JP3286252B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3286252B2
JP3286252B2 JP24364998A JP24364998A JP3286252B2 JP 3286252 B2 JP3286252 B2 JP 3286252B2 JP 24364998 A JP24364998 A JP 24364998A JP 24364998 A JP24364998 A JP 24364998A JP 3286252 B2 JP3286252 B2 JP 3286252B2
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孝浩 岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートクレーブ滅
菌(高圧高温水蒸気滅菌)を支障なく可能とするよう改
良した内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、医療分野においては、体腔内等に
細長な挿入部を挿入することによって体腔内の深部等を
観察したり、必要に応じて処置具を用いることにより治
療処置等を行なうことのできる内視鏡が広く用いられる
ようになっている。これら医療用内視鏡にあっては、使
用した内視鏡を確実に消毒滅菌することが感染症等を防
止するために必要不可欠である。
【0003】従来では、この消毒滅菌処理は、エチレン
オキサイドガス等のガスや、消毒液に頼っていたが、周
知のように滅菌ガス類は猛毒であり、滅菌作業の安全確
保の為に滅菌作業は煩雑である。また、このガス滅菌
は、滅菌後に機器に付着したガスを取り除く為のエアレ
ーションに時間がかかる為、滅菌後すぐに内視鏡を使用
できないという問題点がある。さらに、このようなガス
滅菌では、ランニングコストが高いという問題点があ
る。
【0004】一方、消毒液による滅菌の場合は、消毒液
の管理が煩雑であり、消毒液の廃棄処理に多大な費用が
必要となるといった問題がある。
【0005】そこで、最近では、内視鏡機器類の滅菌と
して、煩雑な作業を伴わず、滅菌後にすぐに使用でき、
しかもランニングコストの安いオートクレーブ滅菌(高
圧高温水蒸気滅菌)が主流になりつつある。
【0006】オートクレーブ滅菌の代表的な条件として
は、米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規
格ANSI/AAMI ST37−1992があり、こ
の条件はプレバキュームタイプでは滅菌工程132℃、
4分、またグラビティタイプでは滅菌工程で132℃、
10分となっている。
【0007】しかしながら、このオートクレーブの高圧
高温水蒸気は、内視鏡を構成している部材であるゴム、
プラスチック等の高分子材料、接着剤等を透過する性質
を持っている。したがって、従来の内視鏡をオートクレ
ーブ装置に投入して滅菌した場合は、Oリング、接着剤
等の一般的な方法により水密に構成された内視鏡構造の
内部にも水蒸気が浸入してくることになる。
【0008】また、オートクレーブ滅菌の際には、滅菌
工程前の真空工程時に、湾曲部における外皮チューブの
破裂を防止するため、内視鏡内外を連通させた状態でオ
ートクレーブ滅菌装置に投入するのが一般的である。こ
の場合、積極的に内視鏡内部にオートクレーブ滅菌の水
蒸気が侵入することになる。
【0009】例えば実開昭62−96616号公報(実
公平4−34500号公報)に示すような、対物レンズ
を接着剤によって固定している内視鏡をオートクレーブ
滅菌にかけた場合は、前記接着剤を介して対物レンズユ
ニット内部にまで水蒸気が侵入する。したがって、この
ような内視鏡をオートクレーブ滅菌後、室内に取り出し
て接眼部から覗いてみると、レンズに曇りが発生し、白
く霧がかかったように見える。この霧は徐々に晴れて正
常な観察像を得ることができる。
【0010】しかしながら、前記のようにレンズに曇り
がかかっている間は、内視鏡を使用することができない
ので、内視鏡による検査がはかどらず、著しく不便であ
る。また、オートクレーブ滅菌を繰り返し行なったり、
長時間連続で行なうような場合は、前記したような霧で
はなく、大きな水滴が光学系内に出現して内視鏡の観察
像を甚だしく損なうこととなる。
【0011】更に、一般のレンズ硝材である加工性の良
い多成分ガラスは、オートクレーブの蒸気によって劣化
する為、前記蒸気が内視鏡内への浸入することによっ
て、硝材自体が劣化し、視野不良を引き起こすという問
題もある。
【0012】前記した現象は、固体撮像素子としてCC
Dを使用している電子内視鏡についても同じであり、例
えば特開昭59−129050号公報に示すような、C
CD画像入射端の端面に配置された対物レンズユニット
内部に水蒸気が侵入し、モニタ上の画像が対物レンズの
曇り等により正常な画像を示さなくなるという問題があ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記したように光学式
内視鏡或いは電子内視鏡を高圧高温水蒸気滅菌であるオ
ートクレーブ滅菌にかけると、これら内視鏡を構成して
いる部材であるゴム、合成樹脂或いは接着剤は、前記水
蒸気を透過するため、これらを介して密閉されている接
眼レンズ、或いは対物レンズ等の光学系にまで水蒸気が
侵入し、この光学系を曇らせたり、水滴を付着させた
り、光学系を形成している硝材自体を劣化させ、視野不
良を引き起こす等の問題がある。
【0014】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、高圧高温水蒸気によるオートクレーブ滅菌
を行なっても、水蒸気が密閉されている内視鏡内部の光
学系にまで侵入することを防止して、これら光学系の視
野曇り、或いは劣化等による視野不良が発生しないよう
にした内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の受
光面に前記被写体像を結像するための対物レンズとを有
する内視鏡装置において、前記被写体像を前記対物レン
ズに導くための第1のカバーガラスと前記第1のカバ
ーガラスと気密に接合する接合部を有する第1のカバー
ガラス枠と前記第1のカバーガラス枠と気密を保って
接合する第2のカバーガラス枠と前記対物レンズを気
密に密閉するために前記第2のカバーガラス枠と気密を
保って接合すると共に、空気層の無いように透明な接着
剤を用いて前記受光面と密着固定され、前記対物レンズ
からの前記被写体像を前記受光面に導く第2のカバーガ
ラスとを備えたことを特徴とする。また、本発明による
内視鏡装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮
像素子の受光面に前記被写体像を結像するための対物レ
ンズとを有する内視鏡装置において、前記被写体像を前
記対物レンズに導くための第1のカバーガラスと前記
対物レンズからの被写体像を前記受光面に導くための第
2のカバーガラスと前記第1のカバーガラスと気密に
接合する第1の接合部及び前記第2のカバーガラスと気
密に接合する第2の接合部を有し、前記対物レンズを気
密に密閉する対物枠と空気層の無いように透明な接着
剤を用いて前記受光面に密着固定されると共に、空気層
の無いように透明な接着剤を用いて前記第2のカバーガ
ラスに密着固定される第3のカバーガラスとを備えた
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0017】第1の実施の形態 図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図
1は電子内視鏡の構成例を示す構成図、図2は図1の挿
入部先端部の断面を示す断面図、図3は撮像ユニットの
組立方法を示すための分解図である。
【0018】図1に示すように、本実施の形態に用いる
電子内視鏡1は、細長な挿入部2と、この挿入部2の手
元側に連設され術者が把持して種々の操作を行う操作部
3と、この操作部3から延設したユニバーサルコード4
とを有している。このユニバーサルコード4の他端に
は、コネクタ部5が設けられており、図示しない光源装
置、カメラコントロールユニット(以下、CCUとい
う)に接続されるようになっている。なお、光源装置に
は、ライトガイドコネクタ6が接続され、CCUにはカ
メラコネクタ7が接続されるようになっている。
【0019】挿入部2は、前記操作部に連設された可撓
性を有する可撓管10と、この可撓管10の先端に連設
された湾曲部9と、この湾曲部の先端に連設された先端
部8とから構成されている。また、操作部3には、湾曲
操作レバー11と、鉗子等の処置具を挿入する処置具挿
入口12などが設けられている。
【0020】前記挿入部2の先端部8は、図2に示すよ
うに金属製の先端部本体13と、先端カバー14と、こ
の先端部本体13と先端カバー14とに設けられた装着
孔に挿入されて固定された撮像ユニット15と、ライト
ガイド91とを備えている。前記先端カバー14は、絶
縁の役目も果たしており、材質は絶縁性、耐熱性及び耐
水性を有するプラスチックである、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリフェニルサルホン、ポリエーテルエーテ
ルケトン等であることが好ましい。
【0021】前記撮像ユニット15は、被写体を結像す
る対物レンズ16と、赤外カットフィルタ等の光学フィ
ルタ17と、結像した被写体像を撮像するCCD18
と、CCD18からの電気信号を処理するコンデンサや
IC等の電子部品などを搭載した基板19と、前記基板
19に接続されたCCDケーブル20とから構成されて
いる。つまりこの構成により、前記CCD18、基板1
9、CCDケーブル20が、対物レンズ16によって結
像した被写体像を伝達する画像伝達手段となる。そし
て、前記対物レンズ16を含む対物レンズユニット21
は、前記CCD18の画像入力部端部に配置されてい
る。
【0022】対物レンズユニット21は、サファイア製
の先端カバーガラス22と、金属製の先端カバーガラス
枠23と、セラミックス製の絶縁枠24と、サファイア
製の後端カバーガラス25と、金属製の後端カバーガラ
ス枠26とによって全体が囲繞されており、かつこれら
の部材の接合部27は、半田付け、ロー付け、レーザー
溶接等の方法により気密に接合されている。つまり、対
物レンズユニット21は全体が気密に密閉されている。
【0023】尚、サファイアやセラミックスの接合面に
は、半田付けやロー付けやレーザー溶接等を可能とする
為の金メッキ、ニッケルメッキ等のメタルコート28が
施されている。また、金属製のカバーガラス枠等の部材
についても、半田付け、ロー付けをよりし易くする為に
金メッキ、ニッケルメッキ等のメタルコート28が施さ
れている。尚また、後端カバーガラス枠26には、光学
フィルタ17が内挿されて固定されている。また、絶縁
枠24は、先端カバーガラス枠23と後端カバーガラス
枠26との間を絶縁している。
【0024】次に、図3によって撮像ユニット15の組
立方法を説明する。
【0025】まず、絶縁枠24と、後端カバーガラス2
5がロー付け等によって固定された後端カバーガラス枠
26とを、ロー付け等によって固定する。その後、絶縁
枠24内に対物レンズユニット21を挿入し、さらに後
端カバーガラス25にCCD18を空気層の無いように
透明な接着剤29で密着固定する。その際、CCD18
の中心軸が対物レンズ16の中心軸に合うように位置合
わせして固定する。
【0026】その後対物レンズユニット21を光軸方向
にスライドさせて、CCD18との間でピント合わせを
行い、ピントが合った所で接着剤などによって対物レン
ズユニット21を絶縁枠24に固定する。
【0027】その後に、先端カバーガラス22がロー付
け等によって接合された先端カバーガラス枠23を、絶
縁枠24に半田付け等によって接合し、対物レンズユニ
ット21全体を気密に密閉する。
【0028】そして、図2に示すように、後端カバーガ
ラス枠26とCCDケーブル20との間に熱収縮チュー
ブ30を被覆し、熱収縮チューブ30内に接着剤31を
充填させる。
【0029】このような構成の撮像ユニット15を備え
た電子内視鏡1を高圧高温のオートクレーブ滅菌にかけ
ると、Oリング、接着剤、樹脂部品等を介して内視鏡内
部に蒸気が浸入する。しかしながら、CCD18の画像
入力部端部に配置された対物レンズユニット21は前記
したように気密に密閉されている為、この気密に密閉さ
れている空間内には蒸気が浸入することはない。したが
って、対物レンズ16や、フィルタ17等の光学部材に
水蒸気或いは水滴が付着して、これら光学部材が曇るこ
とがない。
【0030】また、CCD18と後端カバーガラス25
は透明な接着剤29によって空気層のないように密着固
定されている為、この両者の間に水滴が結露することも
ない。
【0031】この構成により、電子内視鏡に対し高圧高
温のオートクレーブ滅菌を行っても、CCDの画像入力
部端部に配置されている気密に密閉された空間内の、対
物レンズ等の光学部材の曇りや、水滴の付着を防止で
き、更にレンズ硝材の劣化による画像不良が起こらな
い。
【0032】前記第1の実施の形態の変形例を次に説明
する。
【0033】対物レンズユニット21を気密に密閉させ
る方法としては、前記構成に代え例えば、この対物レン
ズユニット21の隔壁の部材の素材として金属、セラミ
ックス、ガラス、サファイアの中から一つ又は複数を選
択して使用し、接合手段として金属溶接、溶融ガラスに
よる接合の中から一つ又は複数を選択して使用した構成
の空間であれば、気密に密封された空間となる。金属溶
接としては、レーザ溶接等の融接、ろう付け、半田付け
等のろう接、抵抗溶接等の圧接などが挙げられる。
【0034】尚、プラスチック、ゴムや熱可塑性エラス
トマー等のエラストマーは、水蒸気等の気体を透過する
ので、隔壁にこれらの部材を使うと気密に密閉すること
はできない。また、一般の接着剤も水蒸気等の気体を透
過するので、接合部に接着剤を使うと気密に密閉するこ
とはできない。特に、シリコーンゴムは非常に蒸気透過
性が高い為、隔壁にシリコーンゴムを使ったり、シール
部にシリコーンOリングを使ったり、接合部にシリコー
ン系接着剤を使った密閉空間の場合、水密に密閉はされ
ていても、水蒸気等の気体は非常に透過しやすい空間と
なってしまう。
【0035】そのため、やむをえず接着剤を使用する際
には、セラミックス接着剤のように、蒸気をほとんど透
過しない特殊な接着剤を使用する必要がある。また、シ
ラザンから転化するシリカ層を接着剤として使用し、気
密に接合する方法もある。
【0036】更にまた、ガスバリア性のコーティングを
接着剤による接合部の表面に施したり、プラスチック等
の蒸気透過性の隔壁の表面に施したりすることも効果的
である。このコーティングは、透明なものであれば対物
レンズユニット全体をコーティングすることもできる
が、非透明なものであればカバーガラスの光路部分はコ
ーティングしないようにマスクをしてコーティング作業
を行う必要がある。コーティングとしては、透明なもの
としてシラザンから転化するシリカコーティングや、パ
リレン樹脂コーティングが挙げられる。非透明なものと
しては、アルミ蒸着コーティングや、半田剤ディップコ
ーティングなどの金属蒸着コーティングが挙げられる。
前記半田剤としては、In系半田剤、In−Sn系半田
剤、As−Sn系半田剤、Pb−Sn系半田剤などが挙
げられる。また、その他セラミックスコーティング等で
も効果が得られる。
【0037】さらに、対物レンズユニット21の内部に
吸水性の部材を配置しておくことも、レンズの曇りを防
止する上で効果的である。一般に、気密に密閉する際に
は、密閉する空間内に湿気が入らないように接合する
が、わずかに湿気が入った状態で密閉してしまっても、
この吸水性の部材が湿気を吸収する為、内視鏡が冷やさ
れてもレンズ面が結露することがない。尚、この吸水性
の部材は着脱交換可能としてもよい。
【0038】第2の実施の形態 この第2実施の形態は、前記第1の実施の形態の更なる
変形例であり、CCD18の中心軸と対物レンズ16の
中心軸との位置合わせを容易にした構成である。
【0039】この実施の形態では、図4に示すように、
CCD18に、CCDカバーガラス32が、CCD18
の中心軸に対して位置合わせされて透明な接着剤29に
よって空気層の無いように密着固定されている。
【0040】そして、後端カバーガラス25は、後端カ
バーガラス枠26の端部にではなく、後端カバーガラス
枠26の端部に嵌合部26aを有するような位置にろう
付け等で気密に固定されている。この後端カバーガラス
枠26の嵌合部26aには、前記CCDカバーガラス3
2が挿入され、前記後端カバーガラス25とCCDカバ
ーガラス32とが透明な接着剤29によって空気層の無
いように密着固定される。
【0041】対物レンズ16の中心軸と後端カバーガラ
ス枠26の中心軸とは一致している為、この構成によ
り、容易にCCD18の中心軸と対物レンズ16の中心
軸との位置あわせが可能となる。
【0042】尚、図5に斜視図で示すように、後端カバ
ーガラス枠26の嵌合部26aには、切り欠き26bが
設けられており、CCDカバーガラス32と後端カバー
ガラス25とが接着剤29によって密着固定される際
に、この切り欠き26bから余分な接着剤29が流れ出
し、CCDカバーガラス32と後端カバーガラス25と
の間に空気の気泡等が残らないような構成となってい
る。
【0043】この変形例の構成では、内視鏡を高圧高温
水蒸気のオートクレーブ滅菌にかけると、Oリング、接
着剤、樹脂部品等を介して内視鏡内部に蒸気が浸入す
る。
【0044】しかしながら、CCD18の画像入力部端
部に配置された対物レンズユニット21は前記のように
気密に密閉されている為、この気密に密閉されている空
間内には蒸気が浸入しない。したがって、対物レンズ1
6や、フィルタ17等の光学部材に水滴が付着して光学
部材が曇ることがない。
【0045】また、CCD18とCCDカバーガラス3
2と後端カバーガラス25は、透明な接着剤29によっ
て空気層のないように密着固定されている為、これらの
部材の間に水滴が結露することもない。
【0046】この構成によっても、前記第1の実施形態
と同じ効果を得ることができる上に、前記のようにCC
Dの中心軸とと対物レンズの中心軸との軸合わせが容易
できる。 第3の実施の形態 この実施の形態は、対物レンズ16がピントレス光学系
の場合の構成である。
【0047】この構成においても、図6に示すように、
CCDカバーガラス32が透明な接着剤29によって空
気層のないように密着固定されたCCD18の画像入力
部端部に、気密に密閉された対物レンズユニット21を
透明な接着剤29によって空気層のないように密着固定
している。
【0048】この対物レンズユニット21は、金属又は
セラミックス製の対物枠33と、この対物枠33の先端
部にロー付け等によって気密に固定されている、接合部
である外周にメタルコート28の施されたサファイア製
の先端カバーガラス22と、同じく対物枠33の後端部
に気密に固定されているサファイア製の後端カバーガラ
ス25と、これら対物枠33、先端カバーガラス22、
後端カバーガラス25とによって気密に密閉された空間
の内部に配置されている対物レンズ16及び間隔環34
とによって構成されている。図6には、ロー付けや半田
付けやレーザー溶接等の金属溶接によって気密に接合さ
れた接合部27が示されている。
【0049】この構成では、前記間隔環34によって対
物レンズ16の位置がCCD18とピントが合う位置と
なるように設定されている為、別途組立時にピント調整
をする必要がない。
【0050】この実施の形態の作用は、前記第2の実施
の形態と同じである。
【0051】また、この実施の形態では、前記第2の実
施の形態と同じ効果を得た上で、さらに、CCDを取り
付けた状態で半田付け、ロー付け等の気密接合をする必
要がなく、組立性がよい。
【0052】第4の実施の形態 この実施の形態は、内視鏡として電子内鏡ではなく、光
学式内視鏡に適用したものである。図7は、画像伝達手
段としてイメージガイドファイバを使用した内視鏡挿入
部の先端部の拡大断面図である。
【0053】この実施の形態は、イメージガイドファイ
バ36の先端、つまり画像入力部端部に、気密に密閉さ
れた対物レンズユニット37が透明な接着剤29によっ
て空気層のないように密着固定されている。この対物レ
ンズユニット37は、金属製の対物枠38と、この対物
枠38の先端部にロー付け等によって気密に固定されて
いる、接合部である外周にメタルコートの施されたサフ
ァイア製の先端カバーガラス39と、同じく対物枠38
の後端部に気密に固定されているサファイア製の後端カ
バーガラス40と、これら対物枠38、カバーガラス3
9、40によって気密に密閉された空間の内部に配置さ
れている対物レンズ41及び間隔環42とによって構成
されている。
【0054】この構成では、前記間隔環42によって、
対物レンズ41の位置がイメージガイドファイバ36の
画像入力部端部に対してピントが合う位置になるように
設定されている為、別段組立時にピント調整をする必要
がない。
【0055】尚、後端カバーガラス40は、対物枠38
の端部にではなく、対物枠38の端部に嵌合部38aを
残した状態で固定されている。この対物枠38の端部に
形成した嵌合部38aには、前記イメージガイドファイ
バ36の口金43が挿入されて固定されている。この構
成によって、対物レンズ41の中心軸とイメージガイド
ファイバ36の中心軸とが一致する。
【0056】前記イメージガイドファイバ36の画像出
力部端部には、図8、9に示すように、マスク蒸着カバ
ーガラス44が固定されている。マスク蒸着カバーガラ
ス44は、図10に示すように、酸化クロム等の黒色系
の蒸着物質45が蒸着されており、視野マスクを形成し
ている。これにより、蒸着物質45が蒸着されていない
部分が、観察者の視野範囲になる。尚、観察者がUP方
向がわかるように、視野マスクにはUP指標44aが設
けられている。
【0057】このマスク蒸着カバーガラス44は、図9
に示すように、イメージガイドファイバ36の画像出力
部端部に透明なシリコン系接着剤46によって空気層の
無いように密着固定されている。
【0058】さらに、イメージガイドファイバ36の画
像出力部端部には、マスク蒸着カバーガラス44から少
し離れて気密に密閉された接眼レンズユニット47が設
けられている。この接眼レンズユニット47は、金属製
の接眼枠48と、この接眼枠48の先端部にロー付け等
によって気密に固定されている、接合部である外周にメ
タルコートの施されたサファイア製の接眼先端カバーガ
ラス49と、同じく接眼枠48の後端部に気密に固定さ
れているサファイア製の接眼後端カバーガラス50と、
これら接眼枠48、カバーガラス49,50によって気
密に密閉された空間の内部に配置されている接眼レンズ
51、間隔環52及び、止め部材53とによって構成さ
れている。
【0059】前記接眼レンズユニット47と、アイピー
ス54とを含む接眼ユニット55は、前記イメージガイ
ドファイバ36を含む内視鏡本体56に対して着脱自在
に構成されている。
【0060】さらに、この実施の形態では、図7に示す
ようにライトガイドファイバ57の出射端に気密に密閉
された照明レンズユニット58を透明な接着剤29によ
って空気層の無いように密着固定している。前記照明レ
ンズユニット58は、金属製の照明枠59と、この照明
枠59の先端部にロー付け等によって気密に固定されて
いる、接合部である外周にメタルコートの施されたサフ
ァイア製の先端照明カバーガラス60と、同じく照明枠
59の後端部に気密に固定されているサファイア製の後
端照明カバーガラス61と、これら照明枠59、カバー
ガラス60、61によって気密に密閉された空間の内部
に配置されている照明レンズ62とによって構成されて
いる。
【0061】前記ライトガイドファイバ57と照明レン
ズユニット58は、挿入部の先端構成部63に設けられ
た装着孔に、それぞれライトガイドファイバ57は後方
から、照明レンズユニット58は前方から挿入されて固
定されるようになっている。
【0062】図11は光源装置に接続するコネクター部
65の拡大断面図であり、前記ライトガイドファイバ5
7の入射端には、気密に密閉された照明光入射端光学部
材ユニット66が透明な接着剤29によって空気層の無
いように密着固定されている。
【0063】前記照明光入射端光学部材ユニット66
は、金属製のロッドレンズ枠67と、このロッドレンズ
枠67の両端部にロー付け等によって気密に固定されて
いる、接合部である外周にメタルコートの施されたサフ
ァイア製の2つのカバーガラス68と、これらロッドレ
ンズ枠67、カバーガラス68によって気密に密閉され
た空間の内部に配置されているロッドレンズ69とによ
って構成されている。このロッドレンズ69は、多成分
ガラスの単ファイバで形成されており、光源からの入射
光を均一に分散させる効果を有している。
【0064】図7〜図11において、ロー付けや半田付
けやレーザー溶接等の金属溶接によって気密に接合され
た接合部を符号27で示す。
【0065】この構成の内視鏡を高圧高温水蒸気のオー
トクレーブ滅菌にかけると、Oリング、接着剤、樹脂部
品等を介して内視鏡内部に蒸気が浸入する。しかしなが
ら、イメージガイドファイバ36の画像入力部端部に配
置された対物レンズユニット37は気密に密閉されてい
る為、この気密に密閉されている空間内には蒸気が浸入
しない。したがって、対物レンズ41等の光学部材に水
滴が付着して光学部材が曇ることがない。
【0066】また、イメージガイドファイバ36と後端
カバーガラス40は、透明な接着剤29によって空気層
のないように密着固定されている為、この両者の間に水
滴が結露することもない。更に前記イメージガイドファ
イバ36の画像出力部端部には、マスク蒸着カバーガラ
ス44が透明な接着剤46によって空気層のないように
密着固定されている為、この両者の間に水滴が結露する
ことがない。
【0067】また、接眼レンズユニット47は、気密に
密閉されている為、この気密に密閉されている空間内に
は蒸気が浸入しない。したがって、接眼レンズ51等の
光学部材に水滴が付着して光学部材が曇ることがない。
【0068】尚、オートクレーブ滅菌によってマスク蒸
着カバーガラス44の接眼レンズ側の面に水滴が結露し
た場合や、接眼レンズユニット47の接眼カバーガラス
49のイメージガイドファイバ側の面に水滴が付着した
場合は、接眼レンズユニット47を外してこれらの水滴
を容易に拭き取ることができる。
【0069】さらに、ライトガイドファイバ57の出射
端に配置された照明レンズユニット58も気密に密閉さ
れている為、この気密に密閉されている空間内には蒸気
が浸入しない。したがって、照明レンズ62等の光学部
材に水滴が付着して光学部材が曇ることがない。また、
ライトガイドファイバ57と後端照明カバーガラス61
は、透明な接着剤29によって空気層のないように密着
固定されている為、この両者の間に水滴が結露すること
もない。さらに、ライトガイドファイバ57の入射端に
配置された照明入射端レンズユニット66も、気密に密
閉されている為、この気密に密閉されている空間内には
蒸気が浸入しない。したがって、ロッドレンズ69等の
光学部材に水滴が付着して光学部材が曇ることがない。
また、ライトガイドファイバ57とカバーガラス68
は、透明な接着剤29によって空気層のないように密着
固定されている為、この両者の間に水滴が結露すること
もない。
【0070】この実施の形態は、以下の効果が期待でき
る。
【0071】オートクレーブ滅菌を行っても、イメージ
ガイドファイバの画像入力部端部及び画像出力部端部に
配置されている、気密に密閉された対物レンズユニット
及び接眼レンズユニット内の光学部材の曇りや、レンズ
硝材の劣化による視野不良が起こらない。
【0072】また、オートクレーブ滅菌を行っても、イ
メージガイドファイバの画像入力部端部及び画像出力部
端部に光学部材が空気層の無いように密着固定されてい
る為、イメージガイドファイバ端部と光学部材の間に水
滴が結露して視野不良の起こるおそれがない。
【0073】更に、オートクレーブ滅菌を行ってマスク
蒸着カバーガラス及び接眼カバーガラスに水滴が付着し
ても、接眼ユニットを外すことによって、これら付着し
た水滴を拭き取ることができる。
【0074】更にまた、オートクレーブ滅菌を行って
も、ライトガイドファイバーの出射端部及び入射端部に
配置されている気密に密閉された空間内の、光学部材の
曇りや、レンズ硝材の劣化による、照明光減少、配光不
良等の問題が起こらない。
【0075】また、オートクレーブ滅菌を行っても、ラ
イトガイドファイバの入射端及び出射端に光学部材が空
気層の無いように密着固定されている為、ライトガイド
ファイバ端部と光学部材の間に水滴が結露して照明光減
少、配光不良等の問題が起こらない。
【0076】更に、イメージガイドファイバ22の画像
出力部端部とマスク蒸着カバーガラス37の間が空気層
の無いように密着固定されている為、両者の間での反射
による干渉縞が発生しない。
【0077】更に又、イメージガイドファイバ22の画
像出力部端部にマスク蒸着カバーガラス37が比較的拭
き取りやすいシリコン系接着剤によって取り付けられて
いる為、マスク蒸着ガラスのリペア性がよい。
【0078】図12は、前記実施の形態におけるコネク
ター部65の変形例である。
【0079】この変形例では、ライトガイドファイバ5
7の入射端部にロッドレンズ69が透明な接着剤29に
より空気層の無いように密着固定されており、さらにこ
のロッドレンズ69にはサファイア製の入射端カバーガ
ラス68が透明な接着剤29によって空気層の無いよう
に密着固定されている。したがって、サファイア製の入
射端カバーガラス68の外表露出面以外の光学部材に
は、直接オートクレーブの水蒸気がアタックしない構造
となっており、さらに各光学部材間は密着固定されてい
る為、オートクレーブ滅菌を行っても各光学部材間に水
滴が付着することがない構造となっている。つまり、こ
の構成によれば、オートクレーブ滅菌を行っても照明光
減少、配光不良等の問題が起こらない。
【0080】第5の実施の形態 図13に示す実施の形態5は、サファイアにより形成し
た第1の光学部材71及び第2の光学部材72によって
レンズユニット74を形成し、このレンズユニット74
をファイバ端73に透明な接着剤29によって空気層の
ないように密着固定した例である。
【0081】尚、サファイア製の第1の光学部材71及
び第2の光学部材72の接合部には、メタルコート28
が施されており、両者の接合部27は半田付け、ロー付
け等の溶接によって気密に接合されており、気密に密閉
されたレンズユニット74を構成している。
【0082】この構成では、オートクレーブ滅菌を行っ
た際、ファイバの端部に配置されたレンズユニットは気
密に密閉されている為、この気密に密閉されている空間
内には蒸気が浸入しない。したがって、光学部材に水滴
が付着して光学部材が曇ることがない。また、ファイバ
と第2の光学部材は透明な接着剤によって空気層のない
ように密着固定されている為、この両者の間に水滴が結
露しない。
【0083】従って、この構成のレンズユニットを用い
た内視鏡に対してオートクレーブ滅菌を行っても、ファ
イバ端部に配置されている、気密に密閉されたレンズユ
ニット内の光学部材の曇りによる光学的機能障害が起こ
らない。また、オートクレーブ滅菌を行っても、ファイ
バ端部に光学部材が空気層のないように密着固定されて
いる為、ファイバ端部と光学部材の間に水滴が結露して
光学的機能障害が起こることがない。
【0084】この第5の実施形態の変形例として、第2
の光学部材72とファイバ73は、接着剤29によって
密着固定するが、ファイバ73の外周と第2の光学部材
72の内周を半田付け等によって気密に固定してもよ
い。その場合、ファイバー73はコア、クラッドが耐熱
性の高い石英ガラスからなる石英ファイバであることが
好ましい。
【0085】石英ファイバ73及び第2の光学部材72
の接合部27には、半田付けを可能とする為のメタルコ
ート28が施される。
【0086】尚、前記ファイバ73は、イメージガイド
ファイバであってもよく、またライトガイドファイバで
あってもよい。さらに、ファイバ73の代わりに図14
に示すようにCCD18がこの位置に配置されていても
よい。
【0087】また、この実施の形態では、レンズユニッ
ト74をファイバ73やCCD18を接着剤を用いて密
着固定しているが、レンズユニット74を着脱自在とし
て、カバーガラス等に付着した水分を拭き取れるように
してもよい。
【0088】第6の実施の形態 図15は光学式内視鏡の挿入部先端部の断面拡大図であ
る。
【0089】挿入部先端部81は、金属製の先端部本体
82と、先端カバー83と、この先端カバー83及び先
端部本体82に設けられた装着孔に挿入固定された対物
レンズユニット84と、照明レンズユニット85とによ
って構成されている。
【0090】前記対物レンズユニット84は、対物枠8
6と、対物カバーガラス87と、対物レンズ88とから
なり、前記対物カバーガラス87は対物枠86にセラミ
ックス接着剤89によって固定されている。また、イメ
ージガイドファイバ90は、イメージガイドファイバ口
金91とセラミックス接着剤89によって固定されてお
り、さらにイメージガイドファイバ口金91と対物枠8
6もセラミックス接着剤89によって固定されている。
【0091】尚、イメージガイドファイバ90の素線同
士は、酸溶解ガラスによって固められている。
【0092】前記照明レンズユニット85は、照明枠9
2と、照明カバーガラス93と、照明レンズ94とから
なり、照明カバーガラス93は照明枠92にセラミック
ス接着剤89よって固定されている。また、ライトガイ
ドファイバ95は、ライトガイドファイバ口金96とセ
ラミックス接着剤89によって固定されており、さらに
ライトガイドファイバ口金96と照明枠92もセラミッ
クス接着剤89によって固定されている。
【0093】尚、ライトガイドファイバ95の素線同士
は、セラミックス接着剤89によって固められている。
【0094】この構成では、内視鏡をオートクレーブ滅
菌にかけても、セラミックス接着剤によって接合した光
学部材の接合部から蒸気がほとんど浸入しない為、光学
部材に結露が発生しない。
【0095】従って、この構成の内視鏡をオートクレー
ブ滅菌にかけても、セラミックス接着剤によって接合し
た光学部材の接合部から蒸気がほとんど浸入しない為、
光学部材に結露が発生しない。そのため、視野不良、照
明光低下等が発生しない。また、光学部材を半田付けや
ロー付けによって固定する方法と比較して、容易に固定
することができる。
【0096】尚、前記セラミックス接着剤の代わりに、
シラザンから転化するシリカ層を用いて接合してもよ
い。
【0097】尚又、セラミックス接着剤と、シラザンか
ら転化するシリカ層を併用してもよい。
【0098】更に、セラミックス接着剤と、シラザンか
ら転化するシリカ層とともに、他の半田付けやロー付け
等の接合方法を併用してもよい。
【0099】〔付記〕 (付記項1)被写体を伝達する画像伝達手段を有する内
視鏡装置において、前記画像伝達手段の画像入力部端部
及び又は画像出力部端部に気密に密閉されたレンズユニ
ットを配置したことを特徴とする内視鏡装置。
【0100】(付記項2)前記画像伝達手段は固体撮像
素子を有する撮像ユニットであり、前記固体撮像素子の
画像入力部端部に気密に密閉された対物レンズユニット
を配置したことを特徴とする付記項1記載の内視鏡装
置。
【0101】(付記項3)前記画像伝達手段はイメージ
ガイドファイバであり、前記イメージガイドファイバ端
部に気密に密閉されたレンズユニットを配置したことを
特徴とする付記項1記載の内視鏡装置。
【0102】(付記項4)前記画像伝達手段はイメージ
ガイドファイバであり、前記イメージガイドファイバの
画像入力部端部に気密に密閉された対物レンズユニット
を配置したことを特徴とする付記項3記載の内視鏡装
置。
【0103】(付記項5)前記画像伝達手段はイメージ
ガイドファイバであり、前記イメージガイドファイバの
画像出力部端部に気密に密閉された接眼レンズユニット
を配置したことを特徴とする付記項3記載の内視鏡装
置。
【0104】(付記項6)画像伝達手段の画像入力部端
部及びまたは画像出力部端部に、気密に密閉されたレン
ズユニットを配置し、両者の間に空気層がないことを特
徴とする付記項1記載の内視鏡装置。
【0105】(付記項7)画像伝達手段の画像入力部端
部及びまたは画像出力部端部に、気密に密閉されたレン
ズユニットを配置し、両者は透明な接着剤によって空気
層の無いように密着固定されていることを特徴とする付
記項6記載の内視鏡装置。
【0106】(付記項8)前記画像伝達手段の画像入力
部端部及びまたは画像出力部端部に、気密に密閉された
レンズユニットが着脱自在に配置したことを特徴とする
付記項1記載の内視鏡装置。
【0107】(付記項9)導光路としてファイバを使用
した内視鏡装置において、ファイバ端部に気密に密閉さ
れたレンズユニットを配置したことを特徴とする内視鏡
装置。
【0108】(付記項10)前記ファイバはイメージガ
イドファイバであることを特徴とする付記項9記載の内
視鏡装置。
【0109】(付記項11)前記ファイバはイメージガ
イドファイバであり、前記イメージガイドファイバの画
像入力部端部に気密に密閉された対物レンズユニットを
配置したことを特徴とする付記項10記載の内視鏡装
置。
【0110】(付記項12)前記ファイバはイメージガ
イドファイバであり、前記イメージガイドファイバの画
像出力部端部に気密に密閉された接眼レンズユニットを
配置したことを特徴とする付記項10記載の内視鏡装
置。
【0111】(付記項13)前記ファイバはライトガイ
ドファイバであることを特徴とする付記項9記載の内視
鏡装置。
【0112】(付記項14)前記ファイバはライトガイ
ドファイバであり、前記ライトガイドファイバ出射端に
気密に密閉された照明レンズユニットを配置したことを
特徴とする付記項13記載の内視鏡装置。
【0113】(付記項15)前記ファイバはライトガイ
ドファイバであり、前記ライトガイドファイバ入射端に
気密に密閉された照明光入射端光学部材ユニットを配置
したことを特徴とする付記項13記載の内視鏡装置。
【0114】(付記項16)前記ファイバ端部に、気密
に密閉されたレンズユニットを配置し、両者の間に空気
層がないことを特徴とする付記項9記載の内視鏡装置。
【0115】(付記項17)前記ファイバ端部に、気密
に密閉されたレンズユニットを配置し、両者は透明な接
着剤によって空気層の無いように密着固定されているこ
とを特徴とする付記項16記載の内視鏡装置。
【0116】(付記項18)前記ファイバ端部に、気密
に密閉されたレンズユニットが着脱自在に配置されてい
ることを特徴とする付記項9記載の内視鏡装置。
【0117】(付記項19)被写体像を伝達する画像伝
達手段を有する内視鏡装置において、画像伝達手段の画
像入力部端部及びまたは画像出力部端部に光学部材を空
気層のないように密着固定したことを特徴とする内視鏡
装置。
【0118】(付記項20)導光路としてファイバを使
用した内視鏡装置において、ファイバ端部に光学部材を
空気層のないように密着固定したことを特徴とする内視
鏡装置。
【0119】(付記項21)前記空気層のない密着固定
方法として、透明な接着剤による密着固定が採用されて
いることを特徴とする付記項20、21記載の内視鏡装
置。
【0120】(付記項22)前記ファイバはイメージガ
イドファイバであることを特徴とする付記項20、22
記載の内視鏡装置。
【0121】(付記項23)前記ファイバはライトガイ
ドファイバであることを特徴とする付記項20、22記
載の内視鏡装置。
【0122】(付記項24)前記ファイバはイメージガ
イドファイバであり、前記イメージガイドファイバ接眼
側端面に、視野マスクを蒸着したカバーガラスを空気層
のないよう密着固定したことを特徴とする付記項22記
載の内視鏡装置。
【0123】(付記項25)前記密着固定は、透明なシ
リコン系接着剤によって行われていることを特徴とする
付記項24記載の内視鏡装置。
【0124】(付記項26)前記気密に密閉されたレン
ズユニットは、サファイアによって形成されていること
を特徴とする付記項1、7記載の内視鏡装置。
【0125】(付記項27)前記気密に密閉されたレン
ズユニットは、複数のサファイア製の部品によって形成
されており、前記レンズユニットの部品間の接合手段と
して、金属溶接、溶融ガラスによる接合の中から1つま
たは複数が選択されて使用されていることを特徴とする
付記項49(後述)記載の内視鏡装置。
【0126】(付記項28)前記サファイア製の部品に
はメタルコートが施されており、金属溶接可能としてい
ることを特徴とする付記項請求項F2記載の内視鏡装
置。
【0127】(付記項29)前記気密に密封されたレン
ズユニットの外装部品の素材として、金属、セラミック
ス、ガラス、サファイアの中から1つまたは複数が選択
されて使用されており、前記外装部品同士の接合手段と
して、金属溶接、溶融ガラスによる接合の中から1つま
たは複数が選択されて使用されていることを特徴とする
付記項1、9記載の内視鏡装置。
【0128】(付記項30)前記金属溶接は、融接、ろ
う接、圧接であることを特徴とする付記項請求項1記載
の内視鏡装置。
【0129】(付記項31)前記融接は、レーザー溶接
であることを特徴とする付記項30記載の内視鏡装置。
【0130】(付記項32)前記ろう接は、ろう付け、
半田付けであることを特徴とする付記項30記載の内視
鏡装置 (付記項33)前記気密に密封されたレンズユニットの
外装部品の素材として、金属、セラミックス、ガラス、
サファイアの中から1つまたは複数が選択されて使用さ
れており、前記外装部品同士の接合手段として、金属溶
接、溶融ガラス、シリカ層による接合の中から1つまた
は複数が選択されて使用されていることを特徴とする付
記項1、9記載の内視鏡装置。
【0131】(付記項34)前記シリカ層は、シラザン
から転化するシリカ層であることを特徴とする付記項3
3記載の内視鏡装置。
【0132】(付記項34)前記気密に密封されたレン
ズユニットの外装部品の素材として、金属、セラミック
ス、ガラス、サファイアの中から1つまたは複数が選択
されて使用されており、前記外装部品同士の接合手段と
して、金属溶接、溶融ガラス、シリカ層による接合、接
着による接合の中から1つまたは複数が選択されて使用
されていることを特徴とする付記項1、9記載の内視鏡
装置。
【0133】(付記項35)前記接着剤は、セラミック
ス接着剤を使用していることを特徴とする付記項35記
載の内視鏡装置。
【0134】(付記項36)前記気密に密封して構成し
たレンズユニット内部に、吸水性の部材を配置したこと
を特徴とする付記項1、9記載の内視鏡装置。
【0135】(付記項37)前記レンズユニットの外装
全体もしくは一部に、ガスバリア性を有するコーティン
グを施して気密に密封したことを特徴とする付記項29
記載の内視鏡装置。
【0136】(付記項38)前記ガスバリア性のコーテ
ィングは、イメージ伝送光路を除いた部分にコーティン
グされていることを特徴とする付記項37記載の内視鏡
装置。
【0137】(付記項39)前記ガスバリア性のコーテ
ィングは、外装部品の接合部にコーティングされている
ことを特徴とする付記項38記載の内視鏡装置。
【0138】(付記項40)前記レンズユニットの外装
全体に、ガスバリア性を有する透明のコーティングを施
して気密に密封したことを特徴とする付記項29記載の
内視鏡装置。
【0139】(付記項41)前記コーティングは、シラ
ザンから転化するシリカコーティングであることを特徴
とする付記項38、39記載の内視鏡装置。
【0140】(付記項42)前記コーティングは、パリ
レン樹脂コーティングであることを特徴とする付記項3
8、39記載の内視鏡装置。
【0141】(付記項42)前記コーティングは、金属
蒸着コーティングであることを特徴とする付記項38記
載の内視鏡装置。
【0142】(付記項43)前記金属蒸着コーティング
は、アルミ蒸着コーティングであることを特徴とする付
記項42記載の内視鏡装置。
【0143】(付記項44)前記コーティングは、半田
剤ディップコーティングであることを特徴とする付記項
38記載の内視鏡装置。
【0144】(付記項45)前記半田剤は、In−Sn
系半田剤であることを特徴とする付記項44記載の内視
鏡装置。
【0145】(付記項46)前記半田剤は、As−Sn
系半田剤であることを特徴とする付記項44記載の内視
鏡装置。
【0146】(付記項47)前記半田剤は、Pb−Sn
系半田剤であることを特徴とする付記項44記載の内視
鏡装置。
【0147】(付記項48)前記レンズユニットの内部
空間に、透明な充填剤が充填されていることを特徴とす
る付記項1、9記載の内視鏡装置。
【0148】(付記項49)光学部材を有した内視鏡装
置において、セラミックス系接着剤により光学部材同
志、又は光学部材と枠体とを接着固定したことを特徴と
する内視鏡装置。
【0149】(付記項50)光学部材を有した内視鏡装
置において、シラザンから転化するシリカ層により光学
部材同志、又は光学部材と枠体とを接着固定したことを
特徴とする内視鏡装置。
【0150】(付記項51)前記気密に密閉されたレン
ズユニットは、少なくともオートクレーブ滅菌時の高温
高圧水蒸気下での水蒸気の侵入の防止が可能な構成にて
密閉されていることを特徴とする付記項1記載の内視
鏡。
【0151】〔付記項の作用〕 付記項1〜8 画像伝達手段の画像出力部及び画像入力部端部に配置さ
れたレンズユニットは気密に密封されており、オートク
レーブ滅菌時にも蒸気が浸入してレンズユニット内部の
光学部材に結露することを防いでいる。
【0152】また、オートクレーブ滅菌時に、レンズユ
ニットと画像伝達手段の画像出力部及び画像入力部端部
との間に空気層が無い為、この部分についても結露しな
い。
【0153】さらに、オートクレーブ滅菌時に、レンズ
ユニットと画像伝達手段の画像出力部及び画像入力部端
部との間に蒸気が浸入し結露してしまった場合は、前記
画像伝達手段を有する内視鏡本体よりレンズユニットを
取り外し、結露してしまった面を清掃して再びレンズユ
ニットを取り付ける。
【0154】付記項9〜18 ファイバ端部に配置されたレンズユニットは気密に密封
されており、オートクレーブ滅菌時にも蒸気が浸入して
レンズユニット内部の光学部材に結露することを防いで
いる。
【0155】また、オートクレーブ滅菌時に、レンズユ
ニットとファイバ端部との間に空気層が無い為、この部
分についても結露しない。
【0156】さらに、オートクレーブ滅菌時に、レンズ
ユニットとファイバ端部との間に蒸気が浸入し結露して
しまった場合は、前記ファイバを有する内視鏡本体より
レンズユニットを取り外し、結露してしまった面を清掃
して再びレンズユニットを取り付ける。
【0157】付記項19〜25 オートクレーブ滅菌時に、光学部材と画像伝達手段の画
像出力部及び画像入力部端部との間や、光学部材とファ
イバ端面との間に空気層が無い為、結露しない。
【0158】また、視野マスクを蒸着したカバーガラス
とファイバ端面との間に空気層が無い為、干渉縞が発生
しない。
【0159】さらに、ファイバ端面とカバーガラスを透
明なシリコン系接着剤によって接着している為、接着剤
が剥がしやすく、リペアが容易である。
【0160】付記項26〜28 画像伝達手段の画像出力部及び画像入力部端部に配置さ
れたレンズユニットは気密に密封されており、オートク
レーブ滅菌時にも蒸気が浸入してレンズユニット内部の
光学部材に結露することを防いでいる。
【0161】付記項49 セラミックス接着剤によって接合した光学部材の接合部
から蒸気がほとんど浸入しない為、光学部材に結露が発
生しない。
【0162】付記項50 シリカ層によって接合した光学部材の接合部から蒸気が
ほとんど浸入しない為、光学部材に結露が発生しない。
【0163】〔付記項の効果〕 付記項1〜8 オートクレーブ滅菌を行っても、画像伝達手段の画像出
力部及び画像入力部端部に配置されたレンズユニット内
に蒸気が浸入しない為、光学部材の曇りや光学部材の劣
化による視野不良が発生しない。
【0164】また、オートクレーブ滅菌を行っても、レ
ンズユニットと画像伝達手段の画像出力部及び画像入力
部端部との間に空気層がない為、この部分が結露して視
野不良が発生するおそれがない。
【0165】さらに、オートクレーブ滅菌時に、レンズ
ユニットと画像伝達手段の画像出力部及び画像入力部端
部との間に蒸気が浸入し結露してしまった場合でも、前
記画像伝達手段を有する内視鏡本体よりレンズユニット
を取り外し、結露してしまった面を拭き取ることが可能
である。
【0166】付記項9〜18 オートクレーブ滅菌を行っても、ファイバ端部に配置さ
れたレンズユニット内に蒸気が浸入しない為、光学部材
の曇りや光学部材の劣化による視野不良が発生しない。
【0167】また、オートクレーブ滅菌を行っても、レ
ンズユニットとファイバ端部との間に空気層がない為、
この部分が結露して視野不良、照明光低下等が発生する
おそれがない。
【0168】さらに、オートクレーブ滅菌時に、レンズ
ユニットとファイバ端部との間に蒸気が浸入し結露して
しまった場合でも、前記画像伝達手段を有する内視鏡本
体よりレンズユニットを取り外し、結露してしまった面
を拭き取ることが可能である。
【0169】付記項19〜25 オートクレーブ滅菌時に、光学部材と画像伝達手段の画
像出力部及び画像入力部端部との間や、光学部材とファ
イバ端面との間に空気層が無い為、この部分が結露して
視野不良が発生するおそれがない。
【0170】また、視野マスクを蒸着したカバーガラス
とファイバ端面との間に空気層が無い為、干渉縞が発生
しない。
【0171】さらに、ファイバ端面とカバーガラスを透
明なシリコン系接着剤によって接着している為、接着剤
が剥がしやすく、リペアが容易。
【0172】付記項26〜28 オートクレーブ滅菌を行っても、画像伝達手段の画像出
力部及び画像入力部端部ファイバ端に配置されたレンズ
ユニット内に蒸気が浸入しない為、光学部材の曇りや光
学部材の劣化による視野不良、照明光低下等が発生しな
い。
【0173】付記項49 セラミックス接着剤によって接合した光学部材の接合部
から蒸気がほとんど浸入しない為、光学部材に結露が発
生しない。したがって、視野不良、照明光低下等の問題
が発生しない。
【0174】付記項50 シリカ層によって接合した光学部材の接合部から蒸気が
ほとんど浸入しない為、光学部材に結露が発生しない。
したがって、視野不良、照明光低下等の問題が発生しな
い。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
圧高温水蒸気によるオートクレーブ滅菌を行っても、画
像伝達手段の画像出力部端部又は画像入力部端部の少な
くとも一方に配置されたレンズユニット内には蒸気が侵
入しないため、この蒸気の侵入によるレンズユニット内
の光学系の曇りや光学部材の劣化による視野不良が発生
しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子内視鏡を
示す構成図
【図2】図1の挿入部先端部を示す断面図
【図3】図1の一部を構成する撮像ユニットの分解断面
【図4】第2の実施の形態に係る撮像ユニットの分解断
面図
【図5】図4の後端カバーガラス枠を示す斜視図
【図6】第3の実施の形態に係る撮像ユニット、対物レ
ンズユニットを示す断面図
【図7】第4の実施の形態に係るファイバ内視鏡の先端
部の構成を示す断面図
【図8】第4の実施の形態に係る内規鏡の接眼部の構成
を示す断面図
【図9】図8におけるイメージファイバとこのファイバ
端面に接着されるマスク蒸着カバーガラスとを示す断面
【図10】図9のカバーガラスを示す斜視図
【図11】光源装置に接続するコネクタ部拡大断面図
【図12】図11に示す例の変形例であるコネクタ部の
拡大断面図
【図13】第5の実施の形態に係るレンズユニットを示
す説明図
【図14】図13に係るレンズユニットの変形例を示す
説明図
【図15】第6に実施の形態に係るファイバ内視鏡の先
端部の構成を示す断面図
【符号の説明】
1:電子内視鏡装置 15:撮像ユニット 16:対物レンズ 18:CCD 20:CCDケーブル 21:対物レンズユニット 22:先端カバーガラス 23:カバーガラス枠 24:絶縁枠 25:後端カバーガラス 26:後端カバーガラス枠 27:接合部 28:メタルコート 29:透明接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二木 泰行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岸 孝浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉 康人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中土 一孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 貴夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 青野 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−280610(JP,A) 特開 平5−281492(JP,A) 特開 平9−265047(JP,A) 特開 平9−168505(JP,A) 特開 平9−234183(JP,A) 特開 平5−281454(JP,A) 実開 昭63−115115(JP,U) 実開 昭63−200811(JP,U) 実開 昭56−150905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮
    像素子の受光面に前記被写体像を結像するための対物レ
    ンズとを有する内視鏡装置において、前記被写体像を前記対物レンズに導くための第1のカバ
    ーガラスと前記第1のカバーガラスと気密に接合する接合部を有す
    る第1のカバーガラス枠と前記第1のカバーガラス枠と気密を保って接合する第2
    のカバーガラス枠と前記対物レンズを気密に密閉するために前記第2のカバ
    ーガラス枠と気密を保って接合すると共に、空気層の無
    いように透明な接着剤を用いて前記受光面と密着固定さ
    れ、前記対物レンズからの前記被写体像を前記受光面に
    導く第2のカバーガラスとを備えた ことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮
    像素子の受光面に前記被写体像を結像するための対物レ
    ンズとを有する内視鏡装置において、前記被写体像を前記対物レンズに導くための第1のカバ
    ーガラスと前記対物レンズからの被写体像を前記受光面に導くため
    の第2のカバーガラスと前記第1のカバーガラスと気密に接合する第1の接合部
    及び前記第2のカバーガラスと気密に接合する第2の接
    合部を有し、前記対物レンズを気密に密閉する対物枠
    空気層の無いように透明な接着剤を用いて前記受光面に
    密着固定されると共に、空気層の無いように透明な接着
    剤を用いて前記第2のカバーガラスに密着固定される第
    3のカバーガラスとを備えた ことを特徴とする内視鏡装置。
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