JP3246369B2 - 波形表示装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示波形データ等
を表示する波形表示装置に関し、特に容易な画面分割を
可能にした波形表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の波形表示装置ではその表示画面を
分割する場合には任意の位置で画面を分割できる「スプ
リッタ」等のツールを用いていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、「スプリッ
タ」等のツールは任意の位置で自由に画面を分割できる
が、分割後にユーザがマウス等のカーソル操作手段を用
いて分割画面を適宜移動させなければならない。このた
め、分割画面の移動位置が予め決まっている場合にはか
えって面倒な移動操作が増えてしまうと言った問題点が
あった。従って本発明が解決しようとする課題は、画面
分割の操作を容易にすることが可能な波形表示装置を実
現することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明の第１では、波形を表示する波形表示
装置において、表示画面上に波形表示をするための波形
表示画面を表示する表示手段と、前記表示画面上のマウ
スカーソルの移動を操作し制御信号を出力するカーソル
操作手段と、このカーソル操作手段の出力に基づき前記
マウスカーソルの移動を制御すると共に前記マウスカー
ソルで前記表示画面上に表示された引き出しボタンが操
作されると前記引き出しボタンを所定の位置の間で移動
させることにより分割画面の表示及び分割画面の消去を
交互に行う制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。

【０００５】

【０００６】また、本発明の第２では、 本発明の第１に
おいて分割画面の表示及び分割画面の消去に際して前記
引き出しボタンの移動方向が水平方向若しくは垂直方向
であることを特徴とするものである。

【０００７】また、本発明の第３では、 本発明の第１及
び第２において前記表示画面上に表示される前記引き出
しボタンが複数個であることを特徴とするものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図１は本発明に係る波形表示装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。

【０００９】図１において１は制御手段、２はＣＲＴ(C
athode Ray Tube)等の表示手段、３はマウス等のカーソ
ル操作手段である。

【００１０】カーソル操作手段３の出力は制御手段１に
接続され、制御手段１からの制御信号等が表示手段２に
接続される。

【００１１】ここで、図１に示す実施例の図２，図３及
び図４を用いて動作を説明する。図２及び図３は表示画
面の一例を示す説明図であり、図４は実施例の動作を説
明するフロー図である。

【００１２】制御手段１は表示手段２を制御して図２
中”イ”に示す表示画面を表示させ、その表示画面上に
は図２中”ロ”に示す波形表示画面を表示させる。

【００１３】また、制御手段１はカーソル操作手段３か
らの信号に基づき前記表示画面上に表示されたマウスカ
ーソルの移動等を操作する。

【００１４】さらに、図４を用いて画面分割の操作方法
を説明する。また、図２中”ハ”は分割画面、”ニ”は
マウスカーソル、”ホ”は引き出しボタンである。

【００１５】図４中（ａ）に示すようにユーザがカーソ
ル操作手段３で図２中”ニ”のマウスカーソルを操作す
るとその操作が検出される。

【００１６】そして、ユーザが前記マウスカーソルで図
２中”ホ”に示す引き出しボタンにダブルクリック等の
操作をすると図４中（ｂ）に示すようにその操作が検出
される。

【００１７】次に、図４中（ｃ）に示すように引き出し
が開いた状態であるか、言い換えれば分割画面”ハ”が
表示されているかどうかを判断する。

【００１８】ここで、図２では”ハ”に示すように分割
画面が表示、言い換えれば引き出しが開いた状態である
ので図４中（ｅ）に示すように引き出しを閉める。

【００１９】すなわち、図３に示すような表示画面にな
り、分割画面”ハ”が消去され、図３中”ヘ”に示すよ
うに引き出しボタンは所定の位置である表示画面の左端
に移動する。

【００２０】同様に、図３の状態で図３中”ト”に示す
マウスカーソルで図３中”ヘ”に示す引き出しボタンに
ダブルクリック等の操作をすると図４中（ａ）及び
（ｂ）で上述と同様の検出がなされる。

【００２１】そして、図４中（ｃ）に示すように引き出
しが開いた状態であるかが判断される。ここで、図３で
は分割画面の表示がないので図４中（ｄ）に示すように
引き出しを開く。

【００２２】すなわち、図２中”ハ”に示すような分割
画面を所定の位置に表示させると同時に、所定の位置で
ある図２中”チ”の位置に引き出しボタンを移動させ
る。

【００２３】この結果、引き出しボタンをクリックする
だけで所定の位置に分割画面を表示若しくは分割画面の
消去をおこなうことが可能になり、画面分割の操作が容
易になる。

【００２４】また、必要に応じて引き出しを「開けた
り」、「閉めたり」と言った感覚で画面分割及び分割画
面の消去ができるので、より直感的に操作を行うことが
できて操作性が向上する。

【００２５】なお、引き出しボタンの移動方向としては
所定の位置の間であって水平方向（ｘ軸）の移動を例示
したが、垂直方向（ｙ軸）の移動であっても、また、混
在であっても構わない。

【００２６】また、上述の説明においては引き出しボタ
ンが１つであるが勿論複数であっても構わない。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。画面上に表示さ
れた引き出しボタンを操作して所定の位置への分割画面
の表示若しくは分割画面の消去を制御することにより、
画面分割の操作を容易にすることが可能な波形表示装置
が実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る波形表示装置の一実施例を示す構
成ブロック図である。

【図２】表示画面の一例を示す説明図である。

【図３】表示画面の一例を示す説明図である。

【図４】実施例の動作を説明するフロー図である。

【符号の説明】

１ 制御手段 ２ 表示手段 ３ カーソル操作手段

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】波形を表示する波形表示装置において、 表示画面上に波形表示をするための波形表示画面を表示
   する表示手段と、 前記表示画面上のマウスカーソルの移動を操作し制御信
   号を出力するカーソル操作手段と、 このカーソル操作手段の出力に基づき前記マウスカーソ
   ルの移動を制御すると共に前記マウスカーソルで前記表
   示画面上に表示された引き出しボタンが操作されると前
   記引き出しボタンを所定の位置の間で移動させることに
   より分割画面の表示及び分割画面の消去を交互に行う制
   御手段とを備えたことを特徴とする波形表示装置。
2. 【請求項２】分割画面の表示及び分割画面の消去に際し
   て前記引き出しボタンの移動方向が水平方向若しくは垂
   直方向であることを特徴とする特許請求の範囲請求項１
   記載の波形表示装置。
3. 【請求項３】前記表示画面上に表示される前記引き出し
   ボタンが複数個であることを特徴とする特許請求の範囲
   請求項１及び請求項２記載の波形表示装置。