JP3300614B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3300614B2
JP3300614B2 JP27672096A JP27672096A JP3300614B2 JP 3300614 B2 JP3300614 B2 JP 3300614B2 JP 27672096 A JP27672096 A JP 27672096A JP 27672096 A JP27672096 A JP 27672096A JP 3300614 B2 JP3300614 B2 JP 3300614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線に接続さ
れた一つの局に対して二つ以上の電話番号が割り当てら
れる、いわゆるディスティンクティブリンギングサービ
スを活用して情報の処理を行う情報処理装置の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、一つの局に対して二つ以上の電話
番号が割り当てられる上記ディスティンクティブリンギ
ングサービスが、特に欧米において一般化している。
【0003】このディスティンクティブリンギングサー
ビスとは、交換機側から一の電話回線に対して複数の電
話番号(呼出番号)が割り当てられるサービスであり、
当該複数の電話番号毎に電話機又はファクシミリ装置を
接続することにより、少ない回線数で多くの電話機等を
使用するために利用されたり、又は、ファクシミリ装置
の機能と電話機の機能とを併せ持つ装置において、一つ
の電話番号をファクシミリ装置専用とし、他の電話番号
を電話機専用として用いることにより、ファクシミリ装
置と電話機との自動切換に用いられたりしている。
【0004】このサービスにおいては、一の電話回線に
対して割り当てられた複数の電話番号の区別は、呼出信
号を異ならせることにより行われる。すなわち、一定の
呼出信号に別の信号が付加されたり、呼出信号の信号パ
ターンが異なるようにされたりすることにより区別され
るのである。
【0005】ここで、現在、当該ディスティンクティブ
リンギングサービスを活用しているものとしては、電話
回線を介して送信されてきた画像情報等の情報を受信し
て所定の記録用紙に記録するファクシミリ装置がある。
これは、一台のファクシミリ装置に複数の電話番号を割
り当て、当該一台のファクシミリ装置でより多くの送信
元からの情報を受信し、各電話番号毎に異なる処理、例
えば、他のファクシミリ装置に転送したり、ページング
を行ったり、又はそのままプリントアウトしたりしよう
とするものである。
【0006】ところで、近年、情報を読み取るスキャナ
部又は情報を記録するプリンタ部或は情報の送受信を行
うファクシミリ部等の複数の情報処理部を備えたいわゆ
る多機能周辺装置をコンピュータ等の情報処理制御装置
から制御して、夫々の情報処理部に適応した情報の処理
を行う情報処理装置が一般化しつつある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記多
機能周辺装置と情報処理制御装置を含む情報処理装置に
おいては、上記ディスティンクティブリンギングサービ
スを用いて情報を受信することは行われておらず、従っ
て、ディスティンクティブリンギングサービスに加入し
ている使用者が上記情報処理装置を所持していても、デ
ィスティンクティブリンギングサービスを当該情報処理
装置を用いて有効に活用することができないという問題
点があった。
【0008】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
成されたもので、その課題は、上記多機能周辺装置を含
む情報処理装置であって、ディスティンクティブリンギ
ングサービスを有効に活用して情報の処理を行うことが
可能な情報処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、電話回線を介して送信
されてくる情報を受信するNCU(Network Control
Unit)等の通信処理部を少なくとも備え、当該情報の受
信を含む情報処理を行う多機能周辺装置等の第2情報処
理手段及び当該第2情報処理手段に接続されたパソコン
等の第1情報処理手段を含み、当該第2情報処理手段を
当該第1情報処理手段から制御することにより前記情報
の受信を含む前記情報処理を実行する情報処理装置にお
いて、前記第2情報処理手段は、複数の電話番号に夫々
対応すると共に 一の前記電話回線を介して送信されて
くる複数種類の信号パターンを夫々有する複数種類の
出信号の夫々を判別するCPU等の判別手段と、前記判
別手段における判別結果に基づいて、前記送信されてき
た呼出信号が予め設定された特定呼出信号であると判別
されたとき、当該特定呼出信号が着呼したことを示す特
定着呼信号を前記第1情報処理手段に出力すると共に、
前記判別手段における判別結果に基づいて、前記送信さ
れてきた呼出信号が前記特定呼出信号以外の他の呼出信
号であると判別されたとき、前記特定着呼信号と異なる
一般着呼信号を前記第1情報処理手段に出力するCPU
等の着呼信号出力手段と、を備え、前記第1情報処理手
段は、前記特定着呼信号を受信したとき、前記特定呼出
信号と共に前記電話回線を介して前記通信処理部に送信
されてきた情報に対して前記特定着呼信号に対応して予
め設定された特定処理を施すと共に、前記一般着呼信号
を受信したとき、前記他の呼出信号と共に前記電話回線
を介して前記通信処理部に送信されてきた情報に対して
前記一般着呼信号に対応して予め設定された前記特定処
理と異なる他の処理を施すファクシミリ制御部等の処理
手段を備える。
【0010】請求項1に記載の発明の作用によれば、第
2情報処理手段に含まれる判別手段は、複数の電話番号
に夫々対応すると共に 一の電話回線を介して送信され
てくる複数種類の信号パターンを夫々有する複数種類の
呼出信号の夫々を判別するそして、第2情報処理手段に
含まれる着呼信号出力手段は、判別結果に基づいて、送
信されてきた呼出信号が特定呼出信号であると判別され
たとき、特定着呼信号を第1情報処理手段に出力すると
共に、送信されてきた呼出信号が他の呼出信号であると
判別されたとき、一般着呼信号を第1情報処理手段に出
力する。
【0011】これにより、第1情報処理手段に含まれる
処理手段は、特定着呼信号を受信したとき、特定呼出信
号と共に通信処理部に送信されてきた情報に対して予め
設定された特定処理を施すと共に、一般着呼信号を受信
したとき、他の呼出信号と共に通信処理部に送信されて
きた情報に対して予め設定された他の処理を施す。
【0012】よって、第1情報処理手段において、特定
呼出信号又は他の呼出信号に対応した処理を区別して実
行することができる。
【0013】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置におい
て、前記特定呼出信号と共に前記通信処理部に送信され
てきた情報はファクシミリ受信すべきファクシミリ情報
であり、前記他の呼出信号と共に前記通信処理部に送信
されてきた情報は音声情報であると共に、前記特定処理
は、前記ファクシミリ情報を前記第1情報処理手段にお
いて受信する処理であるように構成される。
【0014】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、特定呼出信号と共
に通信処理部に送信されてきた情報はファクシミリ情報
であり、他の呼出信号と共に通信処理部に送信されてき
た情報は音声情報であると共に、特定処理は、ファクシ
ミリ情報を第1情報処理手段において受信する処理であ
るので、ファクシミリ情報を迅速に第1情報処理手段に
おいて受信することができると共に、ファクシミリ情報
と音声情報を呼出信号の相違に基づいて区別して処理す
ることができる。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置におい
て、前記他の処理は、前記音声情報を前記第1情報処理
手段において録音する処理であるように構成される。
【0016】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項2に記載の発明の作用に加えて、他の処理は、音声
情報を第1情報処理手段において録音する処理であるの
で、音声情報を確実に録音することができると共に、音
声情報とファクシミリ情報を呼出信号の相違に基づいて
区別して処理することができる
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明す
る実施形態は、記録すべき情報を所定の記録用紙に記録
するプリンタ機能、画像等の情報を読み取るスキャナ機
能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を記録する
コピー機能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を
電話回線を介して外部に対し送受信するファクシミリ機
能並びに電話を掛けてきた通話者のメッセージを自動的
に録音するいわゆる留守番電話機能等を備えた多機能周
辺装置にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとい
う。)等のコンピュータを接続し、当該パソコンから多
機能周辺装置を制御して情報記録、情報読取、外部との
情報の送受信又は留守番電話機能動作等の情報処理を行
う情報処理装置に対して本発明を適用した場合の実施形
態である。
【0018】なお、上記ファクシミリ機能には、電話回
線を介して送信されてきた送信情報を記録用紙上に記録
する本来のファクシミリ機能の他に、当該送信情報を一
時的に記録して必要に応じて外部の他のファクシミリ装
置に送信する(すなわち、送信情報を転送する)転送機
能をも含まれている。
【0019】また、以下の説明においては、ディスティ
ンクティブリンギングサービスにより送信されてくる呼
出信号については、二種類の異なる信号パターンが送信
されてくることとする。 (I)情報処理装置の全体構成 始めに、上記本発明が適用される情報処理装置の全体構
成及びその外観について、図1を用いて説明する。
【0020】上述のように、実施形態に係る情報処理装
置Sは、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機
能、スキャナ機能及び留守番電話機能の夫々を備えた多
機能周辺装置1と、当該多機能周辺装置1に接続された
パソコン30とにより構成されている。
【0021】この構成において、図1に示すように、多
機能周辺装置1の本体6の側部には後述の受話器18が
備えられ、更に当該本体6の上面前部には操作パネル2
が設けられている。また、本体6の後面上部には、上記
記録用紙を保持する記録用紙カセット5を着脱自在に装
着するためのカセット装着部3が形成され、上面中央に
はスキャナ機能を用いて読み取るべき原稿を保持する原
稿台4が形成されている。更に、多機能周辺装置1は、
電話回線24を介して外部と接続されており、当該電話
回線24を用いて上記ファクシミリ機能又は留守番電話
機能を動作させることが可能となっている。
【0022】一方、上記構成を有する多機能周辺装置1
を制御するパソコン30は、通常のコンピュータとして
構成されており、図1に示すように情報を入力するため
のキーボード31と、後述のアイコン又はボタン等をク
リック処理する(選択実行する)ためのマウス32と、
後述の各種制御プログラムを記録した記録媒体としての
フレキシブルディスク41から当該制御プログラムを読
み出すためのフレキシブルディスクドライブ装置33A
と、後述の設定画面等を含む画面を表示するための液晶
表示器等からなるディスプレイ34とにより構成されて
おり、接続ケーブル17により多機能周辺装置1と接続
されている。
【0023】ここで、上記アイコンとは、後述の夫々の
処理に対応するアプリケーションプログラムを図柄化し
てディスプレイ34上に表示したものであり、所望のア
プリケーションプログラムを選択実行する際に、当該プ
ログラムを示すアイコンをマウス32等を用いてクリッ
ク処理することにより選択して実行させるためのもので
ある。
【0024】また、上記ボタンとは、所定のアプリケー
ションプログラムを実行する際の機能設定等において、
夫々の機能設定処理(「確定」又は「取消」等)を図柄
化してディスプレイ34上に表示するもので、所望の機
能設定処理に対応するボタンをマウス32等を用いてク
リック処理することにより当該機能設定処理を実行させ
るためのものであり、通常は、ボタン自体がアイコン化
されている。 (II)多機能周辺装置の構成及び動作 次に、上記多機能周辺装置1の内部構成及び動作につい
て、図2を用いて説明する。
【0025】図2に示すように、多機能周辺装置1は、
判別手段及び着呼信号出力手段としてのCPU10と、
ROM(Read Only Memory)11と、EEPROM
(Electrically Erasable and Programmable ROM)
12と、RAM(Random Access Memory)13と、ス
キャナ部14と、プリンタ部15と、インターフェース
部16と、上記受話器18と、NCU(Network Contr
ol Unit)19と、ボイス機能付のモデム部20と、上
記操作パネル2と、アンプ21と、スピーカ22と、バ
ス23とにより構成されている。
【0026】次に、多機能周辺装置1の上記各部の動作
を説明する。
【0027】NCU19は、電話回線24を介して入力
されるファクシミリ情報をモデム部20に出力すると共
に、電話回線24を介して入力される音声情報を受話器
18或はモデム部20に出力する。なお、情報処理装置
Sにおいて後述の通信処理によりディスティンクティブ
リンギングサービスを活用する際には、上記電話回線2
4を介して入力される音声情報は、ボイス機能付のモデ
ム部20によってディジタル信号に変換された後、イン
ターフェース部16を介してパソコン30にも出力され
る。
【0028】これらと並行してNCU19は、モデム部
20から出力されるファクシミリ送信すべき情報を上記
電話回線24に送出すると共に、受話器18により発生
された音声情報を電話回線24に送出する。ここで、上
記ディスティンクティブリンギングサービスを活用する
際には、これに加えて、パソコン30から送信されてき
た音声情報(ディジタル情報)がボイス機能付のモデム
部20によってアナログ信号に復元された後、NCU1
9を介して電話回線24に送出されることとなる。ま
た、ディスティンクティブリンギングサービスにより電
話回線24を介して送信されてきた複数種類の呼出信号
は、NCU19を介してCPU10に出力される。
【0029】ここで、CPU10は電話回線24を介し
て送信されてきた呼出信号の信号パターンを検出し、予
め登録された特定の信号パターンであるか否かを必要に
応じて判別する。
【0030】次に、モデム部20は、いわゆる変復調動
作を行うものであり、より具体的には、NCU19から
入力されたファクシミリ情報に対して復調動作を行い、
当該ファクシミリ情報に対応するディジタル信号をバス
23に出力と共に、バス23からのファクシミリ情報を
変調してNCU19に出力する。
【0031】また、モデム部20は、いわゆるボイス機
能を備えるものであって、より具体的には、NCU19
から入力された音声情報(アナログ信号)をディジタル
信号に変換してバス23に出力すると共に、バス23を
介して入力した音声情報(ディジタル情報)をアナログ
信号に復元してNCU19に出力する。
【0032】スキャナ部14は、CPU10の制御の
下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合のファクシミリ送信すべき画像等の情報を読み取
ってバス23に出力すると共に、多機能周辺装置1がコ
ピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像等
の情報を読み取ってバス23に出力する。
【0033】プリンタ部15は、CPU10の制御の
下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合にNCU19及びモデム部20を介して入力され
た受信したファクシミリ情報を、RAM13に一時的に
記憶した後又は直接所定の記録用紙に記録して出力す
る。この他に、プリンタ部15は、多機能周辺装置1が
コピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像
等の情報をバス23から受け取って上記記録用紙に記録
すると共に、多機能周辺装置1がプリンタ装置として機
能する場合のパソコン30から入力された情報をバス2
3から受け取って記録用紙に記録する。
【0034】操作パネル2は、多機能周辺装置1に対し
ての指示を与えたり、所定の状態を設定するための指示
操作又は状態を表示する。なお、操作パネル2はアルフ
ァベットの大文字に対応するキーと数字に対応するキー
のみにより構成されており、当該操作パネル2から入力
処理可能な情報は、アルファベットの大文字及び数字の
みで構成されている情報のみである。
【0035】次に、ROM11は、主としてCPU10
において実行されるファクシミリ機能、スキャナ機能、
プリンタ機能又はコピー機能等を実現するための制御プ
ログラムを記憶しておくための読み出し専用のメモリで
あり、CPU10の制御の下、必要なデータ等をバス2
3を介して出力する。
【0036】EEPROM12は、多機能周辺装置1の
電源を断とした場合でも消失してはならない情報、例え
ば、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合に頻繁にファクシミリ送信する相手先の電話番号
や、いわゆる短縮ダイアルのための電話番号等を記憶し
ておくための不揮発性のメモリである。
【0037】なお、当該EEPROM12は、後述の呼
出信号の登録処理においては、登録された呼出信号とパ
ソコン30に出力される着呼信号Si(後述の特定着呼
信号Sii及び一般着呼信号Sinを含む。)との組合わせ
を記憶する。
【0038】RAM13は、CPU10の制御の下、必
要なデータを一時的に記憶する等の動作を行うための読
み書き可能なメモリであり、具体的には、ファクシミリ
情報として電話回線24及びNCU19等を介して入力
されたデータ、電話回線24を介して外部に送出すべき
ファクシミリ情報又はスキャナ部14において読み取ら
れた情報等を一時的に記憶し、CPU10の制御により
所定のタイミングで読み出す。
【0039】インターフェース部16は、接続ケーブル
17を介して接続されているパソコン30から送信され
てくるデータ等を多機能周辺装置1に取り込むと共に、
多機能周辺装置1からパソコン30に出力すべき情報を
当該出力用に変換するためのインターフェース動作を行
う。
【0040】アンプ21は、CPU10の制御の下、ス
ピーカ22から出力すべき呼出音又はガイダンス音声等
の音声情報を増幅して当該スピーカ22に出力する。
【0041】最後に、CPU10は、バス23を介し
て、ROM11に記録されている制御プログラムに基づ
いて上述の各構成部材の動作を制御する。更に、当該C
PU10は、後述の要求信号Sqがパソコン30から送
信されてくると、それに対応して多機能周辺装置1にお
ける上記スキャナ部14等の機能設定を行うために必要
な設定項目等を返信すると共に、必要に応じて当該設定
項目等における設定現況(現在の設定内容)をパソコン
30に返信する。
【0042】これと並行して、CPU10は、NCU1
9を介して入力された呼出信号の判別結果並びにEEP
ROM12に記憶されている呼出信号と着呼信号Siの
組合わせに基づいて、呼出信号の信号パターンに対応す
る着呼信号Si(特定着呼信号Sii及び一般着呼信号Si
nを含む。)をバス23、インターフェース部16を介
してパソコン30に出力する。
【0043】更に上記の構成において、留守番電話機能
を実行するときには、外部の通話者から掛かってきた電
話に対応するための予め入力されたいわゆる応答メッセ
ージ並びに当該通話者の音声(メッセージ)は上記RA
M13に一時的に記憶される。更にこれらの留守番電話
機能はCPU10により統轄して制御される。なお、R
AM13は、電源が断となったときでも記憶内容が消失
しないように電源バックアップ可能である。
【0044】一方、上記の構成において、上記転送機能
のための送信情報も上記RAM13に格納される。 (III)パソコンの構成及び全体動作 次に、上記パソコン30の構成及び概略動作について、
図3を用いて説明する。
【0045】図3に示すように、実施形態のパソコン3
0は、CPU36と、ROM39と、RAM37と、上
記キーボード31及びマウス32を含む入力部と、画像
処理部35と、上記ディスプレイ34と、インターフェ
ース部38と、バス40と、外部記憶部33により構成
されている。
【0046】この構成において、CPU36は、後述の
フローチャートで示される本発明の通信処理等を主とし
て行う。
【0047】また、ROM39には、上記パソコン30
の各構成要素を制御するための制御プログラムが予め記
憶されており、CPU36からの要求により、必要に応
じて当該制御プログラムをバス40を介してCPU36
に出力する。
【0048】更に、RAM37は、CPU36の制御の
もと、後述の通信処理に伴うデータを一時的に記憶し、
必要に応じてバス40及びインターフェース部38を介
して多機能周辺装置1に出力する。
【0049】また、画像処理部35は、CPU36の制
御のもと、アイコン又はボタンと共に必要なデータを表
示するために画像合成等の処理を行い、処理結果をディ
スプレイ34に出力し、当該データ又はアイコン等を表
示する。
【0050】マウス32及びキーボード31によりなる
入力部は、上記表示されているデータを選択すると共に
ディスプレイ34上に表示されているアイコン等を操作
することにより必要な機能設定処理又は通信処理のため
のデータ等をバス40を介してCPU36、RAM37
等に入力する。
【0051】次に、インターフェース部38は、バス4
0を介してCPU36の制御により出力されてくる送信
データ等を多機能周辺装置1に出力すると共に、当該多
機能周辺装置1から入力される受信データをバス40に
出力する。
【0052】更に、外部記憶部33は、図示しないHD
D(Hard Disk Drive)装置及びフレキシブルディス
クドライブ装置33Aよりなり、このうちのHDD装置
内のハードディスク上には上記CPU36における通信
処理のための後述のフローチャートで示される処理に対
応する制御プログラムが予め記憶(インストール)され
ており、CPU36からの要求により、必要に応じて当
該制御プログラムをバス40を介してRAM37に出力
する。また、これと並行して、外部記憶部33は、CP
U36の制御のもと、必要に応じてデータ等を保存す
る。
【0053】最後に、バス40は、上述のCPU36、
ROM39、RAM37、外部記憶部33等の各構成要
素間を接続してデータの伝送を行う。
【0054】なお、実施形態のパソコン30は、多機能
周辺装置1と接続することにより、多機能周辺装置1単
体でも実行可能な留守番電話機能とは別に、パソコン3
0を主体として留守番電話機として機能することができ
る。すなわち、パソコン30内の例えば外部記憶部33
等に予め留守番電話としての応答メッセージを記憶させ
ておき、多機能周辺装置1に外部から音声情報の着呼が
あったときは、始めにパソコン30から上記応答メッセ
ージを多機能周辺装置1を介して送信し、これに対応し
て受信した通話者のメッセージを多機能周辺装置1を介
してパソコン30に取り込んで、RAM37に一時的に
蓄積し、或はハードディスク上の所定のファイルに記憶
しておくことができるのである。
【0055】次に、上記パソコン30における、特に本
発明に係るCPU36及び外部記憶部33の細部構成に
ついて、図4を用いて説明する。なお、図4は、パソコ
ン30を用いて多機能周辺装置1を制御する際のパソコ
ン30内におけるデータの流れ及び動作を、夫々の動作
を示す機能ブロック図として示したものであり、図4に
おけるスキャナアプリケーション部50、プリンタアプ
リケーション部54、リモートセットアップ部58、フ
ァクシミリアプリケーション部62並びにリソースマネ
ージャ66については、実際には、外部記憶部33内の
特にハードディスクに記憶(インストール)されている
上記スキャナアプリケーション部50等の夫々に対応す
るアプリケーションプログラムに基づいてCPU36内
の演算処理部が動作することにより、上記夫々の機能が
発揮されるものである。
【0056】なお、スキャナアプリケーション部50及
びプリンタアプリケーション部51については、夫々専
用のアプリケーションプログラムがあるものではなく、
後述する各ドライバを起動可能なアプリケーションプロ
グラムを総称するものであって、例えば、多機能周辺装
置1のためにインストールされた専用のビューワーエデ
ィタアプリケーションプログラム(多機能周辺装置1か
ら送信されてきた情報をディスプレイ34上に表示させ
る等の処理を行うアプリケーションプログラム)又はそ
の他の一般的なワードプロセッサアプリケーションプロ
グラム等からなる。
【0057】また、リモートセットアップ部58及びフ
ァクシミリアプリケーション部62は、多機能周辺装置
1のためにインストールされた専用のアプリケーション
プログラムであって、後述する各ドライバと一体的に機
能するものであり、例えば、ファクシミリデータの送受
信を管理するログマネージャアプリケーションプログラ
ム、リモートセットアップアプリケーションプログラム
等からなる。
【0058】図4に示すように、多機能周辺装置1をパ
ソコン30から遠隔制御する場合に、当該パソコン30
は、多機能周辺装置1におけるCPU10及びスキャナ
部14を用いて情報読取機能を発揮すべく当該CPU1
0及びスキャナ部14を制御するスキャナ制御部SC
と、多機能周辺装置1におけるCPU10及びプリンタ
部15を用いて情報記録機能を発揮すべく当該CPU1
0及びプリンタ部15を制御するプリンタ制御部PR
と、多機能周辺装置1におけるCPU10、スキャナ部
14、プリンタ部15等の機能設定等を行って多機能周
辺装置単体での留守番電話機能、転送機能、スキャナ機
能又はプリンタ機能等を発揮させるためのセットアップ
制御部RMと、多機能周辺装置1におけるCPU10、
NCU19等からなるファクシミリ機能部を用いて転送
機能を含む上記ファクシミリ機能並びに上記パソコン3
0における留守番電話機能を発揮すべく当該CPU1
0、NCU19等からなるファクシミリ機能部を制御す
る処理手段としてのファクシミリ制御部FXと、後述の
リモートセットアップ部、各アプリケーション部と多機
能周辺装置1との間の中継機能を有するリソースマネー
ジャ66と、受信バッファ67と、リソースマネージャ
用バッファ68と、パラレルポートドライバ69とによ
り構成されている。
【0059】また、上記スキャナ制御部SCは、スキャ
ナアプリケーション部50と、スキャナドライバ51
と、スキャナ用受信バッファ52と、スキャナ用送信バ
ッファ53とにより構成されている。
【0060】更に、上記プリンタ制御部PRは、プリン
タアプリケーション部54と、プリンタドライバ55
と、プリンタドライバ用受信バッファ56と、プリンタ
ドライバ用送信バッファ57とにより構成されている。
【0061】更にまた、上記セットアップ制御部RM
は、リモートセットアップ部58と、リモートセットア
ップデータドライバ59と、セットアップ用受信バッフ
ァ60と、セットアップ用送信バッファ61とにより構
成されている。
【0062】また、上記ファクシミリ制御部FXは、フ
ァクシミリアプリケーション部62と、ファクシミリド
ライバ63と、ファクシミリ用受信バッファ64と、フ
ァクシミリ用送信バッファ65とにより構成されてい
る。
【0063】上記の構成において、各バッファは、実際
にはRAM37内に備えられている。
【0064】また、パラレルポートドライバ69は、実
際にはインターフェース部38内に備えられているもの
である。
【0065】次に、各部の動作の概要について説明す
る。
【0066】先ず、上記スキャナ制御部SCの動作につ
いて説明する。
【0067】当該スキャナ制御部SCに含まれるスキャ
ナ用受信バッファ52は、多機能周辺装置1から受信し
たデータから後述のリソースマネージャ66における受
信管理処理により振り分けられたスキャナ用受信データ
Ssr(多機能周辺装置1のスキャナ部14で読み取られ
た情報等を含む。)を一時的に記憶し、スキャナドライ
バ51に出力する。このスキャナ用受信データSsrに
は、リソースマネージャ66により当該スキャナ用受信
データSsrであることを示す識別情報(ID情報フラ
グ)が付加されている。そして、スキャナドライバ51
はスキャナ用受信データSsrに対して所定の処理を施し
てスキャナアプリケーション部50に出力し、例えば、
スキャナ部14で読み取った情報を表示するための上記
ビューワーエディタアプリケーションプログラム等が起
動していなければこれを起動してディスプレイ34上に
表示させる処理、及び外部記憶部33に格納する等の処
理を実行可能とする。
【0068】一方、上記の処理に先立って、スキャナア
プリケーション部50からスキャナ機能を実行する場合
に出力されるスキャナ部14を制御するためのデータ
は、スキャナドライバ51からスキャナ用送信データS
stとして出力され、スキャナ用送信バッファ53に一時
的に保存される。そして、当該スキャナ用送信バッファ
53から読み出されたスキャナ用送信データSstは、後
述のリソースマネージャ66における送信管理処理によ
り後述のようにパケット化され、スキャナ用送信データ
Sstであることを示すID情報フラグが付加されてパラ
レルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送
信され、スキャナ部14の動作制御に用いられる。
【0069】このとき、上述のスキャナ制御部SCの動
作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実
行される。
【0070】次に、上記プリンタ制御部PRの動作につ
いて説明する。
【0071】当該プリンタ制御部PRに含まれるプリン
タドライバ用受信バッファ56は、多機能周辺装置1か
ら受信したデータから後述のリソースマネージャ66に
おける受信管理処理により振り分けられたプリンタ用受
信データSpr(多機能周辺装置1のプリンタ部15にお
ける記録処理の状態等を示すデータを含む。)を一時的
に記憶し、プリンタドライバ55に出力する。このプリ
ンタ用受信データSprには、リソースマネージャ66に
より当該プリンタ用受信データSprであることを示すI
D情報フラグが付加されている。そして、プリンタドラ
イバ55はプリンタ用受信データSprに基づいて、現在
のプリンタ部15における動作状況をディスプレイ34
上に表示し、更には必要に応じてプリンタアプリケーシ
ョン部54に必要な通知等を行い、これを受けたプリン
タアプリケーション部54は、当該プリンタアプリケー
ションに対応する所定の処理を施す。
【0072】一方、プリンタアプリケーションに対応す
る所定の処理により生成されたプリンタ部15において
記録すべきデータ並びにプリンタ機能を実行するために
必要なプリンタ部15を制御するためのデータは、プリ
ンタドライバ55からプリンタ用送信データSptとして
出力され、プリンタ用送信バッファ57に一時的に保存
される。そして、当該プリンタ用送信バッファ57から
読み出されたプリンタ用送信データSptは、後述のリソ
ースマネージャ66における送信管理処理により後述の
ようにパケット化され、プリンタ用送信データSptであ
ることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポー
トドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、
プリンタ部15の動作が制御される。
【0073】このとき、上述のプリンタ制御部PRの動
作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実
行される。
【0074】次に、上記ファクシミリ制御部FXの動作
について説明する。なお、本実施形態におけるファクシ
ミリ制御部FXは、電話回線24を介して接続される他
のファクシミリ装置或は電話機に対して、文書情報とし
てのファクシミリデータを送受信することが可能である
他、音声情報を送受信することも可能であり、以下の説
明では、特に示さない限り、「ファクシミリ」の概念に
音声情報を含むものとする。
【0075】当該ファクシミリ制御部FXに含まれるフ
ァクシミリ用受信バッファ64は、多機能周辺装置1か
ら受信したデータから後述のリソースマネージャ66に
おける受信管理処理により振り分けられたファクシミリ
用受信データSfr(多機能周辺装置1のNCU19等に
より電話回線24を介して受信した情報及び上記着呼信
号Si等を含む。)を一時的に記憶し、ファクシミリド
ライバ63に出力する。このファクシミリ用受信データ
Sfrには、リソースマネージャ66により当該ファクシ
ミリ用受信データSfrであることを示すID情報フラグ
が付加されている。そして、ファクシミリドライバ63
はファクシミリ用受信データSfrに対して所定の処理を
施してファクシミリアプリケーション部62に出力し、
例えば、ファクシミリ情報の送受信履歴を管理するログ
マネージャアプリケーションプログラム等に出力して、
ファクシミリ用受信データSfrを外部記憶部33に格納
させると共に、必要に応じてディスプレイ34上に受信
ログ等を表示させる。これらの処理と並行して、ファク
シミリアプリケーション部62は、ファクシミリ用受信
データSfrに含まれている上記着呼信号Si(特定着呼
信号Sii及び一般着呼信号Sinを含む。)に基づいて後
述の通信処理を主として行う。
【0076】一方、ファクシミリアプリケーション部6
2からファクシミリ機能を実行する場合に出力されるフ
ァクシミリ送信すべきデータ及び制御データ等は、ファ
クシミリドライバ63に入力され所定の処理が施されて
ファクシミリ用送信データSftとなり、ファクシミリ用
送信バッファ65に一時的に保存される。そして、当該
ファクシミリ用送信バッファ65から読み出されたファ
クシミリ用送信データSftは、後述のリソースマネージ
ャ66における送信管理処理により後述のようにパケッ
ト化され、ファクシミリ用送信データSftであることを
示すID情報フラグが付加されてパラレルポートドライ
バ69を介して多機能周辺装置1に送信され、NCU1
9等からなる多機能周辺装置1のファクシミリ機能部を
介してファクシミリ送信される。
【0077】このとき、上述のファクシミリ制御部FX
の動作の前提として、後述のリモートセットアップ処理
が実行される。
【0078】なお、当該リモートセットアップ処理にお
いて上記転送機能のために送信情報をRAM13に記憶
させるべく送信情報記憶機能が動作するように設定され
たときには、多機能周辺装置1は、当該送信情報をプリ
ンタ部15を用いて記録すると共にRAM13に格納
し、外部の他のファクシミリ装置から当該送信情報の転
送を要求する要求信号が入力されたときには当該他のフ
ァクシミリ装置に対して送信情報の転送を行う。
【0079】更に、後述の通信処理におけるパソコン3
0を主体とした留守番電話機能を実行するときは、ハー
ドディスク等に記憶されていた応答メッセージ等がファ
クシミリアプリケーション部62により多機能周辺装置
1に出力されると共に、相手先からのメッセージ(音声
情報)がパソコン30に取り込まれることとなる。
【0080】次に、セットアップ制御部RMの動作につ
いて説明する。
【0081】上述のように、セットアップ制御部RM
は、スキャナ制御部SC、プリンタ制御部PR及びファ
クシミリ制御部FXの動作に先立って、多機能周辺装置
1における種々の機能設定をパソコン30から遠隔的に
行うためのものである。この動作において、当該セット
アップ制御部RMに含まれるセットアップ用受信バッフ
ァ60は、多機能周辺装置1から受信したデータから後
述のリソースマネージャ66における受信管理処理によ
り振り分けられたセットアップ用受信データSrr(多機
能周辺装置1の機能設定における設定完了情報等を含
む。)を一時的に記憶し、リモートセットアップデータ
ドライバ59に出力する。このセットアップ用受信デー
タSrrには、リソースマネージャ66により当該セット
アップ用受信データSrrであることを示すID情報フラ
グが付加されている。そして、リモートセットアップデ
ータドライバ59はセットアップ用受信データSrrに基
づいて、後に例示する多機能周辺装置1における機能設
定のためのリモートセットアップ処理を行う。
【0082】一方、リモートセットアップ部58から出
力される、多機能周辺装置1における機能設定処理のた
めのデータは、リモートセットアップデータドライバ5
9からセットアップ用送信データSrtとして出力され、
セットアップ用送信バッファ61に一時的に保存され
る。そして、当該セットアップ用送信バッファ61から
読み出されたセットアップ用送信データSrtは、後述の
リソースマネージャ66における送信管理処理により後
述のようにパケット化され、セットアップ用送信データ
Srtであることを示すID情報フラグが付加されてパラ
レルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送
信され、機能設定が行われる。
【0083】次に、上記夫々の制御部が動作する際の上
記リソースマネージャ66、受信バッファ67及びリソ
ースマネージャ用バッファ68の動作について説明す
る。
【0084】始めに、本実施形態におけるパソコン30
と多機能周辺装置1との間のデータの授受の態様につい
て概説する。本実施形態においては、パソコン30と多
機能周辺装置1との間でデータの授受を行う際、当該デ
ータは、スキャナ部14用データ(スキャナ制御部SC
関連)、プリンタ部15用データ(プリンタ制御部PR
関連)、NCU19等からなるファクシミリ機能部用デ
ータ(ファクシミリ制御部FX関連)並びに機能設定用
データ(セットアップ制御部RM関連)毎にパケット化
され分離されている。すなわち、一のパケットの中には
一種類のデータが含まれており、当該パケットの先頭に
は、夫々のパケットに含まれるデータのデータ量及び当
該データの種類を示すID情報フラグ(スキャナ制御部
SC関連のデータ、プリンタ制御部PR関連のデータ、
ファクシミリ制御部FX関連のデータ又はセットアップ
制御部RM関連のデータのうち、いずれのデータである
かを示すID情報フラグ)を記述したヘッダが付加され
ている。
【0085】次に、リソースマネージャ66における受
信管理処理について説明する。
【0086】リソースマネージャ66は、多機能周辺装
置1からのデータを受信する際には、当該パケット化さ
れているデータに対応して、パラレルポートドライバ6
9を介して受信され受信バッファ67に一時的に記憶さ
れている受信データSrにおけるパケット毎のヘッダの
内容を識別し、当該記憶されている受信データSrを上
記スキャナ制御部SCに関連するスキャナ用受信データ
Ssr、プリンタ制御部PRに関連するプリンタ用受信デ
ータSpr、ファクシミリ制御部FXに関連するファクシ
ミリ用受信データSfr及びセットアップ制御部RMに関
連するセットアップ用受信データSrrに分割し、これら
を時系列的に分離して出力する。この受信管理処理の
際、リソースマネージャ66は受信バッファ67との間
で管理メッセージSmrの授受を行い上記受信管理処理を
行う。
【0087】一方、リソースマネージャ66における送
信管理処理においては、上記各制御部から送信されてく
るスキャナ用送信データSst、プリンタ用送信データS
pt、ファクシミリ用送信データSft及びセットアップ用
送信データSrtを、夫々に所定のデータ量毎に分割して
パケット化し、当該リソースマネージャ66から夫々の
データのID情報フラグを管理メッセージSmtとして出
力することにより当該ID情報フラグをパケット毎にそ
のヘッダに記述し、夫々のパケットを時系列的に並べて
送信データStとしてパラレルポートドライバ69に出
力する。なお、この他にリソースマネージャ66は、必
要に応じてセットアップ制御部RMからの後述の要求信
号Sq を多機能周辺装置1に出力する。
【0088】上記のリソースマネージャ66の動作にお
いて、リソースマネージャ用バッファ68は、上記受信
管理処理時にリソースマネージャ66において必要なデ
ータを一時的に格納し、所定のタイミングでリソースマ
ネージャ66に出力する。
【0089】また、パラレルポートドライバ69は、上
記受信データSrを多機能周辺装置1から受信して受信
バッファ67に出力すると共に、上記送信データStを
多機能周辺装置1に出力する。
【0090】上述のように、リソースマネージャ66に
おいてパケット化されたデータに対して送信管理処理及
び受信管理処理を行うことにより、例えば、ファクシミ
リ機能部とスキャナ部14又はプリンタ部15とを同時
に(実際には時分割的に)動作させることができ、従っ
て、多機能周辺装置1において、例えば、ファクシミリ
受信したデータをパソコン30に取り込みつつパソコン
30から出力したデータをプリントアウトするという同
時動作が可能となるのである。 (IV)パソコンにおける制御処理の実施形態 次に、上記構成を有するパソコン30における多機能周
辺装置1の制御処理の全体動作について、図5乃至図8
を用いて説明する。
【0091】図5にそのフローチャートを示すように、
パソコン30における多機能周辺装置1の制御処理は、
当該パソコン30に多機能周辺装置1が接続されると、
始めに、上記リソースマネージャ66が起動される(ス
テップS1)。このリソースマネージャ66は、パソコ
ン30を制御するための基本プログラムであるOS(オ
ペレーティングシステム)が立上がったときに自動的
に起動される。なお、図4に示す各ドライバが起動され
たときにリソースマネージャ66が動作していなけれ
ば、当該各ドライバによっても起動される。
【0092】また、リソースマネージャ66の起動後
は、当該リソースマネージャ66を示すアイコンが、当
該リソースマネージャ66が起動されているものとして
ディスプレイ34に表示され、当該リソースマネージャ
66の動作を停止したいときには、当該アイコンをクリ
ック処理することにより動作停止(クローズ)させるこ
とができる。
【0093】リソースマネージャ66が起動されると
(ステップS1)、その起動がインストール直後である
ときには、次に、リモートセットアップ部58を含むセ
ットアップ制御部RMが起動され(ステップS2)、当
該セットアップ制御部RMにより多機能周辺装置1にお
いて情報処理を実行するための当該多機能周辺装置1の
機能設定(上記リモートセットアップ処理)が実行され
る(ステップS3)。なお、この機能設定は、インスト
ールした以降においても、使用者がリモートセットアッ
ププログラムを起動することにより適宜実行可能であ
る。
【0094】この機能設定においては、始めに、多機能
周辺装置1において設定可能な機能(スキャナ部14の
解像度、ファクシミリ機能部における通信速度等)をパ
ソコン30に送信させるべく要求信号Sqがセットアッ
プ制御部RMから多機能周辺装置1に出力され、当該要
求信号Sqに対応して多機能周辺装置1から送信されて
きたデータに基づいて後述の機能設定のための設定画面
(図6乃至図8参照)が生成され、当該設定画面を用い
て機能設定を行うこととなる。
【0095】そして、機能設定が終了すると(ステップ
S3)、所望の情報処理(例えば、パソコン30におい
て作成した文書をプリンタ部15から記録出力したり、
当該文書をファクシミリ機能部を用いて外部に送信した
り、ファクシミリ機能部を用いて受信したデータを上記
ビューワーエディタアプリケーションプログラム等を用
いてディスプレイ34に表示して編集する等)を実行し
(ステップS4)、必要に応じてユーザから処理の終了
が指示されれば、処理を終了することとなる。
【0096】なお、セットアップ制御部RM起動時(ス
テップS2)においては、リモートセットアップデータ
ドライバ59からリソースマネージャ66に対して、多
機能周辺装置1との間でデータの授受を行うことを可能
とするために、セットアップ用受信バッファ60とセッ
トアップ用送信バッファ61をRAM37上に確保する
ためのオープン指令を出力し、また、そのセットアップ
動作を終了するときにおいては、リソースマネージャ6
6に対して起動時に確保したRAM37上のセットアッ
プ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ6
1を開放するためのクローズ指令を出力するように構成
されている。これは、セットアップ用受信バッファ60
とセットアップ用送信バッファ61が、不要のとき(リ
モートセットアップデータドライバ59が動作していな
いとき)まで敢えてRAM37上にメモリ領域を占有す
るのは好ましくないからである。
【0097】そして、このオープン指令に対応して、リ
ソースマネージャ66が多機能周辺装置1との間で通信
を実施可能な状態であることを確認した場合には、直ち
にセットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送
信バッファ61をRAM37上に確保すると共に、その
旨をリモートセットアップデータドライバ59に通知す
る。その後、リモートセットアップデータドライバ59
とリソースマネージャ66は、以下の手順を通して多機
能周辺措置1との間でコマンドデータ等の各種データの
授受を行う。すなわち、リモートセットアップデータド
ライバ59から多機能周辺装置1に対して送信すべきデ
ータがセットアップ用送信バッファ61に格納された後
に「送信データあり。」のセットアップ用メッセージM
rがリソースマネージャ66に出力され、これを受けた
リソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対してセ
ットアップ用送信バッファ61内の上記データを送信す
ると共に、多機能周辺装置1からデータを受信したとき
には、リソースマネージャ66が当該受信のデータをセ
ットアップ用受信バッファ60に格納した後に「受信デ
ータあり。」のセットアップ用メッセージMr をリモー
トセットアップデータドライバ59に出力して上記受信
のデータを取り込むように通知する。
【0098】ここで、リモートセットアップ処理用のセ
ットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バ
ッファ61とセットアップ用メッセージMrとを用いた
上記処理は、ファクシミリ制御部FXにおいてのみ、フ
ァクシミリドライバ63が常に動作状態にあり、且つフ
ァクシミリ用受信バッファ64とファクシミリ用送信バ
ッファ65が常時確保されている点を除いて、他の制御
部においても同様に行われる。すなわち、スキャナ制御
部SC、プリンタ制御部PR又はファクシミリ制御部F
Xから多機能周辺装置1におけるスキャナ部14、プリ
ンタ部15又はNCU19等を含むファクシミリ機能部
を制御して動作させる場合には、夫々の制御部内のドラ
イバからスキャナ用データとスキャナ用メッセージMs
又はプリンタ用データとプリンタ用メッセージMp或は
ファクシミリ用データとファクシミリ用メッセージMf
がリソースマネージャ66に出力され、これを受けたリ
ソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対して夫々
の制御部に対応するパケットデータとして出力すると共
に、多機能周辺装置1から各制御部SC、PR及びFX
に対応するデータを受信した場合にはリソースマネージ
ャ66が当該受信データと各メッセージMs、Mp及びM
fを夫々対応するドライバに出力することによりデータ
の授受が行われる。なお、ファクシミリドライバ63及
びファクシミリ用受信バッファ64とファクシミリ用送
信バッファ65が常に動作可能状態であるのは、多機能
周辺装置1がファクシミリ受信したデータを何時送信し
てくるか判らないので、常に待機しておくためである。
【0099】次に、ステップS3における機能設定にお
いてディスプレイ34に出力される設定画面について、
図6乃至図8に例示しつつ説明する。
【0100】始めに、多機能周辺装置1における共通事
項を設定するための設定画面について、図6(a)を用
いて説明する。
【0101】図6(a)に示すように、共通事項を設定
するための設定画面は、例えば、多機能周辺装置1の電
話端末としての局名を設定するための局名設定欄70
と、多機能周辺装置1の電話端末としての電話番号を設
定するための局電話番号設定欄71と、多機能周辺装置
1のファクシミリ端末としての電話番号を設定するため
の局FAX番号設定欄72と、多機能周辺装置1が接続
されている電話回線24における回線種類(トーン回線
か又はプッシュ回線か)を設定するためのダイアルタイ
プ設定欄73と、現在の日付及び時刻を設定登録するた
めの日付設定欄74と、多機能周辺装置1のプリンタ部
15で用いる用紙サイズを設定するための紙サイズ設定
欄75と、設定を終了するときに操作されるボタンであ
る「OK」に対応する確定ボタン76と、設定を取り消
すときに操作されるボタンである「キャンセル」に対応
する取消ボタン77とにより構成されている。
【0102】次に、プリンタ部15に対応する設定画面
の例について、図6(b)を用いて説明する。
【0103】図6(b)に示すように、プリンタ部15
に対応する設定画面は、例えば、プリンタ部15におけ
る記録モードを選択設定するためのモード設定欄80
と、最後の記録用紙への記録が終了してから、トナーを
定着させるためのヒータを非使用状態(低温状態)に切
り換えるまでの時間であるスリープタイムを設定するた
めのスリープタイム設定欄81と、上記確定ボタン76
と同様の「OK」に対応する確定ボタン83と、上記取
消ボタン77と同様の「キャンセル」に対応する取消ボ
タン84とにより構成されている。
【0104】なお、上記スリープタイムを設定するの
は、多機能周辺装置1が設置される国によっては、当該
スリープタイムの最大値に制限を課している国(当該国
に設置される多機能周辺装置1においては、通常スリー
プタイムの最大値が当該制限値となっている。)とそう
でない国(当該国に設置される多機能周辺装置1におい
てはスリープタイムの最大値は設定されていない。)と
があり、これら双方の国における情報処理装置Sのリモ
ートセットアップ処理を共通のセットアップ制御部RM
で行うためのものである。
【0105】次に、多機能周辺装置1を通常の電話機と
して使用する際の機能の設定画面である短縮ダイアル登
録の設定画面の例について、図7(a)を用いて説明す
る。
【0106】図7(a)に示すように、短縮ダイアル登
録の設定画面は、いわゆる短縮ダイアルを登録するか又
はワンタッチダイアルを登録するかを選択するためのダ
イアル選択欄90と、短縮ダイアル番号毎に通話先名と
電話番号を入力するための通話先入力欄91と、上記確
定ボタン76と同様の「OK」に対応する確定ボタン9
2と、上記取消ボタン77と同様の「キャンセル」に対
応する取消ボタン93とにより構成されている。
【0107】次に、多機能周辺装置1をファクシミリ装
置として使用する際の機能の設定画面の例について、図
7(b)及び図8(a)を用いて説明する。
【0108】図7(b)に示すように、ファクシミリ機
能のための設定画面は、例えば、送信情報記憶機能(す
なわち、電話回線24を介して送信されてきたファクシ
ミリ情報(送信情報)をRAM13に一時的に記憶し、
必要に応じて他のファクシミリ装置に転送するための送
信情報記憶機能)のオン/オフを設定するための送信情
報記憶機能オン/オフ設定欄100と、多機能周辺装置
1単体で実行可能な留守番電話機能のオン/オフを切換
設定するための留守番電話機能オン/オフ設定欄101
と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に対応する確
定ボタン102と、上記取消ボタン77と同様の「キャ
ンセル」に対応する取消ボタン103と、ファクシミリ
機能のための他の設定画面を見るための次頁ボタン10
4とにより構成されている。
【0109】また、図8(a)に示すように、ファクシ
ミリ機能のための他の設定画面は、例えば、電話回線2
4がダイアル回線かトーン回線かを設定するための回線
種類設定欄110と、多機能周辺装置1におけるスピー
カ22をオン又はオフに設定するためのスピーカオン/
オフ設定欄111と、多機能周辺装置1における送受信
機能を使用されている電話回線24における通信速度に
合致するように設定するための回線速度設定欄112
と、上記スピーカ22の音量を設定するためのスピーカ
音量設定欄113と、ファクシミリ情報の送受信の際
に、NCU19においてトーン信号(ビジートーン信号
(話中のときに電話回線から出力される“ツーツー”と
いう断続音)又はダイアルトーン信号(通話前又は通話
後に電話回線から出力される“ツー”という連続音))
の検出を行うか否かを設定するためのトーン信号検出設
定欄114と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に
対応する確定ボタン115と、上記取消ボタン77と同
様の「キャンセル」に対応する取消ボタン116とによ
り構成されている。
【0110】最後に、スキャナ部14に対応する設定画
面の例について、図8(b)を用いて説明する。なお、
この設定画面は、スキャナ機能を実行する際に、どのよ
うな条件でスキャナ読取を実行するかを選択するために
表示されるものであり、スキャナドライバ51の起動と
共に表示される。
【0111】図8(b)に示すように、スキャナ部14
に対応する設定画面は、例えば、スキャナ部14の読取
能力を選択設定するための読取能力選択欄120と、選
択した読取能力を確定するためのスキャナ機能実行用の
確定ボタン121と、スキャナ部14の解像度の選択枝
が一度に読取能力選択欄120内に表示できない場合、
次の画面を見るときにクリックされる次頁ボタン122
とにより構成されている。なお、図8(b)に示す場合
には、スキャナ部14の読取能力が、100×100d
pi(dot per inch)、100×200dpi、20
0×200dpi、200×300dpi及び300×
300dpiの4種類から選択できることとなる。 (V)通信処理の実施形態 次に、情報処理装置Sにおいてディスティンクティブリ
ンギングサービスを利用する際にファクシミリ制御部F
X及び多機能周辺装置1において実行される、本発明に
係る通信処理について、図9乃至図13を用いて説明す
る。
【0112】なお、以下に説明する通信処理において
は、ディスティンクティブリンギングサービスによって
送信されてくる二種類の呼出信号(夫々異なる電話番号
に対応している。)のうち、一つ(以下、特定呼出信号
という。)をファクシミリ情報受信用とし、他の一つを
音声情報送受信用(通常の電話用)として活用すること
とする。 (i)登録処理の実施形態 始めに、ディスティンクティブリンギングサービスを利
用する前に多機能周辺装置1において実行される呼出信
号の登録処理について、図9に示すフローチャート及び
図10を用いて説明する。
【0113】多機能周辺装置1においては、ディスティ
ンクティブリンギングサービスによって送信されてくる
複数種類の呼出信号を判別し、当該判別した呼出信号に
対応した着呼信号Si(特定着呼信号Sii及び一般着呼
信号Sinを含む。)をパソコン30に出力するため、呼
出信号と着呼信号Siを予め対応づけて登録しておく登
録処理が実行される。なお、図9に示す登録処理は、主
としてCPU10において実行されるものである。
【0114】多機能周辺装置1における登録処理におい
ては、図9に示すように、始めに、ディスティンクティ
ブリンギングサービスを利用することを登録する等の初
期設定が実行される(ステップS10)。そして、初期
設定が実行されると(ステップS10)、次に、通話先
の通話者に対してファクシミリ情報の送受信用の電話番
号を用いて多機能周辺装置1宛に発呼をもらい、これを
多機能周辺装置1において受信する(ステップS1
1)。そして、当該呼とともに送信されてきた呼出信号
(すなわちファクシミリ情報受信用の特定呼出信号)の
信号パターンを検出する(ステップS12)。
【0115】ここで、実際にディスティンクティブリン
ギングサービスにより送信されてくる呼出信号の信号パ
ターンについて、図10に例示しつつ説明する。
【0116】ディスティンクティブリンギングサービス
により送信されてくる呼出信号が二種類であるときは、
夫々の呼出信号Scは、例えば、図10に示す第1パタ
ーン及び第2パターンの二種類とされる。このうち、第
1パターンは一のパルスにより一の呼出信号Scが形成
されており、第2パターンは二つの連続するパルスによ
り一の呼出信号Scが形成されている。また、夫々のパ
ターンにおいては、隣接する呼出信号Sc同士は1秒以
上の間隔を空けて送信されてくることが規格化されてい
る。
【0117】なお、現在実施されているディスティンク
ティブリンギングサービスにおいては、必要があれば三
種類の呼出信号Scを送信する(すなわち、三個の電話
番号を一の多機能周辺装置1に対して設定する)ことも
可能であり、その場合には、図10に示す第3パターン
(三つの連続するパルスにより一の呼出信号Scが形成
される。)が追加される。
【0118】そして、図9に示すステップS12の処理
においては、第1パターン又は第2パターンの呼出信号
Scのうち、ファクシミリ情報受信用とされた呼出信号
Sc(特定呼出信号)が二周期分検出される。
【0119】ステップS12においてファクシミリ情報
受信用とされた呼出信号Sc(特定呼出信号)が検出さ
れると、次に、検出した呼出信号Scの信号パターンを
特定呼出信号として登録し、EEPROM12内に記憶
し(ステップS13)、処理を終了する。ステップS1
3における登録処理により、以後、特定呼出信号が着呼
したときには当該特定呼出信号に対応した特定の信号パ
ターンを有する特定着呼信号Siiがパソコン30に出力
される。
【0120】なお、後述するように、多機能周辺装置1
において、上記ファクシミリ情報受信用とされた呼出信
号Scと異なる信号パターンの呼出信号Scを受信したと
きは、特定着呼信号Siiと異なる信号パターンの着呼信
号Si(以下、一般着呼信号Sinという。)がパソコン
30に出力される。
【0121】次に、ディスティンクティブリンギングサ
ービスを利用する前にパソコン30において実行される
呼出信号Scの登録処理について、図11を用いて説明
する。なお、図11は当該登録処理を実行する際にディ
スプレイ34上に表示される登録用の設定画面を示すも
ので、例えば、ファクシミリアプリケーション部62に
おける受信処理のためのアプリケーションプログラムを
選択することにより、ディスプレイ34上に表示され
る。
【0122】パソコン30においては、ディスティンク
ティブリンギングサービスによって送信されてくる呼出
信号Scを判別した結果に基づいて多機能周辺装置1か
ら送信されてくる着呼信号Si(特定着呼信号Sii及び
一般着呼信号Sinを含む。)を受信したとき、当該受信
した着呼信号Siの信号パターンに基づいて、呼出信号
Scに続いて外部から送信されてくる情報に対して複数
種類の処理を施す動作を行うので、当該多機能周辺装置
1から送信されてくる着呼信号Siと、呼出信号Scに続
いて送信されてくる情報に対してパソコン30において
実行される上記処理とを対応させて予め登録しておく必
要がある。
【0123】図11に示すようにパソコン30における
登録処理用の設定画面130は、ディスティンクティブ
リンギングサービスを利用しない通常の(一の電話番号
のみを用いた)ファクシミリ情報受信処理等をパソコン
30において実行するときにクリック処理される通常返
答モード選択ボタン131と、ディスティンクティブリ
ンギングサービスを利用しつつファクシミリ情報受信処
理等を行うときにクリック処理される特定返答モード選
択ボタン133と、ディスティンクティブリンギングサ
ービスを利用しないときに行う処理(例えば、ファクシ
ミリ情報受信のみを行う処理、音声情報送受信(留守番
電話機能)のみを行う処理、それらの双方を行う処理、
又は何も行わない処理のうち、いずれか一の処理)を選
択設定するための処理設定欄132と、ディスティンク
ティブリンギングサービスを利用する場合に、上記特定
呼出信号が多機能周辺装置1において受信されたとき当
該特定呼出信号と共に受信された情報に対して施すべき
処理を選択設定するための特定処理設定欄134と、デ
ィスティンクティブリンギングサービスを利用する場合
に、上記特定呼出信号以外の他の呼出信号Scが多機能
周辺装置1において受信されたとき当該他の呼出信号S
cに続いて受信された情報に対して施すべき処理を選択
設定するための通常処理設定欄135とを備えている。
パソコン30における登録処理においては、設定画面1
30に基づいて項目入力又は項目選択が実行され、夫々
の呼出信号に対応する処理が設定登録されることとな
る。その後、設定登録された値はハードディスク上の所
定のファイルに記憶される。
【0124】なお、本実施形態の場合は、特定呼出信号
と共に受信された情報(より具体的には、特定呼出信号
に基づいて回線接続後に受信された情報等。以下、同
じ。)に対してはファクシミリ情報受信処理が実行され
るので、特定処理設定欄134にはファクシミリ情報受
信処理が入力される。また、音声情報が受信されたとき
(上記他の呼出信号Scが受信されたとき)には、通常
はパソコン30においては何等処理を施すことなく、多
機能周辺装置1の受話器18を取って音声により応答す
ることとされるのが一般的であるので、この場合には、
通常処理設定欄135には、多機能周辺装置1からの着
呼信号Siをパソコン30において無視する旨の処理、
すなわち、パソコン30においては何も行わない旨の処
理が入力されることとなる。
【0125】更に、パソコン30において多機能周辺装
置1宛に送信されてきた情報に対して行い得る処理は、
上述のファクシミリ情報受信処理及び着呼信号Siを無
視する旨の処理の他に、パソコン30において留守番電
話機能を動作させ、予めハードディスク等に記憶されて
いる応答メッセージを出力すると共に、これに応答して
相手先から送られてきた音声情報を記憶する音声応答処
理、並びに受信した情報がファクシミリ情報であるとき
はファクシミリ受信処理を実行し、応答メッセージに応
答して相手先から音声情報が送られてきたときは上記音
声応答処理を行うファクシミリ情報/音声情報応答処理
がある。 (ii)ディスティンクティブリンギングサービスを利用
した処理の実施形態 次に、図9及び図11に示す夫々の登録処理が終了した
後の、実際にディスティンクティブリンギングサービス
を利用して情報の受信を行う際の処理について、図12
及び図13を用いて説明する。
【0126】始めに、多機能周辺装置1における処理に
ついて、図12に示すフローチャートを用いて説明す
る。なお、図12に示す処理は主としてCPU10にお
いて実行される。
【0127】図12に示すように、ディスティンクティ
ブリンギングサービスを利用する場合、多機能周辺装置
1においては、始めに、外部から電話回線24を介して
呼があるか否か、すなわち、呼出信号Scが検出された
か否かが判定される(ステップS15)。そして、呼が
検出されないときは(ステップS15;NO)、呼が検
出されるまで待機し、呼出信号Scが検出されたときに
は(ステップS15;YES)、次に、多機能周辺装置
1にディスティンクティブリンギングサービスを利用す
るために特定呼出信号とすべき呼出信号Scの信号パタ
ーンが登録されているか否かが判定され(ステップS1
6)、登録がされているときには(ステップS16;Y
ES)ディスティンクティブリンギングサービスを利用
するものとして着呼している呼出信号Scの信号パター
ンを検出し(ステップS17)、次に、検出した信号パ
ターンが特定呼出信号として登録されている(図9ステ
ップS13)信号パターンと一致しているか否かが判定
され(ステップS18)、一致したときは(ステップS
18;YES)特定呼出信号が受信されたとして上記特
定着呼信号Siiをインターフェース部16等を介してパ
ソコン30に送信し(ステップS19)処理を終了す
る。
【0128】一方、ステップS16の判定において信号
パターンの登録がないときは(ステップS16;N
O)、ディスティンクティブリンギングサービスを利用
しないものとして一般着呼信号Sinをパソコン30に出
力して(ステップS20)処理を終了する。
【0129】更に、ステップS18の判定において、検
出した信号パターンが特定呼出信号として登録されてい
る信号パターンと一致していないときは(ステップS1
8;NO)、ディスティンクティブリンギングサービス
における特定呼出信号以外の他の呼出信号Scが受信さ
れたとして一般着呼信号Sinをパソコン30に出力して
(ステップS20)処理を終了する。
【0130】次に、パソコン30における処理につい
て、図13に示すフローチャートを用いて説明する。な
お、図13に示す処理は主としてファクシミリ制御部F
Xにおいて実行される。
【0131】図13に示すように、ディスティンクティ
ブリンギングサービスを利用する場合、パソコン30に
おいては、始めに、多機能周辺装置1からいずれかの着
呼信号Siが送信されてきたか否かが判定され(ステッ
プS25)、いずれの着呼信号Siも送信されていない
ときは(ステップS25;NO)送信されてくるまで待
機し、いずれかの着呼信号(特定着呼信号Sii又は一般
着呼信号Sin)が受信されたときは(ステップS25;
YES)、次に、図11に示す設定画面130において
ディスティンクティブリンギングサービスを利用しない
旨の設定が行われたか否かが判定され(ステップS2
6)、ディスティンクティブリンギングサービスを利用
しない旨の設定が行われているときは(ステップS2
6;YES)、当該設定に対応する予め設定された所定
の対応値(設定画面130における処理設定欄132に
入力された処理に対応する。)を取得してステップS3
1に移行する。
【0132】一方、ステップS26の判定において、デ
ィスティンクティブリンギングサービスを利用する旨の
設定が行われているときは(ステップS26;NO)、
次に、多機能周辺装置1から送信されてきた着呼信号S
iが特定着呼信号Siiであるか否かが判定され(ステッ
プS27)、特定着呼信号Siiである場合には(ステッ
プS27;YES)特定呼出信号が着呼したとして当該
特定着呼信号Siiに対応する予め設定された所定の対応
値(設定画面130における特定処理設定欄134に入
力された処理(本実施形態の場合、ファクシミリ情報受
信処理)に対応する。)を取得して(ステップS2
9)、ステップS31に移行する。
【0133】また、ステップS27の判定において、着
呼信号Siが一般着呼信号Sinであるときは(ステップ
S27;NO)、他の呼出信号Scが着呼したとして当
該一般着呼信号Sinに対応する予め設定された所定の対
応値(設定画面130における通常処理設定欄135に
入力された処理(本実施形態に場合、音声応答処理)に
対応する。)を取得して(ステップS30)、ステップ
S31に移行する。
【0134】次に、ステップS31においては、取得さ
れた対応値(ステップS28、S29又はS30)に基
づいて、パソコン30における処理が選択される。
【0135】すなわち、取得された対応値がファクシミ
リ情報受信処理であるときは、多機能周辺装置1に対し
て着信処理が指示されると共に、その後、多機能周辺装
置1を介して受信された情報に対してファクシミリ情報
受信処理(受信した情報をハードディスクに格納し、受
信ログに登録する等の所定の処理)が実行され(ステッ
プS32)、その後処理を終了する。
【0136】一方、取得された対応値が音声応答処理で
あるときは、多機能周辺装置1に対して着信処理が指示
されると共に、ハードディスク等に予め格納されている
応答メッセージを多機能周辺装置1に出力し、ボイス機
能付のモデム部20においてアナログ信号に復元した応
答メッセージをNCU19から電話回線24を介して相
手先に送信すると共に、これに応答して送信されてきた
音声情報を多機能周辺装置1を介して受信し、ハードデ
ィスクの所定のファイル内に格納し(ステップS3
3)、その後処理を終了する。
【0137】また、取得された対応値がファクシミリ情
報/音声情報応答処理であるときは、多機能周辺装置1
に対して着信処理が指示されると共に、回線接続後、始
めに応答メッセージを送信し、当該応答メッセージに応
答して音声情報が送信されてきたときは当該音声情報を
記憶すると共に、応答メッセージに応答して音声情報が
送信されてこずに、相手先から送信されている情報がフ
ァクシミリ情報である旨の信号(いわゆるCNG信号)
が送信されてきたときは、当該信号に対応してファクシ
ミリ情報受信処理を実行し(ステップS34)、その後
処理を終了する。
【0138】更に、取得された対応値が着呼信号Siを
無視する旨の処理であるときは、多機能周辺装置1に対
して着信処理を指示することなく、パソコン30におい
ては何等処理をせずに(ステップS35)、その後処理
を終了する。この場合は、多機能周辺装置1において着
信処理が行われずに読出音が鳴動し続けることとなり、
従って、使用者が受話器18を取って応対することが可
能となる。
【0139】上説明したパソコン30における処理にお
いて、本実施形態の場合は、特定着呼信号Siiに対して
はファクシミリ情報受信処理が設定されており、一般着
呼信号Sinに対しては音声応答処理が設定されているの
で、多機能周辺装置1に特定呼出信号Scに続いてファ
クシミリ情報が受信されたときにはファクシミリ情報受
信処理(ステップS32)が実行され、他の呼出信号S
cに続いて音声情報が受信されたときには当該音声情報
をハードディスクの所定のファイルに格納する処理、す
なわち、留守番電話機能(ステップS35)が実行され
ることとなる。
【0140】以上説明したように、実施形態の登録処理
及びディスティンクティブリンギングサービスを利用し
た処理によれば、多機能周辺装置1において電話回線を
介して送信されてくる複数種類の呼出信号Scを判別
し、判別結果に対応する着呼信号Siを出力し、パソコ
ン30において多機能周辺装置1から出力されてきた着
呼信号Siに対応して予め設定された処理を実行するの
で、パソコン30において、ディスティンクティブリン
ギングサービスを有効に利用し、特定呼出信号又は他の
呼出信号Scに対応した処理を区別して実行することが
できる。
【0141】また、例えば、特定呼出信号に続いて送信
されてくる情報がファクシミリ情報であり、他の呼出信
号Scに続いて送信されてくる情報が音声情報であると
き、パソコン30において当該ファクシミリ情報に対し
てファクシミリ情報受信処理を直ちに実行することがで
きるので、ファクシミリ情報を迅速にパソコン30にお
いて受信することができると共に、ファクシミリ情報と
音声情報を呼出信号Scの相違に基づいて区別して処理
することができる。
【0142】更に、上記他の呼出信号Scに対応するパ
ソコン30における処理を、音声情報をパソコン30内
に録音する処理として設定したときは、音声情報を確実
に録音することができると共に、音声情報とファクシミ
リ情報を呼出信号Scの相違に基づいて区別して処理す
ることができる。従って、相手先(発呼者)がファクシ
ミリ装置であるときに、応答メッセージを出力したり、
或は、相手先が電話をかけてきたときに、ファクシミリ
受信処理を開始するといった不都合が生じない。
【0143】なお、上記実施形態を行うためのアプリケ
ーションプログラムは、フレキシブルディスク41又は
CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)等
の記録媒体に記録させておくことができるので、パソコ
ン30に限らず、アプリケーションプログラムが実行可
能なコンピュータであれば、いずれのコンピュータを用
いても本発明を適用することができる。
【0144】更に、上記の実施形態においては、多機能
周辺装置1をパソコン30から遠隔制御する際の実施の
形態について説明したが、これに限らず、コンピュータ
から他の情報処理装置を制御して、当該他の情報処理装
置における機能設定を行う場合に広く適用できる。
【0145】更にまた、上記実施形態はスキャナ部1
4、プリンタ部15又はNCU19等からなるファクシ
ミリ機能部を一体に備えた多機能周辺装置1を対象とし
た実施形態であって、スキャナ部14等の機能を周辺装
置として一元的にパソコン30から管理するようにした
実施形態であるが、これに限らず、スキャナ装置やプリ
ンタ装置単体の周辺装置を含んだ情報処理装置に対して
も本発明を適用することができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、第2情報処理手段において、複数の電話
番号に夫々対応すると共に 一の電話回線を介して送信
されてくる複数種類の信号パターンを夫々有する複数種
類の呼出信号の夫々を判別し、判別結果に基づいて、呼
出信号が特定呼出信号であるとき特定着呼信号を第1情
報処理手段に出力し、呼出信号が他の呼出信号であると
き一般着呼信号を第1情報処理手段に出力すると共に、
第1情報処理手段において、特定着呼信号を受信したと
き特定呼出信号と共に送信されてきた情報に対して特定
処理を施し、一般着呼信号を受信したとき他の呼出信号
と共に送信されてきた情報に対して予め設定された他の
処理を施すので、第1情報処理手段において特定呼出信
号又は他の呼出信号に対応した処理を区別して実行する
ことができる。
【0147】従って、第1情報処理手段において、複数
の電話番号に対応した複数種類の呼出信号が一の電話回
線を介して送信されくることを有効に利用して情報の
処理を行うことができる。
【0148】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、特定呼出信号と通信処理
部に共に送信されてきた情報はファクシミリ情報であ
り、他の呼出信号と共に通信処理部に送信されてきた情
報は音声情報であると共に、特定処理は、ファクシミリ
情報を第1情報処理手段において受信する処理であるの
で、ファクシミリ情報を迅速に第1情報処理手段におい
て受信することができると共に、ファクシミリ情報と音
声情報を呼出信号の相違に基づいて区別して処理するこ
とができる。
【0149】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、他の処理は、音声情報を
第1情報処理手段において録音する処理であるので、音
声情報を確実に録音することができると共に、音声情報
とファクシミリ情報を呼出信号の相違に基づいて区別し
て処理することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置の全体構成を示す外観図である。
【図2】多機能周辺装置の内部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】パソコンの内部の概要構成を示すブロック図で
ある。
【図4】パソコンの機能構成を示すブロック図である。
【図5】多機能周辺装置の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図6】設定画面の例(I)を示す図であり、(a)は
一般設定に対応する設定画面の一例を示す図であり、
(b)はプリンタ部の設定に対応する設定画面の一例を
示す図である。
【図7】設定画面の例(II)を示す図であり、(a)は
短縮ダイアル登録に対応する設定画面の一例を示す図で
あり、(b)はファクシミリ機能の設定に対応する設定
画面の例(i)を示す図である。
【図8】設定画面の例(III )を示す図であり、(a)
はファクシミリ機能の設定に対応する設定画面の例(i
i)を示す図であり、(b)はスキャナ部の設定に対応
する設定画面の一例を示す図である。
【図9】多機能周辺装置における登録処理を示すフロー
チャートである。
【図10】ディスティンクティブリンギングサービスに
おける呼出信号の信号パターンの一例を示す図である。
【図11】パソコンにおける登録処理のための設定画面
の一例を示す図である。
【図12】ディスティンクティブリンギングサービスを
用いた多機能周辺装置の処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】ディスティンクティブリンギングサービスを
用いたパソコンの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…多機能周辺装置 2…操作パネル 3…カセット装着部 4…原稿台 5…記録用紙カセット 6…本体 10、36…CPU 11、39…ROM 12…EEPROM 13、37…RAM 14…スキャナ部 15…プリンタ部 16、38…インターフェース部 17…接続ケーブル 18…受話器 19…NCU 20…モデム部 21…アンプ 22…スピーカ 23、40…バス 24…電話回線 30…パソコン 31…キーボード 32…マウス 33…外部記憶部 33A…フレキシブルディスクドライブ装置 34…ディスプレイ 35…画像処理部 41…フレキシブルディスク 50…スキャナアプリケーション部 51…スキャナドライバ 52…スキャナ用受信バッファ 53…スキャナ用送信バッファ 54…プリンタアプリケーション部 55…プリンタドライバ 56…プリンタドライバ用受信バッファ 57…プリンタドライバ用送信バッファ 58…リモートセットアップ部 59…リモートセットアップデータドライバ 60…セットアップ用受信バッファ 61…セットアップ用送信バッファ 62…ファクシミリアプリケーション部 63…ファクシミリドライバ 64…ファクシミリ用受信バッファ 65…ファクシミリ用送信バッファ 66…リソースマネージャ 67…受信バッファ 68…リソースマネージャ用バッファ 69…パラレルポートドライバ 70…局名設定欄 71…局電話番号設定欄 72…局FAX番号設定欄 73…ダイアルタイプ設定欄 74…日付設定欄 75…紙サイズ設定欄 76、83、92、102、115、121…確定ボタ
ン 77、84、93、103、116…取消ボタン 80…モード設定欄 81…スリープタイム設定欄 90…ダイアル選択欄 91…通話先入力欄 100…送信情報記憶機能オン/オフ設定欄 101…留守番電話機能オン/オフ設定欄 104…次頁ボタン 120…読取能力選択欄 122…次頁ボタン 130…設定画面 131…通常返答モード選択ボタン 132…処理設定欄 133…特定返答モード選択ボタン 134…特定処理設定欄 135…通常処理設定欄 S…情報処理装置 SC…スキャナ制御部 PR…プリンタ制御部 RM…セットアップ制御部 FX…ファクシミリ制御部 Ssr…スキャナ用受信データ Sst…スキャナ用送信データ Spr…プリンタ用受信データ Spt…プリンタ用送信データ Srr…セットアップ用受信データ Srt…セットアップ用送信データ Sfr…ファクシミリ用受信データ Sft…ファクシミリ用送信データ Smr、Smt…管理メッセージ Sr…受信データ St…送信データ Sq…要求信号 Si…着呼信号 Sii…特定着呼信号 Sin…一般着呼信号 Sc…呼出信号 Ms…スキャナ用メッセージ Mp…プリンタ用メッセージ Mr…セットアップ用メッセージ Mf…ファクシミリ用メッセージ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を介して送信されてくる情報を
    受信する通信処理部を少なくとも備え、当該情報の受信
    を含む情報処理を行う第2情報処理手段及び当該第2情
    報処理手段に接続された第1情報処理手段を含み、当該
    第2情報処理手段を当該第1情報処理手段から制御する
    ことにより前記情報の受信を含む前記情報処理を実行す
    る情報処理装置において、 前記第2情報処理手段は、複数の電話番号に夫々対応すると共に 一の 前記電話回
    線を介して送信されてくる複数種類の信号パターンを夫
    々有する複数種類の呼出信号の夫々を判別する判別手段
    と、 前記判別手段における判別結果に基づいて、前記送信さ
    れてきた呼出信号が予め設定された特定呼出信号である
    と判別されたとき、当該特定呼出信号が着呼したことを
    示す特定着呼信号を前記第1情報処理手段に出力すると
    共に、前記判別手段における判別結果に基づいて、前記
    送信されてきた呼出信号が前記特定呼出信号以外の他の
    呼出信号であると判別されたとき、前記特定着呼信号と
    異なる一般着呼信号を前記第1情報処理手段に出力する
    着呼信号出力手段と、 を備え、 前記第1情報処理手段は、 前記特定着呼信号を受信したとき、前記特定呼出信号と
    共に前記電話回線を介して前記通信処理部に送信されて
    きた情報に対して前記特定着呼信号に対応して予め設定
    された特定処理を施すと共に、前記一般着呼信号を受信
    したとき、前記他の呼出信号と共に前記電話回線を介し
    て前記通信処理部に送信されてきた情報に対して前記一
    般着呼信号に対応して予め設定された前記特定処理と異
    なる他の処理を施す処理手段を備えたことを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記特定呼出信号と共に前記通信処理部に送信されてき
    た情報はファクシミリ受信すべきファクシミリ情報であ
    り、前記他の呼出信号と共に前記通信処理部に送信され
    てきた情報は音声情報であると共に、前記特定処理は、
    前記ファクシミリ情報を前記第1情報処理手段において
    受信する処理であることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 前記他の処理は、前記音声情報を前記第1情報処理手段
    において録音する処理であることを特徴とする情報処理
    装置
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