JP3260269B2 - ステアリング用ボールジョイント - Google Patents
ステアリング用ボールジョイントInfo
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- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
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- F16C11/083—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints with resilient bearings by means of parts of rubber or like materials
- F16C11/086—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints with resilient bearings by means of parts of rubber or like materials with an elastomeric member in the blind end of a socket
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- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/16—Arrangement of linkage connections
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C11/0623—Construction or details of the socket member
- F16C11/0652—Construction or details of the socket member combined with a damper other than elastic linings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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-
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のステアリン
グ装置の連接部に使用されるステアリング用ボールジョ
イントに関する。
グ装置の連接部に使用されるステアリング用ボールジョ
イントに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のステアリング装置の連接部に
は、以前よりボールジョイントが頻繁に使用されてい
た。このようなステアリング装置を図１を基に説明する
と、車輪７１を支持する車輪支持体６４に接続部材６６
を介してステアリング用ボールジョイント１０１のタイ
ロッド２が接続され、更にステアリング用ボールジョイ
ント１０１はラック組立体５２のラック軸５３に接続さ
れる。そして、ラック軸５３のラック歯（図示せず）に
は、ステアリングホイール５５から延びるステアリング
軸５４の端部に設けられるステアリングギア（図示せ
ず）が噛合されていた。このようなステアリング装置５
１によれば、ステアリングホイール５５を回す回転運動
がステアリングギア及びラック歯により、タイロッド２
軸線方向の横移動の運動に変換され、車輪支持体６４を
引っぱり及び押圧して車輪７１の向きを変える構造にな
っていた。
は、以前よりボールジョイントが頻繁に使用されてい
た。このようなステアリング装置を図１を基に説明する
と、車輪７１を支持する車輪支持体６４に接続部材６６
を介してステアリング用ボールジョイント１０１のタイ
ロッド２が接続され、更にステアリング用ボールジョイ
ント１０１はラック組立体５２のラック軸５３に接続さ
れる。そして、ラック軸５３のラック歯（図示せず）に
は、ステアリングホイール５５から延びるステアリング
軸５４の端部に設けられるステアリングギア（図示せ
ず）が噛合されていた。このようなステアリング装置５
１によれば、ステアリングホイール５５を回す回転運動
がステアリングギア及びラック歯により、タイロッド２
軸線方向の横移動の運動に変換され、車輪支持体６４を
引っぱり及び押圧して車輪７１の向きを変える構造にな
っていた。
【０００３】このようなステアリング装置５１に使用さ
れるステアリング用ボールジョイント１０１は、図６に
示す如く、球状の球頭部１０４と球頭部１０４から延出
する柄部１０３とを有するタイロッド１０２と、タイロ
ッド１０２の球頭部１０４を包持するベアリング１０５
と、ベアリング１０５を保持する円筒状のハウジング１
０８とを備え、ハウジング１０８の底部１１０にはラッ
ク軸の端部に螺合する雄ネジ部１１９が突設されてい
た。
れるステアリング用ボールジョイント１０１は、図６に
示す如く、球状の球頭部１０４と球頭部１０４から延出
する柄部１０３とを有するタイロッド１０２と、タイロ
ッド１０２の球頭部１０４を包持するベアリング１０５
と、ベアリング１０５を保持する円筒状のハウジング１
０８とを備え、ハウジング１０８の底部１１０にはラッ
ク軸の端部に螺合する雄ネジ部１１９が突設されてい
た。
【０００４】上記の如きボールジョイント１０１として
は、実開昭６１−５９９１１号、特開昭６３−５７９１
２号など多数ある。
は、実開昭６１−５９９１１号、特開昭６３−５７９１
２号など多数ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記ステアリング用ボ
ールジョイント１０１において、車両走行中に車輪７１
が路面の凹凸を乗り越えた時や急発進・急停車した時な
ど、車輪７１からの振動が、車輪支持体６４、ステアリ
ング装置５１及びステアリング軸５４を介してステアリ
ングホイール５５に伝達されることがあった。つまりこ
のときステアリング用ボールジョイント１０１で振動が
吸収されることはなかった。このような振動は車両の走
行性能を低下させるとともに、運転者に不快感を与える
ことになる。
ールジョイント１０１において、車両走行中に車輪７１
が路面の凹凸を乗り越えた時や急発進・急停車した時な
ど、車輪７１からの振動が、車輪支持体６４、ステアリ
ング装置５１及びステアリング軸５４を介してステアリ
ングホイール５５に伝達されることがあった。つまりこ
のときステアリング用ボールジョイント１０１で振動が
吸収されることはなかった。このような振動は車両の走
行性能を低下させるとともに、運転者に不快感を与える
ことになる。
【０００６】そこで、この振動を低減するため、実開平
６−４９２６８号に示す如くタイロッド軸外周とハウジ
ングの内腔部との間にゴム弾性体を介在させたものもあ
る。このようなステアリング用ボールジョイントであれ
ば、車輪から伝達された振動は、ステアリング用ボール
ジョイント部のゴム弾性体が吸収し、それより先への振
動の伝達はほとんど無い。しかし、このようにタイロッ
ド軸外周とハウジングの内腔部との間にゴム弾性体を介
在させると、この介在部の軸径が大径となり、ステアリ
ング用ボールジョイントが大型化してしまうということ
がある。特にステアリング装置の付近には、サスペンシ
ョン装置、スタビライザ装置等が存在し、レイアウト
上、ステアリング用ボールジョイントの大型化は望まし
くない。更にステアリング用ボールジョイントが大型化
すると、重量も重くなるということがある。
６−４９２６８号に示す如くタイロッド軸外周とハウジ
ングの内腔部との間にゴム弾性体を介在させたものもあ
る。このようなステアリング用ボールジョイントであれ
ば、車輪から伝達された振動は、ステアリング用ボール
ジョイント部のゴム弾性体が吸収し、それより先への振
動の伝達はほとんど無い。しかし、このようにタイロッ
ド軸外周とハウジングの内腔部との間にゴム弾性体を介
在させると、この介在部の軸径が大径となり、ステアリ
ング用ボールジョイントが大型化してしまうということ
がある。特にステアリング装置の付近には、サスペンシ
ョン装置、スタビライザ装置等が存在し、レイアウト
上、ステアリング用ボールジョイントの大型化は望まし
くない。更にステアリング用ボールジョイントが大型化
すると、重量も重くなるということがある。
【０００７】従って、本発明は上述の如き課題を解決
し、車輪からの振動を吸収し、軽量・コンパクト化を実
現するステアリング用ボールジョイントを提供すること
を目的とする。
し、車輪からの振動を吸収し、軽量・コンパクト化を実
現するステアリング用ボールジョイントを提供すること
を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下の通
りである。
りである。
【０００９】球状の球頭部と球頭部から延出する柄部と
を有するタイロッドと、タイロッドの球頭部を包持する
ベアリングと、ベアリングを保持する円筒状のハウジン
グとを備え、ハウジングの一端小開口部内周からタイロ
ッドの柄部が突出し、ハウジングの他端大開口部内周
に、ラック軸又はロッドの端部に一体的に取着される取
付部材が収容されるステアリング用ボールジョイントに
おいて、取付部材は、外周側に延出する周状のフランジ
部を有し、フランジ部の外面がゴム弾性体で被覆される
とともに、ゴム弾性体は、フランジ部の軸線方向両端面
側が対向する部材に当接する。
を有するタイロッドと、タイロッドの球頭部を包持する
ベアリングと、ベアリングを保持する円筒状のハウジン
グとを備え、ハウジングの一端小開口部内周からタイロ
ッドの柄部が突出し、ハウジングの他端大開口部内周
に、ラック軸又はロッドの端部に一体的に取着される取
付部材が収容されるステアリング用ボールジョイントに
おいて、取付部材は、外周側に延出する周状のフランジ
部を有し、フランジ部の外面がゴム弾性体で被覆される
とともに、ゴム弾性体は、フランジ部の軸線方向両端面
側が対向する部材に当接する。
【００１０】また、請求項２記載のステアリング用ボー
ルジョイントは、請求項１記載のステアリング用ボール
ジョイントであって、取付部材のフランジ部とハウジン
グの大開口部との間に、フランジ部の外径より小径の内
径を有する抜け止めリングを設けるものである。
ルジョイントは、請求項１記載のステアリング用ボール
ジョイントであって、取付部材のフランジ部とハウジン
グの大開口部との間に、フランジ部の外径より小径の内
径を有する抜け止めリングを設けるものである。
【００１１】また、請求項３記載のステアリング用ボー
ルジョイントは、請求項１及び請求項２記載のステアリ
ング用ボールジョイントであって、ベアリングと取付部
材のフランジ部を被覆するゴム弾性体との間に閉止板を
介在させるものである。
ルジョイントは、請求項１及び請求項２記載のステアリ
ング用ボールジョイントであって、ベアリングと取付部
材のフランジ部を被覆するゴム弾性体との間に閉止板を
介在させるものである。
【００１２】また、請求項４記載のステアリング用ボー
ルジョイントは、請求項１乃至請求項３記載のステアリ
ング用ボールジョイントであって、取付部材のフランジ
部がタイロッド側に向かって漸次大径となるものであ
る。
ルジョイントは、請求項１乃至請求項３記載のステアリ
ング用ボールジョイントであって、取付部材のフランジ
部がタイロッド側に向かって漸次大径となるものであ
る。
【００１３】また、請求項５記載のステアリング用ボー
ルジョイントは、請求項３及び請求項４記載のステアリ
ング用ボールジョイントであって、閉止板がタイロッド
側に向かって漸次大径となるものである。
ルジョイントは、請求項３及び請求項４記載のステアリ
ング用ボールジョイントであって、閉止板がタイロッド
側に向かって漸次大径となるものである。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例を図１乃至図５に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１５】図１は車両（自動車）のステアリング装置
５１及びその周辺の装置を表し、６１は車輪７１を支持
する車輪支持体６４とその車輪支持体６４と車両の車体
を連結・支持するアッパーアーム６２及びロアアーム６
３とを備えるサスペンション装置である。また、車輪支
持体６４には、例えばボールジョイントのような接続部
材６６を介してステアリング用ボールジョイント１のタ
イロッド２が接続され、更にステアリング用ボールジョ
イント１はラック組立体５２のラック軸５３に接続され
る。そして、ラック軸５３のラック歯（図示せず）に
は、ステアリングホイール５５から延びるステアリング
軸５４の端部に設けられるステアリングギア（図示せ
ず）が噛合される。このようなステアリング装置５１に
よれば、ステアリングホイール５５を回す回転運動がス
テアリングギア及びラック歯により、タイロッド２軸線
方向の横移動の運動に変換され、車輪支持体６４を引っ
ぱり及び押圧して車輪７１の向きを変える。
５１及びその周辺の装置を表し、６１は車輪７１を支持
する車輪支持体６４とその車輪支持体６４と車両の車体
を連結・支持するアッパーアーム６２及びロアアーム６
３とを備えるサスペンション装置である。また、車輪支
持体６４には、例えばボールジョイントのような接続部
材６６を介してステアリング用ボールジョイント１のタ
イロッド２が接続され、更にステアリング用ボールジョ
イント１はラック組立体５２のラック軸５３に接続され
る。そして、ラック軸５３のラック歯（図示せず）に
は、ステアリングホイール５５から延びるステアリング
軸５４の端部に設けられるステアリングギア（図示せ
ず）が噛合される。このようなステアリング装置５１に
よれば、ステアリングホイール５５を回す回転運動がス
テアリングギア及びラック歯により、タイロッド２軸線
方向の横移動の運動に変換され、車輪支持体６４を引っ
ぱり及び押圧して車輪７１の向きを変える。
【００１６】このようなステアリング装置５１に使用さ
れるステアリング用ボールジョイント１は、図２に示す
如く、球状の球頭部４とその球頭部４から延出する柄部
３とを有するタイロッド２と、タイロッド２の球頭部４
を包持する合成樹脂製のベアリング５と、ベアリング５
を保持する円筒状のハウジング８とを備え、ハウジング
８の一端小開口部９内周からタイロッド２の柄部３が突
出し、ハウジング８の他端大開口部１０内周に、ラック
軸５３の端部に一体的に取着される取付部材１５が収容
される。この取付部材１５は、ハウジング８の大開口部
１０内周から突出する雄ネジ部１９と、外形六角形状の
ナット部１８と、ナット部１８より大径で周状のフラン
ジ部１６と、フランジ部１６の外面を被覆するゴム弾性
体１７とからなる。また、ハウジング８の大開口部１０
内周で取付部材１５のナット部１８外周側には、抜け止
めリング１４がかしめ固定される。この抜け止めリング
１４の内径は取付部材１５のフランジ部１６外径より小
径に形成され、取付部材１５の抜け止めをなしている。
尚、ハウジング８の大開口部１０内周には、ゴム弾性体
１７で被覆されるフランジ部１６を着座させる第一肩部
１１と、第一肩部１１より大開口部１０端部側に抜け止
めリング１４を着座させる第二肩部１２とが設けられて
いる。ここでゴム弾性体１７は、フランジ部１６の軸線
方向端面側に位置するハウジング８の第一肩部１１、ベ
アリング５及び抜け止めリング１４に当接する。
れるステアリング用ボールジョイント１は、図２に示す
如く、球状の球頭部４とその球頭部４から延出する柄部
３とを有するタイロッド２と、タイロッド２の球頭部４
を包持する合成樹脂製のベアリング５と、ベアリング５
を保持する円筒状のハウジング８とを備え、ハウジング
８の一端小開口部９内周からタイロッド２の柄部３が突
出し、ハウジング８の他端大開口部１０内周に、ラック
軸５３の端部に一体的に取着される取付部材１５が収容
される。この取付部材１５は、ハウジング８の大開口部
１０内周から突出する雄ネジ部１９と、外形六角形状の
ナット部１８と、ナット部１８より大径で周状のフラン
ジ部１６と、フランジ部１６の外面を被覆するゴム弾性
体１７とからなる。また、ハウジング８の大開口部１０
内周で取付部材１５のナット部１８外周側には、抜け止
めリング１４がかしめ固定される。この抜け止めリング
１４の内径は取付部材１５のフランジ部１６外径より小
径に形成され、取付部材１５の抜け止めをなしている。
尚、ハウジング８の大開口部１０内周には、ゴム弾性体
１７で被覆されるフランジ部１６を着座させる第一肩部
１１と、第一肩部１１より大開口部１０端部側に抜け止
めリング１４を着座させる第二肩部１２とが設けられて
いる。ここでゴム弾性体１７は、フランジ部１６の軸線
方向端面側に位置するハウジング８の第一肩部１１、ベ
アリング５及び抜け止めリング１４に当接する。
【００１７】次に上記ステアリング用ボールジョイント
１の組立て方法について説明する。
１の組立て方法について説明する。
【００１８】予め取付部材１５と抜け止めリング１４を
所定の間隔をおいて図示せぬ金型に設置し、取付部材１
５のフランジ部１６と抜け止めリング１４との間及びフ
ランジ部１６の外面にゴム材を充填し、ゴム弾性体１７
を成形する。このとき、取付部材１５、抜け止めリング
１４及びゴム弾性体１７は、接着剤等の手段により一体
的に固着される。
所定の間隔をおいて図示せぬ金型に設置し、取付部材１
５のフランジ部１６と抜け止めリング１４との間及びフ
ランジ部１６の外面にゴム材を充填し、ゴム弾性体１７
を成形する。このとき、取付部材１５、抜け止めリング
１４及びゴム弾性体１７は、接着剤等の手段により一体
的に固着される。
【００１９】そしてボールジョイント１の組立ては、ま
ずベアリング５にタイロッド２の球頭部４を圧入・包持
させ、続いてタイロッド２の柄部３がハウジング８の小
開口部９内周から突出されるようハウジング８の大開口
部１０内周からベアリング５を圧入する。次に、ゴム弾
性体１７及び抜け止めリング１４が一体となる取付部材
１５をフランジ部１６側からハウジング８内周に挿嵌さ
せ、ゴム弾性体１７で被覆されるフランジ部１６を第一
肩部１１に、抜け止めリング１４を第二肩部１２に着座
させる。そして最後に、ハウジング８の大開口部１０端
部をかしめて、ステアリング用ボールジョイント１の組
立てが完了する。
ずベアリング５にタイロッド２の球頭部４を圧入・包持
させ、続いてタイロッド２の柄部３がハウジング８の小
開口部９内周から突出されるようハウジング８の大開口
部１０内周からベアリング５を圧入する。次に、ゴム弾
性体１７及び抜け止めリング１４が一体となる取付部材
１５をフランジ部１６側からハウジング８内周に挿嵌さ
せ、ゴム弾性体１７で被覆されるフランジ部１６を第一
肩部１１に、抜け止めリング１４を第二肩部１２に着座
させる。そして最後に、ハウジング８の大開口部１０端
部をかしめて、ステアリング用ボールジョイント１の組
立てが完了する。
【００２０】よって上述のステアリング用ボールジョイ
ントは、取付部材１５は、外周側に延出する周状のフラ
ンジ部１６を有し、フランジ部１６の外面がゴム弾性体
１７で被覆されるとともに、ゴム弾性体１７は、フラン
ジ部１６の軸線方向両端面側が対向する部材に当接する
ため、車輪からの振動がゴム弾性体１７で吸収される。
またゴム弾性体１７を取付部材１５のフランジ部１６の
外面に被覆するため、ステアリング用ボールジョイント
１の外径が大径になることがない。
ントは、取付部材１５は、外周側に延出する周状のフラ
ンジ部１６を有し、フランジ部１６の外面がゴム弾性体
１７で被覆されるとともに、ゴム弾性体１７は、フラン
ジ部１６の軸線方向両端面側が対向する部材に当接する
ため、車輪からの振動がゴム弾性体１７で吸収される。
またゴム弾性体１７を取付部材１５のフランジ部１６の
外面に被覆するため、ステアリング用ボールジョイント
１の外径が大径になることがない。
【００２１】尚、取付部材１５のフランジ部１６の外径
を抜け止めリング１４の内径より大径に形成しているた
め、取付部材１５の抜け荷重は大幅にアップする。
を抜け止めリング１４の内径より大径に形成しているた
め、取付部材１５の抜け荷重は大幅にアップする。
【００２２】続いて、本発明の第二の実施例によるステ
アリング用ボールジョイント１を図３に基づいて説明す
る。
アリング用ボールジョイント１を図３に基づいて説明す
る。
【００２３】この第二の実施例によるステアリング用ボ
ールジョイント１は、第一の実施例によるステアリング
用ボールジョイント１のベアリング５と取付部材１５の
フランジ部１６を被覆するゴム弾性体１７との間に閉止
板２０を追加したものである。そして、閉止板２０はゴ
ム弾性体１７と接着剤により一体に固着されている。
ールジョイント１は、第一の実施例によるステアリング
用ボールジョイント１のベアリング５と取付部材１５の
フランジ部１６を被覆するゴム弾性体１７との間に閉止
板２０を追加したものである。そして、閉止板２０はゴ
ム弾性体１７と接着剤により一体に固着されている。
【００２４】よって上述の第二の実施例によるステアリ
ング用ボールジョイント１は、閉止板２０によりベアリ
ング５が固定されるため、ステアリング用ボールジョイ
ント１のガタつきが抑制される。
ング用ボールジョイント１は、閉止板２０によりベアリ
ング５が固定されるため、ステアリング用ボールジョイ
ント１のガタつきが抑制される。
【００２５】更に続いて、本発明の第三の実施例による
ステアリング用ボールジョイント１を図４に基づいて説
明する。
ステアリング用ボールジョイント１を図４に基づいて説
明する。
【００２６】この第三の実施例によるステアリング用ボ
ールジョイント１は、第二の実施例によるステアリング
用ボールジョイント１の取付部材１５のフランジ部１６
を、タイロッド２側に向かって漸次大径となるように形
成したものである。また必要に応じ、閉止板２０もタイ
ロッド２側に向かって漸次大径となるように形成するも
のである。
ールジョイント１は、第二の実施例によるステアリング
用ボールジョイント１の取付部材１５のフランジ部１６
を、タイロッド２側に向かって漸次大径となるように形
成したものである。また必要に応じ、閉止板２０もタイ
ロッド２側に向かって漸次大径となるように形成するも
のである。
【００２７】よって上述の第三の実施例によるステアリ
ング用ボールジョイント１は、取付部材１５のフランジ
部１６がタイロッド２側に向かって漸次大径となるた
め、ゴム弾性体１７との接触面積が増加して防振性が更
に良好となる。また閉止板２０もタイロッド２側に向か
って漸次大径となるように形成すると、同様に防振性を
良好にでき、更にベアリング５の底部傾斜面８ａとの間
で軸心調節を行なうこともできる。
ング用ボールジョイント１は、取付部材１５のフランジ
部１６がタイロッド２側に向かって漸次大径となるた
め、ゴム弾性体１７との接触面積が増加して防振性が更
に良好となる。また閉止板２０もタイロッド２側に向か
って漸次大径となるように形成すると、同様に防振性を
良好にでき、更にベアリング５の底部傾斜面８ａとの間
で軸心調節を行なうこともできる。
【００２８】尚、図５に示す如く取付部材１５のフラン
ジ部１６とナット部１８との間に周状溝１６ａを形成し
抜け止めリング１４の内径を第三の実施例の抜け止めリ
ング１４の内径より小径として、取付部材１５の抜け荷
重を更に高めても良い。
ジ部１６とナット部１８との間に周状溝１６ａを形成し
抜け止めリング１４の内径を第三の実施例の抜け止めリ
ング１４の内径より小径として、取付部材１５の抜け荷
重を更に高めても良い。
【００２９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、球状の球
頭部と球頭部から延出する柄部とを有するタイロッド
と、タイロッドの球頭部を包持するベアリングと、ベア
リングを保持する円筒状のハウジングとを備え、ハウジ
ングの一端小開口部内周からタイロッドの柄部が突出
し、ハウジングの他端大開口部内周に、ラック軸又はロ
ッドの端部に一体的に取着される取付部材が収容される
ステアリング用ボールジョイントにおいて、取付部材
は、外周側に延出する周状のフランジ部を有し、フラン
ジ部の外面がゴム弾性体で被覆されるとともに、ゴム弾
性体は、フランジ部の軸線方向両端面側が対向する部材
に当接するため、車輪からの振動がゴム弾性体で吸収さ
れるので、ステアリングホイールに振動が伝達されるこ
とがなく、走行性能を高く維持できる。またステアリン
グ用ボールジョイントの外径が大径となることがないの
で、軽量・コンパクト化を実現できる。
頭部と球頭部から延出する柄部とを有するタイロッド
と、タイロッドの球頭部を包持するベアリングと、ベア
リングを保持する円筒状のハウジングとを備え、ハウジ
ングの一端小開口部内周からタイロッドの柄部が突出
し、ハウジングの他端大開口部内周に、ラック軸又はロ
ッドの端部に一体的に取着される取付部材が収容される
ステアリング用ボールジョイントにおいて、取付部材
は、外周側に延出する周状のフランジ部を有し、フラン
ジ部の外面がゴム弾性体で被覆されるとともに、ゴム弾
性体は、フランジ部の軸線方向両端面側が対向する部材
に当接するため、車輪からの振動がゴム弾性体で吸収さ
れるので、ステアリングホイールに振動が伝達されるこ
とがなく、走行性能を高く維持できる。またステアリン
グ用ボールジョイントの外径が大径となることがないの
で、軽量・コンパクト化を実現できる。
【図１】ステアリング装置を表す説明図である。
【図２】本発明の実施例によるステアリング用ボールジ
ョイントを表す部分断面平面図である。
ョイントを表す部分断面平面図である。
【図３】本発明の第二の実施例によるステアリング用ボ
ールジョイントを表す部分断面平面図である。
ールジョイントを表す部分断面平面図である。
【図４】本発明の第三の実施例によるステアリング用ボ
ールジョイントを表す部分断面平面図である。
ールジョイントを表す部分断面平面図である。
【図５】本発明の第四の実施例によるステアリング用ボ
ールジョイントを表す部分断面平面図である。
ールジョイントを表す部分断面平面図である。
【図６】従来のステアリング用ボールジョイントを表す
部分断面平面図である。
部分断面平面図である。
２ タイロッド ３ 柄 部 ４ 球頭部 ５ ベアリング ８ ハウジング ９ 小開口部 １０ 大開口部 １４ 抜け止めリング １５ 取付部材 １６ フランジ部 １７ ゴム弾性体 ２０ 閉止板
Claims (5)
- 【請求項１】 球状の球頭部（４）と該球頭部（４）か
ら延出する柄部（３）とを有するタイロッド（２）と、
該タイロッド（２）の球頭部（４）を包持するベアリン
グ（５）と、該ベアリング（５）を保持する円筒状のハ
ウジング（８）とを備え、該ハウジング（８）の一端小
開口部（９）内周からタイロッド（２）の柄部（３）が
突出し、ハウジング（８）の他端大開口部（１０）内周
に、ラック軸又はロッドの端部に一体的に取着される取
付部材（１５）が収容されるステアリング用ボールジョ
イントにおいて、前記取付部材（１５）は、外周側に延
出する周状のフランジ部（１６）を有し、該フランジ部
（１６）の外面がゴム弾性体（１７）で被覆されるとと
もに、ゴム弾性体（１７）は、フランジ部（１６）の軸
線方向両端面側が対向する部材に当接することを特徴と
するステアリング用ボールジョイント。 - 【請求項２】 前記取付部材（１５）のフランジ部（１
６）と前記ハウジング（８）の大開口部（１０）との間
に、フランジ部（１６）の外径より小径の内径を有する
抜け止めリング（１４）を設けることを特徴とする請求
項１記載のステアリング用ボールジョイント。 - 【請求項３】 前記ベアリング（５）と前記取付部材
（１５）のフランジ部（１６）を被覆するゴム弾性体
（１７）との間に閉止板（２０）を介在させることを特
徴とする請求項１及び請求項２記載のステアリング用ボ
ールジョイント。 - 【請求項４】 前記取付部材（１５）のフランジ部（１
６）がタイロッド（２）側に向かって漸次大径となるこ
とを特徴とする請求項１乃至請求項３記載のステアリン
グ用ボールジョイント。 - 【請求項５】 前記閉止板（２０）がタイロッド（２）
側に向かって漸次大径となることを特徴とする請求項３
及び請求項４記載のステアリング用ボールジョイント。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35436795A JP3260269B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ステアリング用ボールジョイント |
| DE19623630A DE19623630A1 (de) | 1995-12-28 | 1996-06-13 | Kugelgelenk mit Fassung |
| US08/674,648 US5704726A (en) | 1995-12-28 | 1996-06-25 | Ball-and-socket joint |
| GB9613595A GB2308617B (en) | 1995-12-28 | 1996-06-28 | Ball and socket joint |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35436795A JP3260269B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ステアリング用ボールジョイント |
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|---|---|
| JPH09183387A JPH09183387A (ja) | 1997-07-15 |
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Family
ID=18437082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35436795A Expired - Fee Related JP3260269B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ステアリング用ボールジョイント |
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| JPH11351233A (ja) * | 1998-06-09 | 1999-12-24 | Somic Ishikawa:Kk | ボールスタッド、その製造方法、その装置およびボールジョイント |
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| US6533490B2 (en) | 2001-01-05 | 2003-03-18 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Isolation ball joint for steering and suspension |
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| TWM408515U (en) * | 2011-01-14 | 2011-08-01 | Depo Auto Parts Ind Co Ltd | Fastening base structure for vehicle lamp adjustment mechanism |
| JP6051804B2 (ja) * | 2012-11-16 | 2016-12-27 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
| DE102013213558B4 (de) * | 2013-07-11 | 2021-12-23 | Vitesco Technologies GmbH | Vorrichtung zur Betätigung der Wastegateklappe eines Abgasturboladers |
| JP6413329B2 (ja) | 2013-12-03 | 2018-10-31 | 株式会社ジェイテクト | 操舵装置 |
| US9873448B2 (en) * | 2014-03-31 | 2018-01-23 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | End of travel stop |
| DE102014118379B3 (de) * | 2014-12-11 | 2016-02-25 | Stabilus Gmbh | Spindelantrieb |
| RU2666041C1 (ru) * | 2015-01-28 | 2018-09-05 | СМСи КОРПОРЕЙШН | Способ изготовления плавающего соединения и плавающее соединение, изготовленное указанным способом |
| US20190055009A1 (en) * | 2017-08-17 | 2019-02-21 | Goodrich Corporation | Electric actuator with bidirectional compliance |
| DE102020119608B4 (de) | 2020-07-24 | 2023-07-06 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Servolenkbaugruppe mit gezielter Kompensation von straßenseitigen Stoßimpulsen zum Lenkgetriebe |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CH586856A5 (ja) * | 1974-07-18 | 1977-04-15 | Ehrenreich & Cie A | |
| GB1524615A (en) * | 1976-04-02 | 1978-09-13 | Automotive Prod Co Ltd | Ball joint assembly |
| FR2355197A1 (fr) * | 1976-06-16 | 1978-01-13 | Citroen Sa | Dispositif de transmission d'effort pour timonerie, notamment pour direction de vehicule automobile |
| DE2655353A1 (de) * | 1976-12-07 | 1978-06-08 | Lemfoerder Metallwaren Ag | Elastische verbindung eines axialgelenks mit dem anschlussgestaenge einer kraftfahrzeuglenkung |
| AT354265B (de) * | 1977-04-28 | 1979-12-27 | Lemfoerder Metallwaren Ag | Axialkugelgelenk, insbesondere fuer lenkgestaenge von kraftfahrzeugen |
| US4187033A (en) * | 1977-09-16 | 1980-02-05 | Trw Inc. | Variably preloaded ball joint assembly |
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| JPS6416315A (en) * | 1987-07-11 | 1989-01-19 | Shigeru Ikemoto | Unit for tapping |
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1995
- 1995-12-28 JP JP35436795A patent/JP3260269B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-06-13 DE DE19623630A patent/DE19623630A1/de not_active Withdrawn
- 1996-06-25 US US08/674,648 patent/US5704726A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-28 GB GB9613595A patent/GB2308617B/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-16 FR FR9608859A patent/FR2743124B1/fr not_active Expired - Fee Related
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