JP3245711B2 - キヤブリオレ - Google Patents

キヤブリオレ

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JP3245711B2 JP05449399A JP5449399A JP3245711B2 JP 3245711 B2 JP3245711 B2 JP 3245711B2 JP 05449399 A JP05449399 A JP 05449399A JP 5449399 A JP5449399 A JP 5449399A JP 3245711 B2 JP3245711 B2 JP 3245711B2
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    • B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/20—Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops
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  • Pyrane Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、キヤブリオレの少
なくとも屋根部分及び後窓部分を持つ屋根構造体が、開
放位置で、車両の後部範囲において後部蓋の下で荷物室
へ少なくとも一部格納可能である、キヤブリオレに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第４４４５９４４
号明細書に開示されているキヤブリオレでは、後部蓋が
第１の揺動軸線により補助枠に枢着され、この補助枠が
別の揺動軸を介して車体側で下の車両端部範囲に支持さ
れている。この揺動軸の周りの運動の際、後部蓋は荷物
室を後方へあける開放位置へもたらされる。補助枠と共
に第２の揺動軸線の周りの運動の際、後部蓋は第２の後
部揺動軸の周りに後上方へ揺動され、それにより屋根構
造体を格納するための開放位置を可能にする。両方の側
方補助枠部分は、車両の後部範囲で、走行方向に対して
直角に延びる支持管を介して互いに結合され、この管が
蝶番継手を介して車体側に支持されている。支持管は両
方の補助枠部分の同期を行う。支持管上に後部蓋が設け
られている。
【０００３】しかしこの構成における欠点は、後部蓋の
運動に必要な部分のために、例えば荷物室容積として失
われる比較的多くの場所が必要なことである。
【０００４】ドイツ連邦共和国特許第１９５１６８７７
号明細書からの公知のキヤブリオレでは、車両の後部蓋
に、車体に固定した揺動軸受の周りに運動可能な補助枠
が設けられている。後部蓋が閉じられると、この後部蓋
が車体にある少なくとも１つの付加的な支持結合部の周
りに支持される。
【０００５】このキヤブリオレにおける欠点は、機構の
ために比較的多くの構造空間が必要とされ、更に荷物室
容積の利用が不利なことである。
【０００６】更に一般的な従来技術については、欧州特
許第０２７７２９５号明細書及びドイツ連邦共和国特許
第４４４５５８０号明細書が参照される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になって
いる課題は、一方では荷物室空間へよく出入りでき、他
方では屋根構造体の操作に必要な部分により過度に大き
い構造空間を必要としないキヤブリオレを提供すること
である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は請求項１にあげた特徴によって解決される。
【０００９】本発明によれば、車両に対し横方向に延び
かつ適当な構造空間を必要とする枠部分又は支持管がな
くなる。この枠部分の代わりに今や後部蓋が能動要素と
して運動機構に使用されて、両方の側方補助枠の同期を
行う。このためそれぞれの側に付加連結棒が必要で、こ
の付加連結棒が支点を介して対応する補助枠に結合され
ている。しかし付加連結棒は場所を節約して車両内の側
方に設けることができる。
【００１０】側方補助枠がそれぞれ２つの部分腕に分割
され、これらの部分腕が回転軸により互いに結合され、
付加連結棒の縦軸線が、その車体側支持点から斜め内上
方へ傾斜していると、非常に有利な発展が生じる。
【００１１】２分割構成及び付加連結棒の斜め配置によ
って、後部の荷物室内の積載幅が増大するのみならず、
更にそれにより後部の一層好ましい形状も得られる。従
来技術による補助枠構造では、後部蓋の側方と側方部分
との間の継目が比較的大きく外側にならなければならな
い、という欠点があった。本発明による構造によって、
後部の部分の今や下の範囲へ引込むことができるか、又
は後部蓋と側方部分との間の継目を大きく内方へ移すこ
とができる。なぜならば、運動機構は側方範囲において
普通のように網に平行ではなく、継目に対して平行に設
けられるからである。屋根構造体の格納のため補助枠に
よる開放運動の際、両方の部分腕間の回転軸を、継目を
越えて外方へ揺動させることができる。
【００１２】本発明の有利な構成及び発展は、図面につ
いて原理を説明する実施例から明らかになる。
【００１３】
【実施例】後部蓋１は、それぞれ側方で案内棒２を介し
て、第１の前部揺動軸３により側方補助枠４に枢着され
ている。両方の側方補助枠４はそれぞれ２つの部分腕４
ａ及び４ｂに分割され、これらの部分腕４ａ及び４ｂは
回転軸５により互いに結合されている。
【００１４】部分腕４ｂの回転軸５から遠い方の端部に
おいて、この部分腕４ｂは支点としての玉頭部６を介し
て付加連結棒７の一端に結合されている。付加連結棒７
の他端も同様に車体側支持点８に枢着されている。付加
連結棒７の縦軸線は、その車体側支持点８から斜め内上
方へ傾斜して玉頭部６まで延びている。補助枠４の部分
腕４ｂには、操作シリンダ１０のピストン棒９が係合
し、その操作シリンダ１０の部分腕４ｂから遠い方の端
部は、継手を介して車体側の固定支持点１１に支持され
ている。
【００１５】回転軸５と揺動軸３との間にある部分腕４
ａには鎖錠部材１２が設けられて、車体側に設けられる
阻止部材１３と共同作用する。。
【００１６】後部範囲で後部蓋１は、第２の後部揺動軸
１４を介して車体に結合されている。第２の揺動軸１４
は鎖錠装置１５を持ち、この鎖錠装置１５は荷物室を後
方へあけるため釈放可能なので、後部蓋１を適当に上方
へ揺動させることができる。このような鎖錠装置１５の
構造は公知なので、その構造は説明しない。
【００１７】図３及び４から運動機構又は後部蓋１の運
動がわかる。図３は、鎖錠部材１２が阻止部材１３から
釈放されている後部蓋１の位置を示し、この位置で操作
シリンダ１０のピストン棒９が、前部揺動軸３を案内棒
２及び補助枠４と共に上後方へ揺動させるので、格納す
べき屋根構造体のために受入れ開口があけられる。一般
にに屋根部分及び後窓部分から成る屋根構造体の構造及
び格納運動機構は、一般に公知であり、後部蓋１の運動
機構にとって重要でないので、簡単化のためその図示を
省略した。
【００１８】図３から更にわかるように、この場合後部
蓋１は後部揺動軸１４の周りに揺動し、その際後部蓋１
と揺動軸１４との間の鎖錠装置１５は鎖錠されている。
【００１９】図４は、後方から荷物室への積載のため後
部蓋１が上方へ揺動される時とる後部蓋１の位置を示し
ている。図からわかるように、この場合鎖錠装置１５の
鎖錠が解除され、鎖錠部材１２が阻止部材１３により位
置ぎめされ、従って補助枠４が位置ぎめされている。
【００２０】図１〜３には案内棒２は詳細には示してな
い。しかしこの範囲における車両輪郭のため、この案内
棒を一般に多継手として構成して、揺動の際同時に上昇
運動も容易にする。図４には、１つの可能な構成様式
で、補助枠４及びこれに係合する部分を持つ案内棒２
が、構造的に一層明確に示されている。
【００２１】図１及び２からわかるように、両方の側方
補助枠４を本発明によりそれぞれ部分腕４ａ及び４ｂに
分割し、付加連結棒を斜めに設けることによって、後部
蓋１と車両側壁１６（図２にのみ示す）との間の継目に
対して平行に延びる運動機構が得られる。こうして図３
により屋根構造体を格納するため、補助枠４による後部
蓋１の解放運動の際、両方の部分腕４ａ及び４ｂの間の
回転軸５が外方へ継目を越えて動かされることができ
る。この処置により、前述した部分を車両自体内でも非
常に大きく側外方へ設けることができるので、僅かな荷
物室容積しか失われない。
【図面の簡単な説明】
【図１】キヤブリオレの屋根構造体を格納しかつ荷物室
を開くための後部蓋を動かす運動機構の簡単化した側面
図である。
【図２】図１による運動機構の半分の平面図である。
【図３】屋根構造体を格納するため開かれた後部蓋を持
つ図１の運動機構の側面図である。
【図４】荷物室を後方へあけるため開かれた後部蓋を持
つ図１の運動機構の側面図である。
【図５】第１の前部揺動軸の範囲にある補助枠及び付加
連結棒を持つ案内棒の拡大側面図である。
【符号の説明】
１ 後部蓋 ２ 案内棒 ３，１４ 揺動軸 ４ 補助枠 ６ 支点 ７ 付加連結棒 １２ 鎖錠部材 １５ 鎖錠装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−301146（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60J 7/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 キヤブリオレの少なくとも屋根部分及び
    後窓部分を持つ屋根構造体が、開放位置で、車両の後部
    範囲において後部蓋の下で荷物室へ少なくとも一部格納
    可能であるものにおいて、 ａ）後部蓋（１）が、荷物室を後方へあけるために、側
    方でそれぞれ案内棒（２）を介して、第１の前部揺動軸
    （３）により側方補助枠（４）に枢着され、 ｂ）両方の側方補助枠（４）が、車体側で車両の後部範
    囲において、第１の揺動軸（３）の後下方で、支点
    （６）を介して対応する補助枠（４）に結合される付加
    連結棒（７）により支持され、 ｃ）両方の補助枠（４）のうち少なくとも１つが、釈放
    可能な鎖錠部材（１２）を介して車体に結合可能であ
    り、 ｄ）後部蓋（１）が、屋根構造体の格納のため、後部範
    囲で第２の後部揺動軸（１４）を介して車体に結合さ
    れ、 ｅ）第２の揺動軸（１４）が、荷物室を後方へあけるた
    め、釈放可能な後部蓋（１）用の鎖錠装置（１５）を備
    えており、 ｆ）側方補助枠（４）がそれぞれ２つの部分腕（４ａ，
    ４ｂ）に分割され、これ らの部分腕（４ａ，４ｂ）が回
    転軸（５）により互いに結合されている ことを特徴とす
    る、キヤブリオレ。
  2. 【請求項２】 付加連結棒（７）の縦軸線が、その車体
    側支持点（８）から斜め内上方へ傾斜していることを特
    徴とする、請求項１に記載のキヤブリオレ。
  3. 【請求項３】 補助枠（４）と付加連結棒（７）との間
    の支点が玉頭部（６）によって形成されていることを特
    徴とする、請求項２に記載のキヤブリオレ。
  4. 【請求項４】 鎖錠部材（１２）が、第１の揺動軸
    （３）及び案内棒（２）に結合される部分腕（４ａ）に
    設けられていることを特徴とする、請求項２又は３に記
    載のキヤブリオレ。
  5. 【請求項５】 ピストン棒（９）を持つ操作リング（１
    ０）が、揺動軸（３）と支点（６）との間に設けられる
    側方補助枠（４）の部分腕（４ｂ）に枢着されているこ
    とを特徴とする、請求項２〜４の１つにに記載のキヤブ
    リオレ。
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