JP3278121B2 - ラインサーマルプリンタ - Google Patents

ラインサーマルプリンタ

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JP3278121B2
JP3278121B2 JP12556493A JP12556493A JP3278121B2 JP 3278121 B2 JP3278121 B2 JP 3278121B2 JP 12556493 A JP12556493 A JP 12556493A JP 12556493 A JP12556493 A JP 12556493A JP 3278121 B2 JP3278121 B2 JP 3278121B2
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一明 杉本
二男 塩崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドを用い
てライン型の印字を行なうラインサーマルプリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、主走査方向に配列された複数個の
発熱体を選択的に駆動するとともに、用紙を副走査方向
に搬送することによって用紙に所望の印字を行なう構造
のラインサーマルプリンタが存する。このようなライン
サーマルプリンタの従来の一例として、主にラベルプリ
ンタとして使用されるラインサーマルプリンタを図5及
び図6に例示する。
【0003】まず、複数枚のラベル1が貼付された長尺
状の台紙2がロール状に巻回されたラベル用紙3が設け
られ、このラベル用紙3は用紙供給軸4に保持されてい
る。そして、用紙供給軸4から引き出されたラベル用紙
3を所定の経路に案内する用紙経路5が設けられ、この
用紙経路5中には印字ユニット6における印字位置Pが
設けられている。
【0004】印字ユニット6は、図示しない駆動部に駆
動されて回転するプラテン7と、複数個の発熱体8がエ
ッジ部分Eから数mm程度奥側でライン上に配列されたラ
イン型のサーマルヘッド9と、リボン供給軸10からリ
ボン巻取軸11に至る所定のリボン経路12にインクリ
ボン13を案内するリボン供給装置14とによって形成
されている。ここで、サーマルヘッド9は、用紙経路5
を挾んでプラテン7に対向配置され、支軸15を中心と
して回動自在に保持されることで発熱体8がプラテン7
に対して接離自在に位置付けられ、しかも図示しない付
勢部によってプラテン7側に付勢されている。また、リ
ボン経路12を案内されるインクリボン13は、リボン
供給軸10から引き出されて上流側支持ローラ20とサ
ーマルヘッド9の支軸15とに支持され、サーマルヘッ
ド9の発熱体8がプラテン7に接する印字位置Pに至っ
た後にサーマルヘッド9のエッジ部分Eで屈曲され、下
流側支持ローラ21に支持されてリボン巻取軸11に巻
き取られている。さらに、上流側支持ローラ20と支軸
15との間には、透過型のリボンセンサ22が配設され
ている。
【0005】そして、印字ユニット6よりも用紙経路5
の下流側には、台紙2を鋭角に屈曲させて台紙2からラ
ベル1を剥離させるラベル剥離板16が設けられてい
る。このラベル剥離板16によって屈曲された台紙2は
図示しない台紙巻取軸に巻き取られ、台紙2から剥離さ
れたラベル1は図示しないラベル発行口から発行される
構造である。
【0006】このような構造のものは、用紙経路5中の
ラベル用紙3がプラテン7の回転によって搬送され、こ
のようなラベル用紙3の搬送過程においてサーマルヘッ
ド9によりラベル1に所望の内容、例えば文字やバーコ
ード等が印字される。すなわち、主走査方向に配列され
た発熱体8が選択的に駆動されるとともに、ラベル用紙
3が副走査方向に搬送されることによって、インクリボ
ン13のインクがラベル1に転写されて印字がなされ
る。なお、印字時には、ラベル用紙3の搬送に同期して
インクリボン13がリボン巻取軸11に巻き取られ、ラ
ベル用紙3とインクリボン13とが同じ速度で印字位置
Pを通過する。この際、リボンセンサ22によって、イ
ンクリボン13の有無やリボンエンドが検出される。
【0007】そして、プラテン7に搬送されて印字位置
Pを通過したラベル用紙3は、台紙2だけが図示しない
台紙巻取軸に巻き取られる。この際、台紙2はラベル剥
離板16によって急激に屈曲されるため、台紙2から印
字済みのラベル1が剥離し、剥離したラベル1は図示し
ないラベル発行口より発行される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リボン
供給軸10から印字位置Pに至るまでの間で、インクリ
ボン13は上流側支持ローラ20とサーマルヘッド9の
支軸15との二点で支持されているため、リボン支点が
多く、しかも、その間の距離が長く、インクリボン13
に皺やよじれが生じ易いという欠点を有する。このよう
な従来技術の欠点について、以下詳細に説明する。
【0009】図6に例示するように、サーマルヘッド9
には発熱体8を駆動するための回路基板17が取り付け
られている。この回路基板17は、発熱体8の形成面に
取り付けられているのが一般的である。その理由として
は、回路基板17を発熱体8の形成面以外の面に取り付
けるとすると、発熱体8と連絡する図示しないリード電
極をサーマルヘッド9の隅部で屈曲させて回路基板17
に導かなければならないのに対し、薄膜技術によって形
成されるリード電極を屈曲させて形成するのは困難であ
るからである。このため、発熱体8とこれらの発熱体8
に連絡するリード電極とはサーマルヘッド9の一面の平
滑面に形成され、これと同一の面に回路基板17を取り
付け、サーマルヘッド9の一面に形成されたリード電極
と回路基板17とを接続するということが従来から行な
われている。
【0010】一方、回路基板17にはICカバー18や
コネクタ19等が必要であるのに対し、ICカバー18
や半田付け等されたコネクタ19の足19aは発熱体8
の形成面側から突出してしまうため、これらのICカバ
ー18やコネクタ19の足19aを避けて用紙経路5及
びリボン経路12を形成しなければならない。このた
め、図5及び図6に例示した装置では、印字位置Pから
所定距離上流の屈曲位置Cで用紙経路5を屈曲させると
共に、インクリボン13をサーマルヘッド9の支軸15
で支持させ、サーマルヘッド9と用紙経路5及びリボン
経路12との干渉を防止するようにしている。
【0011】ここで、リボンセンサ22は、インクリボ
ン13の有無やリボンエンドの検出という目的上、リボ
ン供給軸10と印字位置Pとの間に配置されていなけれ
ばならない。これに対し、従来、リボン供給軸10から
印字位置Pに至る間において、インクリボン13は第一
の支点と第二の支点とに順次支持され、リボンセンサ2
2は第一の支点と第二の支点との間に配置されているの
が一般的である。図5及び図6に例示した装置では、上
流側支持ローラ20が第一の支点であり、サーマルヘッ
ド9の支軸15が第二の支点である。このように各部が
配置されているのは、次の二つの理由による。
【0012】1.第一の理由 第二の支点である支軸15と印字位置Pとの間にはスペ
ース上の制限からリボンセンサ22を配置するのが困難
である。つまり、サーマルヘッド9と用紙経路5との間
の隙間は微少であるため、この場所にリボンセンサ22
を配置することはできない。そして、サーマルヘッド9
の後方には用紙経路5の屈曲位置Cが位置するため、こ
の屈曲位置Cよりも用紙経路5の上流側に第二の支点を
位置させることができず、したがって、サーマルヘッド
9の後方にもリボンセンサ22を配置することができな
い。
【0013】2.第二の理由 リボン供給軸10と第一の支点である上流側支持ローラ
20との間には構造的にリボンセンサ22を配置するこ
とが不可能である。つまり、リボン供給軸10に保持さ
れたインクリボン13の巻き径は、インクリボン13の
消費に伴い徐々に小さくなっていく。このため、リボン
供給軸10と上流側支持ローラ20との間でのリボン経
路12の位置は不定であり、この場所にリボンセンサ2
2を配置することはできない。したがって、上流側支持
ローラ20を省略することもできない。
【0014】このように、図5に例示したような従来の
装置では、リボン供給軸10と印字位置Pとの間で、イ
ンクリボン13のための支点が二つ以上必要となる。こ
のため、それらの支点、図5及び図6に例示した装置で
は上流側支持ローラ20及びサーマルヘッド9の支軸1
5でインクリボン13に皺が生じ易いという欠点を有す
る。しかも、リボン供給軸10と印字位置Pとの間の距
離が長くなるため、インクリボン13がよじれ易くな
り、支点の位置で益々インクリボン13に皺が寄り易く
なってしまい、不都合である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、エッジ部分に
複数個の発熱体がライン上に配列されたサーマルヘッド
と、印字位置で発熱体に接するプラテンと、給紙部から
印字位置を通って排紙部に至る用紙経路と、この用紙経
路の一部であって印字位置から所定範囲上流側で直線上
に形成されたストレート経路と、このストレート経路に
干渉しない角度に傾斜させてサーマルヘッドをストレー
ト経路に沿わせて保持し印字位置よりも流側に位置す
る支点を中心として回動自在でありストレート経路に向
けて付勢されることで発熱体をプラテンに当接させるヘ
ッド保持部と、リボン供給軸から印字位置を通ってリボ
ン巻取軸に至る所定のリボン経路にインクリボンを導く
リボン供給部と、リボン供給軸と印字位置との間でイン
クリボンを支点によって支持してその間のリボン経路を
リボン供給軸から支点までの直線と支点から印字位置ま
での直線との二直線上に形成する一つの上流側リボン支
持部と、この上流側リボン支持部と印字位置との間であ
ってサーマルヘッドの支点の位置よりも上流側リボン支
持部側に寄せて配置された透過型のリボンセンサとを設
けた。
【0016】
【作用】用紙経路を案内される用紙はストレート経路中
でサーマルヘッドに干渉することなく直線上を案内さ
れ、用紙にはインクリボンを介して印字位置で当接する
サーマルヘッドによって所定の印字が行なわれる。この
際、リボン供給軸と印字位置との間では、インクリボン
はリボン経路が二直線上に形成されるように一つの上流
側リボン支持部だけによって支持される。したがって、
リボン供給軸と印字位置との間でのリボン支点が少なく
なる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て説明する。本実施例は、主にラベルプリンタとして使
用されるラインサーマルプリンタの一例である。図示し
ない本体ケースの内部には、給紙部としての用紙供給軸
30と印字ユニット31とが隣接して設けられている。
そして、前記用紙供給軸30から前記印字ユニット31
の印字位置Pに至り、この印字位置Pを通過した後に直
進方向と屈曲方向との二経路に分流され、屈曲した経路
が排紙部としての図示しない台紙巻取軸に至る用紙経路
32が形成されている。この用紙経路32の一部は、前
記印字位置Pの所定範囲上下流で直線上に形成され、ス
トレート経路33となっている。また、前記印字位置P
の下流側近傍には、一方の前記用紙経路32を鋭角に屈
曲させてこの用紙経路32を二経路に分流するラベル剥
離板34が設けられている。つまり、前記用紙経路32
は、そのラベル剥離板34によって屈曲された方は台紙
巻取軸に至り、屈曲されない方は前記ストレート経路3
3として排紙部としての図示しないラベル発行口に至る
ように形成されている。
【0018】ここで、前記用紙供給軸30には、ラベル
用紙35が保持されている。このラベル用紙35は、複
数枚のラベル36が貼付された長尺状の台紙37がロー
ル状に巻回されて形成されている。
【0019】また、前記印字ユニット31は、図示しな
い駆動部に駆動されて回転するプラテン38と、複数個
の発熱体39がエッジ部分Eでライン上に配列されたラ
イン型のサーマルヘッド40と、リボン供給軸41から
前記印字位置Pを通ってリボン巻取軸42に至る所定の
リボン経路43にインクリボン44を案内するリボン供
給部としてのリボン供給装置45とによって形成されて
いる。ここで、前記サーマルヘッド40は、支点46を
中心として回動自在であるヘッド保持部47に保持され
ている。これにより、前記用紙経路32を挾んで前記発
熱体39が前記プラテン38に対向し、前記支点46を
中心に前記ヘッド保持部47が回動することで前記発熱
体39が前記プラテン38に対して接離自在なように位
置付けられている。また、前記ヘッド保持部47に保持
された前記サーマルヘッド40は、前記ストレート経路
33に対して所定角度傾斜した状態で位置決めされ、こ
のストレート経路33に干渉しないように配置されてい
る。そして、前記ヘッド保持部47を付勢する図示しな
い付勢部が設けられ、この付勢部に前記ヘッド保持部4
7が付勢されることで、前記印字位置Pで前記発熱体3
9が前記プラテン38に当接するように構成されてい
る。
【0020】次いで、前記印字ユニット31の構成部品
を保持し前記用紙経路32を形成するための用紙経路フ
レーム48とリボン経路フレーム49とが設けられてい
る。前記用紙経路フレーム48は略矩形形状をしてお
り、この用紙経路フレーム48には、前記用紙供給軸3
0に最も近い隅部に位置させて、用紙幅ガイド50と用
紙保持ローラ51と外巻き用紙ガイド52とが取り付け
られている。つまり、前記用紙幅ガイド50は、前記用
紙経路32の幅方向を規制する位置で対向する一対のガ
イド板50aが近接離反自在に取り付けられた構造であ
る。また、前記用紙保持ローラ51は、前記用紙経路3
2を介してキャプスタンローラ53とピンチローラ54
とが対向配置され、前記キャプスタンローラ53に対し
て前記ピンチローラ54が板バネ55によって押圧され
た構造である。そして、前記外巻き用紙ガイド52は扇
形形状をしており、その弧の部分によって前記用紙供給
軸30に保持された外巻き用紙である前記ラベル用紙3
5を前記用紙保持ローラ51に導く構造である。また、
前記用紙経路フレーム48には、前記用紙保持ローラ5
1等が取り付けられた隅部に隣り合う隅部に位置させ
て、前記プラテン38が回転自在に取り付けられ、前記
ラベル剥離板34が取り付けられている。そして、前記
用紙経路フレーム48の上面を含む平面に対し、前記キ
ャプスタンローラ53と前記ピンチローラ54との接触
線及び前記プラテン38の外周面が接するように各部が
位置付けられ、この平面が前記ストレート経路33にな
っている。なお、このストレート経路33中には、前記
用紙保持ローラ51の下流側近傍に位置させて透過型の
用紙センサ56が配設されている。
【0021】次いで、前記リボン経路フレーム49に
は、前記リボン経路43中における前記印字位置Pの上
下流側の1ヶ所ずつで前記インクリボン44の支点とな
り、前記リボン経路43を形成する上流側リボン支持部
57と下流側リボン支持部58とが形成されている。そ
して、前記リボン経路43における前記上流側リボン支
持部57と前記印字位置Pとの間に位置させて、透過型
のリボンセンサ59が配設されている。このリボンセン
サ59には、前記サーマルヘッド40のヘッドアップ時
に前記インクリボン44を支持して案内する上流側リボ
ンガイド60が形成されている。また、前記下流側リボ
ン支持部58の近傍には、前記サーマルヘッド40のヘ
ッドアップ時にその下流側リボン支点58と共に前記イ
ンクリボン44を支持して案内する下流側リボンガイド
61が形成されている。つまり、前記インクリボン44
の支持は、ヘッドセット状態では前記上流側リボン支持
部57と前記下流側リボン支持部58とによってなさ
れ、ヘッドアップ状態では前記上流側リボン支持部57
及び前記上流側リボンガイド60と前記下流側リボン支
持部58及び前記下流側リボンガイド61とによってな
されるよう各部が構成され、ヘッドアップ状態である前
記サーマルヘッド40が前記上流側リボンガイド60と
前記下流側リボンガイド61とを結ぶ直線に干渉しない
よう各部が位置付けられている。そして、ヘッドセット
状態では、前記リボン供給軸41から前記上流側リボン
支持部57までの直線と前記上流側リボン支持部57か
ら印字位置Pまでの直線との二直線上に前記リボン経路
43が形成されている。なお、図2には前記サーマルヘ
ッド40がセットされた状態を示し、図3には前記サー
マルヘッド40がヘッドアップした状態を示す。
【0022】このような構成において、用紙経路32中
のラベル用紙35がプラテン38の回転によって搬送さ
れ、このようなラベル用紙35の搬送過程においてサー
マルヘッド40によりラベル36に所望の内容、例え
ば、文字やバーコード等が印字される。すなわち、主走
査方向に配列された発熱体39が選択的に駆動されると
ともに、ラベル用紙35が副走査方向に搬送されること
によって、インクリボン44のインクがラベル36に転
写されて印字がなされる。なお、印字時には、ラベル用
紙35の搬送に同期してインクリボン44がリボン巻取
軸42に巻き取られ、ラベル用紙35とインクリボン4
4とが同じ速度で印字位置Pを通過する。
【0023】そして、プラテン38に搬送されて印字位
置Pを通過したラベル用紙35は、台紙37だけが図示
しない台紙巻取軸に巻き取られる。この際、台紙37は
ラベル剥離板34によって急激に屈曲されるため、台紙
37から印字済みのラベル36が剥離し、剥離したラベ
ル36はラベル発行口より発行される。
【0024】ここで、ストレート経路33は直線上に形
成されているため、印字位置Pから上流側に向けて直線
上に延出するリボン経路43にストレート経路33が干
渉せず、ストレート経路33が上流側リボン支持部57
の配置位置を制限しない。これにより、上流側リボン支
持部57とサーマルヘッド40との間にリボンセンサ5
9のための配置空間が生じ、上流側リボン支持部57と
印字位置Pとの間にリボンセンサ59を配置することが
可能になる。その結果、リボン供給軸41から直接的に
上流側リボン支持部57にインクリボン44を導くこと
で、リボン供給軸41と印字位置Pとの間でのリボン支
点が上流側リボン支持部57一つだけとなり、しかも、
その間のリボン経路43が短くなり、インクリボン44
に皺やよじれが生じにくくなる。
【0025】なお、実施に当たっては、連続用紙である
と単票用紙であるとを問わず、他の一般的な用紙に対し
て印字を行う装置としても良い。この場合、用紙保持ロ
ーラ51から印字位置Pを通過してラベル発行口に至る
まで用紙経路が直線上に形成され、いかなるコシの強さ
を持ったラベル用紙35に対しても印字圧が一定になる
ため、硬質な記録媒体に対しても一定の品質を保った印
字が可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、エッジ部分に複数個の発熱体
がライン上に配列されたサーマルヘッドと、印字位置で
発熱体に接するプラテンと、給紙部から印字位置を通っ
て排紙部に至る用紙経路と、この用紙経路の一部であっ
て印字位置から所定範囲上流側で直線上に形成されたス
トレート経路と、このストレート経路に干渉しない角度
に傾斜させてサーマルヘッドをストレート経路に沿わせ
保持し印字位置よりも流側に位置する支点を中心と
して回動自在でありストレート経路に向けて付勢される
ことで発熱体をプラテンに当接させるヘッド保持部と、
リボン供給軸から印字位置を通ってリボン巻取軸に至る
所定のリボン経路にインクリボンを導くリボン供給部
と、リボン供給軸と印字位置との間でインクリボンを支
点によって支持してその間のリボン経路をリボン供給軸
から支点までの直線と支点から印字位置までの直線との
二直線上に形成する一つの上流側リボン支持部と、この
上流側リボン支持部と印字位置との間であってサーマル
ヘッドの支点の位置よりも上流側リボン支持部側に寄せ
配置された透過型のリボンセンサとを設けたので、ス
トレート経路が上流側リボン支持部の配置位置を制限し
ないため、上流側リボン支持部とサーマルヘッドとの間
にリボンセンサのための配置空間を生じさせて上流側リ
ボン支持部と印字位置との間にリボンセンサを配置する
ことができ、その結果、リボン供給軸から直接的に上流
側リボン支持部にインクリボンを導くことで、リボン供
給軸と印字位置との間でのリボン支点を上流側リボン支
持部一つだけにすることができ、これによりその間のリ
ボン経路も短くなり、したがって、インクリボンに皺や
よじれを生じにくくすることができ、印字品質の維持を
図ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、用紙供給部から印字
位置を経てラベル剥離板に至る用紙経路と印字ユニット
との側面図である。
【図2】印字ユニットを拡大して示す側面図である。
【図3】サーマルヘッドがヘッドアップした状態での印
字ユニットを拡大して示す側面図である。
【図4】プラテンに対するサーマルヘッドの配置状態を
示す側面図である。
【図5】従来の一例を示し、用紙供給部から印字位置を
経てラベル剥離板に至る用紙経路と印字ユニットとの側
面図である。
【図6】プラテンに対するサーマルヘッドの配置状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
30 給紙部 32 用紙経路 33 ストレート経路 38 プラテン 39 発熱体 40 サーマルヘッド 41 リボン供給軸 42 リボン巻取軸 43 リボン経路 44 インクリボン 45 リボン供給部 47 ヘッド保持部 57 上流側リボン支持部 59 リボンセンサ E エッジ部分 P 印字位置
フロントページの続き (72)発明者 小山 周治 静岡県三島市南町6番78号 東京電気株 式会社三島工場内 (56)参考文献 特開 昭62−108080(JP,A) 特開 平4−234672(JP,A) 特開 平4−166378(JP,A) 特開 昭61−139462(JP,A) 特開 平4−163155(JP,A) 特開 平4−83652(JP,A) 特開 平4−82751(JP,A) 特開 昭63−49477(JP,A) 特開 平2−164570(JP,A) 特開 昭62−257869(JP,A) 特開 平4−156374(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッジ部分に複数個の発熱体がライン上
    に配列されたサーマルヘッドと、印字位置で前記発熱体
    に接するプラテンと、給紙部から前記印字位置を通って
    排紙部に至る用紙経路と、この用紙経路の一部であって
    前記印字位置から所定範囲上流側で直線上に形成された
    ストレート経路と、このストレート経路に干渉しない角
    度に傾斜させて前記サーマルヘッドを前記ストレート経
    路に沿わせて保持し前記印字位置よりも流側に位置す
    る支点を中心として回動自在であり前記ストレート経路
    に向けて付勢されることで前記発熱体を前記プラテンに
    当接させるヘッド保持部と、リボン供給軸から前記印字
    位置を通ってリボン巻取軸に至る所定のリボン経路にイ
    ンクリボンを導くリボン供給部と、前記リボン供給軸と
    前記印字位置との間で前記インクリボンを支点によって
    支持してその間の前記リボン経路を前記リボン供給軸か
    ら前記支点までの直線と前記支点から前記印字位置まで
    の直線との二直線上に形成する一つの上流側リボン支持
    部と、この上流側リボン支持部と前記印字位置との間
    あって前記サーマルヘッドの前記支点の位置よりも前記
    上流側リボン支持部側に寄せて配置された透過型のリボ
    ンセンサとを有することを特徴とするラインサーマルプ
    リンタ。
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