JP2931273B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2931273B2
JP2931273B2 JP16946597A JP16946597A JP2931273B2 JP 2931273 B2 JP2931273 B2 JP 2931273B2 JP 16946597 A JP16946597 A JP 16946597A JP 16946597 A JP16946597 A JP 16946597A JP 2931273 B2 JP2931273 B2 JP 2931273B2
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験三 小田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手コネクタを受
容する嵌合部内で雄端子を相手コネクタの雌端子と整合
するように雄端子の先端ピンを位置決めする可動部材を
有する電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】実開昭61−99979号
公報は、ハウジングの嵌合(凹)部内に摺動自在に配置
される可動部材(ガイドプレート)を設け、相手コネク
タが嵌合(凹)部内に受容される間、孔により雄型ター
ミナルを案内するコネクタを開示を開示している(第1
図参照)。しかし、可動部材は、嵌合(凹)部の奥に一
旦押し込まれると、相手コネクタをハウジングから抜去
する際に元の位置に復帰しない。このため、相手コネク
タの2度目の挿入の際、雄型ターミナルが可動部材によ
り案内されず、相手ターミナルと衝突または変形のおそ
れがある。
【0003】実開昭63−116985号公報は、雌雄
コネクタの嵌合時に、雄コネクタの係止アーム(45)
が雌コネクタ内の可動部材(ガイド部材35)の係止孔
(35b)と係合し、雄コネクタの抜去の際に、雄コネ
クタの移動に伴って可動部材が元の位置に戻るコネクタ
を開示している(第5図参照)。しかし、一般的な雄コ
ネクタはフード部(41b)を具備していない。この場
合、係止アーム(45)は、外部に露出することになる
ので損傷し易い。また、雄コネクタの嵌合部近傍に係止
アームを、雌コネクタに係止アームを係止孔(35b)
に押しつける押え板(33)をそれぞれ設けているの
で、係止アーム及び押え板が設けられた空間には端子を
配置することができず、コネクタの小型化が困難であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、相手コネクタを受容する嵌合部を有するハ
ウジングと、前記嵌合部内に前進位置及び後退位置間を
移動可能に収容され、前記ハウジング内に保持され且つ
前記嵌合部内に突出する雄端子の先端部を位置決めする
可動部材とを含み、前記ハウジングから前記相手コネク
タを抜去する際に、前記可動部材の係止アームが前記相
手コネクタと係合することにより、前記可動部材が前記
相手コネクタに追従して前進する電気コネクタにおい
て、前記係止アームは、前記嵌合部内の前記雄端子の配
列方向両端側の対称位置にそれぞれ配置されており、且
前記嵌合部の対向する内面に沿って前記相手コネクタ
に向ってそれぞれ延びており、前記相手コネクタの
面に設けられた突起の各々と係合可能な溝をそれぞれ有
することを特徴とする電気コネクタにある。
【0005】本発明のもう一つの態様は、前記嵌合部の
内面に、前記前進位置から前記ハウジング外への前記可
動部材の抜脱を阻止する第1突起と、前記前進位置から
前記後退位置への前記可動部材の移動に対して抵抗する
第2突起とを設け、前記可動部材に、前記係止アームと
略同方向に延びると共に前記第1突起及び前記第2突起
の各々と係合可能な第2係止アーム及び第3係止アーム
を設けたことを特徴とする電気コネクタにある。
【0006】本発明のさらにもう一つの態様は、前記第
2突起は、前記可動部材の前進方向及び後退方向に沿っ
てそれぞれ傾斜する面を有する断面略三角形をなすこと
を特徴とする電気コネクタにある。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施例
を説明すると、以下のとおりである。
【0008】図1において、コネクタは、プラスチック
材料からそれぞれ作られた絶縁性ハウジング10および
絶縁性係止部材50を含む。ハウジング10は後端12
から前端13へ延び上下左右に配列した多数の端子収容
室11を有している。ハウジング10の後端面を囲む開
口部14が延出している。開口部14は、中央に凹部1
5を有する上側壁16、両側壁17および下側壁18か
らなり、開口部14には係止部材50が嵌合せしめられ
る。開口部14の凹部15には前端13に連続し後端1
2へ延びる弾性係止レバー19が位置し、該係止レバー
はその後端に押圧部20およびその近傍に係止部21を
有している。係止レバー19は、ハウジング10と相補
関係にある後記ハウジングと係合する。開口部14の上
側壁16の両側には係止孔22が、係止部材50の上面
両側の後半高段部51には係止孔22と係合する係止突
起52がそれぞれ設けられている。開口部14の両側壁
17には上下二段にほぼL字形のカム溝23が、係止部
材50の両側面にはカム溝23に沿って摺動する係止突
起(カム従節)53がそれぞれ設けられている。カム溝
23は若干後方向へ傾斜して上下方向へ延びる第1部分
23aおよびほぼ水平方向へ延びる第2部分23bとか
らなっている。開口部14の両側壁17の内面には係止
突起53をカム溝23へ導く案内凹欠24が設けられて
いる。また、開口部14の両側壁17の内面にはその前
端から後端へ延びる案内条溝25a,25bが、係止部
材50の両側面にはその前端から後端へ延びて案内条溝
25a,25bに摺嵌する案内突条54がそれぞれ設け
られている。さらにまた、開口部14の両側壁17の内
面にはその前端から後端近傍へ延びる案内条溝26が、
係止部材50の両側面にはその前端から後端へ至らない
途中まで延びかつ案内条溝26の溝幅よりも上下幅が小
さくてこれに摺嵌する案内突起55がそれぞれ設けられ
ている。開口部14の下側壁18の両側および中央には
その前端近傍から後端へ延びる各係止溝27が、係止部
材50の下面の両側および中央に突出するリブ56には
各係止溝27に係合する各係止突起57がそれぞれ設け
られている。係止部材50の下面中央におけるリブ56
から両側下方向へ延びる弾性レグ(弾性部材)58が設
けられている。係止部材50の上面中央には開口部14
の凹部15の下面に嵌合する凹部59が設けられてい
る。係止部材50はハウジング10の端子収容室11に
対応する個数の空洞60を有している。
【0009】次に、図2および図3、図6ないし図9を
参照する。先ず、図2および図6に示すように、係止部
材50の係止突起53、案内突条54をハウジング10
の案内凹欠24、案内条溝25aにそれぞれ位置させて
係止部材50をハウジング10の後端開口部に嵌合す
る。この予備位置では、係止部材50の弾性レグ58は
自然の状態を保っている。
【0010】次いで、図7に示すように、前記予備位置
で係止部材50の後半高段部51の前端面がハウジング
10の後端面に衝合するまで係止部材50をハウジング
10へ押し込むと、係止部材50の係止突起53がハウ
ジング10のカム溝23の第1部分23aの上端に係合
する。したがって、係止部材50を弾性レグ58の弾性
に抗して押圧するなどの人為的な操作をしない限り、係
止部材50が後記本止め位置へ移動することがない。弾
性レグ58は、係止突起53がカム溝23の第1部分2
3aに係合するとき下方向に適宜押圧され、その係合に
該弾性レグの弾性が適宜作用するように設計してあって
もよい。本発明では、このように、係止突起53がカム
溝23の第1部分23aに係合している位置を仮り止め
という。この仮り止め位置では、係止部材50の空洞6
0からハウジング10の端子収容室11へ電線101を
電気接続した雌端子100を挿入することができるよう
に端子収容室11と空洞60とが水平方向に整列してい
る。一般に、この仮り止めした状態でコネクタ製造者は
コネクタ需要者に供給し、この仮り止めした状態で、後
者において雌端子100(図1参照)を係止部材50の
空洞60からハウジング10の端子収容室11へ挿入さ
れる。このように挿入された雌端子100のほぼ中央上
面に端子収容室11に設けられている弾性ランス28が
係合する。なお、第1図において右側に位置する大きい
雌端子100はハウジング10の左右側に位置する大き
い端子収容室11に、また左側に位置する小さい雌端子
100はその他の端子収容室11に挿入される。
【0011】最後に、図8に示すように、前記仮り止め
位置で、弾性レグ58(図2、図3参照)の弾性に抗し
て係止部材50を押し下げるとともに、図9に示すよう
に(図3参照)、さらに押し下げると、係止部材50の
係止突起53がカム溝23に沿ってその第1部分23a
からその第2部分23bへ摺動し、その第2部分23b
の終端に係合する。この位置では、係止部材50の空洞
60がハウジング10の端子収容室11に対して下方向
にずれて、空洞60を画成する係止部材50のリブの内
面が雌端子100の後端に近接し、雌端子100がハウ
ジング10の後方向(図上、左方向)へ移動するのを阻
止している。本発明では、このように、係止部材50が
雌端子100のハウジング10の後方向への移動を阻止
するように該ハウジングに係合している位置を本止めと
いう。この本止め位置では、係止部材50の案内突条5
4がハウジング10の上方の案内条溝25aから下方の
同25bへ移動し、係止部材50の係止突起52、案内
突起55、係止突起57がハウジング10の係止孔2
2、案内条溝26、係止溝27にそれぞれ係合する。ま
た、係止部材50の弾性レグ58が該係止部材の下面と
ハウジング10の後端開口部の下側壁との間に扁平状態
に押圧されている。
【0012】前述のように、ハウジング10に係合した
係止部材50を抜脱するには、前述の操作手順を逆にす
ればよいが、その際には、係止部材50の弾性レグ58
の復元力が働くから、図2および図6に示す係止部材5
0のハウジング10に対する位置まで該係止部材を戻す
ことができる。
【0013】弾性レグ58は、係止部材50をハウジン
グ10に対して係合するときの操作を円滑ならしめると
ともに、係止部材50の係止突起53がカム溝23の第
1部分23aに係合する状態を確実に保持する機能を有
し、とくに、係止部材50が前記仮止め位置から前記本
止め位置へ不用意に移動するのを阻止する機能を有す
る。
【0014】弾性レグ58を設ける場合、前述したよう
に、係止部材50の本止め位置で、弾性レグ58が該係
止部材の下面とハウジング10の後端開口部の下側壁と
の間に扁平状態に押圧された状態のままになっている
と、支障があることもある。たとえば、弾性レグ58の
そうした状態が比較的長期にわたったり、そうした状態
においてコネクタが周囲の比較的高温に触れたりする
と、弾性レグ58が、そうした状態の形態になってしま
う、すなわち、そうした形態の永久歪が生じてしまうこ
とがある。そうすると弾性レグ58の弾性が失われるこ
とになるから、メンテナンスなどに際して、係止部材5
0をハウジング10から抜脱して再び前者を後者に係合
させる場合、弾性レグ58がその機能を果たしえなくな
ることがある。弾性レグ58は、とくに前記本止め状態
においてはその弾性が作用している必要がないから、前
述のようにその弾性が失われるのを防止する手段を有し
ていることが好ましい。
【0015】そこで、図4および図5に示すように、前
記本止め位置で弾性レグ58の自由端部およびその近傍
部が落ち込む溝または孔30をハウジング10の開口部
14の下側壁18の両側に形成してある(その位置は図
1にも鎖線30’で示してある)。図5から明らかなよ
うに、前記本止め位置では、弾性レグ58が溝または孔
30に落ち込んで自然な状態にある。この場合、弾性レ
グ58の弾性が僅かに作用するように設計してあっても
よい。
【0016】カム溝23の第1部分23aと第2部分2
3bとがなす角度は直角でもよいが、図6ないし図9に
示すように、90度よりも小さい場合には、係止部材5
0を斜め下方向へ移動させるようにすることができるか
ら、雌端子100の後端が僅かにハウジング10の後端
へ突出していても、係止部材50のその移動によって雌
端子100の後端をハウジング10の内方向へ押圧して
整列させることができる。
【0017】図10ないし図12において、既述のコネ
クタと相補関係にあるコネクタを示してある。このコネ
クタは、絶縁性材料から作られた、ハウジング150、
可動部材200および係止部材250を含んでいる。ハ
ウジング150は、前方に既述のハウジング10に対す
る嵌合部151および後方に上下二段に配列する端子収
容室152を有している。ハウジング150の後端開口
部153には既述のハウジング10のカム溝23、係止
孔22および係止溝27と同機能を有するカム溝15
4、係止孔155および係止溝156がそれぞれ設けら
れている。また、係止部材250には既述の係止部材5
0の係止突起52,53,57と同機能を有する係止突
起251,252,253がそれぞれ設けられている。
係止部材250はハウジング150の端子収容室152
と同数の空洞254を有している。
【0018】可動部材200は、ハウジング150の嵌
合部151内に収容され、板面にピン挿通孔201、一
側の上方から下方への順に第2、第1及び第3係止アー
ム202,203,204、ならびに他側の下方から上
方への順に第2、第1及び第3係止アーム202,20
3,204が設けられている。これら係止アーム20
2,203,204はピン挿通孔201、即ちピン30
1の配列方向両端側であって、可動部材板面の中心点に
対して軸対称に位置されている。このため、係止アーム
202,203,204の形成によって可動部材200
の高さ方向の寸法を増大させることはなく、従ってハウ
ジング150の高さ方向の寸法も増大させ ない。また、
係止アーム202,203,204の軸対称配置によ
り、可動部材200が傾くことなくバランスよくハウジ
ング150の嵌合部151内を移動することができる。
第2係止アーム202は、その先端がハウジング15
0の嵌合部151の前端両側内面に設けられた係止突起
157にそれぞれ衝合し、可動部材200前方向への
抜け止めをなす。各第1係止アーム203は、その溝2
05が既述のハウジング10(図1参照)の両側面に設
けられた三角形の係止突起29に摺動可能に係合し、後
記機能を有する。各第3係止アーム204は、その溝2
06がハウジング150の前端両側内面に設けられ可動
部材200の前進方向および後退方向に沿ってそれぞれ
傾斜する三角形の係止突起158に摺動可能に係合し、
可動部材200がハウジング150の嵌合部151の内
部に深く入りすぎないように阻止する。第1及び第3係
止アーム203,204において、突起29,158と
係合する部分は溝205,206であるので、スライド
型等の金型により容易に係合部分としての溝を形成する
ことができる。図12に示すように、可動部材200を
ハウジング150の嵌合部151内に収容して第3係止
アーム204の溝206の先端に係止突起158を係合
し、ハウジング150の端子収容室152に雄端子30
0を挿入してこれに弾性ランス159を係合するととも
に雄端子300の先端ピン301を可動部材200のピ
ン挿通孔201に挿通し、係止部材250を本止め位置
へ摺動させることにより、これら各部材を組み立てる。
この組み立て状態では、可動部材200の規制によって
雄端子300のピン301が既述の雌端子100の先端
部の中心に正しく一致して対向するように位置決めされ
保持されている。ついで、図13および図14に示すよ
うに、ハウジング150の嵌合部151内に組み立てた
ハウジング10を嵌合すると、雌端子100の先端部の
中心に雄端子300のピン301が正常に挿入してこれ
が電気的に接続し、可動部材200がハウジング10の
前端で押圧後退せしめられ、ついに嵌合部151の奥壁
面に衝合し、ハウジング150の係止部160がハウジ
ング10の係止レバー19の係止部21に係合し、ハウ
ジング10,150の嵌合状態を保持する。このよう
に、可動部材200は、雌端子100の先端部に雄端子
300のピン301が衝突することなどなく正常に挿入
するように該ピンを位置決めして保持する役割りを有
し、その役割りを終えると同時に退却し、ハウジング1
50の所定位置へのハウジング10の進入を妨げない。
図示してないが、このとき、ハウジング10の係止突起
29(図1参照)が第1係止アーム203の溝205に
位置している。
【0019】係止レバー19を押圧した状態でハウジン
グ10,150の一方を他方に対してまたは双方を互い
に引き離すと、それらの嵌合を解くことができる。この
引き離しの際、第1係止アーム203の溝205の先端
にハウジング10の係止突起29が係合しているから、
ハウジング10,150を再度嵌合するとき、後退して
いた可動部材200が嵌合部151内の所定位置、すな
わち、図12に示す位置に引き戻されることになる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る本願発明によれば、係止
アームは、嵌合部内の雄端子の配列方向両端側の対称位
置にそれぞれ配置されているので、雄端子の配列方向に
直交する例えば高さ方向の寸法を増大させることなく、
可動部材をバランスよく移動させることができる。ま
た、各係止アームが嵌合部の対向する内面に沿って相手
コネクタに向かってそれぞれ延びているので、損傷を受
け易い弾性アームは嵌合部により保護され、相手コネク
タの突起は弾性不要ゆえ剛性部材とすることができる。
このため、損傷しにくい。さらに、各係止アームが、相
手コネクタの両側面に設けられた突起の各々と係合可能
な溝をそれぞれ有するので、係止アームにおける突起と
の係合部分を容易に形成できるという効果を奏する。
【0021】請求項2に係る本願発明によれば、嵌合部
の内面に、前進位置からハウジング外への可動部材の脱
抜を阻止する第1突起と、前進位置から後退位置への可
動部材の移動に対して抵抗する第2突起とを設け、可動
部材に、係止アームと略同方向に延びると共に第1突起
及び第2突起の各々と係合可能な第2係止アーム及び第
3係止アームを設けたので、第1突起及び第2係止アー
ムの係合によりハウジングからの可動部材の脱抜が阻止
できると共に、第2突起及び第3係止アームの係合によ
り可動部材の偶発的な移動を防止できる。また、第2係
止アームが係止 アームと略同方向、即ち相手コネクタに
向かって延びるので、可動部材の交換が容易であるとい
う効果を奏する。
【0022】請求項3に係る本願発明によれば、第2突
起は、可動部材の前進方向及び後退方向に沿ってそれぞ
れ傾斜する面を有する断面略三角形をなすので、前進方
向の傾斜面により嵌合時における相手コネクタの挿入抵
抗が小さくなると共に、後退方向の傾斜面により元の位
置(前進位置)への可動部材の復帰が容易になるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジング、係止部材および雌端子の分離斜視
図。
【図2】係止部材をハウジングに予備的に嵌合した状態
の後側面図。
【図3】係止部材をハウジングに完全に嵌合して本止め
した状態の後側面図。
【図4】他の実施例を示す、図2に相当する図。
【図5】図4の実施例を示す、図3に相当する図。
【図6】図3のX−X線における断面図であって、係止
部材のハウジングへの嵌合過程を示す両者の位置関係を
示す。
【図7】図3のX−X線における断面図であって、係止
部材のハウジングへの嵌合過程を示す両者の位置関係を
示す。
【図8】図3のX−X線における断面図であって、係止
部材のハウジングへの嵌合過程を示す両者の位置関係を
示す。
【図9】図3のX−X線における断面図であって、係止
部材のハウジングへの嵌合過程を示す両者の位置関係を
示す。
【図10】前記ハウジングに対する相補ハウジング、こ
れに組み込むべき可動部材、係止部材および雄端子の分
離斜視図。
【図11】前記相補ハウジングの一部およびこれに係合
する可動部材の斜視図。
【図12】前記相補ハウジングに前記可動部材、係止部
材および雄端子を組み込んだ状態の断面図。
【図13】組み立てた前記両ハウジングを嵌合する過程
を示す断面図。
【図14】前記両ハウジングの嵌合完了状態を示す断面
図。
【符号の説明】
10 コネクタ(相手) 29 突起 150 ハウジング(コネクタ) 151 嵌合部 157 突起(第1) 158 突起(第2) 200 可動部材202 第2係止アーム 203 第1係止アーム204 第3係止アーム 205,206 溝 300 雄端子 301 雄端子の先端部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−214575(JP,A) 実開 昭63−292584(JP,U) 実開 昭64−7777(JP,U) 実開 昭63−116985(JP,U) 実開 昭63−117073(JP,U) 実開 平4−78780(JP,U) 実開 平4−47285(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/42 H01R 13/62 - 13/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手コネクタを受容する嵌合部を有する
    ハウジングと、前記嵌合部内に前進位置及び後退位置間
    を移動可能に収容され、前記ハウジング内に保持され且
    つ前記嵌合部内に突出する雄端子の先端部を位置決めす
    る可動部材とを含み、前記ハウジングから前記相手コネ
    クタを抜去する際に、前記可動部材の係止アームが前記
    相手コネクタと係合することにより、前記可動部材が前
    記相手コネクタに追従して前進する電気コネクタにおい
    て、 前記係止アームは、前記嵌合部内の前記雄端子の配列方
    向両端側の対称位置にそれぞれ配置されており、且つ
    記嵌合部の対向する内面に沿って前記相手コネクタに向
    ってそれぞれ延びており、前記相手コネクタの側面に
    設けられた突起の各々と係合可能な溝をそれぞれ有する
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部の内面に、前記前進位置から
    前記ハウジング外への前記可動部材の抜脱を阻止する第
    1突起と、前記前進位置から前記後退位置への前記可動
    部材の移動に対して抵抗する第2突起とを設け 前記可動部材に、前記係止アームと略同方向に延びると
    共に前記第1突起及び前記第2突起の各々と係合可能な
    第2係止アーム及び第3係止アームを設け たことを特徴
    とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第2突起は、前記可動部材の前進方
    向及び後退方向に沿ってそれぞれ傾斜する面を有する断
    面略三角形をなすことを特徴とする請求項2記載の電気
    コネクタ。
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