JP3282587B2 - コンバイン等の伸縮穀粒移送装置 - Google Patents

コンバイン等の伸縮穀粒移送装置

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JP3282587B2
JP3282587B2 JP18245698A JP18245698A JP3282587B2 JP 3282587 B2 JP3282587 B2 JP 3282587B2 JP 18245698 A JP18245698 A JP 18245698A JP 18245698 A JP18245698 A JP 18245698A JP 3282587 B2 JP3282587 B2 JP 3282587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒を移送する
移送螺旋を設けた固定螺旋軸を内装した固定移送筒の外
周部には、重合して伸縮自在な各移動用移送螺旋を挿入
した移動螺旋軸を内装した移動用移送筒を挿入して設
け、該各移動用移送螺旋を重合させて縮み状態に作動さ
せても、重合したこれら各移動用移送螺旋間には隙間を
設けた伸縮穀粒移送装置に関する技術であり、コンバイ
ン等の穀粒を機外へ排出する排出装置等に使用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンバインで収穫作業のとき
は、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取穀稈は、
脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀
粒は、一時穀粒貯留タンク内へ供給されて貯留され、こ
の貯留した穀粒を伸縮穀粒移送装置により、機外へ移送
排出するが、この排出のときに排出位置が、このコンバ
インから遠い位置であると、この伸縮穀粒移送装置の移
動自在な移動用移送筒を固定移送筒から伸張させ、この
伸張により、該移動用移送筒に内装した移動螺旋軸に挿
入した一方側の移動用移送螺旋から他方側の移動用移送
螺旋間の各移動用移送螺旋が伸張移動すると共に、該移
動用螺旋軸も伸張移動して、穀粒は該固定移送筒に内装
した固定螺旋軸に装着した移送螺旋により、この固定移
送筒内を移送されて、該各移動用移送螺旋により引継さ
れて、この各移動用移送螺旋により、該移動用移送筒内
を移送されて、機外へ排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移動用移送筒を伸張さ
せて排出作業中に、この移動用移送筒を縮み状態に作動
すると、重合する各移動用移送螺旋の隙間が0に近くな
り、このために縮み状態に作動させると、排出中の穀粒
がこの移動用移送筒内に残ることが発生したり、又、こ
の残穀粒により、この移動用移送筒が完全に縮み状態に
ならないことが発生していたが、この発明により、これ
らの問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、穀粒の供給を受けて移送する移送螺旋51を装着し
た固定螺旋軸52を内装した固定移送筒47と、両端部
の移動用移送螺旋55a,55c間には重合して伸縮自
在な複数個の移動用移送螺旋55bを順次挿入した移動
用螺旋軸54を内装した移動用移送筒49を該固定移送
筒47の外周部48へ移動自在に挿入して設けたコンバ
イン等において、該移動用移送螺旋55a,55b,5
5cを順次重合させて縮み状態に作動させたときでも重
合した該各移動用移送螺旋55a,55b,55c間に
は隙間Tを設けたことを特徴とするコンバイン等の伸縮
穀粒移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】コンバインで収穫作業のときは、このコ
ンバインの刈取機で刈取りした刈取穀稈は、脱穀機へ供
給されて脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、一時
穀粒貯留タンク内へ供給されて貯留され、この貯留した
穀粒を伸縮穀粒移送装置により、機外へ排出するが、こ
の排出のときに排出位置が、このコンバインから遠い位
置であると、この伸縮穀粒移送装置の移動自在な移動用
移送筒49を固定装筒47から伸張させ、この伸張によ
り、該移動用移送筒49に内装した移動用螺旋軸54に
挿入した一方側の移動用移送螺旋55aから他方側の移
動用移送螺旋55c間の各移動用移送螺旋55bが伸張
移動すると共に、該移動用螺旋軸54も伸張移動して、
穀粒は該固定移送筒47に内装した固定螺旋軸52に装
着した移送螺旋51により、この固定移送筒47内を移
送されて、該各移動用移送螺旋55a,55b,55c
により引継されて、この各移動用移送螺旋55a,55
b,55cにより、該移動用移送筒49内を移送されて
機外へ排出する。
【0006】又、穀粒を排出作業中のときに、伸張した
移動用移送筒49を縮み操作すると、この移動用移送筒
49に内装した各移動用移送螺旋55a,55b,55
cは、各々重合して縮み状態になるが、この縮み状態に
なっても、これら重合した各移動用移送螺旋55a,5
5b,55c間には、隙間Tが発生して、穀粒はこれら
重合した各移動用移送螺旋55a,55b,55cによ
って移送する。
【0007】
【発明の効果】穀粒を排出作業中のときに、伸張した移
動用移送筒49を縮み状態に操作すると、この移動用移
送筒49に内装した各移動用移送螺旋55a,55b,
55cは、重合して縮み状態となるが、これら重合した
各移動用移送螺旋55a,55b,55c間には、隙間
Tが発生し、この隙間Tによってこれら重合した各移動
用移送螺旋55a,55b,55cは連接状態となり、
このために穀粒は完全に排出されて残穀粒の発生がなく
なり、又、このために該移動用移送筒49を完全に縮み
状態に操作ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機2に
装着した穀粒貯留タンク8内に貯留した穀粒を排出する
この穀粒貯留タンク8の上部側に設けた伸縮穀粒移送装
置3を図示して説明する。
【0009】前記コンバイン1の車台4の下部には、土
壌面を走行する左右一対の走行クローラ5を張設した走
行装置6を配設し、該車台4上部には、フィードチェン
7に挾持されて搬送される刈取穀稈を脱穀し、脱穀され
た穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク8を
横側に装着した脱穀機2を載置している。前記脱穀機2
の前部には、前端位置から立毛穀稈を分草する分草体9
と、この分草された穀稈を引き起す引起装置10と、引
き起された穀稈を刈り取る刈刃装置11と、刈り取られ
た穀稈を搬送し、フィードチェン7へ受渡しする穀稈掻
込搬送装置12等を設けた刈取機13は、油圧駆動によ
る伸縮シリンダ14により、土壌面に対して昇降自在に
作用させる構成としている。
【0010】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置15と、作業者が搭乗する操縦席1
6とを設け、この操縦席16の下部には、エンジン17
を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク8を設置
する。これら走行装置6、該脱穀機2、刈取機13、該
エンジン17等によって、該コンバイン1の機体18を
構成している。
【0011】前記刈取機13の穀稈掻込搬送装置12に
よって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られて搬
送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀
稈供給の有無を検出する穀稈センサ19を設けている。
車台4の前端部に装架された走行用ミッション20の伝
動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出
する車速センサ21を設けた構成としている。
【0012】前記脱穀機2は、図6で示す如く上部側に
は、脱穀室22と、排塵処理室23と、二番処理室24
とを設け、下部側には、選別室25を各々配置した構成
である。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26a
を装着して刈取穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向
に軸架内装した構成としている。平面視前記脱穀室22
の右側に平行し前部側に位置させた二番処理室24内に
は、還元される未脱穀処理物(二番物)を前方へ移送し
ながら処理し、選別室25へ排出する移送始端部から順
次二番移送螺旋27aを、多数の処理歯27bと、二番
排出羽根27cとを装着した二番処理胴28と、後部側
に位置させた排塵処理室23内には、該脱穀室22から
供給される一部の未脱穀処理物を後方へ移送しながら再
処理する移送始端部から順次排塵移送螺旋29aと、多
数の処理歯29bと、排塵排出羽根29cとを装着した
排塵処理胴30とを同軸で軸架内装した構成としてい
る。
【0013】前記脱穀室22の平面視左側の扱ぎ口26
bに沿って刈取穀稈を挾持するフィードチェン7と、挾
持杆31とを配設すると共に、扱歯26aの外周縁下部
から扱胴カバー32までの間を包囲する扱網26cと、
各処理歯27b,29bの各外周縁下部側を段差を設け
て包囲する後側には、棒状部材を所定間隔に設けた漏下
具33と、二番受網34とを各々配設している。該漏下
具33の移送終端部側には、該排塵処理室23内で処理
された藁屑、及び稈切等の排塵物を排出する排塵排出口
33aを設け、又、該二番受網34の移送終端部側に
は、二番処理室24内で脱穀処理された一部の処理物を
排出する二番排出口34aを設けた構成である。
【0014】前記選別室25内には、扱網26cから漏
下した脱穀物と、漏下具33、及び二番受網34から漏
下した処理物と、二番排出口34aから排出される処理
物と、排塵排出口33aから排出される排塵物との供給
を受けて、移送しながら揺動して選別する揺動選別装置
35を、扱胴26の軸方向に沿わせて設けている。この
揺動選別装置35は前部より、順次移送棚36a、チャ
フシーブ36b、ストローラック36cを設け、該チャ
フシーブ36bの下部には、グレンシーブ36dを設け
た構成であり、該チャフシーブ36bは移送角度を調節
可能に構成し、漏下量を調節できる構成としている。
【0015】前記揺動選別装置35の移送方向始端部側
(上手側)の下部には、送風羽根37aを回転自在に内
装した送風機37を設け、この送風機37で起風した選
別風を送風して穀粒と塵埃とに風選別する構成であり、
37bは、風割である。前記送風機37の下手側の先端
部は、一番選別棚38から流下選別される穀粒を収容し
て一番螺旋39aにより、横送りする一番受樋39bの
上手側と接続し、その下手側は該一番選別棚38の下端
部と接続させ、この一番選別棚38の上端部近傍下側に
は、二番選別棚40から流下選別される未脱穀処理物
(二番物)を収容して、二番螺旋41aにより、横送り
する二番受樋41bの上手側上端部を適宜の間隔を設け
て、重接状態に位置させ、この二番選別棚40の上端部
は、機外へ開放させた構成である。
【0016】前記一番螺旋39aで横送りされた穀粒
は、揚穀装置(図示せず)等で引継して、穀粒貯留タン
ク8内へ揚送して貯留する構成である。前記二番螺旋4
1aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引継し
て、二番処理室24内へ揚送する揚送螺旋42bを内装
した二番還元筒42aを脱穀機2の平面視右側に斜設し
た構成である。
【0017】前記揺動選別装置35の移送終端部上方側
には、送風機37の選別風と、該揺動選別装置35の揺
動選別とによる選別塵埃を共に、機外へ排出する排塵フ
ァン43を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8内
の底部には、貯留穀粒を後方へ横送りする横移送螺旋8
aを前後方向に設けると共に、横送りされた穀粒を引継
して、継手ケース44を介して方向変換する縦移送螺旋
45bを内装した排穀支持筒45aを鉛直姿勢で回動可
能に、該継手ケース44の上側で該穀粒貯留タンク8の
後側に支承して設け、この排穀支持筒45aの上端部を
支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り伸
縮して、機外へ穀粒を排出する伸縮穀粒移送装置3を設
けた構成である。
【0018】前記伸縮穀粒移送装置3は、図1〜図4で
示す如く継手メタル46に装着した固定移送筒47と、
この固定移送筒47の外周部48へ挿入して、移動自在
な移動用移送筒49と、この移動用移送筒49を移動さ
せる移動装置50等よりなる構成である。前記固定移送
筒47の移送終端部には、図3で示す如く移送螺旋51
を外周部に装着した固定螺旋軸52を内装した構成であ
り、この固定螺旋軸52の内径部には、六角形状の挿入
孔52aを設け、又、この固定螺旋軸52の移送終端の
内径部には、該挿入孔52aより小形状で六角形状の挿
入孔53aを内径部に設けた補助軸53を固着して設け
ている。
【0019】前記固定移送筒47の移送終端部の外径部
は、継手メタル46の外周ボスの内径部へ挿入して軸支
し、この継手メタル46の内径部に設けたベアリング4
6aの内径部へ補助軸53の外径部を挿入して軸支させ
ている。固定螺旋軸52の移送始端部は、継手具46b
に内装して設けた受メタル46cで軸支した構成であ
る。
【0020】前記継手メタル46の外形は、円形状に外
周ボスを形成して、この円形状の外周部を移動用移送筒
49の内径部が摺動移動する構成である。前記移動用移
送筒49には、六角形状の移動用螺旋軸54の両端部に
移動用移送螺旋55a,55cを挿入して軸支すると共
に、これら移動用移送螺旋55a,55c間には、複数
個の移動用移送螺旋55bを挿入して軸支し、この移動
用螺旋軸54と共に、内装した構成である。
【0021】前記移動用移送筒49の移送終端部はL字
形状に形成し、移送終端部には排出口49aを設けると
共に、この排出口49aの上部には、移動用螺旋軸54
の移送終端部を軸受けする受メタル49bを設けて軸受
けさせ、又、図3で示す如く移動用移送螺旋55aの螺
旋内ボス57aの移送始端の内径部は固定螺旋軸52の
移送終端部に設けた補助軸53の外形部へ挿入して軸支
して、ボルト53bで装着した構成であり、この補助軸
53、及び該螺旋内ボス57a内を該移動用螺旋軸54
が前後に移動する構成である。
【0022】前記移動用移送筒49の外周上部には、中
心部にネジ孔を設けた移動用支持メタル56bを設ける
と共に、外周部の三箇所には、支持板56で回転自在に
軸支したローラ56aを設け、この各ローラ56aは固
定移送筒47の外周部48を前後方向に回転移動する構
成である。前記移動用移送螺旋55aは、内径が六角形
状で外径が円形状で所定長さで、移送始端側にボルト挿
入ネジ孔を有する螺旋内ボス57aと、この螺旋内ボス
57aの外径部に固着したパイプ形状で、螺旋プレート
57cの、例えば、1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボス
57bと、この螺旋外ボス57bの外周部に固着した
1.5ピッチの長さの該螺旋プレート57cと、この螺
旋プレート57cの移送終端部側に設けた補強ピン57
d等よりなる構成である。
【0023】前記螺旋外ボス57bの一方側の非移送側
は、該螺旋外ボス57bに固着した螺旋プレート57c
の非移送側の基部と同じ形状にすると共に、他方側の移
送側は、該螺旋プレート57cの移送始端部側の略0.
5ピッチ位置A点から移送終端部までは、この螺旋プレ
ート57cの基部から所定幅Lを設けて、この螺旋プレ
ート57cと同じ形状に形成すると共に、該A点から移
送終端部までは直線状に形成して、これらによって開口
57e部を形成して、この開口57e部へ移動用移送螺
旋55bの後述する螺旋外ボス58bの後述する開口5
8d部以外の箇所を挿入する構成である。
【0024】前記移動用移送螺旋55aの螺旋内ボス5
7aの移送始端の内径部を固定螺旋軸52の補助軸53
の外径部へ挿入して、該螺旋内ボス57aのネジ孔部へ
ボルト53bを螺挿入して、この移動用移送螺旋55a
を装着した構成である。前記移動用移送螺旋55bは、
内径が六角形状で外径が円形状で所定長さの螺旋内ボス
58aと、この螺旋内ボス58aの外径部に固着したパ
イプ形状で、螺旋プレート57cの、例えば、1.5ピ
ッチ分の長さの螺旋外ボス58bと、この螺旋外ボス5
8bの外周部に固着した1.5ピッチの長さの該螺旋プ
レート57cと、この螺旋プレート57cの移送始端部
側に設けたストッパー板58cと、移送終端部側に設け
た補強ピン57d等よりなる構成である。
【0025】前記螺旋外ボス58bの一方側の非移送側
は、該螺旋外ボス58bに固着した螺旋プレート57c
の非移送側の基部と同じ形状とすると共に、他方側の移
送側は、該螺旋プレート57cの移送始端部側の略0.
5ピッチ位置A点から移送終端部までは、この螺旋プレ
ート57cの基部から所定幅Lを設けて、この螺旋プレ
ート57cと同じ形状に形成すると共に、移送始端部か
ら略1.0ヒッチ位置B点までと、該A点から移送終端
部までとは、対角上に互いに直線状に形成にして、これ
らによって開口58d,58d部を形成して、この開口
58d,58d部へ移動用移送螺旋55bの該螺旋外ボ
ス58bの該開口58d部以外の箇所、及び移動用移送
螺旋55cの後述する螺旋外ボス57b開口59c部以
外の箇所を挿入する構成である。
【0026】前記移動用移送螺旋55bが移動して、移
動用移送螺旋55aへ重合すると、これら移動用移送螺
旋55bの螺旋プレート57cと移動用移送螺旋55a
の該螺旋プレート57cとの間には、隙間Tを有する構
成であり、該移動用移送螺旋55bが移動して、該移動
用移送螺旋55bへ重合すると、これら各移動用移送螺
旋55b,55bの各螺旋プレート57c,57c間に
は、隙間Tを有する構成としている。
【0027】前記移動用移送螺旋55cは、内径が六角
形状で外径が円形状で所定長さで、移送終端側にボルト
挿入ネジ孔を有する螺旋内ボス59aと、この螺旋内ボ
ス59aの外径部に固着したパイプ形状で、螺旋プレー
ト57cの、例えば、1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボ
ス59bと、この螺旋外ボス59bの外周部に固着した
1.5ピッチ長さの該螺旋プレート57cと、この螺旋
プレート57cの移送始端部側に設けたストッパー板5
8c等より構成である。
【0028】前記螺旋外ボス59bの一方側の非移送側
は、該螺旋外ボス59bに固着した螺旋プレート57c
の非移送側の基部と同じ形状とすると共に、該螺旋プレ
ート57cの移送始端部からこの螺旋プレート57cの
略1.0ピッチ位置A点までは、直線状に形成として、
これらによって開口59cを形成して、この開口59c
部へ移動用移送螺旋55bの螺旋外ボス58bの開口5
8d部以外の箇所を挿入する構成である。
【0029】前記移動用螺旋軸54の移送終端の外径部
は、移動用移送筒49内に設けた受メタル49bの内径
部へ挿入して軸支すると共に、移動用移送螺旋55cの
螺旋内ボス59aのネジ孔部へボルトを螺挿入して、該
移動用螺旋軸54へ装着した構成である。前記移動用移
送螺旋55cが移動して、移動用移送螺旋55bへ重合
すると、これら移動用移送螺旋55cの螺旋プレート5
7cと移動用移送螺旋55bの該螺旋プレート57cと
の間には、隙間Tを有する構成である。これら移動用移
送螺旋55a,55b,55c間には、各隙間Tを設け
たことにより、残穀粒が発生しない構成であり、移動用
移送筒49を完全に縮み状態に操作が可能になる構成と
している。
【0030】前記移動装置50は、継手具46bの先端
部に設けた逆L字形状の支持板60の基部側に移動用モ
ータ61を設けると共に、先端部には、受メタル62を
設け、これら移動モータ61には、外周部に螺旋ネジを
設けた移送軸63を設け、移送軸63は移動用移送筒4
9に設けた移動用支持メタル56bへ螺挿入すると共
に、先端部は該受メタル62で支持させた構成としてい
る。
【0031】前記移動モータ61の正逆回転駆動によ
り、移送軸63が正逆回転駆動され、移動用支持メタル
56bを介して、移動用移送筒49が固定移送筒47の
外周部に沿って、移動自在な構成であり、この移動用移
送筒49の移動を介して、内装された各移動用移送螺旋
55a,55b,55c等が重合して、伸縮自在な構成
としている。
【0032】前記各移動用移送螺旋55a,55b,5
5cは、図1、及び図2で示す如く該各移動用移送螺旋
55bと該移動用移送螺旋55cとは、該移動用移送螺
旋55aに対して、装着位置を順次略60度づつずらせ
て装着した構成としている。これにより、移送始端部の
移動用移送螺旋55a以外の各移動用移送螺旋55b、
及び移動用移送螺旋55cは、移動して縮み状態とな
り、縮み状態のときに各螺旋プレート57c間には、所
定の隙間Tを有する形状としたことにより、残粒の防止
ができると共に、移動用移送筒49を完全な縮み状態に
操作ができる構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】各移動用移送螺旋の伸張状態と一部縮み状態と
の拡大全体側面図
【図2】各移動用移送螺旋の縮み状態の拡大全体側面図
【図3】固定移送筒と移動用移送筒との接合部の拡大側
断面図
【図4】固定移送筒と移動用移送筒との接合状態の拡大
側面図
【図5】コンバインの全体側面図
【図6】脱穀機の拡大側断面図
【符号の説明】
47 固定移送筒 48 外周部 49 移動用移送筒 51 移送螺旋 52 固定螺旋軸 54 移動用螺旋軸 55a 移動用移送螺旋 55b 移動用移送螺旋 55c 移動用移送螺旋 T 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒の供給を受けて移送する移送螺旋5
    1を装着した固定螺旋軸52を内装した固定移送筒47
    と、両端部の移動用移送螺旋55a,55c間には重合
    して伸縮自在な複数個の移動用移送螺旋55bを順次挿
    入した移動用螺旋軸54を内装した移動用移送筒49を
    該固定移送筒47の外周部48へ移動自在に挿入して設
    けたコンバイン等において、該移動用移送螺旋55a,
    55b,55cを順次重合させて縮み状態に作動させた
    ときでも重合した該各移動用移送螺旋55a,55b,
    55c間には隙間Tを設けたことを特徴とするコンバイ
    ン等の伸縮穀粒移送装置。
JP18245698A 1998-06-29 1998-06-29 コンバイン等の伸縮穀粒移送装置 Expired - Lifetime JP3282587B2 (ja)

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