JP3246391U - 音響装置 - Google Patents

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一仁 山下
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Abstract

【課題】椅子に対して簡単に着脱できるとともに、低音と振動を同時に体感でき高い臨場感を持つことが可能な椅子装着型の音響装置を提供する。【解決手段】音響装置1は、低音を再生する低音スピーカユニット21と、前記低音スピーカユニット21を収容したバスレフ型エンクロージャ22とを有する低音生成部2と、前記低音スピーカユニット21による音圧の変化によりウエイト31を振動させることによって前記椅子に座った利用者へ伝達する振動を発生させる振動生成部3と、前記低音生成部2と前記振動生成部3を支持しつつ前記椅子に着脱自在に装着するための着脱支持手段4と、を備える。さらに、低音生成部2と振動生成部3を前記椅子へ装着した状態でメインスピーカユニット5を上下方向及び左右方向に自在に位置変更可能に支持するスピーカ位置調整機構6を備えるとよい。【選択図】図1

Description

本考案は、使用者が座る椅子に簡単に装着して、低音と振動とを同時に体感することができる椅子装着用の音響装置に関する。
スピーカ等の音響機器は、座った状態で音楽を聴く態様に限らず、テレビ、映画、動画、ゲーム、仮想現実等の音声を楽しむ等、多岐にわたる用途に使用されており、様々なものが提案・開発がなされている。
例えば、特許文献1には、椅子の背凭れの上方に固定され、ヘッドレストの前側にスピーカが配置された構成であって、着座者の耳の近くにスピーカを配置させて臨場感のある音を手軽に聴くことができる音響装置が提案されている。さらに、特許文献1の音響装置では、スピーカの外側に遮蔽部材が設けられており、周囲への音漏れを防止することが可能なものであった。
特開2023-103862号公報
しかしながら、特許文献1の音響装置では、低音再生用のスピーカを備えていないため、低音の臨場感が充分に感じられず、音響装置としての満足度が低いがおそれがある。
さらに、特許文献1の音響装置では、椅子に固定的に設置されることから、音響装置を単独で椅子から取り外すことができず、他の椅子に取り付けることもできないため使い勝手が悪いものであった。その上、椅子及び音響装置を含む装置全体が複雑化・大型化・重量化するとともに、子供や大人等の使用者の体格に応じた椅子のサイズや、椅子の種類ごとにいちいち製作する必要があり、高コストとなり、持ち運びや保管管理にも不便であるといった問題があった。
加えて、使用者の体格や耳の位置又は姿勢、好み等によって、該使用者にあった望みのスピーカの位置は異なるが、従来の椅子に取り付けられる音響装置ではスピーカの位置が制限されるため、スピーカを使用者の望む位置に自由に調整することが困難であった。
また、一般的に、音楽等を聴く際に高い臨場感を得るためには、迫力がある低音を含めた広い音域を耳で聴くだけでなく、振動を通じて身体で感じることも有効である。
しかしながら、従来の据え置き型のスピーカシステムや、低音再生用スピーカと加振装置を別々備えたものは、大がかりで重く、大きなスペースが必要となってしまう問題があった。
本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、椅子に対して簡単に着脱できるとともに、低音と振動を同時に体感でき高い臨場感を持つことが可能な椅子装着型の音響装置を提供することを目的とする。さらに、本考案は、使用者が望む位置にメインスピーカの位置を調整することができる椅子装着型の音響装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案は、椅子に装着される音響装置であり、低音を再生する低音スピーカユニットと、前記低音スピーカユニットを収容したバスレフ型エンクロージャとを有する低音生成部と、前記低音スピーカユニットによる音圧の変化によりウエイトを振動させることによって前記椅子に座った利用者へ伝達する振動を発生させる振動生成部と、前記低音生成部と前記振動生成部を支持しつつ前記椅子に着脱自在に装着するための着脱支持手段と、を備えた音響装置から構成される。
また、広帯域の音を再生するメインスピーカユニットと、前記低音生成部と前記振動生成部を前記椅子へ装着した状態で前記メインスピーカユニットを上下左右及び前後方向に自在に位置変更可能に支持するスピーカ位置調整機構と、を有することとしてもよい。
また、前記着脱支持手段は、前記椅子に着脱自在に係着される係着部と、前記係着部に対する前記振動生成部の相対位置を調整可能とする振動位置調整機構と、を有することとしてもよい。
また、前記振動位置調整機構は、一端側が前記振動生成部に接続されるとともに他端側が前記係着部側に接続されるフレキシブルアームを有することとしてもよい。
また、前記椅子は背もたれ部付き椅子であり、前記係着部は、前記椅子の背もたれ部に引っ掛け状に係着されるフック状部を有することとしてもよい。
また、前記振動生成部は、前記椅子の背もたれ部の背面側に接触して配置されることとしてもよい。
また、前記係着部は、前記椅子の複数個所に係着するように複数個設けられることとしてもよい。
また、 前記低音生成部は、前記低音スピーカユニットからの音を外部に放出する開口端を有し可撓性素材で形成されたバスレフダクトを有し、前記バスレフダクトは、開口端近傍又は中間位置が前記係着部に支持されたこととしてもよい。
また、前記係着部の前記椅子に当着する部分には、緩衝材が設けられたこととしてもよい。
本考案に係る音響装置によれば、椅子に装着される音響装置であり、低音を再生する低音スピーカユニットと、前記低音スピーカユニットを収容したバスレフ型エンクロージャとを有する低音生成部と、前記椅子に接触するように設置され前記低音スピーカユニットによる音圧の変化によりウエイトを振動させることにより前記椅子へ伝達する振動を発生させる振動生成部と、前記低音生成部と前記振動生成部を支持しつつ前記椅子に着脱自在に装着するための着脱支持手段と、を備えたことから、椅子装着型の音響装置でありながら、低音と振動を同時に体感でき高い臨場感を持つことができるとともに、椅子に対して簡単に装着又は取り外すことができる。その結果、必要に応じて装着する椅子を変更したり、椅子から取り外した状態で、簡便に持ち運びや保管したりすることもでき、使い勝手を向上することができる。
さらに、広帯域の音を再生するメインスピーカと、前記低音生成部と前記振動生成部を前記椅子へ装着した状態で前記メインスピーカユニットを上下左右及び前後方向に自在に位置変更可能に支持するスピーカ位置調整機構と、を有する構成とすることにより、使用者に応じてメインスピーカの位置を望みの位置に自在に調整して、良好に音楽等を楽しむことができる。
本考案の第1の実施の形態における音響装置の側面図である。 図1の音響装置の背面図である。 図1の音響装置の斜視図である。 図1の音響装置の平面図である。 図1の音響装置の振動生成部周辺を拡大した縦断面説明図である。 図1の音響装置を椅子に装着した状態の説明図である。
以下、好適な実施の形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本考案を具現化した例に過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
本考案の音響装置は、利用者が座る椅子に装着して使用され、低音と振動を同時に楽しむことができ、高い臨場感を期待できるスピーカシステムである。
図1ないし図6は、本考案の音響装置の一実施形態を示している。本実施形態に係る音響装置1は、図1、図2、図3に示すように、低音生成部2と、振動生成部3と、椅子100に着脱自在に装着するための着脱支持手段4と、を備えている。さらに、音響装置1は、メインスピーカユニット5と、スピーカ位置調整機構6と、を備えている。
本実施形態では、音響装置1が装着される椅子100は、例えば、背もたれ部付き椅子の例で説明する。椅子100は、従来周知の椅子であり、図6に示すように、キャスタ101が取り付けられた脚部102と、利用者が着座するように脚部102の上端に支持された座部103と、座部103の後方に立設された背もたれ部104と、座部103の左右両側に設置されたアーム部105と、を有する。なお、本実施形態では、前後方向をX方向、左右方向をY方向、上下方向をZ方向としている。
椅子100は、例えば、ゲーミングチェア、リクライニングチェア、カウチソファ、ダイニングチェア、アームチェア、ベンチ、ソファ、座椅子等、その他任意の椅子でもよい。
図1、図2、図3に示すように、本実施形態では、低音生成部2と振動生成部3とは、一体的に組付けられて低音生成兼振動生成ユニット7を構成している。
低音生成部2は、低域の周波数の音を再生しうる低音生成手段である。図5にも示すように、低音生成部2は、主として低音を生成する低音スピーカユニット21と、該低音スピーカユニット21を収容したバスレフ型エンクロージャ22と、を有している。
低音スピーカユニット21は、例えば、約200Hz以下の低域周波数を再生するサブウーハー等に利用されるラウドスピーカユニットが利用される。低音スピーカユニット21は、ここでは図示しないが、有線もしくは無線で入力された音響信号をアンプ等の電気回路を介して駆動される。
バスレフ型エンクロージャ22は、内部に中空の空気室を形成したエンクロージャ部221と、エンクロージャ部221内の低音スピーカユニット21から発せられた低音を外部に放出するように該エンクロージャ部221に接続されたバスレフダクト222と、を備えている。
本実施形態では、バスレフ型エンクロージャ22は、低音スピーカユニット21が収容される1つのエンクロージャ部221に2つのバスレフダクト222が並列して接続された構成となっている。よって、使用者の左右の耳に対応して、左右のバスレフダクト222が設置される。
エンクロージャ部221は、例えば、硬質合成樹脂で形成された中空箱型に形成されている。エンクロージャ部221は、上壁部に左右方向に互いに離隔して2つの開口が穿孔されており、各開口にそれぞれバスレフダクト222の一端が接続されている。
エンクロージャ部221は、低音スピーカユニット21がその前面(又は背面)を空気室に臨ませて設置され、下壁部よりやや上方側の段付き部に該低音スピーカユニット21を固定させている。よって、エンクロージャ部221の内部は、低音スピーカユニット21の下方に仕切られた小さな密閉空間が形成される。
エンクロージャ部221の下壁部の略中央には開口が設けられる。さらに、エンクロージャ部221の下壁部の下方側に振動生成部3が配置されている。
バスレフダクト222は、例えば、可撓性素材で形成され、両端開口した円筒状体からなる。バフレフダクト222は、一端側がエンクロージャ部221と内部連通状態で接続されるとともに、他端側の開口222aを外部に露出させており、該開口222aから外部に音(低音)を放出させる。
振動生成部3は、低音スピーカユニット21による音圧の変化を利用して体感振動を発生させる振動発生手段である。図5に示すように、振動生成部3は、低音スピーカユニット21が発する音の音圧を利用して振動するウエイト31を有している。
本実施形態では、振動生成部3は、例えば、低音スピーカユニット21の背面(又は前面)からの音圧の変化により、比較的大きなストロークで伸縮する蛇腹32を有している。この蛇腹32に前述のウエイト31が接続されており、低音スピーカユニット21から音が発生した際にウエイト31と蛇腹32とが協働して振動を生成する。
具体的には、ウエイト31は、例えば、円盤状又は円柱状部分を含む外形形状の金属製の錘からなり、蛇腹32の下端側を閉鎖するように固定されている。
蛇腹32は、低音生成部2のエンクロージャ部221の下壁部の開口から下方に突設された筒部33を介して、該エンクロージャ部221の低音スピーカユニット21の下方側の密閉空間に連通接続されている。
筒部33の内部空間は、エンクロージャ部221の低音スピーカユニット21の背面(又は前面)が臨ませた密閉空間に連通しており、該低音スピーカユニット21からの音圧が筒部内部に伝達されるようになっている。
筒部33を介して蛇腹32の上端がエンクロージャ部33の内部空間に内部連通して接続されていることから、低音スピーカユニット21からの音圧が変化すると筒部33の内部空間及び蛇腹32の内部の圧力に変化が生じることにより蛇腹32が伸縮する。この蛇腹32の伸縮に伴って、該ウエイト31が振動することにより、その反作用がエンクロージャ部221に作用して一体的に振動する。
この振動生成部3で発生させた振動が椅子100に伝達されると、椅子100に着座している利用者の身体に振動が伝達される。これによって、使用者は再生された低音に対応する振動の感覚を得ることができる。
本実施形態では、上記のように低音生成部2と振動生成部3が一体的に組付けられて低音生成兼振動生成ユニット7を構成していることから、振動生成部3で発生した振動は、低音生成部2のエンクロージャ部221に伝達され、低音生成部2と振動生成部3が一体的に振動する。
また、図1,図5に示すように、低音生成兼振動生成ユニット7は、低音生成部2及び振動生成部3を覆うカバー部72を有している。カバー部72は、例えば、硬質合成樹脂で形成されており、ウエイト31と蛇腹32の伸縮を許容するように空隙を確保して低音生成部2のエンクロージャ部221に連結されている。カバー部72の下壁には、開口が設けられている。
図1に示すように、低音生成兼振動生成ユニット7は、椅子100の背もたれ部104の背面側に接触するように着脱支持手段4で支持される。低音生成兼振動生成ユニット7は、着脱支持手段4で椅子100に装着された際に背もたれ部104に接触して振動を伝達するための振動伝達部71が取り付けられている。
振動伝達部71は、カバー72の前方側の側壁部の外面側に固定された板状部材からなる。振動生成部3で発生した振動は、低音生成部2のエンクロージャ部221からカバー72及び振動伝達部71を介して、椅子100の背もたれ部104に伝達される。なお、例えば、椅子の背もたれ部の形状等に対応して、振動伝達部71を取り換え交換可能としてもよい。
着脱支持手段4は、低音生成部2、振動生成部3、メインスピーカユニット5及びスピーカ位置調整機構6等の音響装置の各要素を支持する支持手段であり、椅子100に対して着脱自在に装着させるための装着手段としても機能する。
図1、図2、図3、図4に示すように、着脱支持手段4は、椅子100に着脱自在に係着される係着部41と、係着部41に対する振動生成部3(すなわち低音生成兼振動生成ユニット7)の相対位置を調整可能とする振動位置調整機構42と、を有する。
着脱支持手段4は、例えば、椅子100の背もたれ部104の左右に離隔した部分に係着するように係着部41を2個有している。
それぞれの係着部41は、椅子100の背もたれ部104に引っ掛け状に係着されるフック状部43を有する。係着部41のフック状部43は、椅子100の背もたれ部104に引っ掛け状に上から係着されるフック状部本体431と、該取付具の前方側に下方に垂設された係止片432と、を有する。
フック状部本体431は、例えば、硬質合成樹脂当の硬質素材からなり、中空で略円筒状形状に形成されている。フック状部本体431の周壁下面側が、椅子100の背もたれ部の左右両側の上端に当着して係着する。
このフック状部本体431の背もたれ部に当着する部分には、振動を吸収するゴムパッドやスポンジ等の緩衝材433が設置されてもよい。係着部41の椅子100との係着部分に緩衝材433を設けることにより、振動生成部3で発生した振動が、椅子100との係着部分に余分な振動を与えるのを防止し、椅子を保護することができる。
フック状部本体431は、バスレフダクト222の開口222a側の端部を内部に挿入するとともに、開口222aを上方に向けて露出させた状態で支持している。なお、バスレフダクト222の開口222aは、上向きに限らず、前方側やその他任意の位置に向けて設置してもよい。
係止片432は、例えば、硬質樹脂素材等で板状に形成されている。係止片432は、椅子の背もたれ部の前面側に係止するようにそれぞれのフック状部本体431に固定されている。係止片432は、例えば、フック状部本体431からの下方への突出部分が略U字状に形成され、上端側がフック状部本体431に固定されている。
これにより、係着部41は、フック状部本体431と係止部432とが協働して椅子100の背もたれ部に対して確実に係着され、重量が比較的重くなる低音生成兼振動生成ユニット7を確実に支持し装着状態を良好に保持しうる。
また、係着部41は、3個以上の複数個設けても良く、個数が増加すると椅子への係着部分が増えて安定性が増すが、着脱操作が煩雑になり得る。
振動位置調整機構42は、例えば、一端側が振動生成部3側に接続されるとともに他端側が係着部41側に接続される第1のフレキシブルアーム421(以下、単に「フレキシブルアーム421」ともいう)を有する。フレキシブルアーム421は、例えば、金属製でコルゲート状に設けられて一端側から他端側まで内部連通した中空に設けられており、手で外力を加えてアームの任意の部分で曲げ伸ばし自在に変形できるとともに、外力を加えない状態ではその変形状態が保持される。
フレキシブルアーム421は、2個の係着部41にそれぞれ接続されるように2個設けられている。それぞれのフレキシブルアーム421の一端側は、低音生成兼振動生成ユニット7のエンクロージャ部221の上壁部に固定され、該エンクロージャ部221を介して振動生成部3に接続されている。それぞれのフレキシブルアーム421の他端側は、係着部41のフック状部本体431の周壁又は端部の一部に固定的に接続されている。すなわち、着脱支持手段4は、係着部41が椅子の背もたれ部104に係着させた状態でフレキシブルアーム421を介して低音生成兼振動生成ユニット7を吊下状に支持させて、椅子に装着される。
低音生成兼振動生成ユニット7を椅子への装着させた状態では、前述のように低音生成兼振動生成ユニット7が椅子100の背もたれ部104の背面に接触させておくことで振動を伝達することから、係着部41を椅子100の背もたれ部104に係着させた状態で、必要に応じてフレキシブルアーム421を曲げ伸ばし変形して、該低音生成兼振動生成ユニット7を椅子100の背もたれ部104に接触させるように調整する。
このように、フレキシブルアーム421を介して該低音生成兼振動生成ユニット7の位置を調整できることにより、形状やサイズが異なる種々の背もたれ部付き椅子に対応して、音響装置1を適切に装着させて、有効に低音と振動を同時に感じながら音楽等を楽しむことができる。
なお、振動位置調整機構42は、例えば、複数のアーム部材を互いに回転軸周りに回動自在に連結して構成したり、複数のアーム部材を互いにユニバーサルジョイントであらゆる方向に回動自在に連結して構成したりしてもよい。このような構成の場合、所定の回動角度位置で保持できるようにしておくとよい。
また、着脱支持手段4は、帯状部材や伸縮部材を介して椅子に対して着脱自在に装着する構成や、クリップや万力のような挟持機構等を利用して椅子の背もたれ部に着脱自在に取り付ける構成等、その他任意の構成としてもよい。
また、着脱支持手段4は、バフレフダクト222の一部を椅子100の背もたれ部に係着するように曲成させてフック状部を形成して支持させる構成としてもよい。また、着脱支持手段4は、フレキシブルアーム自体の一部を係着部41とするように該フレキシブルアーム421の一部を屈曲してフック状部を形成し、椅子100の背もたれ部104に係着して支持させる構成としてもよい。
メインスピーカユニット5は、人間の可聴域である低音から高音までの広帯域(例えば、200~20000Hz等)の音を再生しうるスピーカである。メインスピーカユニット5は、例えば、従来周知のラウドスピーカからなり、図示しないアンプ等に有線又は無線で接続される。
本実施形態では、メインスピーカユニット5は、例えば、左右に1個ずつ計2個配置されている。メインスピーカユニット5は、左チャンネルと右チャンネルを別々に再生することができるようにしてもよい。
メインスピーカユニット5は、例えば、半球状の筐体にスピーカ本体が収容されており、平面状部分にスピーカの音を出す前面側を向けて設定されている。メインスピーカユニット5は、スピーカ位置調整機構6を介して着脱支持手段4の係着部41に支持されている。
スピーカ位置調整機構6は、着脱支持手段4を介して低音生成兼振動生成ユニット7(すなわち低音生成部2と振動生成部3)が椅子100の背もたれ部104へ装着されたた状態で、メインスピーカユニット5を上下左右及び前後方向に自在に位置変更可能に支持するメインスピーカユニットの位置調整手段である。
本実施形態ではスピーカ位置調整機構6は、例えば、第2のフレキシブルアーム61を有している。第2のフレキシブルアーム61は、例えば、金属製でコルゲート状に設けられて一端側から他端側まで内部連通した中空に設けられており、手で外力を加えてアームの任意の部分で曲げ伸ばし自在に変形できるとともに、外力を加えない状態ではその変形状態が保持される。
例えば、メインスピーカユニット5が、有線でアンプ等に接続される態様の場合には、メインスピーカユニット5に接続されるスピーカケーブルを、第1のフレキシブルアーム421の内部と、係着部41のフック状部本体431の内部と、第2のフレキシブルアーム61の内部を通して収容状に配置することとしてもよい。
第2のフレキシブルアーム61は、2個のメインスピーカユニット5にそれぞれ接続されるように2個設けられている。それぞれの第2のフレキシブルアーム61の一端側は、メインスピーカユニット5の筐体に固定されている。それぞれの第2のフレキシブルアーム61の他端側は、係着部42のフック状部本体431の前端部に固定的に接続されている。
これにより、第2のフレキシブルアーム61を自在に曲げ伸ばし変形させることにより、メインスピーカユニット5の位置を、椅子100に着座した使用者の望みの位置に自在に調整して、良好に音楽を楽しむことができる。
なお、スピーカ位置調整機構6は、例えば、複数のアーム部材を互いに回転軸周りに回動自在に連結して構成したり、複数のアーム部材を互いにユニバーサルジョイントであらゆる方向に回動自在に連結して構成したりしてもよい。このような構成の場合、所定の回動角度位置で保持できるようにしておくとよい。また、振動生成部3で発生した振動がメインスピーカユニット5に伝達させるのを防止する緩衝構造を設けることとしてもよい。
また、例えば、振動位置調整機構4とスピーカ位置調整機構6を、一つのフレキシブルアームで兼用させることとしてもよい。この場合、フレキシブルアームの中間位置を係着部として、椅子に着脱自在に支持させることとしてもよい。
本実施形態の音響装置1を使用する際には、着脱支持手段4の係着部41を椅子100の背もたれ部104の上部側に引っ掛けるようにして装着する。必要に応じて低音生成兼振動生成ユニット7の振動伝達部71が椅子100の背もたれ部104の背面側に接触するように振動位置調整手段42のフレキシブルアーム421を自在に屈曲させて位置調整する。
椅子100に着座した利用者は、必要に応じて、スピーカ位置調整機構6を介して左右のメインスピーカ5の位置を望みの位置に調整する。
利用者は、椅子100に着座しながら、音楽又は映像の再生装置やテレビ、スマートホン、タブレット等の電子端末機器と組み合わせて音楽や動画など視聴することができる。利用者は、メインスピーカユニット5からの音を聴くことができるとともに、低音生成部2で発生してバスレフダクト222の開口222aから放出される低音を聴くことができる。同時に、振動生成部3で発生し椅子の背もたれ部104を介して伝達される振動と感じることができ、高い臨場感を味わいながら、音楽や映像等を楽しむことができる。
別の椅子で利用したい場合や保管したい場合には、装着していた椅子から音響装置1を簡単に取り外すことができる。このように、音響装置1の椅子への取付け、取り外しを、簡単かつスピーディに行える。その結果、椅子装着型の音響装置でありながら、高い臨場感を楽しめると同時に、実用性及び利便性を向上できるとともに、持ち運びや保管も便利である。
なお、振動生成部3は、椅子100の背もたれ部104の背面側に接触させて該背もたれ部104を介して、利用者に振動を伝達する構成に限らない。例えば、椅子の背もたれ部の側方、上端又は下端側、又は外枠部分の任意の位置に接触させる構成としてもよい。また、振動生成部3は、例えば、座部やアーム部、脚部等の椅子の任意の一部に接触させて振動を伝達する構成としてもよい。また、椅子の利用者側の面等に配置して、振動生成部3が着座する利用者の身体に直接に又はアタッチメントや所定のカバー等を介して間接に、振動を伝達する構成としても良い。例えば、振動生成部3を椅子の背もたれ部の前面側に配置して装着する構成とし、振動生成部3に利用者の背中や腰部を受けるアタッチメント等を取り付けて、振動生成部3からの振動を利用者に伝達する構成としてもよい。
1 音響装置
2 低音生成部
21 低音スピーカユニット
22 バスレフ型エンクロージャ
3 振動生成部
31 ウエイト
4 着脱支持手段
41 係着部
42 振動位置調整部
421 第1のフレキシブルアーム
43 フック状部
5 メインスピーカユニット
6 スピーカ位置調整機構
100 椅子

Claims (9)

  1. 椅子に装着される音響装置であり、
    低音を再生する低音スピーカユニットと、前記低音スピーカユニットを収容したバスレフ型エンクロージャとを有する低音生成部と、
    前記低音スピーカユニットによる音圧の変化によりウエイトを振動させることによって前記椅子に座った利用者へ伝達する振動を発生させる振動生成部と、
    前記低音生成部と前記振動生成部を支持しつつ前記椅子に着脱自在に装着するための着脱支持手段と、を備えたことを特徴とする音響装置。
  2. 広帯域の音を再生するメインスピーカユニットと、
    前記低音生成部と前記振動生成部を前記椅子へ装着した状態で前記メインスピーカユニットを上下方向及び左右方向に自在に位置変更可能に支持するスピーカ位置調整機構と、を有することを特徴とする請求項1記載の音響装置。
  3. 前記着脱支持手段は、前記椅子に着脱自在に係着される係着部と、
    前記係着部に対する前記振動生成部の相対位置を調整可能とする振動位置調整機構と、を有することを特徴とする請求項1記載の音響装置。
  4. 前記振動位置調整機構は、一端側が前記振動生成部に接続されるとともに他端側が前記係着部側に接続されるフレキシブルアームを有することを特徴とする請求項3記載の音響装置。
  5. 前記椅子は背もたれ部付き椅子であり、
    前記係着部は、前記椅子の背もたれ部に引っ掛け状に係着されるフック状部を有することを特徴とする請求項3記載の音響装置。
  6. 前記振動生成部は、前記椅子の背もたれ部の背面側に当着される振動伝達部を介して前記椅子に振動を伝達するように設けられたことを特徴とする請求項5記載の音響装置。
  7. 前記係着部は、前記椅子の複数個所に係着するように複数個設けられることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の音響装置。
  8. 前記低音生成部は、前記低音スピーカユニットからの音を外部に放出する開口端を有し可撓性素材で形成されたバスレフダクトを有し、
    前記バスレフダクトは、開口端近傍又は中間位置が前記係着部に支持されたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の音響装置。
  9. 前記係着部の前記椅子に当着する部分には、緩衝材が設けられたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の音響装置。
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