JP3247321B2 - 電子ユニットの検査方法 - Google Patents

電子ユニットの検査方法

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JP3247321B2 JP25040297A JP25040297A JP3247321B2 JP 3247321 B2 JP3247321 B2 JP 3247321B2 JP 25040297 A JP25040297 A JP 25040297A JP 25040297 A JP25040297 A JP 25040297A JP 3247321 B2 JP3247321 B2 JP 3247321B2
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全体回路中に複
数の局部回路を含んで構成された電子ユニットの検査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電子ユ
ニットの出荷時の検査においては、一般に、当該電子ユ
ニット内の回路内に予めテスタ機能が組込まれたインサ
ーキットテスタ方式のものや、当該電子ユニットの入出
力特性を所定の出荷検査装置で測定する方式等があっ
た。
【0003】インサーキットテスタ方式は、例えばデジ
タル回路中の各部論理素子について部品の誤実装又はオ
ープンショート等を検知するために適用されることが多
い。
【0004】また、入出力特性を測定する方式では、電
子ユニットを1個のブラックボックスとして動作機能を
確認する分野に適している。
【0005】しかしながら、検査の内容によっては、上
記のいずれの方式を適用しても測定が困難なものがあ
る。
【0006】図6は所定箇所の温度変化を検出する回路
(第1従来技術)である。この回路は、温度の高低変化
によって抵抗値が変化する温度センサX1を有してお
り、この温度センサX1の一端が分圧抵抗R11を通じて
電源Vccに接続されるとともに、他端が接地されてい
る。一方、電源Vccと接地電位との間には、基準電圧
11を決定する一対の分圧抵抗R12,R13が接続されて
いる。そして、この基準電圧V11がコンパレータ1の非
反転入力端子に入力されるとともに、温度センサX1と
抵抗R11との接続中間点の電圧V12がコンパレータ1の
反転入力端子に入力されており、コンパレータ1からの
出力電圧V13の正負(HI/LO)をマイクロコンピュ
ータチップ(以下単に「マイコン」と略称する)2で判
断し、これに応じて出力信号V14を出力する構成となっ
ている。
【0007】例えば、温度センサX1及び各分圧抵抗R
11,R12,R13の抵抗値を、図7のように通常時(T
1)においてV11>V12になるよう設定しておき、温度
の上昇により温度センサX1の抵抗値が上昇してV11
12となると(T2)、コンパレータ1の出力がHiか
らLoに切り替るため、これをマイコン2が認識し出力
を行う。
【0008】このような回路を全体回路とした場合にお
いて、そのうちの一部の局部回路としてコンパレータ1
の動作検査を行いたい場合、コンパレータ1自体がアナ
ログ回路の検査であるため、上述したインサーキットテ
スタ方式の検査はなじまない。またこの場合の全体回路
が温度センサX1によって温度変化を検出するものであ
るため、かかる全体回路の外部接続端子について入出力
特性を測定する方式はなじまず、結局、実際の温度セン
サX1の温度を高低変化させるような加熱装置等が付属
した検査機器を使用してコンパレータ1の動作検査を行
うほかなかった。その結果、電気的検査から加熱装置へ
のセッティングに至る工程間の電気ユニットの移動時
間、及びセッティングそのものに要する時間がかかり、
時間効率を低下させる要因となっていた。また、加熱装
置等が付属した検査機器に要するコストが余分に必要に
なるという課題も残っていた。
【0009】また、図8は、マイクロプロセッサ(以下
「MPU」と称する)3内の動作タイミングを律するク
ロック信号(Ck)を監視するための監視回路部4が内
蔵された回路例(第2従来技術)である。この監視回路
部4は一種のインサーキットテスタであって、図9の如
く、MPU3内のクロック信号(Ck)V21が所定のデ
ューティ比の正常なパルス形状を維持しているときには
(T1)、監視回路部4からMPU3のリセット端子
(RESET)に出力される信号V22はハイ(HI)状
態が維持され、故にMPU3からの出力信号V23がON
状態に維持されるが、MPU3内のクロック信号(C
k)V21がノイズ等の影響で乱れたときには(T2)、
監視回路部4からの出力信号V22は若干の遅延時間ΔT
の経過後にロー(LO)に切り替り、これがリセット端
子(RESET)に入力されることでMPU3の出力信
号V23がOFF状態に切り替る。
【0010】このようなMPU3及び監視回路部4を備
える全体回路において、局部回路としての監視回路部4
自体が正常に監視動作を行うかどうかを検査したい場
合、一旦図8のように全体回路を構成した後の段階で
は、局部回路として監視回路部4の動作を検査しようと
する場合、図9中のT2の状態を実現するためにはMP
U3を暴走させてみない限り検査ができないことにな
る。しかしながら、現実にはMPU3の暴走状態を任意
に起こさせることができなかったため、結局、監視回路
部4単独での検査は困難であった。あえて電気的に検査
を行う場合は、通常の入出力特性測定とは別に、監視回
路部4を取外したり、あるいは入出力特性検査とは別の
工程で特別な電圧を所定の接続点に加えるなどして異常
な電圧を加えて監視回路部4を検査することになり、工
程上多くの作業時間を要してしまい、相当な高コストを
要していた。
【0011】そこで、この発明の課題は、インサーキッ
トテスタ方式や従来の入出力特性測定方式では測定が困
難であった測定をも容易に可能にする電子ユニットの検
査方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
この発明は、電子ユニットの動作適正について検査を行
う検査方法であって、前記電子ユニットの動作適正を検
査する検査機に、前記電子ユニットの所定の外部接続端
子に接続して当該電子ユニットの入出力動作を検査する
入出力検査機能部のほか、プローブと、このプローブの
電圧を任意に調整するプローブ電圧調整部とを設けると
ともに、前記電子ユニット内の全体回路内における局部
回路の入力点に局部回路検査専用のチェックパッドを形
成し、前記全体回路を収納するケースの前記チェックパ
ッドに対応する外壁の一部に、前記チェックパッドに対
応した専用孔を形成し、前記専用孔に前記検査機のプロ
ーブを挿入して当該プローブの先端を前記チェックパッ
ドに接触させ、前記プローブの電圧を前記プローブ電圧
調整部で変化させて前記局部回路の入力点に検査信号を
与え、この検査信号に基づく前記全体回路の出力状態の
変化を検知することでもって前記局部回路の動作適正を
検査するものである。これにより、電子ユニットの全体
回路の入出力特性を行うことが可能であるとともに、電
子ユニットの検査場所を移動することなく、且つ電子ユ
ニットのケースを開放せずに、局部回路のみの検査を併
せて行うことができる。
【0013】なお、具体的には、前記全体回路として、
温度センサと、前記温度センサの電圧変化を検知する検
知回路部と、前記検知回路部からの信号に基づいて温度
変化を判断する判断部とを備えたものを適用し、この全
体回路中の局部回路として前記検知回路部の動作特性を
検査したい場合に有効である。この場合、前記チェック
パッドを、前記温度センサの電圧を前記検知回路部に入
力する配線中に形成し、前記プローブを前記チェックパ
ッドに接触させた状態で、前記プローブの電圧を、前記
温度センサでの所定温度検出時に出力する電圧に等しく
なるよう前記プローブ電圧調整部で電圧調整し、前記判
断部からの出力の変化を検出することをもって検査を行
えばよい。
【0014】あるいは、前記全体回路として、所定の信
号に基づいて動作する主回路部と、当該主回路部内の前
記所定の信号を監視する監視回路部とを備えたものを適
用し、この全体回路中の局部回路として前記監視回路部
の動作特性を検査したい場合にも有効である。この場
合、前記チェックパッドを、前記主回路部内の前記所定
の信号を前記監視回路部に入力する配線中に形成し、前
記プローブを前記チェックパッドに接触させた状態で、
前記プローブの電圧を、前記所定の信号の正常時の波形
と異なる波形となるよう前記プローブ電圧調整部で電圧
調整し、前記判断部からの出力の変化を検出することを
もって検査を行えばよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る電子ユニットを示す一部破断斜視図である。この
電子ユニット11は、図1の如く、回路12内の所定点
に、当該回路12の外部接続端子17とは異なる専用チ
ェックパッド13を形成するとともに、電子ユニット1
1のケース14の外壁の一部に、専用チェックパッド1
3に対応した専用孔15を形成し、この専用孔15に検
査機10の専用プローブ16を挿入してこれを専用チェ
ックパッド13に接触させ、専用プローブ16を通じて
電気的信号を与えることで、インサーキットテスタ方式
や単なる入出力特性測定方式では測定が困難であった測
定をも可能にしようとするものである。
【0016】ここで使用される検査機10は、従来から
存在していた入出力特性測定用の装置に、専用プローブ
16による電圧印加機能を新たに付加したものであっ
て、図2の如く、電子ユニット11の回路12の入力端
子等に信号を出力する信号出力部21と、回路12の出
力端子からの信号を受信して異常検出を行う信号検出部
22と、前述した専用プローブ16と、この専用プロー
ブ16に印加するプローブ電圧を調整する可変抵抗23
及びプローブ電圧調整部24と、これらの各部21〜2
4に電源を供給する電源部25とを備えている。
【0017】ここで、検査機10の信号出力部21及び
信号検出部22は、電子ユニット11の外部接続端子1
7に接続して当該電子ユニット11の入出力動作を検査
する入出力検査機能部として機能する。そして、検査機
10の信号出力部21と、電子ユニット11の外部接続
端子17とは、コネクタ31を有するフラットケーブル
32を通じて結線されている。このフラットケーブル3
2は、信号線、電源線及びアース線等の複数の電線が平
行配置されて両側から保護テープで挟み込まれた一般的
なものである。そして、このフラットケーブル32のよ
うな入出力用の配線とは別途に、電子ユニット11の回
路12の所定点に形成された専用チェックパッド13に
専用プローブ16を通じて直接接続することで、従来困
難であった様々な検査を可能とするものである。
【0018】以下、このような専用プローブ16による
検査の実施例を説明する。
【0019】
【実施例1】図3はこの実施例1に係る回路12を示す
電子ユニット11の回路図である。なお、図3において
第1従来技術と同様の機能を有する要素については同一
符号を付している。
【0020】この電子ユニット11の回路12は、第1
従来技術と同類の温度変化検出機能を有する回路であっ
て、図3の如く、一端が接地されて所定箇所の温度変化
を検知する温度センサX1と、この温度センサX1の他
端と電源Vccとの間に接続された分圧抵抗R11と、温
度センサX1の他端の電圧V12の基準電圧となるV11
決定すべく電源Vccとアースとの間に接続された一対
の分圧抵抗R12,R13と、基準電圧V11が非反転入力端
子に入力されるとともに、温度センサX1と抵抗R11
の接続中間点の電圧V12が反転入力端子に入力されるコ
ンパレータ1(検知回路部)と、コンパレータ1からの
出力電圧V13の正負(HI/LO)を判断しこれに応じ
て出力信号V14を出力するマイコン2(判断部)と、温
度センサX1と抵抗R11との接続中間点に接続されて検
査機10の専用プローブ16により電圧V12を任意に変
更設定するための専用チェックパッド13とを備えたも
のである。
【0021】この回路12は、図1のように、ケース1
4内に収納されて電子ユニット11として提供されるも
ので、ケース14には専用チェックパッド13に対応し
た専用孔15が形成されており、この専用孔15に検査
機10の専用プローブ16を挿入してこれを専用チェッ
クパッド13に接触させ得る構造とされている。
【0022】この回路12の出力信号V14は、本来的な
機能としては、分圧抵抗R12,R13で決定する基準電圧
11と、R11とX1で決定する電圧V12とをコンパレー
タ1にて比較することにより決定を行うものである。す
なわち、本来的には、図7のように、V11>V12になる
よう、通常温度時(T1)における温度センサX1及び
各分圧抵抗R11,R12,R13の各抵抗値をそれぞれ設定
しておき、温度の上昇により温度センサX1の抵抗値が
上昇してV11<V12となると(T2)、コンパレータ1
の出力がHiからLoに切り替るため、これをマイコン
2が認識し出力を行う。
【0023】ここで、出荷時の検査においては、コンパ
レータ1が温度センサX1の抵抗変化に応じて適正に比
較動作を行うかどうかの検査を行う。ただし、上述のよ
うに温度センサX1の温度自体を変化させる方法は、加
熱装置等の大がかりな検査装置を必要とし多大なコスト
がかかるため、温度センサX1の温度による抵抗変化の
代替として、図3のように、専用プローブ16を通じて
温度センサX1と分圧抵抗R11との接続中間点に接続さ
れた専用チェックパッド13に対し、温度センサX1の
抵抗変化と同等の電圧変化を与える。
【0024】すなわち、図1のように、フラットケーブ
ル32のコネクタ31を電子ユニット11の外部接続端
子17に接続し、フラットケーブル32を通じて電子ユ
ニット11の回路12内の各部に電源Vccを供給する
とともに、電子ユニット11のケース14に形成された
専用孔15に専用プローブ16を挿入し、専用プローブ
16の先端を回路12内の専用チェックパッド13に接
触させて、ケース14を開放することなく温度センサX
1と分圧抵抗R11との接続中間点に電圧V12を直接印加
する。
【0025】このときの電圧V12のレベルは、図2に示
した検査機10の可変抵抗23の抵抗値を変化させるこ
とでプローブ電圧調整部24で調整する。具体的には、
例えば、V12>Vcc×R13/(R12+R13)となるよ
うにプローブ電圧調整部24からの電圧V12を調整し、
このときマイコン2から出力される出力信号V14を検査
機10の信号検出部22で確認する。これにより、専用
の加熱装置等で温度変化を行うことなしに、コンパレー
タ1の動作検査を行うことができる。
【0026】
【実施例2】図4はこの実施例2に係る回路12を示す
回路図である。なお、図4において第2従来技術と同様
の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0027】この回路12は、第2従来技術と同様に、
MPU3(主回路部)内のクロック信号(Ck)を監視
する監視回路部4(ウォッチドックタイマ)が内蔵され
た回路であって、図4の如く、MPU3からクロック信
号(Ck)を取出して監視回路部4に入力する入力配線
35の中間点に、検査機10の専用プローブ16により
信号V21を任意に変更設定するための専用チェックパッ
ド13とを備えたものである。
【0028】そして、この回路12は、図1のように、
ケース14内に収納されて電子ユニット11として提供
されるもので、ケース14には専用チェックパッド13
に対応した専用孔15が形成されており、この専用孔1
5に検査機10の専用プローブ16を挿入してこれを専
用チェックパッド13に接触させ得る構造とされてい
る。
【0029】ここで、MPU3は、4〜32ビットのど
のようなビット長形式のものであってもよく、またマル
チチップMPUであってもシングルチップMPU(SM
PU)であってもよい。
【0030】また、監視回路部4は、内部タイマを有し
ており、入力配線35を通じてMPU3から与えられた
クロック信号(Ck)の立上がりをトリガーとして内部
タイマによる計時を開始し、V21のデューティー比に対
応する所定の第1の基準時間t1の間V21がハイ状態を
維持し、またクロック信号(Ck)の立下がりからV21
のデューティー比に対応する所定の第2の基準時間t2
の間V21がロー状態を維持しているかどうかを比較検知
し、その間にハイ状態またはロー状態を維持できなかっ
た場合にリセット信号(RESET)V22としてロー信
号をMPU3に与える機能を有した一般的なものであ
る。なお、この監視回路部4は、電源電圧(Vcc)ま
たは電源電流の異常を検知する電源監視回路部としての
機能を兼ね備えたものである。なお、図4中のC1,C
2はコンデンサ、R21はプルアップ抵抗を示している。
【0031】かかる構成例において、通常動作において
は、MPU3から入力配線35にクロック信号(Ck)
21を出力し、これを監視回路部4に与える。監視回路
部4では、クロック信号の立上がりをトリガーとして内
部タイマによる計時を開始し、所定の基準時間の間V21
のデューティー比に対応する所定の基準時間t1,t2
の間V21がハイ状態/ロー状態を維持しているかどうか
を比較検知する。そして、図5においてV21が正常なデ
ューティー比でハイ(HI)/ロー(LO)動作を繰返
しているとき(T1)には、信号V22としてハイ(H
I)信号を出力する一方、V21の立上がり/立ち下がり
から所定の基準時間t1,t2の間V21がハイ状態/ロ
ー状態を維持できなかった場合には、一定の遅延時間Δ
Tの経過後に信号V22をロー状態に切換えて、MPU3
のリセット端子(RESET)に出力する。
【0032】このような回路12について、出荷時に監
視回路部4の動作を検査したい場合、通常の配線状態の
ままでMPU3のクロック信号(Ck)を自由に変化さ
せることは困難である。そこで、入力配線35の中間点
に形成された専用チェックパッド13を任意のタイミン
グで強制的に接地することにより、監視回路部4に対し
て異常なクロック信号(Ck)を擬似的に与える。
【0033】すなわち、図1のように、フラットケーブ
ル32のコネクタ31を電子ユニット11の外部接続端
子17に接続し、フラットケーブル32を通じて電子ユ
ニット11の回路12内の各部に電源Vccを供給する
とともに、電子ユニット11のケース14に形成された
専用孔15に専用プローブ16を挿入し、専用プローブ
16の先端を回路12内の専用チェックパッド13に接
触させる。そして、専用プローブ16の電位を任意のタ
イミングでグランドレベルに落すことで、専用チェック
パッド13の電圧V21について上記所定のデューティー
比と異なる波形を自由に生成できる。例えば、図5にお
いてV21が正常なデューティー比でハイ(HI)/ロー
(LO)動作を繰返しているT1の状態で、検査機10
の専用プローブ16を専用チェックパッド13に接触さ
せ、正常なデューティー比のV21とは異なる任意の時間
t3だけ、専用プローブ16をグランド電位に落す。こ
の場合、V21の波形が正常なデューティー比と異なった
ものになるため、監視回路部4では、このような異常な
状態を比較検知し、所定の遅延時間ΔTの後に信号V22
としてロー信号を出力し、これをリセット信号(RES
ET)としてMPU3に出力し、MPU3からの出力信
号V23を検査機10の信号検出部22(図2)で判断す
ることにより、監視回路部4がクロック信号(Ck)の
異常状態を検知したかどうかを判定できる。
【0034】以上、二種類の実施例について説明した
が、本発明が適用できる電子ユニットとしては、上記の
各実施例に限定するものではなく、全体回路中に複数の
局部回路を備える場合であって、局部的な検査対象とな
る局部回路の出力が全体回路の最終的な出力に変化を及
すようなものであれば、どのような電子ユニットに適用
してもよいことはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、電子ユニットのケー
スに形成された専用孔に検査機のプローブを挿入して当
該プローブの先端を電子ユニット内部のチェックパッド
に接触させ、プローブの電圧をプローブ電圧調整部で変
化させて局部回路の入力点に検査信号を与え、この検査
信号に基づく全体回路の出力状態の変化を検知すること
でもって局部回路の動作適正を検査するので、電子ユニ
ットを全体回路の入出力特性検査の検査を行うのに前後
して、同一の検査機を使用することで、全体回路中の局
部回路の動作検査をも併せて行うことができる。したが
って、局部回路を検査するための専用の検査装置を使用
しなくてもよくなり、当該専用の検査装置を省略できる
点で検査費用を大幅に低減できる。また、従来のよう
に、全体回路としての入出力特性検査ののち、監視回路
部専用の検査装置まで場所を移動する必要がなくなるの
で、搬送工程を低減でき、作業効率が向上するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態の電子ユニットの検
査動作を示す一部破断斜視図である。
【図2】主としてこの発明の一の実施の形態における検
査機の内部構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例1に係る電子ユニットの全体
回路及び局部回路を示す回路図である。
【図4】この発明の実施例2に係る電子ユニットの全体
回路及び局部回路を示す回路図である。
【図5】この発明の実施例2における各部の波形状態を
示すタイミングチャートである。
【図6】第1従来技術の電子ユニットの全体回路及び局
部回路を示す回路図である。
【図7】第1従来技術及び実施例1における各部の波形
状態を示すタイミングチャートである。
【図8】第2従来技術の電子ユニットの全体回路及び局
部回路を示す回路図である。
【図9】第2従来技術における各部の波形状態を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 コンパレータ 2 マイコン 3 MPU 4 監視回路部 10 検査機 11 電子ユニット 12 全体回路 13 専用チェックパッド 14 ケース 15 専用孔 16 専用プローブ 17 外部接続端子 21 信号出力部 22 信号検出部 23 可変抵抗 24 プローブ電圧調整部 25 電源部 31 コネクタ 32 フラットケーブル 35 入力配線 X1 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−230078(JP,A) 実開 昭63−106161(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G01R 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ユニットの動作適正について検査を
    行う検査方法であって、 前記電子ユニットの動作適正を検査する検査機に、前記
    電子ユニットの所定の外部接続端子に接続して当該電子
    ユニットの入出力動作を検査する入出力検査機能部のほ
    か、プローブと、このプローブの電圧を任意に調整する
    プローブ電圧調整部とを設けるとともに、 前記電子ユニット内の全体回路内における局部回路の入
    力点に局部回路検査専用のチェックパッドを形成し、 前記全体回路を収納するケースの前記チェックパッドに
    対応する外壁の一部に、前記チェックパッドに対応した
    専用孔を形成し、 前記専用孔に前記検査機のプローブを挿入して当該プロ
    ーブの先端を前記チェックパッドに接触させ、前記プロ
    ーブの電圧を前記プローブ電圧調整部で変化させて前記
    局部回路の入力点に検査信号を与え、この検査信号に基
    づく前記全体回路の出力状態の変化を検知することでも
    って前記局部回路の動作適正を検査することを特徴とす
    る電子ユニットの検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子ユニットの検査方
    法であって、 前記全体回路は、 温度センサと、 前記温度センサの電圧変化を検知する検知回路部と、 前記検知回路部からの信号に基づいて温度変化を判断す
    る判断部とを備え、 前記局部回路は前記検知回路部であり、 前記チェックパッドを、前記温度センサの電圧を前記検
    知回路部に入力する配線中に形成し、 前記プローブを前記チェックパッドに接触させた状態
    で、前記プローブの電圧を、前記温度センサでの所定温
    度検出時に出力する電圧に等しくなるよう前記プローブ
    電圧調整部で電圧調整し、前記判断部からの出力の変化
    を検出することをもって検査を行うことを特徴とする電
    子ユニットの検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子ユニットの検査方
    法であって、 前記全体回路は、 所定の信号に基づいて動作する主回路部と、 当該主回路部内の前記所定の信号を監視する監視回路部
    とを備え、 前記局部回路は前記監視回路部であり、 前記チェックパッドを、前記主回路部内の前記所定の信
    号を前記監視回路部に入力する配線中に形成し、 前記プローブを前記チェックパッドに接触させた状態
    で、前記プローブの電圧を、前記所定の信号の正常時の
    波形と異なる波形となるよう前記プローブ電圧調整部で
    電圧調整し、前記判断部からの出力の変化を検出するこ
    とをもって検査を行うことを特徴とする電子ユニットの
    検査方法。
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