JP3283740B2 - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents
画像形成装置のクリーニング装置Info
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Description
リーニング装置、特に、画像形成装置内部において回転
駆動されるとともに用紙上に転写されるトナー画像が表
面に形成される被対象物の表面をクリーニングする画像
形成装置のクリーニング装置に関する。
て、転写ベルト等の中間転写体を用いてカラー画像を用
紙に転写する方式のものが存在する。これは、原稿画像
を露光部によって読み取り、この画像をマゼンダ、シア
ン、イエロー、ブラックの4色に分解する。このうちの
単一の色に対応する静電潜像を感光体ドラム上に形成
し、この色のトナーにより感光体ドラム上の画像を顕像
化する。さらに、このトナー画像を感光体ドラムに当接
して回転駆動される転写ベルトに転写する。各4色につ
いて同様の工程を繰り返して転写ベルト上にフルカラー
のトナー画像を形成する。この後、転写ベルトとこれに
対向して設けられる転写ローラとの間に用紙を搬送し、
トナー画像を用紙上に転写する。
トナー画像を転写した後の転写ベルト表面に残留したト
ナーを除去するために、転写ベルト用のクリーニング装
置が設けられている。このクリーニング装置はたとえ
ば、転写ベルトの回転方向に対向するように先端が当接
されるクリーニングブレードと、クリーニングブレード
により掻き落とされたトナーを回収するためのケーシン
グと、クリーニングブレードにより掻き落とされたトナ
ーをケーシング内に案内する補助ブレードとを備えてい
る。クリーニングブレード及び補助ブレードは、ケーシ
ングの側面に設けられたトナー回収用の開口を挟んで対
向して設けられており、転写ベルト表面に圧接される。
ただし、感光体ドラムから転写ベルトへの1色目の転写
が行われ、転写ベルトからフルカラーのトナー画像が用
紙に転写されるまでの間は、クリーニングブレード及び
補助ブレードを転写ベルト表面から離間させておく必要
がある。
のクリーニング装置では、画像形成装置に対して着脱を
行うための案内レールが設けられており、これを利用し
て前後方向に移動させることによって取り付け及び取り
外しを行うのが一般的である。しかしながら、クリーニ
ング装置のトナー回収用の開口は構造上、側面に設けら
れている場合が多く、クリーニング装置の着脱時にケー
シングの内部からトナーが飛散するおそれがある。ま
た、案内レールにがたつきがあると、クリーニング装置
のクリーニングブレードや補助ブレードまたはケーシン
グの一部が転写体ベルトに当接して損傷するおそれがあ
る。
であり、トナーの飛散を防止するとともに装置の損傷を
防止することが可能な画像形成装置のクリーニング装置
を提供することにある。
置のクリーニング装置は、ケーシングと、クリーニング
部材と、被支持部と、駆動機構とを備えている。ケーシ
ングは被対象物表面から離脱したトナーを回収する開口
を有する。クリーニング部材はケーシングの開口縁に取
り付けられ、被対象物の表面に圧接可能である。被支持
部はケーシングの開口より下方に設けられ、画像形成装
置に設けられる支持軸に案内されてケーシングを所定位
置に案内させるとともに、支持軸に支持されてケーシン
グを揺動させる。駆動機構はケーシングを揺動してクリ
ーニング部材を被対象物の表面に圧接・離間させる。支
持軸は、他の部分より外径が小さい嵌合溝部を有してい
る。被支持部は、支持軸に揺動可能に係合する開口した
係合溝を有している。係合溝は嵌合溝部に嵌め込まれ、
支持軸の他の部分に案内される。
グ装置では、開口より下方に設けられた被支持部が画像
形成装置に設けられる支持軸に案内されケーシングを所
定位置に案内できるため、確実にケーシングを所定位置
に装着可能である。またこの被支持部はケーシングを揺
動させるために支持軸に支持されている。したがってク
リーニング部材を被対象物の表面に圧接・離間させる際
に、ケーシングが回動する支持軸が、装着時の案内部材
を兼ねており、簡単な構造でクリーニング装置の着脱を
可能にしている。また、ケーシングの開口が上方を向く
ように回動させて着脱することが可能となるため、トナ
ーの飛散を防止できる。
回動方向に対向するように取り付けられる構成にするこ
とができ、合成樹脂または金属で構成されたクリーニン
グブレードで構成することができる。被対象物表面がケ
ーシングの開口に対して上方から下方へ移動する方向に
駆動されている場合には、クリーニング部材をケーシン
グの開口の下方に位置する一側縁に取り付けることがで
きる。
対して下方から上方に移動するようにケーシングの開口
の上方に位置する一側縁にクリーニング部材を取り付
け、このクリーニング部材に対向してケーシングの開口
の下方に位置する他側縁に補助クリーニング部材をさら
に設けることができる。クリーニング部材によって掻き
落とされたトナーは補助クリーニング部材によってケー
シング内に案内されてトナーが外部に飛散することを防
止できる。この補助クリーニング部材としては合成樹脂
または金属で構成された補助クリーニングブレードを用
いることができる。
対して用いることができ、また、感光体ドラム表面に形
成されたトナー画像が転写され、このトナー画像を搬送
されてくる用紙に転写する中間転写体ベルトに対して用
いることも可能である。この場合の中間転写体ベルト
は、駆動ローラと従動ローラとの間に張設される構成と
することができる。また、クリーニング部材の先端が被
対象物の表面に圧接するようにケーシングが付勢されて
いる構成とすることが可能である。
複写機を図1に示す。複写機1は、上面に原稿が載置さ
れる原稿台2が配置されている。また、複写機1の上面
には、原稿台2を覆う原稿押えが開閉自在に取り付けら
れており、テンキーやプリントキー等の入力キー部、液
晶表示素子やLED等でなる表示部等を含む操作パネル
が配置されている。
た原稿を読み取るための露光部3が設けられている。露
光部3は、光源,ミラー,レンズユニット等から構成さ
れている。露光部3からの原稿画像は、カラーCCD4
によって走査され、2次元画像として記憶される。複写
機1の中央部には、読み取った原稿のトナー画像を形成
するための画像形成部5が設けられている。画像形成部
5は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム6を有
している。感光体ドラム6の周囲には、帯電装置7、静
電潜像を形成するための光を照射する光学系8、現像器
9,10,11,12、転写装置13、クリーニング装
置14等が配置されている。現像器9,10,11,1
2は、それぞれマゼンダ、シアン、イエロー、ブラック
のトナーが充填されており、それぞれの色に応じたトナ
ー画像を感光体ドラム上に顕像化する。
ローラ、クリーニングブレードまたはファーブラシ等の
クリーニング部材が設けられており、これらが感光体ド
ラム6の表面に圧接されることで感光体ドラム6上のト
ナーを除去する構成となっている。転写装置13は、駆
動ローラ15、従動ローラ16,17、補助ローラ1
8,19、バイアスローラ20、これらのローラに張設
された転写ベルト21、転写ベルト21に対向配置され
る2次転写ローラ22及びクリーニング装置23等を含
んでいる。転写ベルト21は、駆動ローラ15により感
光体ドラム6の表面と略同一の速度で回転駆動される。
また、補助ローラ19及びバイアスローラ20間におい
て、転写ベルト21は感光体ドラム6表面に当接してい
る。バイアスローラ20は、転写ベルト21の内方に配
置されており、高圧電荷が負荷されることにより感光体
ドラム6の表面に付着しているトナーを転写ベルト21
に転写する。従動ローラ16と2次転写ローラ22と
は、転写ベルト21及び搬送されてくる用紙を介して当
接するように、対向配置されており、2次転写ローラ2
2に高圧電荷が負荷されることにより、転写ベルト21
上のトナーを用紙に転写する。
ている。給紙部24は、複写機1の下部に上下に並べて
配置された給紙カセット25,26,27,28と、給
紙カセット25〜28に収納された用紙を画像形成部5
に搬送するための給紙搬送路29とを備えている。画像
形成部5の用紙搬送方向下流側には、用紙を装置の図1
左側に搬送するための排紙搬送路30と用紙上のトナー
画像を溶融定着する定着装置31と、定着後の用紙を排
出するための排出ローラ32と、排出される用紙を受け
るための排紙トレイ33が設けられている。
グ装置23は、図2〜図4に示すような構成である。ク
リーニング装置23は、側面に開口35を有するケーシ
ング34を有している。開口35の上方に位置する側縁
には、硬質合成樹脂で構成されるメインブレード36が
取り付けられている。また、開口35の下方に位置する
側縁には、軟質合成樹脂でなる下ブレード37が取り付
けられている。ケーシング34の下端部は、複写機1側
に固定されている支持軸38に係合する被支持部39を
構成している。
0を有し、略C字形状に構成されている。また、被支持
部39は図3に示すように、クリーニング装置23の長
さ方向一端に設けられている。被支持部39の係合溝4
0の幅は、支持軸38の外径より小さく、支持軸38に
設けられる嵌合溝部41の外径よりも大きく設定されて
いる。
は、取付板42が設けられている。取付板42には、支
持軸38の端部に対応して取付孔43が設けられてい
る。クリーニング装置23の内部には、モータ(図示せ
ず)によって回転駆動されるスパイラル44が内蔵され
ている。
いて、ソレノイド取付板50が複写機1に取り付けられ
ている。ソレノイド取付板50には、信号入力時にプラ
ンジャ51が内方に移動するソレノイド52が取り付け
られている。プランジャ51にはソレノイドレバー53
が取り付けられている。ソレノイドレバー53は回動軸
47と一体的に回動可能に取り付けられており、ソレノ
イド52のプランジャ51が移動することにより、回動
軸47を回動させる。
着する際には、摺動軸49を摺動して位置規制板48を
規制解除位置にする。この状態では、押圧レバー46は
位置規制板48に関係なく回動可能となり、ソレノイド
52のプランジャ51が最も突出する位置まで押圧板ば
ね45を退避させることが可能となる。クリーニング装
置23は、被支持部39の係合溝40を支持軸38の嵌
合溝部41より嵌め込み、所定位置まで押し込むことで
装着できる。このとき、複写機1側に設けられる支持軸
38が被支持部39を所定位置まで案内することとな
る。このとき、押圧レバー46及び押圧板ばね45が位
置規制されることなく、フリーの状態であるため、クリ
ーニング装置23の装着時の障害となることがない。こ
の後、摺動軸49を移動して位置規制板48を規制位置
にする。
らトナー画像の転写を行っているときには、ソレノイド
52をオフ状態とし、プランジャ51の位置が図4一点
鎖線位置となるようにする。このことにより、プランジ
ャ51,ソレノイドレバー53,回動軸47を介して押
圧レバー46及び押圧板ばね45が退避位置となる。こ
のとき、クリーニング装置23は自重により図2左下方
向へ回動し、メインブレード36及び下ブレード37が
転写ベルト21から離間する。
間に用紙が搬送されて、転写ベルト21上のトナー画像
の用紙への転写が行われた後もしくは転写の実行と同時
に、ソレノイド52に信号を入力する。このことで、プ
ランジャ51は図4点線位置となり、同時に押圧レバー
46及び押圧板ばね45がクリーニング装置23のケー
シング34を押圧する位置となる。
ード37の先端は転写ベルト21に圧接される。このこ
とにより、転写ベルト21の表面に残留したトナーがメ
インブレード36により掻き落とされて、開口35内に
回収される。また、開口35内に回収されたトナーは、
下ブレード37により外部に漏出することがなくなる。
ときは、クリーニング装置23の下方に位置する支持軸
38を中心に回動させるため、開口35が上面を向くよ
うに回転される。したがって、メインブレード36の先
端内側にトナーが付着している場合も、トナーが外部に
飛散することなくケーシング内部に回収される。 〔他の実施例〕 (A) メインブレード36及び下ブレード37に代え
て、ファーブラシを用いることも可能である。 (B) カラー複写機に代えて、転写ベルトを用いた通
常の複写機にも適用し得る。 (C) 感光体のクリーニング装置として採用すること
が可能である。 (D) 転写ベルト21の回転方向が逆の場合には、下
ブレード37の代わりにメインブレード36を開口35
の下方に位置する側縁に取り付けることができる。この
場合、開口35の上方に位置する側縁のブレードを省略
することができる。
グ装置は、ケーシングの開口より下方に位置する被支持
部によってケーシングを揺動可能であり、クリーニング
部材が被対象物の表面から充分離間した状態でクリーニ
ング装置の着脱を行うことが可能である。したがって、
装置の損傷を防止できる。また、被支持部が画像形成装
置に設けられる支持軸に案内されてケーシングを所定位
置に案内させる構成であるため、別途案内部材を設ける
ことなく簡単な構成で確実に着脱することが可能とな
る。
概略構成図。
Claims (11)
- 【請求項1】画像形成装置の内部において回転駆動され
るとともに用紙上に転写されるトナー画像が表面に形成
される被対象物の表面をクリーニングする画像形成装置
のクリーニング装置であって、 前記被対象物表面から離脱したトナーを回収する開口を
有するケーシングと、 前記ケーシングの開口縁に設けられ、前記被対象物の表
面に圧接可能なクリーニング部材と、 前記ケーシングの開口より下方に設けられ、前記画像形
成装置に設けられる支持軸に案内されて前記ケーシング
を所定位置に案内させるとともに、前記支持軸に支持さ
れて前記ケーシングを揺動させる被支持部と、 前記ケーシングを揺動して前記クリーニング部材を前記
被対象物の表面に圧接・離間させる駆動機構とを備え、 前記支持軸は、他の部分より外径が小さい嵌合溝部を有
し、 前記被支持部は、前記支持軸に揺動可能に係合する開口
した係合溝を有するとともに、前記係合溝は前記嵌合溝
部に嵌め込まれ、前記支持軸の他の部分に案内される、 画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項2】前記クリーニング部材は、先端が前記被対
象物表面の回動方向に対向するように取り付けられる、
請求項1に記載の画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項3】前記クリーニング部材は、合成樹脂または
金属で構成されたクリーニングブレードである、請求項
1または2に記載の画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項4】前記クリーニング部材により掻き落とされ
たトナーを前記ケーシング内部に案内する補助クリーニ
ング部材が、前記ケーシングの開口の下方に位置する一
側縁に取り付けられている、請求項1〜3のいずれかに
記載の画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項5】前記クリーニング部材は、前記ケーシング
の開口の上方に位置する一側縁に取り付けられており、
前記クリーニング部材に対向して前記ケーシングの開口
の下方に位置する他側縁に取り付けられ、前記クリーニ
ング部材により掻き落とされたトナーを前記ケーシング
内部に案内する補助クリーニング部材がさらに設けられ
ている、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置
のクリーニング装置。 - 【請求項6】前記補助クリーニング部材は、合成樹脂ま
たは金属で構成された補助クリーニングブレードであ
る、請求項5に記載の画像形成装置のクリーニング装
置。 - 【請求項7】前記被対象物は感光体ドラムである、請求
項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置のクリーニン
グ装置。 - 【請求項8】前記被対象物は、感光体ドラム表面に形成
されたトナー画像が転写され、このトナー画像を搬送さ
れてくる用紙に転写する中間転写体ベルトである、請求
項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置のクリーニン
グ装置。 - 【請求項9】前記中間転写体ベルトは、駆動ローラと従
動ローラとの間に張設される、請求項8に記載の画像形
成装置のクリーニング装置。 - 【請求項10】前記クリーニング部材の先端が前記被対
象物の表面に圧接するように前記ケーシングが付勢され
る、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置のク
リーニング装置。 - 【請求項11】前記開口が略上方に位置するように前記
支持軸を中心に回転されて前記画像形成装置に着脱され
る、請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置の
クリーニング装置。
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JP31255595A Expired - Fee Related JP3283740B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
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JP5241391B2 (ja) | 2008-09-11 | 2013-07-17 | キヤノン株式会社 | クリーニング装置 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31255595A patent/JP3283740B2/ja not_active Expired - Fee Related
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