JP3289348B2 - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアームに設けられたロ
ボットハンドに係り、詳しくは平面部が形成されたワー
クを保持して取出作業を行うロボットハンドに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、クランクシャフト等の長尺となる
ワークの両端をクランプして製造ライン等に整列させる
ロボットハンドが実開平1−92396号公報に示すよ
うに提案されている。このロボットハンドはハンド取付
部に対してリンク機構を介して揺動可能にハンド本体が
取り付けられたものである。又、ロボットハンドは、バ
ラ積みされたパレット内のワークの状態を上方からビデ
オカメラで撮像し、この撮像によって得られた画像情報
に基づいてロボットハンドは取出可能なワークの選定を
行う。
【0003】そして、ロボットハンドはハンド本体を取
出可能なワークの上方に移動させて停止させる。その
後、ロボットハンドはロボット本体を降下させ、ワーク
の姿勢に合わせてハンド本体の倣い動作を行わせる。こ
のとき、ハンド取付部を介してハンド本体は揺動する。
又、このときロボット取付部とハンド本体との間に設け
られたエアシリンダに比較的低圧のエアーが供給されて
いるため、ハンド本体の倣い動作方向の回動を許容して
いる。その結果、ハンド本体が不要な揺動をしないた
め、倣いガイドがワークに確実に当接して正確な倣い動
作が行われる。
【0004】そして、ワークの姿勢に合わせてハンド本
体が倣い動作を行うとロボットハンドはハンド本体によ
ってワークの両端をクランプしてワークを把持する。こ
の状態で、ロボットハンドはハンド本体を上昇させる。
すると、前記ロボットハンドはエアシリンダに高圧のエ
アーを供給する。その結果、ロボット取付部に対してハ
ンド本体が揺れず、ハンド本体からワークが落ちないよ
うにすることができ、しかも製造ラインに整列させる動
作を安定させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハンド
本体がバラ積みされたワークの姿勢に合わせて倣い動作
を行うが、この動作はリンク機構によって行われるもの
である。そのため、ロボットハンドのリンク機構の構造
が複雑になるばかりか、ロボットハンドの重量が増加し
てしまうという問題がある。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、構成が簡単で軽量化を図る
ことができるとともに、ワークの保持を確実に行うこと
ができるロボットハンドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、ロボットのアームに対して
取り付けられ、ワークを保持して取り出し作業を行うロ
ボットハンドにおいて、前記ロボットハンドにおけるア
ームの取付部に対して上下動する支持部材と、前記支持
部材に対して設けられ、前記支持部材の先端部を支点と
して揺動し、かつ前記ワークを保持する揺動保持部材
と、前記支持部材と揺動保持部材との間に設けられた内
部中空の伸縮可能な部材であって、前記揺動保持部材が
ワークを保持した後、その内圧を高圧に変化させること
該ワークを水平状態に姿勢補正を行う姿勢補正部材と
を備えたことをその要旨とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、ロボットハンドがワーク
を取りに行き、揺動保持部材がワークに当接すると、ロ
ボットハンドにおけるアームの取付部に対して支持部材
が上下動するとともに、揺動保持部材は支持部材の先端
を支点として揺動する。そのため、揺動保持部材はワー
クの姿勢に基づいて倣い動作を行う。そして、揺動保持
部材がワークを保持した状態でロボットハンドが上昇す
ると、姿勢補正部材は揺動保持部材を水平状態に姿勢を
補正してワークを水平状態に保持する。
【0009】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図8に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1に示すように、予め定められた場所に
パレット1が搬送されて置かれている。このパレット1
内にはワーク2(図4参照)がバラ積みされた状態とな
っている。尚、前記ワーク2は平面形状や曲面形状とな
った板状のものが基本であり、そのワーク2の一部には
平面部2aが形成されたものとなっている。又、前記パ
レット1の近傍にはカメラスタンド3が設けられ、この
カメラスタンド3にはCCD(Charge Coupled Device
)カメラ4が設けられている。このCCDカメラ4に
よってパレット1内にバラ積みされたワーク2の状態を
上方から撮像することができるようになっている。
【0011】又、前記パレット1が置かれた近傍にはロ
ボット5が設けられている。このロボット5はパレット
1内のワーク2を取り出した後、予め定められた方向と
なるようにワーク2を動かし、図示しない製造ラインや
他の収納箱に整列させた状態で載置又は収納するように
なっている。
【0012】次に、ロボット5の構成について説明す
る。図1に示すように、ロボット5を構成するコラム6
の一側面にはアーム支持部材7が上下に昇降可能に設け
られている。このアーム支持部材7はコラム6の上面に
設けられた第1のサーボモータ8の駆動によって上下に
昇降するようになっている。前記アーム支持部材7には
第1のアーム9が水平方向に回動可能に支持されてい
る。この第1のアーム9はアーム支持部材7の上面に設
けられた第2のサーボモータ10によって中心線L1を
中心に水平方向に回動するようになっている。
【0013】前記第1のアーム9の先端上面には第2の
アーム11が水平方向に回動可能に設けられている。こ
の第2のアーム11は第1のアーム9内に設けられた第
3のサーボモータ12によって中心線L2を中心に水平
方向に回動するようになっている。前記第2のアーム1
1の先端下面には第3のアーム13が水平方向に回動可
能に設けられている。この第3のアーム13は第2のア
ーム11の先端上面に設けられた第4のサーボモータ1
4によって中心線L3を中心に水平方向に回動するよう
になっている。
【0014】前記第3のアーム13の前端には上下方向
に平面板15が取り付けられている。図2に示すよう
に、この平面板15の下面には一対の支持棒15aが設
けられ、この支持棒15aの下面にはロボットハンド1
6が設けられている。このロボットハンド16は四角箱
形状となる取付部としてのジョイントボックス17と、
該ジョイントボックス17の下面に設けられたハンド本
体18とから構成されている。そして、前記ジョイント
ボックス17に対してハンド本体18は上下動するよう
になっている。つまり、前記ジョイントボックス17の
下面には一対の挿通孔19が形成され、この挿通孔19
にはハンド本体18を構成する一対のロッド20が上下
方向に移動可能に配設されている。そして、前記ロッド
20の上端には挿通孔19の外周縁に係合する係止頭部
21が形成さている。
【0015】前記ジョイントボックス17内の紙面右側
には上下方向に延びる支持片22が配設され、この先端
には近接センサ22aが取り付けられている。そして、
一方のロッド20の係止頭部21が上動してこの近接セ
ンサ22aに近づくと該近接センサ22aがオン動作す
るようになっている。
【0016】前記ジョイントボックス17の挿通孔19
を介して外部に突出した一対のロッド20の先端には支
持部材を構成する円形状の支持板23が設けられてい
る。この支持板23の中心部には支持部材を構成する支
持ロッド24がナット25によって連結固定されてい
る。そして、前記支持ロッド24の先端には球状部26
が一体形成されている。
【0017】前記球状部26には円環状のボールジョイ
ント27が嵌め込まれ、該球状部26を支点として揺動
可能に嵌め込まれている。又、ボールジョイント27の
外周面には円環状に形成された金属製(鉄等)のワーク
保持プレート28が連結固定されている。そして、この
ワーク保持プレート28には円環状の中空部29が形成
されている。この中空部29内には円環状の電磁石30
が配設されている。前記ワーク保持プレート28及び電
磁石30によって揺動保持部材が構成されている。
【0018】更に、前記支持板23とワーク保持プレー
ト28との間には、前記支持ロッド24を中心として中
空状に形成された姿勢補正部材としての蛇腹状のベロー
ズ31が配設されている。このベローズ31は上下方向
に伸縮可能であるとともに、水平方向に若干偏位可能と
なっている。又、前記ベローズ31には上下方向に伸縮
するとき、若干の弾性を持って伸縮するようになってい
る。そして、前記支持板23及びベローズ31にはホー
ス32が挿通され、このホース32はベローズ31の内
部と連通された状態となっている。
【0019】前記ハンド本体18は一対のロッド20に
より、ジョイントボックス17に対して上下動作するよ
うになっている。そのため、ハンド本体18が下方から
力を受けると、一対のロッド20によりハンド本体18
がジョイントボックス17に対して上動する。そして、
ロッド20の係止頭部21が前記近接センサ22aに近
づくと該近接センサ22aがオン動作するようになって
いる。尚、通常はハンド本体18自身の自重によって一
対のロッド20の係止頭部21が挿通孔19の外周縁に
係合した状態となっている。
【0020】又、前記ベローズ31内が大気圧状態で開
放された状態において、ワーク保持プレート28、ボー
ルジョイント27は支持ロッド24の球状部26を支点
としてベローズ31の若干の弾性に抗しながら揺動する
ようになっている。従って、前記ワーク保持プレート2
8は前記パレット1内にバラ積みされたワーク2の姿勢
に対して倣う倣い動作をスムーズに行うようになってい
る。又、ワーク保持プレート28がワーク2の姿勢に倣
った状態で、前記電磁石30が励磁されると、ワーク2
がワーク保持プレート28によって吸着保持されるよう
になっている。
【0021】そして、前記ベローズ31内を高圧にする
と、ボールジョイント27及び保持プレート28の姿勢
(傾いた状態)に係わらず、強制的にボールジョイント
27及び保持プレート28を水平状態にすることができ
る。そのため、電磁石30の励磁により保持プレート2
8がワーク2を保持した状態であれば、ワーク2を強制
的に水平状態にすることができるようになっている。
尚、通常ワーク2をワーク保持プレート28にて保持し
ていない状態においては、ベローズ31内は大気圧状態
で開放された状態となっている。
【0022】次に、上記のように構成されたロボット5
の電気的構成について説明する。図3に示すように、前
記CCDカメラ4は公知の画像処理装置35に接続され
ている。この画像処理装置35はCCDカメラ4から撮
像された画像を処理して画像情報とするようになってい
る。前記画像処理装置35はコントローラ36に接続さ
れている。このコントローラ36は前記画像処理装置3
5から出力される画像情報に基づいて前記パレット1内
にバラ積みされたワーク2の認識を行うとともに、この
バラ積みされたワーク2の中から取り出すことができる
ワーク2を選定するようになっている。そして、取り出
すことができるワーク2を選定すると、ロボットハンド
16のハンド本体18が吸着保持するべくワーク2の平
面部2aをコントローラ36は認識し、その位置(座
標)を求めるようになっている。
【0023】又、前記コントローラ36には前記ロボッ
ト5を駆動制御する前記第1〜第4のサーボモータ8,
10,12,14が接続されている。そして、各第1〜
第4のサーボモータ8,10,12,14はコントロー
ラ36によって駆動制御されるようになっている。更
に、前記各第1〜第4のサーボモータ8,10,12,
14には第1〜第4のエンコーダ8a,10a,12
a,14aが設けられている。この各第1〜第4のエン
コーダ8a,10a,12a,14aからの検出信号に
基づいてコントローラ36はアーム支持部材7の移動
量、第1〜第3のアーム9,11,13の回動量を検出
するようになっている。
【0024】更に、前記ジョイントボックス17内に配
設された近接センサ22aはコントローラ36に接続さ
れ、近接センサ22aのオン・オフ信号がコントローラ
36に出力されるようになっている。そして、前記ワー
ク保持プレート28内に配設された電磁石30はコント
ローラ36に接続され、このコントローラ36によって
電磁石30は励磁又は消磁されるようになっている。
【0025】又、前記コントローラ36には切換バルブ
37が接続されている。この切換バルブ37は前記ベロ
ーズ31内に連通されるホース32に設けられている。
この切換バルブ37は前記コントローラ36によって切
換制御されるようになっている。切換バルブ37が切換
制御されると、図示しないエアポンプから高圧となるエ
アがベローズ31内に供給されたり、ベローズ31内が
大気圧に開放されたりするようになっている。
【0026】次に、上記のように構成されたロボット5
の作用を図7,図8のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、CCDカメラ4によってパレット1内にバラ
積みされたワーク2を上方から撮像する(STEP10
1、以下STEPを単にSという)。そして、撮像され
た画像を画像処理装置35が画像情報として処理し、コ
ントローラ36に出力する(S102)。コントローラ
36は画像処理装置35から出力された画像情報に基づ
いてパレット1内から取り出すワーク2を選定する(S
103)。そして、コントローラ36は画像情報に基づ
いて選定されたワーク2の平面部2aの座標を演算する
(S104)。
【0027】次に、コントローラ36は選定されたワー
ク2の平面部2aの上方にロボット5のロボットハンド
16が位置するようにロータリーエンコーダ8a,10
a,12a,14aに基づいて第1〜第4のサーボモー
タ8,10,12,14をフィードバック制御する(S
105)。次に、コントローラ36は第1のサーボモー
タ8を駆動制御し、アーム支持部材7を下降させる(S
106)。すると、第1〜第3のアーム9,11,1
3、ロボットハンド16及びハンド本体18が下降す
る。そして、コントローラ36は近接センサ22aがオ
ン動作を行うまで第1のサーボモータ8を駆動制御する
(S107)。
【0028】やがて、図4に示すように、選定されたワ
ーク2の平面部2aにワーク保持プレート28が当接す
る。すると、ベローズ31内は大気圧状態で開放されて
いるので、ボールジョイント27は球状部26を支点と
してスムーズに揺動し、ワーク保持プレート28はワー
ク2の傾きに倣い動作を行う。このとき、ワーク保持プ
レート28の揺動によってベローズ31は伸縮動作を行
うとともに、水平方向に若干偏位する。そして、ワーク
の平面部2aに対してワーク保持プレート28前面が当
接する。
【0029】その後、ロボットハンド16及びハンド本
体18が更に下降を継続すると、ハンド本体18はジョ
イントボックス17に対して上方へ上動する。そして、
図5に示すように、ハンド本体18の上動によりロッド
20も上動し、やがて係止頭部21が近接センサ22a
に接近する。すると、近接センサ22aがオン動作を行
い、この検出信号がコントローラ36に出力される。コ
ントローラ36は前記近接センサ22aからの検出信号
に基づいて第1のサーボモータ8の駆動制御を停止する
(S108)。
【0030】その後、コントローラ36は電磁石30を
励磁し、ワーク保持プレート28によってワーク2を吸
着保持する(S109)。そして、コントローラ36は
第1のサーボモータ8を駆動制御し、ワーク保持プレー
ト28によって吸着保持されたワーク2を持ち上げて予
め定められた高さまで上昇させる(S110)。その
後、コントローラ36は切換バルブ37を切換制御して
ベローズ31内に高圧エアを供給する(S111)。す
ると、図6に示すように、ベローズ31が膨張するた
め、ワーク2によって傾いていたワーク保持プレート2
8及びボールジョイント27は球状部26を支点として
揺動する。その結果、ワーク保持プレート28はワーク
2を水平状態に保持する。
【0031】その後、コントローラ36は第1〜第4の
エンコーダ8a,10a,12a,14aに基づいて第
1〜第4のサーボモータ8,10,12,14を駆動制
御し、ワーク2を予め定めた整列状態とする。そして、
コントローラ36はロボット5のロボットハンド16に
よって前記ワーク2を図示しない製造ライン等に載置
し、ワーク2の取出し整列作業を終了する(S11
2)。
【0032】以後、上記のS101〜S112を繰り返
し行えば、パレット1内にバラ積みされたワーク2を取
り出して製造ライン等に整列状態で載置することができ
る。従って、ロボットハンド16におけるハンド本体1
8の支持ロッド24に球状部26を形成し、この球状部
26に対してボールジョイント27及びワーク保持プレ
ート28を揺動可能に保持した。よって、ワーク2が傾
いた状態であってもワーク保持プレート28はボールジ
ョイント27を介して球状部26を支点として容易に揺
動する。そのため、ワーク2の傾いた状態に対してワー
ク保持プレート28はスムーズに倣い動作を行い、ワー
ク2の平面部2aに対してワーク保持プレート28の下
面全体を当接させることができる。この結果、従来とは
異なり、ワーク2の状態に対してワーク保持プレート2
8が倣い動作を行う構成を簡単にすることができ、ハン
ド本体18の軽量化を図ることができる。
【0033】又、電磁石30の励磁によりワーク保持プ
レート28がワーク2を吸着保持した状態で、ベローズ
31内に高圧空気を供給することにより、該ベローズ3
1を膨張させてワーク保持プレート28及びワーク2を
強制的に水平状態に保持させることができる。従って、
従来とは異なり、ワーク2を水平状態にさせる機構を簡
素化することができ、ハンド本体18の軽量化を図るこ
とができる。
【0034】更に、ベローズ31を膨張させることによ
り、ワーク保持プレート28、ボールジョイント27及
びワーク2を球状部26に対して揺動させないようにす
ることができる。この結果、ワーク2をワーク保持プレ
ート28によって確実に保持することができる。しか
も、ワーク2を水平状態にすることができるので、製造
ライン等に置くときの作業を容易にすることができる。
【0035】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、ワーク2を吸着保持するために
電磁石30を利用したが、揺動保持部材を構成する真空
吸着パッドをワーク保持プレート28に設け、この真空
吸着パッドによってワーク2を吸引して保持するように
してもよい。
【0036】(2)前記実施例では、ベローズ31の膨
張作用によってワーク2を水平状態にするように構成し
たが、図9に示すように、ベローズ31の代わりに姿勢
補正部材としてのコイルスプリング40を支持板23と
ワーク保持プレート28との間に複数配設してもよい。
つまり、ワーク保持プレート28がワーク2に倣い動作
する際、コイルスプリング40の付勢力に抗しながらワ
ーク保持プレート28に対して倣い動作を行う。そし
て、ハンド本体18が上昇すると、コイルスプリング4
0の付勢力によってワーク保持プレート28及びワーク
2を水平状態に保持することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ワークの姿勢に基づいて倣い動作を行わせる揺動保
持部材は支持部材を支点として揺動する構成のため、ロ
ボットハンド全体の機構の構成が簡単になり、軽量化を
図ることができる。又、揺動保持部材がワークを保持し
た状態においては内部中空の伸縮可能な姿勢補正部材が
その内圧を高圧に変化させることでワークを水平状態に
保持するため、ワークの揺動を防止して該ワークを確実
に保持することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットハンド及びパレット内のワークを撮像
するCCDカメラの配置構成を示す斜視図である。
【図2】ハンド本体の構成を示す部分断面図である。
【図3】ロボットハンドの電気的構成を示す電気ブロッ
ク図である。
【図4】ワークの平面部に対してワーク保持プレートが
倣い動作を行った状態を示す説明図である。
【図5】ハンド本体がジョイントボックスに対して上動
してロッドの係止頭部が近接センサに接近した状態を示
す説明図である。
【図6】ハンド本体がジョイントボックスに対して吊下
支持された状態でベローズ内に高圧空気が供給され、ワ
ーク保持プレート、ボールジョイント及びワークを水平
状態にしたことを示す説明図である。
【図7】ロボットハンドがワークを取り出して整列状態
にすることを示すフローチャート図である。
【図8】ロボットハンドがワークを取り出して整列状態
にすることを示すフローチャート図である。
【図9】ハンド本体の別例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2…ワーク、5…ロボット、16…ロボットハンド、1
7…取付部としてのジョイントボックス、23…支持部
材を構成する支持板、24…支持部材を構成する支持ロ
ッド、28…揺動保持部材としてのワーク保持プレー
ト、30…揺動保持部材としての電磁石、31…姿勢補
正部材としてのベローズ、40…姿勢補正部材としての
コイルスプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのアームに対して取り付けら
    れ、ワークを保持して取り出し作業を行うロボットハン
    ドにおいて、 前記ロボットハンドにおけるアームの取付部に対して上
    下動する支持部材と、 前記支持部材に対して設けられ、前記支持部材の先端部
    を支点として揺動し、かつ前記ワークを保持する揺動保
    持部材と、 前記支持部材と揺動保持部材との間に設けられた内部中
    空の伸縮可能な部材であって、前記揺動保持部材がワー
    クを保持した後、その内圧を高圧に変化させることで
    ワークを水平状態に姿勢補正を行う姿勢補正部材とを備
    えたことを特徴とするロボットハンド。
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