JPH07167161A - 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 - Google Patents
液圧式クラッチレリーズシリンダ装置Info
- Publication number
- JPH07167161A JPH07167161A JP5343593A JP34359393A JPH07167161A JP H07167161 A JPH07167161 A JP H07167161A JP 5343593 A JP5343593 A JP 5343593A JP 34359393 A JP34359393 A JP 34359393A JP H07167161 A JPH07167161 A JP H07167161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- outer cylinder
- release
- inner cylinder
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/08—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
- F16D25/082—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造をより一層簡略化し得るように構成され
た液圧式クラッチレリーズシリンダ装置を提供する。 【構成】 アウタシリンダ４及びインナシリンダ７を互
いにある間隔をおいて内外二重にテレスコピック式に組
み合わせ、かつアウタ、インナ両シリンダの各一端に内
向フランジ２・５を形成し、各他端に外向フランジ３・
６を形成する。そして、アウタシリンダの内周面とイン
ナシリンダの外向フランジとの隙間並びにインナシリン
ダの外周面とアウタシリンダの内向フランジとの隙間に
それぞれ環状シール手段９を介設することによってマス
ターシリンダからの液圧を導入し得る液室１０を画成
し、かつアウタ、インナ両シリンダを相対的に収縮させ
る向きにばね付勢すると共に、アウタ、インナ両シリン
ダの一方をクラッチハウジングＣＨに固定し、他方にレ
リーズベアリング８を連結するものとする。
た液圧式クラッチレリーズシリンダ装置を提供する。 【構成】 アウタシリンダ４及びインナシリンダ７を互
いにある間隔をおいて内外二重にテレスコピック式に組
み合わせ、かつアウタ、インナ両シリンダの各一端に内
向フランジ２・５を形成し、各他端に外向フランジ３・
６を形成する。そして、アウタシリンダの内周面とイン
ナシリンダの外向フランジとの隙間並びにインナシリン
ダの外周面とアウタシリンダの内向フランジとの隙間に
それぞれ環状シール手段９を介設することによってマス
ターシリンダからの液圧を導入し得る液室１０を画成
し、かつアウタ、インナ両シリンダを相対的に収縮させ
る向きにばね付勢すると共に、アウタ、インナ両シリン
ダの一方をクラッチハウジングＣＨに固定し、他方にレ
リーズベアリング８を連結するものとする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧式クラッチレリー
ズシリンダ装置に関し、特に、トランスミッションの入
力軸と同軸的に設けられ、レリーズベアリングを直接駆
動する形式の液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に関
するものである。
ズシリンダ装置に関し、特に、トランスミッションの入
力軸と同軸的に設けられ、レリーズベアリングを直接駆
動する形式の液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両用クラッチとして、クラッチ
ペダルに直結されたマスターシリンダが発生する液圧に
てスレーブシリンダをストロークさせ、これによってレ
リーズフォークを介してレリーズベアリングを軸線方向
に沿って移動させ、このレリーズベアリングにてダイヤ
フラムスプリングの中心部を押圧してプレッシャプレー
トを変位させるように構成されたレリーズ機構が多用さ
れている。
ペダルに直結されたマスターシリンダが発生する液圧に
てスレーブシリンダをストロークさせ、これによってレ
リーズフォークを介してレリーズベアリングを軸線方向
に沿って移動させ、このレリーズベアリングにてダイヤ
フラムスプリングの中心部を押圧してプレッシャプレー
トを変位させるように構成されたレリーズ機構が多用さ
れている。
【０００３】一方、エンジンの高出力化に伴ってクラッ
チの出力伝達容量も増大させねばならないが、これに伴
ってクラッチのレリーズ操作力も増大傾向にある。その
ため、近年、操作力の軽減がクラッチのレリーズ機構を
設計するうえでの重要課題となっている。
チの出力伝達容量も増大させねばならないが、これに伴
ってクラッチのレリーズ操作力も増大傾向にある。その
ため、近年、操作力の軽減がクラッチのレリーズ機構を
設計するうえでの重要課題となっている。
【０００４】ところで、従来形式で踏力を軽減するに
は、例えば、スレーブシリンダのボアアップや、吸気負
圧を利用した倍力装置の付加や、レリーズフォークの長
寸化などが考えられるが、いずれも外形寸法の増大を招
くため、好ましいとは言い難い。
は、例えば、スレーブシリンダのボアアップや、吸気負
圧を利用した倍力装置の付加や、レリーズフォークの長
寸化などが考えられるが、いずれも外形寸法の増大を招
くため、好ましいとは言い難い。
【０００５】このような不都合を改善し得るものとし
て、入力軸と同軸的に設けたスレーブシリンダにより、
レリーズベアリングを直接的に駆動し得るようにした C
oncentric Slave Cylinder （ＣＳＣ）式レリーズ装置
が、米国特許第４，９８３，３３２号等に提案されてい
る。これは筒状のピストンを環状溝内に軸線方向摺動可
能に受容し、マスターシリンダの油圧を環状溝底から供
給するものであり、筒状のピストンを用いることによ
り、大きな受圧面積をコンパクトな構成で得ることがで
きる。
て、入力軸と同軸的に設けたスレーブシリンダにより、
レリーズベアリングを直接的に駆動し得るようにした C
oncentric Slave Cylinder （ＣＳＣ）式レリーズ装置
が、米国特許第４，９８３，３３２号等に提案されてい
る。これは筒状のピストンを環状溝内に軸線方向摺動可
能に受容し、マスターシリンダの油圧を環状溝底から供
給するものであり、筒状のピストンを用いることによ
り、大きな受圧面積をコンパクトな構成で得ることがで
きる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記したＣＳＣ
式のレリーズ装置に於ては、環状溝を有するスレーブシ
リンダは、環状のシリンダを液密に摺合させる都合上、
環状溝の内面を極めて高精度に仕上げる必要があるう
え、その底部に給油口とエア抜き口とを設ける必要があ
ることから、製造が比較的厄介である。
式のレリーズ装置に於ては、環状溝を有するスレーブシ
リンダは、環状のシリンダを液密に摺合させる都合上、
環状溝の内面を極めて高精度に仕上げる必要があるう
え、その底部に給油口とエア抜き口とを設ける必要があ
ることから、製造が比較的厄介である。
【０００７】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
構造をより一層簡略化し得るように改良された液圧式ク
ラッチレリーズシリンダ装置を提供することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
構造をより一層簡略化し得るように改良された液圧式ク
ラッチレリーズシリンダ装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、入力軸の軸線方向に沿う変位をレリーズベ
アリングに与えるべくマスターシリンダが発生する液圧
にて作動し、かつトランスミッションの入力軸と同軸的
に設けられる液圧式クラッチレリーズシリンダ装置の構
成を、互いにある間隔をおいて内外二重にテレスコピッ
ク式に組み合わされたアウタシリンダ及びインナシリン
ダと、前記アウタシリンダの一端に形成された内向フラ
ンジと、前記インナシリンダに於ける前記アウタシリン
ダの他端に対応する側の端部に形成された外向フランジ
と、前記アウタシリンダの内周面と前記インナシリンダ
の外向フランジとの隙間並びに前記インナシリンダの外
周面と前記アウタシリンダの内向フランジとの隙間にそ
れぞれ環状シール手段を介設することによって画成され
た液室と、前記マスターシリンダからの液圧を前記液室
に導入するための通路と、前記アウタ、インナ両シリン
ダを相対的に収縮させる向きに付勢するばね手段とを有
すると共に、前記アウタ、インナ両シリンダの一方がク
ラッチハウジングに固定され、他方に前記レリーズベア
リングが連結されるものとすることによって達成され
る。
明によれば、入力軸の軸線方向に沿う変位をレリーズベ
アリングに与えるべくマスターシリンダが発生する液圧
にて作動し、かつトランスミッションの入力軸と同軸的
に設けられる液圧式クラッチレリーズシリンダ装置の構
成を、互いにある間隔をおいて内外二重にテレスコピッ
ク式に組み合わされたアウタシリンダ及びインナシリン
ダと、前記アウタシリンダの一端に形成された内向フラ
ンジと、前記インナシリンダに於ける前記アウタシリン
ダの他端に対応する側の端部に形成された外向フランジ
と、前記アウタシリンダの内周面と前記インナシリンダ
の外向フランジとの隙間並びに前記インナシリンダの外
周面と前記アウタシリンダの内向フランジとの隙間にそ
れぞれ環状シール手段を介設することによって画成され
た液室と、前記マスターシリンダからの液圧を前記液室
に導入するための通路と、前記アウタ、インナ両シリン
ダを相対的に収縮させる向きに付勢するばね手段とを有
すると共に、前記アウタ、インナ両シリンダの一方がク
ラッチハウジングに固定され、他方に前記レリーズベア
リングが連結されるものとすることによって達成され
る。
【０００９】
【作用】このような構成によれば、通常はクラッチを接
方向に押圧するばね力によってアウタシリンダとインナ
シリンダとが相対的に伸長しており、アウタシリンダの
内周面とインナシリンダの外周面と両環状シール手段と
の間に画成された液室の容積は最小になっている。この
液室にマスターシリンダからの液圧を供給すると、液室
の容積を増大する向きに、即ちアウタ、インナ両シリン
ダが互いに短縮する向きに軸線方向移動する。これに連
れてレリーズベアリングも軸線方向に移動するので、ク
ラッチを選択的に断続することができる。
方向に押圧するばね力によってアウタシリンダとインナ
シリンダとが相対的に伸長しており、アウタシリンダの
内周面とインナシリンダの外周面と両環状シール手段と
の間に画成された液室の容積は最小になっている。この
液室にマスターシリンダからの液圧を供給すると、液室
の容積を増大する向きに、即ちアウタ、インナ両シリン
ダが互いに短縮する向きに軸線方向移動する。これに連
れてレリーズベアリングも軸線方向に移動するので、ク
ラッチを選択的に断続することができる。
【００１０】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【００１１】図１及び図２は、本発明に基づき構成され
たクラッチレリーズシリンダ装置を示しており、図１に
於ける中心線から上側がクラッチ接状態を示し、下側が
クラッチ断状態を示している。このクラッチレリーズシ
リンダ装置１は、一端に内向フランジ２が、他端に外向
フランジ３が形成されたアウタシリンダ４と、アウタシ
リンダ４の内周面に対してある間隙をおいて外周面を対
向させると共に、アウタシリンダ４の各端に対応して内
向フランジ５と外向フランジ６とが各端に形成されたイ
ンナシリンダ７とからなっており、クラッチハウジング
ＣＨ側にアウタシリンダ４の外向フランジ３が固定さ
れ、インナシリンダ７の内向フランジ５にレリーズベア
リング８が取り付けられている。これらアウタ、インナ
両シリンダ４・７は、金属材料を絞り加工してなり、テ
レスコピック式に伸縮可能に組み合わされると共に、ト
ランスミッションの入力軸Ｓと同軸的に取付けられてい
る。
たクラッチレリーズシリンダ装置を示しており、図１に
於ける中心線から上側がクラッチ接状態を示し、下側が
クラッチ断状態を示している。このクラッチレリーズシ
リンダ装置１は、一端に内向フランジ２が、他端に外向
フランジ３が形成されたアウタシリンダ４と、アウタシ
リンダ４の内周面に対してある間隙をおいて外周面を対
向させると共に、アウタシリンダ４の各端に対応して内
向フランジ５と外向フランジ６とが各端に形成されたイ
ンナシリンダ７とからなっており、クラッチハウジング
ＣＨ側にアウタシリンダ４の外向フランジ３が固定さ
れ、インナシリンダ７の内向フランジ５にレリーズベア
リング８が取り付けられている。これらアウタ、インナ
両シリンダ４・７は、金属材料を絞り加工してなり、テ
レスコピック式に伸縮可能に組み合わされると共に、ト
ランスミッションの入力軸Ｓと同軸的に取付けられてい
る。
【００１２】インナシリンダ７の外周面とアウタシリン
ダ４の内向フランジ２との隙間並びにアウタシリンダ４
の内周面とインナシリンダ７の外向フランジ６との隙間
には、これらの間を相対摺動可能にかつ液密に密封する
環状シール手段９がそれぞれ介設されている。そして両
環状シール手段９の内面には、アウタシリンダ４の内周
面とインナシリンダ７の外周面と両環状シール手段９と
で郭定される液室１０の容積を拡大する向きに付勢する
圧縮コイルばね１１が縮設されている。これにより、通
常はインナシリンダ７にレリーズ方向の荷重が加わり、
レリーズベアリング８にプリロードを与えている。ま
た、アウタシリンダ４の外周面は、合成樹脂製のカバー
１２にて覆われており、このカバー１２には、液室１０
に液圧を導入するための通路１３が設けられている。
ダ４の内向フランジ２との隙間並びにアウタシリンダ４
の内周面とインナシリンダ７の外向フランジ６との隙間
には、これらの間を相対摺動可能にかつ液密に密封する
環状シール手段９がそれぞれ介設されている。そして両
環状シール手段９の内面には、アウタシリンダ４の内周
面とインナシリンダ７の外周面と両環状シール手段９と
で郭定される液室１０の容積を拡大する向きに付勢する
圧縮コイルばね１１が縮設されている。これにより、通
常はインナシリンダ７にレリーズ方向の荷重が加わり、
レリーズベアリング８にプリロードを与えている。ま
た、アウタシリンダ４の外周面は、合成樹脂製のカバー
１２にて覆われており、このカバー１２には、液室１０
に液圧を導入するための通路１３が設けられている。
【００１３】カバー１２のクラッチケーシングＣＨに対
する固定端側には、半径線上に一対のコネクタ部１４が
形成されている。このコネクタ部１４の中心部には、パ
イプジョイント装着孔１５が開設されており、この装着
孔１５には、パイプジョイント１６が、その終端部にＯ
リング１７を装着した上で嵌着されている。このパイプ
ジョイント１６の内端部には、鍔部１８が形成されてお
り、この鍔部１８を押さえるようにしてかんざし状のピ
ン１９をコネクタ部１４に差し込むことにより、パイプ
ジョイント１６の抜け止めがなされている。なお一方の
パイプジョイントが液圧供給用として用いられ、他方の
パイプジョイントは、エア抜き用として用いられる。
する固定端側には、半径線上に一対のコネクタ部１４が
形成されている。このコネクタ部１４の中心部には、パ
イプジョイント装着孔１５が開設されており、この装着
孔１５には、パイプジョイント１６が、その終端部にＯ
リング１７を装着した上で嵌着されている。このパイプ
ジョイント１６の内端部には、鍔部１８が形成されてお
り、この鍔部１８を押さえるようにしてかんざし状のピ
ン１９をコネクタ部１４に差し込むことにより、パイプ
ジョイント１６の抜け止めがなされている。なお一方の
パイプジョイントが液圧供給用として用いられ、他方の
パイプジョイントは、エア抜き用として用いられる。
【００１４】インナシリンダ７の一端側の内向フランジ
５の内側には、レリーズベアリング８のアウタレースが
ストップリング２０を介して軸線方向移動が不能なよう
に取り付けられている。そしてこのレリーズベアリング
８のインナレースには、金属板の曲げ加工にて形成され
た外向フランジ２１ａとこのフランジ２１ａの外周から
クラッチハウジングＣＨ側に延伸された筒状部２１ｂと
からなるプルプレート２１が固定されている。
５の内側には、レリーズベアリング８のアウタレースが
ストップリング２０を介して軸線方向移動が不能なよう
に取り付けられている。そしてこのレリーズベアリング
８のインナレースには、金属板の曲げ加工にて形成され
た外向フランジ２１ａとこのフランジ２１ａの外周から
クラッチハウジングＣＨ側に延伸された筒状部２１ｂと
からなるプルプレート２１が固定されている。
【００１５】プルプレート２１に於ける筒状部２１ｂの
外周面には、半円形断面の環状溝２２が全周に渡って凹
設されており、この環状溝２２には、リテーナ２３にて
保持された、１カ所が切断された円形断面のリング２４
が係合している。このリング２４は、ダイヤフラムスプ
リング２５の中心部に嵌め込まれたプルリング２６に係
合可能なようになっている。なお、レリーズベアリング
８は自動調心機構を有しており、プルプレート２１とプ
ルリング２６とのリング２４を介した係合が、ダイヤフ
ラムスプリング２５の中心部に対して周方向に均一にな
るようになっている。
外周面には、半円形断面の環状溝２２が全周に渡って凹
設されており、この環状溝２２には、リテーナ２３にて
保持された、１カ所が切断された円形断面のリング２４
が係合している。このリング２４は、ダイヤフラムスプ
リング２５の中心部に嵌め込まれたプルリング２６に係
合可能なようになっている。なお、レリーズベアリング
８は自動調心機構を有しており、プルプレート２１とプ
ルリング２６とのリング２４を介した係合が、ダイヤフ
ラムスプリング２５の中心部に対して周方向に均一にな
るようになっている。
【００１６】次に上記実施例の作動要領について説明す
る。
る。
【００１７】クラッチペダルを踏まない、即ち液圧が作
用しない状態にあっては、レリーズベアリング８は、ダ
イヤフラムスプリング２５の反力で引張られてクラッチ
ハウジングＣＨから遠ざかる側にある。この状態に於て
は、ダイヤフラムスプリング２５のばね力により、プレ
ッシャプレート２７がクラッチディスク２８をフライホ
イール２９側に押圧し、エンジンの動力をトランスミッ
ションに伝達する。
用しない状態にあっては、レリーズベアリング８は、ダ
イヤフラムスプリング２５の反力で引張られてクラッチ
ハウジングＣＨから遠ざかる側にある。この状態に於て
は、ダイヤフラムスプリング２５のばね力により、プレ
ッシャプレート２７がクラッチディスク２８をフライホ
イール２９側に押圧し、エンジンの動力をトランスミッ
ションに伝達する。
【００１８】クラッチペダルを踏むと、図示されていな
いマスターシリンダからの液圧が、一方のパイプジョイ
ント１６を介して通路１３から液室１０内に入り込み、
液室１０の容積を拡大する向きに液圧を作用させる。こ
れにより、インナシリンダ７が引き込まれると、インナ
シリンダ７に一体的に設けられたレリーズベアリング８
及びプルプレート２１と共にプルリング２６が引き込ま
れ、ダイヤフラムスプリング２５の中心部も同時に引き
込まれてプレッシャプレート２７の押圧力が解除され
る。これにより、クラッチディスク２８がフライホイー
ル２９から離れ、エンジン動力のトランスミッションに
対する伝達が断たれる。
いマスターシリンダからの液圧が、一方のパイプジョイ
ント１６を介して通路１３から液室１０内に入り込み、
液室１０の容積を拡大する向きに液圧を作用させる。こ
れにより、インナシリンダ７が引き込まれると、インナ
シリンダ７に一体的に設けられたレリーズベアリング８
及びプルプレート２１と共にプルリング２６が引き込ま
れ、ダイヤフラムスプリング２５の中心部も同時に引き
込まれてプレッシャプレート２７の押圧力が解除され
る。これにより、クラッチディスク２８がフライホイー
ル２９から離れ、エンジン動力のトランスミッションに
対する伝達が断たれる。
【００１９】図３は、本発明の変形実施例を示してい
る。これの場合、パイプジョイント１６がアウタシリン
ダ４にろう付けなどにて直接結合してある。これによれ
ば、上記第１実施例のカバー１２を省略し得る。なお、
一対のパイプジョイント１６の互いの取り付け角度は、
特に規定されるものではなく、適宜に設定しても機能上
影響のないことは言うまでもない。
る。これの場合、パイプジョイント１６がアウタシリン
ダ４にろう付けなどにて直接結合してある。これによれ
ば、上記第１実施例のカバー１２を省略し得る。なお、
一対のパイプジョイント１６の互いの取り付け角度は、
特に規定されるものではなく、適宜に設定しても機能上
影響のないことは言うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】このように本発明によれば、シリンダに
摺合する往復ピストンが不要となるので、シリンダの機
械加工が不要となる上、構造が簡略化されるので、クラ
ッチレリーズシリンダ装置の製造コストを低減する上に
多大な効果を奏することができる。
摺合する往復ピストンが不要となるので、シリンダの機
械加工が不要となる上、構造が簡略化されるので、クラ
ッチレリーズシリンダ装置の製造コストを低減する上に
多大な効果を奏することができる。
【図１】本発明に基づくクラッチレリーズシリンダ装置
の縦断面図。
の縦断面図。
【図２】本発明に基づくクラッチレリーズシリンダ装置
の部分的に切除して示す左側面図。
の部分的に切除して示す左側面図。
【図３】本発明装置の変形実施例の部分的な縦断面図。
ＣＨ クラッチハウジング Ｓ 入力軸 １ クラッチレリーズシリンダ装置 ２ 内向フランジ ３ 外向フランジ ４ アウタシリンダ ５ 内向フランジ ６ 外向フランジ ７ インナシリンダ ８ レリーズベアリング ９ 環状シール手段 １０ 液室 １１ 引張りコイルばね １２ カバー １３ 通路 １４ コネクタ部 １５ パイプジョイント装着孔 １６ パイプジョイント １７ Ｏリング １８ 鍔部 １９ ピン ２０ ストップリング ２１ プルプレート ２２ 環状溝 ２３ リテーナ ２４ リング ２５ ダイヤフラムスプリング ２６ プルリング ２７プレッシャプレート ２８ クラッチディスク ２９ フライホイール
Claims (1)
- 【請求項１】 入力軸の軸線方向に沿う変位をレリーズ
ベアリングに与えるべくマスターシリンダが発生する液
圧にて作動し、かつトランスミッションの入力軸と同軸
的に設けられる液圧式クラッチレリーズシリンダ装置で
あって、 互いにある間隔をおいて内外二重にテレスコピック式に
組み合わされたアウタシリンダ及びインナシリンダと、
前記アウタシリンダの一端に形成された内向フランジ
と、前記インナシリンダに於ける前記アウタシリンダの
他端に対応する側の端部に形成された外向フランジと、 前記アウタシリンダの内周面と前記インナシリンダの外
向フランジとの隙間並びに前記インナシリンダの外周面
と前記アウタシリンダの内向フランジとの隙間にそれぞ
れ環状シール手段を介設することによって画成された液
室と、 前記マスターシリンダからの液圧を前記液室に導入する
ための通路と、 前記アウタ、インナ両シリンダを相対的に収縮させる向
きに付勢するばね手段とを有すると共に、 前記アウタ、インナ両シリンダの一方がクラッチハウジ
ングに固定され、他方に前記レリーズベアリングが連結
されることを特徴とする液圧式クラッチレリーズシリン
ダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5343593A JPH07167161A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5343593A JPH07167161A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07167161A true JPH07167161A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18362732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5343593A Pending JPH07167161A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07167161A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2744187A1 (fr) * | 1996-01-26 | 1997-08-01 | Gkn Viscodrive Gmbh | Dispositif de commande pour un accouplement |
| WO1997037148A1 (en) * | 1996-04-02 | 1997-10-09 | Automotive Products France S.A. | Hydraulic actuators |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP5343593A patent/JPH07167161A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2744187A1 (fr) * | 1996-01-26 | 1997-08-01 | Gkn Viscodrive Gmbh | Dispositif de commande pour un accouplement |
| WO1997037148A1 (en) * | 1996-04-02 | 1997-10-09 | Automotive Products France S.A. | Hydraulic actuators |
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