JP2520894Y2 - 枕用音響再生装置及び音響再生用枕 - Google Patents

枕用音響再生装置及び音響再生用枕

Info

Publication number
JP2520894Y2
JP2520894Y2 JP1990404350U JP40435090U JP2520894Y2 JP 2520894 Y2 JP2520894 Y2 JP 2520894Y2 JP 1990404350 U JP1990404350 U JP 1990404350U JP 40435090 U JP40435090 U JP 40435090U JP 2520894 Y2 JP2520894 Y2 JP 2520894Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
pillow
sound reproduction
channel
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990404350U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0743311U (ja
Inventor
清次郎 一見
Original Assignee
清次郎 一見
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 清次郎 一見 filed Critical 清次郎 一見
Priority to JP1990404350U priority Critical patent/JP2520894Y2/ja
Publication of JPH0743311U publication Critical patent/JPH0743311U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520894Y2 publication Critical patent/JP2520894Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテレビやラジオ等の再生
音を寝ころんだ姿勢で聴くことのできる枕用音響再生装
、及び音響再生用枕に関し、詳細には長時間の使用に
よって耳に痛みを感じさせる様なことがなく、しかも頭
を安定に支持できる枕用音響再生装置及び音響再生用枕
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカーやヘッドホンユニット等を小
形で硬質の収納箱内に配設し、該収納箱内の上面に音波
通過用の孔を設け、該収納箱内のスピーカ等をラジオや
テレビ等に接続すると共に、該収納箱を枕元に配置し、
横向きに寝ころんだ姿勢のまま1人で音楽等を聴ける様
にしたものがある。
【0003】さらに該収納箱を枕の充填材(ポリウレタ
ン断片材,毛羽,パンヤ等)中に埋設し、この収納箱に
耳等が直接当たらない様に柔軟材を介装させ、使用中に
頭の重みによって耳等が痛くなるのを防止しようとした
ものも考えられている。
【0004】しかしこの様な柔軟材を介設したものであ
っても、頭の重みによって耳等が収納箱との間で圧迫さ
れ続けるので、長時間の使用には適さないという問題が
あった。
【0005】一方上記収納箱埋設タイプの枕において、
2つの収納箱を枕中に埋め込んでステレオ音を再生する
ものも考案されているが、これは同一平面内の左右にス
ピーカを並設したものであるから、頭は必ず上向き又は
下向きでければならず、横向き姿勢でテレビを見ながら
そのステレオ音を楽しむといったことはできなかった。
【0006】またスピーカ等を収納する収納箱は高質の
再生音を得るためには大きなものを採用しなければなら
ず、枕全体が大きくなってしまったり、或はクッション
性が阻害されるという問題があった。
【0007】さらに収納箱を必要とするために再生装置
全体が大きくなってしまい、枕と別体に構成した音響再
生装置として使用するには無理があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、長時
間使用しても耳等が痛くなるといった不都合を生じず、
しかも周囲にはほとんど音を拡散することのない音響再
生装置を備えた、横向き姿勢用の枕用音響用再生装置及
び音響再生用枕を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】また他の目的は聴取者が横向き姿勢であっ
ても、両耳でステレオ音を聴取できる枕用音響再生装
及び音響再生用枕を提供する点にある。
【0010】さらに他の目的は枕本体の上にのせても頭
までの高さが必要以上に高くなってしまう様なことがな
く薄型に形成でき、しかも聴取者の耳等に痛み等を引き
起こすことのない枕用音響再生装置を提供する点にあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
考案に係る枕用音響再生装置は、上方が開放された箱型
の収納部材の該開放側面に、シート状のクッション材を
設けると共に、該クッション材の背面に、ヘッドホン用
音響再生ユニットをその音声放出側面を前記クッション
材に向けて取付け、該ヘッドホン用音響再生ユニットの
背面である上記収納部材の奥側には、前記クッション材
の押さえ込みに合わせて前記ヘッドホン用音響再生ユニ
ットが沈降する余裕空間を残したものであることを要旨
とするものである。
【0012】また本考案の枕は、前記枕用音響再生装置
を枕本体の上部に取付けたものであることを要旨とす
る。
【0013】
【作用及び実施例】図1は本考案の代表的な実施例に係
る枕用音響再生装置1を示す断面説明図である。該枕用
音響再生装置1は、図4からも分かる様に、そのまま枕
として用いることができる。枕用音響再生装置1は硬質
及び軟性の発泡合成樹脂材並びに箱体9等を組み合わせ
てなり、該枕用音響再生装置1の枕カバー8の上面直下
には発泡ポリウレタン製のシート状のクッション材3が
設けられ、該クッション材3の略中央部分には音波通過
用の多数の細孔3aが形成され、該細孔3a群の下側に
は防塵ネット6を介し、音響再生ユニットとしてヘッド
ホン用のドライバユニット4が、その音声放出側面を前
記クッション材3に向けて添設される。
【0014】該ドライバユニット4の外側カバー上面又
は周面には表面側再生音波と裏面側再生音波を遮断する
シート状のバッフル板5が添設され、接着剤等によって
上記クッション材3の下面に貼り付けられる。該ドライ
バユニット4の作動用接続コード4aは後述する箱体9
内に導入される。
【0015】上記クッション材3の下側には、上記ドラ
イバユニット4全体が挿入可能な大きさを有する穴部2
Aを形成した、硬弾性の保形材2が設けられ、該保形材
2の上面は接着剤等によってクッション材3の下面に接
合される。尚、該保形材2と上記箱体9から収納部材が
構成される。従って前記細孔3a群の配設位置に相当す
る部分に図4に示す様に耳Yを置いたとき、クッション
材3は押さえ込まれて上記穴部2A内に屈曲する様に変
形して耳Yを支持し、耳Yの周囲の頭や頬等の重量は保
形材2によって下側より支持されることになる。
【0016】このときドライバユニット4等は穴部2A
の余裕空間を自由に上下移動し該ドライバユニット
4の下面が他の部材に直接当接するのを防止し、長時間
この姿勢を続けていても耳Yに痛み等を生じる様なこと
はない。即ち、耳Yを置いたときの押さえ込みに合わせ
て、穴部2A内の余裕空間にドライバユニット4が沈降
することにより、耳Yが圧迫されるのを防いでいる。
【0017】なお上記クッション材3の素材は発泡ポリ
ウレタンに限定されず、織布、不織布又は合成樹脂シー
ト等を単独又は複合して使用するものであっても良く、
さらにその厚さは任意に設定したものであっても良く、
上記発泡ポリウレタンを使用する場合は5〜50mm程度
とすることが好ましい。またドライバユニット4に替え
てイヤホン用ユニット等を用いたものであっても良く、
バッフル板5は音響再生ユニットが耳より大きいもので
あるときには省略することができ、該バッフル板5とし
ては合成樹脂製薄板や硬質紙,金属板,木材等を使用す
る。またドライバユニット4は、保形材2の一部を穴部
2A側へ突出してこの突出部分に載置又は取付けられる
もの、又はクッション材3の上面側で略中央部を小径に
くり抜き、その上へドライバユニット4を載置又は取付
けるもの(必要によりドライバユニット4の上にクッシ
ョン部材を添設する)等であっても良い。
【0018】図1の例において保形材2の下部には中空
状の箱体9を設け、該箱体9の1側面に図2(B) に示す
様な音調整部材を配設した操作用(コントロール)パネ
ル10を付設する。すなわちこの例において操作用パネ
ル10には、イヤホン収納ボックス24(収納ボックス
用蓋24a),入力用ジャック20,イヤホンジャック
22,ステレオ−モノラル切換スイッチ23,ステレオ
左右バランサ21を設け、これらを公知の接続方法によ
って接続することとする。なおこの他、ステレオ用イヤ
ホンジャック、音量調節器、ステレオ音左右切換スイッ
チ等を追加するものであっても良い。
【0019】上記した様に箱体9にはドライバユニット
4に対応してステレオ音を再生するイヤホン11(イン
ナーイヤー型ヘッドフォンを含む)が接続され、図4に
示す様に片方の耳でドライバユニット4の再生音を聴く
と共に、他方の耳ではイヤホン11によってもう一方の
ステレオ再生音を聴くことができる。なお聴取者の両耳
へはステレオ又はモノラルの表面側音波を直接到達させ
ることができ、相対的に小さな適正な音量で高質な再生
音を聴取することができるので周囲の人へ騒音をまき散
らすといったこともなく、病院等においての使用に際し
ても問題はない。
【0020】図2(C) は枕用音響再生装置1の側面図で
あり、枕用音響再生装置1の上面1aは角度αを形成す
る様に傾斜して形成することが好ましく、この角度αは
2〜15度として、聴取者の首部から頭先端にかけて安
楽な姿勢となる様にすることが推奨される。また枕用音
響再生装置1の下部には着脱が自在な高さ調整用のスペ
ーサ19A,19Bを収納するための箱19を付設して
おき、聴取者が枕を任意の高さに調整できる様にするこ
とが望ましい。
【0021】図3は本考案の音響再生用枕の代表的な実
施例を示す断面説明図である。枕用音響再生装置1Bは
中央部に穴部2Aを形成した硬弾性の保形材2及び該保
形材2の上面に接着されたクッション材3等を備え、前
記穴部2Aの内部でクッション材3の下面には、音響再
生ユニットとしてドライバユニット4が配設され、該ド
ライバユニット4は作動用接続コード4aを介して操作
用の箱体9Aに接続される。
【0022】該箱体9Aは図例の様に保形材3と別体に
構成されるものであっても良いし、或は保形材に一体
的に取付けられるものであっても良い。また該箱体9A
には上記ドライバユニット4に対応してステレオ音を再
生するイヤホン11や上述の音調整部材等が接続され
る。
【0023】一方保形材2の下方には保形用の板材16
及び弾力性を調整するための発泡体15が設けられ、該
板材16は薄肉厚の合成樹脂材板等を用い他方発泡体
15は軟質又は硬質のものを使用する。尚、上記板材1
6と保形材2から、収納部材が構成されている。
【0024】上記音響再生装置1Bは30〜70mmの厚
さに形成することが好ましく、パンヤ,そばがら,パイ
プ,毛羽等を装填して形成された枕本体1Aの上面にの
せて、上記した枕用音響再生装置1と同様に使用する。
該装置1Bはドライバユニット4を、上下に自由に移動
できる高さ、即ちドライバユニット4が沈降することの
できる余裕空間を保形材によって確保するだけで良いの
で、薄型に形成でき枕本体1A上にのせても通常の枕使
用と同様に、頭を横向きに置いてテレビやステレオセッ
ト、ラジオカセット等の再生音を1人で楽しむことがで
きる。このときイヤホン11を併用してステレオ音を聴
くこともできる。
【0025】またこの装置1Bにおいて穴部2Aの下側
開口を形成する様なものであっても良く、このときこの
下側開口は枕本体1Aによって閉鎖されるので、外部へ
音を拡散することはない。なお上記バッフル板5の直径
は耳Yの大きさと同一又は若干大きく形成しておくこと
が好ましく、ドライバユニット4の裏面側音波と表面側
音波が干渉した後に、聴取者の耳に到達することがない
様に構成することが好ましい。
【0026】
【考案の効果】本考案は以上の様に構成されているの
で、長時間の使用によっても使用者の耳や頭等に痛み等
を及ぼすことなく、テレビやラジオ等の高質な再生音を
周囲に騒音を拡散することなく1人で聴くことができ
る。
【0027】またイヤホンとの組合せによってステレオ
音を聴取することが可能となった。らに枕用音響再
置自体は薄型に形成でき、枕本体上にのせて使用して
も、使用者に不快感等を生じることもなく、上述の如く
周囲に騒音を拡散することなく高質な再生音を聴取でき
る様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る枕用音響再生装置の代表的な実施
例を示す断面説明図である。
【図2】(A) は図1に示す音響再生装置の平面図、(B)
は(A) の一側面図、(C) は(A)の他の一側面図である。
【図3】本考案に係る音響再生用枕の代表的な実施例を
示す断面説明図である。
【図4】図1に示す枕用音響再生装置の使用例を示す説
明図である。
【符号の説明】
枕用音響再生装置 1A 枕本体 1B 枕用音響再生装置 2 保形材 2A 穴部 3 クッション材 4 ドライバユニット 5 バッフル板

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開放された箱型の収納部材の該開
    放側面に、シート状のクッション材を設けると共に、 該クッション材の背面に、ヘッドホン用音響再生ユニッ
    トをその音声放出側面を前記クッション材に向けて取付
    け、 該ヘッドホン用音響再生ユニットの背面である上記収納
    部材の奥側には、前記クッション材の押さえ込みに合わ
    せて前記ヘッドホン用音響再生ユニットが沈降する余裕
    空間を残したものであることを特徴とする 枕用音響再
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の枕用音響再生装置を、
    枕本体の上部に取付けた音響再生用枕。
  3. 【請求項3】 前記音響再生ユニットをステレオ音再生
    の一方のチャンネルとし、他方のチャンネルとしてイヤ
    ホンが設けられた請求項1に記載の枕用音響再生装置。
  4. 【請求項4】 前記音響再生ユニットをステレオ音再生
    の一方のチャンネルとし、他方のチャンネルとしてイヤ
    ホンが設けられた請求項2に記載の音響再生用枕。
JP1990404350U 1990-12-21 1990-12-21 枕用音響再生装置及び音響再生用枕 Expired - Lifetime JP2520894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990404350U JP2520894Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 枕用音響再生装置及び音響再生用枕

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990404350U JP2520894Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 枕用音響再生装置及び音響再生用枕

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0743311U JPH0743311U (ja) 1995-08-22
JP2520894Y2 true JP2520894Y2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=18514029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990404350U Expired - Lifetime JP2520894Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 枕用音響再生装置及び音響再生用枕

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520894Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS494373B2 (ja) * 1971-11-10 1974-01-31
JPS55110271A (en) * 1979-02-19 1980-08-25 Canon Inc Electrophotographic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0743311U (ja) 1995-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3384719A (en) Stereophonic speaker arrangement
ES2692569T3 (es) Sistema de sueño de almohada con sonido
US4023566A (en) Body-supporting means with adjustable vibratory means in the audible frequency range
US20060256992A1 (en) Structure for earphones with multiple sound tracks
JP2019528626A (ja) スピーカーを組み込んだヘッド支持体および多次元音響効果を再生するためのシステム
JP2005151183A (ja) 骨伝導スピーカー、および骨伝導スピーカーを使用した枕、椅子あるいはヘッドホン
US4782533A (en) Stereophonic pillow speaker system
US20010026087A1 (en) Sound apparatus
JP2012502513A (ja) アンビオフォニックヘッドレスト
US20110051962A1 (en) Surround sound audio chair
US3792754A (en) Headphone assembly
JP2012160787A (ja) イヤパッド
US20050015027A1 (en) Portable body-felt vibration system
JP4104930B2 (ja) スピーカ付き枕
US5282251A (en) Speaker device for the hearing impaired
JP3747229B1 (ja) 残響付ヘッドホン
JPH0620465Y2 (ja)
JP2520894Y2 (ja) 枕用音響再生装置及び音響再生用枕
JPH05285182A (ja) 音響振動装置付き椅子
JP5060660B1 (ja)
KR20060004136A (ko) 스피커를 내장한 베개
JP3246391U (ja) 音響装置
JPH0123333Y2 (ja)
JP2003325297A (ja) スピーカー付u型枕
JP3101326U (ja) スピーカー付安眠枕

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960716