JP3254874B2 - デジタルコードレス電話装置 - Google Patents

デジタルコードレス電話装置

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JP3254874B2
JP3254874B2 JP00656794A JP656794A JP3254874B2 JP 3254874 B2 JP3254874 B2 JP 3254874B2 JP 00656794 A JP00656794 A JP 00656794A JP 656794 A JP656794 A JP 656794A JP 3254874 B2 JP3254874 B2 JP 3254874B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータの送受
信により親機と子機との間の通信が行われるデジタルコ
ードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコードレス電話装置は、例えば
図9に示すように構成される。この図9において、1は
基地局となる親機を示し、この親機1は電話回線と接続
されていると共に子機との間で通信を行うためのアンテ
ナ1aを備える。そして、この親機1と通信が可能な子
機が複数台(ここでは3台)用意されている。即ち、子
機4,5,6が用意され、それぞれの子機4,5,6に
アンテナ4a,5a,6aが取付けられ、親機1のアン
テナ1aと各子機4,5,6のアンテナ4a,5a,6
aとの間で無線伝送が行われる。
【0003】そして、各子機4,5,6で親機1(或い
は親機1と電話回線を介して接続された相手)と通話を
行う場合、所定のフォーマットの接続制御信号を親機1
側に伝送して、親機1との間で時分割でデジタルデータ
化された音声データの伝送を行い、通話を行う。
【0004】このようなデジタルコードレス電話装置に
おいては、送信と受信とを同一の周波数とし、いわゆる
ピンポン伝送を行うTDD方式(時分割二重方式)或い
はTDMA/TDD方式(時分割多元接続/時分割二重
方式)が採用されているものがある。
【0005】即ち、TDD方式の場合、例えば図10の
Aに示すように、1つのチャンネル(周波数)が、時間
的に送信スロットTと受信スロットRとに分割され、こ
れらスロットT,Rが交互に繰り返されると共に、これ
らスロットT,Rの間に、ガードタイム(図示せず)が
設けられる。この場合、例えば各スロットT,Rは1m
秒とされ、ガードタイムは数10μ秒とされる。そし
て、携帯電話機(子機)では、送信スロットTに基地局
(親機)への通信を行い、受信スロットRに基地局から
の受信を行う。
【0006】また、TDMA/TDD方式の場合には、
図10のBに示すように、1台の子機と親機との間の通
信で、1チャンネル内の送信スロットTと受信スロット
Rとを、数周期に1回だけ使用し、同一チャンネル内の
他の送信スロットTと受信スロットRとを、他の子機と
親機との間の通信に使用して、1チャンネルで複数台の
通信装置間の通信ができるように多重化したものであ
る。
【0007】このように多重化されていることで、コー
ドレス電話に用意された周波数帯域が効率良く使用され
る。ところで、このような通信が行われる場合におい
て、親機から各子機への制御信号の伝送は、所定周期毎
に一定のフォーマットに従って行われる。即ち、例えば
図11のAに示すように、125m秒毎に625μ秒間
各子機に対して制御信号d1を伝送する。そして、例え
ば何れかの子機が親機からの内線通話等で呼び出された
とき、この制御信号d1で対応する子機の個別番号など
を伝送し、対応する子機を呼び出させる。そして、それ
ぞれの子機側で親機から制御信号で呼び出されるのを待
っている待ち受け動作時には、図11のBに示すよう
に、この制御信号だけを所定周期(例えば1.5秒毎に
1回)で間欠受信するように受信部の電源を間欠的にオ
ンさせれば、それだけ受信待機状態での受信に必要な消
費電力を低減できる。なお、1回の制御信号の受信は、
基本的には625μ秒間だけ行えば良いが、実際には受
信部の立ち上がり時間などを考慮して、1回に約10m
秒間だけ受信させる。従って、例えば1.5秒毎に10
m秒間ずつ受信させるとすれば、受信部が作動している
時間は約0.67%になり、連続的に受信させる場合に
比べ、大幅に消費電力を低減できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタルコードレス電話の場合のシステム構成として、
図1に示すように複数台の親機を有するシステムが考え
られている。即ち、図1において、1,2,3はそれぞ
れコードレス電話の親機を示し、このそれぞれの親機
1,2,3は、個別に電話回線と接続されていると共
に、子機との間で通信を行うためのアンテナ1a,2
a,3aを備える。そして、各親機1,2,3と通信が
可能な子機4,5,6,7,8‥‥が用意されていると
する。このとき、それぞれの子機4,5‥‥は、何れの
親機1,2,3とも無線通信が可能とされて、何れの親
機を介した通話もできるようにしてある。このように構
成されることで、各子機では、どの親機を介した外線の
発信ができると共に、どの親機側に着信があったときで
も応答することができ、コードレス電話としての適用範
囲が広がる。
【0009】ところが、このように子機が複数台の親機
と通信できるようにすると、各子機が待ち受け動作時に
は、全ての親機からの制御信号を受信する必要があり、
上述した待ち受け動作時における間欠受信ができなく、
待ち受け動作時の消費電力を低減させることが困難であ
った。即ち、各子機4,5‥‥では、何れの親機1,
2,3からでも制御信号で呼び出される可能性があり、
第1の親機1から送信される制御信号と、第2の親機2
から送信される制御信号と、第3の親機3から送信され
る制御信号とを、全て受信する必要がある。ここで、そ
れぞれの親機1,2,3からは周期的に制御信号が送信
されるが、3台の親機1,2,3から送信されるそれぞ
れの制御信号の間には、全く対応関係がない。従って、
各子機4,5‥‥が待ち受け動作状態にあるときには、
何れの親機からの制御信号も受信できるように、各子機
の受信部の電源がオンする時間を、非常に長くする必要
があった。
【0010】この場合、全ての親機1,2,3から制御
信号が送信されるタイミングを検出して、それぞれの送
信タイミングだけ各子機の受信部の電源をオンさせるよ
うにしても良いが、この場合には図9に示すように1台
の親機から制御信号が送信されるタイミングだけオンさ
せる場合に比べ、オン・オフさせる回数が3倍(親機が
3台の場合)になり、受信部のオン・オフ制御が複雑に
なってしまう。
【0011】この不都合を解決するために、本出願人は
先に、1台の親機1をマスタの親機とし、他の親機をス
レーブの親機として、スレーブの親機2,3からの制御
信号の送信を、マスタの親機1から送信される制御信号
に同期させて、各親機から連続的に制御信号が送信され
るようにしたコードレス電話システムを提案した(特願
平5−159484号)。
【0012】ところが、このようにシステムを組んだ場
合、スレーブの親機2,3では、何らかの受信障害が発
生して、マスタの親機1からの制御信号が受信できなく
なると、制御信号の送信タイミングが判らなくなってし
まう。この制御信号の送信タイミングが判らなくなる
と、スレーブの親機2,3から制御信号を送信すること
が不可能になって、コードレス電話の親機として機能し
なくなってしまう。
【0013】本発明はかかる点に鑑み、この種のコード
レス電話装置において、複数の親機を有するシステムの
場合における各親機からの制御信号の送信処理が、他の
親機と通信ができない場合でも良好にできるようにする
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、複数の親機1,2,3と、子機4,5‥‥
とからなり、親機1,2,3と子機4,5‥‥との間
で、デジタルデータの送信と受信とを時間的に異ならせ
て通話を行うと共に、それぞれの親機1,2,3に共通
のシステム呼び出し符号を設定させて、全ての親機1,
2,3と子機4,5‥‥との間で通話できるようにした
デジタルコードレス電話装置において、複数の親機の中
の基準となる親機1から送信される制御信号を、他の親
機2,3で受信させ、この制御信号の受信タイミングに
続いた連続したタイミングで、他の親機2,3から制御
信号を送信すると共に、他の親機2,3で、基準となる
親機から送信される制御信号を受信できないとき、他の
親機2,3は所定時間経過後、独自のタイミングで制御
信号を送信するようにしたものである。
【0015】またこの場合に、基準となる親機1から送
信される制御信号を受信できなくなってから所定時間経
過した後に、他の親機2,3で基準となる親機1から送
信される制御信号の受信処理を行い、この制御信号を受
信できたとき、この制御信号の受信タイミングに同期さ
せて、他の親機2,3から制御信号を送信させるように
したものである。
【0016】
【0017】
【作用】本発明によると、基準となる親機から送信され
る制御信号を受信できる間は、この制御信号に同期し
て、各親機が制御信号を送信するようになり、制御信号
の送信タイミングが常時一定のタイミングになる。そし
て、何らかの障害が発生して、基準となる親機から送信
される制御信号を他の親機が受信できないときには、各
親機が独自のタイミングで制御信号を送信するので、子
機側で何れかの親機からの制御信号を受信でき、どのよ
うな場合でも子機が親機とアクセスできるようになる。
【0018】この場合、基準となる親機から送信される
制御信号を受信できなくなってから所定時間経過した後
に、他の親機で基準となる親機から送信される制御信号
の受信処理を行い、この制御信号を受信できたとき、こ
の制御信号の受信タイミングに同期させて、他の親機か
ら制御信号を送信させるようにすることで、基準となる
親機との同期を復帰させる処理が良好に行われる。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図8を参照
して説明する。
【0021】本例においては、従来例と同様にTDMA
/TDD方式のデジタルコードレス電話装置に適用した
もので、まずシステム構成を図1に示す。本例において
は、3台の親機を用意したもので、第1,第2,第3の
親機1,2,3は、個別に電話回線と接続されていると
共に、子機との間で通信を行うためのアンテナ1a,2
a,3aを備える。そして、各親機1,2,3と通信が
可能な複数台の子機4,5,6,7,8‥‥が用意さ
れ、それぞれの子機4,5‥‥には親機や他の子機と通
信を行うためのアンテナ4a,5a‥‥を備えている。
このとき、それぞれの子機4,5‥‥は、何れの親機
1,2,3とも無線通信が可能とされて、何れの親機を
介した通話もできるようにしてある。
【0022】この場合、各親機1,2,3には、共通の
システム呼び出し符号が設定され、各親機1,2,3か
ら送信される制御信号には、この共通のシステム呼び出
し符号が付加され、各子機が共通で使用されることが、
このシステム呼び出し符号により判別できるようにして
ある。このシステム呼び出し符号の構成について説明す
ると、まず各親機から送信される下り制御信号は、図7
に示すように構成される。即ち、最初に所定期間一定パ
ターンが続く同期データであるプリアンブルPRとな
り、以下順に制御信号であることを示す特定パターンの
ユニークワードUW,通信が行われるチャンネル種別C
1,制御内容を示す制御データCAC,誤り検出用パリ
ティCRCとなっている。
【0023】そして、制御データCACの中の所定のビ
ットを使用して、図8に示す識別符号が伝送される。こ
の識別符号としては、前半の29ビットを使用して、シ
ステム呼び出し符号が伝送され、後半の13ビットを使
用して、付加IDが伝送される。この付加IDでは、各
親機に個別に設定されるIDが伝送される。なお、図7
に示す制御信号の1回の送信は625μ秒で行われる。
【0024】そして本例においては、3台用意された親
機の中の第1の親機1を、マスタの親機とし、他の親機
2,3をスレーブの親機とする。そして、スレーブの親
機2,3では、マスタの親機1から送信される制御信号
を受信して、この制御信号の受信タイミングに同期した
タイミングで、各スレーブの親機2,3から制御信号を
送信するようにしてある。この送信タイミングの具体的
な制御については後述する。
【0025】次に、各親機1,2,3の構成について説
明すると、マスタの親機1とスレーブの親機2,3とは
回路的には同一の構成で、図2に示すように構成され
る。即ち、アンテナ31で子機から受信したデータを無
線部32で受信処理し、変復調部33に供給し受信デー
タを復調する。そして、復調した受信データを、通信制
御部34を介してADPCMコーデック部35に供給
し、受信して得たADPCMのデジタルデータをアナロ
グ音声信号とし、このアナログ音声信号を回線インター
フェース部36に供給し、アナログ電話回線接続端子3
7側に送出させる。
【0026】また、アナログ電話回線接続端子37側か
ら得られるアナログ音声信号を回線インターフェース部
36を介してADPCMコーデック部15に供給し、A
DPCMのデジタルデータとし、このデジタルデータを
通信制御部34を介して変復調部33に供給して伝送用
に変調し、変調されたデータを無線部32に接続された
アンテナ31から無線伝送させる。
【0027】また、ハンドセット38が回線インターフ
ェース部36に直接接続してあり、アナログ電話回線接
続端子37を介して外線側と通話できるようにしてある
と共に、ADPCMコーデック部15側との接続によ
り、子機との内線通話ができるようにしてある。さら
に、キー入力部39が、回線インターフェース部36に
接続してあり、外線への発信などの各種制御ができるよ
うにしてある。
【0028】そして、この親機の通信制御部34では、
制御信号伝送用に用意された専用のチャンネル(周波数
帯域)を使用して、所定間隔で制御信号を伝送するよう
にしてあり、この制御信号で他の子機を呼び出すように
してある。この場合、各親機から送信する制御信号に
は、同一のシステム呼び出し符号を付加すると共に、シ
ステム呼び出し符号に続いて伝送される付加IDでマス
タ,スレーブの区別を知らせるようにしてある。
【0029】そして本例においては、スレーブの親機
2,3の通信制御部34で、マスタの親機1から送信さ
れる制御信号を受信するように制御する。即ち、マスタ
のIDが付加されたシステム呼び出し符号が含まれる制
御信号を受信して判別するようにしてある。そして基本
的には、このマスタからの制御信号を受信したタイミン
グに同期させて、各スレーブの親機2,3から制御信号
を周期的に送信するように、通信制御部34で制御す
る。この場合、本例においては制御信号として伝送され
る最初の信号である同期データとしてのプリアンブルを
受信したタイミングを基準として、各スレーブの親機
2,3で同期させるようにしてある。但し、スレーブの
親機2,3でマスタの親機1からの制御信号を受信でき
ないときには、各親機の通信制御部34が独自のタイミ
ングで制御信号の送信タイミングを制御する。
【0030】次に、本例のコードレス電話に使用される
子機4,5‥‥の構成を図3に示す。この図3におい
て、11はアンテナを示し、このアンテナ11で親機又
は他の子機から受信したデータを無線部12で受信処理
し、変復調部13に供給し受信データを復調する。そし
て、復調した受信データを、通信制御部14を介してA
DPCMコーデック部15に供給し、受信して得たAD
PCMのデジタルデータをアナログ音声信号とし、この
アナログ音声信号をスピーカ16から出力させる。
【0031】また、マイク17が拾った音声信号をAD
PCMコーデック部15に供給して、ADPCMのデジ
タルデータとし、このデジタルデータを通信制御部14
を介して変復調部13に供給して伝送用に変調し、変調
されたデータを無線部12に接続されたアンテナ11か
ら無線伝送させる。
【0032】また、キー入力部18が、マンマシンイン
ターフェース部19を介してADPCMコーデック部1
5に接続され、キー入力部18の操作情報が通信制御部
14側に供給されるようにしてある。さらに、マンマシ
ンインターフェース部19に表示部20が接続され、動
作状態などが表示されるようにしてある。
【0033】そして、通信制御部14では、待ち受け状
態となっているとき、親機から所定の制御チャンネルで
送信される制御信号だけを所定間隔で受信するように受
信動作を制御するようにしてある。この場合、制御信号
に含まれるシステム呼び出し符号を判別して、この子機
が属するシステムの制御信号か否か判断するようにして
ある。また、システム呼び出し符号に続いて伝送される
付加IDで、マスタの親機1から送信される制御信号を
判別し、このマスタの親機1からの制御信号の受信タイ
ミングを基準にして、周期的に間欠受信を行うようにし
てある。この受信処理については後述する。
【0034】そして、受信した制御信号が、子機が属す
るシステムの制御信号である場合には、この受信した制
御信号の内容を判別して、制御信号に含まれる接続要求
信号でこの子機が呼び出されていると判断したとき、こ
の子機を該当した動作にさせる。この接続要求信号でそ
れぞれの子機が呼び出される場合には、内線通話或いは
外線通話のために親機との間で通信を行う場合と、他の
子機との間で内線通話のために通信を行う場合とがあ
る。また、各子機から外線通話又は内線通話(親機との
内線通話及び子機間通話)のために発呼させたい場合に
は、制御チャンネルを使用して、接続要求信号を親機に
対して送信するようにしてある。
【0035】次に、上述した構成の各親機1,2,3か
ら各子機4,5‥‥に対して制御信号の伝送が行われる
状態について説明すると、各子機が待ち受け状態におけ
るマスタの親機1での送信は、図4のAに示す状態で行
われる。即ち、625μ秒間の1回の制御信号の送信
が、125m秒周期で連続的に行われる。なお、図4の
Aの波形が立ち上がる期間が、制御信号が送信される期
間である。
【0036】そして、スレーブの親機2,3では、この
マスタの親機1から送信される制御信号を受信して、こ
の受信タイミングに同期させて制御信号を送信させるよ
うにしてある。ここでは、マスタの制御信号を受信し始
めてから、5m秒後に第2の親機2から制御信号を送信
するようにしてあると共に(図4のB参照)、10m秒
後に第3の親機3から制御信号を送信するようにしてあ
る(図4のC参照)。従って、〔10m秒+625μ
秒〕の間に、3台の親機1,2,3から連続的に制御信
号が送信されるようになる。
【0037】そして、各子機4,5‥‥では、待ち受け
状態にあるとき、この一連の制御信号が連続的に送信さ
れる送信されるタイミングだけ、受信部(無線部12な
ど)の電源を周期的にオンさせるようにしてある。ここ
では、図4のDに示すように、第1(マスタ)の親機1
からの制御信号の送信が開始されてから、第3の親機3
から制御信号の送信が終了する期間TONだけ、受信部の
電源をオンさせる。但し、実際には受信部が立ち上がる
のに若干の時間(例えば25μ秒)を要するので、1回
にオンする時間TONは上述した時間〔10m秒+625
μ秒〕に、25μ秒程度の立ち上がり時間を加算した時
間になる。このような制御が行われることで、各子機
4,5‥‥での待ち受け状態時の作動時間を、大幅に少
なくすることができる。
【0038】ところで、このような制御ができるのは、
各スレーブの親機2,3でマスタの親機1から送信され
る制御信号を受信できる場合であるが、何らかの障害が
発生してマスタの親機1から送信される制御信号を、ス
レーブの親機2,3で受信できない場合が発生する可能
性がある。例えば、マスタの親機1が故障して、制御信
号の送信を停止したり、或いは何らかの電波妨害が発生
して、マスタの親機1から送信される制御信号を、スレ
ーブの親機2,3で正確に受信できなくなることが考え
られる。
【0039】このような場合、本例のスレーブの親機
2,3では、独自のタイミングで下り制御信号を送信す
るようにしてある。以下、その具体的な処理について説
明する。まず、図5のAに示すように、マスタの親機1
から125m秒間隔で下り制御信号が送信されている状
態で、所定のタイミングT1 からこの制御信号が送信さ
れなくなった(或いは送信されているのにスレーブ側で
受信できなくなった)とする。
【0040】この制御信号の受信がスレーブの親機2,
3で出来なくなると、図5のBに示すように、各スレー
ブの親機2,3では基準となる同期データが得られなく
なり、下り制御信号を送信するタイミングが判らなくな
り、下り制御信号の送信を停止する。即ち、図5のBは
第2の親機2での制御信号の送信状態を示してあり、マ
スタの親機1から制御信号が送信されなくなるタイミン
グT1 以降では、スレーブの親機2からの制御信号の送
信も停止する。そして本例においては、スレーブの親機
2,3でマスタの親機1からの制御信号の受信が5秒連
続して出来なくなると、このスレーブの親機2,3の通
信制御部34の制御で、独自のタイミングで125m秒
間隔で下り制御信号を送信させる。即ち、例えば第2の
親機2では、図5のBに示すように、マスタからの受信
ができなくなってから約5秒経過したタイミングT2
ら、125m秒間隔で下り制御信号の送信を再開する。
このときスレーブの親機から送信される制御信号は、マ
スタと同期状態となっていたときに送信させた制御信号
と同じデータ構成の制御信号である。
【0041】このようにして、各スレーブの親機2,3
が独自のタイミングで下り制御信号を送信することで、
各子機4,5‥‥側では少なくともこのスレーブの親機
2,3からの制御信号を受信して着信応答などをするこ
とができ、例えマスタの親機1から制御信号が送信され
ない状態が発生しても、コードレス電話としてのシステ
ム構成が確保され、子機でスレーブの親機2,3に着信
した外線を受けることが可能になる。
【0042】そして、このようにスレーブの親機2,3
から独自のタイミングで制御信号の送信が開始される
と、スレーブの親機内の通信制御部34の制御で、所定
時間毎(ここでは10秒毎)にマスタの親機1からの制
御信号の受信処理を行う。即ち、例えば図6のAに示す
ように、第1の親機1から制御信号が送信されてない状
態で、図6のBに示すように、第2の親機2から独自の
タイミングでの125m秒間隔の制御信号が送信されて
いるとき、この独自のタイミングでの125m秒間隔の
制御信号の送信を10秒間行うと、この制御信号の送信
を一旦停止させて、図6のCに示すように、500m秒
間だけ制御信号の受信処理(制御信号用の受信チャンネ
ルの設定と受信データの判別)を行う。即ち、本例の親
機は図2に示したように送信と受信とを時分割で行う構
成としてあり、受信処理時には送信処理を停止する必要
がある。なお、図6のCはハイレベルとなっている期間
が、マスタの親機1からの制御信号の受信処理を行って
いる期間を示す。
【0043】そして、この500m秒間の受信処理でマ
スタの親機1からの制御信号を受信できないときには、
図6のBに示すように、独自のタイミングでの125m
秒間隔の制御信号の送信を再開する。以後は、この10
秒間の125m秒間隔の制御信号の送信と、500m秒
間の制御信号の受信処理とを繰り返し行う。
【0044】そして、500m秒間の制御信号の受信処
理時に、マスタの親機1からの制御信号を受信したとき
には、この制御信号の受信処理を停止すると共に、受信
した制御信号に含まれるプリアンブルの受信タイミング
を基準とした制御信号の送信処理を行う。例えば、第2
の親機2で図6のAに示すタイミングT3 に送信される
制御信号を受信できたとき、図6のCに示すように、こ
のときの制御信号の受信処理を直ちに停止させると共
に、このときに受信した制御信号に同期させる処理に必
要な所定時間T4 (図6のB参照)が経過してから、マ
スタの親機1の制御信号に同期した制御信号の送信が開
始される。以後は、マスタからの制御信号が受信できる
限り、同期が確保された状態で制御信号が125m秒間
隔で送信される。
【0045】このようにスレーブの親機2,3から独自
のタイミングで制御信号が送信されているときには、所
定時間毎にマスタからの制御信号が受信できるか否か判
断し、受信できた場合には、マスタに同期させた処理に
復帰させるので、常時適切な制御信号の送信処理が行わ
れ、子機の制御が常時良好にできる。
【0046】なお、各子機4,5‥‥での待ち受け時の
制御信号の受信処理としては、マスタの親機1からの制
御信号を受信できなくなったときには、親機との同期が
外れたと判断して、再度親機から送信される制御信号に
同期させる処理が行われるので、このときに各スレーブ
の親機2,3から送信される制御信号に同期するように
なり、対処できる。
【0047】なお、上述実施例では親機を3台とした場
合について説明したが、複数台の親機で構成されるシス
テムであれば、親機や子機の台数に制約はない。また、
上述実施例で示した制御信号の構成や送受信処理の間隔
の設定などは、一例を示したもので、上述実施例に限定
されるものではない。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、基準となる親機からの
制御信号の送信に何らかの障害が発生して、基準となる
親機から送信される制御信号を他の親機が受信できない
ときには、各親機が独自のタイミングで制御信号を送信
するので、子機側で何れかの親機からの制御信号を受信
でき、どのような場合でも子機が親機とアクセスできる
ようになり、常時コードレス電話としてのシステム構成
が確保される。
【0049】この場合、基準となる親機から送信される
制御信号を受信できなくなってから所定時間経過した後
に、他の親機で基準となる親機から送信される制御信号
の受信処理を行い、この制御信号を受信できたとき、こ
の制御信号の受信タイミングに同期させて、他の親機か
ら制御信号を送信させるようにすることで、基準となる
親機との同期を復帰させる処理が良好に行われる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコードレス電話のシス
テム構成図である。
【図2】一実施例による親機の構成図である。
【図3】一実施例による子機の構成図である。
【図4】一実施例による制御信号の送受信状態を示すタ
イミング図である。
【図5】一実施例の障害発生時の下り制御信号送出状態
を示すタイミング図である。
【図6】一実施例の親機間の同期復帰処理状態を示すタ
イミング図である。
【図7】一実施例の制御信号の構成を示す説明図であ
る。
【図8】一実施例の識別符号の構成を示す説明図であ
る。
【図9】従来のコードレス電話装置のシステム構成を示
す構成図である。
【図10】通信方式を示す構成図である。
【図11】従来の制御信号の送受信状態を示すタイミン
グ図である。
【符号の説明】
1 第1の親機(マスタの親機) 2 第2の親機(スレーブの親機) 3 第3の親機(スレーブの親機) 4,5,6,7,8 子機 12,32 無線部 13,33 変復調部 14,34 通信制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の親機と、子機とからなり、上記親
    機と上記子機との間で、デジタルデータの送信と受信と
    を時間的に異ならせて通話を行うと共に、上記それぞれ
    の親機に共通のシステム呼び出し符号を設定させて、上
    記全ての親機と子機との間で通話できるようにしたデジ
    タルコードレス電話装置において、 上記複数の親機の中の基準となる親機から送信される制
    御信号を、他の親機で受信させ、この制御信号の受信タ
    イミングに連続したタイミングで、上記他の親機から制
    御信号を送信すると共に、 上記他の親機で、上記基準となる親機から送信される制
    御信号を受信できないとき、他の親機は所定時間経過
    後、独自のタイミングで制御信号を送信するようにした
    デジタルコードレス電話装置。
  2. 【請求項2】 上記基準となる親機から送信される制御
    信号を受信できなくなってから所定時間経過した後に、
    上記他の親機で上記基準となる親機から送信される制御
    信号の受信処理を行い、この制御信号を受信できたと
    き、この制御信号の受信タイミングに同期させて、上記
    他の親機から制御信号を送信させるようにした請求項1
    記載のデジタルコードレス電話装置。
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