JP3247344B2 - コネクタのハウジング及びこれを用いたコネクタ - Google Patents

コネクタのハウジング及びこれを用いたコネクタ

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JP3247344B2 JP25188498A JP25188498A JP3247344B2 JP 3247344 B2 JP3247344 B2 JP 3247344B2 JP 25188498 A JP25188498 A JP 25188498A JP 25188498 A JP25188498 A JP 25188498A JP 3247344 B2 JP3247344 B2 JP 3247344B2
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    • HELECTRICITY
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    • H01R13/501Bases; Cases formed as an integral body comprising an integral hinge or a frangible part

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングの収容
室に端子を挿入し、これをリテーナにより係止するよう
にしたコネクタの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、例えば
特開平7−65924号には、図7(a)に示すよう
に、ハウジング本体81において上下二段に設けた収容
室82に端子(図示省略)を収納し、この端子を収容室
82の内壁面に設けたランス(図示省略)により係止す
ると共に、ハウジング本体81の上面側及び下面側にリ
テーナ83を配置し、これを帯状のヒンジ84を介して
ハウジング本体81に一体に設け、このリテーナ83に
より端子を二次的に係止するようにしたものが開示され
ている。このリテーナ83は、その左右側端面のスリッ
ト85をハウジング本体81の左右両側壁に突設された
仮係止突部86に係合することでハウジング本体81に
仮係止され、さらに、リテーナ83をその位置から前方
にスライドさせてスリット85をハウジング本体81の
左右両側壁に突設された係止突部87に係合させること
で係止位置に固定される。また、リテーナ83の裏面に
上下の各収容室82に対応する突出部を並設し、リテー
ナ83が係止位置に装着されると上記突出部が収容室8
2の内壁上面に形成された開口部88を通って収容室8
2内に突出し、ランスによって係止されている端子の上
部に係合して端子を二次的に係止するようにしている。
【0003】このコネクタでは、端子をハウジングに二
重に係止できるので、端子のハウジングからの脱落を確
実に防止することができる。しかも、端子がランスによ
って係止される正規位置まで挿入されていないとリテー
ナ83が端子上部に係合できないので、これで端子の半
装着を検知することができる。さらに、リテーナ83を
ヒンジ84を介してハウジング本体81に一体に設けた
ので、リテーナ83のハウジング本体81からの脱落を
防止できると共に、金型数の低減及び管理工数の低減等
により低コスト化を実現できる。またハウジングの組立
は、ヒンジ84を強制的にU字状に曲げながらリテーナ
83を仮係止位置に移動させ、さらに係止位置に移動さ
せることで行うが、その間、図7(b)に示す平板状の
リテーナ装着治具89により、その切欠部90における
U字状の最奥部をヒンジ84の屈曲部に押し当ててリテ
ーナ83を押し込むことにより、ヒンジ84を塑性変形
させて弾性復元力を喪失させ、これによってリテーナ8
3がヒンジ84の反発力を受けてハウジング本体81か
ら外れるという不具合を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のコ
ネクタでは、リテーナ83をハウジング本体81の上面
側及び下面側に配置するので、収容室82を上下二段に
しか設けることができず、三段以上の多段積みにするこ
とができない。また、ハウジングの組立はヒンジ84を
強制的にU字状に曲げながらリテーナ83を仮係止位置
に移動させ、さらに係止位置に移動させることで行うの
で、手間がかかり、作業性がよくない。しかも、ヒンジ
84の弾性復元力を喪失させるためにリテーナ装着治具
89を用いてリテーナ83を押し込まなければならない
ので、この面でも作業性がよくない。
【0005】本発明はこれらの点に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、リテーナにより二
重係止及び半装着検知を行い、このリテーナをハウジン
グ本体に一体化することでリテーナの脱落防止及び低コ
スト化を図り、さらにハウジング本体にその収容室を横
切るようにリテーナを嵌合し、これを移動させることで
端子を二次的に係止することにより、収容室を三段以上
の多段積みにすることを可能とし、さらにヒンジを大き
く曲げなくてもよいようにして、ハウジング組立の手間
を削減し、作業性を向上させながら、リテーナがハウジ
ング本体から外れることを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、収容室に挿入された端子を係止するよ
うにしたコネクタのハウジングにおいて、ハウジング本
体に、収容室を横切って上下の外壁に開口する空洞部を
形成し、この空洞部にリテーナを押圧することにより上
下にスライド可能に嵌合し、このリテーナに、上記空洞
部により前後に分断された収容室を連通する連通部を形
成し、端子が収容室の正規位置にあるときにリテーナの
スライド方向への移動を許容し且つこの移動によりリテ
ーナが端子に二次的に係止するように構成すると共に、
上記リテーナをヒンジを介してハウジング本体に一体に
設けたことを特徴としている。
【0007】このハウジングでは、収容室に端子を挿入
すると、端子がハウジングに係止される。さらにリテー
ナをスライド方向へ移動しようとした場合、端子が収容
室の正規位置になければリテーナは移動できず、半装着
が検知される。一方、端子が収容室の正規位置にあれば
リテーナは移動でき、この移動によりリテーナが端子に
二次的に係止される。その場合、リテーナはヒンジを介
してハウジング本体に一体であるので、リテーナのハウ
ジング本体からの脱落が防止されると共に低コスト化が
図られる。またハウジング本体に、リテーナのスライド
方向に収容室を三段以上形成しても、リテーナに各収容
室を連通する連通部を形成することができ、そのときに
も二次係止及び半装着検知が可能である。さらに、リテ
ーナはスライド方向に沿ってほぼ直線状に若干長さ動く
だけであるから、ヒンジが大きく曲がることはなく、ヒ
ンジに大きな弾性復元力は作用しない。そのため、リテ
ーナがハウジング本体から外れることがない。しかも、
特殊な治具を用いるものではなく、リテーナを移動させ
るだけでありワンタッチで行えるので、ハウジング組立
の手間を削減し、作業性が向上する。
【0008】請求項2のコネクタは、請求項1記載のハ
ウジングの収容室に端子が挿入されたコネクタであっ
て、端子にはリテーナのスライド方向に切り欠かれた係
止部が形成されており、端子を収容室の正規位置まで挿
入すると上記係止部の前端がハウジングの前部収容室の
後端に一致して、リテーナのスライド方向への移動によ
り連通部の周壁が上記係止部に嵌入可能となるように構
成したことを特徴としている。
【0009】このコネクタでは、端子を収容室の正規位
置まで挿入すると、これがハウジングに係止される。さ
らにリテーナをスライド方向へ移動しようとした場合、
端子が収容室の正規位置になければ係止部の前端がハウ
ジングの前部収容室の後端よりも後方にはみ出ているの
で、リテーナをスライド方向に移動させようとしても係
止部の前端に当たって移動できず、半装着が検知され
る。一方、端子が収容室の正規位置にあれば係止部の前
端がハウジングの前部収容室の後端に一致して、リテー
ナの連通部の周壁が上記係止部に嵌入してリテーナが移
動でき、この移動によりリテーナが端子に二次的に係止
される。その場合、リテーナはヒンジを介してハウジン
グ本体に一体であるので、リテーナのハウジング本体か
らの脱落が防止されると共に低コスト化が図られる。ま
たハウジング本体に、リテーナのスライド方向に収容室
を三段以上形成しても、リテーナに各収容室を連通する
連通部を形成することができ、そのときにも二次係止及
び半装着検知が可能である。さらに、リテーナはスライ
ド方向に沿ってほぼ直線状に若干長さ動くだけであるか
ら、ヒンジが大きく曲がることはなく、ヒンジに大きな
弾性復元力は作用しない。そのため、リテーナがハウジ
ング本体から外れることがない。しかも、特殊な治具を
用いるものではなく、リテーナを移動させるだけであり
ワンタッチで行えるので、ハウジング組立の手間を削減
し、作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は第1の実施形態に
係るハウジングHを示し、図3〜図5は、このハウジン
グHの収容室11に端子Tを挿入したコネクタCを示
す。
【0011】図1及び図2において、10はハウジング
本体であって、このハウジング本体10には、これを前
後方向に貫通する収容室11が形成されている(以下、
ハウジング本体10の前後方向のことを単に前後方向と
いう)。この収容室11はハウジング本体10の高さ方
向(以下、単に高さ方向という)に数段、そしてハウジ
ング本体10の幅方向(以下、単に幅方向という)に数
列、それぞれ並行に形成されている。そして、各収容室
11には端子Tがそれぞれ挿入され、係止されている。
【0012】図3〜図5に示すように、上記端子Tはハ
ウジング本体10の収容室11に挿入可能な形状、例え
ば筒状に形成されている。また、端子Tの前端には、幅
方向に向く面を有したスタビライザ4が高さ方向に立設
されている。また、上記端子Tの前端には相手側端子が
挿入される挿入口1が開口し、後部には電線Wが接続さ
れる接続部2が設けられ、電線Wの芯線を圧着又は半田
付け等により取り付けるようにしている。上記端子Tの
前半部の内方には、例えば高さ方向又は幅方向に撓む板
バネ(図示省略)が形成されており、相手側端子が挿入
されたときに、これに圧接するようになっている。
【0013】上記ハウジング本体10は、各収容室11
から高さ方向に刻設され且つ前後方向に延び、上記端子
Tのスタビライザ4が嵌入する溝12と、この溝内で収
容室11の幅方向に撓むように設けられ、前側でスタビ
ライザ4を係止するランス13と、ランス13の前側の
溝12を前方に開放するテスト用窓部14とを備えてい
る。よって、上記スタビライザ4は、端子Tをハウジン
グHの収容室11に挿入すると上記溝12に嵌入して前
進し、溝内に形成されたランス13を乗り越えて当該ラ
ンス13の前側に入り、これに係止される。
【0014】上記ハウジング本体10には、全ての収容
室11を高さ方向に横切って上下の外壁に開口する空洞
部15が形成され、この空洞部15にリテーナ20が
圧することにより上下にスライド可能に嵌合され、この
リテーナ20には、上記空洞部15により前部収容室1
1aと後部収容室11bとに分断された収容室11を連
通する連通部21が、全ての収容室11に対応して形成
されている。また、端子Tの前後方向の中途部には上記
リテーナ20のスライド方向(この実施形態では高さ方
向)に切り欠かれた係止部3が形成されており、端子T
を収容室11の正規位置まで挿入すると上記係止部3の
前端3aがハウジングHの前部収容室11aの後端1
1’aに一致して、リテーナ20のスライド方向への移
動により連通部21の周壁22が上記係止部3に嵌入可
能となるように構成している。
【0015】図3に示すように、上記リテーナ20は、
ヒンジ30を介してハウジング本体10に一体に設けら
れている。ヒンジ30は帯状に形成されてハウジング本
体10の上面における幅方向に離れた二箇所に設けられ
ている。各ヒンジ30は前後方向に延びてリテーナ20
とハウジング本体10とに架け渡して設けられ、これら
を連結している。これらハウジング本体10、ヒンジ3
0、及びリテーナ20は同時成形される。上記ヒンジ3
0は、リテーナ20のスライド方向への移動に伴いハウ
ジング本体側の端部を中心に若干角度の範囲で揺動する
ようになっている。
【0016】従って、上記第1実施形態においては、端
子Tの接続部2に電線Wを取り付け、端子Tをハウジン
グHの収容室11に挿入すると、スタビライザ4がハウ
ジングHの溝12に嵌入して前進し、ハウジングHのラ
ンス13を乗り越えて当該ランス13に係止され、これ
で端子TがハウジングHに一次係止される(図1
(a)、図3(a)、図4(a)の状態)。さらにリテ
ーナ20をスライド方向へ移動しようとした場合、端子
Tが収容室11の正規位置になければ係止部3の前端3
aがハウジングHの前部収容室11aの後端11’aよ
りも後方にはみ出ているので、リテーナ20をスライド
方向に移動させようとしても係止部3の前端3aに当た
って移動できず、半装着が検知される。一方、端子Tが
収容室11の正規位置にあれば係止部3の前端3aがハ
ウジングHの前部収容室11aの後端11’aに一致し
て、リテーナ20の連通部21の周壁22が上記係止部
3に嵌入してリテーナ20が移動でき、この移動により
リテーナ20が端子Tに二次的に係止される(図1
(b)、図3(b)、図4(b)の状態)。そして、こ
のコネクタCを相手側コネクタに嵌合すると相手側コネ
クタの端子がそれぞれ端子Tに挿入し、板バネ等が相手
側コネクタの端子に圧接して両コネクタの機械的接続及
び電気的接続が果たされる。その場合、リテーナ20は
ヒンジ30を介してハウジング本体10に一体であるの
で、リテーナ20のハウジング本体10からの脱落が防
止されると共に、金型数の低減及び管理工数の低減等に
より低コスト化が図られる。またハウジング本体10
に、リテーナ20のスライド方向に収容室11を三段以
上形成しても、リテーナ20に各収容室11を連通する
連通部21を形成することができ、そのときにも端子ご
とに二次係止及び半装着検知が可能である。しかも、幅
又は高さを異にする多種類の端子T、幅方向又は高さ方
向の間隔(ピッチ)の違う端子Tを装着することが可能
である。さらに、リテーナ20はスライド方向に沿って
ほぼ直線状に若干長さ動くだけであるから、ヒンジ30
が例えばU字状に大きく曲がることはなく、ヒンジ30
に大きな弾性復元力は作用しない。そのため、リテーナ
20がハウジング本体10から外れることがない。しか
も、先に従来の技術の項で示したリテーナ装着治具のよ
うな特殊な治具を用いるものではなく、手又はマニュピ
ュレータ等によりリテーナ20を移動させるだけであり
ワンタッチで行えるので、ハウジング組立の手間を削減
し、作業性が向上する。
【0017】また、スタビライザ4は端子外側の任意位
置に立設すればその機能を発揮できるが、上記第1実施
形態のようにスタビライザ4を端子Tの先端に設けたと
きには、端子TがハウジングHの収容室11に対して例
えば上下逆さなど間違った向きで挿入されたときには、
挿入当初の段階で収容室11の入口に引っ掛かるので、
確実に端子Tの逆差し防止が図られ、作業者の誤操作等
によるハウジングHの破損が回避される。
【0018】さらに、本発明はハウジングHの前面に収
納室11のみを開口した実施形態を含むが、そのような
実施形態では例えばコネクタCの導通テストを、従来の
ように端子Tの挿入口1に相手側コネクタの端子又はこ
れと同形状のテスト用治具を挿入して実施すると、相手
側コネクタの端子等が繰り返し使用により変形し、それ
を挿入することでコネクタCの端子Tの板バネ等が損傷
する不具合が起こり得る。これに対して上記第1実施形
態のようにハウジングHの前面にスタビライザ4に連通
するテスト用窓部14を開口したときには、相手側コネ
クタの端子等を端子Tの挿入口1ではなくテスト用窓部
14に挿入すればスタビライザ4に接触するので、端子
Tの板バネ等を損傷させることなく導通テスト等を行う
ことができる。
【0019】また、スタビライザ4は、溝12に嵌入し
て前進できるように幅方向ないし高さ方向に向く面を有
するように形成されればよく、これに応じて溝12は各
収容室11から高さ方向ないし高さ方向に刻設され、ま
たランス13は幅方向ないし高さ方向に撓むように形成
されればよいが、上記第1実施形態のようにスタビライ
ザ4を幅方向に撓むように形成したときには、ハウジン
グHのランス13がスタビライザ4に応じて幅方向に撓
むので、ハウジングHに高さ方向に撓みしろを設ける必
要がなくなり、高さが低くなる。そのため、コネクタC
が高さ方向に可及的にコンパクトになる。特に、収容室
11を高さ方向に数段並べたコネクタCでは、高さ方向
に数個の端子Tが連なり、収容室11の間の壁も増える
ので、それぞれの端子Tの高さが低くなり且つ収容室1
1の間の壁が薄型化されることでコネクタCを高さ方向
に大幅にコンパクト化することができる。このようなこ
とから、このコネクタCは例えばスペースユーティリテ
ィが厳しく求められる自動車で用いるコネクタとして好
適である。
【0020】図6は第2の実施形態を示す。この実施形
態は先の第1実施形態に比してヒンジ30まわりの構成
のみ異なる。従って、第1実施形態で説明した部材と同
一の機能を発揮する部材には同一の符合を付すと共に、
第1実施形態におけるヒンジ30に関する部分以外の解
説はそのまま第2実施形態にも引用する。第2実施形態
のヒンジ30に関する説明をすると、図6に示すよう
に、リテーナ20は、ヒンジ30を介してハウジング本
体10に一体に設けられている。その場合、ヒンジ30
は帯状に形成されてハウジング本体10の上面における
幅方向の両端部に設けられている。各ヒンジ30は幅方
向に延びてリテーナ20とハウジング本体10とに架け
渡して設けられ、これらを連結している。これらハウジ
ング本体10、ヒンジ30、及びリテーナ20は同時成
形される。上記ヒンジ30は、リテーナ20のスライド
方向への移動に伴いハウジング本体側の端部を中心に若
干角度の範囲で揺動するようになっている。この第2実
施形態においても第1実施形態と同様の作用及び効果が
得られる。
【0021】なお、以上の実施形態の構成によって本発
明が限定解釈されるものではない。上記実施形態では、
端子Tにリテーナ20のスライド方向に切り欠かれた係
止部3を形成し、端子Tを収容室11の正規位置まで挿
入すると上記係止部3の前端3aがハウジングHの前部
収容室11aの後端11’aに一致して、リテーナ20
のスライド方向への移動により連通部21の周壁22が
上記係止部3に嵌入可能となるように構成したが、本発
明は、端子Tが収容室11の正規位置にあるときにリテ
ーナ20のスライド方向への移動を許容し且つこの移動
によりリテーナ20が端子Tに二次的に係止するように
構成した実施形態を全て含む。従って、例えば端子T
に、リテーナ20のスライド方向に切り欠かれた係止部
3を形成すると共に、リテーナ20に、上記端子Tが収
容室11の正規位置まで挿入されたときに上記係止部3
と前後方向の位置が一致して嵌入可能となる突起等の嵌
合部が形成されている実施形態を含む。また、上記実施
形態では、ランス13により収容室11に挿入された端
子Tを一次係止するようにしたが、本発明は、他の公知
な一次係止手段を用いたコネクタのハウジング及びこれ
を用いたコネクタの実施形態を含む。さらに本発明は、
空洞部15がハウジング本体10の一面の外壁にのみ開
口する実施形態、ヒンジ30が一本又は三本以上の実施
形態、ヒンジ30が空洞部15の内方に形成された実施
形態、これらの実施形態を組み合わせた実施形態等を全
て含むものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のコネク
タのハウジングによれば、リテーナによって二重係止を
して端子の保持力を向上させることができると共に、端
子の半装着を検知して誤組立を有効に防止することがで
きる。また、リテーナをヒンジを介してハウジング本体
に一体化したので、リテーナのハウジング本体からの脱
落防止及び低コスト化を図ることができる。さらにハウ
ジング本体にその収容室を横切るようにリテーナを嵌合
し、これをスライド方向に移動させることで端子を二次
的に係止するようにしたので、収容室を三段以上に多段
積みにすることができると共に、ヒンジを大きく曲げな
くてもよいので、ハウジング組立の手間を削減し、作業
性を向上させながら、リテーナがハウジング本体から外
れることを防止することができる。
【0023】請求項2のハウジングによれば、請求項1
と同様の効果を得られるので、発明の効果の項における
請求項1に関する記載は、そのまま請求項2の効果とし
て引用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のコネクタのハウジングを示す斜
視図であり、(a)はリテーナで端子を二次係止する前
の状態を、(b)はリテーナを押し上げて端子を二次係
止した状態を示す。
【図2】第1実施形態のコネクタのハウジングを示し、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】図2(b)をA−A線で断面して拡大した図で
あり、(a)はリテーナで端子を二次係止する前の状態
を、(b)はリテーナを押し上げて端子を二次係止した
状態を示す。
【図4】図2(b)をB−B線で断面して拡大した図で
あり、(a)はリテーナで端子を二次係止する前の状態
を、(b)はリテーナを押し上げて端子を二次係止した
状態を示す。
【図5】第1実施形態のコネクタにおける最下段の収納
室付近を一部断面して拡大し、底面側からみた図であ
る。
【図6】第2実施形態のコネクタのハウジングを示す斜
視図であり、(a)はリテーナで端子を二次係止する前
の状態を、(b)はリテーナを押し上げて端子を二次係
止した状態を示す。
【図7】従来例を示し、(a)はコネクタのハウジング
の斜視図、(b)はリテーナ装着治具の切欠部の最奥部
をヒンジの屈曲部に押し当ててリテーナを押し込む状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
C コネクタ T 端子 3 係止部 3a 前端 4 スタビライザ H ハウジング 10 ハウジング本体 11 収容室 11a 前部収容室 11’a 後端 11b 後部収容室 12 溝 13 ランス 15 空洞部 20 リテーナ 21 連通部 22 周壁 30 ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容室に挿入された端子を係止するよう
    にしたコネクタのハウジングにおいて、ハウジング本体
    に、収容室を横切って上下の外壁に開口する空洞部を形
    成し、この空洞部にリテーナを押圧することにより上下
    スライド可能に嵌合し、このリテーナに、上記空洞部
    により前後に分断された収容室を連通する連通部を形成
    し、端子が収容室の正規位置にあるときにリテーナのス
    ライド方向への移動を許容し且つこの移動によりリテー
    ナが端子に二次的に係止するように構成すると共に、上
    記リテーナをヒンジを介してハウジング本体に一体に設
    けたことを特徴とするコネクタのハウジング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハウジングの収容室に端
    子が挿入されたコネクタであって、端子にはリテーナの
    スライド方向に切り欠かれた係止部が形成されており、
    端子を収容室の正規位置まで挿入すると上記係止部の前
    端がハウジングの前部収容室の後端に一致して、リテー
    ナのスライド方向への移動により連通部の周壁が上記係
    止部に嵌入可能となるように構成したことを特徴とする
    コネクタ。
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