JP3257361B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3257361B2
JP3257361B2 JP19642195A JP19642195A JP3257361B2 JP 3257361 B2 JP3257361 B2 JP 3257361B2 JP 19642195 A JP19642195 A JP 19642195A JP 19642195 A JP19642195 A JP 19642195A JP 3257361 B2 JP3257361 B2 JP 3257361B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/02Increasing the heating capacity of a reversible cycle during cold outdoor conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/31Low ambient temperatures

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿暖房が可能な
ヒートポンプシステムにおいて、ガスインジョクション
サイクルを構成することにより、低外気温時における暖
房能力の向上を図った車両用空調装置に関するもので、
寒冷地向け電気自動車の空調用ヒートポンプシステムと
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】電動式圧縮機を用いたヒートポンプシス
テムを電気自動車等の車両に搭載する場合には、車両運
転上の安全性を確保するため、窓ガラスの防曇、除曇作
用が必要となる。そこで、特開平5ー319077号公
報では、車室内熱交換器として冷房専用の蒸発器および
暖房専用の凝縮器をそれぞれ独立に備えることにより、
冷房モードから暖房モードに切替えた場合に凝縮水の急
激な蒸発による窓ガラスの曇りが発生しないようにする
とともに、冷房専用の蒸発器で除湿を行いながら、暖房
専用の凝縮器で空調空気を所要温度まで再加熱して除湿
暖房を行うことを可能としたシステムが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、使用環境の外気温度が低くなると、暖房時
に蒸発器として作用する室外熱交換器での吸熱量が減少
して圧縮機吸入圧力が低下するため、冷媒比容積が大き
くなり、冷媒循環量が減少するので、暖房能力が低下す
るという問題があった。
【0004】また、圧縮機吸入圧力が低下すると、圧縮
比が大きくなり、冷媒吐出温度が上昇するので、圧縮機
保護のため、圧縮機を最大能力(最大回転数)で使用で
きないので、より一層暖房能力が低下するという問題が
あった。以上の理由から、上記従来装置では、外気温度
が−10°C以下となるような寒冷地では、車室の暖房
能力が不足してしまう。
【0005】なお、低外気温時の暖房能力向上の対策と
して、ガスインジョクション方式のヒートポンプも提案
されているが、この従来のものは通常のヒートポンプ構
成であるため、室内熱交換器として冷房、暖房共通のも
のを1つ設置しているだけである。従って、除湿された
空調空気を所要温度まで再加熱する除湿暖房の機能を発
揮できないので、吸入空気の湿度が高い運転条件では、
窓ガラスの曇りが発生しやすいという問題がある。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
冷房専用蒸発器および暖房専用の凝縮器器をそれぞれ独
立に備えて、除湿暖房が可能なヒートポンプシステムに
おいて、ガスインジョクションサイクルを構成すること
により、低外気温時における暖房能力の向上を図ること
を目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は上記目的を達成するため、以下
の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1記載の発
明では、空調空気通路(2)の上流側に設置された冷房
用蒸発器(11)と、この冷房用蒸発器(11)の下流
側に設置された暖房用凝縮器(12)と、前記空調空気
通路(2)の外部に設置され、外気と冷媒との間で熱交
換を行う室外熱交換器(24)と、冷媒を圧縮する圧縮
機(22)とを備えたヒートポンプシステムにおいて、
前記圧縮機(22)に、ガス冷媒を導入するガスインジ
ェクションポート(22c)を設置し、かつ、サイクル
高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段(26)
と、この第1減圧手段(26)で減圧された中間圧冷媒
の気液を分離する気液分離器(25)と、この気液分離
器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスインジェク
ションポート(22c)に導くガスインジェクション用
通路(22d)と、前記気液分離器(25)で分離され
た液冷媒を減圧する第2減圧手段(27)とを備え、暖
房時には、前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、
前記第1減圧手段(26)、前記気液分離器(25)、
前記第2減圧手段(27)、および前記室外熱交換器
(24))の順に冷媒が循環するとともに、前記気液分
離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスインジェ
クション用通路(22d)を通して前記ガスインジェク
ションポート(22c)に導入し、冷房時には、少なく
とも前記圧縮機(22)、前記室外熱交換器(2
4))、前記第2減圧手段(27)、および前記蒸発器
(11)の順に冷媒が循環し、除湿時には、少なくとも
前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記室外熱
交換器(24)、前記第2減圧手段(27)、および前
記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する低温除湿モード
(C)を設定することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記低温除湿モード(C)の他に、少なくとも前記
圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手
段(27)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循
環する中温除湿モード(M)を設定することを特徴とし
ている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1におい
て、前記低温除湿モード(C)の他に、少なくとも前記
圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手
段(27)、前記室外熱交換器(24)、および前記蒸
発器(11)の順に冷媒が循環する高温除湿モード
(H)を設定することを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1におい
て、前記低温除湿モード(C)の他に、少なくとも前記
圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手
段(27)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循
環する中温除湿モード(M)と、少なくとも前記圧縮機
(22)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手段(2
7)、前記室外熱交換器(24)、および前記蒸発器
(11)の順に冷媒が循環する高温除湿モード(H)と
を設定することを特徴としている。請求項5記載の発明
では、一端側に空気の吸入口(3、4、5)を有し、他
端側に車室内への吹出口(8、9、10)を有する空調
空気通路(2)と、この空調空気通路(2)に設置さ
れ、この空調空気通路(2)を通して空気を前記吸入口
(3、4、5)側から前記吹出口(8、9、10)側へ
送風する送風機(7)と、前記空調空気通路(2)に設
置され、前記空気を冷却する蒸発器(11)と、前記空
調空気通路(2)において前記蒸発器(11)の下流側
に設置され、前記空気を加熱する凝縮器(12)と、前
記空調空気通路(2)の外部に設置され、外気と冷媒と
の間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、冷凍サイ
クル低圧側の冷媒を吸入する吸入ポート(22b)、冷
凍サイクル中間圧のガス冷媒を導入するガスインジェク
ションポート(22c)、および圧縮された冷媒を吐出
する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(22)と、
サイクル高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段
(26)と、この第1減圧手段(26)で減圧された中
間圧冷媒の気液を分離する気液分離器(25)と、この
気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスイ
ンジェクションポート(22c)に導くガスインジェク
ション用通路(22d)と、前記気液分離器(25)で
分離された液冷媒を減圧する第2減圧手段(27)とを
備え、暖房時には、前記圧縮機(22)、前記凝縮器
(12)、前記第1減圧手段( 26)、前記気液分離器
(25)、前記第2減圧手段(27)、および前記室外
熱交換器(24))の順に冷媒が循環するとともに、前
記気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガス
インジェクション用通路(22d)を通して前記ガスイ
ンジェクションポート(22c)に導入し、冷房時に
は、少なくとも前記圧縮機(22)、前記室外熱交換器
(24)、前記第2減圧手段(27)、および前記蒸発
器(11)の順に冷媒が循環し、除湿時には、少なくと
も前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記第2
減圧手段(27)、前記室外熱交換器(24)、および
前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する高温除湿モー
ド(H)を設定することを特徴としている。請求項6記
載の発明では、請求項5において、前記高温除湿モード
(H)の他に、少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝
縮器(12)、前記第2減圧手段(27)、および前記
蒸発器(11)の順に冷媒が循環する中温除湿モード
(M)を設定することを特徴としている。 請求項7記載
の発明では、一端側に空気の吸入口(3、4、5)を有
し、他端側に車室内への吹出口(8、9、10)を有す
る空調空気通路(2)と、この空調空気通路(2)に設
置され、この空調空気通路(2)を通して空気を前記吸
入口(3、4、5)側から前記吹出口(8、9、10)
側へ送風する送風機(7)と、前記空調空気通路(2)
に設置され、前記空気を冷却する蒸発器(11)と、前
記空調空気通路(2)において前記蒸発器(11)の下
流側に設置され、前記空気を加熱する凝縮器(12)
と、前記空調空気通路(2)の外部に設置され、外気と
冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、冷
凍サイクル低圧側の冷媒を吸入する吸入ポート(22
b)、冷凍サイクル中間圧のガス冷媒を導入するガスイ
ンジェクションポート(22c)、および圧縮された冷
媒を吐出する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(2
2)と、サイクル高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1
減圧手段(26)と、この第1減圧手段(26)で減圧
された中間圧冷媒の気液を分離する気液分離器(25)
と、 この気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前
記ガスインジェクションポート(22c)に導くガスイ
ンジェクション用通路(22d)と、前記気液分離器
(25)で分離された液冷媒を減圧する第2減圧手段
(27)とを備え、この第2減圧手段は、前記圧縮機
(22)の吸入ポート(22b)に吸入される冷媒の過
熱度が所定値となるように弁開度が調整される温度作動
式膨張弁(27)であり、暖房時には、前記圧縮機(2
2)、前記凝縮器(12)、前記第1減圧手段(2
6)、前記気液分離器(25)、前記温度作動式膨張弁
(27)、および前記室外熱交換器(24))の順に冷
媒が循環するとともに、前記気液分離器(25)で分離
されたガス冷媒を前記ガスインジェクション用通路(2
2d)を通して前記ガスインジェクションポート(22
c)に導入し、冷房時には、少なくとも前記圧縮機(2
2)、前記室外熱交換器(24)、前記温度作動式膨張
弁(27)、および前記蒸発器(11)の順に通る経路
で冷媒が循環し、除湿時には、少なくとも前記圧縮機
(22)、前記凝縮器(12)、前記温度作動式膨張弁
(27)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環
するようになっており、前記暖房時、前記冷房時および
前記除湿時のいずれにおいても、前記共通の温度作動式
膨張弁(27)により前記液冷媒の減圧を行うことを特
徴としている。 請求項8記載の発明では、請求項1ない
し7のいずれか1つにおいて、前記冷房時および前記除
湿時においても、前記気液分離器(25)で分離された
ガス冷媒を前記ガスインジェクション用通路(22d)
を通して前記ガスインジェクションポート(22c)に
導入するようにしたことを特徴としている。請求項9記
載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つにおい
、前記圧縮機としてモータにより駆動される電動式の
圧縮機(22)を用い、この電動式圧縮機(22)の回
転数を調整する回転数調整手段(30)と、前記冷媒の
循環経路を切り替える経路切替手段(23、28a〜2
8e)と、前記回転数調整手段(30)および前記経路
切替手段(23、28a〜28e)を制御する制御手段
(40)と、手動操作可能に設けられ、前記電動式圧縮
機(22)の回転数調整の目標値を前記制御手段(4
0)に入力する温度コントロール操作部材(51)とを
備え、前記制御手段(40)は、前記温度コントロール
操作部材(51)から入力される前記目標値に対応し
て、前記経路切替手段(23、28a〜28e)を制御
することを特徴としている。
【0011】請求項1〜記載の発明によれば、空調空
気通路(2)の上流側の冷房用蒸発器(11)と、下流
側の暖房用凝縮器(12)への冷媒流れを切り替えるこ
とにより、暖房、冷房、除湿の3つの運転モードを良好
に実現できるとともに、暖房時には、圧縮機(22)の
圧縮過程途中にガスインジェクションすることにより、
圧縮機(22)の圧縮仕事量を増大させて、暖房能力を
向上できる。
【0012】また、同時に、圧縮機(22)の圧縮過程
の途中に飽和ガス冷媒がインジェクションされるため、
途中まで圧縮加熱されたガス冷媒が飽和ガス冷媒により
冷却され、吐出冷媒温度(Td)が低下する。このた
め、圧縮機(22)を最大能力(最大回転数)で使用す
ることが可能となる。以上により、低外気温時における
暖房能力を効果的に向上できる。
【0013】特に、請求項1記載の発明は、除湿時に、
少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、
前記室外熱交換器(24)、前記第2減圧手段(2
7)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する
低温除湿モード(C)を設定するものであって、除湿時
に室外熱交換器(24)が室内側凝縮器(12)と直列
関係で第2減圧手段(27)の上流側、すなわち、サイ
クル高圧側に位置しているから、室外熱交換器(24)
が凝縮器として作用し、放熱作用を果たす。従って、室
外熱交換器(24)の放熱量分だけ、室内側凝縮器(1
2)での放熱量が減少し、室内側凝縮器(12)の吹出
空気温度を低下させる。つまり、請求項1の発明による
と、除湿時に室外熱交換器(24)を凝縮器として作用
させて室内側凝縮器(12)の吹出空気温度を比較的低
めとする低温除湿の空調状態を良好に実現できる。ま
た、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1に対し
て、除湿時に、少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝
縮器(12)、前記第2減圧手段(27)、および前記
蒸発器(11)の順に冷媒が循環する中温除湿モード
(M)を更に設定するから、中温除湿モード(M)では
室外熱交換器(24)が冷媒経路から除外され、室内側
蒸発器(11)の吸熱熱量はすべて室内側凝縮器(1
2)で放熱されることになる。その結果、室内側凝縮器
(12)の吹出空気温度が低温除湿モード(C)より上
昇し、中温除湿の空調状態を得ることができる。つま
り、請求項2の発明によると、低温除湿の空調状態と中
温除湿の空調状態とを切り替えることが可能となる。ま
た、請求項3記載の発明によれば、上記請求項1に対し
て、除湿時に、少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝
縮器(12)、前記第2減圧手段(27)、前記室外熱
交換器(24)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒
が循環する高温除湿モード(H)を更に設定するから、
室外熱交換器(24)がサイクル低圧側(第2の減圧手
段27の下流側)に室内側蒸発器(11)と直列関係で
位置し蒸発器として作用するこのため、室内側蒸発器
(11)および室外熱交換器(24)の両方で吸熱され
た熱量が室内側凝縮器(12)で放熱されることにな
り、その結果、室内側凝縮 器(12)の吹出空気温度が
中温除湿モード(M)よりさらに上昇し、高温除湿の空
調状態を得ることができる。つまり、請求項3の発明に
よると、低温除湿の空調状態と高温除湿の空調状態とを
切り替えることが可能となる。
【0014】また、請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1に対して、除湿時に、少なくとも前記圧縮機
(22)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手段(2
7)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する
中温除湿モード(M)と、少なくとも前記圧縮機(2
2)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手段(2
7)、前記室外熱交換器(24)、および前記蒸発器
(11)の順に冷媒が循環する高温除湿モード(H)と
を設定するから、除湿時に、上記した低温除湿モード
(C)、中温除湿モード(M)および高温除湿モード
(H)の3つの除湿モードを切替設定できる。従って、
請求項4の発明によると、除湿モードにおける吹出空気
温度をきめ細かく制御することができる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、除湿時に、
少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、
前記第2減圧手段(27)、前記室外熱交換器(2
4)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する
高温除湿モード(H)を設定するものであって、除湿時
に室外熱交換器(24)が第2減圧手段(27)の下流
側、すなわち、サイクル低圧側に室内側蒸発器(11)
と直列関係で位置しているから、室外熱交換器(24)
が蒸発器として作用し、吸熱作用を果たす。従って、請
求項5の発明によると、除湿時に室外熱交換器(24)
を蒸発器として作用させて室内側凝縮器(12)の吹出
空気温度を比較的高めとする高温除湿の空調状態を良好
に実現できる。 また、請求項6記載の発明によれば、請
求項5に対して、除湿時に、少なくとも前記圧縮機(2
2)、前記凝縮器(12)、前記第2減圧手段(2
7)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する
中温除湿モード(M)を更に設定するから、除湿時に、
中温除湿モード(M)および高温除湿モード(H)の2
つの除湿モードを切替設定できる。 請求項6記載の発明
によれば、高低2段階の吹出温度を持つ除湿モードによ
除湿運転を行うから、請求項4記載の発明のごとく、
除湿モードを低温、中温、高温の3つの除湿モードに切
り替えるものに比較して、比較的簡単なサイクル構成
で、除湿モードにおける吹出温度の切替を実現できる。
請求項7記載の発明によれば、除湿暖房可能なヒートポ
ンプシステムにおいて、第2減圧手段を、圧縮機(2
2)の吸入ポート(22b)に吸入される冷媒の過熱度
が所定値となるように弁開度が調整される温度作動式膨
張弁(27)で構成するとともに、暖房時、冷房時およ
び除湿時のいずれにおいても、共通の温度作動式膨張弁
(27)により気液分離器(25)からの液冷媒を減圧
するから、常に共通の温度作動式膨張弁(27)を用い
て、圧縮機吸入冷媒の流量調整を良好に行うことができ
る。
【0016】また、請求項記載の発明によれば、冷房
時および除湿時においても、圧縮機(22)にガスイン
ジェクションしているから、成績係数が増大し、性能向
上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明を電気自動車用空調装
置に適用した第1の実施形態を示すもので、空調ユニッ
ト1は電気自動車の車室内に設置されるもので,その空
調ダクト2は、車室内に空調空気を導く空調空気通路を
構成するものである。この空調ダクト2の一端側に内外
気を吸入する吸入口3、4、5が設けられている。内気
吸入口4と外気吸入口5は、内外気切替ドア6により切
替開閉される。
【0018】上記吸入口3〜5に隣接して、空調ダクト
2内に空気を送風する送風機7が設置されており、この
送風機7はモータ7aとこのモータ7aにより駆動され
る遠心ファン7b、7bとにより構成されている。一
方、空調ダクト2の他端側には車室内へ通ずる複数の吹
出口、すなわち車室内乗員の足元部に向かって空調空気
を吹き出すフット吹出口8、車室内乗員の上半身に向か
って空調空気を吹き出すフェイス吹出口9および車両フ
ロントガラスの内面に空調空気を吹き出すデフロスタ吹
出口10が形成されている。
【0019】また、送風機7よりも空気下流側における
空調ダクト2内には冷房用蒸発器11が設けられてい
る。この冷房用蒸発器11は、冷凍サイクル21の一部
を構成する室内側熱交換器であり、後述する冷房運転お
よび除湿運転モード時に、内部を流れる冷媒の吸熱作用
によって、空調ダクト2内の空気を除湿、冷却する冷却
器として機能する。
【0020】また、冷房用蒸発器11よりも空気下流側
における空調ダクト2内には暖房用凝縮器12が設けら
れている。この暖房用凝縮器12は、冷凍サイクル21
の一部を構成する室内側熱交換器であり、後述する暖房
運転および除湿運転モード時に、内部を流れる冷媒の放
熱作用によって、空調ダクト2内の空気を加熱する加熱
器として機能する。
【0021】また、空調ダクト2内の空気流路は、仕切
り壁13によりフット吹出口8側の第1空気流路14
と、フェイス吹出口9およびデフロスタ吹出口10側の
第2空気流路15とに分離されており、この空気流路1
4、15の2分割は、冬季にフット吹出口8側の空気流
路14には内気吸入口3から温度の高い内気を吸入して
足元へ温風を吹き出すことにより暖房負荷を軽減すると
同時に、デフロスタ吹出口10側の空気流路15には外
気吸入口5から湿度の低い外気を吸入して、フロントウ
インドの曇りを確実に防止するために行っている。
【0022】ドア16は第2空気流路15を開閉するも
ので、ドア17は第1、第2空気流路14、15間の仕
切り部分を開閉するものであり、ドア19〜20は各吹
出口8、9、10の空気流路を開閉するドアである。と
ころで、上記冷凍サイクル21は、上記冷房用の蒸発器
11と暖房用の凝縮器12とで車室内の冷房および暖房
を行うヒートポンプ式冷凍サイクルとして構成されてお
り、上記蒸発器11、凝縮器12の他に以下の機器を備
えている。
【0023】すなわち、冷媒圧縮機22、冷媒の流れを
切り替える電磁式四方弁23、室外熱交換器24、冷媒
の気液を分離するとともに液冷媒を溜める機能を果たす
気液分離器25、この気液分離器25に導入されるサイ
クル高圧側冷媒を中間圧(例えば4〜15kg/cm2
程度)に減圧する固定絞り(第1減圧手段)26、温度
作動式膨張弁(第2減圧手段)27、電磁弁28a、2
8b、および逆止弁29a〜29eがさらに冷凍サイク
ル21に備えられている。固定絞り26としては、オリ
フィス等の絞りを用いることができる。
【0024】なお、室外熱交換器24は電気自動車の車
室外に設置され、電動室外ファン24aにより送風され
る外気と熱交換するようになっている。また、上記冷媒
圧縮機22は、電動式圧縮機であって、図示しない交流
モータを一体に密封ケース内に内蔵し、このモータによ
り駆動されて冷媒の吸入、圧縮、吐出を行う。この冷媒
圧縮機22の交流モータにはインバータ30により交流
電圧が印加され、このインバータ30により交流電圧の
周波数を調整することによってモータ回転速度を連続的
に変化させるようになっている。従って、インバータ3
0は圧縮機22の回転数調整手段をなすものであり、こ
のインバータ30には、車載バッテリ31からの直流電
圧が印加される。
【0025】冷媒圧縮機22には圧縮した冷媒を吐出す
る吐出ポート22a、サイクル低圧側の冷媒を吸入する
吸入ポート22b、および気液分離器25で分離された
中間圧のガス冷媒をインジェションするガスインジェシ
ョンポート22cが備えられている。このガスインジェ
ションポート22cは、逆止弁29eを有するガスイン
ジェション通路22dを介して気液分離器25上部のガ
ス冷媒出口25aに連通している。
【0026】また、吸入ポート22bに接続されている
冷媒吸入通路22eには温度作動式膨張弁27の感温筒
27aが設置され、この膨張弁27の弁開度は吸入通路
22e内の冷媒の過熱度が所定値となるように調整され
る。また、前記インバータ30は、空調用制御装置40
によって通電制御される。この空調用制御装置40はマ
イクロコンピータとその周辺回路にて構成される電子制
御装置であって、四方弁23の切替および電磁弁28
a、28bの開閉も制御するものである。本例では、四
方弁23および電磁弁28a、28bにより、「冷媒の
循環経路を切り替える経路切替手段」を構成している。
【0027】上記制御装置40には、外気温度を検出す
る外気温センサ、冷房用蒸発器11の吹出直後の空気温
度を検出する蒸発器温度センサ、圧縮機21の吐出冷媒
圧力(サイクル高圧圧力)を検出する吐出圧センサ等を
含む空調用センサ群41からセンサ信号が入力されるよ
うになっている。また、車室内運転席近傍に設けられた
空調コントロールパネル50(図2参照)の各レバー、
スイッチ群50aからの信号も制御装置40に入力され
る。
【0028】なお、図1には空調用制御装置40との電
気的接続を図示していないが、ドア4、16、17、1
8、19、20、送風機7、および室外ファン24aの
作動も制御装置40により制御される。図2に示す空調
コントロールパネル50には、乗員により手動操作され
る以下の操作部材が設けられている。51は車室内への
吹出空気の温度の目標値を設定する温度コントロールレ
バーで、本例では、電動式圧縮機22の回転数調整の目
標値を設定するように構成されている。また、温度コン
トロールレバーの操作位置により設定される目標値に対
応して四方弁23および電磁弁28a、28bの作動を
制御し、これにより冷凍サイクルの運転モード切替を行
う。すなわち、図3に示すように、レバー51の操作位
置を左側から右方向へ移動させることにより、冷房モー
ド、除湿モード、および暖房モードを順次設定できるよ
うにしてある。
【0029】また、図4、5、6に示すように、温度コ
ントロールレバー51の操作位置の移動により、冷房時
には目標蒸発器吹出空気温度が設定され、除湿時および
暖房時には目標高圧圧力が設定されるようになってい
る。温度コントロールレバー51の操作位置信号は制御
装置40に入力され、そして制御装置40は、センサ群
41により検出される実際の蒸発器吹出空気温度または
高圧圧力が上記目標値と一致するように圧縮機22の回
転数を制御して、吹出空気温度を制御する。
【0030】52は送風機7の速度切替レバー、53は
圧縮機22の運転を断続するエアコンスイッチ、54は
吹出口切替ドア18〜20の開閉を切り替える空調吹出
モード切替レバー、55は内外気切替ドア6を開閉する
内外気切替レバーである。次に、上記構成において作動
を説明する。いま、エアコンスイッチ53が投入される
と、その信号が制御装置40に入力され、圧縮機22が
起動される。そして、温度コントロールレバー51が図
3、4のPC1位置からPC2位置の間に操作される
と、冷房モードが設定される。この冷房モードでは、四
方弁23および電磁弁28a、28bが制御装置40に
より図7の冷房モードの状態に設定されるので、図1の
冷凍サイクルにおいて、冷媒が矢印Cに示す経路で流れ
る。
【0031】すなわち、圧縮機22から吐出された高温
高圧の過熱ガス冷媒は、四方弁23、逆止弁29bを通
って、室外熱交換器24に流入し、ここで室外ファン2
4aにより送風される外気と熱交換してガス冷媒が凝縮
する。次に、室外熱交換器24から流出した冷媒は、電
磁弁28aが閉じているため、逆止弁29dを通って、
固定絞り26で減圧され、中間圧の気液2相状態とな
る。
【0032】この中間圧の気液2相冷媒は気液分離器2
5内に流入し、ここで冷媒は飽和ガス冷媒と飽和液冷媒
とに分離される。ガス冷媒は気液分離器25上部のガス
冷媒出口25aからガスインジェション通路22d、逆
止弁29eを通って、ガスインジェションポート22c
に至り、このポート22cから圧縮機22の圧縮過程途
中の部位に中間圧のガス冷媒がインジェションされる。
【0033】一方、気液分離器25内の液冷媒は、気液
分離器25底部近くに開口している液冷媒出口25bよ
り流出して温度作動式膨張弁27で減圧され、電磁弁2
8bを通過した後に、蒸発器11に流入する。この蒸発
器11で冷媒が送風機7の送風空気から吸熱して蒸発す
る。この蒸発器11で吸熱されて冷却された冷風は、通
常フェイス吹出口9から車室内へ吹き出して車室内を冷
房する。
【0034】蒸発器11で蒸発したガス冷媒は、冷媒吸
入通路22eから圧縮機22の吸入ポート22bに吸入
される。このとき、冷媒吸入通路22eに設置された感
温筒27aにより圧縮機吸入冷媒の温度が感知され、膨
張弁27に伝達されるので、膨張弁27は圧縮機吸入冷
媒が所定の過熱度を持つように蒸発器11への流入冷媒
の流量を調整する。
【0035】次に、温度コントロールレバー51が図
3、6のPH1位置からPH2位置の間に操作される
と、暖房モードが設定される。この暖房モードでは、四
方弁23および電磁弁28a、28bが制御装置40に
より図7の暖房モードの状態に設定されるので、図1の
冷凍サイクルにおいて、冷媒が矢印Hに示す経路で流れ
る。
【0036】すなわち、圧縮機22から吐出されたガス
冷媒は、四方弁23を通って、室内側の凝縮器12に流
入し、ここで送風機7により送風される空気と熱交換
(放熱)してガス冷媒が凝縮する。ガス冷媒の放熱によ
り加熱された温風は主にフット吹出口8から車室内へ吹
出し、車室内の暖房を行う。そして、凝縮器12から流
出した冷媒は、逆止弁29cを通って、固定絞り26で
減圧され、中間圧の気液2相状態となる。
【0037】この中間圧の気液2相冷媒は気液分離器2
5内に流入し、ここで分離されたガス冷媒は気液分離器
25上部のガス冷媒出口25aからガスインジェション
通路22d、逆止弁29eを通って、ガスインジェショ
ンポート22cに吸入される。一方、気液分離器25内
の液冷媒は、液冷媒出口25bより流出して温度作動式
膨張弁27で減圧され、逆止弁29aを通過した後に、
室外熱交換器24に流入する。この室外熱交換器24で
冷媒が室外ファン24aの送風空気(外気)から吸熱し
て蒸発する。
【0038】室外熱交換器24で蒸発したガス冷媒は、
電磁弁28aを通って、冷媒吸入通路22eから圧縮機
22の吸入ポート22bに吸入される。次に、温度コン
トロールレバー51が図3、5のPD1位置からPD2
位置の間に操作されると、除湿モードが設定される。こ
の除湿モードでは、四方弁23および電磁弁28a、2
8bが制御装置40により図7の除湿モードの状態に設
定されるので、図1の冷凍サイクルにおいて、冷媒が矢
印Dに示す経路で流れる。
【0039】すなわち、圧縮機22から吐出されたガス
冷媒は、四方弁23を通って、室内側の凝縮器12に流
入し、ここで送風機7により送風される空気と熱交換
(放熱)してガス冷媒が凝縮する。そして、凝縮器12
から流出した冷媒は、逆止弁29cを通って、固定絞り
26で減圧され、中間圧の気液2相状態となる。この中
間圧の気液2相冷媒は気液分離器25内に流入し、ここ
で分離されたガス冷媒は気液分離器25上部のガス冷媒
出口25aからガスインジェション通路22d、逆止弁
29eを通って、ガスインジェションポート22cに吸
入される。
【0040】一方、気液分離器25内の液冷媒は、液冷
媒出口25bより流出して温度作動式膨張弁27で減圧
された後、開弁している電磁弁28bを通って、蒸発器
11に流入する。このとき、電磁弁28aが閉弁してい
るので、温度作動式膨張弁27で減圧された冷媒が室外
熱交換器24側へ流れることはない。蒸発器11に流入
した冷媒は送風機7の送風空気から吸熱して蒸発した後
に、圧縮機22に吸入される。
【0041】上述したように、除湿モードでは、室内空
調ユニット1内に設置された蒸発器11および凝縮器1
2にともに冷媒が流れて、送風機7の送風空気はまず蒸
発器11で冷却、除湿され、その後に凝縮器12にて再
加熱される。ここで、凝縮器12での冷媒放熱量は、蒸
発器11での吸熱量に圧縮機22の消費電力を加えたも
のであるため、凝縮器12吹出側の空気温度は、吸入口
3、4、5からの吸入空気温度より高くなる。従って、
除湿を行いながら、暖房を行うことが可能となる。
【0042】次に、本発明の特徴とする低外気温時にお
ける暖房能力向上について、図8のモリエル線図により
説明する。従来のヒートポンプシステムでは、暖房時に
外気温度が低くなると、吸入圧力が低下して冷媒比容積
が大きくなるため、圧縮機22で吸入する冷媒循環量G
1が減少し、暖房能力が低下する。また、吸入圧力の低
下により圧縮比が大きくなるため、圧縮機22の吐出冷
媒温度Tdが図8のT1点まで上昇する。このため、圧
縮機22保護のため、圧縮機22を最大能力(最大回転
数)で使用できない。
【0043】しかるに、本発明においては、気液分離器
25において中間圧でガス冷媒と液冷媒が分離され、こ
の分離されたガス冷媒をガスインジェクション用通路2
2dを通して圧縮機22の圧縮過程途中に戻す(ガスイ
ンジェクション)ため、圧縮機22で吸入する冷媒循環
量G1に、ガスインジェクションされる冷媒量Ginが
加わって、圧縮仕事がなされることになる。これによ
り、圧縮仕事量が増加し、凝縮器12での冷媒放熱量が
増加するので、暖房能力を向上できる。
【0044】また、同時に、圧縮機22の圧縮過程の途
中に飽和ガス冷媒がインジェクションされるため、途中
まで圧縮加熱されたガス冷媒が飽和ガス冷媒により冷却
され、吐出冷媒温度Tdが図8のT2点まで低下する。
このため、圧縮機22を最大能力(最大回転数)で使用
することが可能となる。以上により、低外気温時におけ
る暖房能力を効果的に向上できる。また、冷房時および
除湿時においても、圧縮機22にガスインジェクション
することにより、成績係数が増大し、性能向上を図るこ
とができる。 (第2の実施形態)図9、10は第2の実施形態を示し
ており、第1の実施形態に対して、電磁弁28c〜28
eおよび逆止弁29fを追加している。なお、図9では
制御装置40等の図示を省略しているが、追加した電磁
弁28c〜28eも温度コントロールレバー51の操作
位置に対応して、制御装置40により図10に示す仕様
で開閉され、運転モードの切替を行う。
【0045】この第2の実施形態では、温度コントロー
ルレバー51の操作位置により冷房モードが設定される
と、図9の矢印Cに示すように、圧縮機22→四方弁2
3→逆止弁29b→室外熱交換器24→逆止弁29d→
固定絞り26→気液分離器25→温度作動式膨張弁27
→電磁弁28b→蒸発器11→圧縮機22の経路で循環
する。蒸発器11にて送風機7の送風空気を冷却して車
室内を冷房する。
【0046】気液分離器25において中間圧で分離され
たガス冷媒はガスインジェクション用通路22dを通し
て圧縮機22の圧縮過程途中にインジェクションされ
る。以下、すべてのモードで、気液分離器25で分離さ
れたガス冷媒は同様にガスインジェクションされる。温
度コントロールレバー51の操作位置により暖房モード
が設定されたときは、図9の矢印Hに示すように、圧縮
機22→四方弁23→凝縮器12→電磁弁28d→固定
絞り26→気液分離器25→温度作動式膨張弁27→逆
止弁29f→逆止弁29a→室外熱交換器24→電磁弁
28a→圧縮機22の経路で循環する。凝縮器12にて
送風機7の送風空気を加熱して車室内を暖房する。
【0047】温度コントロールレバー51の操作位置に
より低温除湿モードCが設定されたときは、図9の矢印
Dcに示すように、圧縮機22→四方弁23→凝縮器1
2→電磁弁28c→逆止弁29a→室外熱交換器24→
逆止弁29d→固定絞り26→気液分離器25→温度作
動式膨張弁27→電磁弁28b→蒸発器11→圧縮機2
2の経路で循環する。蒸発器11で冷却した送風機7の
送風空気を凝縮器12にて再加熱して車室内を除湿暖房
する。
【0048】温度コントロールレバー51の操作位置に
より中温除湿モードMが設定されたときは、図9の矢印
M に示すように、圧縮機22→四方弁23→凝縮器1
2→電磁弁28d→固定絞り26→気液分離器25→温
度作動式膨張弁27→電磁弁28b→蒸発器11→圧縮
機22の経路で循環する。蒸発器11で冷却した送風空
気を凝縮器12にて再加熱して車室内を除湿暖房する。
【0049】温度コントロールレバー51の操作位置に
より高温除湿モードHが設定されたときは、図9の矢印
H に示すように、圧縮機22→四方弁23→凝縮器1
2→電磁弁28d→固定絞り26→気液分離器25→温
度作動式膨張弁27→逆止弁29f→逆止弁29a→室
外熱交換器24→電磁弁28e→蒸発器11→圧縮機2
2の経路で循環する。蒸発器11で冷却した送風空気を
凝縮器12にて再加熱して車室内を除湿暖房する。
【0050】次に、上記した3つの除湿モードC、M、
Hの相違点について述べると、低温除湿Cモードでは、
室外熱交換器24がサイクル高圧側(固定絞り26の上
流側)に位置し凝縮器として作用するので、室内側蒸発
器11で吸熱された熱量は室内側凝縮器12と室外熱交
換器24の両方で放熱される。そのため、室外熱交換器
24での放熱分だけ、室内側凝縮器12の吹出空気温度
が低下する。
【0051】中温除湿Mモードでは、室外熱交換器24
が冷媒経路から除外されるので、室内側蒸発器11の吸
熱熱量はすべて室内側凝縮器12で放熱されることにな
り、その結果、室内側凝縮器12の吹出空気温度が上昇
する。高温除湿Hモードでは、室外熱交換器24がサイ
クル低圧側(温度作動式膨張弁27の下流側)に位置し
蒸発器として作用するので、室内側蒸発器11および室
外熱交換器24の両方で吸熱された熱量が室内側凝縮器
12で放熱されることになり、その結果、室内側凝縮器
12の吹出空気温度がさらに上昇する。 (第3の実施形態)図11、12は第3の実施形態を示
すもので、上記した第2の実施形態における電磁弁28
c、28dを廃止して、低温除湿モードCの機能を除去
することにより、冷凍サイクル構成を簡素化したもので
ある。その他は第2の実施形態と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す冷凍サイクル図
である。
【図2】第1の実施形態で使用する空調装置制御パネル
の正面図である。
【図3】図2の空調装置制御パネルにおける温度コント
ロールレバーの全作動領域の特性図である。
【図4】同温度コントロールレバーの冷房領域の特性図
である。
【図5】同温度コントロールレバーの除湿領域の特性図
である。
【図6】同温度コントロールレバーの暖房領域の特性図
である。
【図7】第1の実施形態で使用する弁の作動説明用の表
である。
【図8】第1の実施形態における冷凍サイクルと従来技
術を比較して示すモリエル線図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す冷凍サイクル図
である。
【図10】第2の実施形態で使用する弁の作動説明用の
表である。
【図11】本発明の第3の実施形態を示す冷凍サイクル
図である。
【図12】第3の実施形態で使用する弁の作動説明用の
表である。
【符号の説明】
11…蒸発器、12…凝縮器、22…圧縮機、22c…
ガスインジェクションポート、22d…ガスインジェク
ション用通路、24…室外熱交換器、25…気液分離
器、26…固定絞り(第1減圧手段)、27…温度作動
式膨張弁(第2減圧手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 光夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 鬼丸 貞久 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 尾崎 幸克 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (56)参考文献 特開 平7−108824(JP,A) 実開 平1−88362(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/22 651 B60H 1/32 624 B60H 3/00 F25B 13/00 311 F25B 29/00 411

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に空気の吸入口(3、4、5)を
    有し、他端側に車室内への吹出口(8、9、10)を有
    する空調空気通路(2)と、 この空調空気通路(2)に設置され、この空調空気通路
    (2)を通して空気を前記吸入口(3、4、5)側から
    前記吹出口(8、9、10)側へ送風する送風機(7)
    と、 前記空調空気通路(2)に設置され、前記空気を冷却す
    る蒸発器(11)と、 前記空調空気通路(2)において前記蒸発器(11)の
    下流側に設置され、前記空気を加熱する凝縮器(12)
    と、 前記空調空気通路(2)の外部に設置され、外気と冷媒
    との間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、 冷凍サイクル低圧側の冷媒を吸入する吸入ポート(22
    b)、冷凍サイクル中間圧のガス冷媒を導入するガスイ
    ンジェクションポート(22c)、および圧縮された冷
    媒を吐出する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(2
    2)と、 サイクル高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段
    (26)と、 この第1減圧手段(26)で減圧された中間圧冷媒の気
    液を分離する気液分離器(25)と、 この気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガ
    スインジェクションポート(22c)に導くガスインジ
    ェクション用通路(22d)と、 前記気液分離器(25)で分離された液冷媒を減圧する
    第2減圧手段(27)とを備え、 暖房時には、前記圧縮機(22)、前記凝縮器(1
    2)、前記第1減圧手段(26)、前記気液分離器(2
    5)、前記第2減圧手段(27)、および前記室外熱交
    換器(24))の順に冷媒が循環するとともに、前記気
    液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスイン
    ジェクション用通路(22d)を通して前記ガスインジ
    ェクションポート(22c)に導入し、 冷房時には、少なくとも前記圧縮機(22)、前記室外
    熱交換器(24)、前記第2減圧手段(27)、および
    前記蒸発器(11)の順に通る経路で冷媒が循環し、 除湿時には、少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝縮
    器(12)、前記室外熱交換器(24)、前記第2減圧
    手段(27)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が
    循環する低温除湿モード(C)を設定することを特徴と
    する車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記低温除湿モード(C)の他に、少な
    くとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記
    第2減圧手段(27)、および前記蒸発器(11)の順
    に冷媒が循環する中温除湿モード(M)を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記低温除湿モード(C)の他に、少な
    くとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記
    第2減圧手段(27)、前記室外熱交換器(24)、お
    よび前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する高温除湿
    モード(H)を設定することを特徴とする請求項1に記
    載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記低温除湿モード(C)の他に、少な
    くとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記
    第2減圧手段(27)、および前記蒸発器(11)の順
    に冷媒が循環する中温除湿モード(M)と、 少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、
    前記第2減圧手段(27)、前記室外熱交換器(2
    4)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環する
    高温除湿モード(H)とを設定する ことを特徴とする
    求項1に記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 一端側に空気の吸入口(3、4、5)を
    有し、他端側に車室内への吹出口(8、9、10)を有
    する空調空気通路(2)と、 この空調空気通路(2)に設置され、この空調空気通路
    (2)を通して空気を前記吸入口(3、4、5)側から
    前記吹出口(8、9、10)側へ送風する送風機(7)
    と、 前記空調空気通路(2)に設置され、前記空気を冷却す
    る蒸発器(11)と、 前記空調空気通路(2)において前記蒸発器(11)の
    下流側に設置され、前記空気を加熱する凝縮器(12)
    と、 前記空調空気通路(2)の外部に設置され、外気と冷媒
    との間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、 冷凍サイクル低圧側の冷媒を吸入する吸入ポート(22
    b)、冷凍サイクル中間圧のガス冷媒を導入するガスイ
    ンジェクションポート(22c)、および圧縮された冷
    媒を吐出する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(2
    2)と、 サイクル高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段
    (26)と、 この第1減圧手段(26)で減圧された中間圧冷媒の気
    液を分離する気液分離器(25)と、 この気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガ
    スインジェクションポート(22c)に導くガスインジ
    ェクション用通路(22d)と、 前記気液分離器(25)で分離された液冷媒を減圧する
    第2減圧手段(27)とを備え、 暖房時には、前記圧縮機(22)、前記凝縮器(1
    2)、前記第1減圧手段(26)、前記気液分離器(2
    5)、前記第2減圧手段(27)、および前記室外熱交
    換器(24))の順に冷媒が循環するとともに、前記気
    液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスイン
    ジェクション用通路(22d)を通して前記ガスインジ
    ェクションポート(22c)に導入し、 冷房時には、少なくとも前記圧縮機(22)、前記室外
    熱交換器(24)、前記第2減圧手段(27)、および
    前記蒸発器(11)の順に冷媒が循環し、 除湿時には、少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝縮
    器(12)、前記第2減圧手段(27)、前記室外熱交
    換器(24)、および前記蒸発器(11)の順に冷媒が
    循環する高温除湿モード(H)を設定することを特徴と
    する 車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記高温除湿モード(H)の他に、少な
    くとも前記圧縮機(22)、前記凝縮器(12)、前記
    第2減圧手段(27)、および前記蒸発器(11)の順
    に冷媒が循環する中温除湿モード(M)を設定すること
    を特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 一端側に空気の吸入口(3、4、5)を
    有し、他端側に車室内への吹出口(8、9、10)を有
    する空調空気通路(2)と、 この空調空気通路(2)に設置され、この空調空気通路
    (2)を通して空気を前記吸入口(3、4、5)側から
    前記吹出口(8、9、10)側へ送風する送風 機(7)
    と、 前記空調空気通路(2)に設置され、前記空気を冷却す
    る蒸発器(11)と、 前記空調空気通路(2)において前記蒸発器(11)の
    下流側に設置され、前記空気を加熱する凝縮器(12)
    と、 前記空調空気通路(2)の外部に設置され、外気と冷媒
    との間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、 冷凍サイクル低圧側の冷媒を吸入する吸入ポート(22
    b)、冷凍サイクル中間圧のガス冷媒を導入するガスイ
    ンジェクションポート(22c)、および圧縮された冷
    媒を吐出する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(2
    2)と、 サイクル高圧側冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段
    (26)と、 この第1減圧手段(26)で減圧された中間圧冷媒の気
    液を分離する気液分離器(25)と、 この気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガ
    スインジェクションポート(22c)に導くガスインジ
    ェクション用通路(22d)と、 前記気液分離器(25)で分離された液冷媒を減圧する
    第2減圧手段(27)とを備え、この第2減圧手段は、
    前記圧縮機(22)の吸入ポート(22b)に吸入され
    る冷媒の過熱度が所定値となるように弁開度が調整され
    る温度作動式膨張弁(27)であり、 暖房時には、前記圧縮機(22)、前記凝縮器(1
    2)、前記第1減圧手段(26)、前記気液分離器(2
    5)、前記温度作動式膨張弁(27)、および前記室外
    熱交換器(24))の順に冷媒が循環するとともに、前
    記気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガス
    インジェクション用通路(22d)を通して前記ガスイ
    ンジェクションポート(22c)に導入し、 冷房時には、少なくとも前記圧縮機(22)、前記室外
    熱交換器(24)、前記温度作動式膨張弁(27)、お
    よび前記蒸発器(11)の順に通る経路で冷媒が循環
    し、 除湿時には、少なくとも前記圧縮機(22)、前記凝縮
    器(12)、前記温度作動式膨張弁(27)、および前
    記蒸発器(11)の順に冷媒が循環するようになってお
    り、 前記暖房時、前記冷房時および前記除湿時のいずれにお
    いても、前記共通の温度作動式膨張弁(27)により前
    記液冷媒の減圧を行うことを特徴とする車両用空調装
    置。
  8. 【請求項8】 前記冷房時および前記除湿時において
    も、前記気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前
    記ガスインジェクション用通路(22d)を通して前記
    ガスインジェクションポート(22c)に導入するよう
    にしたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1
    つに記載の車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記圧縮機としてモータにより駆動され
    る電動式の圧縮機(22)を用い、 この電動式圧縮機(22)の回転数を調整する回転数調
    整手段(30)と、 前記冷媒の循環経路を切り替える経路切替手段(23、
    28a〜28e)と、 前記回転数調整手段(30)および前記経路切替手段
    (23、28a〜28e)を制御する制御手段(40)
    と、 手動操作可能に設けられ、前記電動式圧縮機(22)の
    回転数調整の目標値を前記制御手段(40)に入力する
    温度コントロール操作部材(51)とを備え、 前記制御手段(40)は、前記温度コントロール操作部
    材(51)から入力される前記目標値に対応して、前記
    経路切替手段(23、28a〜28e)を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の
    車両用空調装置。
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