JP3299008B2 - 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 - Google Patents

液圧式クラッチレリーズシリンダ装置

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/083Actuators therefor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧式クラッチレリー
ズシリンダ装置に関し、特に、トランスミッションの入
力軸と同軸的にスレーブシリンダを設け、該スレーブシ
リンダのピストンにてレリーズベアリングを直接駆動す
る形式の液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用クラッチとして、クラッチ
ペダルに直結されたマスターシリンダが発生する油圧に
てスレーブシリンダをストロークさせ、これによってレ
リーズフォークを介してレリーズベアリングを軸線方向
に沿って移動させ、このレリーズベアリングにてダイヤ
フラムスプリングの中心部を押圧してプレッシャプレー
トを変位させるように構成されたレリーズ機構が多用さ
れている。
【0003】一方、エンジンの高出力化に伴ってクラッ
チの出力伝達容量も増大させねばならないが、これに伴
ってクラッチのレリーズ操作力も増大傾向にある。その
ため、近年、操作力の軽減がクラッチのレリーズ機構を
設計するうえでの重要課題となっている。
【0004】ところで、従来形式で踏力を軽減するに
は、例えば、スレーブシリンダのボアアップや、吸気負
圧を利用した倍力装置の付加や、レリーズフォークの長
寸化などが考えられるが、いずれも外形寸法の増大を招
くため、好ましいとは言い難い。
【0005】このような不都合を改善し得るものとし
て、入力軸と同心的に設けたスレーブシリンダにより、
レリーズベアリングを直接的に駆動し得るようにした C
oncentric Slave Cylinder (CSC)式レリーズ装置
が、米国特許第4,983,332号等に提案されてい
る。これは筒状のピストンを環状溝内に軸線方向摺動可
能に受容し、マスターシリンダの油圧を環状溝底から供
給するものであり、筒状のピストンを用いることによ
り、大きな受圧面積をコンパクトな構成で得ることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記したCSC
式のレリーズ装置に於ては、環状溝を有するスレーブシ
リンダは、環状のシリンダを液密に摺合させる都合上、
環状溝の内面を極めて高精度に仕上げる必要があるう
え、その底部に給油口とエア抜き口とを設ける必要があ
ることから、製造が比較的厄介である。
【0007】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、製
造工程を簡略化し得るように構成された液圧式クラッチ
レリーズシリンダ装置を提供することにある。
【0008】このような目的は、本発明によれば、トラ
ンスミッションの入力軸の軸線方向に沿って深く、かつ
前記入力軸と同軸をなす環状溝からなるシリンダと、前
記環状溝に受容され、かつ該環状溝内の液圧で押し出さ
れる環状ピストンと、該環状ピストンの外側端に固着さ
れたレリーズベアリングとを有する液圧式クラッチレリ
ーズシリンダ装置であって、前記シリンダが、筒状部と
外向きフランジ部とを有する2つの部材からなり、これ
ら2つの部材の前記筒状部同士を、前記ピストンを受容
する空間をおいて互いに同軸的に内外二重に配置すると
共に、前記フランジ部同士を互いに重ね合わせて接合
し、且つ該フランジ部同士間に、配管接続用コネクタの
少なくとも一部とシール手段とを挟持させたことを特徴
とする液圧式クラッチレリーズシリンダ装置を提供する
ことによって達成される。
【0009】
【作用】このような構成によれば、2つの部材の筒状部
を内外二重に組み合わせることによって環状溝が形成さ
れるので、環状溝の内面に比較的容易に精密加工を施す
ことができる。しかもガスケットなどのシール部材を介
してフランジ部を接合することで極めて容易に環状溝を
液密に構成し得るうえ、液圧供給管に接続されるコネク
タをフランジ部に固設し、かつフランジ間のシール部材
に適宜な切り欠きを施すことにより、液圧供給通路を容
易に形成することができる。
【0010】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明に基づき構成され
たクラッチレリーズシリンダ装置を示しており、図1に
於ける中心線から上側がクラッチ断状態を、下側がクラ
ッチ接状態を示している。このクラッチレリーズシリン
ダ装置1は、トランスミッションハウジング側に固定さ
れるシリンダ2と、シリンダ2に形成された環状溝3に
摺合した環状ピストン4と、環状ピストン4の外側端に
ベアリングシート5を介して固定されたレリーズベアリ
ング6とからなっており、トランスミッションの入力軸
7と同軸的に取付けられる。
【0012】シリンダ2は、円筒部8a・8bと、該円
筒部の一端に外向きに形成されたフランジ部9a・9b
とからなる2つの部材を組み合わせてなっている。これ
ら2つの部材は、金属材料を絞り加工してなり、円筒部
8a・8bの直径が互いに異なり、かつフランジ部9a
・9bの外形輪郭が共に等しくされている。そして内外
二重に組み合わせた両円筒部8a・8b間に、入力軸7
の軸線に沿って深くされた環状溝3が形成されている。
また2つの部材のフランジ部9a・9b同士は、これら
の間にガスケット10を挟んで接合することにより、接
合部の液密が保持されるようになっている。
【0013】2つの部材のフランジ部9a・9bには、
共に半径線上に一対の耳部11が設けられている。そし
て2つの部材のうちの円筒部が外周側に位置する部材の
フランジ部9aに形成された耳部には丸孔12が開設さ
れており、この丸孔12には、コネクタ部材13がOリ
ング14を介して嵌着されている。そしてこのフランジ
部9aに他方のフランジ部9bを接合することにより、
コネクタ部材13の一部としての拡径された基端部とシ
ール手段としてのOリング14とが、2つのフランジ部
9a・9b同士間に挟み込まれてコネクタ部材13が耳
部11に固定される。
【0014】コネクタ部材13には、L字形に曲折され
たパイプジョイント15が、その終端部にOリング16
を装着した上で嵌着されている。このパイプジョイント
15の端部には、鍔部17が形成されており、この鍔部
17を押さえるようにしてかんざし状のピン18をコネ
クタ部材13に差し込むことにより、パイプジョイント
15の抜け止めがなされている。なお、ガスケット10
は、コネクタ部材13の部分を外側に迂回する形で配置
されており、これによって両フランジ部9a・9b間に
隙間19が形成されている。この隙間19により、パイ
プジョイント15から環状溝3に連なる油圧通路が形成
される。
【0015】軸線方向に摺動自在に環状溝3に受容され
た環状ピストン4は、その内端部に設けられたシール部
材20をもって環状溝3に液密に摺合している。また、
この環状ピストン4は、クラッチフェーシング(図示せ
ず)の摩耗に応じて変位するダイヤフラムスプリング2
1の内端位置に追従してレリーズベアリング6を押し当
てるように、シリンダ2を外囲して縮設されたプリロー
ドスプリング22により、常時押し出し方向へ低荷重で
付勢されている。
【0016】プリロードスプリング22は、その一端2
2aを環状ピストン4の外端部に係止し、その他端22
bをコネクタ部材13に係止している。このプリロード
スプリング22の捩り抵抗により、環状ピストン4の連
れ回りを防止している。またプリロードスプリング22
の外周部は、フランジ部9a・9bのかしめ金具と一体
に形成されたリテーナ部材25と環状ピストン4の外端
部間に連結された蛇腹状のダストブーツ23によって外
囲されており、塵埃などが環状ピストン4に付着するこ
とのないようにされている。なお、図2に於ては、プリ
ロードスプリング22及びダストブーツ23は図示省略
されている。
【0017】レリーズベアリング6は、自動調心機構を
有しており、インナレースに固設されたコンタクトフラ
ンジ24が、ダイヤフラムスプリング21の中心部に周
方向に均一に当接するようになっている。
【0018】次に上記実施例の作動要領について説明す
る。
【0019】クラッチペダルを踏まない、即ち油圧が作
用しない状態にあっては、レリーズベアリング6は、ダ
イヤフラムスプリング21に押圧されてトランスミッシ
ョンハウジング側にある。この状態に於ては、ダイヤフ
ラムスプリング21の反力により、図示されていないプ
レッシャプレートがクラッチディスクをフライホイール
側に押圧し、エンジンの動力をトランスミッションに伝
達する。
【0020】図示されていないマスターシリンダからの
油圧が、一方のパイプジョイント15を介して両フラン
ジ部9a・9b間の隙間19から環状溝3内に入り、環
状ピストン4を押し出す。これにより、環状ピストン4
に一体的に設けられたベアリングシート5と共にレリー
ズベアリング6が押し出され、ダイヤフラムスプリング
21の中心部を押圧してプレッシャプレートの押圧力を
解除する。これによりクラッチディスクがフライホイー
ルから離れ、エンジン動力のトランスミッションに対す
る伝達が断たれる。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、環状シリン
ダを筒状部とフランジ部との組み合わせとし、一方の筒
状部の外周面と他方の筒状部の内周面とで環状溝を形成
するようにしたので、環状溝の精密加工を比較的容易に
行い得る。しかもフランジ部をガスケットを介して接合
してコネクタ部を挟む構成としたので、軸線方向寸法の
低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく液圧式クラッチレリーズシリン
ダ装置の縦断面図。
【図2】本発明に基づく液圧式クラッチレリーズシリン
ダ装置の部分的に切除して示す側面図。
【符号の説明】
1 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 2 シリンダ 3 環状溝 4 環状ピストン 5 ベアリングシート 6 レリーズベアリング 7 入力軸 8a・8b 円筒部 9a・9b フランジ部 10 ガスケット 11 耳部 12 丸孔 13 コネクタ部材 14 Oリング 15 パイプジョイント 16 Oリング 17 鍔部 18 ピン 19 隙間 20 シール部材 21 ダイヤフラムスプリング 22 プリロードスプリング 23 ダストブーツ 24 コンタクトフランジ 25 リテーナ部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションの入力軸の軸線方向
    に沿って深く、かつ前記入力軸と同軸をなす環状溝から
    なるシリンダと、前記環状溝に受容され、かつ該環状溝
    内の液圧で押し出される環状ピストンと、該環状ピスト
    ンの外側端に固着されたレリーズベアリングとを有する
    液圧式クラッチレリーズシリンダ装置であって、 前記シリンダが、筒状部と外向きフランジ部とを有する
    2つの部材からなり、これら2つの部材の前記筒状部同
    士を、前記ピストンを受容する空間をおいて互いに同軸
    的に内外二重に配置すると共に、前記フランジ部同士を
    互いに重ね合わせて接合し、且つ該フランジ部同士間
    に、配管接続用コネクタの少なくとも一部とシール手段
    とを挟持させたことを特徴とする液圧式クラッチレリー
    ズシリンダ装置。
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JP2014055658A (ja) * 2012-09-14 2014-03-27 Exedy Corp クラッチレリーズ装置
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