JP3285292B2 - 植生用ネット構造体 - Google Patents

植生用ネット構造体

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JP3285292B2 JP18825795A JP18825795A JP3285292B2 JP 3285292 B2 JP3285292 B2 JP 3285292B2 JP 18825795 A JP18825795 A JP 18825795A JP 18825795 A JP18825795 A JP 18825795A JP 3285292 B2 JP3285292 B2 JP 3285292B2
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、傾斜面(法面)の植
生、土留め等に用いられるような植生用ネット構造体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の植生用ネット構造体として
は、例えば図7および図8に示す構成のものがある。す
なわち、図7に示す従来の植生用ネット構造体は、タテ
糸71とヨコ糸72とを交錯させて草の成長を阻害しな
い大きさのメッシュ状に形成された上下の地組織73,
74を設け、一重織部Sで上下の地組織73,74を結
合し、二重織部Dで上下の地組織73,74間に偏平な
円形状空間部75を形成したもので、この植生用ネット
構造体を法面に敷設し、上述の空間部75に客土、肥
料、種子バーク(腐葉土)もしくはバーク堆肥、草の
根、水等を混合した土(以下単に混合土と略記する)を
流し込んで法面保護を図るものであるが、保護すべき法
面と植生用ネット構造体との間には側面から見て略三角
形状の空間部76が形成されるので、この空間部76に
おいて混合土中の草の根の成長が不充分となり、充分な
法面保護を図ることができない問題点があった。加えて
上述の混合土の流入方法が左右横方向に限定されるた
め、円形状空間部75の中途部において混合土が詰まる
等して、混合土の流入作業能率が劣化する問題点があっ
た。
【0003】一方、図8に示す従来の植生用ネット構造
体は、タテ糸81とココ糸82とを交錯させて草の成長
を阻害しない大きさのメッシュ状に形成された上下の地
組織83,84を設け、一重織部Sで上下の地組織8
3,84を結合し、二重織部Dで上下の地組織83,8
4間に略半円形状の空間部85を形成したもので、平面
形状(フラット状)に形成された下側の地組織84が法
面と対接するように上述の植生用ネット構造体を法面に
敷設し、上述の空間部85に混合土を流し込んで法面保
護を図るものであるが、上述の略半円形状の空間部8
5,85間には側面から見て略逆三角形状の空間部86
が形成されるので、この空間部86において混合土中の
草の茎、葉の成長が不充分となり充分な法面保護を図る
ことができない問題点があった。加えて上述の混合土の
流入方向が図7の従来構造同様、左右横方向に限定され
るため、半円形状の空間部85の中途部において混合土
が詰まる等して、混合土の流入作業能率が悪化する問題
点があった。また図8に示す従来の植生用ネット構造体
の左右両端部を適宜加工することで、上述の混合土を空
間部85内に順次蛇行状に流入することも可能である
が、混合土の流入量が多くなるのに従って、流入抵抗が
順次増大するので、法面に施行された植生用ネット構造
体の全体に短時間かつ円滑に混合土を流入することが困
難な問題があった。
【0004】なお、ナイロンもしくはポリエステル製の
上下の基布をロープで互に接結し、これら基布間にコン
クリートやモルタルを流し込んで護岸を図るように構成
した護岸用マット構造体もあるが、上述の基布はノーメ
ッシュ構造であるため植生用として用いることは不可能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は法面への
敷設後に混合土が流入される植生用のネット構造体にお
いて、法面の傾斜方向に沿うタテ糸と、ヨコ糸とからな
メッシュ状の上下の地組織が互に平行となるように接
結手段で接結することで、この接結手段により上下地組
織間の間隔を一定に保つことができ、混合土を上方から
下方に向けて円滑かつ短時間で流入することができるう
え、充分な草の成長を図って、法面保護効果の向上を図
ることができ、しかも上記接結手段を地組織のタテ糸方
向に配設することにより、混合土の流下抵抗の低減を図
ることができる植生用ネット構造体の提供を目的とす
る。
【0006】この発明の一実施態様は、上述の接結手段
と地組織とが結合される部位のヨコ糸本数を増設して補
強部を構成することにより、両者(接結手段と地組織)
の接結強度および地組織それ自体の強度の向上を図るこ
とができる植生用ネット構造体の提供を目的とする。
【0007】この発明の一実施態様は、接結手段が配向
される部位のタテ糸本数を増設して補強部を構成するこ
とにより、接結手段の接結強度および地組織それ自体の
強度を補強することができる植生用ネット構造体の提供
を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の一実施態様は
上述の接結手段としてトワイン(twine 、糸を複数より
合わせて適当な強さにしたもの)等の撚糸ヤーンを用い
ることで、接結手段それ自体により構造体の強度向上を
図ることができるうえ植生用ネット構造体を法面の上部
いわゆる天場に固定する際、従前のような補強ロープ等
を用いる必要がなくなる植生用ネット構造体の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による植生用ネ
ット構造体は、法面への敷設後に混合土が流入される植
生用ネット構造体であって、上記法面の傾斜方向に沿う
タテ糸とヨコ糸とを交錯させて植生を阻害しない大き
さのメッシュ状に形成された上下の地組織と、上記上下
の各地組織が所定間隔を隔てて互に平行になるように上
下の各地組織を交互に接結する接結手段とを備え、上記
接結手段を地組織のタテ糸方向に配設したものである
【0010】この発明の一実施態様においては、上記接
結手段と地組織とが結合される部位のヨコ糸本数を増設
て補強部を構成したものである。
【0011】この発明の一実施態様においては、上記
結手段が配向される部位のタテ糸本数を増設して補強部
を構成したものである
【0012】この発明の一実施態様においては、上記接
結手段をトワイン等の撚糸ヤーンに設定したものであ
【0013】
【発明の作用及び効果】この発明によれば、法面への敷
設後に混合土が流入される植生用ネット構造体におい
て、上記法面の傾斜方向に沿うタテ糸とヨコ糸とを交
錯させてメッシュ状に形成された上下の地組織が所定間
隔を隔てて互に平行になるように、これら上下と各地組
織間が上述の接結手段で交互に接結されているので、こ
の接結手段により上下の地組織間の間隔を一定に保つこ
とができ、法面への敷設後において混合土を流入する際
には、この混合土を上方から下方に向けて円滑かつ短時
間で流入することができる効果があり、また草の成長を
阻害するような不要な空間部が形成されないので、上述
の混合土中に混入させた草の根や種子から草の根、茎、
葉の充分な成長を図って、法面保護効果の向上を達成す
ることができる効果がある。加えて、植生用ネット構造
体の保管時には上下の地組織を対接させて折り畳むこと
ができるので、コンパクトに保管することができる。
かも、上記接結手段を地組織のタテ糸方向つまり法面の
傾斜方向に配設したので、混合土の流下抵抗の低減を図
ることができる。
【0014】この発明の一実施態様によれば、上述の接
結手段と地組織とが結合される部位のヨコ糸本数を増設
して補強部を構成し、該部位のヨコ糸密度を大となした
ので、接結手段と地組織との接結強度および地組織それ
自体の強度を上記ヨコ糸にて増強することができる効果
がある。
【0015】この発明の一実施態様によれば、上述の接
結手段が配向される部位のタテ糸本数を増設して補強部
を構成し、該部位のタテ糸密度を大となしたので、接結
手段の接結強度および地組織それ自体の強度を上記タテ
糸にて補強することができる効果がある
【0016】この発明の一実施態様によれば、上述の接
結手段としてトワイン(twine 、糸を複数より合わせて
適当な強さにしたもの)等の撚糸ヤーンを用いたので、
接結手段それ自体により構造体の強度なかんずく上下の
地組織を所定間隔に支持する支持強度の向上を図ること
ができる効果がある。
【0017】加えて、上述のトワイン等の撚糸ヤーンを
用いることにより植生用ネット構造体を法面の上部いわ
ゆる天場に固定する際、従前のような補強ロープを用い
る必要がなくなる効果がある。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は植生用ネット構造体を示し、図1におい
て、この植生用ネット構造体は法面への敷設後に混合土
が流入される植生用のネット構造体であって、上記法面
の傾斜方向に沿う多数のタテ糸1と多数のヨコ糸2と
を交錯させて安定固定したメッシュと成すために模抄織
りもしくはからみ織りと成して植生を阻害しない大きさ
のメッシュ状に形成した上部地組織3と、下部地組織4
とを設け、これら上下の各地組織3,4が上下方向に所
定間隔L(但し、最小5cm)を隔てて互に平行となるよ
うに上下の各地組織3,4間をタテ1方向に沿う接結
手段としてのトワイン等の撚糸ヤーン5、望ましくは強
いロープで交互に接結している。
【0019】ここで、上述のタテ糸1およびヨコ糸2と
しては合成繊維としてポリエチレン、ポリプロピレンも
しくはポリオレェフィンのモノフィラメントを用いるこ
とができ、また打設後において腐蝕が要求される場合に
は麻などの天然繊維を用いることができるが、この実施
例においては上述の各種素材のうち1000デニールの
ポリプロピレンモノフィラ糸を用いて地組織3,4を模
紗織りと成した。またタテ糸1の密度は52.5本/イ
ンチと成し、ヨコ糸2の密度は22本/インチに設定し
た。
【0020】また、上述のトワイン5としてはナイロン
糸もしくはポリエステル糸を複数本より合わせた織糸製
のものを用いることができるが、この実施例においては
高強力ナイロントワイン210デニール/6×3を用い
た。また、このトワイン5は地組織3,4の各ヨコ糸2
に対して絡ませた、具体的にはヨコ糸2の上から次のヨ
コ糸2の下に通し、さらに次のヨコ糸2の上に通すよう
に絡ませた結合部5aと、上部地組織3における結合部
5aの端と、下部地組織4における結合部5aの端とを
連結して上述の所定間隔Lを確保する間隔保持部5bと
を有する。
【0021】さらに、上述の間隔保持部5b,5bをタ
テ糸方向に所定間隔Aを隔てて形成すると共に、上下の
地組織3,4のヨコ糸方向に所定間隔Bを隔てて複数本
のトワイン5…を配設している。
【0022】また上述の結合部5aにおける端部相当部
位のヨコ糸2の本数を増設して、ヨコ糸密度を大と成し
た補強部6を上下の各地組織3,4に形成すると共に、
トワイン5が配向される部位のタテ糸1の本数を増設し
て、タテ糸密度を大と成した補強部7を上下の各地組織
3,4に形成している。ここで、トワイン5の移向部の
緯糸高強力ナイロン糸840デニール×3本を4越し補
強糸として使用した。
【0023】なお、図1においては植生用ネット構造体
の二重織部のみを示したが、この植生用ネット構造体の
左右両端部は一重織りされて上下の各地組織3,4が接
合されることは勿論であり、また植生用ネット構造体の
法面敷設に際してその下端部が現地裁断され、裁断され
た上部地組織3の下端と下部地組織4の下端とは互に接
合されて、混合土が流出しないように構成される。
【0024】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。上述の植生用ネット構造体を
用いて法面保護を実行するには図2に示すようにまず法
面に植生用ネット構造体を敷設し、次に上部地組織3と
下部地組織4との二重織部つまり、これら両者3,4が
接合されておらず所定間隔Lに相当する開口部が設けら
れた部分から、客土、肥料、種子、バーク(腐葉土)も
しくはバーク堆肥、草の根、水等を混合した土(混合
土)Cを流し込む。
【0025】上述の混合土Cはトワイン5の間隔保持部
5bで所定間隔Lに保持された上下の地組織3,4間を
法面の傾斜勾配に沿って、図2に矢印で示すように上方
から下方に向けて円滑に流下する。このような施行の完
了後において所定日数の経過により、上述の混合土
含まれていた種子、草の根から図3に示す如く草の根、
茎、葉が上下の各地組織3,4のメッシュ部分から成長
して植生が完了する。
【0026】このように、法面への敷設後に混合土Cが
流入される植生用ネット構造体において、上記方面の傾
斜方向に沿うタテ糸1とヨコ糸2とを交錯させてメッ
シュ状に形成された上下の地組織3,4が所定間隔Lを
隔てて互に平行になるように、これら上下の各地組織
3,4間が上述の接結手段(トワイン5参照)で交互に
接結されているので、この接結手段により上下の地組織
3.4間の間隔Lを一定に保つことができ、法面への敷
設後において混合土Cを流入する際には、この混合土C
を上方から下方に向けて円滑かつ短時間で流入すること
ができる効果があり、また草の成長を阻害するような不
要な空間部が形成されないので、上述の混合土C中に混
入させた草の根や種子から草の根、茎、葉の充分な成長
を図って、法面保護効果の向上を達成することができる
効果がある。加えて、植生用ネット構造体の保管時には
上下の地組織3,4を対接させて折り畳むことができる
ので、コンパクトに保管することができる。しかも、上
記接結手段を地組織3,4のタテ糸1方向つまり法面の
傾斜方向に配設したので、混合土の流下抵抗の低減を図
ることができる。
【0027】加えて、上述の接結手段(トワイン5参
照)と地組織3,4とが結合される部位(この実施例で
は結合部5aの端部に相当する部位)のヨコ糸2の本数
を増設して、補強部6を構成し、該部位のヨコ糸密度を
大となしたので、接結手段(トワイン5参照)と地組織
3,4との接結強度および地組織3,4それ自体の強度
を上記ヨコ糸2にて増強することができる効果がある。
【0028】また、上述の接結手段(トワイン5参照
配向される部位のタテ糸1の本数を増設して、補強部
7を構成し、該部位のタテ糸密度を大となしたので、接
結手段(トワイン5参照)の接結強度および地組織3,
4それ自体の強度を上記タテ糸1にて補強することがで
きる効果がある
【0029】さらに、上述の接結手段としてトワイン5
(twine、糸を複数より合わせて適当な強さにしたも
の)を用いたので、接結手段それ自体により構造体の強
度なかんずく上下の地組織3,4を所定間隔Lに支持す
る支持強度の向上を図ることができる効果がある。さら
にまた、上述のトワイン5を用いることにより植生用ネ
ット構造体を法面の上部いわゆる天場に固定する際、従
前のような補強ロープ等を用いる必要がなくなる効果が
ある。
【0030】図4は植生用ネット構造体の他の実施例を
示し、図1で示した先の実施例においてはトワイン5に
おける近接する2本の間隔保持部5b,5bを互に平行
に配設したが、この図4に示す実施例においてはトワイ
ン5における2本の間隔保持部5b,5bが側方から見
てX字状の交差するように配設している。このように構
成しても先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するの
で、図4において前図と同一の部分には同一符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【0031】図5は植生用ネット構造体のさらに他の実
施例を示し、図1、図4で示した先の各実施例において
はトワイン5における結合部5aの長さを所定間隔Aと
略等しい比較的長いものに設定したが、この図5に示す
実施例においてはトワイン5における接合部5aの長さ
を比較的短く設定すると共に、上部地組織3における結
合部5aの端と、下部地組織4における結合部5aの端
とを連結する2本の間隔保持部5b,5bが側方から見
てX字状に交差するように配設し、かつ所定間隔Eを隔
てて形成された上下の各地組織3,4における結合部5
aの配設部位にのみヨコ糸2の本数を増設して、ヨコ糸
密度が大となる補強部6を形成したものである。ここ
で、上述のトワイン5の結合部5aは上下の地組織3,
4の糸に対してからみ織りと成して、この結合部5aの
からみ組織によりトワイン5のずれを防止している。ま
た上述の所定間隔Lいわゆる高さは浮き織り部としての
間隔保持部5b,5bの長さから三角関数により設定さ
れる。このように構成しても先の各実施例とほぼ同様の
作用、効果を奏するので、図5において前図と同一の部
分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0032】図6は植生用ネット構造体のさらに他の実
施例を示し、この実施例においては図5で示した先の実
施例に対して、トワイン5における結合部5aの長さを
若干長く設定すると共に、ヨコ糸密度を大となした補強
部6の幅を同様に若干長く設定したものである。
【0033】このように構成しても図5で示した先の実
施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図6におい
て図5と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい
説明を省略する。
【0034】この発明の構成と、上述の実施例の対応に
おいて、この発明のタテ糸、ヨコ糸は、実施例のポリプ
ロピレンモノフィラメントからなるタテ糸1、ヨコ糸2
に対応し、以下同様に、上下の地組織は、模抄織り、か
らみ織りに構成された上部地組織3、下部地組織4に対
応し、接結手段は、ナイロン製もしくはポリエステル製
のトワイン5等の撚糸ヤーンに対応するも、この発明は
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0035】また使用されるタテ糸1、ヨコ糸2および
トワイン5を構成する太さは必要強度に応じて適宜選定
すればよい。さらに上記各実施例で示した所定間隔A,
B,Eは5cm程度が望ましい。さらにまた、打設後にお
いて腐蝕が要求される場合にはタテ糸、ヨコ糸に麻など
の伸びにくく、強度を有する天然繊維を使用することが
推奨される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の植生用ネット構造体を示す要部の斜
視図。
【図2】 本発明の植生用ネット構造体を用いて法面保
護を行なう際の説明図。
【図3】 同植生完了時の説明図。
【図4】 本発明の植生用ネット構造体の他の実施例を
示す要部斜視図。
【図5】 本発明の植生用ネット構造体のさらに他の実
施例を示す要部斜視図。
【図6】 本発明の植生用ネット構造体のさらに他の実
施例を示す要部斜視図。
【図7】 従来の植生用ネット構造体を示す概略説明
図。
【図8】 従来の植生用ネット構造体の他の例を示す概
略説明図。
【符号の説明】
1…タテ糸 2…ヨコ糸 3…上部地組織 4…下部地組織 5…トワイン(撚糸ヤーン)6,7…補強部 L…所定間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 久富 奈良県香芝市良福寺95−4 (56)参考文献 実開 昭62−91913(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 102 E02D 17/20 103 D03D 1/00 D03D 11/00 A01C 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】法面への敷設後に混合土が流入される植生
    用ネット構造体であって、 上記法面の傾斜方向に沿う タテ糸とヨコ糸とを交錯さ
    せて植生を阻害しない大きさのメッシュ状に形成された
    上下の地組織と、 上記上下の各地組織が所定間隔を隔てて互に平行になる
    ように上下の各地組織を交互に接結する接結手段とを備
    上記接結手段を地組織のタテ糸方向に配設した 植生用ネ
    ット構造体。
  2. 【請求項2】上記接結手段と地組織とが結合される部位
    のヨコ糸本数を増設して補強部を構成した請求項1記載
    の植生用ネット構造体。
  3. 【請求項3】上記接結手段が配向される部位のタテ糸本
    数を増設して補強部を構成した請求項1もしくは2記載
    の植生用ネット構造体。
  4. 【請求項4】上記接結手段をトワイン等の撚糸ヤーンに
    設定した請求項1記載の植生用ネット構造体。
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CN114215011B (zh) * 2022-01-28 2023-10-03 曹永帅 一种水利工程设计用护坡网

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