JPH08156352A - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
- Publication number
- JPH08156352A JPH08156352A JP29506394A JP29506394A JPH08156352A JP H08156352 A JPH08156352 A JP H08156352A JP 29506394 A JP29506394 A JP 29506394A JP 29506394 A JP29506394 A JP 29506394A JP H08156352 A JPH08156352 A JP H08156352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platen
- printing
- connecting mechanism
- paper
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字ヘッドとプラテンとの間隙を印字用紙の
厚みに応じて自動的に調整することで、厚みの異なる印
字用紙に対しても、印字品質を常に高水準に保つこと。 【構成】 印字用紙Ｐを搬送するための搬送ローラ２
ａ，２ｂのうち、プラテン３側に配設された搬送ローラ
ー２ａが用紙搬送通路Ｒから離れる方向へ移動するのを
許容する支持機構４を設け、前記搬送ローラ２ａの移動
に連携して前記プラテン３に対し同方向同変位の移動を
付勢する連結機構９ａを装備し、この連結機構９ａに搬
送ローラ２ａを用紙搬送通路Ｒ側の原位置に復帰させる
ためのバネ状部材１０を併設した。
厚みに応じて自動的に調整することで、厚みの異なる印
字用紙に対しても、印字品質を常に高水準に保つこと。 【構成】 印字用紙Ｐを搬送するための搬送ローラ２
ａ，２ｂのうち、プラテン３側に配設された搬送ローラ
ー２ａが用紙搬送通路Ｒから離れる方向へ移動するのを
許容する支持機構４を設け、前記搬送ローラ２ａの移動
に連携して前記プラテン３に対し同方向同変位の移動を
付勢する連結機構９ａを装備し、この連結機構９ａに搬
送ローラ２ａを用紙搬送通路Ｒ側の原位置に復帰させる
ためのバネ状部材１０を併設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に係り、特に
金融機関の現金処理機等に備えられる印字装置に関す
る。
金融機関の現金処理機等に備えられる印字装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、金融機関の現金処理機等に備
えられる印字装置は、インクリボンと印字用紙をプラテ
ンにて位置決めし、ドットインパクトヘッドのドットピ
ンにてインクリボンと印字用紙を共に打撃して印字する
ドットインパクト式のものが使用されている。
えられる印字装置は、インクリボンと印字用紙をプラテ
ンにて位置決めし、ドットインパクトヘッドのドットピ
ンにてインクリボンと印字用紙を共に打撃して印字する
ドットインパクト式のものが使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、前述した如く、ドットインパクトヘッ
ドが直接印字用紙及びインクリボンを打撃する機構であ
るため、厚みの異なる印字用紙に印字する場合、所定の
印字品質を得るにはドットインパクトヘッドと印字用紙
との間隙の微調整が必要であり、そのため印字用紙の厚
みを検出する機構や電気制御で間隙を調整する機構を備
える必要が生じる（例えば、特開平４−３１０７３号公
報参照）。特に、金融機関にて使用される冊子類（預金
通帳等）に印字する場合には、印字する頁によってその
厚みが著しく異なるためこの間隙調整機能が必要とな
る。この結果、印字装置が全体として複雑なものになる
という不都合を生じている。
来例にあっては、前述した如く、ドットインパクトヘッ
ドが直接印字用紙及びインクリボンを打撃する機構であ
るため、厚みの異なる印字用紙に印字する場合、所定の
印字品質を得るにはドットインパクトヘッドと印字用紙
との間隙の微調整が必要であり、そのため印字用紙の厚
みを検出する機構や電気制御で間隙を調整する機構を備
える必要が生じる（例えば、特開平４−３１０７３号公
報参照）。特に、金融機関にて使用される冊子類（預金
通帳等）に印字する場合には、印字する頁によってその
厚みが著しく異なるためこの間隙調整機能が必要とな
る。この結果、印字装置が全体として複雑なものになる
という不都合を生じている。
【０００４】また、ドットインパクトヘッドは多数のド
ットピンから構成されているため、ヘッド自体が重くな
り、これによりドットインパクトヘッドを移動させるキ
ャリア機構も大きくなるという不都合を生じていた。
ットピンから構成されているため、ヘッド自体が重くな
り、これによりドットインパクトヘッドを移動させるキ
ャリア機構も大きくなるという不都合を生じていた。
【０００５】また、ドットインパクトヘッドは、印字用
紙やインクリボンを物理的に打撃するため、印字中に騒
音や振動を発生するという不都合も生じてた。
紙やインクリボンを物理的に打撃するため、印字中に騒
音や振動を発生するという不都合も生じてた。
【０００６】さらには、インクリボンを使用しているた
め、印字作業の経過にともない印字品質が変化するとい
う不都合を生じている。
め、印字作業の経過にともない印字品質が変化するとい
う不都合を生じている。
【０００７】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、印字ヘッドとプラテンとの間隙を印字
用紙の厚みに応じて調整でき、厚みの異なる印字用紙に
対しても、印字品質を常に高水準に保つことができる簡
易な構造の印字装置を提供することをその目的とする。
を改善し、特に、印字ヘッドとプラテンとの間隙を印字
用紙の厚みに応じて調整でき、厚みの異なる印字用紙に
対しても、印字品質を常に高水準に保つことができる簡
易な構造の印字装置を提供することをその目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明では、印字ヘッド
とプラテンとの間隙の調整の自由度が広いインクジェッ
トタイプの印字装置において、１対の搬送ローラのうち
プラテン側に配設された一方の搬送ローラが用紙搬送通
路から離れる方向へ移動するのを許容する支持機構を設
け、一方の搬送ローラの移動に連携してプラテンに対し
略同方向同変位の移動を付与する連結機構を装備し、こ
の連結機構に搬送ローラを用紙搬送通路側の原位置に復
帰させるためのバネ状部材を併設するという構成を採っ
ている。
とプラテンとの間隙の調整の自由度が広いインクジェッ
トタイプの印字装置において、１対の搬送ローラのうち
プラテン側に配設された一方の搬送ローラが用紙搬送通
路から離れる方向へ移動するのを許容する支持機構を設
け、一方の搬送ローラの移動に連携してプラテンに対し
略同方向同変位の移動を付与する連結機構を装備し、こ
の連結機構に搬送ローラを用紙搬送通路側の原位置に復
帰させるためのバネ状部材を併設するという構成を採っ
ている。
【０００９】
【作用】印字装置に印字用紙が挿入されると、一対の搬
送ローラによりインクジェットヘッドの位置まで搬送さ
れる。このとき、１対の搬送ローラのうちプラテン側に
配設された一方の搬送ローラが、挿入された印字用紙の
厚みに応じて用紙搬送通路から離れる方向へ移動する。
それと同時に、プラテンは、搬送ローラと連結機構によ
り連結されているため、この搬送ローラの移動と同方向
で同変位だけ移動する。また、印字用紙が印字装置から
排出されると、搬送ローラを用紙搬送通路側の原位置に
復帰させるためのバネ状部材により、搬送ローラは原位
置に復帰する。
送ローラによりインクジェットヘッドの位置まで搬送さ
れる。このとき、１対の搬送ローラのうちプラテン側に
配設された一方の搬送ローラが、挿入された印字用紙の
厚みに応じて用紙搬送通路から離れる方向へ移動する。
それと同時に、プラテンは、搬送ローラと連結機構によ
り連結されているため、この搬送ローラの移動と同方向
で同変位だけ移動する。また、印字用紙が印字装置から
排出されると、搬送ローラを用紙搬送通路側の原位置に
復帰させるためのバネ状部材により、搬送ローラは原位
置に復帰する。
【００１０】これにより、投入された印字用紙の厚みに
応じて、常に適切な印字ヘッドとプラテン間の間隙が自
動的に与えられる。
応じて、常に適切な印字ヘッドとプラテン間の間隙が自
動的に与えられる。
【００１１】
【第１実施例】以下、本発明の第１実施例を図１および
図２に基づいて説明する。
図２に基づいて説明する。
【００１２】まず、図１において、符号１は印字装置を
示し、符号２ａ，２ｂは搬送ローラを示し、符号３はプ
ラテンを示し、符号９ａは連結機構を示す。また図２に
おいて符号４は支持機構を示す。
示し、符号２ａ，２ｂは搬送ローラを示し、符号３はプ
ラテンを示し、符号９ａは連結機構を示す。また図２に
おいて符号４は支持機構を示す。
【００１３】印字装置１は、印字用紙Ｐにインクを飛翔
させて印字を行うインクジェットヘッド５と、このイン
クジェットヘッド５にインク供給部材を介してインクを
供給するインク供給部６と、インクジェットヘッド５を
印字のため移動させるキャリア機構７とを備える。ま
た、インクジェットヘッド５と印字用紙搬送通路Ｒを隔
てて対面する位置には、印字用紙Ｐをインクジェットヘ
ッド５に対して正しい位置に位置決めするためのプラテ
ン３が配設されている。
させて印字を行うインクジェットヘッド５と、このイン
クジェットヘッド５にインク供給部材を介してインクを
供給するインク供給部６と、インクジェットヘッド５を
印字のため移動させるキャリア機構７とを備える。ま
た、インクジェットヘッド５と印字用紙搬送通路Ｒを隔
てて対面する位置には、印字用紙Ｐをインクジェットヘ
ッド５に対して正しい位置に位置決めするためのプラテ
ン３が配設されている。
【００１４】また、印字装置１では、印字用紙Ｐを印字
位置まで搬送するため上下に２つ配設された搬送ローラ
２ａ，２ｂを備え、この上下に２つ配設された一対の搬
送ローラ２ａ，２ｂの間に印字用紙搬送通路Ｒが形成さ
れる。
位置まで搬送するため上下に２つ配設された搬送ローラ
２ａ，２ｂを備え、この上下に２つ配設された一対の搬
送ローラ２ａ，２ｂの間に印字用紙搬送通路Ｒが形成さ
れる。
【００１５】ここで、本実施例では図１に示すごとく搬
送ローラ２ａ，２ｂを４対備えているが、必ずしも４対
備える必要はなく、少なくとも１対の搬送ローラを備え
れば良い。
送ローラ２ａ，２ｂを４対備えているが、必ずしも４対
備える必要はなく、少なくとも１対の搬送ローラを備え
れば良い。
【００１６】また搬送ローラのうち、プラテン３側の搬
送ローラ２ａは、連結機構９ａの一端部に回転自在に支
持されている。この連結機構９ａは、印字用紙Ｐの搬送
に伴い搬送ローラ２ａが印字用紙搬送通路Ｒから離れる
方向へ平行移動するのを許容する支持部材１１ａにより
印字装置に支持されている。しかも、プラテン３は、イ
ンクジェットヘッド５の印字用紙搬送通路Ｒを隔てた対
向位置となるよう、連結機構９ａの他端部に回転自在で
支持されている。この連結機構９ａには、搬送ローラ２
ａを原位置に復帰させるためのバネ状部材１０が係合さ
れている。
送ローラ２ａは、連結機構９ａの一端部に回転自在に支
持されている。この連結機構９ａは、印字用紙Ｐの搬送
に伴い搬送ローラ２ａが印字用紙搬送通路Ｒから離れる
方向へ平行移動するのを許容する支持部材１１ａにより
印字装置に支持されている。しかも、プラテン３は、イ
ンクジェットヘッド５の印字用紙搬送通路Ｒを隔てた対
向位置となるよう、連結機構９ａの他端部に回転自在で
支持されている。この連結機構９ａには、搬送ローラ２
ａを原位置に復帰させるためのバネ状部材１０が係合さ
れている。
【００１７】さらに、印字装置１は、印字用紙搬送通路
Ｒの印字位置より上流側に、この印字用紙搬送通路Ｒに
対面して、印字用紙Ｐに貼付された磁気ストライプの情
報を読み取る磁気ストライプリード／ライト機構１３、
および印字用紙Ｐ上に記載された頁マーク等を読み取る
頁マーク読み取り機構１４を備えている。
Ｒの印字位置より上流側に、この印字用紙搬送通路Ｒに
対面して、印字用紙Ｐに貼付された磁気ストライプの情
報を読み取る磁気ストライプリード／ライト機構１３、
および印字用紙Ｐ上に記載された頁マーク等を読み取る
頁マーク読み取り機構１４を備えている。
【００１８】また、印字装置１は、搬送ローラ２ａ，２
ｂやインクジェットヘッド５等を駆動制御する制御部８
を備えている。
ｂやインクジェットヘッド５等を駆動制御する制御部８
を備えている。
【００１９】次に、本実施例に係る印字装置の機能を説
明する。
明する。
【００２０】先ず、印字用紙Ｐがオペレータまたは顧客
により用紙投入部から挿入されると、図示しない駆動モ
ータにより回転駆動される搬送ローラ２ａ，２ｂのう
ち、印字用紙搬送通路Ｒの最も上流側の一対の搬送ロー
ラにより印字装置１内に取り込まれる。そして、インク
ジェットヘッド５部まで搬送される間に、磁気ストライ
プリード／ライト機構１３にて、磁気ストライプのデー
タ読み出しが行われ、また、頁マーク読み取り機構１４
にて印字すべき項と印字すべき行の確認がなされる。つ
づいて、制御部８は、磁気ストライプリード／ライト機
構１３および頁マーク読み取り機構１４にて印字する頁
と印字する行の確認処理を行い、印字用紙Ｐを搬送ロー
ラ２ａ，２ｂによりインクジェットヘッド５部まで搬送
する。
により用紙投入部から挿入されると、図示しない駆動モ
ータにより回転駆動される搬送ローラ２ａ，２ｂのう
ち、印字用紙搬送通路Ｒの最も上流側の一対の搬送ロー
ラにより印字装置１内に取り込まれる。そして、インク
ジェットヘッド５部まで搬送される間に、磁気ストライ
プリード／ライト機構１３にて、磁気ストライプのデー
タ読み出しが行われ、また、頁マーク読み取り機構１４
にて印字すべき項と印字すべき行の確認がなされる。つ
づいて、制御部８は、磁気ストライプリード／ライト機
構１３および頁マーク読み取り機構１４にて印字する頁
と印字する行の確認処理を行い、印字用紙Ｐを搬送ロー
ラ２ａ，２ｂによりインクジェットヘッド５部まで搬送
する。
【００２１】続いて、印字用紙Ｐは、インクジェットヘ
ッド５に最も近く且つ上流側の搬送ローラに取り込まれ
る。この搬送ローラのうちプラテン側の搬送ローラ２ａ
は、連結機構９ａの一端部に回転自在に支持されてい
て、この連結機構９ａは、印字用紙搬送通路Ｒから離れ
る方向の移動を許容する支持機構４に支持されている。
そのため、印字用紙Ｐの厚みによって、これら搬送ロー
ラ２ａおよび棒状部材である連結機構９ａは、印字用紙
搬送通路Ｒから離れる方向に移動する。この連結機構９
ａの他端部にはプラテン３が回動自在に支持されてい
る。従って、搬送ローラ２ａの移動変位と同じ変位がプ
ラテン３に付与される。これにより、印字用紙Ｐの厚み
の変化に拘らず、プラテン３とインクジェットヘッド５
との間隙が常に一定に保たれることとなる。
ッド５に最も近く且つ上流側の搬送ローラに取り込まれ
る。この搬送ローラのうちプラテン側の搬送ローラ２ａ
は、連結機構９ａの一端部に回転自在に支持されてい
て、この連結機構９ａは、印字用紙搬送通路Ｒから離れ
る方向の移動を許容する支持機構４に支持されている。
そのため、印字用紙Ｐの厚みによって、これら搬送ロー
ラ２ａおよび棒状部材である連結機構９ａは、印字用紙
搬送通路Ｒから離れる方向に移動する。この連結機構９
ａの他端部にはプラテン３が回動自在に支持されてい
る。従って、搬送ローラ２ａの移動変位と同じ変位がプ
ラテン３に付与される。これにより、印字用紙Ｐの厚み
の変化に拘らず、プラテン３とインクジェットヘッド５
との間隙が常に一定に保たれることとなる。
【００２２】また、印字用紙Ｐが所定の位置に搬送され
ると、インクジェットヘッド５が印字用紙Ｐにインクを
飛翔させて印字動作をし、同時に制御部の信号に基づい
てインクジェットヘッド５部がキャリア機構７により印
字方向に移動する。ここで、印字用インクは、常にイン
ク供給部６より供給されるので、印字濃度が一定とな
り、印字品質が低下することはない。また、インク供給
部６にはインクの残量を検知する複数のセンサを内蔵し
ているために、インクのニアエンド検知やエンド検知が
なされ、制御部８に信号を送信して、印字装置１の表示
部にインクの残量を表示する。
ると、インクジェットヘッド５が印字用紙Ｐにインクを
飛翔させて印字動作をし、同時に制御部の信号に基づい
てインクジェットヘッド５部がキャリア機構７により印
字方向に移動する。ここで、印字用インクは、常にイン
ク供給部６より供給されるので、印字濃度が一定とな
り、印字品質が低下することはない。また、インク供給
部６にはインクの残量を検知する複数のセンサを内蔵し
ているために、インクのニアエンド検知やエンド検知が
なされ、制御部８に信号を送信して、印字装置１の表示
部にインクの残量を表示する。
【００２３】そして、印字作業の終了後は、搬送ローラ
２ａ，２ｂが印字用紙Ｐを排出する方向に回転駆動され
る。そして頁マーク読み取り機構１４の位置まで搬送さ
れて、印字が適正な位置になされているかが確認され
る。さらに、印字用紙Ｐは、磁気ストライプリード／ラ
イト機構１３の位置まで搬送され、印字用紙Ｐに貼付さ
れた磁気テープに必要なデータが書き込まれ、その後、
印字装置１から排出される。このとき、上述の搬送ロー
ラ２ａとプラテン３とを支持する連結部材９ａには、搬
送ローラを原位置に復帰させるためのバネ状部材１０が
係合されているので、印字用紙Ｐが排出された後は、搬
送ローラ２ａは他方の搬送ローラ２ｂと接する位置に復
帰する。
２ａ，２ｂが印字用紙Ｐを排出する方向に回転駆動され
る。そして頁マーク読み取り機構１４の位置まで搬送さ
れて、印字が適正な位置になされているかが確認され
る。さらに、印字用紙Ｐは、磁気ストライプリード／ラ
イト機構１３の位置まで搬送され、印字用紙Ｐに貼付さ
れた磁気テープに必要なデータが書き込まれ、その後、
印字装置１から排出される。このとき、上述の搬送ロー
ラ２ａとプラテン３とを支持する連結部材９ａには、搬
送ローラを原位置に復帰させるためのバネ状部材１０が
係合されているので、印字用紙Ｐが排出された後は、搬
送ローラ２ａは他方の搬送ローラ２ｂと接する位置に復
帰する。
【００２４】本実施例では、以上のように搬送ローラ２
ａとプラテン３とを１つの棒状部材よりなる連結機構９
ａに支持したことで、印字用紙Ｐの厚みを測定する装置
や、プラテン３を移動させるための駆動モータ等を備え
ることなく、簡易な構造で、異なる印字用紙厚に対して
も、インクジェットヘッドとプラテンとの間隙を、自動
的かつ精度良く調節することができ、特に間隙の調整の
自由度が広いインクジェットタイプの印字装置に適用し
た場合に、印字品質を低下させることなく、異なる用紙
厚に対応できる印字装置を提供することが可能となる。
ａとプラテン３とを１つの棒状部材よりなる連結機構９
ａに支持したことで、印字用紙Ｐの厚みを測定する装置
や、プラテン３を移動させるための駆動モータ等を備え
ることなく、簡易な構造で、異なる印字用紙厚に対して
も、インクジェットヘッドとプラテンとの間隙を、自動
的かつ精度良く調節することができ、特に間隙の調整の
自由度が広いインクジェットタイプの印字装置に適用し
た場合に、印字品質を低下させることなく、異なる用紙
厚に対応できる印字装置を提供することが可能となる。
【００２５】また、上述の如く機械的にプラテン３の調
整機構が構成できるので、印字装置全体の小型化や製造
行程の簡略化、さらには印字装置の保守の容易化を実現
できる。
整機構が構成できるので、印字装置全体の小型化や製造
行程の簡略化、さらには印字装置の保守の容易化を実現
できる。
【００２６】
【第２実施例】次に、本発明の第２実施例に係る印字装
置の構成を図３に基づいて説明する。
置の構成を図３に基づいて説明する。
【００２７】図３において、符号４は支持機構を示し、
符号９ｂは連結機構を示し、符号１１ｂは支持部材を示
す。
符号９ｂは連結機構を示し、符号１１ｂは支持部材を示
す。
【００２８】連結機構９ｂは、その両端部に搬送ローラ
２ａおよびプラテン３を回転自在に支持し、且つその中
央部１２が屈曲自在に構成されている。そして、その連
結機構９ｂの中央部１２の両側は、印字装置１の本体に
固定された支持部材１１ｂに揺動自在に挟持されてい
る。また、連結機構９ｂには、搬送ローラ２ｂを印字用
紙通路Ｒ側の原位置に復帰させるために、常に付勢する
バネ状部材１０が係合されている。そのほかの構成は第
１実施例と同様である。
２ａおよびプラテン３を回転自在に支持し、且つその中
央部１２が屈曲自在に構成されている。そして、その連
結機構９ｂの中央部１２の両側は、印字装置１の本体に
固定された支持部材１１ｂに揺動自在に挟持されてい
る。また、連結機構９ｂには、搬送ローラ２ｂを印字用
紙通路Ｒ側の原位置に復帰させるために、常に付勢する
バネ状部材１０が係合されている。そのほかの構成は第
１実施例と同様である。
【００２９】つぎに、本実施例に係る支持機構の機能に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００３０】先ず、印字用紙Ｐが搬送ローラ２ａ，２ｂ
により印字装置内部に取り込まれると、プラテン側の搬
送ローラ２ａは第１実施例と同様に用紙搬送通路Ｒから
離れる方向に印字用紙Ｐの厚み分移動する。このとき、
連結部材９ｂは中央部１２の左右両側が支持部材１１ｂ
により揺動自在に支持されているので、連結機構９ｂの
左側部材は支持部材１１ｂの支点を中心として反時計周
り方向に回転する。そのため、連結機構９ｂの中央部１
２は鉛直上方へ移動する。
により印字装置内部に取り込まれると、プラテン側の搬
送ローラ２ａは第１実施例と同様に用紙搬送通路Ｒから
離れる方向に印字用紙Ｐの厚み分移動する。このとき、
連結部材９ｂは中央部１２の左右両側が支持部材１１ｂ
により揺動自在に支持されているので、連結機構９ｂの
左側部材は支持部材１１ｂの支点を中心として反時計周
り方向に回転する。そのため、連結機構９ｂの中央部１
２は鉛直上方へ移動する。
【００３１】また連結機構９ｂの右側部材は、左側部材
とは中央部１２で屈曲自在に係合されているので、支持
部材１１ｂの支点を中心に時計周り方向に回転する。こ
れにより、搬送ローラ２ａの移動と略同方向で同変位の
移動がプラテン３に付与される。
とは中央部１２で屈曲自在に係合されているので、支持
部材１１ｂの支点を中心に時計周り方向に回転する。こ
れにより、搬送ローラ２ａの移動と略同方向で同変位の
移動がプラテン３に付与される。
【００３２】また、連結機構９ｂには搬送ローラ２ａを
原位置に復帰させるためのバネ状部材１０が係合されて
おり、印字作業終了後は印字用紙搬送通路Ｒ側の原位置
に戻される。
原位置に復帰させるためのバネ状部材１０が係合されて
おり、印字作業終了後は印字用紙搬送通路Ｒ側の原位置
に戻される。
【００３３】本実施例によれば、連結機構９ｂをその中
央部１２で屈曲自在に構成し、且つこの中央部１２の両
側の２点を支持部材１１ｂにより回動自在に支持する構
成を採るので、搬送ローラ２ａの移動に基づいて連結機
構９ｂの両端部に起伏運動が生じる。この際、連結機構
９ｂの変形は全て回転運動により生ずるので、摩擦抵抗
が少なく、搬送ローラ２ａの移動をプラテン３に円滑に
伝達することが可能となる。この結果、第２実施例に係
る支持機構によれば、第１実施例より得られる効果に加
えて、異なる厚みの印字用紙に対しても、インクジェッ
トヘッド５とプラテン３の間の間隙をより円滑に調整で
きる印字装置を提供することができる。
央部１２で屈曲自在に構成し、且つこの中央部１２の両
側の２点を支持部材１１ｂにより回動自在に支持する構
成を採るので、搬送ローラ２ａの移動に基づいて連結機
構９ｂの両端部に起伏運動が生じる。この際、連結機構
９ｂの変形は全て回転運動により生ずるので、摩擦抵抗
が少なく、搬送ローラ２ａの移動をプラテン３に円滑に
伝達することが可能となる。この結果、第２実施例に係
る支持機構によれば、第１実施例より得られる効果に加
えて、異なる厚みの印字用紙に対しても、インクジェッ
トヘッド５とプラテン３の間の間隙をより円滑に調整で
きる印字装置を提供することができる。
【００３４】
【発明の効果】本発明によれば、搬送ローラとプラテン
とを連結機構を介して機械的に連結したことで、印字用
紙の厚みを測定する装置や、プラテンを移動させるため
の駆動モータ等を備えることなく、異なる印字用紙厚に
対しても、インクジェットヘッドとプラテンとの間隙
を、自動的かつ適切に調整することができ、特に間隙の
調整の自由度が広いインクジェットタイプの印字装置に
適用した場合に、印字品質を低下させることなく、適切
に印字作業ができる従来にない優れた印字装置を提供す
ることができる。また、上述の如く機械的にプラテンの
調整機構が構成できるので、印字装置全体の小型化や製
造行程の簡略化、さらには印字装置の保守点検を容易化
できる。
とを連結機構を介して機械的に連結したことで、印字用
紙の厚みを測定する装置や、プラテンを移動させるため
の駆動モータ等を備えることなく、異なる印字用紙厚に
対しても、インクジェットヘッドとプラテンとの間隙
を、自動的かつ適切に調整することができ、特に間隙の
調整の自由度が広いインクジェットタイプの印字装置に
適用した場合に、印字品質を低下させることなく、適切
に印字作業ができる従来にない優れた印字装置を提供す
ることができる。また、上述の如く機械的にプラテンの
調整機構が構成できるので、印字装置全体の小型化や製
造行程の簡略化、さらには印字装置の保守点検を容易化
できる。
【００３５】さらには、印字ヘッドをインクジェットタ
イプで構成することで、印字ヘッドが小型軽量となり、
印字速度の高速化が実現できる。また、従来問題となっ
ていた印字中の騒音や振動も回避でき、印字濃度も一定
に維持することができる。
イプで構成することで、印字ヘッドが小型軽量となり、
印字速度の高速化が実現できる。また、従来問題となっ
ていた印字中の騒音や振動も回避でき、印字濃度も一定
に維持することができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る印字装置の断面図で
ある。
ある。
【図２】図１に示した支持機構の正面図である。
【図３】本発明の第２実施例に係る支持機構の正面図で
ある。
ある。
１ 印字装置 ２ａ，２ｂ 搬送ローラ ３ プラテン ４ 支持機構 ５ インクジェットヘッド ６ インク供給装置 ９ａ，９ｂ 連結機構 １０ バネ状部材 １２ 連結機構中央部 Ｐ 印字用紙 Ｒ 印字用紙搬送通路
Claims (3)
- 【請求項１】 印字用紙にインクを飛翔させて印字する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドの
対向位置に用紙搬送通路を隔てて当該用紙搬送通路から
離れる方向へ移動可能に配設されたプラテンと、前記印
字用紙を前記インクジェットヘッド部まで搬送する少な
くとも１対の搬送ローラとを備えた印字装置において、 前記１対の搬送ローラのうちプラテン側に配設された一
方の搬送ローラが前記用紙搬送通路から離れる方向へ移
動するのを許容する支持機構を設け、前記一方の搬送ロ
ーラの移動に連携して前記プラテンに対し同方向同変位
の移動を付勢する連結機構を装備し、この連結機構に搬
送ローラを用紙搬送通路側の原位置に復帰させるための
バネ状部材を併設したことを特徴とする印字装置。 - 【請求項２】 前記連結機構を所定長さの棒状部材で構
成すると共に、その両端部に前記搬送ローラ及び前記プ
ラテンを回転自在に支持したことを特徴とする請求項１
記載の印字装置。 - 【請求項３】 前記連結機構を所定長さの棒状部材で構
成すると共に、その両端部に前記搬送ローラ及び前記プ
ラテンを回転自在に支持し、且つ前記連結機構をその中
央部で屈曲自在に構成し、当該中央部の両側を印字装置
の本体に回動自在に支持する支持部材を備えたことを特
徴とする請求項１記載の印字装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29506394A JPH08156352A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29506394A JPH08156352A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 印字装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08156352A true JPH08156352A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17815843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29506394A Pending JPH08156352A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 印字装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08156352A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1236579A2 (en) | 2001-03-02 | 2002-09-04 | Riso Kagaku Corporation | Printing machine for booklet-like medium |
| US7290949B1 (en) | 2005-10-12 | 2007-11-06 | Tallygenicom Lp | Line printer having a motorized platen that automatically adjusts to accommodate print forms of varying thickness |
| US8641303B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62201275A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | Nec Corp | 紙葉類の印字装置 |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP29506394A patent/JPH08156352A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62201275A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | Nec Corp | 紙葉類の印字装置 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1236579A2 (en) | 2001-03-02 | 2002-09-04 | Riso Kagaku Corporation | Printing machine for booklet-like medium |
| US6632034B2 (en) | 2001-03-02 | 2003-10-14 | Riso Kagaku Corporation | Printing machine for booklet-like medium |
| US7290949B1 (en) | 2005-10-12 | 2007-11-06 | Tallygenicom Lp | Line printer having a motorized platen that automatically adjusts to accommodate print forms of varying thickness |
| US8641303B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
| US8939661B2 (en) | 2010-01-29 | 2015-01-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
| US9102174B2 (en) | 2010-01-29 | 2015-08-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6350005B1 (en) | Method and apparatus for processing recording media having embedded information | |
| JP2002337410A (ja) | 熱転写ラインプリンタ | |
| US5000598A (en) | Guide mechanism for dot matrix printer | |
| JP3879799B2 (ja) | 複合処理装置 | |
| US6523927B2 (en) | Method and apparatus for processing recording media having embedded information | |
| JPH08156352A (ja) | 印字装置 | |
| JP3638768B2 (ja) | 通帳伝票プリンタ | |
| JP4218535B2 (ja) | 印刷装置 | |
| JP2000225740A (ja) | 冊子印字装置 | |
| JPH11138928A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JPH09150983A (ja) | 記録装置 | |
| JP4089536B2 (ja) | プリンタ | |
| JPS6364779A (ja) | 用紙給送装置 | |
| US20210237493A1 (en) | Printing apparatus | |
| JP5088712B2 (ja) | 印刷方法 | |
| JP4561106B2 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
| JP4599845B2 (ja) | 印刷装置 | |
| JPH0569981A (ja) | 媒体搬送装置 | |
| JP2001260506A (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JP2534745Y2 (ja) | 小切手等の印字・発行装置 | |
| JPH11245463A (ja) | サーマル印字装置 | |
| JP2789744B2 (ja) | プリンタ | |
| JP3278121B2 (ja) | ラインサーマルプリンタ | |
| GB2076341A (en) | Paper feeding in printers | |
| JP4669339B2 (ja) | 印刷装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971104 |