JP3063574B2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP3063574B2
JP3063574B2 JP15959395A JP15959395A JP3063574B2 JP 3063574 B2 JP3063574 B2 JP 3063574B2 JP 15959395 A JP15959395 A JP 15959395A JP 15959395 A JP15959395 A JP 15959395A JP 3063574 B2 JP3063574 B2 JP 3063574B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/19Refrigerant outlet condenser temperature

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機、凝縮器、電気
式減圧装置、および蒸発器にて構成される冷凍サイクル
の電気式減圧装置を制御することによって、凝縮器にお
ける液冷媒の過冷却度を所定の目標過冷却度に制御する
空調装置および冷凍サイクル制御装置に関する。また本
発明は、上記過冷却度を算出する過冷却度算出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−170753号公報には、冷
凍サイクルの凝縮器として機能する熱交換器の中央の冷
媒配管上に第1の温度センサ、およびこの凝縮器の出口
の冷媒配管上に第2の温度センサをそれぞれ設け、これ
ら各温度センサの検出温度差から、この凝縮器における
凝縮液冷媒の過冷却度を算出し、この算出過冷却度が所
定の一定範囲内の値となるように電子膨張弁開度を制御
する空調装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的にい
って温度センサは応答性が悪い。従って上記従来技術の
ように、凝縮温度を上記第1温度センサで検出する場
合、特に空調装置起動直後のように、過冷却度の変化割
合が大きいときには、凝縮温度の検出誤差が大きくな
る。従って、過冷却度の算出誤差も大きくなり、ひいて
は電子膨張弁開度の制御性が悪くなって適正な過冷却度
制御を行えなくなる。
【0004】そこで本発明は上記問題に鑑み、凝縮温度
を求める誤差を小さくすることによって、この凝縮温度
と凝縮器出口冷媒温度とから算出される過冷却度の算出
誤差を小さくすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、冷媒を圧縮する圧縮機
(21)、この圧縮機(21)からの冷媒を凝縮させる
凝縮器(12)、この凝縮器(12)からの冷媒を減圧
する電気式減圧装置(24)、およびこの電気式減圧装
置(24)からの冷媒を蒸発させる蒸発器(22)を有
する冷凍サイクル(20)と、一端側に、内気を吸入す
る内気吸入口(5)および外気を吸入する外気吸入口
(6)が形成され、他端側に、室内に通ずる吹出口(1
4〜16)が形成された空気通路(2)と、この空気通
路(2)内に空気流を発生させる送風手段(4)と、前
記凝縮器(12)における液冷媒の過冷却度が所定の目
標過冷却度となるように前記電気式減圧装置(24)を
制御する制御装置(40)とを備え、前記凝縮器(1
2)が前記空気通路(2)内に配設された空調装置にお
いて、前記冷凍サイクル(20)の高圧圧力を検出する
高圧圧力検出手段(43)と、前記凝縮器(12)の出
口冷媒温度を検出する出口温度検出手段(45)
気温度を検出する外気温度検出手段(41)とを有し、
前記制御装置(40)は、前記高圧圧力検出手段(4
3)が検出した高圧圧力から凝縮温度を算出し、この凝
縮温度と前記出口温度検出手段(45)が検出した出口
冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器(12)における凝
縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出手段(ステ
ップ220)と、前記外気温度検出手段(41)が検出
した外気温度が低い程、前記目標過冷却度を大きな値と
して算出する目標過冷却度算出手段(ステップ230)
、前記過冷却度算出手段(ステップ220)が算出し
た過冷却度が前記目標過冷却度となるように前記電気式
減圧装置(24)を制御する過冷却度制御手段(ステッ
プ240〜280)とを備える空調装置を特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明では、冷媒を圧
縮する圧縮機(21)、この圧縮機(21)からの冷媒
を凝縮させる凝縮器(12)、この凝縮器(12)から
の冷媒を減圧する電気式減圧装置(24)、およびこの
電気式減圧装置(24)からの冷媒を蒸発させる蒸発器
(22)を有する冷凍サイクル(20)と、一端側に、
内気を吸入する内気吸入口(5)および外気を吸入する
外気吸入口(6)が形成され、他端側に、室内に通ずる
吹出口(14〜16)が形成された空気通路(2)と、
この空気通路(2)内に空気流を発生させる送風手段
(4)と、前記凝縮器(12)における液冷媒の過冷却
度が所定の目標過冷却度となるように前記電気式減圧装
置(24)を制御する制御装置(40)とを備え、前記
凝縮器(12)が前記空気通路(2)内に配設された空
調装置において、前記冷凍サイクル(20)の高圧圧力
を検出する高圧圧力検出手段(43)と、前記凝縮器
(12)の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
(45)と、前記空気通路(2)内のうちの前記凝縮器
(12)の吸込空気温度を検出する吸込温度検出手段
(42)とを有し、前記制御装置(40)は、前記高圧
圧力検出手段(43)が検出した高圧圧力から凝縮温度
を算出し、この凝縮温度と前記出口温度検出手段(4
5)が検出した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器
(12)における凝縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷
却度算出手段(ステップ220)と、前記吸込温度検出
手段(42)が検出した吸込温度が低い程、前記目標過
冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度算出手段
(ステップ230)と、前記過冷却度算出手段(ステッ
プ220)が算出した過冷却度が前記目標過冷却度とな
るように前記電気式減圧装置(24)を制御する過冷却
度制御手段(ステップ240〜280)とを備える空調
装置を特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明では、冷媒を圧
縮する圧縮機(21)、この圧縮機(21)からの冷媒
を凝縮させる凝縮器(12)、この凝縮器(12)から
の冷媒を減圧する電気式減圧装置(24)、およびこの
電気式減圧装置(24)からの冷媒を蒸発させる蒸発器
(22)を有する冷凍サイクル(20)と、一端側に、
内気を吸入する内気吸入口(5)および外気を吸入する
外気吸入口(6)が形成され、他端側に、室内に通ずる
吹出口(14〜16)が形成された空気通路(2)と、
この空気通路(2)内に空気流を発生させる送風手段
(4)と、前記凝縮器(12)における液冷媒の過冷却
度が所定の目標過冷却度となるように前記電気式減圧装
置(24)を制御する制御装置(40)とを備え、前記
凝縮器(12)が前記空気通路(2)内に配設された空
調装置において、前記冷凍サイクル(20)の高圧圧力
を検出する高圧圧力検出手段(43)と、前記凝縮器
(12)の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
(45)と、前記凝縮器(12)を通過する風量を検出
する風量検出手段(53)とを有し、前記制御装置(4
0)は、前記高圧圧力検出手段(43)が検出した高圧
圧力から凝縮温度を算出し、この凝縮温度と前記出口温
度検出手段(45)が検出した出口冷媒温度とに基づい
て、前記凝縮器(12)における凝縮液冷媒の過冷却度
を算出する過冷却度算出手段(ステップ220)と、前
記風量検出手段(53)が検出した風量が多い程、前記
目標過冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度算
出手段(ステップ230)と、前記過冷却度算出手段
(ステップ220)が算出した過冷却度が前記目標過冷
却度となるように前記電気式減圧装置(24)を制御す
る過冷却度制御手段(ステップ240〜280)とを備
える空調装置を特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明では、冷媒を圧
縮する圧縮機(21)、この圧縮機(21)からの冷媒
を凝縮させる凝縮器(22)、この凝縮器(22)から
の冷媒を減圧する電気式減圧装置(23)、およびこの
電気式減圧装置(23)からの冷媒を蒸発させる蒸発器
(11)を有する冷凍サイクル(20)と、一端側に、
内気を吸入する内気吸入口(5)および外気を吸入する
内気吸入口(6)が形成され、他端側に、室内に通ずる
吹出口(14〜16)が形成された空気通路(2)と、
この空気通路(2)内に空気流を発生させる送風手段
(4)と、前記凝縮器(22)における液冷媒の過冷却
度が所定の目標過冷却度となるように前記電気式減圧装
置(23)を制御する制御装置(40)とを備え、前記
蒸発器(11)が前記空気通路(2)内に配設されると
ともに、前記凝縮器(22)が室外に配設された空調装
置において、前記冷凍サイクル(20)の高圧圧力を検
出する高圧圧力検出手段(43)と、前記凝縮器(2
2)の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段(4
4)と、外気温度を検出する外気温度検出手段(41)
とを有し、前記制御装置(40)は、前記高圧圧力検出
手段(43)が検出した高圧圧力から凝縮温度を算出
し、この凝縮温度と前記出口温度検出手段(44)が検
出した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器(22)
における凝縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出
手段(ステップ360)と、前記外気温度検出手段(4
1)が検出した外気温度が高い程、前記目標過冷却度を
大きな値として算出する目標過冷却度算出手段(ステッ
プ370)と、前記過冷却度算出手段(ステップ36
0)が算出した過冷却度が前記目標過冷却度となるよう
に前記電気式減圧装置(23)を制御する過冷却度制御
手段(ステップ380〜420)とを備える空調装置
特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明では、冷媒を圧
縮する圧縮機(21)、この圧縮機(21)からの冷媒
を凝縮させる凝縮器(22)、この凝縮器(22)から
の冷媒を減圧する電気式減圧装置(23)、およびこの
電気式減圧装置(23)からの冷媒を蒸発させる蒸発器
(11)を有する冷凍サイクル(20)と、一端側に、
内気を吸入する内気吸入口(5)および外気を吸入する
内気吸入口(6)が形成され、他端側に、室内に通ずる
吹出口(14〜16)が形成された空気通路(2)と、
この空気通路(2)内に空気流を発生させる送風手段
(4)と、前記凝縮器(22)における液冷媒の過冷却
度が所定の目標過冷却度となるように前記電気式減圧装
置(23)を制御する制御装置(40)とを備え、前記
蒸発器(11)が前記空気通路(2)内に配設されると
ともに、前記凝縮器(22)が室外に配設された空調装
置において、前記冷凍サイクル(20)の高圧圧力を検
出する高圧圧力検出手段(43)と、前記凝縮器(2
2)の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段(4
4)と、前記蒸発器(11)を通過する風量を検出する
風量検出手段(53)とを有し、前記制御装置(40)
は、前記高圧圧力検出手段(43)が検出した高圧圧力
から凝縮温度を算出し、この凝縮温度と前記出口温度検
出手段(44)が検出した出口冷媒温度とに基づいて、
前記凝縮器(22)における凝縮液冷媒の過冷却度を算
出する過冷却度算出手段(ステップ360)と、前記風
量検出手段(53)が検出した風量が多い程、前記目標
過冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度算出手
段(ステップ370)と、前記過冷却度算出手段(ステ
ップ360)が算出した過冷却度が前記目標過冷却度と
なるように前記電気式減圧装置(23)を制御する過冷
却度制御手段(ステップ380〜420)と を備える空
調装置を特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0018】
【発明の作用効果】請求項1ないし記載の発明による
と、圧縮機が駆動して冷媒を圧縮すると、この圧縮され
た冷媒は凝縮器内で凝縮し、さらに過冷却された後、電
気式減圧装置にて減圧される。そして、この減圧された
冷媒は蒸発器にて蒸発した後、再び圧縮機に戻って圧縮
される。
【0019】このとき、制御装置は、上記過冷却の度合
い(過冷却度)が所定の目標過冷却度となるように、電
気式減圧装置を制御する。そして、送風手段が駆動して
空気通路内に空気流が発生すると、内気吸入口または外
気吸入口から吸入された空気は、請求項1ないし記載
の発明の場合は上記凝縮器によって加熱された後、吹出
口から室内に向けて吹き出され、請求項ないし記載
の発明の場合は上記蒸発器によって冷却された後、吹出
口から室内に向かって吹き出される。
【0020】ここで上記制御装置は、冷凍サイクルの高
圧圧力から凝縮温度を算出し、この凝縮温度と凝縮器の
出口冷媒温度とに基づいて過冷却度を算出し、この算出
過冷却度が所定の目標過冷却度となるように電気式減圧
装置を制御する。このように本発明では、温度検出手段
よりも応答性の良い圧力検出手段を用いて凝縮温度を算
出するので、温度検出手段を用いて凝縮温度を求める場
合に比べて、凝縮温度を求める誤差を小さくすることが
できる。その結果、この凝縮温度と上記出口冷媒温度と
に基づいて算出される過冷却度の算出誤差も小さくする
ことができ、ひいては電気式減圧装置の制御性を良くし
て、適正な過冷却度制御を行うことができる。
【0021】特に、請求項ないし記載の発明では、
暖房運転モード時の凝縮器における放熱能力を最適とし
ながら、冷凍サイクルの効率を最大とし、ひいては圧縮
機の消費動力を極力抑えることができる。このうち、請
求項記載の発明は、外気温度が低い場合には、防曇の
ために通常は内気吸入口を閉じて外気吸入口を開く外気
導入モードにすることを前提としたものであり、この場
合には、外気温度が低い程、凝縮器を通過する空気温度
が低くなる。つまり、凝縮器内を流れる冷媒温度と凝縮
器を通過する空気温度との温度差が大きくなって、上記
放熱能力が大きくなる。
【0022】この場合には、目標過冷却度を大きな値と
して算出して、その結果として圧縮機の消費動力が大き
くなっても、それ以上に上記放熱能力が大きくなって冷
凍サイクルの効率が良くなる。従って本発明では、外気
温度が低い程、目標過冷却度を大きな値として算出する
ことによって、放熱能力を最適としながら冷凍サイクル
の効率を最大とすることができる。
【0023】請求項記載の発明も上記の場合と同様、
吸込温度が低い程、すなわち凝縮器を通過する空気温度
が低い程、目標過冷却度を大きな値として算出すること
によって、放熱能力を最適としながら冷凍サイクルの効
率を最大とすることができる。請求項記載の発明は、
凝縮器を通過する風量が多い程高圧圧力が下がることに
着目してなされたものである。このように上記風量が多
いときは、目標過冷却度を大きな値として算出して上記
放熱能力を上げたときに、上記消費動力が大きくなって
も、消費動力の増大を小さく抑えることができることか
ら、結果的に冷凍サイクルの効率が良くなる。従って、
本発明では、凝縮器の通過風量が多い程、目標過冷却度
を大きな値として算出することによって、放熱能力を最
適としながら冷凍サイクルの効率を最大とすることがで
きる。
【0024】また、請求項および記載の発明では、
冷房運転モード時の凝縮器における放熱能力を最適とし
ながら、冷凍サイクルの効率を最大とし、ひいては圧縮
機の消費動力を極力抑えることができる。このうち、請
求項記載の発明は、外気温度が高い夏場には、室内を
冷房するために圧縮機を働かせて冷房能力を確保するこ
とを前提としたものであり、この場合には、外気温度が
高い程高圧が高くなり、室外に配設された凝縮器内の冷
媒温度も高くなって、この冷媒温度と外気温度との温度
差が大きくなる。すなわち上記放熱能力が大きくなる。
【0025】この場合には、目標過冷却度を大きな値と
して算出して、その結果として圧縮機の消費動力が大き
くなっても、それ以上に上記放熱能力が大きくなって冷
凍サイクルの効率が良くなる。従って本発明では、外気
温度が高い程、目標過冷却度を大きな値として算出する
ことによって、放熱能力を最適としながら冷凍サイクル
の効率を最大とすることができる。
【0026】請求項記載の発明は、蒸発器を通過する
風量が多い程、蒸発器における吸熱量が多くなって、凝
縮器における放熱量も多くなることに着目してなされた
ものである。上記風量が多いときには、目標過冷却度を
大きな値として算出し、その結果として上記消費動力が
大きくなっても、それ以上に上記放熱能力が大きくなっ
て冷凍サイクルの効率が良くなる。従って、本発明で
は、上記風量が多い程、目標過冷却度を大きな値として
算出することによって、放熱能力を最適としながら冷凍
サイクルの効率を最大とすることができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【実施例】次に、本発明を電気自動車用空調装置として
用いた一実施例を図1〜12に基づいて説明する。図1
の空調ユニット1における空調ダクト2は、車室内に空
気を導く空気通路を構成するもので、一端側に内外気切
換手段3および送風手段4が設けられ、他端側に車室内
へ通ずる複数の吹出口14〜16が形成されている。
【0033】上記内外気切換手段3は、車室内の空気
(内気)を吸入する内気吸入口5と、車室外の空気(外
気)を吸入する外気吸入口6とが形成された内外気切換
箱内に、各吸入口5、6を選択的に開閉する内外気切換
ドア7が設けられ、この内外気切換ドア7がその駆動手
段(図示しない、例えばサーボモータ)によって駆動さ
れる構成である。
【0034】上記送風手段4は、上記内気吸入口5また
は外気吸入口6から上記各吹出口14〜16に向かっ
て、空調ダクト2内に空気流を発生させるもので、具体
的には、スクロールケーシング8内に多翼ファン9が設
けられ、このファン9がその駆動手段であるブロワモー
タ10によって駆動される構成である。また、ファン9
よりも空気下流側における空調ダクト2内には冷房用室
内熱交換器11が設けられている。この冷房用室内熱交
換器11は、冷凍サイクル20の一部を構成する熱交換
器であり、後述する冷房運転モード時に、内部を流れる
冷媒の吸熱作用によって、空調ダクト2内の空気を除
湿、冷却する蒸発器として機能する。なお、後述する暖
房運転モード時にはこの冷房用室内熱交換器11内には
冷媒は流れない。
【0035】また、冷房用室内熱交換器11よりも空気
下流側における空調ダクト2内には暖房用室内熱交換器
12が設けられている。この暖房用室内熱交換器12
は、冷凍サイクル20の一部を構成する熱交換器であ
り、後述する暖房運転モード時に、内部を流れる冷媒の
放熱作用によって、空調ダクト2内の空気を加熱する凝
縮器として機能する。なお、後述する冷房運転モード時
にはこの暖房用室内熱交換器12内には冷媒は流れな
い。
【0036】また空調ダクト2内のうち、暖房用室内熱
交換器12と隣接した位置には、ファン9から圧送され
てくる空気のうち、暖房用室内熱交換器12を流れる量
とこれをバイパスする量とを調節するエアミックスドア
13が設けられている。また上記各吹出口14〜16
は、具体的には、車両フロントガラスの内面に空調空気
を吹き出すデフロスタ吹出口14と、車室内乗員の上半
身に向かって空調空気を吹き出すフェイス吹出口15
と、車室内乗員の下半身に向かって空調空気を吹き出す
フット吹出口16である。またこれらの吹出口の空気上
流側部位には、これらの吹出口を開閉するドア17〜1
9が設けられている。
【0037】ところで上記冷凍サイクル20は、上記冷
房用室内熱交換器11と暖房用室内熱交換器12とで車
室内の冷房および暖房を行うヒートポンプ式冷凍サイク
ルで、これらの熱交換器11、12の他に、冷媒圧縮機
21、室外熱交換器22、冷房用膨張弁23、暖房用膨
張弁24、アキュムレータ25、および冷媒の流れを切
り換える四方弁26を備え、これらが冷媒配管27で接
続された構成となっている。また、図中28は電磁弁、
29は室外ファンである。
【0038】ところで上記室外熱交換器は、後述する冷
房運転モード時に凝縮器として機能する熱交換器であ
る。また上記冷媒圧縮機21は、電動モータ30によっ
て駆動されたときに冷媒の吸入、圧縮、吐出を行う。こ
の電動モータ30は、冷媒圧縮機21と一体的に密封ケ
ース内に配置されており、インバータ31に制御される
ことによって回転速度が連続的に可変する。またこのイ
ンバータ31は、制御装置40(図3)によって通電制
御される。
【0039】また、上記冷房用膨張弁23および暖房用
膨張弁24はともに、制御装置40(図3)によって通
電制御されることによって、その弁開度が可変する電気
式膨張弁である。これらの膨張弁23、24の弁開度に
対する冷媒流量の関係は図2に示す通りで、弁開度の増
加量に対する冷媒流量の増加量は、暖房用制御弁24に
ついては、VH2からST1までは所定の傾きで増加し、
この弁開度ST1からVH1までは、この傾きよりも大き
な傾きで増加する。また冷房用制御弁23については、
VC2からST1までは所定の傾きで増加し、この弁開度
ST1からVC1までは、この傾きよりも大きな傾きで増
加する。
【0040】なお、上記上限値VH1は、暖房時における
車室内の最大負荷に応じて決められ、また下限値VH2
は、暖房時における車室内の最小負荷に応じて決められ
る。また上記上限値VC1は、冷房時における車室内の最
大負荷に応じて決められ、また下限値VC2は、冷房時に
おける車室内の最小負荷に応じて決められる。この制御
装置40には、図3に示すように、外気温度を検出する
外気温センサ41、暖房用室内熱交換器12の吸込側
(具体的には冷房用室内熱交換器11の吸込側)の空気
温度を検出する吸込温度センサ42、圧縮機21が吐出
した冷媒圧力を検出する吐出圧センサ43、および室外
熱交換器22を出た後の冷媒温度を検出する室外熱交換
器出口温センサ44が入力される。
【0041】また制御装置40には、暖房用室内熱交換
器12を出た後の冷媒温度を検出する室内熱交換器出口
温センサ45、および冷房用室内熱交換器11における
空気冷却度合い(具体的には熱交換器11を通過した直
後の空気温度)を検出する蒸発器後センサ46からの各
信号が入力されるとともに、車室内前面に設けられたコ
ントロールパネル51の各レバー、スイッチからの信号
も入力される。
【0042】上記吐出圧センサ43は、圧縮機21と四
方弁26との間の吐出配管に設置されている。また上記
室外熱交換器出口温センサ44は、室外熱交換器22の
出口配管の表面にクランプ等で密着固定された上で、断
熱材等で包まれて冷媒温度の検出誤差が小さくなるよう
にされている。また上記室内熱交換器出口温センサ45
も同様に、暖房用室内熱交換器12の出口配管の表面に
クランプ等で密着固定された上で、断熱材等で包まれて
冷媒温度の検出誤差が小さくなるようにされている。
【0043】また上記コントロールパネル51は図4に
示すように、各吹出モードの設定を行う吹出モード設定
スイッチ52、車室内へ吹き出される風量を設定する風
量設定スイッチ53、内外気切換モードを設定する内外
気切換スイッチ54、冷凍サイクル20の運転モードを
設定する運転モード設定スイッチ55、車室内への吹出
風温度を設定する温度設定レバー56、電動モータ30
での消費電力を節約するモードを設定する節電スイッチ
57、および内外気切換モード、風量、運転モード、吹
出温度および吹出モードを自動で制御させるためのオー
トスイッチ58が設けられている。
【0044】上記運転モード設定スイッチ55は、圧縮
機21の運転を停止させる停止スイッチ55a、冷凍サ
イクル20の運転モードを冷房運転モードにする冷房ス
イッチ55b、および冷凍サイクル20の運転モードを
暖房運転モードにする暖房スイッチ55c等から成る。
また上記温度設定レバー56は、マニュアル時に車室内
乗員が車室内の目標吹出温度を設定するためのもので、
制御装置40は、このレバー56の設定位置に応じて、
冷房運転モード時には、冷房用室内熱交換器11におけ
る空気冷却度合い(具体的にはこの熱交換器11を通過
した直後の空気温度)の目標値を決定し、暖房運転モー
ド時には、暖房用室内熱交換器12における空気加熱度
合い(圧縮機21の吐出冷媒圧力)の目標値を決定す
る。
【0045】なお、この制御装置40は、冷房運転モー
ド時には、上記蒸発器後センサ46の検出値が上記目標
値となるようにインバータ31を制御し、暖房運転モー
ド時には、上記吐出圧センサ43の検出値が上記目標値
となるようにインバータ31を制御する。また、図3の
制御装置40の内部には、図示しないCPU、ROM、
RAM等からなる周知のマイクロコンピュータが設けら
れ、上記各センサ41〜46およびコントロールパネル
51からの各信号は、ECU内の図示しない入力回路を
経て、上記マイクロコンピュータへ入力される。
【0046】そしてこのマイクロコンピュータが後述す
る所定の処理を実行し、その処理結果に基づいて、ブロ
ワモータ10、冷房用膨張弁23、暖房用膨張弁24、
電磁弁28、室外ファン29、インバータ31を制御す
る。なお、制御装置40は、自動車の図示しないキース
イッチがオンされたときに、図示しないバッテリーから
電源が供給される。
【0047】ところで、車室内乗員が上記冷房スイッチ
55bをオンしたときは、上記マイクロコンピュータが
圧縮機21を運転させるとともに四方弁26、電磁弁2
8を制御することによって、冷凍サイクル20は冷房運
転モードとなる。このモードのときの冷媒の流れは、圧
縮機21→室外熱交換器22→冷房用膨張弁23→冷房
用室内熱交換器11→アキュムレータ25→圧縮機21
の順である。
【0048】また、車室内乗員が上記暖房スイッチ55
cをオンしたときは、上記マイクロコンピュータが圧縮
機21を運転させるとともに四方弁26、電磁弁28を
制御することによって、冷凍サイクル20は暖房運転モ
ードとなる。このモードのときの冷媒の流れは、圧縮機
21→暖房用室内熱交換器12→暖房用膨張弁24→室
外熱交換器22→電磁弁28→アキュムレータ25→圧
縮機21の順である。
【0049】次に、上記マイクロコンピュータが行う膨
張弁23、24の制御処理について、図5、6を用いて
説明する。まず、キースイッチがオンされて制御装置4
0に電源が供給されると図5、6のルーチンが起動さ
れ、最初のステップ110にて、後の処理で用いるフラ
グf、タイマT1、T2等を全てリセットするイニシャ
ライズ処理を行う。そしてステップ120にて、上記各
センサ41〜46およびコントロールパネル51の各レ
バー、スイッチからの信号を読み込む。
【0050】そして次にステップ130にて、運転モー
ド設定スイッチ55からの信号に基づいて、冷凍サイク
ル20の運転モードに変更があったか否かを判定する。
ここで変更があったと判定されたときは、ステップ14
0にてフラグfをリセットし、変更がない場合にはその
ままステップ150に進んで、暖房スイッチ55cがオ
ンされているか否かをみることによって、暖房運転モー
ド中であるか否かを判定する。
【0051】このステップ150にてYESと判定され
たときは、次のステップ160にて、冷房用膨張弁23
の開度(以下、EVCという)を0にする。つまり全閉
にする。そしてステップ170にて、フラグfがセット
されているか否かを判定することによって、後述するス
テップ180〜200の処理を既に行ったか否かを判定
する。
【0052】ここでフラグfがセットされている、すな
わちステップ180〜200の処理を既に行ったと判定
されたときは、何もせずにそのままステップ220にジ
ャンプし、まだ行っていないと判定されたときは、ステ
ップ180〜200にて、暖房用膨張弁24の開度(以
下、EVHという)を予め設定された時間τ1 だけ、予
め設定された上限値VH1に保持する。なお、上記時間τ
1 は、空調装置起動初期に大きくなっている圧縮機21
の負荷が、ある程度低減するまでの時間として設定され
る。
【0053】具体的には、まずステップ180にて上記
EVHを上記上限値VH1とする。そして次のステップ1
90にてタイマT1をカウントアップし、次のステップ
200にて、このタイマT1が上記時間τ1 を越えたか
否かを判定する。ここで越えていないと判定されたとき
は再びステップ190に戻り、越えたと判定されたとき
は、ステップ210にてフラグfをセットした後、ステ
ップ220に移る。
【0054】ステップ220では、暖房用室内熱交換器
12における凝縮液冷媒の過冷却度(以下、SCとい
う)を、下記数式1に基づいて算出する。
【0055】
【数1】SC=T(Pd )−Tcs なお、T(Pd )は吐出圧センサ43の検出値から算出
される凝縮温度のことで、Tcsは室内熱交換器出口温セ
ンサ45の検出値のことである。すなわち、吐出圧セン
サ43が検出する吐出冷媒圧力は、冷凍サイクル20の
モリエル線図(図7)でいうとA点の圧力である。すな
わちB点の圧力とほぼ同じである。このように、吐出圧
センサ43の検出値からB点の圧力が分かるので、本実
施例では、ROMに記憶された図示しない冷媒凝縮圧力
と凝縮温度との関係を示すマップから、上記B点におけ
る凝縮温度を求める。これが上記T(Pd)である。
【0056】また、室内熱交換器出口温センサ45が検
出する冷媒温度は、図7でいうとC点の冷媒温度であ
る。従って本実施例では、上記数式1の計算を行うこと
によって、図7でいうB点の冷媒温度とC点の冷媒温度
との差、つまりSCを算出する。そしてステップ230
では、過冷却度の目標値(以下、SCOという)を、冷
凍サイクル20の効率が最大となるように算出して、省
電力となるようにする。具体的には、暖房用室内熱交換
器12における放熱能力Qを最適としながら、冷凍サイ
クル20の暖房COP(=上記放熱能力Q/圧縮機12
の動力W)を最大となるようにする。
【0057】ここでのSCOの算出は、上記ステップ1
20で読み込んだ外気温センサ41、吸込温度センサ4
2、風量設定スイッチ53の各信号に基づいて、図8に
示すように、外気温度が低い程、暖房用室内熱交換器1
2の吸込側空気温度が低い程、およびこの熱交換器12
を通過する風量が多い程、上記SCOを大きな値として
算出する。
【0058】すなわち、外気温度が低い冬場では、通
常、防曇のために外気導入モードとする。従ってこのと
きは、外気温度が低くなる程、暖房用室内熱交換器12
の吸込側空気温度が低くなる。つまり、この熱交換器1
2を通過する空気の温度が低くなる。このように、熱交
換器12を通過する空気温度が低いということは、熱交
換器12内の冷媒の温度とこの通過空気温度との温度差
が大きい、すなわち上記放熱能力Qが大きいということ
である。
【0059】従って、SCOを大きな値として算出し
て、その結果上記動力Wが大きくなっても、それ以上に
能力Qが大きくなって暖房COPが大きくなるので、上
記のように外気温度または吸込温度が低いときには、こ
れらの温度が高いときに比べてSCOを大きな値として
算出する。また、熱交換器12を通過する風量が多い
程、高圧圧力は下がる。このように上記風量が多いとき
は、風量が少ないときに比べてもともとの高圧圧力が低
いので、SCOを大きな値として算出して能力Qを上げ
たときに、上記動力Wが大きくなっても、動力Wの増加
割合が小さいことから、結果的に暖房COPが大きくな
る。従って、熱交換器12の通過風量が多い程、SCO
を大きな値として算出する。
【0060】そしてステップ240では、上記SCとS
COとの偏差ΔSC(=SC−SCO)を算出する。そ
して次のステップ250にて、ROMに記憶された図9
のマップから、上記偏差ΔSCに対応する暖房用膨張弁
24の増減開度ΔEVHを算出する。ここで、ΔEVH
に上限値EVH1および下限値EVH2が決められてい
るのは、SCがハンチングしないようにするためであ
る。
【0061】そしてステップ260にて、暖房用膨張弁
24の開度を上記ΔEVHだけ増加あるいは減少させ
る。その後、ステップ270にてタイマT2をカウント
アップし、次のステップ280にて、このタイマT2が
予め設定された時間τ2 を越えたか否かを判定する。こ
こで越えていないと判定されたときは再びステップ27
0に戻り、越えたと判定されたときはステップ120に
戻る。
【0062】一方、上記ステップ150にてNOと判定
されたときは、図6のステップ290にジャンプし、冷
房スイッチ55bがオンされているか否かをみることに
よって、冷房運転モード中であるか否かを判定する。こ
こでNOと判定されたとき、すなわち冷房スイッチ55
bも暖房スイッチ55cもオンされていないときは図5
のステップ120に戻り、YESと判定されたときは次
のステップ300にて、暖房用膨張弁24の開度EVH
を0にする。つまり全閉にする。
【0063】そしてステップ310にて、フラグfがセ
ットされているか否かを判定することによって、後述す
るステップ320〜340の処理を既に行ったか否かを
判定する。ここで、フラグfがセットされている、すな
わちステップ320〜340の処理を既に行ったと判定
されたときは、何もせずにそのままステップ360にジ
ャンプし、まだ行っていないと判定されたときは、ステ
ップ320〜340にて、冷房用膨張弁23の開度EV
Cを上記時間τ1 だけ、上記上限値VC1に保持する。
【0064】具体的には、まずステップ320にてEV
Cを上記上限値VC1とする。そして次のステップ330
にてタイマT1をカウントアップし、次のステップ34
0にて、このタイマT1が上記時間τ1 を越えたか否か
を判定する。ここで越えていないと判定されたときは再
びステップ330に戻り、越えたと判定されたときは、
ステップ350にてフラグfをセットした後、ステップ
360に移る。
【0065】ステップ360では、室外熱交換器22に
おける凝縮液冷媒の過冷却度SCを下記数式2に基づい
て算出する。
【0066】
【数2】SC=T(Pd )−Tos なお、Tosは室外熱交換器出口温センサ44の検出値の
ことである。そしてステップ370では、過冷却度の目
標値SCOを算出する。なお、このSCOも、ステップ
230にて決定されるときと同じ考え方に基づいて決定
される。
【0067】ここでのSCOの算出は、図10に示すよ
うに、外気温度が高い程、冷房用室内熱交換器11を通
過する風量が多い程、上記SCOを大きな値として算出
する。すなわち、一般的に外気温度が高い夏場では、外
気温度が高くなる程、車室内を冷房するために圧縮機2
1を働かせて冷房能力を確保する。従ってこのときには
高圧が高くなり、室外熱交換器22内の冷媒温度も高く
なるので、結果的にこの冷媒温度と外気温度との温度差
が大きくなる。すなわち室外熱交換器22における放熱
能力Qが大きくなる。
【0068】従って、SCOを大きな値として算出し
て、その結果、圧縮機21の動力Wが大きくなっても、
それ以上に能力Qが大きくなって冷房COPが大きくな
るので、外気温度が高いときには、これらの温度が低い
ときに比べてSCOを大きな値として算出する。また、
冷房用室内熱交換器11を通過する風量が多い程、この
熱交換器11における吸熱量が多くなり、室外熱交換器
22における放熱量も多くなる。従って、SCOを大き
な値として算出して、その結果上記動力Wが大きくなっ
ても、それ以上に能力Qが大きくなって冷房COPが大
きくなるので、この場合はSCOを大きな値として算出
する。
【0069】そしてステップ380では、上記SCとS
COとの偏差ΔSC(=SC−SCO)を算出する。そ
して次のステップ390にて、ROMに記憶された図1
1のマップから、上記偏差ΔSCに対応する冷房用膨張
弁23の増減開度ΔEVCを算出する。ここで、ΔEV
Cに上限値EVC1および下限値EVC2が決められて
いるは、SCがハンチングしないようにするためであ
る。
【0070】そしてステップ400にて、冷房用膨張弁
23の開度を上記ΔEVCだけ増加あるいは減少させ
る。その後、ステップ410にてタイマT2をカウント
アップし、次のステップ420にて、このタイマT2が
上記時間τ2 を越えたか否かを判定する。ここで越えて
いないと判定されたときは再びステップ410に戻り、
越えたと判定されたときはステップ120に戻る。
【0071】なお、上記各ステップは、それぞれの機能
を実現する手段を構成する。次に、上記マイクロコンピ
ュータの制御処理に基づく具体的作動を、暖房運転モー
ド時を例に図12のタイミングチャートを用いて説明す
る。キースイッチおよび運転モード設定スイッチ55を
オンして空調装置を起動してから上記時間τ1 が経過す
るt1 までの間は、暖房用膨張弁24の弁開度EVHは
VH1に固定される。
【0072】そして上記時間τ1 が経過したt1 の時点
で目標過冷却度SCOが算出されるわけだが、この図1
2の例の場合、t1 の時点での過冷却度SCは上記SC
Oよりも小さく、ΔSCが負の値となるので、図9から
ΔEVHも負の値となる。そしてEVHが徐々に小さく
なり、SCが徐々に増加する。そして、時間τ2 後のt
2 のときにEVHは上記ΔEVHだけ小さくなる。
【0073】そしてこのt2 の時点では、ステップ17
0ではYESと判定されるので、新たにSC、SCO、
ΔSC、ΔEVHが順次算出され、EVHが徐々に小さ
くなてSCが徐々に大きくなる。そして、時間τ2 後の
3 のときにEVHは上記ΔEVHだけ小さくなる。以
下同様に、t3 、t4 、t5 の各時点でその都度SC、
SCO、ΔSC、ΔEVHが順次算出され、時間τ2
かけてEVHが上記ΔEVHだけ変化する。
【0074】以上説明したように本実施例では、温度セ
ンサに比べて応答性の良い圧力センサ(吐出圧センサ4
3)からの信号に基づいて凝縮温度を算出するようにし
たので、温度センサにて凝縮温度を直接検出する場合に
比べて、凝縮温度を求める誤差を小さくすることができ
る。従って本実施例では、過冷却度SCの算出誤差を小
さくすることができるので、電気式減圧装置の制御性を
良くすることができ、適正な過冷却度制御を行うことが
できる。
【0075】また本実施例では、圧縮機21と四方弁2
6との間に設けられた吐出圧センサ43の信号に基づい
て凝縮温度を算出するようにしたので、本実施例のよう
にヒートポンプ式冷凍サイクルを用いて冷房運転、暖房
運転の両方を行う場合でも、凝縮温度を同一の吐出圧セ
ンサ43の信号から算出することができ、冷房運転モー
ド時における凝縮器(室外熱交換器22)および暖房運
転モード時における凝縮器(暖房用室内熱交換器12)
にそれぞれ凝縮温度検出用センサを設ける場合に比べて
部品点数を削減することができる。
【0076】また本実施例では、元々、高圧保護や吹出
温度制御のために設けられた吐出圧センサ43の信号に
基づいて凝縮温度を算出するようにしたので、凝縮温度
を算出するだけのための圧力センサを別個に設ける必要
がない。また本実施例では、キースイッチおよび運転モ
ード設定スイッチ55をオンして空調装置を起動してか
ら時間τ1 が経過するまでの間は、膨張弁開度をVH1ま
たはVC1に固定して、通常よりも大きな設定開度(具体
的には全開)とするので、空調装置起動時に高圧が異常
に上昇したり、冷凍サイクル20の効率が悪化すること
なく、冷媒循環量を確保することができ、冷凍サイクル
20の立ち上がり性を向上させることができるととも
に、SCを速く目標値に近づけることができる。
【0077】また本実施例では、上限値VH1(またはV
C1)と下限値VH2(またはVC2)との間で膨張弁の開度
を制御するので、SCのハンチングを防止することがで
きる。 (変形例)膨張弁開度の上限値VH1(またはVC1)およ
び下限値VH2(またはVC2)(図2参照)を環境条件に
よって変えても良い。例えば、車室内の負荷が大きいと
きは、負荷が小さくときに比べて上限値VH1(またはV
C1)を大きな値とし、これに応じてVH2(またはVC2)
も大きくする。
【0078】また、上記時間τ1 およびτ2 を環境条件
等によって変えても良い。例えば、空調装置起動初期に
おける車室内負荷が大きいときには、負荷が小さいとき
に比べてτ1 を大きくする。また、ΔEVHが大きいと
きは、ΔEVHが小さいときに比べてτ2 を大きくす
る。また上記実施例では、冷凍サイクル運転モードをマ
ニュアル制御したときについて説明したが、オート制御
したときにおいても同様に適用できる。
【0079】また上記SCOを、暖房時は温度設定レバ
ー56による設定温度が高い程、あるいは冷房時はこの
設定温度が低い程、高い値として算出するようにしても
良い。また、圧縮機回転数を設定する手段が設けられて
いる場合には、この設定圧縮機回転数が高い程、上記S
COを高い値として算出するようにしても良い。また、
上記実施例は電気自動車用空調装置について説明したも
のだが、エンジン駆動の車両用空調装置としても適用で
きるし、室内用の空調装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の全体構成図である。
【図2】上記実施例の膨張弁開度と冷媒流量との関係を
示す特性図である。
【図3】上記実施例の制御系のブロック図である。
【図4】上記実施例のコントロールパネルの正面図であ
る。
【図5】上記実施例の膨張弁の制御処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】上記実施例の膨張弁の制御処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】上記実施例の冷凍サイクルのモリエル線図であ
る。
【図8】上記実施例の暖房運転モード時における各環境
要因と目標過冷却度SCOとの関係を示すマップであ
る。
【図9】上記実施例の暖房運転モード時における偏差Δ
SCと暖房用膨張弁増減開度ΔEVHとの関係を示すマ
ップである。
【図10】上記実施例の冷房運転モード時における各環
境要因と目標過冷却度SCOとの関係を示すマップであ
る。
【図11】上記実施例の冷房運転モード時における偏差
ΔSCと冷房用膨張弁増減開度ΔEVHとの関係を示す
マップである。
【図12】上記実施例の暖房運転モード時における膨張
弁開度EVHおよび過冷却度SCのタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1…空調ユニット、2…空調ダクト、4…送風手段、5
…内気吸入口、6…外気吸入口、12…暖房用室内熱交
換器、14〜16…吹出口、20…冷凍サイクル、21
…圧縮機、22…室外熱交換器、23…冷房用膨張弁、
24…暖房用膨張弁、25…アキュムレータ、26…四
方弁、27…冷媒配管、40…制御装置、41…外気温
センサ、42…吸込温度センサ、43…吐出圧センサ、
44…室外熱交換器出口温センサ、45…室内熱交換器
出口温センサ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機、この圧縮機から
    の冷媒を凝縮させる凝縮器、この凝縮器からの冷媒を減
    圧する電気式減圧装置、およびこの電気式減圧装置から
    の冷媒を蒸発させる蒸発器を有する冷凍サイクルと、 一端側に、内気を吸入する内気吸入口および外気を吸入
    する外気吸入口が形成され、他端側に、室内に通ずる吹
    出口が形成された空気通路と、 この空気通路内に空気流を発生させる送風手段と、 前記凝縮器における液冷媒の過冷却度が所定の目標過冷
    却度となるように前記電気式減圧装置を制御する制御装
    置とを備え、 前記凝縮器が前記空気通路内に配設された空調装置にお
    いて、 前記冷凍サイクルの高圧圧力を検出する高圧圧力検出手
    段と、 前記凝縮器の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
    外気温度を検出する外気温度検出手段とを有し 、 前記制御装置は、 前記高圧圧力検出手段が検出した高圧圧力から凝縮温度
    を算出し、この凝縮温度と前記出口温度検出手段が検出
    した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器における凝
    縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出手段と、前記外気温度検出手段が検出した外気温度が低い程、前
    記目標過冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度
    算出手段と、 前記 過冷却度算出手段が算出した過冷却度が前記目標過
    冷却度となるように前記電気式減圧装置を制御する過冷
    却度制御手段とを備えることを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 冷媒を圧縮する圧縮機、この圧縮機から
    の冷媒を凝縮させる凝縮器、この凝縮器からの冷媒を減
    圧する電気式減圧装置、およびこの電気式減圧装置から
    の冷媒を蒸発させる蒸発器を有する冷凍サイクルと、 一端側に、内気を吸入する内気吸入口および外気を吸入
    する外気吸入口が形成され、他端側に、室内に通ずる吹
    出口が形成された空気通路と、 この空気通路内に空気流を発生させる送風手段と、 前記凝縮器における液冷媒の過冷却度が所定の目標過冷
    却度となるように前記 電気式減圧装置を制御する制御装
    置とを備え、 前記凝縮器が前記空気通路内に配設された空調装置にお
    いて、 前記冷凍サイクルの高圧圧力を検出する高圧圧力検出手
    段と、 前記凝縮器の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
    と、 前記空気通路内のうちの前記凝縮器の吸込空気温度を検
    出する吸込温度検出手段とを有し、 前記制御装置は、 前記高圧圧力検出手段が検出した高圧圧力から凝縮温度
    を算出し、この凝縮温度と前記出口温度検出手段が検出
    した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器における凝
    縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出手段と、 前記吸込温度検出手段が検出した吸込温度が低い程、前
    記目標過冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度
    算出手段と、 前記過冷却度算出手段が算出した過冷却度が前記目標過
    冷却度となるように前記電気式減圧装置を制御する過冷
    却度制御手段と を備えることを特徴とする空調装置。
  3. 【請求項3】 冷媒を圧縮する圧縮機、この圧縮機から
    の冷媒を凝縮させる凝縮器、この凝縮器からの冷媒を減
    圧する電気式減圧装置、およびこの電気式減圧装置から
    の冷媒を蒸発させる蒸発器を有する冷凍サイクルと、 一端側に、内気を吸入する内気吸入口および外気を吸入
    する外気吸入口が形成され、他端側に、室内に通ずる吹
    出口が形成された空気通路と、 この空気通路内に空気流を発生させる送風手段と、 前記凝縮器における液冷媒の過冷却度が所定の目標過冷
    却度となるように前記電気式減圧装置を制御する制御装
    置とを備え、 前記凝縮器が前記空気通路内に配設された空調装置にお
    いて、 前記冷凍サイクルの高圧圧力を検出する高圧圧力検出手
    段と、 前記凝縮器の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
    と、 前記凝縮器を通過する風量を検出する風量検出手段とを
    有し、 前記制御装置は、 前記高圧圧力検出手段が検出した高圧圧力から凝縮温度
    を算出し、この凝縮 温度と前記出口温度検出手段が検出
    した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器における凝
    縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出手段と、 前記風量検出手段が検出した風量が多い程、前記目標過
    冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度算出手段
    と、 前記過冷却度算出手段が算出した過冷却度が前記目標過
    冷却度となるように前記電気式減圧装置を制御する過冷
    却度制御手段と を備えることを特徴とする空調装置。
  4. 【請求項4】 冷媒を圧縮する圧縮機、この圧縮機から
    の冷媒を凝縮させる凝縮器、この凝縮器からの冷媒を減
    圧する電気式減圧装置、およびこの電気式減圧装置から
    の冷媒を蒸発させる蒸発器を有する冷凍サイクルと、 一端側に、内気を吸入する内気吸入口および外気を吸入
    する外気吸入口が形成され、他端側に、室内に通ずる吹
    出口が形成された空気通路と、 この空気通路内に空気流を発生させる送風手段と、 前記凝縮器における液冷媒の過冷却度が所定の目標過冷
    却度となるように前記電気式減圧装置を制御する制御装
    置とを備え、 前記蒸発器が前記空気通路内に配設されるとともに、前
    記凝縮器が室外に配設された空調装置において、 前記冷凍サイクルの高圧圧力を検出する高圧圧力検出手
    段と、 前記凝縮器の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
    と、 外気温度を検出する外気温度検出手段とを有し、 前記制御装置は、 前記高圧圧力検出手段が検出した高圧圧力から凝縮温度
    を算出し、この凝縮温度と前記出口温度検出手段が検出
    した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器における凝
    縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出手段と、 前記外気温度検出手段が検出した外気温度が高い程、前
    記目標過冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度
    算出手段と、 前記過冷却度算出手段が算出した過冷却度が前記目標過
    冷却度となるように前記電気式減圧装置を制御する過冷
    却度制御手段と を備えることを特徴とする空調装置。
  5. 【請求項5】 冷媒を圧縮する圧縮機、この圧縮機から
    の冷媒を凝縮させる凝縮器、この凝縮器からの冷媒を減
    圧する電気式減圧装置、およびこの電気式減圧装置から
    の冷媒を蒸発させる蒸発器を有する冷凍サイクルと、 一端側に、内気を吸入する内気吸入口および外気を吸入
    する外気吸入口が形成され、他端側に、室内に通ずる吹
    出口が形成された空気通路と、 この空気通路内に空気流を発生させる送風手段と、 前記凝縮器における液冷媒の過冷却度が所定の目標過冷
    却度となるように前記電気式減圧装置を制御する制御装
    置とを備え、 前記蒸発器が前記空気通路内に配設されるとともに、前
    記凝縮器が室外に配設された空調装置において、 前記冷凍サイクルの高圧圧力を検出する高圧圧力検出手
    段と、 前記凝縮器の出口冷媒温度を検出する出口温度検出手段
    と、 前記蒸発器を通過する風量を検出する風量検出手段とを
    有し、 前記制御装置は、 前記高圧圧力検出手段が検出した高圧圧力から凝縮温度
    を算出し、この凝縮温度と前記出口温度検出手段が検出
    した出口冷媒温度とに基づいて、前記凝縮器における凝
    縮液冷媒の過冷却度を算出する過冷却度算出手段と、 前記風量検出手段が検出した風量が多い程、前記目標過
    冷却度を大きな値として算出する目標過冷却度算出手段
    前記過冷却度算出手段が算出した過冷却度が前記目標過
    冷却度となるように前記電気式減圧装置を制御する過冷
    却度制御手段とを備える ことを特徴とする空調装置。
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