JP3288781B2 - コーナーピースグラスラン - Google Patents

コーナーピースグラスラン

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JP3288781B2
JP3288781B2 JP01364393A JP1364393A JP3288781B2 JP 3288781 B2 JP3288781 B2 JP 3288781B2 JP 01364393 A JP01364393 A JP 01364393A JP 1364393 A JP1364393 A JP 1364393A JP 3288781 B2 JP3288781 B2 JP 3288781B2
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正人 岩村
淳一 藤平
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コーナーピースグラ
スランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントサイドドアに用いられ
るコーナーピースは、コーナーピースの後側部に設けら
れたコーナーピースグラスランによってドアガラスを案
内し、その内側リップと外側リップとの各々の先端がド
アガラスの内外側面に密接することにより、ドアガラス
内外の水密性を確保するようになっている。
【0003】このようにコーナーピースグラスランには
ドアガラスに対する水密性が要求されるため、例えば図
9に示すように成形型1,2間に中子3を配置し製造段
階において内側リップ4と外側リップ5の各々の先端が
当接するようにしてドアガラス6に対するシール反力を
高めるようにしたものがある(特開平4−182107
号公報参照)。
【0004】また、図10に示すようにドアガラス6に
密接する内側リップ4と外側リップ5との先端を前後に
オフセット配置することで成形を容易にしつつドアガラ
ス6に対する適正なシール反力を得るようにしたものも
ある(実開昭62−70015号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
コーナーピースグラスランにあっては、中子3の位置ず
れがそのまま内側リップ4と外側リップ5との形状誤差
につながるため、中子3を配置する際の位置決め精度を
高くしなければならず、その結果製造費が増加し、コス
トアップにつながるという問題がある。
【0006】また、後者のコーナーピースグラスランに
あっては、内側リップ4と外側リップ5との長さが相違
しているため見栄えが悪いという問題がある。
【0007】そこで、この発明は製造し易く外観品質も
良好で、かつドアガラス等の寸法のバラツキを吸収しつ
つ、シール性を向上することができるコーナーピースグ
ラスランを提供するものである。
【0008】フロントサイドドアのドアウエスト部に設
けられたコーナーピースの芯金の溝内に装着されてドア
ガラスを昇降ガイドするコーナーピースグラスランにお
いて、上記芯金の形状に沿う断面コの字状のグラスラン
本体の一対の側壁の先端に、ドアガラスに密接する内側
リップと外側リップとが形成され、この内側リップと外
側リップとの付け根部付近に、芯金の端部に係止される
係止部が各々設けられ、これら各係止部とグラスラン本
体の底部との間の上記側壁に、その側壁を車室内外方向
に可撓可能なノッチ部が形成され、このノッチ部を起点
として上記側壁が互いに近接し合う方向に屈曲して芯金
内に収納されることにより、上記側壁のノッチ部から係
止部に至る部分にドアガラスに密接するシール部が設け
られ
【0009】
【作用】製造する場合には、ノッチ部において内側リッ
プを車室内側に外側リップを車室外側に各々開いた状態
で型成形し、製造の容易化を図る。
【0010】また、組み付けられた状態では、内側リッ
プと外側リップに加えて各シール部がドアガラスの内外
側面に密接して、水密性を維持する。
【0011】一方、ドアガラスが建て付け不良等によっ
て斜めに挿入される場合には、偏って押圧されたシール
部に作用する力が、係止部を支点として内側リップある
いは外側リップをドアガラスに押し付ける方向にかか
り、内側リップ、外側リップのシール反力を高める。
【0012】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面と共に説明す
る。
【0013】図2に示すように、サッシュレスドアのド
アウェザーストリップ7は、フロントサイドドアの後側
部、下側部、前側部にわたって設けられ、コーナーピー
スCの後側部のコーナーピースグラスラン8と一体成形
されている。
【0014】コーナーピースグラスラン8は図1,3に
示すように、断面コの字状に形成された芯金9の溝内部
に装着され、ドアガラス10を昇降ガイドするものであ
る。コーナーピースグラスラン8は上記芯金9の形状に
沿って形成された断面コの字状のグラスラン本体11の
側壁12の先端にドアガラス10に密接する車室内側の
内側リップ13と車室外側の外側リップ14とを備えて
いる。これら内側リップ13と外側リップ14は芯金9
に装着された状態では互いに重合し、ドアガラス10に
対して所定の面圧を付与するようになっている。
【0015】上記内側リップ13と外側リップ14との
各々の付け根部付近には、グラスラン本体11の側壁1
2から分岐して前方(FR)に延びる係止部としての係
止片15が設けられ、この係止片15と側壁12とで形
成される溝部分を前記芯金9の端部に係止して、コーナ
ーピースグラスラン8が芯金9に取り付けられている。
尚、この係止片15を外側から覆うようにしてコーナー
ピースカバー16が取り付けられるようになっている。
【0016】グラスラン本体11の側壁12には、上記
係止片15とグラスラン本体11の底壁17との間に、
グラスラン本体11の側壁12の先端側を車室内外方向
に可撓可能なノッチ部18が、車室内側の側壁12では
車室内側に車室外側の側壁12では車室外側に各々設け
られている。また、グラスラン本体11の底壁17と側
壁12とのコーナー部分にもノッチ部19が設けられて
いる。
【0017】そして、上記ノッチ部18を起点としてグ
ラスラン本体11の側壁12が互いに近接し合う方向に
屈曲して装着され、各ノッチ部18の裏側がシール部
としてドアガラス10に密接している。
【0018】上記ノッチ部18は、図3に示すように上
下方向に設けられているが、各ノッチ部18は内側リッ
プ13、外側リップ14の先端から一定距離Dに設けら
れている。このようにノッチ部18の設定位置を内側リ
ップ13、外側リップ14の先端から一定距離Dの所に
設けたのは次の理由による。図5に示すようにコーナー
ピースグラスラン8は一般的に下方にゆく程前後方向の
幅が広くなっている。このため、内側リップ13と外側
リップ14との先端を図6,7に示すように一定の幅L
にしようとすると、図6における角度θが図7の角度
θ′と等しくならないため、グラスラン本体11の側壁
12が上側から下側にかけてねじれた形状となり、成形
型の加工が困難となってしまう。したがって、上記ノッ
チ部18の位置を内側リップ13と外側リップ14との
先端から一定の距離Dに設定することで、内側リップ1
3と外側リップ14とのつけ根部間(先端部分は重合し
ている)の距離を一定にでき、グラスラン本体11の側
壁12の型成形を容易にしているのである。
【0019】また、上記コーナーピースグラスラン8を
製造する場合には、図4に示すようにノッチ部18から
ノッチ部19にかけては各側壁12が略平行となるよう
に設定し、ノッチ部18から内側リップ13と外側リッ
プ14とのつけ根部分では、内側リップ13は車室内側
に外側リップ14は車室外側に各々開くようにして型成
形されている。そして、このコーナーピースグラスラン
8を芯金9に装着すると図1に示すように、ノッチ部1
8において屈曲した状態となるのである。
【0020】上記実施例構造によれば、図4に示すよう
にノッチ部18を起点として内側リップ13と外側リッ
プ14とを各々車室内側と車室外側に開いた状態で製造
できるため、その分内側リップ13と外側リップ14を
長く形成することができ、芯金9の溝部に装着した状態
でドアガラス10に対するシール反力を高め水密性を高
めることができる。また、このように内側リップ13と
外側リップ14とを各々開いた状態で成形することがで
きるため、内側リップや外側リップが中子の位置決め精
度によって影響を受けていた従来に比較して成形が容易
となり、成形型費、及び製造費を抑えることができると
共に外観品質上も何ら問題は生じない。
【0021】ここで、図1に示すように、ドアガラス1
0は内側リップ13と外側リップ14との間に位置する
状態では内側リップ13と外側リップ14のみならず、
各ノッチ部18の裏側のシール部Sがドアガラス10の
内側に密接するため、外側リップ14とドアガラス10
との間から水が浸入してもここで喰い止めることができ
水密性の点で信頼性が高くなる。
【0022】そして、例えばドアガラス10あるいはド
アパネルのバラツキによりドアガラス10が図1に鎖線
で示すように傾斜した状態にある場合には、そのままで
は内側リップ13のシール反力が低下してしまうことに
なるがドアガラス10の先端側が車室内側のシール部S
を裏側から押圧する(矢印Xで示す)ため、係止片15
の付け根部分を支点として内側リップ13の先端が矢印
Yで示すように車室外側へ押圧される。したがって、内
側リップ13のシール反力は高まり、水密性に悪影響を
与えることはない。
【0023】尚、上記グラスラン本体11の底壁17
は、芯金9に接触していないためグラスラン本体11の
側壁12がノッチ部18,19の部位で動き易いものと
なる。
【0024】図8に示すのは、この発明の第2実施例で
ある(前述実施例と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する)。この実施例はグラスラン本体11の車室
内側の側壁12の内面にドアガラス10に密接するシー
ル部としてのシールリップ20を設けたものである。こ
の実施例によれば、このシールリップ20によって二重
シール構造をより確実なものとすることができるという
効果がある。尚、車室外側の側壁12にもシールリップ
20を設けるようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、ノッチ部を起点として側壁が互いに近接し合う方向
に屈曲した状態で芯金の溝内に収納されていることによ
り、製造時において内側リップと外側リップを互いに隔
れる方向に開いた状態で成形することができる。したが
って、内側リップと外側リップを長くすることができ、
その結果、芯金の溝内に装着した際に内側リップと外側
リップとのシール反力が高まり、水密性を高めることが
できると共に内側リップと外側リップとの長さを同じに
でき外観品質を高めることができる。
【0026】また、上記内側リップと外側リップに加え
シール部が設けられているため、内側リップあるいは外
側リップと共に二重のシール構造となり水密性の点で信
頼性を高めることができる。
【0027】そして、ノッチ部を起点として側壁が屈曲
していることにより、ドアガラスが偏った状態で挿入さ
れてもノッチ部に作用されるドアガラスからの押圧力は
係止部を支点として内側リップあるいは外側リップをド
アガラスに押し付ける力として作用するため水密性を高
められ、したがって、ドアガラスの位置にバラツキがあ
っても十分にこれを許容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の図3のA−A線に沿う位置
での断面図。
【図2】ドアウェザーストリップの側面図。
【図3】コーナーピースグラスランの図2の部分拡大
図。
【図4】型成形後の図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】コーナーピースグラスランの側面図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図。
【図7】図5のC−C線に沿う断面図。
【図8】他の実施例の第1図に相当する断面図。
【図9】従来技術の断面図。
【図10】他の従来技術の断面図。
【符号の説明】
8…コーナーピースグラスラン 9…芯金 11…グラスラン本体 12…側壁 13…内側リップ 14…外側リップ 15…係止片(係止部) 17…底壁 18…ノッチ部 C…コーナーピース S…シール部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドドアのドアウエスト部に
    設けられたコーナーピースの芯金の溝内に装着されてド
    アガラスを昇降ガイドするコーナーピースグラスランに
    おいて、上記芯金の形状に沿う 断面コの字状のグラスラン本体
    一対の側壁の先端に、ドアガラスに密接する内側リップ
    と外側リップとが形成され、 この内側リップと外側リップとの付け根部付近に、芯金
    の端部に係止される係止部が各々設けられ、 これら各係止部とグラスラン本体の底部との間の上記側
    に、その側壁を車室内外方向に可撓可能なノッチ部が
    形成され、 このノッチ部を起点として上記側壁が互いに近接し合う
    方向に屈曲して芯金内に収納されることにより、上記側
    壁のノッチ部から係止部に至る部分にドアガラスに密接
    するシール部が設けられことを特徴とするコーナーピ
    ースグラスラン。
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