JP3237436B2 - タッチパネル座標操作方法およびその方法を用いた情報処理装置 - Google Patents

タッチパネル座標操作方法およびその方法を用いた情報処理装置

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JP3237436B2
JP3237436B2 JP2657495A JP2657495A JP3237436B2 JP 3237436 B2 JP3237436 B2 JP 3237436B2 JP 2657495 A JP2657495 A JP 2657495A JP 2657495 A JP2657495 A JP 2657495A JP 3237436 B2 JP3237436 B2 JP 3237436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチパネルを利用し
て任意の座標を指し示すタッチパネル座標操作方法およ
びその方法を用いた情報処理装置に関し、特に、タッチ
パネルから入力された情報に対する処理をマウスエミュ
レーションするタッチパネル座標操作方法および情報処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置で用いられる入力装
置として、タッチパネル、マウスおよびトラックボール
等のポインティングデバイスが使用されていた。これら
は、情報処理装置に接続される表示装置の画面上の任意
の座標を指し示すものであり、様々なアプリケーション
ソフトウェアを実行するうえで非常に有効な手段であ
る。
【0003】図8は、複数の入力装置が接続された情報
処理システムの一般的な構成を示しており、コンピュー
タ本体17には、入力装置としてキーボード18および
マウス19が接続されている。また、表示装置20の画
面前面にはタッチパネル21が配置されている。
【0004】このタッチパネル21は、表示装置20の
画面上の座標と1対1に対応しており、タッチパネル上
の1点を押圧することにより、その押圧された点に対応
した表示画面上の1点の座標値を得ることができるもの
である。ここで、情報処理装置の入力装置として、複数
のポインティングデバイスを使い分けるのは、操作性を
低下させることになるため、このタッチパネルを用いて
マウスと同じ様な動作を行わせることになる。
【0005】例えば、マウスによりカーソルを目的の座
標位置まで移動しマウスのボタンをクリックする操作
は、タッチパネルにおいては、その目的の座標位置を押
圧し離す操作に相当する。また、マウスによりカーソル
を目的の座標位置まで移動し、その目的の座標位置にカ
ーソルを固定した状態でボタンをダブルクリックする操
作は、タッチパネルにおいては、その目的の座標位置に
対するタッチ操作を、そのタッチする座標位置をずらさ
ずに2回繰り返す操作に相当する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、タッチパネ
ルとマウスとでは、その操作方法が人間に与える感覚は
全く異なる。そして、このような操作感覚の相違が原因
で、タッチパネルによりマウス動作をエミュレーション
する際に、様々な問題が生じていた。
【0007】例えば、タッチパネルを操作する上で、タ
ッチパネル上にちょっと触れてしまっただけで、マウス
操作におけるクリックと判定されてしまったり、また、
タッチパネル上の目的の位置を正確にタッチ操作できな
かったために、目的の座標位置をマウスクリック操作で
きないといった問題が生じていた。さらに、目的の座標
位置をマウスダブルクリック操作しようとした場合に、
タッチパネル上の目的の位置を正確に2回タッチ操作す
ることができず、1回目と2回目とでタッチした位置が
ずれてしまい、その結果、ダブルクリックが認識されな
いといった誤操作を引き起こす問題も生じていた。
【0008】タッチパネルに係る誤認識や誤操作を防ぐ
方法は、例えば、特開平5−108230号公報に開示
されている。これは、図9に示すように、タッチパネル
21上へのタッチ操作で概略指定されたカーソルの位置
をキーボード18に設けられた専用キー22を用いて微
調整した後、同様にキーボード18に設けられた選択キ
ー23により選択対応処理を実行するというものであ
る。また、特開平5−298025号公報には、図10
に示すように、タッチパネル21上にカーソル位置を微
調整するための微調整エリア24を設け、タッチパネル
21上へのタッチ操作で概略指定されたカーソル位置を
この微調整エリア24をタッチすることにより微調整す
る技術が開示されている。
【0009】しかしながら、いずれの文献に開示された
タッチパネルの操作方法とも、タッチパネル上の目的の
位置に対するタッチ操作を行う以外に、他の操作手段を
用いてカーソル位置を微調整する必要があり、したがっ
て、タッチパネルの操作性を十分に改善したとは言えな
い。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、表示装置の画面前面に配置されたタッ
チパネルの表面を押圧することによって画面上の座標情
報が入力される情報処理装置であって、最初に押圧され
た位置の座標値と押圧され続けている間中送出される押
圧位置の座標値との差を検出する第1の検出手段と、タ
ッチパネル表面に対する押圧継続時間を検出する第2の
検出手段と、検出された押圧位置の差および押圧継続時
間に基づいて、タッチパネル操作に対応したマウスエミ
ュレーション動作を判定する手段とを備えている。
【0011】そして、このような構成を備える本発明で
は、検出された押圧位置の差が予め設定されたあそび誤
差以内で、検出された押圧継続時間が予め設定された位
置決め時間以上となった時点で、マウスクリックエミュ
レーション動作が開始されるように動作判定される。こ
こで、予め設定されるあそび誤差や、位置決め時間は、
所望の値に変更してもよい。
【0012】また、マウスクリックエミュレーション動
作が開始された後、押圧位置のがあそび誤差以上とな
った場合には、マウスドラッグエミュレーション動作が
開始されるように動作判定される。
【0013】また、本発明は、マウスドラッグエミュレ
ーション動作の開始前と開始後とでカーソル移動動作の
判定基準を切り替えるものである。つまり、押圧位置の
があそび誤差以上となってカーソル移動を開始すると
いう判定基準から、押圧位置のが例えば、1ドット以
上であればカーソル移動を実行するという判定基準に切
り替える。
【0014】さらに、本発明は、押圧継続時間の検出状
態または、マウスクリックエミュレーション動作の開始
の有無を表示装置の画面上に表示する手段を備える。
【0015】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】本発明の第1の実施例は、タッチパネルを
操作することによって得られるタッチ(押圧)位置の座
標移動量(あそび誤差パラメータ)およびタッチ継続時
間(位置決めパラメータ)、つまり、タッチパネルが押
圧されつづけている時間に基づいて、このタッチパネル
操作に対応するマウスエミュレーション動作を判定し処
理するものである。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
すブロック図であり、図2は、本実施例のタッチパネル
座標操作方法における特徴的なパラメータのうち、位置
決め時間パラメータに基づく処理を説明するフローチャ
ートである。また、図3は、本実施例のタッチパネル座
標操作方法における特徴的なパラメータのうち、あそび
誤差を説明する図であり、図4は、そのあそび誤差パラ
メータに基づく処理を説明するフローチャートである。
【0018】タッチパネル上の任意の座標位置がタッチ
されると、タッチパネルからは、そのタッチされた位置
の座標値100が所定周期毎に送出されるとともに、タ
ッチパネルがタッチされ続けている間中、一定周期毎に
パルス信号200が送出される。
【0019】まず、位置決め時間パラメータに基づくマ
ウスエミュレーション動作の判定処理方法について説明
する。
【0020】タッチ時間検出部1では、タッチパネルか
ら送出されるパルス信号200を計数することによっ
て、タッチパネルがタッチされ続けている間の時間が検
出される。ただし、所定時間パルス信号200が入力さ
れなかったとき及び比較部7からの制御信号600を入
力したときには、パルス信号200の計数は中止されリ
セットされる。比較部3では、タッチ時間検出部1で検
出された時間300と予め位置決め時間設定部2で設定
された位置決め時間△tとが比較される。そして、比較
の結果、タッチ時間300が位置決め時間△t以上とな
ったときに、比較部3から判定処理部8に制御信号40
0が出力される。判定処理部8は、比較部3における比
較結果に基づいて、このタッチパネル操作に対応するマ
ウスエミュレーション動作を判定する。つまり、図2に
示すように、タッチパネル上の任意の1点がタッチされ
た場合に(S101)、そのタッチ操作が位置決め時間
△t以上継続された否かを検出し(S102)、タッチ
時間が位置決め時間△t以上継続された場合には、その
時点で、マウスクリックエミュレーション動作を開始す
る(S103)。また、タッチ時間が位置決め時間△t
未満である場合には、マウスクリックエミュレーション
動作は開始されず、マウスカーソル移動(カーソルが同
一座標上で移動しない場合も含む)であると判定する
(S104)。
【0021】このように、本発明によれば、タッチパネ
ル上のタッチ時間が、予め設定された位置決め時間△t
以上となって初めてマウスクリック動作と判定されるた
めに、誤って、タッチパネル上に触れてしまったとして
も、マウスクリック動作が実行されることはなく、誤動
作を防ぐことができる。さらに、単位時間当たりに実行
されるタッチパネル操作の回数(例えば、タッチ回数)
や、利用者の習熟度等を考慮して、位置決め時間△tを
所望の時間に変更することにより、一層、誤操作を防止
でき、操作性を向上させることができる。
【0022】次に、図1に戻り、あそび誤差パラメータ
に基づくマウスエミュレーション動作の判定処理方法に
ついて説明する。
【0023】記憶部4には、タッチパネル上で、最初に
タッチされた位置の座標値が記憶される。そして、移動
量算出部5は、タッチ操作によりタッチパネルから所定
周期ごとに送出される入力座標値100と記憶部4に記
憶されている座標値との差を算出することによって、タ
ッチ位置の移動量を算出する。タッチ位置の移動量50
0は、比較部7において、予めあそび誤差設定部6で設
定されたあそび誤差△dと比較される。ここで、あそび
誤差△dとは、図3に示すように、最初にタッチされた
座標位置9からの距離を示すものであり、以下、このあ
そび誤差△dによって座標位置9の周囲に形成される範
囲を近隣域10とする。そして、この比較の結果、タッ
チ位置の移動量500があそび誤差△d以上となったと
きに、比較部7から判定処理部8に制御信号600が出
力される。判定処理部8は、比較部7における比較結果
に基づいて、このタッチパネル操作に対応するマウスエ
ミュレーション動作を判定する。つまり、図4に示すよ
うに、タッチパネル上の任意の1点がタッチされた(S
201)後、そのタッチ位置を移動していく。そして、
このタッチ位置の移動量と遊び誤差△dとを比較し(S
202)、タッチ位置の移動量があそび誤差△d以上と
なった場合には、カーソル位置の移動動作(マウスドラ
ッグエミュレーション動作を含む)であると判定する
(S203)。また、タッチ位置の移動量があそび誤差
△dよりも小さい場合には、タッチ後のカーソル位置は
同一座標のままであると判定する(S204)。
【0024】このように、本発明によれば、あそび誤差
△d以上の座標変化があって初めてマウスカーソル移動
動作と判定し、そのあそび誤差△dの範囲内をタッチし
た場合には同一座標をタッチしたと判定するために、例
えば、タッチパネルを斜視しながら操作した場合に、タ
ッチパネル上の目的位置をタッチするつもりでその近隣
域をタッチすることによって生じる誤操作を防ぐことが
できる。さらに、タッチパネル上の同一座標を利用者の
勘に頼り2度続けてタッチすることによって実行されて
いたダブルクリック操作においても、1回目のタッチ操
作と2回目のタッチ操作とでそれぞれの座標位置があそ
び誤差△d以内であれば、少々ずれてもかまわない。し
たがって、ダブルクリック操作における操作性も大幅に
向上させることができる。また、利用者の習熟度等にし
たがって、あそび誤差△dを変更することにより操作性
はさらに向上する。
【0025】さらに、タッチパネル操作によるマウスエ
ミュレーション動作について図1および図5を参照して
説明する。図5は、比較部3および比較部7からそれぞ
れ出力される制御信号400および600の出力タイミ
ングに対応したマウスエミュレーション動作を示す図で
ある。
【0026】図5(a)に示すように、判定処理部8
は、比較部7からの制御信号600を入力する前に、比
較部3からの制御信号400を入力すると、その時点
で、最初にタッチされた座標位置において、マウスクリ
ックエミュレーション動作を開始する。また、図5
(b)に示すように、判定処理部8は、マウスクリック
エミュレーション動作を開始した後、タッチ位置の移動
量500があそび誤差△d以上となり、比較部7からの
制御信号600を入力すると、その時点から、マウスド
ラッグエミュレーション動作を開始する。マウスドラッ
グ開始後においては、タッチ位置の移動量が1ドット以
上であれば、マウスドラッグエミュレーション操作を継
続実行する。そして、タッチパネル上へのタッチ操作が
終了し、タッチパネルからパルス信号200が送出され
なくなり、比較部3から制御信号400が出力されなく
なった時点で、このマウスドラッグエミュレーション操
作を終了する。ここで、マウスドラッグエミュレーショ
ン動作開始前と開始後とで移動動作の判定基準をタッチ
位置の移動量500があそび誤差△d以上か否かから、
1ドット以上移動したか否かに切り替えることにより、
マウスドラッグ動作継続中は滑らかなカーソルの移動を
実行することができる。したがって、タッチパネル上で
描画系のアプリケーションソフトウェアを動作させる場
合に、クリック操作やダブルクリック操作の操作性を良
好に保ったまま、タッチパネルにおけるドラッグ操作に
よる描画性能を向上することができる。
【0027】また、図5(c)に示すように、タッチ時
間300が位置決め時間△tに達する前に、タッチ位置
の移動量500があそび誤差△d以上となると、比較部
7から制御信号600が判定処理部8に対して出力さ
れ、その時点から、マウスカーソル移動動作が開始され
る。そして、比較部7からの制御信号600は、タッチ
時間検出部1へも出力される。タッチ時間検出部1で
は、比較部7からの制御信号600を入力すると、タッ
チパネルから送出されているパルス信号200の計数処
理を中止し、タッチ時間300の検出を取りやめる。し
たがって、このマウスカーソル移動動作中に、タッチ時
間300が位置決め時間△tを越えたとしても比較部3
から制御信号400が出力されることはなく、突然、マ
ウスクリック動作が開始されることもない。
【0028】次に、本発明の第2の実施例について図6
および図7を参照して説明する。
【0029】本発明の第2の実施例の構成は、基本的に
は前述の第1の実施例の構成と同様であるが、特に、比
較部3から出力される制御信号400の有無またはタッ
チ時間検出部1から出力されるタッチ時間300の変化
を表示データに変換し、タッチパネルが備えられた表示
装置の画面上で表示する手段を備えるものである。そし
て、タッチパネル操作によるマウスクリックエミュレー
ション動作開始の有無を表示装置に表示することによっ
て、そのタッチパネル操作の操作性を向上させるもので
ある。マウス操作によりクリック動作が実行されたこと
をディスプレイ上で表示することは既に行われている
が、マウスを用いた場合には、利用者がマウスに備えら
れたボタンを押圧する操作が即クリック操作に相当する
ため、利用者がクリック動作の開始時を容易に確認でき
る。これに対し、本発明のごとく、タッチパネル操作に
よるマウスエミュレーション動作の実行にあっては、タ
ッチパネル上を押圧しただけではクリック操作とはみな
されないだけに、このマウスクリック動作の開始状態を
表示装置の画面上で表示することはドラッグ操作等を確
実に行う上で非常に重要な技術となる。
【0030】図6は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図であり、(a)は、マウスクリック動作開始の有無
のみを表示装置で表示するための構成であり、(b)
は、タッチパネル上へのタッチ時間の増加状態を表示す
るための構成である。また、図7は、本実施例における
表示装置の表示画面の状態を示す図であり、(a)は、
マウスクリック動作開始の有無のみを表示する場合の一
例であり、(b)は、タッチパネル上へのタッチ時間の
増加状態を表示する場合の一例である。
【0031】図6(a)に示す構成では、タッチパネル
上へのタッチ時間300が予め設定された位置決め時間
△t以上となることによって比較部3から制御信号40
0が出力されると、この制御信号400は表示データ変
換部11において表示装置で表示可能なデータに変換さ
れる。そして、比較部3から制御信号400が出力され
ると、判定処理部8は、マウスクリックエミュレーショ
ン動作を開始することになるが、これと同時に、表示デ
ータ変換部11で変換されたデータ、つまり、マウスク
リック操作の開始されたことが表示装置で表示される。
利用者は、例えば、マウスドラッグエミュレーション操
作を実行したい場合には、このマウスクリック操作の開
始表示でマウスクリック操作が開始されたことを確認し
た後、タッチ位置をあそび誤差△d以上移動させること
になる。
【0032】この場合の表示画面上での表示形式として
は、例えば、図7(a)に示すように、表示画面13上
でのカーソル位置指示マーク14をマウスクリック操作
開始前と開始後とで異なるマークとすることが可能であ
る。また、表示画面の周辺部分に、マウスクリック操作
が開始されたことを示すマークを表示するようにしても
よい。
【0033】また、図6(b)に示す構成では、タッチ
時間検出部1で検出されているタッチパネル上へのタッ
チ時間300の増加状態を表示データ変換部12で表示
装置で表示可能なデータに変換し、そのタッチ時間30
0の変化を表示装置で表示するものである。これによ
り、利用者は、タッチパネル上をどの程度の時間押圧し
続ければマウスクリックエミュレーション操作が開始さ
れるかが容易に分かるので、カーソル移動操作を行いた
い場合に、誤ってマウスドラッグ操作が開始されたり、
また、マウスドラッグ操作を実行すべきときに、マウス
ドラッグ操作が開始されず、単に、カーソル移動のみが
実行されてしまう等の不具合を解消できる。
【0034】この場合での表示装置上への表示形式とし
ては、図7(b)に示すように、表示画面13の周辺部
分に、位置決め時間△tに相当する面積を有する領域1
5を設け、その内部をタッチ時間検出部で検出されてい
る現在までのタッチ時間に相当する領域16だけ埋めて
いくものが可能である。こうすることにより、利用者
は、タッチ時間およびマウスクリック操作が開始される
までの時間を容易に知ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタッチパ
ネル操作方法によれば、例えば、タッチパネル上の目的
位置ではない位置を誤ってタッチしてしまったとして
も、マウスクリック動作が即座に開始されることがない
ため、利用者による誤操作を防ぐことができ、また、マ
ウスカーソル位置の微調整を必要とせず、タッチパネル
上の目的位置の近隣域をタッチしたでも、その目的位置
をタッチしたとみなされるなど、タッチパネルによるマ
ウスエミュレーション動作の操作性を大幅に向上させる
ことができる。
【0036】さらに、カーソル移動の判定基準をドラッ
グ動作開始前と開始後とで異なるものとしているため
に、ドラッグ動作開始後のマウスカーソル移動を非常に
滑らかなものとすることができる。したがって、タッチ
パネル上で描画系アプリケーションソフトウェアを動作
させる場合に、タッチパネルでのドラッグ操作による描
画性能を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明におけるあそび誤差を説明する図であ
る。
【図4】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明の第2の実施例における画面の表示状態
を示す図である。
【図8】一般的な情報処理システムの構成を示す図であ
る。
【図9】従来のタッチパネル操作装置を示す図である。
【図10】従来のタッチパネル操作装置の他の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 タッチ時間検出部 2 位置決め時間設定部 3 比較部 4 記憶部 5 移動量算出部 6 あそび誤差設定部 7 比較部 8 処理判定部 11、12 表示データ変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−168583(JP,A) 特開 平5−80939(JP,A) 特開 平2−81221(JP,A) 特開 平3−286328(JP,A) 特開 平5−216588(JP,A) 特開 平2−171821(JP,A) 特開 平4−90018(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06F 3/03 - 3/033

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の画面前面に配置されたタッチ
    パネルの表面を押圧することによって画面上の座標情報
    を入力するタッチパネル座標操作方法であって、最初に
    押圧された位置の座標値と押圧され続けている間中送出
    される押圧位置の座標値との差が予め設定されたあそび
    誤差の範囲以内では同一座標をタッチしたと判定され
    前記タッチパネル表面に対する押圧継続時間が予め設定
    された位置決め時間に達した時点で、マウスクリックエ
    ミュレーション動作を開始するように、タッチパネル操
    作に対応したマウスエミュレーション動作を判定するこ
    とを特徴とするタッチパネル座標操作方法。
  2. 【請求項2】 前記マウスクリックエミュレーション動
    作が開始された後、前記座標値の差が前記あそび誤差以
    上となった時点で、マウスドラッグエミュレーション動
    作を開始するように、タッチパネル操作に対応したマウ
    スエミュレーション動作を判定することを特徴とする前
    記請求項1に記載のタッチパネル座標操作方法。
  3. 【請求項3】 前記マウスドラッグエミュレーション動
    作の開始前と開始後とで、前記カーソル位置の移動動作
    の判定基準を切り替えることを特徴とする前記請求項2
    に記載のタッチパネル座標操作方法。
  4. 【請求項4】 前記マウスエミュレーション動作が実行
    されたことを前記表示装置の画面上に表示することを特
    徴とする前記請求項1に記載のタッチパネル座標操作方
    法。
  5. 【請求項5】 表示装置の画面前面に配置されたタッチ
    パネルの表面を押圧することによって画面上の座標情報
    が入力される情報処理装置であって、 最初に押圧された位置の座標値と押圧され続けている間
    中送出される押圧位置の座標値との差を検出する第1の
    検出手段と、 前記タッチパネル表面に対する押圧継続時間を検出する
    第2の検出手段と、 前記第1の検出手段及び第2の検出手段の出力に基づ
    き、検出された前記座標値の差が予め設定されたあそび
    誤差以内の条件で、前記タッチパネル表面に対する押圧
    継続時間が予め設定された位置決め時間に達した時点
    で、マウスクリックエミュレーション動作を開始するよ
    うに、タッチパネル操作に対応したマウスエミュレーシ
    ョン動作を判定する手段と、前記第1の検出手段の出力に基づき、検出された前記座
    標値の差が予め設定されたあそび誤差より大きくなった
    時、カーソル位置の移動動作を判定する手段と を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧継続時間の変化またはマウスク
    リックエミュレーション動作の開始状態を表示データに
    変換し、前記表示装置の画面上に表示する手段を備える
    ことを特徴とする前記請求項5に記載の情報処理装置。
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