JP3246094B2 - トランジスタの製造方法 - Google Patents

トランジスタの製造方法

Info

Publication number
JP3246094B2
JP3246094B2 JP16642093A JP16642093A JP3246094B2 JP 3246094 B2 JP3246094 B2 JP 3246094B2 JP 16642093 A JP16642093 A JP 16642093A JP 16642093 A JP16642093 A JP 16642093A JP 3246094 B2 JP3246094 B2 JP 3246094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
ion implantation
forming
diffusion layer
gate electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16642093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06349854A (ja
Inventor
英明 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16642093A priority Critical patent/JP3246094B2/ja
Publication of JPH06349854A publication Critical patent/JPH06349854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246094B2 publication Critical patent/JP3246094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66492Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET with a pocket or a lightly doped drain selectively formed at the side of the gate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66568Lateral single gate silicon transistors
    • H01L29/66659Lateral single gate silicon transistors with asymmetry in the channel direction, e.g. lateral high-voltage MISFETs with drain offset region, extended drain MISFETs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタの製造方
法に関し、特には、LDD構造のトランジスタを形成す
るトランジスタの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例を、図4の製造工程図により説明
する。図では一例として、Nチャネルトランジスタを形
成する場合を示す。
【0003】図4の(1)に示すように、半導体基板5
1には、トランジスタの形成領域52を区分する素子分
離領域53が形成されている。上記半導体基板51は、
少なくともトランジスタ形成領域52がP型に形成され
ている。さらにトランジスタの形成領域52の半導体基
板51上には、ゲート絶縁膜54を介してゲート電極5
5が形成されている。
【0004】その後、通常の塗布技術とリソグラフィー
技術とによって、半導体基板51上に、例えばレジスト
よりなるイオン注入マスク56を形成する。このイオン
注入マスク56には、後述するLDD拡散層を形成する
領域上に開口部57が設けられている。
【0005】そして通常のLDD拡散層を形成するため
のイオン注入法によって、上記開口部57よりゲート電
極55の両側におけるトランジスタ形成領域52にN型
の不純物91を導入する。その後、アッシャー処理また
はウェットエッチング等によって、上記イオン注入マス
ク56を除去する。
【0006】次いで図4の(2)に示すように、通常の
塗布技術によって、半導体基板51上に、例えばレジス
トよりなるイオン注入マスク58を形成する。続いて通
常のリソグラフィー技術によって、トランジスタ形成領
域52におけるソース形成領域59上の上記イオン注入
マスク58に開口部60を形成する。
【0007】そして斜めイオン注入法によって、上記開
口部60より半導体基板51中に、当該トランジスタ形
成領域52と同導電型(P型)の不純物92を導入す
る。この不純物92は、その後の工程で、P型のポケッ
ト拡散層を形成するもので、P型の不純物〔例えばリン
(P)またはヒ素(As)等〕よりなる。
【0008】その後、アッシャー処理またはウェットエ
ッチング等によって、上記イオン注入マスク58を除去
する。
【0009】そして図4の(3)に示すように、通常の
サイドウォールを形成するプロセスによって、ゲート電
極55の両側にサイドウォール61を形成する。このサ
イドウォール61の幅が、ゲート電極15と後述するソ
ース領域との間隔、当該ゲート電極15と後述するドレ
イン領域との間隔を決定する。さらに例えば熱酸化法ま
たは化学的気相成長法によって、少なくとも半導体基板
51上にイオン注入時の緩衝用になる、例えば酸化シリ
コンよりなる絶縁膜62を成膜する。
【0010】次いでレジスト塗布技術とリソグラフィー
技術によって、所定の領域にイオン注入マスク(図示せ
ず)を形成した後、イオン注入法によって、ソース・ド
レイン領域を形成するP型の不純物93を導入する。
【0011】その後図4の(4)に示すように、活性化
アニール処理を行って、ゲート電極55の一方側におけ
る半導体基板51に、P型のポケット拡散層63を形成
する。それとともに、このP型のポケット拡散層63の
上層にN型のLDD拡散層64を介してN型のソース領
域65を形成する。さらにほぼ同時に、ゲート電極55
の他方側における半導体基板51に、N型のLDD拡散
層66を介してN型のドレイン領域67を形成する。こ
のようにして、Nチャネルトランジスタ50が形成され
る。
【0012】なお、上記従来例では、Nチャネルトラン
ジスタ50を例に説明したが、導電型を逆にすることに
よりPチャネルトランジスタにも適用できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造方法では、LDD拡散層を形成するのに用いるイオン
注入マスクと、ソース領域側のみにポケット拡散層を形
成するのに用いるイオン注入マスクとを形成しなければ
ならない。このため、ソース領域側とドレイン領域側と
にポケット拡散層を形成した場合に比べて、ポケット拡
散層を形成するためのリソグラフィー工程が増える。
【0014】またポケット拡散層を形成するために用い
るイオン注入マスクをLDD拡散層を形成するために用
いるイオン注入マスクと兼用した場合には、ドレイン領
域側にLDD拡散層を形成することができない。このよ
うに、ドレイン領域側にLDD拡散層を形成することが
できない場合には、トランジスタの電流能力が低下す
る。
【0015】本発明は、トランジスタの電気的特性とし
て、特にはトランジスタの電流能力に優れたトランジス
タの製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたトランジスタの製造方法である。
すなわち、第1の工程で、半導体基板のトランジスタ形
成領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成す
る。次いで第2の工程で、トランジスタ形成領域のドレ
イン形成領域におけるゲート電極側の第1の所定領域上
とソース形成領域におけるゲート電極側の第2の所定領
域上とを少なくとも開口する開口部を設けたイオン注入
マスクを当該半導体基板上に形成した後、斜めイオン注
入法によって、当該トランジスタ形成領域と同導電型の
ものでかつソース形成領域側の半導体基板にポケット拡
散層を形成する第1の不純物を導入する。続いて第3の
工程で、イオン注入マスクを用いたイオン注入法によっ
て、ゲート電極の両側における半導体基板にLDD拡散
層を形成する第2の不純物を導入する。そして第4の工
程で、ゲート電極より所定距離だけ離れたトランジスタ
形成領域の半導体基板にソース領域とドレイン領域とを
形成する第3の不純物を導入する。その後第5の工程
で、第1〜第3の不純物を導入した各領域を活性化し
て、ゲート電極の両側におけるトランジスタ形成領域に
LDD拡散層を介してソース領域とドレイン領域を形成
するとともに、少なくともソース領域のLDD拡散層の
チャネル領域側に当該トランジスタ形成領域と同導電型
のポケット拡散層を形成する製造方法であり、イオン注
入マスクの膜厚をd、第1の所定領域におけるゲート電
極とイオン注入マスクとの間隔をs1、第2の所定領域
におけるゲート電極とイオン注入マスクとの間隔をs
2、イオン注入マスクの形成精度をΔsw、合わせ精度
をΔsa、ポケット拡散層を形成するためのイオン注入
角度をθ1、LDD拡散層を形成するためのイオン注入
角度をθ2として、 tanθ1>〔s1+(Δsw 2 +Δsa 2 1 / 2 〕/
dなる(1)式、 tanθ1<〔s2−(Δsw 2 +Δsa 2 1 / 2 〕/
dなる(2)式、 tanθ2<〔s1−(Δsw 2 +Δsa 2 1 / 2 〕/
dなる(3)式を満足するようにs1、s2、θ1、θ
2を設定する。
【0017】
【作用】上記製造方法では、トランジスタ形成領域のド
レイン形成領域におけるゲート電極側の第1の所定領域
上とソース形成領域におけるゲート電極側の第2の所定
領域上とを少なくとも開口する開口部を設けたイオン注
入マスクを用いて、ポケット拡散層を形成する第1の不
純物とLDD拡散層を形成する第2の不純物とをトラン
ジスタ形成領域に導入したことにより、リソグラフィー
工程が1工程少なくなる。
【0018】またポケット拡散層が形成されることによ
り、ショートチャネル効果が抑制される。さらにドレイ
ン領域側にLDD拡散層が形成されることにより、トラ
ンジスタの電流能力が高められる。またポケット拡散層
がドレイン領域端側には形成されないことにより、ドレ
イン領域端のトランジスタ形成領域の濃度が高くならな
い。このため、接合リークが高くならない。またNチャ
ネルトランジスタの場合には、接合容量が低減されるの
で、ホットキャリア耐性が高まる。
【0019】
【実施例】第1の発明の実施例を、図1の製造工程図に
より説明する。図では一例として、Nチャネルトランジ
スタ1を形成する場合を示す。
【0020】図1の(1)に示すように、半導体基板1
1には、トランジスタの形成領域12を区分する素子分
離領域13が形成されている。上記半導体基板11は、
少なくともトランジスタ形成領域12がP型に形成され
ている。
【0021】まず第1の工程では、例えば熱酸化法によ
って、トランジスタの形成領域12の半導体基板11上
に、ゲート絶縁膜14を形成する。このゲート絶縁膜1
4は、例えば酸化シリコンよりなる。次いで通常のゲー
ト電極の形成方法によって、上記ゲート絶縁膜14上に
ゲート電極15を形成する。このゲート電極15は、例
えばポリサイドよりなる。
【0022】次いで通常の塗布技術によって、半導体基
板11上に、例えばレジストよりなるイオン注入マスク
16を形成する。続いて通常のリソグラフィー技術によ
って、トランジスタ形成領域12のドレイン形成領域1
7におけるゲート電極15側の第1の所定領域S1上と
ソース形成領域18におけるゲート電極15側の第1の
所定領域S2上とを開口する開口部19を形成する。な
お、上記ゲート電極15がイオン注入マスクの作用をな
す場合には、図示したように、上記開口部19は、ゲー
ト電極15の一部上にも形成される。
【0023】いま、イオン注入マスク16の膜厚をd、
第1の所定領域S1におけるゲート電極15とイオン注
入マスク16との間隔をs1、第の所定領域Sにお
けるゲート電極15とイオン注入マスク16との間隔を
s2、イオン注入マスクの形成精度をΔsw、合わせ精
度をΔsa、ポケット拡散層を形成するためのイオン注
入角度をθ1とする。このとき、ドレイン端側にポケッ
ト拡散層を形成するための不純物が導入されないように
するには、下記(1)式と(2)式とを満足しなければ
ならない。
【数1】 tanθ1>〔s1+(Δsw2+Δsa21 / 2 〕/d ・・・(1)
【数2】 tanθ1<〔s−(Δsw2+Δsa21 / 2 〕/d ・・・(2)
【0024】また、LDD拡散層を形成するためのイオ
ン注入角度をθ2とした場合には、下記(3)式を満足
しなければならない。
【数3】 tanθ2<〔s1−(Δsw2 +Δsa2 1/2 〕/d ・・・(3)
【0025】そして斜めイオン注入法によって、上記開
口部19より半導体基板11中に、当該トランジスタ形
成領域12と同導電型(P型)の第1の不純物41を導
入する。この第1の不純物41は、その後の工程で、P
型のポケット拡散層を形成するもので、P型の不純物
〔例えばホウ素(B)または二フッ化ホウ素(BF2
等〕よりなる。またPチャネルトランジスタを形成する
場合には、N型のポケット拡散層を形成するために、N
型の不純物〔例えばリン(P)またはヒ素(As)等〕
を導入する。
【0026】上記斜めイオン注入条件としては、例え
ば、第1の不純物41にホウ素(B+)を用いた場合に
は、打ち込みエネルギーを数十keV程度、イオン注入
角度をθ1、ドーズ量を1T(以下T(テラ)は接頭語
で10 12 を表す)個/cm2〜10T個/cm2に設定す
る。また、第1の不純物41に、例えばリン(P+)を
用いた場合には、例えば打ち込みエネルギーを数十ke
V〜百数十keV程度、イオン注入角度をθ1、ドーズ
量を1T個/cm2〜10T個/cm2に設定する。
【0027】次いで図1の(3)に示す第3の工程を行
う。この工程では、上記イオン注入マスク16を用い
た、例えば斜めイオン注入法によって、上記開口部19
より半導体基板11中に第2の不純物42を導入する。
この第2の不純物42は、その後の工程で、N型のLD
D拡散層を形成するもので、N型の不純物〔例えばリン
(P)またはヒ素(As)等〕よりなる。またPチャネ
ルトランジスタを形成する場合には、P型の不純物〔例
えばホウ素(B)または二フッ化ホウ素(BF2 )等〕
を導入する。なお図では、既に導入した不純物41の図
示は省略した。
【0028】上記斜めイオン注入条件としては、例え
ば、第2の不純物42にヒ素(As+)またはリン(P
+ )を用いた場合には、打ち込みエネルギーを数十ke
V程度、イオン注入角度をθ2、ドーズ量を10T個/
cm2 〜100T個/cm2 に設定する。また第2の不
純物42にホウ素(B+ )または二フッ化ホウ素(BF
2 + )を用いた場合には、例えば打ち込みエネルギーを
数十keV程度、イオン注入角度をθ2、ドーズ量を1
T個/cm2 〜10T個/cm2 に設定する。
【0029】通常、上記ポケット拡散層を形成する第1
の不純物41のイオン注入角度θ1は、45°より大き
な角度に設定される。例えば、θ1=60°に設定し、
Δsw=0.1μm、Δsa=0.1μm、d=1.0
μmとすれば、上記(1)式より、イオン注入マスク1
6の開口部19におけるs1は、s1<1.59μm
範囲に設定すればよい。また上記LDD拡散層を形成す
る第2の不純物42のイオン注入角度θ2は、45°よ
り小さな角度に設定される。例えばθ2=30°に設定
すれば、上記(3)式より、イオン注入マスク16の開
口部19におけるs1は、0.72μm<s1の範囲に
設定すればよい。したがって、イオン注入マスク16の
開口部19におけるs1は、0.72μm<s1<1.
59μmの範囲に設定すればよい。
【0030】また上記説明したようにポケット拡散層を
形成する第2の不純物42のイオン注入角度θは、4
5°より大きな角度に設定される。例えばθ0°
に設定すれば、上記()式より、イオン注入マスク1
6の開口部19におけるs2は、s2>1.87μmに
設定すればよい。
【0031】その後、アッシャー処理またはウェットエ
ッチング等によって、上記イオン注入マスク16を除去
する。
【0032】そして図1の(3)に示す第4の工程を行
う。この工程では、通常のサイドウォールを形成するプ
ロセスによって、ゲート電極15の両側にサイドウォー
ル20を形成する。さらに例えば熱酸化法または化学的
気相成長法によって、少なくとも半導体基板11上にイ
オン注入時の緩衝用になる絶縁膜21を成膜する。この
絶縁膜21は、例えば酸化シリコン膜よりなる。
【0033】次いでレジスト塗布技術とリソグラフィー
技術によって、所定の領域にイオン注入マスク(図示せ
ず)を形成した後、イオン注入法によって、ソース領域
とドレイン領域とを形成する第3の不純物43を導入す
る。
【0034】このイオン注入条件としては、Nチャネル
トランジスタを形成する場合には、例えば、第3の不純
物43にヒ素(As+ )またはリン(P+ )を用い、打
ち込みエネルギーを数十keV程度、イオン注入角度を
0°〜数°、ドーズ量を1P個/cm2 〜10P個/c
2 に設定する。またPチャネルトランジスタを形成す
る場合には、第3の不純物43にホウ素(B+ )または
二フッ化ホウ素(BF2 + )を用い、例えば打ち込みエ
ネルギーを数十keV程度、イオン注入角度を0°〜数
°、ドーズ量を1P個/cm2 〜10P個/cm2 に設
定する。
【0035】その後図1の(4)に示す第5の工程を行
う。この工程では、活性化アニール処理を行って、ゲー
ト電極15の一方側における半導体基板11に、ポケッ
ト拡散層22を形成し、このP型のポケット拡散層22
の上層にN型のLDD拡散層23を介してN型のソース
領域24を形成する。さらにゲート電極15の他方側に
おける半導体基板11に、N型のLDD拡散層25を介
してN型のドレイン領域26を形成する。そしてLDD
拡散層23,25間にはチャネル領域27が形成され
る。このようにして、Nチャネルトランジスタ1が形成
される。
【0036】その後、図2に示すように、通常の化学的
気相成長法によって、上記Nチャネルトランジスタ1を
覆う状態に、層間絶縁膜31を形成する。次いでリソグ
ラフィー技術とエッチングとによって、ソース領域24
上とドレイン領域26上との層間絶縁膜31にコンタク
トホール32,33を形成する。
【0037】続いて通常の例えばプラグ形成技術によっ
て、各コンタクトホール32,33の内部にプラグ3
4,35を形成する。さらに通常の配線形成技術によっ
て、各プラグ34,35に接続する配線36,37を形
成する。また図示はしないが、同様にして、ゲート電極
15に接続する配線も形成される。
【0038】また上記イオン注入マスク16は、図3の
(1)に示すように、s1,s2の値が上記(1)式〜
(3)式を満足していれば、イオン注入マスク16(斜
線で示す領域)の開口部19は、ソース形成領域18に
おけるゲート電極15側の第1の所定領域S1上が開口
される状態に形成される。一方ドレイン形成領域17側
の開口部19は、当該ドレイン形成領域17におけるゲ
ート電極15側の第2の所定領域S2上のみが開口され
る。また図3の(2)に示すように、ソース形成領域1
8側の開口部19は、ソース形成領域18の全域が開口
される状態に形成してもよい。
【0039】上記説明した製造方法では、LDD拡散層
23,25を形成するのに用いるイオン注入マスクに、
ソース領域24側のみにポケット拡散層22を形成する
のに用いるイオン注入マスク16を用いたことにより、
LDD拡散層23,25を形成するのに用いるイオン注
入マスクを形成する必要がない、このため、リソグラフ
ィー工程が低減される。
【0040】また上記製造方法では、ソース領域25側
のみにトランジスタ形成領域12と同一の導電型を有す
るポケット拡散層22を形成することにより、ドレイン
領域26端側の半導体基板11の濃度が高くならないの
で、接合リークが増加しない。さらにドレイン領域24
側にもLDD拡散層25が形成されることにより、トラ
ンジスタの電流能力が高まる。またNチャネルトランジ
スタの場合には、接合容量が低減されるので、ホットキ
ャリア耐性が高まる。
【0041】なお、上記実施例で説明したように、この
製造方法は、Nチャネルトランジスタの製造にも、Pチ
ャネルトランジスタの製造にも適用できる。
【0042】また実施例における説明で用いた数値は一
例であって、それらの値に限定されることはない。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
トランジスタ形成領域のドレイン形成領域におけるゲー
ト電極側の第1の所定領域上とソース形成領域における
ゲート電極側の第2の所定領域上とに開口部を設けたイ
オン注入マスクを当該半導体基板上に形成し、イオン注
入を行い、ポケット拡散層を形成する第1の不純物を半
導体基板のソース形成領域側のみに導入するとともに、
LDD拡散層を形成する第2の不純物をゲート電極の両
側の半導体基板に導入したので、リソグラフィー工程が
1工程少なくなる。このため、製造コストの低減が図れ
るとともに、スループットの短縮ができる。
【0044】さらにソース領域側のみにポケット拡散層
を形成するので、ドレイン領域側の半導体基板の濃度が
高くなることがなく、接合リークの増加を抑えることが
できる。したがって、ショートチャネル効果を抑制する
ことできるので、トランジスタの電流能力の向上が図れ
る。またドレイン領域側にLDD拡散層が形成されるの
で、トランジスタの電流能力が高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の製造工程図である。
【図2】配線形成工程の説明図である。
【図3】イオン注入マスクのレイアウト図である。
【図4】従来例の製造工程図である。
【符号の説明】
1 Nチャネルトランジスタ 11 半導体基板 12 トランジスタ形成領域 14 ゲート絶縁膜 15 ゲート電極 16 イオン注入マスク 17 ドレイン形成領域 18 ソース形成領域 19 開口部 22 ポケット拡散層 23 LDD拡散層 24 ソース領域 25 LDD拡散層 26 ドレイン領域 27 チャネル領域 41 第1の不純物 42 第2の不純物 43 第3の不純物 S1 第1の所定領域 S2 第2の所定領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板のトランジスタ形成領域上に
    ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第1の工程
    と、 前記トランジスタ形成領域のドレイン形成領域における
    ゲート電極側の第1の所定領域上とソース形成領域にお
    けるゲート電極側の第2の所定領域上とを開口する開口
    部を設けたイオン注入マスクを前記半導体基板上に形成
    した後、斜めイオン注入法によって、前記半導体基板の
    ソース形成領域側のみに当該トランジスタ形成領域と同
    導電型のものでポケット拡散層を形成するための第1の
    不純物を導入する第2の工程と、 前記イオン注入マスクを用いたイオン注入法によって、
    ゲート電極の両側における前記半導体基板にLDD拡散
    層を形成する第2の不純物を導入する第3の工程と、 前記ゲート電極より所定距離だけ離れた前記トランジス
    タ形成領域の半導体基板にソース領域とドレイン領域と
    を形成する第3の不純物を導入する第4の工程と、 前記第1,第2,第3の不純物を導入した領域を活性化
    して、前記ゲート電極の両側におけるトランジスタ形成
    領域にLDD拡散層を介してソース領域とドレイン領域
    を形成するとともに、少なくともソース領域のLDD拡
    散層のチャネル領域側に当該トランジスタ形成領域と同
    導電型のポケット拡散層を形成する第5の工程とを
    え、 前記イオン注入マスクの膜厚をd、前記第1の所定領域
    における前記ゲート電極と前記イオン注入マスクとの間
    隔をs1、前記第2の所定領域における前記ゲート電極
    と前記イオン注入マスクとの間隔をs2、前記イオン注
    入マスクの形成精度をΔsw、合わせ精度をΔsa、前
    記ポケット拡散層を形成するためのイオン注入角度をθ
    1、前記LDD拡散層を形成するためのイオン注入角度
    をθ2として、 tanθ1>〔s1+(Δsw 2 +Δsa 2 1 / 2 〕/
    dなる(1)式、 tanθ1<〔s2−(Δsw 2 +Δsa 2 1 / 2 〕/
    dなる(2)式、 tanθ2<〔s1−(Δsw 2 +Δsa 2 1 / 2 〕/
    dなる(3)式を満足 する ことを特徴とするトランジス
    タの製造方法。
JP16642093A 1993-06-11 1993-06-11 トランジスタの製造方法 Expired - Fee Related JP3246094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16642093A JP3246094B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 トランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16642093A JP3246094B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 トランジスタの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06349854A JPH06349854A (ja) 1994-12-22
JP3246094B2 true JP3246094B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=15831100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16642093A Expired - Fee Related JP3246094B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 トランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246094B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2800702B2 (ja) * 1994-10-31 1998-09-21 日本電気株式会社 半導体装置
US6297111B1 (en) * 1997-08-20 2001-10-02 Advanced Micro Devices Self-aligned channel transistor and method for making same
US7192836B1 (en) * 1999-11-29 2007-03-20 Advanced Micro Devices, Inc. Method and system for providing halo implant to a semiconductor device with minimal impact to the junction capacitance
KR100313090B1 (ko) * 1999-12-30 2001-11-07 박종섭 반도체장치의 소오스/드레인 형성방법
JP2007258568A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JP2007317903A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2009266868A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Oki Semiconductor Co Ltd Mosfetおよびmosfetの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06349854A (ja) 1994-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2689888B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6043537A (en) Embedded memory logic device using self-aligned silicide and manufacturing method therefor
JP3246094B2 (ja) トランジスタの製造方法
JP3184806B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0330470A (ja) 半導体装置
JPH06350042A (ja) トランジスタの製造方法
JPH01283956A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS6251216A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH09321233A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0194666A (ja) Mosfetの製造方法
JPH07221300A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3259439B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS5856450A (ja) 相補型mos半導体装置
JPH04101433A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0974143A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05343419A (ja) 半導体装置
JPH11150238A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2000196073A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6336143B2 (ja)
JPS63308385A (ja) 埋込みゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法
JPS63310173A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH01272145A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JPH03185859A (ja) 半導体装置
JPH08306918A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS62210664A (ja) Mos型半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees