
加速度の同時検出を可能とすることである。さらに、他
の目的は、装置の小型化と製造の容易化を図ることであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、微細加工による慣性質量を有する複数
のマス部を基板面に平行な異なる2方向に、マス部と対
抗して配設された励振電極による電気力により励振させ
て、角速度、加速度、又は、角加速度の少なくとも1の
物理量を検出する検出器において、前記励振電極は、隣
接する2つの前記マス部の境界付近に配設され、その2
つのマス部に対して共通な電極であって、基板面に平行
に異なる2方向に延設され、中心の交点部が基板に固定
され、他端においてマス部を基板に対して振動可能に支
持する励振ビームを設け、基板面に垂直な軸の回りの一
方の回転の向きに変位の正の向きをとるとき、任意に隣
接する2つのマス部における変位が逆位相となるように
励振させることを特徴とする。
【0005】この検出器において、基板面に垂直な方向
にマス部に発生するコリオリ力に関連する物理量を、マ
ス部に対抗して配設された検出電極による電気量により
検出することで、基板面に平行な任意方向の軸の回りの
角速度を検出することができる。
【0006】上記の励振ビームは、次のように構成する
ことができる。基板面上にx軸、y軸をとり、基板面に
垂直にz軸をとるとき、x軸とy軸の方向に十字形状に
励振ビームを形成して、中央部の交点部を基板に固定す
る。そして、励振ビームの先端にマス部を形成し、この
マス部をこのマス部に対して対抗配設された励振電極に
よりビームの軸及びz軸に垂直な方向に励振させる。こ
の時、隣接する2つのマス部における励振の向きは、z
軸の回りの一方の回転の向きを正方向として、逆位相と
なる。
【0007】又、他の発明の構成は、微細加工による慣
性質量を有する複数のマス部を基板面に平行に励振さ
せ、その励振方向と基板面の垂直軸とに直交する方向の
軸の回りの角速度を検出する角速度検出器において、リ
ング状に4分割して形成された4個のマス部と、基板面
に平行に異なる2方向に延設され、中心の交点部が基板
に固定され、他端においてマス部を基板に対して振動可
能に支持する励振ビームと、隣接する2つのマス部の境
界付近に配設され、その2つのマス部に対して共通な電
極であって、垂直軸の回りの一方の回転の向きに沿って
交互に設けられ、マス部をその垂直軸の回りの回転方向
に励振させるための励振電極と、マス部の励振変位を検
出する励振検出電極と、垂直軸の方向にマス部に発生す
るコリオリ力に関連する物理量を検出しマス部に対抗し
て配設された検出電極とを有し、垂直軸の回りの一方の
回転の向きに変位の正の向きをとるとき、任意に隣接す
る2つのマス部における変位が逆位相となるように励振
させること特徴とする。
【0008】また、マス部は、励振ビームで支持する
他、マス部の他端をマス部の所定方向の励振に対して抵
抗にはならないように、バネ、ホールディドビーム(折
り返しビーム)等で支持しても良い。即ち、マス部から
見て、励振ビームだけの片持ち梁の他、両持ち梁でマス
部を支持しても良い。また、励振ビームは、異なる2方
向に配設されておれば良く、必ずしも直角に交差してい
る必要はない。
【0009】x軸、y軸の回りの角速度を検出するに
は、z軸方向に生起するコリオリ力によるマス部のz軸
方向の振動を、マス部との間の静電容量や電磁誘導によ
る起電力等の電気量により検出するためのマス部に対抗
する検出電極を設ける。
【0010】
【発明の作用及び効果】z軸の回りの1方向の回転の向
きを正方向とする時、隣接する2つのマス部は、逆位相
で励振される。よって、x軸方向に延設された励振ビー
ムで支持された2つのマス部は、同相で励振される。同
様に、y軸方向に延設された励振ビームで支持された2
つのマス部は、同相で励振される。このような励振状態
において、x軸又はy軸の回りに角速度が存在すると、
各マス部にはz軸方向に振動するコリオリ力が生起す
る。このコリオリ力に関連する物理量をマス部に対して
z軸方向に対抗配設された検出電極とマス部との静電容
量や電磁誘導による起電力等の電気量を検出すること
で、それぞれの角速度が検出される。基板面に平行な任
意方向の軸の回りの角速度は、x軸、y軸の回りの2つ
の角速度成分を検出し、それらの合成により検出するこ
とができる。また、励振電極は、隣接する2つのマス部
の境界付近に配設されており、その2つのマス部に対し
て共通な電極であるため、製造が簡単となる。(請求項
〜3共通)。
【0011】また、x軸方向に作用する加速度は、y軸
方向に延設された励振ビームに支持され同相で励振され
ている一対のマス部において、相互に逆相で作用する振
動のオフセット量を測定することで、検出される。同様
に、y軸方向に作用する加速度は、x軸方向に延設され
た励振ビームに支持され同相で励振されている一対のマ
ス部において、相互に逆相で作用する振動のオフセット
量を測定することで、検出される(請求項1)。
【0012】また、z軸方向に作用する加速度は、全て
のマス部が同相でz軸方向にオフセットする量を測定す
ることで、検出することができる(請求項1、2共
通)。即ち、励振ビームで支持された一対のマス部のz
軸方向の振動は、x軸、又は、y軸の回りの角速度に対
しては、相互に逆相であるのに対して、z軸方向の加速
度は、相互に同相で変位することから、角速度とz軸方
向の加速度とを区別して検出することができる。本願発
明は、x軸、y軸、z軸方向の加速度が検出可能である
ので、任意方向の加速度(ベクトル量)は、それらの軸
方向の加速度を成分として検出することで求めることが
できる(請求項1)。
【0013】また、z軸の回りの角加速度は、各マス部
の励振において、同相で作用する振動のオフセット量を
検出することで、検出することができる。このように、
x軸又はy軸方向に加速度が印加された場合と、z軸の
回りの角加速度が印加された場合とでは、1軸方向の励
振ビームで支持されている一対のマス部の励振におい
て、相互にオフセット量が逆相、同相となることから、
それらの2つのマス部の変位に比例して得られる信号を
減算、及び、加算して、2種類の信号を得ることで、加
速度と、角加速度を同時に測定することができる。この
ようにして、本検出器では、基板面に平行で任意方向の
軸の回りの角速度と共に、任意方向の加速度と、基板面
に垂直な軸の回りの角加速度を同時に検出することがで
きる(請求項1)。
【0014】このように、本検出器では、隣接する2つ
のマス部は、交差したビームで構成される平面上におい
て、相互に逆相で励振されることから、重心の移動がな
く、安定した振動を得ることができる。仮に、励振のわ
ずかな非対称性により重心がわずかに振動するとして
も、それは、ビームで構成される平面上での振動である
ので、振動モードへの影響が少なく安定した励振が得ら
れる。また、マス部の励振は、マス部と対抗して配設さ
れた励振電極による静電力により得られ、振動の検出
は、マス部と対抗して配設された検出電極との間の静電
容量や電磁誘導による起電力等の電気量により得られる
ので、励振又は検出のために、マス部の振動に影響を与
えることがなく、検出精度が向上する。また、励振ビー
ム、マス部等は、微細加工により得られるため、検出器
が小型化すると共に、振動を高精度で制御することがで
き、検出精度が向上する。又、請求項2の発明は、マス
部をリング状に形成し、請求項1における隣接する励振
電極を共通とし、隣接する励振検出電極を共通としてい
るので、製造が簡単となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。 〔第1実施例〕図1は本発明の具体的な第1実施例にか
かる角速度検出器100の平面図であり、図2はx軸方
向の断面図、図3はマス部のy軸方向の断面図である。
図1において、紙面が基板面10aであり、基板面10
aに垂直な方向にz軸、基板面上に図のようにx軸、y
軸をとる。この検出器100では、z軸に垂直、従って
基板面10aに平行な任意方向の軸の回りの角速度Ωを
検出することが可能である。即ち、この角速度Ωのx軸
回りの角速度成分Ωx とy軸回りの角速度成分Ωy とを
検出することが可能である。
【0016】x軸方向に伸びた第1励振ビーム21とy
軸方向に伸びた第2励振ビーム22とが基板10に対し
て励振可能に配設されている。第1励振ビーム21と第
2励振ビーム22の中央の交点部23は基板10に固定
されている。第1励振ビーム21の+x軸側の端部21
aには慣性質量を有したマス部31aが配設されてお
り、第1励振ビーム21の−x軸側の端部21bには慣
性質量を有したマス部31bが配設されている。また、
第2励振ビーム22の+y軸側の端部22aには慣性質
量を有したマス部32aが配設されており、第2励振ビ
ーム22の−y軸側の端部22bには慣性質量を有した
マス部32bが配設されている。
【0017】z軸の回りに反時計回転の向きを正とする
方位座標軸αをとる。マス部31aとそれに対向するマ
ス部31bにおいて、それらのマス部31a、31bの
+α軸側に励振電極41a、41bが配設されており、
マス部32aとそれに対向するマス部32bにおいて、
それらのマス部32a、32bの−α軸側に励振電極4
2a、42bが配設されている。さらに、マス部31a
とそれに対向するマス部31bにおいて、それらのマス
部31a、31bの−α軸側に励振検出電極51a、5
1bが配設されており、マス部32aとそれに対向する
マス部32bにおいて、それらのマス部32a、32b
の+α軸側に励振検出電極52a、52bが配設されて
いる。図3から理解されるように、励振電極41aは基
板面10aに平行に相互に対向した上部励振電極411
aと基板面10aに配設された下部励振電極412aと
から成り、そられの電極間にマス部31aの周辺部が位
置している。同様に、励振検出電極51aは基板面10
aに平行に相互に対向した上部励振検出電極511aと
基板面10aに配設された下部励振電極512aとから
成り、そられの電極間にマス部31aの周辺部が位置し
ている。他の励振電極41b、42a、42bと他の励
振検出電極51b、52a、52bも、同様に、基板面
10aに平行に対向した上部励振電極と下部励振電極、
上部励振検出電極と下部励振検出電極とで構成されてい
る。
【0018】また、マス部31a、32a、31b、3
2bの中央部には、各マス部に対向する検出電極61
a、61b、62a、62bが配設されている。検出電
極61aについて言えば、図2に示すように、基板面1
0aに平行で相互に対向して配設された上部検出電極6
11aと基板面10aに配設された下部検出電極612
aとで構成されており、それらの電極間にマス部31a
が配設されている。同様に、検出電極61bについて言
えば、基板面10aに平行で相互に対向して配設された
上部検出電極611bと基板面10aに配設された下部
検出電極612bとで構成されており、それらの電極間
にマス部31bが配設されている。同様に、他の検出電
極62a、62bも、各マス部31b、32bの両側に
配設された一対の平行な上部検出電極、下部検出電極と
で構成されている。
【0019】上記の上部励振電極411a等、上部励振
検出電極511a等、上部検出電極611a、611b
等は、基板10上に積層された枠部11を介して基板1
0に固定されている。第1励振ビーム21、第2励振ビ
ーム22、及びマス部31a、31b、32a、32b
と基板面10aとの間には間隙がある。これらのビーム
による支持構造により、マス部31a、31b、32
a、32bは基板10に対して浮上して基板10に支持
されており、マス部31a、31bはy軸方向及びz軸
方向、マス部32a、32bはx軸方向及びz軸方向へ
の変位が容易である。各マス部は第1、第2励振ビーム
21、22に連続して形成されており、そのマス部の大
きさを変化させるだけで、共振周波数を容易に調整する
ことができる。
【0020】上記構造の角速度検出器100は、次のよ
うに製造される。この製造方法は、半導体の微細加工技
術により製造され、公知の技術である。シリコン基板1
0の上にシリコン酸化膜102を形成し、このシリコン
酸化膜102の上に、不純物を添加して導電性を持たせ
たシリコン層103を形成する。次に、シリコン層10
3の上にフォトレジストを塗布し、所定形状にパターニ
ングした後、フォトレジストをマスクとして、シリコン
層103を所定形状にエッチングして、図4(a)に示
すように、下部励振電極412a等、下部励振検出電極
512a等、下部検出電極612a等と、枠部11を形
成する。次に、酸化シリコン膜104とシリコン層10
5を順次積層し、同様に、フォトリソグラフィによりシ
リコン層105を所定形状にエッチングして、図4
(b)に示すように、マス部31a等と、第1励振ビー
ム21、第2励振ビーム22(共に図3には現れていな
い)を形成する。
【0021】次に、酸化シリコン膜106とシリコン層
107を積層して、シリコン層107をパターニングし
て、図4(c)に示すように、上部励振電極411a
等、上部励振検出電極511a等、上部検出電極611
a等とを形成する。次に、図4(d)に示すように、シ
リコン酸化膜108を形成し、上部励振電極411a
等、上部励振検出電極511a等、上部検出電極611
a等と枠部11の形状に合わせてフォトレジスト109
をパターンニングした。この状態で、基板10全体をフ
ッ酸溶液に浸すことで、フッ酸溶液と接触するシリコン
酸化膜108、106、104、102が順次除去され
る。このように、犠牲層エッチング技術を用いて、マス
部31a、31b、32a、32bと、第1励振ビーム
21、第2励振ビーム22を基板10に対して浮上した
状態で基板10に支持することができる。
【0022】この時、フッ酸液の浸透が容易なように、
面積の大きいマス部31a、31b、32a、32bは
多数の窓を有する格子状(図示省略)に形成されてい
る。マス部31a、31b、32a、32bにおいて
は、所定の慣性質量が必要であるため、開口部の総合面
積をあまり大きくすることはできない。よって、マス部
31a、31b、32a、32bのシリコン膜105の
厚みと各窓の1辺の長さを同程度とする。
【0023】次に、図2、3に示すように、基板10の
枠部11の上面に、蓋基板12が陽極接合され、基板1
0と蓋基板12とで形成される内部空間は真空である。
下部励振電極412a等、上部励振電極411a等、上
部励振検出電極511a等、下部励振検出電極512a
等、下部検出電極612a等、上部検出電極611a等
は、層構成により、枠部11の外側に基板10に沿って
引き出され、引き出されたところにおいて、それぞれに
は、図示しない電気配線層が接続されている。この配線
層には不純物拡散による配線層、又は、Al等の金属の
蒸着による配線層を用いることができる。又、マス部3
1a、31b、32a、32b、第1励振ビーム21、
第2励振ビーム22はアース電位となるように構成され
ている。
【0024】尚、基板10の材料は特に限定されない。
シリコンの他、他の半導体、セラミックス、ガラス等を
用いることもできる。又、エッチング犠牲層としては、
シリコン酸化膜の他、窒化シリコン膜、アルミナ等を用
いることもできる。さらに、マス部、第1励振ビーム、
第2励振ビーム、励振電極、励振検出電極、検出電極等
の機能層としては、弾性があれば良く、単結晶、多結晶
のシリコンの他、ニッケル等の金属、他の弾性体材料を
用いることができる。シリコンを用いた場合には、その
層により電極を形成する関係上、電導率が大きい程望ま
しく、ドナー、アクセプタ不純物を添加するのが望まし
い。
【0025】次に、本角速度検出器の作動について説明
する。図5は、角速度検出器100の駆動及び検出回路
を示している。駆動回路71から励振電極41a、42
a、41b、42bに交流電圧が印加される。尚、励振
電極41aの上部励振電極411aと下部励振電極41
2aとに同一の交流電圧が印加される。他の励振電極に
ついても同様である。各励振電極と各マス部との間に作
用する静電力により、マス部31a、31bはy軸方向
に振動し、マス部32a、32bはx軸方向に振動す
る。この振動が励振検出電極51a、51b、52a、
52bで検出される。この励振に対して上部励振検出電
極511aと下部励振検出電極512aとは同相の信号
を出力するので、それらの電極の加算値を励振検出電極
51aの出力信号とする。他の励振検出電極についても
同様である。尚、マス部31aがz軸方向に変位に対し
ては、上部励振検出電極511aと下部励振検出電極5
12aとは逆相の信号を出力するので、それらの信号の
加算値である励振検出電極51aの出力信号には、z軸
方向の変位成分は含まれない。励振検出電極51a、5
2bで検出された信号は加算器74で加算され、励振検
出電極52a、51bで検出された信号は加算器75で
加算される。そして、加算器74と加算器75の出力信
号が加算器76で加算されて、励振検知回路72に入力
する。この励振検知回路72の出力に基づいて、振幅・
位相調整回路73により励振信号の振幅と位相が調整さ
れた後、駆動回路71に制御信号が出力される。このフ
ィードバックループにより、各マス部は次のように固有
の共振周波数で共振することになる。
【0026】各励振電極に共通の交流電圧が印加され、
各励振電極とマス部との配置関係が図5に示す関係であ
るために、マス部31aとマス部32aとは逆相(方位
軸αに対して)、励振検出電極51aと52aに対して
は同相で振動する。同様に、マス部31bとマス部32
bとは逆相(方位軸αに対して)、励振検出電極51b
と52bに対しては同相で振動する。よって、全ての励
振検出電極52aと51b、及び、励振検出電極51a
と52bとからは、同相の検出信号が出力され、励振検
知回路72に入力する信号はマス部31a、32a、3
1b、32bの振動の平均値を表している。この検出さ
れた平均振動に基づいて、振幅・位相調整回路73にて
振動が増幅されるように、駆動回路71から出力される
励振信号の振幅と位相が決定される。
【0027】この励振により、マス部31aはy軸方向
に振動する。この振動の変位yをy=y0sinβt とす
る。但し、βは励振による振動角周波数である。この
時、マス部31bの振動の変位yは、y=−y0sinβt
となる。同様に、マス部32aはx軸方向に振動し、そ
の振動の変位xは、x=x0sinβt となり、マス部32
bの振動の変位xは、x=−x0sinβt となる。x0
0 はx軸方向、y方向の振動振幅である。この時のマ
ス部31a、31b、32a、32bの振動速度は、そ
れぞれ、Vy =y0βcosβt 、Vy =−y0βcosβt 、
x =x0βcosβt、Vx =−x0βcosβt となる。
尚、第1励振ビーム21と第2励振ビーム22とは同一
に形成されているので、x0 =y0 が成立する。
【0028】この振動状態で、x軸の回りに角速度Ωx
が作用すると、マス部31a、31bにはz軸方向にコ
リオリ力F1aとF1bとが作用し、y軸の回りに角速度Ω
y が作用すると、マス部32a、32bにはz軸方向に
コリオリ力F2aとF2bとが作用する。これらのコリオリ
力はベクトルの内積のz軸成分として次式で与えられ
る。
【0029】
【数1】 F1a=2mΩxy =−2mΩx0βcosβt …(1)
【数2】 F1b=2mΩxy =2mΩx0βcosβt …(2)
【数3】 F2a=2mΩyx =2mΩy0βcosβt …(3)
【数4】 F2b=2mΩyx =−2mΩy0βcosβt …(4)
【0030】但し、mはマス部31a、31b、32
a、32bの質量である。このz軸方向のコリオリ力に
より各マス部にはz軸方向に励振周波数βと同一周波数
で振動し、その振幅の大きさは、それぞれ、角速度
Ωx 、Ωy に比例する。このz軸方向の変位zを検出電
極61aとマス部31aとの間の静電容量、検出電極6
1bとマス部31bとの間の静電容量、検出電極62a
とマス部32aとの間の静電容量、検出電極62bとマ
ス部32bとの間の静電容量の変化で検出することがで
きる。そして、マス部31a、31bのz軸方向の振幅
を検出することで、x軸回りの角速度Ωx 、マス部32
a、32bのz軸方向の振幅を検出することで、y軸回
りの角速度Ωy を検出することができる。こられのx
軸、y軸回りの角速度Ωx とΩy とを成分として、z軸
に垂直な任意方向の軸の回りの角速度Ωを検出すること
ができる。
【0031】この角速度Ωx とΩy とを検出するため
に、図6に示す回路が設けられている。上部検出電極6
11aと下部検出電極612aの出力信号は、マス部3
1aのz軸方向の変位に関して、相互に逆位相となる。
よって、それらの信号を減算器81aで減算すること
で、マス部31aのz軸方向の変位が検出される。以
下、この減算器81aの出力信号を検出電極61aの検
出信号という。このような減算器が各検出電極61a、
61b、62a、62b毎に設けられている。
【0032】x軸の回りの角速度Ωx が存在する場合に
は、マス部31a、31bは、それぞれ、(1)、
(2)式から理解されるように、z軸に対して逆位相で
振動する。よって、検出電極61a、61bの出力信号
は相互に逆位相となるので、減算器83で減算すること
で、マス部31aと31bの振動の平均値を求め、この
振幅の大きさに基づいてx軸角速度検出回路85でx軸
回りの角速度Ωx が検出される。
【0033】同様に、y軸の回りの角速度Ωy が存在す
る場合には、マス部32a、32bは、それぞれ、
(3)、(4)式から理解されるように、z軸に対して
逆位相で振動する。よって、検出電極62a、62bの
出力信号は相互に逆位相となるので、減算器84で減算
することで、マス部32aと32bの振動の平均値を求
め、この振幅の大きさに基づいてy軸角速度検出回路8
6でy軸回りの角速度Ωyが検出される。
【0034】又、この検出器100を用いて、図7に示
す装置により、x軸、y軸、z軸方向の加速度を検出す
ることができる。上述の角速度の検出に関して、(1)
〜(4)式から理解されるように、検出電極61a、6
1b、62a、62bの検出信号の総和は0となる。z
軸方向に加速度が作用していると、4つのマス部31
a、31b、32a、32bは、同相で加速度の向きに
変位する。よって、この変位量を検出電極61a、61
b、62a、62bの検出信号の総和により検出するこ
とができる。これらの検出信号の総和は加算器87、8
8、89で求められ、その総和に基づいて、z軸加速度
検出回路90によりz軸方向の加速度が検出される。
【0035】また、角速度の検出のための励振振動に関
して、励振検出電極51aと51bとは同相の信号を出
力し、励振検出電極52aと52bとは同相の信号を出
力している。よって、それらの信号の減算値は0であ
る。また、各励振検出電極の上部励振検出電極と下部励
振検出電極は、上述したように、マス部のz軸方向の変
位に対して逆相の信号を出力するので、それらの加算値
である各励振検出電極の出力信号には、z軸方向の変位
が含まれない。よって、角速度成分が励振検出電極から
出力されることはない。
【0036】x軸方向に加速度が作用していると、マス
部32aと32bはx軸に関して同一向きに変位し、こ
の変位に関して、励振検出電極52aと52bの出力信
号は逆相となる。よって、これらの励振検出電極52a
の出力信号から励振検出電極52bの出力信号を減算器
91で減算することで、x軸方向の変位が検出される。
この変位信号に基づいて、x軸加速度検出回路93によ
りx軸方向の加速度が検出される。
【0037】y軸方向の加速度についても同様である。
y軸方向に加速度が作用していると、マス部31aと3
1bはy軸に関して同一向きに変位し、この変位に関し
て、励振検出電極51aと51bの出力信号は逆相とな
る。よって、これらの励振検出電極51aの出力信号か
ら励振検出電極51bの出力信号を減算器92で減算す
ることで、y軸方向の変位が検出される。この変位信号
に基づいて、y軸加速度検出回路94によりy軸方向の
加速度が検出される。
【0038】また、次のようにしてz軸回りの角加速度
を検出することができる。励振に関して、励振検出電極
51a、51b、52a、52bは全て同一信号を出力
していると考えられる。よって、励振検出電極51aと
51bの検出信号の加算器96による加算信号と、励振
検出電極52aと52bの検出信号の加算器97による
加算信号との減算器98による差信号には、励振による
信号は含まれない。また、x軸方向の加速度に対して
は、励振検出電極52aと52bの検出信号は逆位相と
なり、y軸方向の加速度に対しては、励振検出電極51
aと51bの検出信号は逆位相となる。従って、加算器
97、96の出力信号には、x軸方向の加速度による信
号、y軸方向の加速度による信号が含まれない。従っ
て、減算器98の出力信号にも、x軸、y軸方向に作用
する加速度信号は含まれない。一方、z軸回りの+α方
向の角加速度が作用すると、第1群の励振検出電極52
a、52bの検出信号は同相、第2群の励振検出電極5
1aと51bは同相となり、それら第1群の検出信号と
第2群の検出信号とは逆相となる。よって、減算器98
の出力信号には、z軸回りの角加速度の検出信号が含ま
れることになる。このようにして、z軸角加速度検出回
路95によりz軸回りの角加速度が検出される。z軸回
りの角加速度を検出するには、図5において、加算器7
4と加算器75の出力信号の差信号によってもz軸回り
の角加速度を検出することができる。
【0039】上記の検出器100では、第1励振ビーム
21、第2励振ビーム22がそれらで構成される平面上
で振動するので、振動バランスが良く、高い振動Q値が
得られ、高感度が得られる。また、第1励振ビーム2
1、第2励振ビーム22とが中央の交点部23で固定さ
れているために、温度特性に優れている。また、マス部
の形状の調整が容易なために、振動の安定性が得られ、
感度が向上し、温度特性が向上する。また、基板10を
第1、第2励振ビーム21、22と同一にアース電位と
することで、耐ノイズ性に優れる。
【0040】なお、上記の実施例では、z軸方向の変位
zを各検出電極61a、61b、62a、62bと各マ
ス部31a、31b、32a、32b間の静電容量の変
化で検出している。しかし、次のように構成しても良
い。検出電極61a、61b、62a、62bと同様に
上部検出電極と下部検出電極とからなる一対のz軸励振
電極を各マス部31a、31b、32a、32bに対応
して設ける。そして、検出電極61a、61b、62
a、62bの出力値からz軸方向の変位zを検出し、そ
の変位zが常に0となるように、そのz軸励振電極に交
流電圧を印加して、その印加電圧の振幅から角速度Ω
x 、 Ωy を検出する。このように、z軸方向の変位が0
となる状態で角速度Ωを検出すれば、非線型誤差を排除
することが可能となり、より検出精度を向上させること
ができる。
【0041】また、駆動回路71、励振検知回路72、
振幅・位相調整回路73、x軸角速度検出回路85、y
軸角速度検出回路86、x軸、y軸、z軸加速度検出回
路93、94、90、z軸加速度検出回路95等の回路
は、基板10上に角速度検出器100と共に形成されて
いても良い。
【0042】〔第2実施例〕次に、第2実施例の角速度
検出器200について説明する。図8はその角速度検出
器200の構成を示している。第1実施例と同様に、紙
面が基板面10aである。第1励振ビーム21、第2励
振ビーム22、交点部23は、第1実施例と同様に構成
されている。第1実施例と異なる点は、マス部33a、
33b、34a、34bがリング状に形成され、励振電
極43がマス部33aと34aとに対して共通に形成さ
れ、励振電極44がマス部33bと34bとに対して共
通に形成され、励振検出電極53がマス部33aと34
bに対して共通に形成され、励振検出電極54がマス部
34aと33bに対して共通に形成されていることであ
る。2つの励振電極、2つの励振検出電極ともに同一に
構成されている。例えば、励振電極43は枠部11に固
定された櫛歯電極431とマス部33aの端部に形成さ
れた櫛歯電極331とマス部34aの端部に形成された
櫛歯電極341とで構成されている。これらの櫛歯電極
が微小間隙を隔てて噛み合うことで、それらの間に作用
する静電力により、第1実施例の場合と同一モードで各
マス部を励振させることができる。尚、噛み合っている
櫛歯電極はz軸方向には相対移動可能である。また、各
マス部33a、33b、34a、34bに対向して、検
出電極63a、63b、64a、64bが配設されてい
る。各検出電極は第1実施例と同様に、マス部の上側と
下側で対向して存在する一対の電極から構成されてい
る。
【0043】この角速度検出器200の励振のための装
置は、図5に示す第1実施例の場合と同様である。図5
における隣接する励振電極41aと42aが第2実施例
では励振電極43に共通化され、図5における隣接する
励振電極41bと42bとが第2実施例では励振電極4
4に共通化されている。同様に、図5における隣接する
励振検出電極51aと52bが第2実施例では励振検出
電極53に共通化され、図5における隣接する励振検出
電極52aと51bとが第2実施例では励振検出電極5
4に共通化されている。よって、図5に示す加算器7
5、74を設けることなく、励振信号を2分配する図9
に示す回路構成で、マス部を励振させることができる。
【0044】励振モードとx軸、y軸の回りに角速度が
印加された場合のマス部のz軸方向の励振モードも第1
実施例と同一である。x軸、y軸の回りの角速度も、図
6と実質的に同一な図10の回路により測定することが
できる。
【0045】第2実施例の検出器200は、励振検出電
極が共通化されているために、x軸方向の変位とy軸方
向の変位とを分離して検出することができないし、z軸
回りの回転変位も励振変位等と分離することができな
い。よって、加速度はz軸方向の加速度のみが検出可能
である。検出電極63a、63b、64a、64bの配
置関係は、第1実施例と同一であるので、図7と同様な
図11に示す回路により、z軸方向の加速度を検出する
ことが可能である。
【0046】第2実施例では、第1実施例に比べて、励
振電極、励振検出電極が一部共通化されているために、
検出される物量の種類は減少するが、構造が簡単となる
分、製造が容易となる。また、マス部のリング幅を調整
することで、共振周波数、共振Q値を容易に調整するこ
とができる。また、励振電極、励振検出電極に櫛型電極
を用いたので、結合が高く、励振及び検出の効率が高く
なる。また、櫛型電極をマス部の側部に形成しているの
で、マス部がz軸方向に大きく変位しても、励振精度が
低下せず、安定した励振が可能となる。それにより検出
精度を向上させることができる。その他、第1実施例と
同様な変形例を用いてもよく、同様な効果を有する。
【0047】上記の第1実施例、第2実施例ともに、各
マス部が片持ち梁の第1、第2励振ビーム21、22で
保持されている。しかし、図12、図13、図14に示
す両持ち梁で各マス部を振動自在に支持しても良い。即
ち、図12では、マス部31aが、一端が基板10に固
定された一対のフォールディドビーム211a、212
aで支持され、マス部31bは、一端が基板10に固定
された一対のフォールディドビーム211b、212b
で支持されており、y軸方向に容易に変位可能である。
同様に、マス部32a、32bは、それぞれ、一対のフ
ォールディドビーム221a、222aと、一対のフォ
ールディドビーム221b、222bとで振動自在に支
持されており、x軸方向に容易に変位可能である。
【0048】図13では、フォールディドビームに代え
てバネで各マス部が支持されている。即ち、マス部31
aは、一端が基板10に固定された一対のy軸方向に伸
縮自在のバネ213a、214aで支持され、マス部3
1bは、一端が基板10に固定された一対のy軸方向に
伸縮自在のバネ213b、214bで支持されており、
y軸方向に容易に変位可能である。同様に、マス部32
a、32bは、それぞれ、一対のx軸方向に伸縮自在の
バネ223a、224aと、一対のx軸方向に伸縮自在
のバネ223b、224bとで振動自在に支持されてお
り、x軸方向に容易に変位可能である。
【0049】図14では、図13の一対のバネに代え
て、1本のバネで各マス部が支持されている。即ち、マ
ス部31aは、一端が基板10に固定されたx軸方向に
伸縮自在のバネ215aで支持され、マス部31bは、
一端が基板10に固定されたx軸方向に伸縮自在のバネ
215bで支持されており、y軸方向に容易に変位可能
である。同様に、マス部32a、32bは、それぞれ、
y軸方向に伸縮自在のバネ225a、225bとで振動
自在に支持されており、x軸方向に容易に変位可能であ
る。
【0050】以上のような、構成により、各マス部を所
望方向に容易に振動可能に支持することができると共
に、各マス部は両持ち梁で支持されるので、構造が堅牢
となる。また、マス部が基板に接触することも効果的に
防止される。また、複数点で支持されることから、製造
時の破壊も少なく製造が容易である。特に、図13の構
成では、隣接するマス部、例えば、31aと32aと
が、連結されたバネ213aと224aとで支持されて
いることから、4つのマス部がより連動して動作し易く
なることから、励振モードをより対称性良く且つ安定さ
せることが可能となる。また、図12の構造では、マス
部31aをフォールディドビーム211a、212a等
で支持しているので、柔らかいバネを実現でき、マス部
の振動モードはそのバネの内部応力の影響を受け難い。
【0051】また、z軸の回りの角速度は、その回りの
角加速度を積分演算により検出することができる。上記
の検出回路は、ハードウエアによるアナログ又はデジタ
ル回路で構成しても、ソフトウエアを用いたコンピュー
タシステムにより構成しても良い。
【0052】上記の実施例では、各マス部の励振に静電
力によるものを用いたが、ローレンツ力による励振方法
を用いても良い。又、振動の検出には、静電容量を用い
ているが、電磁誘導による起電力を用いても良い。要
は、電気量として変位が検出されれば、任意の物理量で
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な第1実施例に係る角速度検出
器の構成を示した平面図。
【図2】第1実施例に係る角速度検出器の構成を示した
断面図。
【図3】同第1実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た断面図。
【図4】第1実施例に係る角速度検出器の製造工程を示
した断面図。
【図5】第1実施例に係る角速度検出器のマス部を励振
させるための回路構成を示したブッロック図。
【図6】第1実施例に係る角速度検出器によるx軸、y
軸の回りの角速度を検出するための回路構成を示したブ
ッロック図。
【図7】第1実施例に係る角速度検出器によるx軸、y
軸、z軸方向の加速度、z軸回りの角加速度を検出する
ための回路構成を示したブッロック図。
【図8】第2実施例に係る角速度検出器の構成を示した
構成図。
【図9】第2実施例に係る角速度検出器のマス部を励振
させるための回路構成を示したブッロック図。
【図10】第2実施例に係る角速度検出器によるx軸、
y軸の回りの角速度を検出するための回路構成を示した
ブッロック図。
【図11】第2実施例に係る角速度検出器によるz軸回
りの角加速度を検出するための回路構成を示したブッロ
ック図。
【図12】マス部の他の支持機構を示した構成図。
【図13】マス部の他の支持機構を示した構成図。
【図14】マス部の他の支持機構を示した構成図。
【符号の説明】
10…基板 10a…基板面 11…枠部 31a、31b、32a、32b、33a、33b、3
4a、34b…マス部 21…第1励振ビーム 22…第2励振ビーム 23…交点部 41a、42a、41b、42b、43、44…励振電
極 51a、52a、51b、52b、53、54…励振検
出電極 61a、62a、61b、62b、63a、64a、6
3b、64b…検出電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤塚 徳夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 平2−218914(JP,A) 特開 平9−210690(JP,A) 特開 平8−271256(JP,A) 特開 平10−239347(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細加工による慣性質量を有する複数の
    マス部を前記基板面に平行な異なる2方向に、マス部と
    対抗して配設された励振電極による電気力により励振さ
    せて、角速度、加速度、又は、角加速度の少なくとも1
    の物理量を検出する検出器において、前記励振電極は、隣接する2つの前記マス部の境界付近
    に配設され、その2つのマス部に対して共通な電極であ
    って、 前記基板面に平行に異なる前記2方向に延設され、中心
    の交点部が基板に固定され、他端において前記マス部を
    基板に対して振動可能に支持する励振ビームを設け、前
    記基板面に垂直な軸の回りの一方の回転の向きに変位の
    正の向きをとるとき、任意に隣接する2つのマス部にお
    ける変位が逆位相となるように励振させることを特徴と
    する検出器。
  2. 【請求項2】 微細加工による慣性質量を有する複数の
    マス部を基板面に平行に励振させ、その励振方向と基板
    面の垂直軸とに直交する方向の軸の回りの角速度を検出
    する角速度検出器において、 リング状に4分割して形成された4個のマス部と、 前記基板面に平行に異なる前記2方向に延設され、中心
    の交点部が基板に固定され、他端において前記マス部を
    基板に対して振動可能に支持する励振ビームと、 隣接する2つの前記マス部の境界付近に配設され、その
    2つのマス部に対して共通な電極であって、前記垂直軸
    の回りの一方の回転の向きに沿って交互に設けられ、マ
    ス部をその前記垂直軸の回りの回転方向に励振させるた
    めの励振電極と、マス部の励振変位を検出する励振検出
    電極と、前記垂直軸の方向に前記マス部に発生するコリ
    オリ力に関連する物理量を検出し前記マス部に対抗して
    配設された検出電極とを有し、前記垂直軸の回りの一方
    の回転の向きに変位の正の向きをとるとき、任意に隣接
    する2つのマス部における変位が逆位相となるように励
    振させること特徴とする角速度検出器。
  3. 【請求項3】 前記マス部の励振変位を検出する励振検
    出電極と、前記基板面に垂直な軸の方向にマス部に対抗
    して配設された検出電極とを有し、 前記マス部に発生するコリオリ力に関連する物理量及び
    /又は前記マス部に作用す加速度に起因するオフセット
    量を測定することによって、基板面に平行で任意方向の
    軸の回りの角速度、任意方向の加速度、又は、基板面に
    垂直な軸の回りの角加速度の少なくとも1の物理量を検
    出する請求項1に記載の検出器。
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