JP3296115B2 - インクジェットヘッドの作製方法およびインクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッドの作製方法およびインクジェットヘッド

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JP3296115B2
JP3296115B2 JP26493394A JP26493394A JP3296115B2 JP 3296115 B2 JP3296115 B2 JP 3296115B2 JP 26493394 A JP26493394 A JP 26493394A JP 26493394 A JP26493394 A JP 26493394A JP 3296115 B2 JP3296115 B2 JP 3296115B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
の製造方法およびインクジェットヘッドの構成に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドの製造方法として
は、多種多様な方法が提案されている。このうち、大量
生産、低コスト化、品質安定化において有用な方法とし
て、大面積の基板上に多数のインクジェットヘッドを形
成し、切断、分離して個々のインクジェットヘッドを得
る方法がある。特に、インク流路等の溝の形成をSiの
異方性エッチングで形成した基板と、ヒータおよび電極
が形成された基板とを貼り合わせた後、切断、分離する
ことにより、多数の均一なインクジェットヘッドを獲得
する製造方法は、大量生産、低コスト化、品質安定化に
おいて非常に有用な方法である。これに関するものとし
ては、特開昭61−230954号公報、特開平1−1
48560号公報等ですでに提案されている。
【0003】図11は、従来のインクジェットヘッドの
作製方法の一例を示す工程図、図12は、ヘッドの研削
および切断分離工程時におけるウェハの一例を示す拡大
断面図である。図中、1はヒータウェハ、2はチャネル
ウェハ、3a,3bはアライメントマーク、4,4a,
4bはヘッドチップ、5は感光性樹脂層、6は接着剤、
7a,7b,7cは研削位置、8は洗浄液、11はヒー
タ、12はピット、13は共通液室、14はインク流
路、15はボンディングパッド、16はバイパス部であ
る。
【0004】図11(A)の工程において、ヒータウェ
ハ1を作製する。ヒータウェハ1は、Siウェハで構成
され、図12に示すように、Siウェハ上に、ヒータウ
ェハ側のヘッドチップ4aの個数分だけ、ヒータ11、
図示しない個別電極と共通電極、ボンディングパッド1
5、図示しない保護層等を形成する。さらに、図11
(B)の工程において、感光性樹脂層5を形成し、ヒー
タウェハ1が完成される。感光性樹脂層5は、図12に
示すように、ヒータ11上と、バイパス部16、およ
び、ボンディングパッド15上には形成されない。ヒー
タ11上の凹部は、ヒータ11で発生するバブルの形状
を規制するためのピット12となる。ヒータウェハ1に
は、上述の工程中にアライメントマーク3aも形成され
る。
【0005】図11(C)の工程では、チャネルウェハ
2を作製する。チャネルウェハ2もSiウェハで構成さ
れ、図12に示すように、ヒータウェハ1上のヒータに
対応するインク流路14、共通液室13等が異方性エッ
チングにより形成される。この共通液室13は、チャネ
ルウェハ2を貫通するように形成される。また、ボンデ
ィングパッド15に対応する部分にも凹部が形成され
る。さらに、アライメントマーク3bも形成される。こ
れにより、チャネルウェハ2が完成する。
【0006】その後、図11(D)の工程において、チ
ャネルウェハ2の接着面側に、例えばエポキシ等の接着
剤6を塗布し、図11(E)の工程において、ヒータウ
ェハ1とチャネルウェハ2とをアライメントし、接合す
る。アライメントは、あらかじめパターニングされたア
ライメントマーク3a,3bを用いて行なわれる。接合
後のウェハの表面には、それぞれのヘッドチップに対応
して共通液室13に通じるインク供給用貫通孔が開いて
いる。
【0007】図11(F)の工程は、各ヘッドチップ4
の研削および切断分離する工程である。この工程は、ヒ
ータウェハ1上に設けられたボンディングパッド15を
露出させるため、研削位置7aでチャネルウェハ2を研
削する研削工程と、図11(E)で接合された2枚のウ
ェハの吐出口面を形成し、流路長を規定するために、研
削位置7bで研削するダイシング工程と、研削位置7c
で研削し、各ヘッドチップに切断分離する切断工程とか
らなる。図12では、研削される部分を一点鎖線により
示している。この工程により、個々のヘッドチップ4に
切断分離される。
【0008】図11(G)の工程は、図11(F)の工
程で切断分離された各ヘッドチップ4を洗浄液8により
洗浄する工程である。図11(F)の研削によって発生
した切りくずや、ほこりなどがヘッドチップ4内に残留
すると、インクの吐出不良などを引き起こし、画質が低
下する。そのため、この工程でこれらの切りくずやほこ
り等を洗い流し、ヘッドチップ4を清浄な状態にする。
【0009】図13は、従来のインクジェットヘッドの
一例における断面図である。図中、図11、図12と同
様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。17は
ボンディングパッド、18は吐出口、19は固定用基
板、20はボンディングワイヤ、21はシール材、22
はインク補助タンク、23は死水域、24はエッチング
継ぎ目である。図11に示すような工程により作製され
たヘッドチップ4は、固定用基板19上に図示しない導
電性接着剤などを介してダイボンディングされる。そし
て、固定用基板19上の図示しないプリント配線基板上
のボンディングパッド17とヒータウェハ1上のボンデ
ィングパッド15とが、ボンディングワイヤ20により
電気的接続がなされる。そして、インク供給口が形成さ
れた面に、シール材21を介し、必要に応じてフィルタ
等を内蔵したインク補助タンク22が接合され、インク
ジェットヘッドが形成される。
【0010】上述のようにして形成された従来のインク
ジェットヘッドの問題点について説明する。上述の工程
で作製された従来のインクジェットヘッドでは、図13
において一点鎖線で示すようにインクが流れる。このイ
ンクの流れに対して、インクの流動がほとんどない死水
域23が存在する。
【0011】また、インク流路14の溝を高精度に作製
するため、インク流路14の溝と共通液室13用の異方
性エッチングは2段階の工程(2ステップエッチング)
で実施される。この2ステップエッチングは、エッチン
グ領域を規定するマスクとして、所望の形状にパターニ
ングされたエッチングされない膜(SiOx,SiNx
等)をチャネルウェハに2層に成膜する。最初のステッ
プでは、上層のエッチングされないパターニング膜を用
いて、エッチングに要する時間の長い貫通孔を有する共
通液室13のエッチングを実施する。その後、上層のエ
ッチングされない膜を剥離し、下層のエッチングされな
いパターニング膜を用いて、インク流路14の溝のエッ
チングを実施する。このとき、同時に共通液室13のエ
ッチングも行なわれる。この2ステップエッチングによ
って、共通液室13の側面には、段差状のエッチング継
ぎ目24ができる。
【0012】このような共通液室13内の死水域23お
よびエッチング継ぎ目24の段差部では、インク充填時
に気泡が溜まりやすく、またインク中に存在する微少な
気泡などが付着、成長する場所となっている。ここで成
長した大きな気泡や、初期に溜まった大きな気泡が、何
らかの影響でインク流路14の入口であるバイパス部1
6付近に移動すると、インク流路14へのインクの供給
が阻害され、印字かすれや印字抜けといった画質欠陥が
発生する。
【0013】このような問題を解決する改善されたイン
クジェットヘッド構成として、例えば特開平6−179
263号公報や特開平5−338177号公報等に記載
されているものが提案されている。特開平6−1792
63号では、裏面に貫通しない共通インク室用の凹部と
インク流路用の凹部を異方性エッチングで形成し、両凹
部を連通させるための研削溝を形成し、研削溝によりヘ
ッド側面にできる貫通穴をインク供給およびメンテナン
スに使用するものである。しかし、このような構成で
は、インクジェットヘッドの側面がインク供給口となる
ため、インクを供給するための部材がインクジェットヘ
ッドの側面部に付加されることになる。そのため、印字
幅(吐出口の並ぶ領域の長さ)に対してヘッド幅が大き
くなり、ひいては印字装置全体の小型化を阻害するとい
う問題がある。
【0014】特開平5−338177号公報では、イン
ク流路を形成する基板において、共通インク室を一方の
面から、また、インク流路を他方の面から異方性エッチ
ングを行なって形成することによって、共通インク室を
理想的な形状となるように作成している。しかし、基板
の両面から異方性エッチングを行なう必要があり、両面
アライナー等の高価な設備等が必要となる。
【0015】また、特開平6−15689号公報には、
基板とマニホールド部材を一体の2色射出成形で作製す
る技術が開示されている。しかし、この技術は、ノズル
の精度としてはSiの異方性エッチングに劣るものであ
り、マニホールド部材(流路部分を含む)の位置合わせ
が作業性を低下させる原因となっていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、新規な設備投資等を必要と
せず、安価で小型かつ高品質、高精度のインクジェット
ヘッドおよびそのようなインクジェットヘッドを作製す
ることのできるインクジェットヘッドの作製方法を提供
することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、インク滴を噴射する複数の吐出口
と、該吐出口に対応した複数のインク流路と、該複数の
インク流路内にそれぞれ設けられたインク滴噴射のため
のエネルギー発生部と、前記複数のインク流路が接続さ
れる共通インク室を備えたインクジェットヘッドの作製
方法において、少なくとも前記複数のインク流路に対応
した前記エネルギー発生部および電極を備えた第1の基
板を作製する工程と、前記複数のインク流路のための溝
および前記複数のインク流路に共通の共通溝を形成した
第2の基板を作製する工程と、前記第1の基板と前記第
2の基板を位置合わせして接合する工程と、接合した基
板を切断してヘッドチップに分離するとともに前記第2
の基板を前記共通溝の前記インク流路に近い部分で切断
して前記第2の基板の前記共通溝の一部を除去する工程
と、1つ以上のインク供給口を有するとともに共通イン
ク室用の溝が形成された共通インク室部材を、前記第2
の基板の前記共通溝の一部を除去した部分に組み付ける
工程によってインクジェットヘッドを作製することを特
徴とするものである。
【0018】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のインクジェットヘッドの作製方法において、
前記第1の基板および前記第2の基板はともにSiウェ
ハからなり、前記第1の基板を作製する工程において前
記電極や前記エネルギー発生部はLSI工程により形成
し、前記第2の基板を作製する工程において前記複数の
インク流路のための溝および前記複数のインク流路に共
通の共通溝は異方性エッチングによって形成することを
特徴とするものである。
【0019】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載のインクジェットヘッドの作製方法において、
前記第2の基板と前記共通インク室部材はともに樹脂か
らなり、前記複数のインク流路のための溝は前記第2の
基板の成型時に作製されることを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項4に記載の発明においては、インク
滴を噴射する複数の吐出口と、該吐出口に対応した複数
のインク流路と、該複数のインク流路内にそれぞれ設け
られたインク滴噴射のためのエネルギー発生部と、前記
複数のインク流路が接続される共通インク室を備えたイ
ンクジェットヘッドにおいて、少なくとも前記複数のイ
ンク流路に対応した前記エネルギー発生部および電極を
備えた第1の基板と、前記複数のインク流路のための溝
および前記複数のインク流路に共通の共通溝が形成され
た第2の基板とが接合されており、前記第2の基板は前
記共通溝の前記インク流路に近い部分で切断されて前記
第2の基板の前記共通溝の一部が除去されており、か
つ、1つ以上のインク供給口を有し共通インク室用の溝
が形成された共通インク室部材が前記第2の基板の前記
共通溝の一部を除去した部分に組み付けられていること
を特徴とするものである。
【0021】請求項5に記載の発明においては、請求項
4に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記共通イ
ンク室部材は前記複数のインク流路のインクの流れ方向
に対して逆行する流れ方向成分が発生する場所がない構
造に形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、少なくとも複
数のインク流路に対応したエネルギー発生部および電極
を備えた第1の基板を作製し、また、複数のインク流路
のための溝および前記複数のインク流路に共通の共通溝
を形成した第2の基板を作製する。そして、第1の基板
と第2の基板を位置合わせして接合し、切断してヘッド
チップに分離する。このようにして得られたヘッドチッ
プにおいて、第2の基板を共通溝のインク流路に近い部
分で切断して、共通溝の一部を除去する。これにより、
上述の図13に示した共通液室内の死水域を除去する。
その代わりに、1つ以上のインク供給口を有するととも
に共通インク室用の溝が形成された共通インク室部材
を、共通溝の除去した部分に組み付け、インクジェット
ヘッドを作製する。
【0023】このようにして作製されたインクジェット
ヘッドは、請求項4に記載されているように、少なくと
も前記複数のインク流路に対応した前記エネルギー発生
部および電極を備えた第1の基板と、前記複数のインク
流路のための溝および前記複数のインク流路に共通の共
通溝が形成された第2の基板とが接合されており、前記
第2の基板は前記共通溝の前記インク流路に近い部分で
切断されて前記第2の基板の前記共通溝の一部が除去さ
れており、かつ、1つ以上のインク供給口を有し共通イ
ンク室用の溝が形成された共通インク室部材が前記第2
の基板の前記共通溝の一部を除去した部分に組み付けら
れている。
【0024】このようにしてインクジェットヘッドを作
製することによって、あるいは、このようにして作製さ
れたインクジェットヘッドは、死水域等のない理想的な
インクの流路が構成されており、気泡などによる画質低
下の少ない高品質のインクジェットヘッドを作製するこ
とができる。特に、請求項5に記載の発明のように、共
通インク室部材を、複数のインク流路のインクの流れ方
向に対して逆行する流れ方向成分が発生する場所がない
構造に形成しておくことにより、理想的なインク流路と
なる。
【0025】また、共通インク室部材に設けられている
共通インク室用の溝は、従来の共通液室と補助タンクの
役割を果たし、従来、共通液室と補助タンクとの接合部
付近に存在した死水域や、不要な流路抵抗ができないの
で、インク供給性が向上し、かつ、発生した泡はメンテ
ナンス動作等により速やかにノズルから排出され、画質
の信頼性を向上させることができる。また、インクの供
給はノズルの後部から行なう構成であるので、インクジ
ェットヘッドの幅が増大することはなく、小型の記録装
置を構成することが可能である。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、第1の基
板と第2の基板をSiウェハで構成し、第2の基板を作
製する工程において前記複数のインク流路のための溝お
よび複数のインク流路に共通の共通溝を異方性エッチン
グによって形成する。共通溝は従来のインクジェットヘ
ッドにおける共通インク室に相当するが、インク供給口
を設ける必要はないので、第2の基板の反対側の面まで
貫通させなくてよい。そのため、従来のように2ステッ
プエッチングを行なうことなく、1回のエッチングによ
り形成することができる。そのため、従来発生していた
エッチング継ぎ目の段差が発生せず、気泡による画質低
下を抑制することができ、また、作製工程が簡略化さ
れ、低コスト化できる。もちろん、異方性エッチングを
採用することによって、インク流路が高精度/高密度に
得られ、また、上下の基板の材質が同一となるので、熱
膨張差による応力等でヘッドの接合剥離する心配がな
く、信頼性の高いヘッドが得られるなどの従来のインク
ジェットヘッドの持つ利点はそのまま有する。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、第2の基
板と共通インク室部材を樹脂で構成することができる。
これにより、低コストなインクジェットヘッドが得られ
る。このとき、第2の基板と共通インク室部材を別々に
作製することにより、共通液室部分とインク流路部分と
いう要求される精度等が異なる部分を、それぞれの要求
に見合った材料及び射出成形条件で作製することがで
き、また別部品であるので応力を吸収しやすく、信頼性
が高いヘッドを得ることができる。
【0028】
【実施例】図1は、本発明のインクジェットヘッドの作
製方法の第1の実施例を示す工程図、図2は、ヘッドの
研削および切断分離工程時におけるウェハの一例を示す
拡大断面図、図3は、同じく平面図である。図中、図1
1ないし図13と同様の部分には同じ符号を付してあ
る。31は逃げ溝、32は研削位置である。
【0029】図1(A)の工程において、ヒータウェハ
1を作製する。ヒータウェハ1は、Siウェハで構成さ
れ、図2に示すように、Siウェハ上に、ヒータウェハ
側のヘッドチップ4aの個数分だけ、ヒータ11、図示
しない個別電極と共通電極、ボンディングパッド15、
図示しない保護層等をLSI工程により形成する。さら
に、図1(B)の工程において、感光性ポリイミド樹脂
をスピンコート後、所望パターンに露光、現像して感光
性樹脂層5を形成し、焼成(Cure)を行ない、ヒー
タウェハ1が完成される。感光性ポリイミド樹脂として
は、例えば、Ciba−Geigy社製 Probim
ide(登録商標),Du−Pont社製 Pyral
in PI2722等を用いることができる。感光性樹
脂層5は、図2に示すように、ヒータ11上とボンディ
ングパッド15上には形成されない。ヒータ11上の凹
部は、ヒータ11で発生するバブルの形状を規制するた
めのピット12となる。ヒータウェハ1には、上述の工
程中にアライメントマーク3aも形成される。
【0030】図1(C)の工程では、チャネルウェハ2
を作製する。チャネルウェハ2もSiウェハで構成さ
れ、図2に示すように、ヒータウェハ1上のヒータに対
応するインク流路14と、各インク流路14に共通に設
けられた逃げ溝31、および、ボンディングパッド15
に対応する凹部等が異方性エッチングにより形成され
る。さらに、アライメントマーク3bも形成される。こ
れにより、チャネルウェハ2が完成する。逃げ溝31
は、従来の共通液室と違い、チャネルウェハ2の反対側
まで貫通させる必要はない。そのため、これらの形成は
1回の異方性エッチングによって作製することができる
ので、この工程における製造工数の削減および製造にか
かる時間を短縮できる。
【0031】その後、図1(D)の工程において、チャ
ネルウェハ2の接着面側に、例えば、PETフィルムに
スピンコートしたエポキシ接着剤などの接着剤6を転写
によって薄く均一に塗布する。
【0032】次に、図1(E)の工程では、図1
(A),(B)の工程で作製されたヒータウェハ1と、
図1(C),(D)の工程で作製されたチャネルウェハ
2とをアライメントし、接合する。アライメントは、各
々のウェハの接着面側にあらかじめパターニングされた
アライメントマーク3a,3bを用いて行なわれ、例え
ば、赤外線顕微鏡を用いて観察しながらアライメント装
置によって高精度に達成される。2枚のウェハは、アラ
イメントし接合した後、焼成(Cure)される。
【0033】図1(F)の工程は、各ヘッドチップ4の
研削および切断分離する工程である。この工程は、イン
ク流路14の後端を決定するとともに流路側からボンデ
ィングパット15の部分にかけての不要なチャネルウェ
ハ2の部分を除去するため、研削位置32でチャネルウ
ェハ2を研削する研削工程と、図1(E)で接合された
2枚のウェハの吐出口面を形成し、流路長を規定するた
めに、研削位置7bで研削するダイシング工程と、研削
位置7cで研削し、各ヘッドチップに切断分離する切断
工程とからなっている。図2では、研削される部分を一
点鎖線により示している。ここでは、ダイシング工程で
は溝を形成するような研削を行なっているが、切断工程
を兼ねるように研削を行なってもよい。この工程によ
り、個々のヘッドチップ4に切断分離される。
【0034】図3に示すように、図1(C)の工程にお
いて1ステップで形成されたインク流路14および逃げ
溝31は連結しており、その連通部分では制御困難な望
ましくないエッチング形状となる。しかし、この図1
(F)の工程で、その部分は研削位置32における研削
により切除されるので問題ない。
【0035】図1(G)の工程は、図1(F)の工程で
切断分離された各ヘッドチップ4を洗浄液8により洗浄
する工程である。図1(F)の研削によって発生した切
りくずや、ほこりなどがヘッドチップ4内に残留する
と、インクの吐出不良などを引き起こし、画質が低下す
る。そのため、この工程でこれらの切りくずやほこり等
を洗い流し、ヘッドチップ4を清浄な状態にする。
【0036】図4は、本発明のインクジェットヘッドの
第1の実施例における完成したインクジェットヘッドの
一例の断面図、図5は同じく平面図である。図中、図1
ないし図3及び図11ないし図13と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。41は共通液室部品、
42はインク供給口である。図1に示すような工程によ
り作製されたヘッドチップ4は、固定用基板19上に例
えば導電性接着剤などを介してダイボンディングされ、
固定用基板19上の図示しないプリント配線基板上のボ
ンディングパッド17とヒータウェハ1上のボンディン
グパッド15とが、ボンディングワイヤ20により電気
的接続がなされる。
【0037】その後、図4に示すように、射出成形で作
製されたインク供給口42を持つ共通液室部品41が、
チャネルウェハ2の除去部分に組み合わされ、インクの
漏れがないようにシーリングされて、インクジェットヘ
ッドが完成する。ここで、共通液室部品41のインク供
給口42には、図示しないフィルタが接合されており、
図示しないインクタンクとの接続がなされる。
【0038】共通液室部品41は、インク耐性があり、
射出成形しやすい材料により構成される。例えば、ポリ
カーボネート(PC)、変性ポリフェニレンオキサイド
(PPO)等を使用することができる。
【0039】共通液室部品41は、インク供給口42か
らインク流路14へのインクの通路が形成されている。
このインクの通路は、インク流路14よりも広く構成さ
れており、従来のインクジェットヘッドにおける共通液
室とサブインクタンクの機能を兼ね備えている。また、
共通液室部品41が組み付けられたインクジェットヘッ
ドの大きさは、従来のサブインクタンクの組み付け後の
インクジェットヘッドと同等の大きさに抑えることが可
能であり、小型のインクジェットヘッドを構成すること
ができる。
【0040】共通液室部品41内の通路は、インク流路
14におけるインクの流れ方向に対して逆行する流れ方
向成分が発生する場所がないような構造となるように作
製されている。そのため、従来存在していた共通液室内
の死水域およびサブインクタンクと共通液室の連結部の
死水域は、この実施例の構成では形成されず、気泡が残
留して成長する箇所はない。これにより、大きな気泡が
インク流路14に詰まって吐出不良を起こすことはな
く、高品質の画像を記録できるインクジェットヘッドを
作製することができる。
【0041】また、上述の作製工程も、サブインクタン
クを組み付ける代わりに共通液室部品41を組み付ける
だけであるので、工数及び価格はそれほど増加せず、安
価にインクジェットヘッドを作製することができる。
【0042】図6は、本発明の第2の実施例におけるイ
ンクジェットヘッドの研削および切断分離工程時におけ
るウェハの一例を示す拡大断面図、図7は、同じく平面
図である。図中、図1ないし図3と同様の部分には同じ
符号を付して説明を省略する。16はバイパス部であ
る。この実施例では、チャネルウェハ2に形成されるイ
ンク流路14と逃げ溝31を独立したパターンで形成
し、ヒータウェハ1側の感光性樹脂層5には、パターニ
ングによりバイパス部16を形成する。このバイパス部
16により、インク流路14と逃げ溝31との間の連結
流路を構成している。
【0043】この第2の実施例においても、上述の第1
の実施例と同様、図1に示した各工程により作製され
る。図1(B)の工程で感光性樹脂層5を形成する際に
は、ヒータ11上とボンディングパッド15上のほか、
バイパス部16の部分も除去される。また、図1(C)
の異方性エッチングの工程では、上述のようにインク流
路14と逃げ溝31とを独立したパターンとして形成す
る。これにより、インク流路14の端は、インク流路1
4と逃げ溝31との間の未エッチング部によって形成さ
れる壁で規定されることになる。そのため、上述の第1
の実施例のように、インク流路14と逃げ溝31の連通
部分における制御困難な望ましくないエッチング形状と
はならず、インク流路14の流路長が所定長さとなるよ
うに精度よく作製することができる。さらに、インク流
路14と逃げ溝31の間の未エッチング部が、インク吐
出のための圧力を後部に逃がさないので、吐出エネルギ
ー効率がよいインクジェットヘッドが得られる。
【0044】また、図1(F)の工程において行なわれ
る不要なチャネルウェハ2の部分を除去するための研削
は、図6に示すように、逃げ溝31のインク流路14に
近い部分で行なわれる。上述の第1の実施例のように、
インク流路14と逃げ溝31の連結部を研削する場合、
研削によってインク流路14の長さが決定されるので、
研削は精度よく行なう必要がある。しかし、この実施例
では、逃げ溝31の部分で研削を行なうので、精度およ
び品質はそれほど要求されず、研削工程の負荷が低減で
きる。
【0045】図8は、本発明のインクジェットヘッドの
第2の実施例における完成したインクジェットヘッドの
一例の断面図、図9は同じく正面図である。図中、図
4、図5および図6、図7と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。43,44はシーリング材であ
る。前方側のチャネルウェハ2と共通液室部品41の間
には、シーリング材43を設けている。シーリング材4
3としては、弾性体シート等を用いることができ、この
シーリング材43を挟み込んで圧接することによりシー
リングを行なうことができる。この弾性体シートによる
シーリング材43によって、共通液室部品41のチャネ
ルウェハ1及びヒータウェハ2との高さ方向の精度は緩
やかなものとなり、共通液室部品41の作製が容易とな
る。
【0046】また、感光性樹脂層5の形成時に、共通液
室部品41が組み付けられる位置もパターニングして除
去しておく。そして、感光性樹脂層5の除去された凹部
を利用して、ヒータウェハ1上に共通液室部品41を位
置合わせして組み付けることができる。ヒータウェハ1
と共通液室部品41のシーリングは、この感光性樹脂層
5の凹部を用いて行なうことができる。
【0047】さらに、図9に示すように、共通液室部品
41の側面側も、ある程度の高さの違いを吸収できるシ
ーリング材44が用いられる。これにより、共通液室部
品41の作製精度を緩和するとともに、熱膨張など、種
々の要因による組み付け不良を回避することができる。
【0048】図10は、本発明のインクジェットヘッド
の第3の実施例における完成したインクジェットヘッド
の一例の断面図である。45,46は穴、51はチャネ
ル部材、52は流体抵抗部、53はフロントハットであ
る。この実施例では、上述の格実施例においてインク流
路14を形成したチャネルウェハ2に相当する部分も射
出成形で形成した例を示している。
【0049】チャネルウェハ2に相当するチャネル部材
51の材料としては、共通液室部品41と同様、インク
耐性があり、射出成形しやすい材料が用いられる。耐熱
性と熱膨張等の観点から、例えば、ポリエーテルイミド
(PEI),ポリエーテルサルフォン(PES),ポリ
サルフォン(PSF)等を用いることができる。
【0050】作製工程の流れについては、図1に示した
工程とほぼ同様である。ただし、図1(C)の工程で
は、チャネル部材51が射出成形によって作製される。
インク流路14や流体抵抗部52等は、チャネル部材5
1の成型時に作製される。このとき、共通液室部材41
が組み付けられる部分は形成しないように構成すること
も可能である。チャネル部材51は、多数のインクジェ
ットヘッド分を同時に成形し、位置合わせ後接着し、後
にインクジェットヘッド単位に切断分離する。
【0051】このようにチャネル部材51を射出成形で
形成すると、インク流路14の流路構造が自由に形成す
ることができ、例えば図10に示すように流体抵抗部5
2を形成した流路や、インク流路14及び吐出口18の
形状を台形状にするなど、様々な設計が可能となる。
【0052】インクジェットヘッド単位に切断分離後、
共通液室部品41を組み付け、シーリングを施して、イ
ンクジェットヘッドが完成する。図10において、共通
液室部品41に設けられた穴45,46は、共通液室部
品41を組み付け後にシーリング材を流し込むためのも
のである。図10に示した例では、共通液室部品41は
すべてシーリング材によってシールされる構造となって
いる。
【0053】図10では、さらに、フロントハット53
を設けている。このフロントハット53は、インクジェ
ットヘッドが記録装置に搭載され、インクの蒸散を防ぐ
ためのキャッピング動作時に、キャッピング部材との密
閉性を向上させるための部材である。詳細については、
例えば特開平3−138156号公報などを参照された
い。このフロントハット53は、さらに、インクジェッ
トヘッドの組み上げ時に、シーリング材を所望の位置に
制御する作用もある。図10では、穴45から流し込ま
れるシーリング材を、チャネル部材51と共通液室部品
41との間に良好に充填されるように導く。
【0054】この第3の実施例のように、インク流路1
4が形成されるチャネル部材51を樹脂で構成すること
により、低コストなインクジェットヘッドが得られる。
チャネル部材51と共通液室部品41を一体で構成する
ことももちろん可能であるが、これらを別々に作製する
ことにより、共通液室部分とインク流路部分という要求
される精度および使用される環境の異なる部分を、それ
ぞれの要求に見合った材料及び射出成形条件で作製する
ことができる。また、別部品であるので応力を吸収しや
すく、信頼性が高いヘッドを得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、安価で小型かつ高品質、高精度のインクジェ
ットヘッドが得られ、また、そのようなインクジェット
ヘッドを大量に作製することができる。また、本発明の
インクジェットヘッドおよび本発明のインクジェットヘ
ッドの作製方法によって作製されたインクジェットヘッ
ドにおいては、インクジェットヘッド内に大きな気泡が
成長せず、気泡による印字品質劣化がないので、高画質
の印字が像を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットヘッドの作製方法の
第1の実施例を示す工程図である。
【図2】 本発明のインクジェットヘッドの作製方法の
第1の実施例におけるヘッドの研削および切断分離工程
時におけるウェハの一例を示す拡大断面図、図3は、同
じく平面図である。
【図3】 本発明のインクジェットヘッドの作製方法の
第1の実施例におけるヘッドの研削および切断分離工程
時におけるウェハの一例を示す平面図である。
【図4】 本発明のインクジェットヘッドの第1の実施
例における完成したインクジェットヘッドの一例の断面
図である。
【図5】 本発明のインクジェットヘッドの第1の実施
例における完成したインクジェットヘッドの一例の平面
図である。
【図6】 本発明の第2の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの研削および切断分離工程時におけるウェハの
一例を示す拡大断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの研削および切断分離工程時におけるウェハの
一例を示す平面図である。
【図8】 本発明のインクジェットヘッドの第2の実施
例における完成したインクジェットヘッドの一例の断面
図である。
【図9】 本発明のインクジェットヘッドの第2の実施
例における完成したインクジェットヘッドの一例の正面
図である。
【図10】 本発明のインクジェットヘッドの第3の実
施例における完成したインクジェットヘッドの一例の断
面図である。
【図11】 従来のインクジェットヘッドの作製方法の
一例を示す工程図である。
【図12】 従来のインクジェットヘッドの作製方法の
一例におけるインクジェットヘッドの研削および切断分
離工程時におけるウェハの一例を示す拡大断面図であ
る。
【図13】 従来のインクジェットヘッドの一例におけ
る断面図である。
【符号の説明】
1はヒータウェハ、2はチャネルウェハ、3a,3bは
アライメントマーク、4,4a,4bはヘッドチップ、
5は感光性樹脂層、6は接着剤、7a,7b,7cは研
削位置、8は洗浄液、11はヒータ、12はピット、1
3は共通液室、14はインク流路、15はボンディング
パッド、16はバイパス部、17はボンディングパッ
ド、18は吐出口、19は固定用基板、20はボンディ
ングワイヤ、、31は逃げ溝、32は研削位置、41は
共通液室部品、42はインク供給口、43,44はシー
リング材、45,46は穴、51はチャネル部材、52
は流体抵抗部、53はフロントハット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 耕二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 高木 淳 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−338177(JP,A) 特開 平5−8396(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/16 B41J 2/045

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を噴射する複数の吐出口と、該
    吐出口に対応した複数のインク流路と、該複数のインク
    流路内にそれぞれ設けられたインク滴噴射のためのエネ
    ルギー発生部と、前記複数のインク流路が接続される共
    通インク室を備えたインクジェットヘッドの作製方法に
    おいて、少なくとも前記複数のインク流路に対応した前
    記エネルギー発生部および電極を備えた第1の基板を作
    製する工程と、前記複数のインク流路のための溝および
    前記複数のインク流路に共通の共通溝を形成した第2の
    基板を作製する工程と、前記第1の基板と前記第2の基
    板を位置合わせして接合する工程と、接合した基板を切
    断してヘッドチップに分離するとともに前記第2の基板
    を前記共通溝の前記インク流路に近い部分で切断して前
    記第2の基板の前記共通溝の一部を除去する工程と、1
    つ以上のインク供給口を有するとともに共通インク室用
    の溝が形成された共通インク室部材を、前記第2の基板
    の前記共通溝の一部を除去した部分に組み付ける工程に
    よってインクジェットヘッドを作製することを特徴とす
    るインクジェットヘッドの作製方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板および前記第2の基板は
    ともにSiウェハからなり、前記第1の基板を作製する
    工程において前記電極や前記エネルギー発生部はLSI
    工程により形成し、前記第2の基板を作製する工程にお
    いて前記複数のインク流路のための溝および前記複数の
    インク流路に共通の共通溝は異方性エッチングによって
    形成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ットヘッドの作製方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の基板と前記共通インク室部材
    はともに樹脂からなり、前記複数のインク流路のための
    溝は前記第2の基板の成型時に作製されることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェットヘッドの作製方
    法。
  4. 【請求項4】 インク滴を噴射する複数の吐出口と、該
    吐出口に対応した複数のインク流路と、該複数のインク
    流路内にそれぞれ設けられたインク滴噴射のためのエネ
    ルギー発生部と、前記複数のインク流路が接続される共
    通インク室を備えたインクジェットヘッドにおいて、少
    なくとも前記複数のインク流路に対応した前記エネルギ
    ー発生部および電極を備えた第1の基板と、前記複数の
    インク流路のための溝および前記複数のインク流路に共
    通の共通溝が形成された第2の基板とが接合されてお
    り、前記第2の基板は前記共通溝の前記インク流路に近
    い部分で切断されて前記第2の基板の前記共通溝の一部
    が除去されており、かつ、1つ以上のインク供給口を有
    し共通インク室用の溝が形成された共通インク室部材が
    前記第2の基板の前記共通溝の一部を除去した部分に組
    み付けられていることを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記共通インク室部材は前記複数のイン
    ク流路のインクの流れ方向に対して逆行する流れ方向成
    分が発生する場所がない構造に形成されていることを特
    徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。
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