JP3239150B2 - 三相dcブラシレスモ−タ - Google Patents

三相dcブラシレスモ−タ

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JP3239150B2
JP3239150B2 JP35074991A JP35074991A JP3239150B2 JP 3239150 B2 JP3239150 B2 JP 3239150B2 JP 35074991 A JP35074991 A JP 35074991A JP 35074991 A JP35074991 A JP 35074991A JP 3239150 B2 JP3239150 B2 JP 3239150B2
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賢二 山崎
均 石嶺
紳一郎 片桐
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日本電産シバウラ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバ−タ部のスイッ
チング素子を回転子磁極位置に基づいて制御し、電機子
巻線の電流および相を切換える三相DCブラシレスモ−
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明の背景】従来の三相DCブラシ
レスモ−タは、図2に示す構成を持つ。この図で符号1
0は直流電源、12はトランジスタ三相ブリッジ回路か
らなるインバ−タ部、14は回転子、16(16a、1
6b、16c)は固定子である三相電機子巻線である。
回転子は永久磁石を内蔵するクロ−ポ−ル形またはくし
形の塊状回転子であり、界磁となるものである。
【0003】インバ−タ部12は、電源10の+側に接
続された3個の入力側スイッチング素子としてのトラン
ジスタTr1、Tr2、Tr3と、電源10の−側に接続され
た3個の出力側スイッチング素子としてのトランジスタ
r4、Tr5、Tr6とを持つ。各トランジスタTr1〜Tr6
には逆並列にフライホイ−リング用のダイオ−ドD1
6が接続されている。
【0004】対をなすトランジスタTr1とTr4、Tr2
r5、Tr3とTr6の接続点は、3相電機子巻線16a〜
16cの一端に接続されている。各巻線16a〜16c
の他端は相互に接続され、結局スタ−接続の電機子巻線
16が形成される。
【0005】18は回転子磁極位置検出器であり、回転
子14に直結された永久磁石板20と、これを囲むよう
に等間隔に配置された3つの磁気センサ22と、これら
センサ22の出力に基づいて回転子14の磁極位置を判
別する分配器24とを有する。
【0006】26は制御部であり、分配器24が出力す
る回転子磁極位置を示す信号に基づいて、トランジスタ
r1〜Tr3を選択的にオン・オフすると共に、速度指令
に基づいてトランジスタTr4〜Tr6を選択的にチョッピ
ング制御する。ここに外部の機器から供給される速度指
令1V1と、制御部26からフィ−ドバックされる速度
信号Vとの差(V1−V)=V2が、速度指令2V2とし
て制御部26に入力される。
【0007】この制御部26は、ドライバ28、30に
よって入力側トランジスタTr1〜Tr3と、出力側トラン
ジスタTr4〜Tr6とを別々に制御する。すなわち入力側
トランジスタTr1〜Tr3は、所定の回転子磁極位置の範
囲内ではオンまたはオフ状態に保持されるようにオン・
オフ制御される。出力側トランジスタTr4〜Tr6は速度
指令2V2に対応したデュ−ティ−比となるように、例
えばPWM(パルス幅制御)方式によりチョッピング制
御される。
【0008】ここにオン・オフ制御あるいはチョッピン
グ制御されるトランジスタTr1〜Tr6は、回転子磁極位
置の変化によって順番に変わるのは勿論である。この結
果電機子巻線16は回転磁界を発生させ、回転子14を
回転させるものである。
【0009】
【従来技術の問題点】このように構成されるモ−タにお
いて、回転子14に外力が加って強制的に逆転される場
合がありうる。例えば空調機器の外部ユニットの送風フ
ァン駆動用にこのモ−タを使用した場合には、外気の風
がこのファンを逆方向に駆動してモ−タを逆転させるこ
とが起こる。この逆転によりモ−タは発電機として機能
し、電機子巻線16に逆極性の誘起電圧を発生する。
【0010】この時にチョッピング制御される側のトラ
ンジスタTr4〜Tr6が全てオフあるいはオフに近い状態
であると、例えばトランジスタTr1がオンの時には、
誘起電圧により巻線16aに電流i1が流れ、この電流
1は巻線16bと16cの電流i2、i3に分かれてダ
イオ−ドD2、D3に流れるように還流する。
【0011】オン・オフ制御されるトランジスタTr1
r3は、オン期間が重ならないように回転子磁極位置に
同期して順番にオンとなるように制御されているからで
ある。この誘起電圧が大きいと、ダイオ−ドD1〜D3
るいはトランジスタTr1〜Tr3を破壊するおそれがあっ
た。
【0012】また前記のような経路で電流i1、i2、i
3が流れている時にトランジスタTr1がオフになると、
このオフになる瞬間に巻線16の誘導成分によりこの電
流i1に相当する電流がダイオードD4を通して電源10
の負極から流れることになり、巻線16による回生エネ
ルギーがダイオードD4を通して放出される。またトラ
ンジスタT r4 〜T r6 はチョッピング制御されるが、動作
中(チョッピング動作中)のトランジスタT r4 〜T r6
オフの間は前記のようにT r1 〜T r3 とD 1 〜D 3 と巻線1
6に電流が環流する。しかしT r4 〜T r6 のいずれかがオ
ンの瞬間にはこの電流の一部(例えば電流i 2 、i 3 の一
部)がこのオンとなったトランジスタT r4 〜T r6 のいず
れか(例えばT r5 、T r6 )を通って他のD 4 〜D 6 のいず
れか(例えばD 4 )に流れ、この時オフに変化すると電
機子巻線の誘導成分によって電流は入力側のダイオード
1 〜D 3 のいずれか(例えばD 2 、D 3 )を通って電源1
の正極に流れると共に、他のD 4 〜D 6 (例えばD 4
を通って巻線16に戻る電流は電源10の負極から引き
出される。このため電池10の両極間電圧が急上昇し、
トランジスタTr1〜Tr6やダイオードD1〜D6を破壊す
るおそれが生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みなされたものであり、インバータ部の入・出力
側のいずれか一方のスイッチング素子をオン・オフ制御
し他方のスイッチング素子をチョッピング制御する場合
に、モ−タが外力により逆転された場合に、インバ−タ
部のスイッチング素子等が破損されるのを防止すること
ができる三相DCブラシレスモ−タを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、入力側および出力側のスイッチング素子を三相ブリ
ッジ接続して構成したインバ−タ部と、回転子磁極位置
検出器と、回転子磁極位置に対応して入力側および出力
側のいずれか一方のスイッチング素子をオン・オフ制御
した方のスイッチング素子を速度指令に対応したデュー
ティ比となるようにチョッピング制御する制御部とを備
え、回転子磁極位置に基づいて電機子巻線の電流および
相を切換える三相DCブラシレスモ−タにおいて、速度
指令が速度0近傍の一定速度範囲内であることを判別し
てストップ信号を出力する指令速度判別手段を備え、前
記ストップ信号に基づいて前記制御部は前記インバータ
部の全てのスイッチング素子をオフにすることを特徴と
する三相DCブラシレスモ−タにより達成される。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成図である。こ
の図においては前記図2と同一部分に同一符号を付した
ので、その説明は繰り返さない。
【0016】この図で前記図2のものと異なるのは、速
度設定器50と比較器52とを備える点である。速度設
定器50は速度0を含み速度0近傍の一定速度範囲V0
を設定する。比較器52は速度指令1V1をこのV0と比
較し、|V1|<V0であることを判別してストップ信号
Sを出力する。この速度指令1V1に代えて速度指令2
2をV0と比較してもよい。
【0017】制御部26はこのストップ信号Sが出力さ
れると、全てのトランジスタTr1〜Tr6を同時にオフに
するように各ドライバ28、30に信号を出力する。こ
の結果全てのトランジスタTr1〜Tr6は完全にオフとな
り、インバ−タ部12は保護される。
【0018】本発明は速度指令1V1が速度0近傍の一
定速度範囲0〜V0になると、全てのトランジスタTr1
〜Tr6をオフにするものであり、これを入力側のトラン
ジスタTr1〜Tr3のみをオフにしたのでは所期の目的は
達成できない。なぜなら制御部26が速度指令2V2
基づいて正転方向に回転させるように信号をドライバ3
0に出力している時には、電源10の両電極電圧が急激
に増大するからである。その理由は次の通りである。
【0019】この時にはトランジスタTr4〜Tr6のいず
れかがチョッピングしているから、例えばトランジスタ
r4がチョッピングしているとすればこれがオンの瞬間
に流れた電流i1は次のオフの瞬間にはフライホイール
用ダイオード 1 を通って電源10の正極に環流するこ
とになる。この間も他の巻線16b、16cの電流
2、i3はダイオードD5、D6を介して電源10の負極
から流出しているから、電源10の両電極間電圧が急増
することになる。このためトランジスタTr1〜Tr6やダ
イオードD1〜D6を破壊するおそれが生じるからであ
る。
【0020】ここに電源10の電圧の上昇は、チョッピ
ングのディーティ比が小さい時、すなわち速度指令が0
に近い時ほど大きい。電機子巻線のインダクタンスによ
りT r4 〜T r6 がオフになった瞬間に電源10に電流が流
入・出し続ける時間が相対的に長くなるからである。
【0021】以上の実施例ではスイッチング素子にトラ
ンジスタTr1〜Tr6 を用いているが、トランジスタに代
えて、サイリスタなど他の素子を用いてもよいのは勿論
である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように、速度指令が速度
0近傍になった時に全てのスイッチング素子をオフにす
るものであるから、外力により回転子が逆転する時に電
機子巻線に発生する誘起電流は電源を充電する方向に流
れるだけになる。このため、逆転時の誘起電流によるス
イッチング素子等の破損を防止してインバ−タ部を保護
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】従来装置の構成図
【符号の説明】
10 直流電源 12 インバ−タ部 14 回転子 16 電機子巻線 18 回転子磁極位置検出器 26 制御部 50 設定器 52 指令速度判別手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−206188(JP,A) 特開 平3−112392(JP,A) 特開 昭63−107417(JP,A) 特開 昭63−18984(JP,A) 特開 平2−111220(JP,A) 実開 昭60−151300(JP,U) 実開 昭62−4897(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/12 H02H 7/093

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側および出力側のスイッチング素子
    を三相ブリッジ接続して構成したインバ−タ部と、回転
    子磁極位置検出器と、回転子磁極位置に対応して入力側
    および出力側のいずれか一方のスイッチング素子をオン
    ・オフ制御し他方のスイッチング素子を速度指令に対応
    したデューティ比となるようにチョッピング制御する制
    御部とを備え、回転子磁極位置に基づいて電機子巻線の
    電流および相を切換える三相DCブラシレスモ−タにお
    いて、速度指令が速度0近傍の一定速度範囲内であるこ
    とを判別してストップ信号を出力する指令速度判別手段
    を備え、前記ストップ信号に基づいて前記制御部は前記
    インバータ部の全てのスイッチング素子をオフにするこ
    とを特徴とする三相DCブラシレスモ−タ。
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