JP3262369B2 - N’−置換n−アミノ−3,4,5,6−テトラフルオロフタルイミドおよびその製造方法 - Google Patents
N’−置換n−アミノ−3,4,5,6−テトラフルオロフタルイミドおよびその製造方法Info
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D209/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D209/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
- C07D209/44—Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles
- C07D209/48—Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3, e.g. phthalimide
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なN’−置換N−
アミノ−3,4,5,6−テトラフルオロフタルイミド
およびその製造方法に関する。酸加水分解またはアルコ
ーリシスにより新規化合物を抗バクテリア剤の先駆物質
として有用な2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸
〔ドイツ特許出願公開第3,318,145号明細書〕
に転化することができる。
アミノ−3,4,5,6−テトラフルオロフタルイミド
およびその製造方法に関する。酸加水分解またはアルコ
ーリシスにより新規化合物を抗バクテリア剤の先駆物質
として有用な2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸
〔ドイツ特許出願公開第3,318,145号明細書〕
に転化することができる。
【0002】
【従来の技術】現在まで、テトラフルオロ安息香酸をテ
トラクロロフタロイルクロライドから(G.G.Yak
obson,V.N.Odinkov,N.N.Vor
ozhtov,Zh.Obshsh.Khim.36
(1966),139;Imperial Chemi
cal Industries PLC,ヨーロッパ特
許第140,482号明細書、英国特許第2,146,
635号明細書,24.7.84)、テトラフルオロア
ントラリン酸から(S.Hayashi,N.Ishi
kawa,Bull.Chem.Soc.Jap.45
(1972),2909)、1,2,3,4−テトラフ
ルオロベンゼン(L.J.Belf,M.W.Buxt
on,J.F.Tilney−Bassett,Tet
rahedron23(1967),4719;Z.N
aturforsch.31B(1976),166
7)、無水テトラクロロフタル酸から(Bayer A
G、ドイツ特許出願公開第3,810,093A1,
5.10.89;Warner−Lambert C
o,ヨーロッパ特許出願公開第218,111号明細
書,9.9.86)または無水テトラクロロフタロジニ
トリルから(ImperialChemical In
dustries PLC、英国特許第2,134,9
00号明細書,22.8.84)数例において複雑であ
りおよび/または技術的に達成が不可能である段階を介
して製造することができた。同様のことが1,2−ジブ
ロモテトラフルオロベンゼンからのテトラフルオロ安息
香酸の製造(C.Tamnorski,E.J.Sol
oski,J.Organometallic Che
m.,10(1967)‘,385)およびテトラフル
オロフタル酸から出発するP.Sartoriおよび
A.Golloch(Chem.Ber.101(19
68),2004)により記載の方法についても真実で
ある。N−炭素置換テトラクロロフタルイミドもテトラ
フルオロフタル酸の合成に使用されていて(SDS B
iotech.K.K.ヨーロッパ特許出願公開第25
9,633号明細書,18.8.87)、これは2,
3,4,5−テトラフルオロ安息香酸に転化できる。
トラクロロフタロイルクロライドから(G.G.Yak
obson,V.N.Odinkov,N.N.Vor
ozhtov,Zh.Obshsh.Khim.36
(1966),139;Imperial Chemi
cal Industries PLC,ヨーロッパ特
許第140,482号明細書、英国特許第2,146,
635号明細書,24.7.84)、テトラフルオロア
ントラリン酸から(S.Hayashi,N.Ishi
kawa,Bull.Chem.Soc.Jap.45
(1972),2909)、1,2,3,4−テトラフ
ルオロベンゼン(L.J.Belf,M.W.Buxt
on,J.F.Tilney−Bassett,Tet
rahedron23(1967),4719;Z.N
aturforsch.31B(1976),166
7)、無水テトラクロロフタル酸から(Bayer A
G、ドイツ特許出願公開第3,810,093A1,
5.10.89;Warner−Lambert C
o,ヨーロッパ特許出願公開第218,111号明細
書,9.9.86)または無水テトラクロロフタロジニ
トリルから(ImperialChemical In
dustries PLC、英国特許第2,134,9
00号明細書,22.8.84)数例において複雑であ
りおよび/または技術的に達成が不可能である段階を介
して製造することができた。同様のことが1,2−ジブ
ロモテトラフルオロベンゼンからのテトラフルオロ安息
香酸の製造(C.Tamnorski,E.J.Sol
oski,J.Organometallic Che
m.,10(1967)‘,385)およびテトラフル
オロフタル酸から出発するP.Sartoriおよび
A.Golloch(Chem.Ber.101(19
68),2004)により記載の方法についても真実で
ある。N−炭素置換テトラクロロフタルイミドもテトラ
フルオロフタル酸の合成に使用されていて(SDS B
iotech.K.K.ヨーロッパ特許出願公開第25
9,633号明細書,18.8.87)、これは2,
3,4,5−テトラフルオロ安息香酸に転化できる。
【0003】2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸
は、テトラフルオロフタル酸からまたはその酸無水物か
ら種々の方法(ヨーロッパ特許出願公開第194,67
1号明細書、同第218,111号明細書、特開平1−
025,737号公報、特開昭63−295,529号
公報)によって得ることができる。これらの方法のいく
つかを実施する際に、技術的に適用不能なあるいは環境
的に適用不能な試剤が使用されている。主要な問題点
は、テトラフルオロフタル酸を更に反応させる前に単離
しなければならないことであり、そしてこれはかなりの
問題を引き起こす。
は、テトラフルオロフタル酸からまたはその酸無水物か
ら種々の方法(ヨーロッパ特許出願公開第194,67
1号明細書、同第218,111号明細書、特開平1−
025,737号公報、特開昭63−295,529号
公報)によって得ることができる。これらの方法のいく
つかを実施する際に、技術的に適用不能なあるいは環境
的に適用不能な試剤が使用されている。主要な問題点
は、テトラフルオロフタル酸を更に反応させる前に単離
しなければならないことであり、そしてこれはかなりの
問題を引き起こす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、N’−置換N
−アミノ−3,4,5,6−テトラフルオロフタルイミ
ドが本発明により製造でき、これを順に公知の方法で上
記のとおり2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸に
転化できるということにより満足された先駆体2,3,
4,5−テトラフルオロ安息香酸の良好な製造方法に対
する要求があった。
−アミノ−3,4,5,6−テトラフルオロフタルイミ
ドが本発明により製造でき、これを順に公知の方法で上
記のとおり2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸に
転化できるということにより満足された先駆体2,3,
4,5−テトラフルオロ安息香酸の良好な製造方法に対
する要求があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【0006】
【化14】
【0007】〔式中Xは残基
【0008】
【化15】
【0009】(R1 およびR2 は、それぞれの場合、水
素原子、アルキル(C1 〜C10)基、アリール基、例え
ばフェニル基、アルキル(C1 〜C6 )−CO基、例え
ばアセチル基、またはアリール−CO基、例えばベンゾ
イル基であり、ただしアリール基またはアリール−CO
基はR1 およびR2 の場合、芳香族環上が例えば弗素お
よび/または塩素原子および/またはアルキル(C1 〜
C4 )基で置換されてもよいか、あるいはR1 およびR
2 は一緒になって4個の塩素原子または4個の弗素原子
により芳香族環が置換されてもよいフタロイル残基、好
ましくは残基
素原子、アルキル(C1 〜C10)基、アリール基、例え
ばフェニル基、アルキル(C1 〜C6 )−CO基、例え
ばアセチル基、またはアリール−CO基、例えばベンゾ
イル基であり、ただしアリール基またはアリール−CO
基はR1 およびR2 の場合、芳香族環上が例えば弗素お
よび/または塩素原子および/またはアルキル(C1 〜
C4 )基で置換されてもよいか、あるいはR1 およびR
2 は一緒になって4個の塩素原子または4個の弗素原子
により芳香族環が置換されてもよいフタロイル残基、好
ましくは残基
【0010】
【化16】
【0011】であり、あるいはXは芳香族環上で弗素お
よび/または塩素原子および/またはアルキル(C1 〜
C4 )基で置換されていてもよい残基
よび/または塩素原子および/またはアルキル(C1 〜
C4 )基で置換されていてもよい残基
【0012】
【化17】
【0013】である〕 で表される新規のN’−置換N−アミノ−3,4,5,
6−テトラフルオロフタルイミド、および1モルの無水
3,4,5,6−テトラクロロフタル酸と少なくとも等
モル量、好ましくは約20モル%までのモル過剰の式
(2)
6−テトラフルオロフタルイミド、および1モルの無水
3,4,5,6−テトラクロロフタル酸と少なくとも等
モル量、好ましくは約20モル%までのモル過剰の式
(2)
【0014】
【化18】
【0015】(式中、R1 およびR2 は前記の意味を持
つ)で表される窒素化合物とを水性/アルコール性媒
体、氷酢酸約90〜100%濃度の硫酸または発煙硫酸
中、約100ないし約200℃の温度で(使用する媒体
に依存)反応させて式(3)
つ)で表される窒素化合物とを水性/アルコール性媒
体、氷酢酸約90〜100%濃度の硫酸または発煙硫酸
中、約100ないし約200℃の温度で(使用する媒体
に依存)反応させて式(3)
【0016】
【化19】
【0017】(式中、R1 およびR2 は前記の意味を持
つ)で表される対応するN’−置換−N−アミノ3,
4,5,6−テトラクロロフタルイミドとし、そして得
られたイミドを、直接あるいは弗素および/または塩素
原子および/またはアルキル(C1 〜C4 )基で芳香族
環が置換されてもよい少なくとも等モル量のベンズアル
デヒドと公知の方法で予め反応させて対応するベンザー
ル化合物とした後に、あるいはアルキル(C1 〜C6 )
−COハライド、好ましくはアルキル(C1 〜C6)−
COクロライド、式アルキル(C1 〜C6 )−CO−O
−OC−(C1 〜C6 )アルキルで表される無水カルボ
ン酸、アリール−COハライド、好ましくはアリール−
COクロライドまたは4個の塩素原子または4個の弗素
原子で芳香族環上が置換されてもよい無水フタル酸で公
知の方法で(Helex反応)予めアシル化した後に、
弗化カリウム、弗化ルビジウムまたは弗化セシウムある
いはこれらの混合物、好ましくは弗化カリウムのみと、
約50ないし約230℃の温度、好ましくは約90ない
し約140℃の温度、で相間移動触媒の存在下にまたは
不存在下に極性非プロトン性溶剤中で反応させることか
らなる、上記方法に関する。
つ)で表される対応するN’−置換−N−アミノ3,
4,5,6−テトラクロロフタルイミドとし、そして得
られたイミドを、直接あるいは弗素および/または塩素
原子および/またはアルキル(C1 〜C4 )基で芳香族
環が置換されてもよい少なくとも等モル量のベンズアル
デヒドと公知の方法で予め反応させて対応するベンザー
ル化合物とした後に、あるいはアルキル(C1 〜C6 )
−COハライド、好ましくはアルキル(C1 〜C6)−
COクロライド、式アルキル(C1 〜C6 )−CO−O
−OC−(C1 〜C6 )アルキルで表される無水カルボ
ン酸、アリール−COハライド、好ましくはアリール−
COクロライドまたは4個の塩素原子または4個の弗素
原子で芳香族環上が置換されてもよい無水フタル酸で公
知の方法で(Helex反応)予めアシル化した後に、
弗化カリウム、弗化ルビジウムまたは弗化セシウムある
いはこれらの混合物、好ましくは弗化カリウムのみと、
約50ないし約230℃の温度、好ましくは約90ない
し約140℃の温度、で相間移動触媒の存在下にまたは
不存在下に極性非プロトン性溶剤中で反応させることか
らなる、上記方法に関する。
【0018】式(3)のイミドを環を任意に置換し得る
ベンズアルデヒドと予め反応させて式(4)
ベンズアルデヒドと予め反応させて式(4)
【0019】
【化20】
【0020】で表されるベンザール化合物とする場合に
は、式(2)および(3)の化合物におけるR1 および
R2 が両方とも水素原子であること、そして式(3)の
イミドを予めアシル化する場合には、式(2)および
(3)の化合物における残基R1およびR2 の少なくと
も一方は水素原子であることが明らかである。
は、式(2)および(3)の化合物におけるR1 および
R2 が両方とも水素原子であること、そして式(3)の
イミドを予めアシル化する場合には、式(2)および
(3)の化合物における残基R1およびR2 の少なくと
も一方は水素原子であることが明らかである。
【0021】上記アルカリ金属弗化物は、転化される塩
素原子当たり100ないし約500モル%、好ましくは
約101ないし約150モル%、特に好ましくは約10
2ないし約120モル%の量で使用される。一分子当た
り4個の塩素原子を添加する場合には、約4.08ない
し約4.8等量の上記金属弗化物を、場合によりこれら
の混合物の形態で使用するのが特に好ましい。
素原子当たり100ないし約500モル%、好ましくは
約101ないし約150モル%、特に好ましくは約10
2ないし約120モル%の量で使用される。一分子当た
り4個の塩素原子を添加する場合には、約4.08ない
し約4.8等量の上記金属弗化物を、場合によりこれら
の混合物の形態で使用するのが特に好ましい。
【0022】弗素化に好適な極性非プロトン性溶剤(H
alex反応)は、例えばジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラメチ
レンスルホキシド、ジメチルスルホン、ジフェニルスル
ホキシド、ジフェニルスルホン、スルホラン、N−メチ
ルピロリドンまたは1,3−ジメチルイミダゾリジン−
2−オンである。
alex反応)は、例えばジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラメチ
レンスルホキシド、ジメチルスルホン、ジフェニルスル
ホキシド、ジフェニルスルホン、スルホラン、N−メチ
ルピロリドンまたは1,3−ジメチルイミダゾリジン−
2−オンである。
【0023】使用できる相間移動触媒は、例えばテトラ
アルキル(C1 〜C18)−アンモニウムクロライドまた
はテトラアルキル(C1 〜C18)−アンモニウムブロマ
イド、テトラアルキル(C1 〜C18)−ホスホニウムク
ロライドまたはテトラアルキル(C1 〜C18)−ホスホ
ニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニウムクロラ
イドまたはテトラフェニルホスホニウムブロマイド、
〔(フェニル)m (アルキル(C1 〜C18))n 〕−ホ
スホニウムクロライドまたは〔(フェニル)m (アルキ
ル(C1 〜C18))n 〕−ホスホニウムブロマイド(但
し、mは1〜3であり、nは3〜1であり、そしてm+
nは4である)である。
アルキル(C1 〜C18)−アンモニウムクロライドまた
はテトラアルキル(C1 〜C18)−アンモニウムブロマ
イド、テトラアルキル(C1 〜C18)−ホスホニウムク
ロライドまたはテトラアルキル(C1 〜C18)−ホスホ
ニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニウムクロラ
イドまたはテトラフェニルホスホニウムブロマイド、
〔(フェニル)m (アルキル(C1 〜C18))n 〕−ホ
スホニウムクロライドまたは〔(フェニル)m (アルキ
ル(C1 〜C18))n 〕−ホスホニウムブロマイド(但
し、mは1〜3であり、nは3〜1であり、そしてm+
nは4である)である。
【0024】相間移動触媒は、上記の式(3)または
(4)のN’−置換N−アミノ−3,4,5,6−テト
ラクロロフタルイミドに対して約0.1ないし約50モ
ル%、好ましくは約1ないし約20モル%、特に好まし
くは約2.5ないし約15モル%の量で使用する。
(4)のN’−置換N−アミノ−3,4,5,6−テト
ラクロロフタルイミドに対して約0.1ないし約50モ
ル%、好ましくは約1ないし約20モル%、特に好まし
くは約2.5ないし約15モル%の量で使用する。
【0025】上記方法を相間移動触媒の不存在下に行う
ことが好ましい。
ことが好ましい。
【0026】第1段階で任意に使用できる発煙硫酸は、
0ないし約50%、好ましくは約0.5ないし約15%
のSO3 から主として構成される。
0ないし約50%、好ましくは約0.5ないし約15%
のSO3 から主として構成される。
【0027】Halex反応に先立って任意に行われる
上記式(3)のイミドの環が場合により置換されたベン
ズアルデヒドによる転化は、それ自体公知の方法で行わ
れる〔HOUBEN WEYL,Volume10/
2,第89〜97頁およびVolume11/2,第7
3〜85頁および第89〜99頁〕。
上記式(3)のイミドの環が場合により置換されたベン
ズアルデヒドによる転化は、それ自体公知の方法で行わ
れる〔HOUBEN WEYL,Volume10/
2,第89〜97頁およびVolume11/2,第7
3〜85頁および第89〜99頁〕。
【0028】Halex反応に先立って任意に行われる
上記式(3)のイミドのアシル化は、それ自体公知の方
法で行うことができる。例えば、上記式(3)のイミド
のR1 および/またはR2 の1または2個の遊離水素原
子とアシルハライド、好ましいアシルクロライドとを、
不活性溶剤、例えば水、酸性またはアルカリ性水溶液、
塩化メチレン、クロロホルム、トルエン、キシレンまた
はクロロベンゼン中で約0.8ないし約5塩基等量を用
いて約0ないし約200℃の温度で反応させることによ
って、アシル基を導入することができる。この反応は、
等モル量ないし大過剰の無水アシルを使用して溶剤も用
いてまたは用いずに塩基の不存在下に約0ないし約20
0℃の温度、好ましくは約80℃ないし約150℃の温
度で行うこともできる。公知であり以下の参考文献に記
載されたその他のアシル化別法も使用できる〔HOUB
EN WEYL,Methoden der orga
nischen Chemie [Methods i
n Organic Chemistry],Volu
me8,第655〜661頁(1952);Volum
e10/2,第127〜168頁(1967):Vol
ume11/2,第3〜38頁(1958);Volu
me E5/2,第934〜1129頁、特に第932
〜981頁および第1116〜1121頁(198
5)〕。
上記式(3)のイミドのアシル化は、それ自体公知の方
法で行うことができる。例えば、上記式(3)のイミド
のR1 および/またはR2 の1または2個の遊離水素原
子とアシルハライド、好ましいアシルクロライドとを、
不活性溶剤、例えば水、酸性またはアルカリ性水溶液、
塩化メチレン、クロロホルム、トルエン、キシレンまた
はクロロベンゼン中で約0.8ないし約5塩基等量を用
いて約0ないし約200℃の温度で反応させることによ
って、アシル基を導入することができる。この反応は、
等モル量ないし大過剰の無水アシルを使用して溶剤も用
いてまたは用いずに塩基の不存在下に約0ないし約20
0℃の温度、好ましくは約80℃ないし約150℃の温
度で行うこともできる。公知であり以下の参考文献に記
載されたその他のアシル化別法も使用できる〔HOUB
EN WEYL,Methoden der orga
nischen Chemie [Methods i
n Organic Chemistry],Volu
me8,第655〜661頁(1952);Volum
e10/2,第127〜168頁(1967):Vol
ume11/2,第3〜38頁(1958);Volu
me E5/2,第934〜1129頁、特に第932
〜981頁および第1116〜1121頁(198
5)〕。
【0029】本発明により得られた上記式(1)の化合
物を、それ自体公知の方法で水性鉱酸による加水分解に
よって無水3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸に
添加することができるか、あるいはそれ自体公知の方法
でアルコール性鉱酸によるアルコリシスによって対応す
る3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジエステル
に転化し、順に上記文献から公知の方法により更に加水
分解によってあるいは脱カルボキシル化よって2,3,
4,5−テトラフルオロ安息香酸に転化することができ
る。
物を、それ自体公知の方法で水性鉱酸による加水分解に
よって無水3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸に
添加することができるか、あるいはそれ自体公知の方法
でアルコール性鉱酸によるアルコリシスによって対応す
る3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジエステル
に転化し、順に上記文献から公知の方法により更に加水
分解によってあるいは脱カルボキシル化よって2,3,
4,5−テトラフルオロ安息香酸に転化することができ
る。
【0030】公知の方法と比較して、本発明による方法
の本質的な利点は、出発物質が容易に入手できるという
点にある。更に、脂肪族的に結合した弗素原子が導入さ
れないので中間体の加水分解の際に大量の弗化水素が放
出されず、いくつかの公知の方法で予想される原料の問
題が避けられる。更にまた、四塩化化合物の反応性が高
いので比較的に低い反応温度を使用でき、分解反応を大
きく避けることができる。
の本質的な利点は、出発物質が容易に入手できるという
点にある。更に、脂肪族的に結合した弗素原子が導入さ
れないので中間体の加水分解の際に大量の弗化水素が放
出されず、いくつかの公知の方法で予想される原料の問
題が避けられる。更にまた、四塩化化合物の反応性が高
いので比較的に低い反応温度を使用でき、分解反応を大
きく避けることができる。
【0031】モノ−、ジ−およびトリフルオロフタルイ
ミドも同様にして製造することができる。
ミドも同様にして製造することができる。
【0032】本発明の方法は、大気圧、過圧または減圧
下に行うことができる。
下に行うことができる。
【0033】
【実施例】以下の実施例は、本発明を制限することなし
に本発明による方法を説明するものである。 例1 250mlの水/250mlのエタノール中で285.
9g(1モル)の無水テトラクロロフタル酸および5
0.1g(1モル)のヒドラジンヒドレートを沸点で2
時間加熱する。エタノールを除去した後、この混合物を
冷却し、そして得られたN−アミノテトラクロロフタル
イミドを引き続いて吸引下に濾別する(収量(収率):
266.9g、0.89モル、89%)。この生成物を
500mlの氷酢酸中の95.9g(0.90モル)の
ベンズアルデヒドと一緒に110℃で3時間攪拌し、こ
の方法の際に黄色ベンザール化合物が形成され、これは
冷却後に吸引濾別および乾燥することができる(収量
(収率):303.9g、0.783モル、88%)。
ベンザール化合物を160℃で800mlのスルホラン
に導入した後に、206.2g(3.5モル)の弗化カ
リウムを添加する。この温度で12時間後、全ての塩素
原子をGCチェックにより示される通り弗素原子で置換
される。この混合物を冷却し、そして塩を吸引下に濾別
し、そしてスルホランで洗浄する。2〜3トールで約8
0%のスルホランを除去した後に、残留物(約400m
l)を600mlの水中に攪拌添加する。沈殿した固体
を吸引濾過し、そして100mlの水で二度洗浄する。
減圧下に乾燥した後、161.1g(0.501モル;
64%)のN−(N’−ベンジリデン)アミノテトラフ
ルオロフタルイミドがベージュ色の結晶物質(シス−ト
ランス異性体混合物)として得られる。 融点:179〜198℃。1 H−NMR(CDCl3 ,内部標準TMS): δ=7.45(m,3.2H,AR−H)。
に本発明による方法を説明するものである。 例1 250mlの水/250mlのエタノール中で285.
9g(1モル)の無水テトラクロロフタル酸および5
0.1g(1モル)のヒドラジンヒドレートを沸点で2
時間加熱する。エタノールを除去した後、この混合物を
冷却し、そして得られたN−アミノテトラクロロフタル
イミドを引き続いて吸引下に濾別する(収量(収率):
266.9g、0.89モル、89%)。この生成物を
500mlの氷酢酸中の95.9g(0.90モル)の
ベンズアルデヒドと一緒に110℃で3時間攪拌し、こ
の方法の際に黄色ベンザール化合物が形成され、これは
冷却後に吸引濾別および乾燥することができる(収量
(収率):303.9g、0.783モル、88%)。
ベンザール化合物を160℃で800mlのスルホラン
に導入した後に、206.2g(3.5モル)の弗化カ
リウムを添加する。この温度で12時間後、全ての塩素
原子をGCチェックにより示される通り弗素原子で置換
される。この混合物を冷却し、そして塩を吸引下に濾別
し、そしてスルホランで洗浄する。2〜3トールで約8
0%のスルホランを除去した後に、残留物(約400m
l)を600mlの水中に攪拌添加する。沈殿した固体
を吸引濾過し、そして100mlの水で二度洗浄する。
減圧下に乾燥した後、161.1g(0.501モル;
64%)のN−(N’−ベンジリデン)アミノテトラフ
ルオロフタルイミドがベージュ色の結晶物質(シス−ト
ランス異性体混合物)として得られる。 融点:179〜198℃。1 H−NMR(CDCl3 ,内部標準TMS): δ=7.45(m,3.2H,AR−H)。
【0034】 7.86(m,2.8H,AR−H)。
【0035】 8.65(s,0.63H,−N=CH−) 9.28(s,0.57H,−N=CH−)19 F−NMR(アセトン、内部標準CFCl3 ): δ=−135.3(2ddd,2F);−141.7
(2ddd,2F)。 MS:m/z(%)=76(13)、90(19)、1
03(100)、146(41);177(39)、2
07(13)、219(15)、281(4)、322
(M+ ,12)。 例2 250mlの水/250mlのエタノール中で285.
9g(1モル)の無水テトラクロロフタル酸および5
0.1g(1モル)のヒドラジンヒドレートを沸点で2
時間加熱する。エタノールを除去した後、この混合物を
冷却し、そして得られたN−アミノテトラクロロフタル
イミドを引き続いて吸引下に濾別し、そして沸騰してい
る氷酢酸中で等量の無水テトラクロロフタル酸と反応さ
せる。N−テトラクロロフタルイミドテトラクロロフタ
ルイミドが無色の結晶物質として91%の収率で冷却お
よび吸引濾過の後に得られる。567.8g(1モル)
のこれを1.5リットルのN,N−ジメチルアセトアミ
ド中に懸濁し、そしてこの混合物を100℃で加熱す
る。500g(9.6モル)の弗化カリウムと50g
(0.32モル)の弗化セシウムとの混合物を添加した
後に、この混合物を5時間この温度で5時間攪拌し、塩
を吸引下に濾別し、そしてほとんどの溶剤を減圧下に飛
ばす。この混合物を1リットルの水に移し、そして沈澱
した粗製生成物を吸引下に濾別し、そして100mlの
水で2度洗浄して溶剤を除去した。302.3g(0.
693モル、69%)のN−テトラフルオロフタルイミ
ドテトラフルオロフタルイミドが黄土色の結晶の形態で
得られるが、これらをn−ヘキサン/キシレンから再結
晶させて無色結晶とする。 融点:311〜312℃。19 F−NMR(アセトン、内部標準CFCl3 ): δ=−135.0(ddd,4F);−142.6(d
dd,4F)。 IR〔cm-1〕:v=(s)1760、1510、 1405、1285、1080、950、740、62
5。 (w)1645、1320、1160、1145、11
20、915。 MS:m/z(%)=79(3)、98(9)、148
(69)、176(70)、202(6)、281
(1)、324(3)、373(3)、392(2
8)、436(M+ ,100)。 例3 500mlの氷酢酸中で285.9g(1モル)の無水
テトラクロロフタル酸および60.1g(1モル)の
N,N−ジメチルヒドラジンを60℃で4時間加熱す
る。冷却懸濁液を吸引下に濾別しそして生成物を減圧下
に乾燥すると、309.8g(0.945モル)の
N’,N’−ジメチルアミノテトラクロロフタルイミド
が得られ、これおを800gのN−メチルピロリドン中
に採り、そして弗化カリウムと弗化セシウム(280.
9g,4.54モル)との混合物中で160℃で4時間
保持する。反応の塩を引き続いて吸引下に濾別し、そし
てほとんどの溶剤(550g)を減圧下に除去する。残
留物を900gの水で処理した後、沈澱した固形分を濾
別し、そして乾燥後に173.5g(0.662モル、
70%)のN,N−ジメチルアミノテトラフルオロフタ
ルイミドがベージュ糸の固体の形態で得られる。 融点:184〜189℃。1 H−NMR(CDCl3 ,内部標準TMS): δ=3.00(s,6H,−N(CH 2 )3 )19 F−NMR(CDCl3 、内部標準CFCl3 ): δ=−135.3(ddd,2F);−142.5(d
dd,2F)。 MS:m/z(%)=43(100)、76(6)、9
8(9)、148(34)、176(10)、202
(22)、221(41)、262(M+ ,22)。
(2ddd,2F)。 MS:m/z(%)=76(13)、90(19)、1
03(100)、146(41);177(39)、2
07(13)、219(15)、281(4)、322
(M+ ,12)。 例2 250mlの水/250mlのエタノール中で285.
9g(1モル)の無水テトラクロロフタル酸および5
0.1g(1モル)のヒドラジンヒドレートを沸点で2
時間加熱する。エタノールを除去した後、この混合物を
冷却し、そして得られたN−アミノテトラクロロフタル
イミドを引き続いて吸引下に濾別し、そして沸騰してい
る氷酢酸中で等量の無水テトラクロロフタル酸と反応さ
せる。N−テトラクロロフタルイミドテトラクロロフタ
ルイミドが無色の結晶物質として91%の収率で冷却お
よび吸引濾過の後に得られる。567.8g(1モル)
のこれを1.5リットルのN,N−ジメチルアセトアミ
ド中に懸濁し、そしてこの混合物を100℃で加熱す
る。500g(9.6モル)の弗化カリウムと50g
(0.32モル)の弗化セシウムとの混合物を添加した
後に、この混合物を5時間この温度で5時間攪拌し、塩
を吸引下に濾別し、そしてほとんどの溶剤を減圧下に飛
ばす。この混合物を1リットルの水に移し、そして沈澱
した粗製生成物を吸引下に濾別し、そして100mlの
水で2度洗浄して溶剤を除去した。302.3g(0.
693モル、69%)のN−テトラフルオロフタルイミ
ドテトラフルオロフタルイミドが黄土色の結晶の形態で
得られるが、これらをn−ヘキサン/キシレンから再結
晶させて無色結晶とする。 融点:311〜312℃。19 F−NMR(アセトン、内部標準CFCl3 ): δ=−135.0(ddd,4F);−142.6(d
dd,4F)。 IR〔cm-1〕:v=(s)1760、1510、 1405、1285、1080、950、740、62
5。 (w)1645、1320、1160、1145、11
20、915。 MS:m/z(%)=79(3)、98(9)、148
(69)、176(70)、202(6)、281
(1)、324(3)、373(3)、392(2
8)、436(M+ ,100)。 例3 500mlの氷酢酸中で285.9g(1モル)の無水
テトラクロロフタル酸および60.1g(1モル)の
N,N−ジメチルヒドラジンを60℃で4時間加熱す
る。冷却懸濁液を吸引下に濾別しそして生成物を減圧下
に乾燥すると、309.8g(0.945モル)の
N’,N’−ジメチルアミノテトラクロロフタルイミド
が得られ、これおを800gのN−メチルピロリドン中
に採り、そして弗化カリウムと弗化セシウム(280.
9g,4.54モル)との混合物中で160℃で4時間
保持する。反応の塩を引き続いて吸引下に濾別し、そし
てほとんどの溶剤(550g)を減圧下に除去する。残
留物を900gの水で処理した後、沈澱した固形分を濾
別し、そして乾燥後に173.5g(0.662モル、
70%)のN,N−ジメチルアミノテトラフルオロフタ
ルイミドがベージュ糸の固体の形態で得られる。 融点:184〜189℃。1 H−NMR(CDCl3 ,内部標準TMS): δ=3.00(s,6H,−N(CH 2 )3 )19 F−NMR(CDCl3 、内部標準CFCl3 ): δ=−135.3(ddd,2F);−142.5(d
dd,2F)。 MS:m/z(%)=43(100)、76(6)、9
8(9)、148(34)、176(10)、202
(22)、221(41)、262(M+ ,22)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 209/48 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (12)
- 【請求項1】 式 【化1】 〔式中Xは残基 【化2】 (R1 およびR2 は、それぞれの場合、水素原子、アル
キル(C1 〜C10)基、アリール基、アルキル(C1 〜
C6 )−CO基またはアリール−CO基であり、ただし
アリール基またはアリール−CO基はR1 およびR2 の
場合、芳香族環上で弗素および/または塩素原子および
/またはアルキル(C1 〜C4 )基で置換されていても
よいか、あるいはR1 およびR2 は一緒になって4個の
塩素原子または4個の弗素原子により芳香族環が置換さ
れてもよいフタロイル残基であり、あるいはXは芳香族
環上で弗素および/または塩素原子および/またはアル
キル(C1 〜C4 )基で置換されていてもよい残基 【化4】 である〕 で表される化合物。 - 【請求項2】 式 【化5】 で表される化合物。
- 【請求項3】 式 【化6】 で表される化合物。
- 【請求項4】 式 【化7】 で表される化合物。
- 【請求項5】 式(1) 【化8】 〔式中Xは残基 【化9】 (R1 およびR2 は、それぞれの場合、水素原子、アル
キル(C1 〜C10)基、アリール基、アルキル(C1 〜
C6 )−CO基またはアリール−CO基であり、ただし
アリール基またはアリール−CO基はR1 およびR2 の
場合芳香族環上で弗素および/または塩素原子および/
またはアルキル(C1 〜C4 )基で置換されていること
ができ、あるいはR1 およびR2 は、一緒になって4個
の塩素原子または4個の弗素原子により芳香族環が置換
されてもよいフタロイル残基であり、あるいはXは芳香
族環上で弗素および/または塩素原子および/またはア
ルキル(C1 〜C4 )基で置換されてもよい残基 【化11】 である〕 で表される化合物の製造方法であって1モルの無水3,
4,5,6−テトラクロロフタル酸と少なくとも等モル
量の式(2) 【化12】 (式中、R1 およびR2 は前記の意味を持つ)で表され
る窒素化合物とを水性/アルコール性媒体、氷酢酸、9
0〜100%濃度の硫酸または発煙硫酸中、100ない
し200℃の温度で(使用する媒体に依存)反応させて
式(3) 【化13】 (式中、R1 およびR2 は前記の意味を持つ)で表され
る対応するN’−置換−N−アミノ3,4,5,6−テ
トラクロロフタルイミドとし、そして得られたイミド
を、直接に、あるいは弗素および/または塩素原子およ
び/またはアルキル(C1 〜C4 )基で芳香族環が置換
されてもよい少なくとも等モル量のベンズアルデヒドと
予め反応させて対応するベンザール化合物とした後に、
あるいはアルキル(C1 〜C6 )−COハライド、式ア
ルキル(C1 〜C6 )−CO−O−OC−(C1 〜
C6 )アルキルで表される無水カルボン酸、アリール−
COハライドまたは4個の塩素原子または4個の弗素原
子で芳香族環上が置換されてもよい無水フタル酸で予め
アシル化した後に、弗化カリウム、弗化ルビジウムまた
は弗化セシウムあるいはこれらの混合物と、50ないし
230℃の温度で相間移動触媒の存在下にまたは不存在
下に極性非プロトン性溶剤中で反応させることからな
る、上記方法。 - 【請求項6】 弗化カリウム、弗化ルビジウムまたは弗
化セシウムあるいはこれらの混合物との反応を90ない
し140℃の温度で行う請求項5の方法。 - 【請求項7】 上記アルカリ金属弗化物を、交換すべき
塩素原子当たり100ないし500モル%の量で使用す
る請求項5または6の方法。 - 【請求項8】 弗素化を極性非プロトン性溶剤としての
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシド、テトラメチレンスルホキシド、ジメチ
ルスルホン、ジフェニルスルホキシド、ジフェニルスル
ホン、スルホラン、N−メチルピロリドンまたは1,3
−ジメチルイミダゾリジン−2−オン中で行う請求項5
ないし7のいずれか一つの方法。 - 【請求項9】 弗素化を相間移動触媒としての第四アン
モニウム塩またはホスホニウム塩の存在下に行う請求項
5ないし8のいずれか一つの方法。 - 【請求項10】 弗素化を相間移動触媒としてのテトラ
アルキル(C1 〜C18)−アンモニウムクロライドまた
はテトラアルキル(C1 〜C18)−アンモニウムブロマ
イド、テトラアルキル(C1 〜C18)−ホスホニウムク
ロライドまたはテトラアルキル(C1 〜C18)−ホスホ
ニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニウムクロラ
イドまたはテトラフェニルホスホニウムブロマイド、
〔(フェニル)m (アルキル(C1 〜C18))n 〕−ホ
スホニウムクロライドまたは〔(フェニル)m (アルキ
ル(C1 〜C18))n 〕−ホスホニウムブロマイド(但
し、mは1〜3であり、nは3〜1であり、そしてm+
nは4である)の存在下に行う請求項5ないし9のいず
れか一つの方法。 - 【請求項11】 相間移動触媒をN’−置換N−アミノ
−3,4,5,6−テトラクロロフタルイミドに基づい
て0.1ないし50モル%の量で使用する請求項5ない
し10のいずれか一つの方法。 - 【請求項12】 該方法を行う際の圧力が大気圧、過圧
または減圧である請求項5ないし11のいずれか一つの
方法。
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GB8324902D0 (en) * | 1983-09-16 | 1983-10-19 | Ici Plc | Chemical process |
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DE3810093A1 (de) * | 1988-03-25 | 1989-10-05 | Bayer Ag | Verfahren zur herstellung von tetrafluorbenzoesaeure und deren saeurehalogeniden |
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