JP3357253B2 - 情報処理装置及び情報処理制御装置 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理制御装置

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JP3357253B2
JP3357253B2 JP27671696A JP27671696A JP3357253B2 JP 3357253 B2 JP3357253 B2 JP 3357253B2 JP 27671696 A JP27671696 A JP 27671696A JP 27671696 A JP27671696 A JP 27671696A JP 3357253 B2 JP3357253 B2 JP 3357253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
一の情報処理制御装置から、スキャナ装置又はプリンタ
装置或はファクシミリ装置等の複数の情報処理装置を制
御して、当該情報処理装置に適応した情報の処理を行う
情報処理装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、コンピュータ等の一の情報処理制
御装置からスキャナ装置又はプリンタ装置或はファクシ
ミリ装置等の複数の情報処理装置を制御して情報の処理
を行う情報処理装置が知られている。
【0003】この種の情報処理装置においては、従来、
複数の情報処理装置夫々について別個の接続ケーブルを
用いて一のコンピュータと接続していた。ところが、近
年、夫々の情報処理装置の小型化に伴い、上記スキャナ
装置又はプリンタ装置等の複数の情報処理装置を一つの
筐体内に組込んだ、いわゆる多機能周辺装置が一般的に
なりつつある。
【0004】一方、上記複数の情報処理装置を一のコン
ピュータから制御する際には、夫々の情報処理装置を対
象としたデータについては、情報処理装置毎に纏めて送
受信する必要があり、一の情報処理装置に対するデータ
の送受信が終了してから次の情報処理装置に対するデー
タの送受信を開始していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、一つの筐体内に纏まった複数の情報処理装置を
夫々別個の接続ケーブルで接続していると、操作が煩雑
になると共に、情報処理装置全体の構成が複雑化すると
いう問題点がある。
【0006】そこで、上記一つの筐体内の複数の情報処
理装置を一の接続ケーブルで接続するようにすることが
考えられるが、このようにすると、異なる情報処理装置
宛のコンピュータからのデータが混信してしまう場合が
あるという新たな問題点が生じる。
【0007】また、一の情報処理装置に対するデータの
送受信が終了した後に次の情報処理装置に対するデータ
の送受信を開始していたので、複数の情報処理装置を同
時並列的にコンピュータから動作制御することができな
いこととなり、情報処理が非効率となるという問題点も
ある。
【0008】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て成されたもので、その課題は、複数の情報処理装置を
一の接続ケーブルで接続してコンピュータから誤動作等
することなく正確且つ確実に動作制御できると共に、各
情報処理装置に対するデータを混信することなく送受信
することができ、更に、複数の情報処理装置を同時並列
的に動作制御することが可能な情報処理装置及び情報処
理制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、情報処理を行う複数の
情報処理手段と、夫々の当該情報処理手段に接続される
と共に夫々の前記情報処理手段に対応した制御部等の制
御手段を夫々備えたコンピュータ等の情報処理制御手段
とを含み、夫々の前記情報処理手段を当該情報処理制御
手段から制御することにより前記情報処理を実行する情
報処理装置において、前記情報処理制御手段は、前記情
報処理の際に、夫々の前記制御手段において生成され当
該制御手段から前記情報処理手段に夫々送信される送信
データに対して、夫々の前記情報処理手段宛の前記送信
データ毎に送信先の前記情報処理手段を示すID識別フ
ラグ等の送信識別情報を付加すると共に、当該送信識別
情報が付加された前記送信データを時系列的に配列して
前記情報処理手段に送信するリソースマネージャ等の送
信管理手段と、前記情報処理の際に、夫々の前記情報処
理手段から送信されてくる受信データに付与されている
送信元の前記情報処理手段を示すID識別フラグ等の受
信識別情報を識別し、前記受信データの送信元の前記情
報処理手段に対応する前記制御手段毎に振り分けて出力
するリソースマネージャ等の受信管理手段と、を含み、
当該情報処理制御手段は、複数の前記制御手段のうち少
なくともいずれか一つの制御手段が動作中においては、
前記送信管理手段及び前記受信管理手段の動作停止を禁
止するように制御するように構成される。
【0010】請求項1に記載の発明の作用によれば、情
報処理制御手段に含まれる送信管理手段は、情報処理の
際に、夫々の制御手段において生成された送信データに
対して、夫々の情報処理手段宛の送信データ毎に送信先
の情報処理手段を示す送信識別情報を付加すると共に、
当該送信識別情報が付加された送信データを時系列的に
配列して情報処理手段に送信する。
【0011】一方、情報処理制御手段に含まれる受信管
理手段は、情報処理の際に、夫々の情報処理手段から送
信されてくる受信データに付与されている受信識別情報
を識別し、送信元の情報処理手段に対応する制御手段毎
に振り分けて出力する。
【0012】このとき、情報処理制御手段は、複数の制
御手段のうち少なくともいずれか一つの制御手段が動作
中においては、送信管理手段及び受信管理手段の動作停
止を禁止するように制御する。
【0013】よって、複数の情報処理手段に対して送受
信すべきデータについて、混信したりデータ相互に重な
ることがないので、複数の情報処理手段における情報処
理を一の情報処理制御手段から制御する際に、当該情報
処理手段毎の送信データが確実に送信先の情報処理手段
に送信されると共に、夫々の情報処理手段から送信され
てくる受信データに基づいて誤動作することなく夫々の
情報処理手段における情報処理を制御することができ
る。
【0014】また、送信データを時系列的に配列して送
信すると共に受信データを振り分けるので、一の接続ケ
ーブルにより情報処理制御手段と情報処理手段とを接続
することができる。
【0015】更に、いずれか一つの制御手段が動作中に
おいては、送信管理手段及び受信管理手段の動作停止が
禁止されるので、制御手段において生成された送信デー
タを確実に対応する夫々の情報処理手段に送信すること
ができると共に、夫々の情報処理手段から送信され
た受信データを確実に対応する制御手段に伝送すること
ができる。
【0016】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置におい
て、前記送信管理手段は、夫々の前記情報処理手段宛の
前記送信データ毎に当該送信データを夫々分割してパケ
ットデータ等の部分送信データを生成すると共に、当該
部分送信データを時系列的に配列して前記情報処理手段
に送信するように構成される。
【0017】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、送信管理手段は、
夫々の情報処理手段宛の送信データ毎に部分送信データ
を生成すると共に、当該部分送信データを時系列的に配
列して情報処理手段に送信する。よって、複数の情報処
理手段を同時並列的に動作制御することができる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置に
おいて、複数の前記情報処理手段は、前記情報処理制御
手段から送信されてきた前記送信データに含まれる記録
すべき記録データを所定の記録用紙に記録するプリンタ
部等の記録情報処理手段と、外部と電話回線を介して接
続されていると共に、前記送信データに含まれる当該電
話回線を介して前記外部に送信すべきデータを当該外部
に送信し、更に当該外部から送信されてきたデータを受
信して前記受信データとして前記情報処理制御手段に出
力するNCU(Network Control Unit)、モデム部等の
通信情報処理手段と、情報を読み取り、読み取った情報
を前記受信データとして前記情報処理制御手段に出力す
るスキャナ部等の読取情報処理手段、であるように構成
される。
【0019】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、複数の情報
処理手段は、記録情報処理手段と通信情報処理手段と読
取情報処理手段であるので、情報処理制御手段におい
て、夫々の情報処理手段における記録情報処理、通信情
報処理又は読取情報処理を正確且つ効率的に制御でき
る。
【0020】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置におい
て、前記通信情報処理手段を前記情報処理制御手段から
制御する場合に、前記送信管理手段及び前記受信管理手
段の動作を停止するときには前記通信情報処理手段に対
応する前記制御手段の動作も停止されるように構成され
る。
【0021】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項3に記載の発明の作用に加えて、通信情報処理手段
を情報処理制御手段から制御する場合に、送信管理手段
及び受信管理手段の動作を停止するときには通信情報処
理手段に対応する制御手段の動作も停止される。
【0022】よって、送信管理手段及び受信管理手段の
停止と通信情報処理手段に対応する制御手段の停止とが
同時に行われるので、情報処理制御手段において送信管
理手段及び受信管理手段が動作していないにも拘らず通
信情報処理手段に対応する制御手段が動作することによ
って、情報処理制御手段の使用者が、送信管理手段及び
受信管理手段が動作していないにも拘らず通信情報処理
手段を制御可能であるかのように誤認識することを防止
できる。
【0023】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、情報処理を行う複数の情報処理手段に接
続されると共に夫々の前記情報処理手段に対応した制御
手段を夫々備え、夫々の前記情報処理手段を制御する情
報処理制御装置において、前記情報処理の際に、夫々の
前記制御手段において生成され当該制御手段から前記
報処理手段に夫々送信される送信データに対して、夫々
の前記情報処理手段宛の前記送信データ毎に送信先の前
記情報処理手段を示すID識別フラグ等の送信識別情報
を付加すると共に、当該送信識別情報が付加された前記
送信データを時系列的に配列して前記情報処理手段に送
信するリソースマネージャ等の送信管理手段と、前記情
報処理の際に、夫々の前記情報処理手段から送信されて
くる受信データに付与されている送信元の前記情報処理
手段を示すID識別フラグ等の受信識別情報を識別し、
前記受信データの送信元の前記情報処理手段に対応する
前記制御手段毎に振り分けて出力するリソースマネージ
ャ等の受信管理手段と、を含み、複数の前記制御手段の
うち少なくともいずれか一つの制御手段が動作中におい
ては、前記送信管理手段及び前記受信管理手段の動作停
止を禁止するように制御するように構成される。
【0024】請求項5に記載の発明の作用によれば、送
信管理手段は、情報処理の際に、夫々の制御手段におい
て生成された送信データに対して、夫々の情報処理手段
宛の送信データ毎に送信先の情報処理手段を示す送信識
別情報を付加すると共に、当該送信識別情報が付加され
た送信データを時系列的に配列して情報処理手段に送信
する。
【0025】一方、受信管理手段は、情報処理の際に、
夫々の情報処理手段から送信されてくる受信データに付
与されている受信識別情報を識別し、送信元の情報処理
手段に対応する制御手段毎に振り分けて出力する。
【0026】このとき、複数の制御手段のうち少なくと
もいずれか一つの制御手段が動作中においては、送信管
理手段及び受信管理手段の動作停止を禁止するように制
御する。よって、複数の情報処理手段に対して送受信す
べきデータについて、混信したりデータ相互に重なるこ
とがないので、複数の情報処理手段における情報処理を
一の情報処理制御手段から制御する際に、当該情報処理
手段毎の送信データが確実に送信先の情報処理手段に送
信されると共に、夫々の情報処理手段から送信さ れてく
る受信データに基づいて誤動作することなく夫々の情報
処理手段における情報処理を制御することができる。
【0027】また、送信データを時系列的に配列して送
信すると共に受信データを振り分けるので、一の接続ケ
ーブルにより情報処理制御手段と情報処理手段とを接続
することができる。
【0028】更に、いずれか一つの制御手段が動作中に
おいては、送信管理手段及び受信管理手段の動作停止が
禁止されるので、制御手段において生成された送信デー
タを確実に対応する夫々の情報処理手段に送信すること
ができると共に、夫々の情報処理手段から送信されてき
た受信データを確実に対応する制御手段に伝送すること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明す
る実施形態は、記録すべき情報を所定の記録用紙に記録
するプリンタ機能、画像等の情報を読み取るスキャナ機
能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を記録する
コピー機能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を
電話回線を介して外部に対し送受信するファクシミリ機
能並びに電話を掛けてきた通話者のメッセージを自動的
に録音するいわゆる留守番電話機能等を備えた多機能周
辺装置にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとい
う。)等のコンピュータを接続し、当該パソコンから多
機能周辺装置を制御して情報記録、情報読取、外部との
情報の送受信又は留守番電話機能動作等の情報処理を行
う情報処理装置に対して本発明を適用した場合の実施形
態である。
【0030】なお、上記ファクシミリ機能には、電話回
線を介して送信されてきた送信情報を記録用紙上に記録
する本来のファクシミリ機能の他に、当該送信情報を一
時的に記録して必要に応じて外部の他のファクシミリ装
置に送信する(すなわち、送信情報を転送する)転送機
能をも含まれている。
【0031】(I)情報処理装置の全体構成 始めに、上記本発明が適用される情報処理装置の全体構
成及びその外観について、図1を用いて説明する。
【0032】上述のように、実施形態に係る情報処理装
置Sは、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機
能、スキャナ機能及び留守番電話機能の夫々を備えた多
機能周辺装置1と、当該多機能周辺装置1に接続された
パソコン30とにより構成されている。
【0033】この構成において、図1に示すように、多
機能周辺装置1の本体6の側部には後述の受話器18が
備えられ、更に当該本体6の上面前部には操作パネル2
が設けられている。また、本体6の後面上部には、上記
記録用紙を保持する記録用紙カセット5を着脱自在に装
着するためのカセット装着部3が形成され、上面中央に
はスキャナ機能を用いて読み取るべき原稿を保持する原
稿台4が形成されている。更に、多機能周辺装置1は、
電話回線24を介して外部と接続されており、当該電話
回線24を用いて上記ファクシミリ機能又は留守番電話
機能を動作させることが可能となっている。
【0034】一方、上記構成を有する多機能周辺装置1
を制御するパソコン30は、通常のコンピュータとして
構成されており、図1に示すように情報を入力するため
のキーボード31と、後述のアイコン又はボタン等をク
リック処理する(選択実行する)ためのマウス32と、
後述の各種制御プログラムを記録した記録媒体としての
フレキシブルディスク41から当該制御プログラムを読
み出すためのフレキシブルディスクドライブ装置33A
と、後述の設定画面等を含む画面を表示するための液晶
表示器等からなるディスプレイ34とにより構成されて
おり、接続ケーブル17により多機能周辺装置1と接続
されている。
【0035】ここで、上記アイコンとは、後述の夫々の
処理に対応するアプリケーションプログラムを図柄化し
てディスプレイ34上に表示したものであり、所望のア
プリケーションプログラムを選択実行する際に、当該プ
ログラムを示すアイコンをマウス32等を用いてクリッ
ク処理することにより選択して実行させるためのもので
ある。
【0036】また、上記ボタンとは、所定のアプリケー
ションプログラムを実行する際の機能設定等において、
夫々の機能設定処理(「確定」又は「取消」等)を図柄
化してディスプレイ34上に表示するもので、所望の機
能設定処理に対応するボタンをマウス32等を用いてク
リック処理することにより当該機能設定処理を実行させ
るためのものであり、通常は、ボタン自体がアイコン化
されている。
【0037】(II)多機能周辺装置の構成及び動作 次に、上記多機能周辺装置1の内部構成及び動作につい
て、図2を用いて説明する。
【0038】図2に示すように、多機能周辺装置1は、
CPU10と、ROM(Read OnlyMemory)11と、E
EPROM(Electrically Erasable and Programmable
ROM)12と、RAM(Random Access Memory)13
と、読取情報処理手段としてのスキャナ部14と、記録
情報処理手段としてのプリンタ部15と、インターフェ
ース部16と、上記受話器18と、通信情報処理手段と
してのNCU(NetworkControl Unit)19と、通信情
報処理手段としてのモデム部20と、上記操作パネル2
と、アンプ21と、スピーカ22と、バス23とにより
構成されている。
【0039】次に、多機能周辺装置1の上記各部の動作
を説明する。NCU19は、電話回線24を介して入力
されるファクシミリ情報をモデム部20に出力すると共
に、電話回線24を介して入力される音声情報を受話器
18に出力する。更にNCU19は、モデム部20から
出力されるファクシミリ送信すべき情報を上記電話回線
24に送出すると共に、受話器18により発生された音
声情報を電話回線24に送出する。
【0040】次に、モデム部20は、いわゆる変復調動
作を行うものであり、より具体的には、NCU19から
入力されたファクシミリ情報に対して復調動作を行い、
当該ファクシミリ情報に対応するディジタル信号をバス
23に出力する。また、モデム部20は、バス23から
のファクシミリ情報を変調してNCU19に出力する。
【0041】スキャナ部14は、CPU10の制御の
下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合のファクシミリ送信すべき画像等の情報を読み取
ってバス23に出力すると共に、多機能周辺装置1がコ
ピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像等
の情報を読み取ってバス23に出力する。
【0042】プリンタ部15は、CPU10の制御の
下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合にNCU19及びモデム部20を介して入力され
た受信したファクシミリ情報を、RAM13に一時的に
記憶した後又は直接所定の記録用紙に記録して出力す
る。この他に、プリンタ部15は、多機能周辺装置1が
コピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像
等の情報をバス23から受け取って上記記録用紙に記録
すると共に、多機能周辺装置1がプリンタ装置として機
能する場合のパソコン30から入力された情報をバス2
3から受け取って記録用紙に記録する。
【0043】操作パネル2は、多機能周辺装置1に対し
ての指示を与えたり、所定の状態を設定するための指示
操作又は状態を表示する。なお、操作パネル2はアルフ
ァベットの大文字に対応するキーと数字に対応するキー
のみにより構成されており、当該操作パネル2から入力
処理可能な情報は、アルファベットの大文字及び数字の
みで構成されている情報のみである。
【0044】次に、ROM11は、主としてCPU10
において実行されるファクシミリ機能、スキャナ機能、
プリンタ機能又はコピー機能等を実現するための制御プ
ログラムを記憶しておくための読み出し専用のメモリで
あり、CPU10の制御の下、必要なデータ等をバス2
3を介して出力する。
【0045】EEPROM12は、多機能周辺装置1の
電源を断とした場合でも消失してはならない情報、例え
ば、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合に頻繁にファクシミリ送信する相手先の電話番号
や、いわゆる短縮ダイヤルのための電話番号等を記憶し
ておくための不揮発性のメモリである。
【0046】RAM13は、CPU10の制御の下、必
要なデータを一時的に記憶する等の動作を行うための読
み書き可能なメモリであり、具体的には、ファクシミリ
情報として電話回線24及びNCU19等を介して入力
されたデータ、電話回線24を介して外部に送出すべき
ファクシミリ情報又はスキャナ部14において読み取ら
れた情報等を一時的に記憶し、CPU10の制御により
所定のタイミングで読み出す。
【0047】インターフェース部16は、接続ケーブル
17を介して接続されているパソコン30から送信され
てくるデータ等を多機能周辺装置1に取り込むと共に、
多機能周辺装置1からパソコン30に出力すべき情報を
当該出力用に変換するためのインターフェース動作を行
う。
【0048】アンプ21は、CPU10の制御の下、ス
ピーカ22から出力すべき呼出音又はガイダンス音声等
の音声情報を増幅して当該スピーカ22に出力する。最
後に、CPU10は、バス23を介して、ROM11に
記録されている制御プログラムに基づいて上述の各構成
部材の動作を制御する。更に、当該CPU10は、後述
の要求信号Sq がパソコン30から送信されてくると、
それに対応して多機能周辺装置1における上記スキャナ
部14等の機能設定を行うために必要な設定項目等を返
信すると共に、必要に応じて当該設定項目等における設
定現況(現在の設定内容)をパソコン30に返信する。
【0049】上記の構成において、留守番電話機能を実
行するときには、外部の通話者から掛かってきた電話に
対応するための予め入力されたいわゆる応答メッセージ
並びに当該通話者の音声(メッセージ)は上記RAM1
3に記憶される。更にこれらの留守番電話機能はCPU
10により統轄して制御される。なお、RAM13は、
電源が断となったときでも記憶内容が消えないように電
源バックアップ可能である。
【0050】一方、上記の構成において、上記転送機能
のための送信情報も上記RAM13に格納される。
【0051】(III )パソコンの構成及び全体動作 次に、上記パソコン30の構成及び概略動作について、
図3を用いて説明する。
【0052】図3に示すように、実施形態のパソコン3
0は、CPU36と、ROM39と、RAM37と、上
記キーボード31及びマウス32を含む入力部と、画像
処理部35と、上記ディスプレイ34と、インターフェ
ース部38と、バス40と、外部記憶部33により構成
されている。
【0053】この構成において、CPU36は、後述の
フローチャートで示される本発明の処理等を主として行
う。また、ROM39には、上記パソコン30の各構成
要素を制御するための制御プログラムが予め記憶されて
おり、CPU36からの要求により、必要に応じて当該
制御プログラムをバス40を介してCPU36に出力す
る。
【0054】更に、RAM37は、CPU36の制御の
もと、後述の処理に伴うデータを一時的に記憶し、必要
に応じてバス40及びインターフェース部38を介して
多機能周辺装置1に出力する。
【0055】また、画像処理部35は、CPU36の制
御のもと、後述のアイコン又はボタンと共に必要なデー
タを表示するための画像合成等の処理を行い、処理結果
をディスプレイ34に出力し、当該データ又はアイコン
等を表示する。
【0056】マウス32及びキーボード31によりなる
入力部は、上記表示されているデータを選択すると共に
ディスプレイ34上に表示されているアイコン等を操作
することにより必要な処理のためのデータ等をバス40
を介してCPU36、RAM37等に入力する。
【0057】次に、インターフェース部38は、バス4
0を介してCPU36の制御により出力されてくる送信
データ等を多機能周辺装置1に出力すると共に、当該多
機能周辺装置1から入力される受信データをバス40に
出力する。
【0058】更に、外部記憶部33は、図示しないHD
D(Hard Disk Drive )装置及びフレキシブルディスク
ドライブ装置33Aよりなり、このうちのHDD装置内
のハードディスクには上記CPU36における後述のフ
ローチャートで示される処理に対応する制御プログラム
が予め記憶(インストール)されており、CPU36か
らの要求により、必要に応じて当該制御プログラムをバ
ス40を介してRAM37に出力する。また、これと並
行して、外部記憶部33は、CPU36の制御のもと、
必要に応じてデータ等を保存する。
【0059】最後に、バス40は、上述のCPU36、
ROM39、RAM37、外部記憶部33等の各構成要
素間を接続してデータの伝送を行う。
【0060】次に、上記パソコン30における、特に本
発明に係るCPU36及び外部記憶部33の細部構成に
ついて、図4を用いて説明する。なお、図4は、パソコ
ン30を用いて多機能周辺装置1を制御する際のパソコ
ン30内におけるデータの流れ及び動作を、夫々の動作
を示す機能ブロック図として示したものであり、図4に
おけるスキャナアプリケーション部50、プリンタアプ
リケーション部54、リモートセットアップ部58、フ
ァクシミリアプリケーション部62並びにリソースマネ
ージャ66については、実際には、外部記憶部33内の
特にハードディスクに記憶(インストール)されている
上記スキャナアプリケーション部50等の夫々に対応す
るアプリケーションプログラムに基づいてCPU36内
の演算処理部が動作することにより、上記夫々の機能が
発揮されるものである。
【0061】なお、スキャナアプリケーション部50及
びプリンタアプリケーション部51については、夫々専
用のアプリケーションプログラムがあるものではなく、
後述する各ドライバを起動可能なアプリケーションプロ
グラムを総称するものであって、例えば、多機能周辺装
置1のためにインストールされた専用のビューワーエデ
ィタアプリケーションプログラム(多機能周辺装置1か
ら送信されてきた情報をディスプレイ34上に表示させ
る等の処理を行うアプリケーションプログラム)又はそ
の他の一般的なワードプロセッサアプリケーションプロ
グラム等からなる。
【0062】また、リモートセットアップ部58及びフ
ァクシミリアプリケーション部62は、多機能周辺装置
1のためにインストールされた専用のアプリケーション
プログラムであって、後述する各ドライバと一体的に機
能するものであり、例えば、ファクシミリデータの送受
信を管理するログマネージャアプリケーションプログラ
ム、リモートセットアップアプリケーションプログラム
等からなる。
【0063】図4に示すように、多機能周辺装置1をパ
ソコン30から遠隔制御する場合に、当該パソコン30
は、多機能周辺装置1におけるCPU10及びスキャナ
部14を用いて情報読取機能を発揮すべく当該CPU1
0及びスキャナ部14を制御する制御手段としてのスキ
ャナ制御部SCと、多機能周辺装置1におけるCPU1
0及びプリンタ部15を用いて情報記録機能を発揮すべ
く当該CPU10及びプリンタ部15を制御する制御手
段としてのプリンタ制御部PRと、多機能周辺装置1に
おけるCPU10、スキャナ部14、プリンタ部15等
の機能設定等を行って上記留守番電話機能、転送機能、
スキャナ機能又はプリンタ機能等を発揮させるための制
御手段としてのセットアップ制御部RMと、多機能周辺
装置1におけるCPU10、NCU19等からなるファ
クシミリ機能部を用いて転送機能を含む上記ファクシミ
リ機能を発揮すべく当該CPU10、NCU19等から
なるファクシミリ機能部を制御する制御手段としてのフ
ァクシミリ制御部FXと、後述のリモートセットアップ
部、各アプリケーション部と多機能周辺装置1との間の
中継機能を有する送信管理手段及び受信管理手段として
のリソースマネージャ66と、受信バッファ67と、リ
ソースマネージャ用バッファ68と、パラレルポートド
ライバ69とにより構成されている。
【0064】また、上記スキャナ制御部SCは、スキャ
ナアプリケーション部50と、スキャナドライバ51
と、スキャナ用受信バッファ52と、スキャナ用送信バ
ッファ53とにより構成されている。
【0065】更に、上記プリンタ制御部PRは、プリン
タアプリケーション部54と、プリンタドライバ55
と、プリンタドライバ用受信バッファ56と、プリンタ
ドライバ用送信バッファ57とにより構成されている。
【0066】更にまた、上記セットアップ制御部RM
は、リモートセットアップ部58と、リモートセットア
ップデータドライバ59と、セットアップ用受信バッフ
ァ60と、セットアップ用送信バッファ61とにより構
成されている。
【0067】また、上記ファクシミリ制御部FXは、フ
ァクシミリアプリケーション部62と、ファクシミリド
ライバ63と、ファクシミリ用受信バッファ64と、フ
ァクシミリ用送信バッファ65とにより構成されてい
る。
【0068】上記の構成において、各バッファは、実際
にはRAM37内に備えられている。また、パラレルポ
ートドライバ69は、実際にはインターフェース部38
内に備えられているものである。
【0069】次に、各部の動作の概要について説明す
る。
【0070】先ず、上記スキャナ制御部SCの動作につ
いて説明する。当該スキャナ制御部SCに含まれるスキ
ャナ用受信バッファ52は、多機能周辺装置1から受信
したデータから後述のリソースマネージャ66における
受信管理処理により振り分けられたスキャナデータSsr
(多機能周辺装置1のスキャナ部14で読み取られた情
報等を含む。)を一時的に記憶し、スキャナドライバ5
1に出力する。このスキャナデータSsrには、リソース
マネージャ66により当該スキャナデータSsrであるこ
とを示す識別情報(ID情報フラグ)が付加されてい
る。そして、スキャナドライバ51はスキャナデータS
srに対して所定の処理を施してスキャナアプリケーショ
ン部50に出力し、例えば、スキャナ部14で読み取っ
た情報を表示するための上記ビューワーエディタアプリ
ケーションプログラム等が起動していなければこれを起
動してディスプレイ34上に表示させる処理及び外部記
憶部33に格納する等の処理を実行可能とする。
【0071】一方、上記の処理に先立って、スキャナア
プリケーション部50からスキャナ機能を実行する場合
に出力されるスキャナ部14を制御するためのデータ
は、スキャナドライバ51からスキャナ制御データSst
として出力され、スキャナ用送信バッファ53に一時的
に保存される。そして、当該スキャナ用送信バッファ5
3から読み出されたスキャナ制御データSstは、後述の
リソースマネージャ66における送信管理処理により後
述のようにパケット化され、スキャナ制御データSstで
あることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポ
ートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信さ
れ、スキャナ部14の動作制御に用いられる。
【0072】このとき、上述のスキャナ制御部SCの動
作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実
行される。
【0073】次に、上記プリンタ制御部PRの動作につ
いて説明する。
【0074】当該プリンタ制御部PRに含まれるプリン
タドライバ用受信バッファ56は、多機能周辺装置1か
ら受信したデータから後述のリソースマネージャ66に
おける受信管理処理により振り分けられたプリンタ状態
データSpr(多機能周辺装置1のプリンタ部15におけ
る記録処理の状態等を示すデータを含む。)を一時的に
記憶し、プリンタドライバ55に出力する。このプリン
タ状態データSprには、リソースマネージャ66により
当該プリンタ状態データSprであることを示すID情報
フラグが付加されている。そして、プリンタドライバ5
5はプリンタ状態データSprに基づいて、現在のプリン
タ部15における動作状況をディスプレイ34上に表示
し、更には必要に応じてプリンタアプリケーション部5
4に必要な通知等を行い、これを受けたプリンタアプリ
ケーション部54は、当該プリンタアプリケーションに
対応する所定の処理を施す。
【0075】一方、プリンタアプリケーションに対応す
る所定の処理により生成されたプリンタ部15において
記録すべきデータ並びにプリンタ機能を実行するために
必要なプリンタ部15を制御するためのデータは、プリ
ンタドライバ55からプリント出力データSptとして出
力され、プリンタ用送信バッファ57に一時的に保存さ
れる。そして、当該プリンタ用送信バッファ57から読
み出されたプリント出力データSptは、後述のリソース
マネージャ66における送信管理処理により後述のよう
にパケット化され、プリント出力データSptであること
を示すID情報フラグが付加されてパラレルポートドラ
イバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、プリン
タ部15の動作が制御される。このとき、上述のプリン
タ制御部PRの動作の前提として、後述のリモートセッ
トアップ処理が実行される。
【0076】次に、上記ファクシミリ制御部FXの動作
について説明する。
【0077】当該ファクシミリ制御部FXに含まれるフ
ァクシミリ用受信バッファ64は、多機能周辺装置1か
ら受信したデータから後述のリソースマネージャ66に
おける受信管理処理により振り分けられたファクシミリ
受信データSfr(多機能周辺装置1のNCU19等によ
り電話回線24を介して受信した情報等を含む。)を一
時的に記憶し、ファクシミリドライバ63に出力する。
このファクシミリ受信データSfrには、リソースマネー
ジャ66により当該ファクシミリ受信データSfrである
ことを示すID情報フラグが付加されている。そして、
ファクシミリドライバ63はファクシミリ受信データS
frに対して所定の処理を施してファクシミリアプリケー
ション部62に出力し、例えば、ファクシミリ情報の送
受信履歴を管理するログマネージャアプリケーションプ
ログラム等に出力してファクシミリ受信データSfrを外
部記憶部33に格納させると共に、必要に応じてディス
プレイ34上に受信ログ等を表示させる。
【0078】一方、ファクシミリアプリケーション部6
2からファクシミリ機能を実行する場合に出力されるフ
ァクシミリ送信すべきデータ及び制御データは、ファク
シミリドライバ63に入力され所定の処理が施されてフ
ァクシミリ送信データSftとなり、ファクシミリ用送信
バッファ65に一時的に保存される。そして、当該ファ
クシミリ用送信バッファ65から読み出されたファクシ
ミリ送信データSftは、後述のリソースマネージャ66
における送信管理処理により後述のようにパケット化さ
れ、ファクシミリ送信データSftであることを示すID
情報フラグが付加されてパラレルポートドライバ69を
介して多機能周辺装置1に送信され、NCU19等から
なる多機能周辺装置1のファクシミリ機能部を介してフ
ァクシミリ送信される。
【0079】このとき、上述のファクシミリ制御部FX
の動作の前提として、後述のリモートセットアップ処理
が実行される。また、当該リモートセットアップ処理に
おいて上記転送機能のために送信情報をRAM13に記
憶させるべく送信情報記憶機能が動作するように設定さ
れたときには、多機能周辺装置1は、当該送信情報をプ
リンタ部15を用いて記録すると共にRAM13に格納
し、外部の他のファクシミリ装置から当該送信情報の転
送を要求する要求信号が入力されたときには当該他のフ
ァクシミリ装置に対して送信情報の転送を行う。
【0080】次に、セットアップ制御部RMの動作につ
いて説明する。
【0081】上述のように、セットアップ制御部RM
は、スキャナ制御部SC、プリンタ制御部PR及びファ
クシミリ制御部FXの動作に先立って、多機能周辺装置
1における種々の機能設定をパソコン30から遠隔的に
行うためのものである。この動作において、当該セット
アップ制御部RMに含まれるセットアップ用受信バッフ
ァ60は、多機能周辺装置1から受信したデータから後
述のリソースマネージャ66における受信管理処理によ
り振り分けられたセットアップ用受信データSrr(多機
能周辺装置1の機能設定における設定完了情報等を含
む。)を一時的に記憶し、リモートセットアップデータ
ドライバ59に出力する。このセットアップ用受信デー
タSrrには、リソースマネージャ66により当該セット
アップ用受信データSrrであることを示すID情報フラ
グが付加されている。そして、リモートセットアップデ
ータドライバ59はセットアップ用受信データSrrに基
づいて、後に例示する多機能周辺装置1における機能設
定のためのリモートセットアップ処理を行う。
【0082】一方、リモートセットアップ部58から出
力される、多機能周辺装置1における機能設定処理のた
めのデータは、リモートセットアップデータドライバ5
9からセットアップ用送信データSrtとして出力され、
セットアップ用送信バッファ61に一時的に保存され
る。そして、当該セットアップ用送信バッファ61から
読み出されたセットアップ用送信データSrtは、後述の
リソースマネージャ66における送信管理処理により後
述のようにパケット化され、セットアップ用送信データ
Srtであることを示すID情報フラグが付加されてパラ
レルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送
信され、機能設定が行われる。
【0083】次に、上記夫々の制御部が動作する際の本
発明に係る上記リソースマネージャ66、受信バッファ
67及びリソースマネージャ用バッファ68の動作につ
いて説明する。
【0084】始めに、本実施形態におけるパソコン30
と多機能周辺装置1との間のデータの授受の態様につい
て概説する。本実施形態においては、パソコン30と多
機能周辺装置1との間でデータの送受信を行う際、当該
送信データ又は受信データは、スキャナ部14用データ
(スキャナ制御部SC関連)、プリンタ部15用データ
(プリンタ制御部PR関連)、NCU19等からなるフ
ァクシミリ機能部用データ(ファクシミリ制御部FX関
連)並びに機能設定用データ(セットアップ制御部RM
関連)毎にパケット化され分離されている。すなわち、
一のパケットの中には一種類のデータが含まれており、
当該パケットの先頭には、夫々のパケットに含まれるデ
ータのデータ量及び当該データの種類を示すID情報フ
ラグ(スキャナ制御部SC関連のデータ、プリンタ制御
部PR関連のデータ、ファクシミリ制御部FX関連のデ
ータ又はセットアップ制御部RM関連のデータのうち、
いずれのデータであるかを示すID情報フラグ)を記述
したヘッダが付加されている。
【0085】より具体的に図5を用いて説明すると、パ
ソコン30から多機能周辺装置1に送信データを送信す
る場合には、図5(a)に示すように、パソコン30か
ら出力される送信データSt は、例えば、夫々の上記制
御部から出力された、ファクシミリ機能部宛のファクシ
ミリ送信すべきデータ等を含むファクシミリ送信データ
Sftと、プリンタ部15宛の記録すべきデータ等を含む
プリント出力データSptと、スキャナ部14宛の当該ス
キャナ部14を制御するためのスキャナ制御データSst
とが、夫々のデータを識別するための上記ID識別フラ
グを含むヘッダHを先頭として夫々パケットデータPに
パケット化され、夫々のパケットデータPが時系列的に
並べられて送信される。このとき、夫々のパケットデー
タPは、夫々の制御部に送信すべきデータを所定のデー
タ量毎に分割されたものであり、上記夫々のヘッダH内
に、リソースマネージャ66により対応するパケットデ
ータPに含まれるデータ量が記述される。
【0086】一方、多機能周辺装置1からの受信データ
をパソコン30において受信する場合には、図5(b)
に示すように、多機能周辺装置1から出力される受信デ
ータSr は、例えば、ファクシミリ機能部から出力され
たファクシミリ受信したデータであるファクシミリ受信
データSfrと、プリンタ部15から出力された当該プリ
ンタ部15の動作状態を示すプリンタ状態データSpr
と、スキャナ部14において読み取った情報を含むスキ
ャナデータSsrとが、夫々のデータを識別するための上
記ID識別フラグを含むヘッダHを先頭として夫々パケ
ットデータPにパケット化され、夫々のパケットデータ
Pが時系列的に並べられて送信されてくる。このとき、
上記夫々のヘッダH内に、リソースマネージャ66によ
り対応するパケットデータPに含まれるデータ量が記述
される。なお、多機能周辺装置1におけるこのパケット
化の処理は、主としてCPU10において実行される。
【0087】次に、リソースマネージャ66における受
信管理処理について説明する。リソースマネージャ66
は、多機能周辺装置1からのデータを受信する際には、
当該パケット化されている受信データSr に対応して、
パラレルポートドライバ69を介して受信され受信バッ
ファ67に一時的に記憶されている当該受信データSr
におけるパケット毎のヘッダHの内容を識別し、当該記
憶されている受信データSr を上記スキャナ制御部SC
に関連するスキャナデータSsr、プリンタ制御部PRに
関連するプリンタ状態データSpr、ファクシミリ制御部
FXに関連するファクシミリ受信データSfr及びセット
アップ制御部RMに関連するセットアップ用受信データ
Srrに分割し、これらを時系列的に分離して出力する。
この受信管理処理の際、リソースマネージャ66は受信
バッファ67との間で管理メッセージSmrの授受を行い
上記受信管理処理を行う。
【0088】一方、リソースマネージャ66における送
信管理処理においては、上記各制御部から送信されてく
るスキャナ制御データSst、プリント出力データSpt、
ファクシミリ送信データSft及びセットアップ用送信デ
ータSrtを、夫々に所定のデータ量毎に分割してパケッ
ト化し、当該リソースマネージャ66から夫々のデータ
のID情報フラグを管理メッセージSmtとして出力する
ことにより当該ID情報フラグをパケット毎にそのヘッ
ダHに記述し、夫々のパケットデータPを時系列的に並
べて送信データSt としてパラレルポートドライバ69
に出力する。なお、この他にリソースマネージャ66
は、必要に応じてセットアップ制御部RMからの後述の
要求信号Sq を多機能周辺装置1に出力する。
【0089】上記のリソースマネージャ66の動作にお
いて、リソースマネージャ用バッファ68は、上記受信
管理処理時にリソースマネージャ66において必要なデ
ータを一時的に格納し、所定のタイミングでリソースマ
ネージャ66に出力する。
【0090】また、パラレルポートドライバ69は、上
記受信データSr を多機能周辺装置1から受信して受信
バッファ67に出力すると共に、上記送信データSt を
多機能周辺装置1に出力する。
【0091】上述のように、リソースマネージャ66に
おいてパケット化されたデータに対して送信管理処理及
び受信管理処理を行うことにより、ファクシミリ機能部
とスキャナ部14又はプリンタ部15とを同時に(実際
には時分割的に)動作させることができる。すなわち、
例えば、図5(c)に示すようにパケット化されたデー
タを時分割的に送受信することにより、ファクシミリ受
信したデータをパソコン30に取り込みつつパソコン3
0から出力したデータをプリントアウトするというよう
な同時動作が可能となる。
【0092】(IV)パソコンにおける制御処理の実施形
次に、上記構成を有するパソコン30における多機能周
辺装置1の制御処理について、図6乃至図10を用いて
説明する。
【0093】始めに、制御処理の全体動作について、図
6乃至図9を用いて説明する。図6にそのフローチャー
トを示すように、パソコン30における多機能周辺装置
1の制御処理は、当該パソコン30に多機能周辺装置1
が接続されると、始めに、上記リソースマネージャ66
が起動される(ステップS1)。このリソースマネージ
ャ66は、パソコン30を動作させるための基本プログ
ラムであるOS(オペレーティングシステム)が立上が
ったときに自動的に起動される。なお、図4に示す各ド
ライバが起動されたときにリソースマネージャ66が動
作していない場合には、各ドライバによって自動的に起
動される。
【0094】なお、リソースマネージャ66の起動後
は、当該リソースマネージャ66を示すアイコンが現在
リソースマネージャ66が起動しているものとしてディ
スプレイ34に表示され、当該リソースマネージャ66
の動作を停止したいときには、当該アイコンをクリック
処理することにより動作停止(クローズ)させることが
できる。
【0095】リソースマネージャ66が起動されると
(ステップS1)、その起動がインストール直後である
ときには、次に、リモートセットアップ部58を含むセ
ットアップ制御部RMが起動され(ステップS2)、当
該セットアップ制御部RMにより多機能周辺装置1にお
いて情報処理を実行するための当該多機能周辺装置1の
機能設定(上記リモートセットアップ処理)が実行され
る(ステップS3)。なお、この機能設定は、インスト
ールした以降においても使用者がリモーセットアッププ
ログラムを起動することにより適宜可能である。
【0096】この機能設定においては、始めに、多機能
周辺装置1において設定可能な機能(スキャナ部14の
解像度、ファクシミリ機能部における通信速度等)をパ
ソコン30に送信させるべく要求信号Sq がセットアッ
プ制御部RMから多機能周辺装置1に出力され、当該要
求信号Sq に対応して多機能周辺装置1から送信されて
きたデータに基づいて後述の機能設定のための設定画面
(図7乃至図9参照)が生成され、当該設定画面を用い
て機能設定を行うこととなる。
【0097】そして、機能設定が終了すると(ステップ
S3)、所望の情報処理(例えば、パソコン30におい
て作成した文書をプリンタ部15から記録出力したり、
当該文書をファクシミリ機能部を用いて外部に送信した
り、ファクシミリ機能部を用いて受信したデータを上記
ビューワーエディタアプリケーションプログラム等を用
いてディスプレイ34に表示して加工する等)を実行し
(ステップS4)、必要に応じて使用者から処理の終了
が指示されれば処理を終了することとなる。
【0098】なお、セットアップ制御部RM起動時(ス
テップS2)においては、リモートセットアップデータ
ドライバ59からリソースマネージャ66に対して多機
能周辺装置1との間でデータの授受を行うことを可能と
するために、セットアップ用受信バッファ60とセット
アップ用送信バッファ61をRAM37上に確保するた
めにオープン指令を出力し、また、そのセットアップ動
作を終了するときには、リソースマネージャ66に対し
て起動時に確保したRAM37上のセットアップ用受信
バッファ60とセットアップ用送信バッファ61を開放
するためのクローズ指令を出力するように構成されてい
る。これは、セットアップ用受信バッファ60とセット
アップ用送信バッファ61が、不要のとき(リモートセ
ットアップデータドライバ59が動作していないとき)
まで敢えてRAM37上にメモリ領域を占有するのは好
ましくないことによる。
【0099】そして、このオープン指令に対応して、リ
ソースマネージャ66が多機能周辺装置1との間で通信
を実施可能な状態であることを確認した場合には、直ち
にセットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送
信バッファ61をRAM37上に確保すると共に、その
旨をリモートセットアップデータドライバ59に通知す
る。その後、リモートセットアップデータドライバ59
とリソースマネージャ66は、以下の手順を通して多機
能周辺措置1との間でコマンドデータ等の各種データの
授受を行う。すなわち、リモートセットアップデータド
ライバ59から多機能周辺装置1に対して送信すべきデ
ータがセットアップ用送信バッファ61に格納された後
に「送信データあり。」のセットアップ用メッセージM
r がリソースマネージャ66に出力され、これを受けた
リソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対してセ
ットアップ用送信バッファ61内の上記データを送信す
ると共に、多機能周辺装置1からデータを受信したとき
には、リソースマネージャ66が当該受信データをセッ
トアップ用受信バッファ60に格納した後に「受信デー
タあり。」のセットアップ用メッセージMr をリモート
セットアップデータドライバ59に出力して上記受信デ
ータを取り込むように通知する。
【0100】ここで、リモートセットアップ処理用のセ
ットアップ用受信バッファ60及びセットアップ用送信
バッファ61とセットアップ用メッセージMr とを用い
た上記処理は、ファクシミリ制御部FXにおいてのみ、
ファクシミリドライバ63が常に動作状態にあり、且つ
ファクシミリ用受信バッファ64とファクシミリ用送信
バッファ65が常時確保されている点を除いて、他の制
御部においても同様に行われる。すなわち、スキャナ制
御部SC、プリンタ制御部PR又はファクシミリ制御部
FXから多機能周辺装置1におけるスキャナ部14、プ
リンタ部15又はNCU19等を含むファクシミリ機能
部を制御して動作させる場合には、夫々の制御部内のド
ライバからスキャナ用データとスキャナ用メッセージM
s 又はプリンタ用データとプリンタ用メッセージMp 或
はファクシミリ用データとファクシミリ用メッセージM
f がリソースマネージャ66に出力され、これを受けた
リソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対して夫
々の制御部に対応するパケットデータとして出力すると
共に、多機能周辺装置1から各制御部SC、PR及びF
Xに対応するデータを受信した場合には、リソースマネ
ージャ66が当該受信データと各メッセージMs 、Mp
及びMf を夫々対応するドライバに出力することにより
データの授受が行われる。なお、ファクシミリドライバ
63並びにファクシミリ用受信バッファ64とファクシ
ミリ用送信バッファ65が常に動作可能な状態にあるの
は、多機能周辺装置1がファクシミリ受信したデータを
いつ送信していくか判らないので、常に待機するためで
ある。
【0101】次に、ステップS3における機能設定にお
いてディスプレイ34に出力される設定画面について、
図7乃至図9に例示しつつ説明する。始めに、多機能周
辺装置1における共通事項を設定するための設定画面に
ついて、図7(a)を用いて説明する。
【0102】図7(a)に示すように、共通事項を設定
するための設定画面は、例えば、多機能周辺装置1の電
話端末としての局名を設定するための局名設定欄70
と、多機能周辺装置1の電話端末としての電話番号を設
定するための局電話番号設定欄71と、多機能周辺装置
1のファクシミリ端末としての電話番号を設定するため
の局FAX番号設定欄72と、多機能周辺装置1が接続
されている電話回線24における回線種類(トーン回線
か又はプッシュ回線か)を設定するためのダイアルタイ
プ設定欄73と、現在の日付及び時刻を設定登録するた
めの日付設定欄74と、多機能周辺装置1のプリンタ部
15で用いる用紙サイズを設定するための紙サイズ設定
欄75と、設定を終了するときに操作されるボタンであ
る「OK」に対応する確定ボタン76と、設定を取り消
すときに操作されるボタンである「キャンセル」に対応
する取消ボタン77とにより構成されている。
【0103】次に、プリンタ部15に対応する設定画面
の例について、図7(b)を用いて説明する。図7
(b)に示すように、プリンタ部15に対応する設定画
面は、例えば、プリンタ部15における記録モードを選
択設定するためのモード設定欄80と、最後の記録用紙
への記録が終了してから、トナーを定着させるためのヒ
ータを非使用状態(低温状態)に切り換えるまでの時間
であるスリープタイムを設定するためのスリープタイム
設定欄81と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に
対応する確定ボタン83と、上記取消ボタン77と同様
の「キャンセル」に対応する取消ボタン84とにより構
成されている。
【0104】なお、上記スリープタイムを設定するの
は、多機能周辺装置1が設置される国によっては、当該
スリープタイムの最大値に制限を課している国(当該国
に設置される多機能周辺装置1においては、通常スリー
プタイムの最大値が当該制限値となっている。)とそう
でない国(当該国に設置される多機能周辺装置1におい
てはスリープタイムの最大値は設定されていない。)と
があり、これら双方の国における情報処理装置Sのリモ
ートセットアップ処理を共通のセットアップ制御部RM
で行うためのものである。
【0105】次に、多機能周辺装置1を通常の電話機と
して使用する際の機能の設定画面である短縮ダイアル登
録の設定画面の例について、図8(a)を用いて説明す
る。図8(a)に示すように、短縮ダイアル登録の設定
画面は、いわゆる短縮ダイアルを登録するか又はワンタ
ッチダイアルを登録するかを選択するためのダイアル選
択欄90と、短縮ダイアル番号毎に通話先名と電話番号
を入力するための通話先入力欄91と、上記確定ボタン
76と同様の「OK」に対応する確定ボタン92と、上
記取消ボタン77と同様の「キャンセル」に対応する取
消ボタン93とにより構成されている。
【0106】次に、多機能周辺装置1をファクシミリ装
置として使用する際の機能の設定画面の例について、図
8(b)及び図9(a)を用いて説明する。
【0107】図8(b)に示すように、ファクシミリ機
能のための設定画面は、例えば、送信情報記憶機能(す
なわち、電話回線24を介して送信されてきたファクシ
ミリ情報(送信情報)をRAM13に一時的に記憶し、
必要に応じて他のファクシミリ装置に転送するための送
信情報記憶機能)のオン/オフを設定するための送信情
報記憶機能オン/オフ設定欄100と、多機能周辺装置
1における留守番電話機能のオン/オフを切換設定する
ための留守番電話機能オン/オフ設定欄101と、上記
確定ボタン76と同様の「OK」に対応する確定ボタン
102と、上記取消ボタン77と同様の「キャンセル」
に対応する取消ボタン103と、ファクシミリ機能のた
めの他の設定画面を見るための次頁ボタン104とによ
り構成されている。
【0108】また、図9(a)に示すように、ファクシ
ミリ機能のための他の設定画面は、例えば、電話回線2
4がダイアル回線かトーン回線かを設定するための回線
種類設定欄110と、多機能周辺装置1におけるスピー
カ22をオン又はオフに設定するためのスピーカオン/
オフ設定欄111と、多機能周辺装置1における送受信
機能を、使用されている電話回線24における通信速度
に合致するように設定するための回線速度設定欄112
と、上記スピーカ22の音量を設定するためのスピーカ
音量設定欄113と、ファクシミリ情報の送受信の際
に、NCU19においてトーン信号(ビジートーン信号
(話中のときに電話回線から出力される"ツーツー"とい
う断続音)又はダイアルトーン信号(通話前又は通話後
に電話回線から出力される"ツー"という連続音))の検
出を行うか否かを設定するためのトーン信号検出設定欄
114と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に対応
する確定ボタン115と、上記取消ボタン77と同様の
「キャンセル」に対応する取消ボタン116とにより構
成されている。
【0109】最後に、スキャナ部14に対応する設定画
面の例について、図9(b)を用いて説明する。なお、
この設定画面は、スキャナ機能を実行する際に、どのよ
うな条件でスキャナ読取を実行するかを選択するために
表示されるものであり、スキャナドライバ51の起動と
共に表示される。
【0110】図9(b)に示すように、スキャナ部14
に対応する設定画面は、例えば、スキャナ部14の読取
能力を選択設定するための読取能力選択欄120と、選
択した読取能力を確定するためのスキャナ機能実行用の
確定ボタン121と、スキャナ部14の解像度の選択枝
が一度に読取能力選択欄120内に表示できない場合、
次の画面を見るときにクリックされる次頁ボタン122
とにより構成されている。なお、図9(b)に示す場合
には、スキャナ部14の読取能力が、100×100d
pi(dot per inch)、100×200dpi、200
×200dpi、200×300dpi及び300×3
00dpiの4種類から選択できることとなる。
【0111】(V)リソースマネージャの機能停止処理
の実施形態 次に、本発明に係るリソースマネージャの機能停止処理
の実施形態について、図10を用いて説明する。ここ
で、図10に示される機能停止処理は、上記リソースマ
ネージャ66を示すアイコンがクリック処理される等し
て、リソースマネージャ66の機能停止(クローズ)が
指示された場合に実行されるものである。
【0112】なお、本発明のパソコン30において、リ
ソースマネージャ66の機能を停止させる理由は、例え
ば、多機能周辺装置1におけるプリンタ部15が、リソ
ースマネージャ66を用いてデータの授受を行う際に
は、いわゆるGDI(GraphicsDevice Interface )プ
リンタとして機能するが、この他に、オプションとし
て、リソースマネージャ66を介することなく多機能周
辺装置1との間で直接データの授受を行うことにより、
いわゆるページ記述言語に対応したPDL(Page Descr
iption Language )プリンタとしても機能するように構
成されている場合に対処するためである。
【0113】すなわち、上記プリンタドライバ55は、
プリンタ部15によって印刷すべきデータをパソコン3
0側でドットイメージデータに展開して出力するもので
あるため、プリンタ部15の負荷が比較的少ないもので
あるのに対して、これとは別個に用意されたPDL専用
のプリンタドライバはページ記述言語によって表した印
刷データを多機能周辺装置1に出力し、プリンタ部15
側でこれをドットイメージデータに展開してからプリン
トするものであるため、プリンタ部15の負荷が大きい
代わりにデータの転送が短時間で行い得る利点をもつ。
従って、多機能周辺装置1におけるプリンタ部15は、
通常は、リソースマネージャ66を介するデータの授受
を行うことによってGDIプリンタとして利用される
が、使用者の希望によっては上記プリンタドライバ55
の代わりにPDL専用のプリンタドライバを起動させる
ことで、PDLプリンタとしても利用可能であり、この
場合には、リソースマネージャ66の機能を予め停止さ
せておく必要がある。その理由は、多機能周辺装置1は
常にリソースマネージャ66が起動されているか否かを
監視しており、もし起動されていれば、上述のパケット
データPが送られてくるものと判断してGDIプリンタ
機能を含む上述の各種制御動作を実行するが、リソース
マネージャ66が起動していなければ(クローズしてい
れば)、PDL専用のプリンタドライバからパケットデ
ータとしてではなく、加工されていないプリントデータ
がそのまま送信されてくるものと判断してPDLプリン
タ機能のみを実行するからである。
【0114】図10に示すように、上記リソースマネー
ジャ66を示すアイコンがクリック処理される等して、
リソースマネージャ66の機能停止が指定された場合に
は、始めに、スキャナ制御部SC、プリンタ制御部P
R、セットアップ制御部RM又はファクシミリ制御部F
Xのうち、少なくともいずれか一つのドライバ及び制御
部が動作中であるか否かが判定され(ステップS1
1)、いずれかのドライバ及び制御部が動作していると
きは(ステップS11;NO)、その状態でリソースマ
ネージャ66の機能を停止させると、パソコン30にお
いて授受すべきデータが授受できないこととなり、パソ
コン30におけるアプリケーションプログラムの機能が
中断してしまうことになるので、ステップS10におけ
る機能停止指令を受け付けることなく無効とし(ステッ
プS13)処理を終了する。従って、リソースマネージ
ャ66は機能を停止させることなく通常の処理、すなわ
ち、パケットデータの送受信管理処理を継続することと
なる。
【0115】一方、ファクシミリ制御部FXを除く他の
制御部SC、PR、R又は各ドライバが起動されておら
ず、且つ、バッファが確保されていない場合であって、
しかも、ファクシミリ制御部FXが受信待機中である場
合には(ステップS11;YES)リソースマネージャ
66を機能停止(クローズ)させても特に問題はないと
して、リソースマネージャ66の機能を停止させる(ス
テップS12)。すなわち、上記ファクシミリ制御部F
Xは、それが非動作中(例えば、ファクシミリ送信して
いない状態)であっても、常にファクシミリ送信されて
くるデータを受信すべくファクシミリドライバ63及び
ファクシミリ用受信バッファ64並びにファクシミリ用
送信バッファ65を常時動作可能として受信待機状態と
すると共に、リソースマネージャ66自体も動作状態と
してあるが、ファクシミリ制御部FXが受信待機中のみ
である場合、つまり、ファクシミリ受信も行っていない
場合には、リソースマネージャ66を上記したような理
由(PDLプリンタとして利用すること)によってクロ
ーズしても特に問題はないとして、リソースマネージャ
66のクローズ指令を許可する。
【0116】但し、本実施形態では、リソースマネージ
ャ66を機能停止(クローズ)させたときは、ファクシ
ミリ送受信も不可能な状態であることをパソコン30の
使用者に知らしめるため、ファクシミリ機能に対応する
アプリケーションプログラムの起動も停止させて当該ア
プリケーションプログラムに関連するディスプレイ34
上の画面も消去させ(ステップS14)処理を終了す
る。すなわち、リソースマネージャ66の機能を停止さ
せる場合、ファクシミリ機能に関連するファクシミリ制
御部FXのアプリケーションプログラムを起動したまま
にしておくと、当該アプリケーションプログラムに関連
するディスプレイ34上の画面がそのまま残るため、使
用者に対しては、リソースマネージャ66がクローズさ
れたにも拘らずファクシミリデータの送受信が可能であ
るような誤解を与える恐れがある。そこで、本実施形態
では、リソースマネージャ66のクローズ指令が許可さ
れた場合には、これに伴ってファクシミリデータの送受
信が不可能となるアプリケーションも自動的にクローズ
するようにしている。
【0117】なお、以上のリソースマネージャ66の機
能停止処理においては、例えば、上記ビューワーエディ
タアプリケーションプログラム等のアプリケーションプ
ログラムについては、パソコン30に既に取り込まれて
いるデータを表示、編集するものであって、多機能周辺
装置1との間でデータの授受の必要性がないので、当該
アプリケーションプログラムは、リソースマネージャ6
6が機能停止しても起動し続けることとなる。
【0118】更に、図10に示す処理に関連して、ファ
クシミリ制御部FXの方を機能停止した場合には、図4
に示す他の各ドライバが多機能周辺装置1とデータを授
受する場合があるため、リソースマネージャ66が機能
停止されることはない。
【0119】なお、リソースマネージャ66がクローズ
された場合、多機能周辺装置1のプリンタ部15はPD
Lプリンタとして機能するが、この機能を終了させるま
では、スキャナドライバ51及びプリンタドライバ55
を起動させないようにすることは勿論である。
【0120】以上説明したように、本実施形態のリソー
スマネージャ66の処理及びその機能停止処理によれ
ば、多機能周辺装置1に対して送受信すべきデータにつ
いて、混信したりデータ相互に重なることがないので、
多機能周辺装置1における情報処理を一のパソコン30
から制御する際に、当該多機能周辺装置1に含まれるス
キャナ部14、プリンタ部15等毎の送信データSt が
確実に送信先に送信されると共に、スキャナ部14、プ
リンタ部15等から送信されてくる受信データSr に基
づいて誤動作することなく情報処理を制御することがで
きる。
【0121】また、送信データSt をパケット化して送
信すると共に受信データSr を振り分けるので、一の接
続ケーブル17により多機能周辺装置1とパソコン30
とを接続することができる。
【0122】更に、いずれか一つの制御部が動作中にお
いては、リソースマネージャ66の動作停止が禁止され
るので、いずれかの制御部において生成された送信デー
タSt を確実に対応する多機能周辺装置1に送信するこ
とができると共に、多機能周辺装置1から送信され
た受信データSr を確実に対応する制御部に伝送するこ
とができる。
【0123】更にまた、リソースマネージャ66が、送
信データSt をパケット化して送信するので、スキャナ
部14とプリンタ部15等を同時並列的に動作制御する
ことができる。
【0124】更に、ファクシミリ制御部FXにより多機
能周辺装置1のファクシミリ機能部を制御している場合
に、リソースマネージャ66の動作を停止するときには
ファクシミリ制御部FXの動作も停止されるので、パソ
コン30においてリソースマネージャ66が動作してい
ないにも拘らずファクシミリ制御部FXに関連する画面
がディスプレイ34上に表示されることによって、パソ
コン30の使用者が、リソースマネージャ66が動作し
ていないにも拘らずファクシミリ送受信が可能であるか
のように誤認識することを防止できる。
【0125】なお、上記各実施形態を行うためのアプリ
ケーションプログラムは、フレキシブルディスク41又
はCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory )等
の記録媒体に記録させておくことができるので、パソコ
ン30に限らず、アプリケーションプログラムが実行可
能なコンピュータであれば、いずれのコンピュータを用
いても本発明を適用することができる。
【0126】更に、上記の各実施形態においては、多機
能周辺装置1をパソコン30から遠隔制御する際の実施
の形態について説明したが、これに限らず、コンピュー
タから複数の他の情報処理装置を制御して情報処理を行
う場合に広く適用できる。
【0127】更にまた、上記各実施形態はスキャナ部1
4、プリンタ部15又はNCU19等からなるファクシ
ミリ機能部を一体に備えた多機能周辺装置1を対象とし
た実施形態であって、スキャナ部14等の機能を周辺装
置として一元的にパソコン30から管理するようにした
実施形態であるが、これに限らず、スキャナ装置やプリ
ンタ装置単体の周辺装置を含んだ情報処理装置に対して
も本発明を適用することができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、送信管理手段が、夫々の制御手段におい
て生成された送信データに対して、夫々の情報処理手段
宛の送信データ毎に送信識別情報を付加すると共に、当
該送信識別情報が付加された送信データを時系列的に配
列して情報処理手段に送信し、更に、受信管理手段が、
受信データに付与されている受信識別情報を識別し、送
信元の情報処理手段に対応する制御手段毎に振り分けて
出力する。そして、この動作において、複数の制御手段
のうち少なくともいずれか一つの制御手段が動作中にお
いては、送信管理手段及び受信管理手段の動作停止が禁
止されるように制御されるので、複数の情報処理手段に
対して送受信すべきデータについて、混信したりデータ
相互に重なることがなく、当該情報処理手段毎の送信デ
ータが確実に送信先の情報処理手段に送信されると共
に、夫々の情報処理手段から送信されてくる受信データ
に基づいて誤動作することなく夫々の情報処理手段にお
ける情報処理を制御することができる。
【0129】また、送信データを時系列的に配列して送
信すると共に受信データを振り分けるので、一の接続ケ
ーブルにより情報処理制御手段と情報処理手段とを接続
することができる。
【0130】更に、いずれか一つの制御手段が動作中に
おいては、送信管理手段及び受信管理手段の動作停止が
禁止されるので、制御手段において生成された送信デー
タを確実に対応する夫々の情報処理手段に送信すること
ができると共に、夫々の情報処理手段から送信され
た受信データを確実に対応する制御手段に伝送すること
ができる。
【0131】従って、複数の情報処理手段における情報
処理を一の情報処理制御手段から制御する際に、当該複
数の情報処理手段を正確、確実且つ効率的に制御して情
報処理を実行することができる。
【0132】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、送信管理手段が、夫々の
情報処理手段宛の送信データ毎に部分送信データを生成
すると共に、当該部分送信データを時系列的に配列して
情報処理手段に送信するので、複数の情報処理手段を同
時並列的に動作制御することができる。
【0133】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、複数の情報処理手
段は、記録情報処理手段と通信情報処理手段と読取情報
処理手段であるので、情報処理制御手段において、夫々
の情報処理手段における記録情報処理、通信情報処理又
は読取情報処理を正確且つ効率的に制御できる。
【0134】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、通信情報処理手段を情報
処理制御手段から制御する場合に、送信管理手段及び受
信管理手段の動作を停止するときには通信情報処理手段
に対応する制御手段の動作も停止されるので、送信管理
手段及び受信管理手段の停止と通信情報処理手段に対応
する制御手段の停止とが同時に行われることとなり、情
報処理制御手段において送信管理手段及び受信管理手段
が動作していないにも拘らず通信情報処理手段に対応す
る制御手段が動作することによって、情報処理制御手段
の使用者が、送信管理手段及び受信管理手段が動作して
いないにも拘らず通信情報処理手段を制御可能であるか
のように誤認識することを防止できる。
【0135】従って、情報処理制御手段からの通信情報
処理手段の動作制御を正確且つ確実に行うことができ
る。
【0136】請求項5に記載の発明によれば、請求項に
記載の発明と同様に、送信管理手段が、夫々の制御手段
において生成された送信データに対して、夫々の情報処
理手段宛の送信データ毎に送信識別情報を付加すると共
に、当該送信識別情報が付加された送信データを時系列
的に配列して情報処理手段に送信し、更に、受信管理手
段が、受信データに付与されている受信識別情報を識別
し、送信元の情報処理手段に対応する制御手段毎に振り
分けて出力する。そして、この動作において、複数の制
御手段のうち少なくともいずれか一つの制御手段が動作
中においては、送信管理手段及び受信管理手段の動作停
止が禁止されるように制御されるので、複数の情報処理
手段に対して送受信すべきデータについて、混信したり
データ相互に重なることがなく、当該情報処理手段毎の
送信データが確実に送信先の情報処理手段に送信される
と共に、夫々の情報処理手段から送信されてくる受信デ
ータに基づいて誤動作することなく夫々の情報処理手段
における情報処理を制御することができる。
【0137】また、送信データを時系列的に配列して送
信すると共に受信データを振り分けるので、一の接続ケ
ーブルにより情報処理手段とを接続することができる。
【0138】更に、いずれか一つの制御手段が動作中に
おいては、送信管理手段及び受信管 理手段の動作停止が
禁止されるので、制御手段において生成された送信デー
タを確実に対応する夫々の情報処理手段に送信すること
ができると共に、夫々の情報処理手段から送信されてき
た受信データを確実に対応する制御手段に伝送すること
ができる。
【0139】従って、複数の情報処理手段における情報
処理を一の情報処理制御手段から制御する際に、当該複
数の情報処理手段を正確、確実且つ効率的に制御して情
報処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置の全体構成を示す外観図である。
【図2】多機能周辺装置の内部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】パソコンの内部の概要構成を示すブロック図で
ある。
【図4】パソコンの機能構成を示すブロック図である。
【図5】パソコンと多機能周辺装置間において授受され
るデータを示す図であり、(a)はパソコンから多機能
周辺装置に送信される送信データの構造を示す図であ
り、(b)はパソコンにおいて多機能周辺装置から送信
されてくる受信データの構造を示す図であり、(c)は
時系列的に配置されたデータの様子を示す図である。
【図6】多機能周辺装置の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図7】設定画面の例(I)を示す図であり、(a)は
一般設定に対応する設定画面の一例を示す図であり、
(b)はプリンタ部の設定に対応する設定画面の一例を
示す図である。
【図8】設定画面の例(II)を示す図であり、(a)は
短縮ダイアル登録に対応する設定画面の一例を示す図で
あり、(b)はファクシミリ機能の設定に対応する設定
画面の例(i)を示す図である。
【図9】設定画面の例(III )を示す図であり、(a)
はファクシミリ機能の設定に対応する設定画面の例(i
i)を示す図であり、(b)はスキャナ部の設定に対応
する設定画面の一例を示す図である。
【図10】リソースマネージャの機能停止処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…多機能周辺装置(情報処理手段) 2…操作パネル 3…カセット装着部 4…原稿台 5…記録用紙カセット 6…本体 10、36…CPU 11、39…ROM 12…EEPROM 13、37…RAM 14…スキャナ部 15…プリンタ部 16、38…インターフェース部 17…接続ケーブル 18…受話器 19…NCU 20…モデム部 21…アンプ 22…スピーカ 23、40…バス 24…電話回線 30…パソコン(情報処理制御手段) 31…キーボード 32…マウス 33…外部記憶部 33A…フレキシブルディスクドライブ装置 34…ディスプレイ 35…画像処理部 41…フレキシブルディスク 50…スキャナアプリケーション部 51…スキャナドライバ 52…スキャナ用受信バッファ 53…スキャナ用送信バッファ 54…プリンタアプリケーション部 55…プリンタドライバ 56…プリンタドライバ用受信バッファ 57…プリンタドライバ用送信バッファ 58…リモートセットアップ部 59…リモートセットアップデータドライバ 60…セットアップ用受信バッファ 61…セットアップ用送信バッファ 62…ファクシミリアプリケーション部 63…ファクシミリドライバ 64…ファクシミリ用受信バッファ 65…ファクシミリ用送信バッファ 66…リソースマネージャ(送信管理手段,受信管理手
段) 67…受信バッファ 68…リソースマネージャ用バッファ 69…パラレルポートドライバ 70…局名設定欄 71…局電話番号設定欄 72…局FAX番号設定欄 73…ダイアルタイプ設定欄 74…日付設定欄 75…紙サイズ設定欄 76、83、92、102、115、121…確定ボタ
ン 77、84、93、103、116…取消ボタン 80…モード設定欄 81…スリープタイム設定欄 90…ダイアル選択欄 91…通話先入力欄 100…送信情報記憶機能オン/オフ設定欄 101…留守番電話機能オン/オフ設定欄 104…次頁ボタン 120…読取能力選択欄 122…次頁ボタン S…情報処理装置 P…パケットデータ SC…スキャナ制御部 PR…プリンタ制御部 RM…セットアップ制御部 FX…ファクシミリ制御部 Ssr…スキャナデータ Sst…スキャナ制御データ Spr…プリンタ状態データ Spt…プリント出力データ Srr…セットアップ用受信データ Srt…セットアップ用送信データ Sfr…ファクシミリ受信データ Sft…ファクシミリ送信データ Smr、Smt…管理メッセージ Sr …受信データ St …送信データ Sq …要求信号 Ms …スキャナ用メッセージ Mp …プリンタ用メッセージ Mr …セットアップ用メッセージ Mf …ファクシミリ用メッセージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/10 - 13/14 G06F 13/00 H04N 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理を行う複数の情報処理手段と、
    夫々の当該情報処理手段に接続されると共に夫々の前記
    情報処理手段に対応した制御手段を夫々備えた情報処理
    制御手段とを含み、夫々の前記情報処理手段を当該情報
    処理制御手段から制御することにより前記情報処理を実
    行する情報処理装置において、 前記情報処理制御手段は、 前記情報処理の際に、夫々の前記制御手段において生成
    され当該制御手段から前記情報処理手段に夫々送信され
    る送信データに対して、夫々の前記情報処理手段宛の前
    記送信データ毎に送信先の前記情報処理手段を示す送信
    識別情報を付加すると共に、当該送信識別情報が付加さ
    れた前記送信データを時系列的に配列して前記情報処理
    手段に送信する送信管理手段と、 前記情報処理の際に、夫々の前記情報処理手段から送信
    されてくる受信データに付与されている送信元の前記情
    報処理手段を示す受信識別情報を識別し、前記受信デー
    タの送信元の前記情報処理手段に対応する前記制御手段
    毎に振り分けて出力する受信管理手段と、 を含み、 当該情報処理制御手段は、複数の前記制御手段のうち少
    なくともいずれか一つの制御手段が動作中においては、
    前記送信管理手段及び前記受信管理手段の動作停止を禁
    止するように制御することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記送信管理手段は、夫々の前記情報処理手段宛の前記
    送信データ毎に当該送信データを夫々分割して部分送信
    データを生成すると共に、 当該部分送信データを時系列的に配列して前記情報処理
    手段に送信することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の情報処理装置に
    おいて、 複数の前記情報処理手段は、 前記情報処理制御手段から送信されてきた前記送信デー
    タに含まれる記録すべき記録データを所定の記録用紙に
    記録する記録情報処理手段と、 外部と電話回線を介して接続されていると共に、前記送
    信データに含まれる当該電話回線を介して前記外部に送
    信すべきデータを当該外部に送信し、更に当該外部から
    送信されてきたデータを受信して前記受信データとして
    前記情報処理制御手段に出力する通信情報処理手段と、 情報を読み取り、読み取った情報を前記受信データとし
    て前記情報処理制御手段に出力する読取情報処理手段、 であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報処理装置におい
    て、 前記通信情報処理手段を前記情報処理制御手段から制御
    する場合に、 前記送信管理手段及び前記受信管理手段の動作を停止す
    るときには前記通信情報処理手段に対応する前記制御手
    段の動作も停止されることを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 情報処理を行う複数の情報処理手段に接
    続されると共に夫々の前記情報処理手段に対応した制御
    手段を夫々備え、夫々の前記情報処理手段を制御する情
    報処理制御装置において、 前記情報処理の際に、夫々の前記制御手段において生成
    され当該制御手段から前記情報処理手段に夫々送信され
    る送信データに対して、夫々の前記情報処理手段宛の前
    記送信データ毎に送信先の前記情報処理手段を示す送信
    識別情報を付加すると共に、当該送信識別情報が付加さ
    れた前記送信データを時系列的に配列して前記情報処理
    手段に送信する送信管理手段と、 前記情報処理の際に、夫々の前記情報処理手段から送信
    されてくる受信データに付与されている送信元の前記情
    報処理手段を示す受信識別情報を識別し、前記受信デー
    タの送信元の前記情報処理手段に対応する前記制御手段
    毎に振り分けて出力する受信管理手段と、 を含み、 複数の前記制御手段のうち少なくともいずれか一つの制
    御手段が動作中においては、前記送信管理手段及び前記
    受信管理手段の動作停止を禁止するように制御すること
    を特徴とする情報処理制御装置。
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