JP2000276281A - マウスポインタ座標制御方法及び装置 - Google Patents
マウスポインタ座標制御方法及び装置Info
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- JP2000276281A JP2000276281A JP11083648A JP8364899A JP2000276281A JP 2000276281 A JP2000276281 A JP 2000276281A JP 11083648 A JP11083648 A JP 11083648A JP 8364899 A JP8364899 A JP 8364899A JP 2000276281 A JP2000276281 A JP 2000276281A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】マウス等ポインティングデバイスのポインタを
自動でオブジェクト内へ移動制御することにより、操作
性を向上するとともに、操作の精度を向上する方法及び
装置提供。 【解決手段】画面上でのマウスポインタ座標をウインド
ウマネージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する
手段と、ＧＵＩ構成部品の座標情報を格納したデータベ
ースと、前記データベースを参照して前記記憶手段に記
憶されたマウスポインタ座標が、前記画面上に表示され
るＧＵＩ構成部品と重なっているかを定期的にチェック
する手段と、前記マウスポインタ座標がＧＵＩ構成部品
と重なっている場合には、前記マウスポインタ座標の補
正要求を出力する手段と、前記マウスポインタ座標の補
正要求が出力されている間、前記マウスポインタを前記
ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々に移動させるように
前記ウインドウマネージャに移動要求を送出する手段
と、を備える。
自動でオブジェクト内へ移動制御することにより、操作
性を向上するとともに、操作の精度を向上する方法及び
装置提供。 【解決手段】画面上でのマウスポインタ座標をウインド
ウマネージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する
手段と、ＧＵＩ構成部品の座標情報を格納したデータベ
ースと、前記データベースを参照して前記記憶手段に記
憶されたマウスポインタ座標が、前記画面上に表示され
るＧＵＩ構成部品と重なっているかを定期的にチェック
する手段と、前記マウスポインタ座標がＧＵＩ構成部品
と重なっている場合には、前記マウスポインタ座標の補
正要求を出力する手段と、前記マウスポインタ座標の補
正要求が出力されている間、前記マウスポインタを前記
ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々に移動させるように
前記ウインドウマネージャに移動要求を送出する手段
と、を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置にお
ける情報入力装置に関し、特に、マウス等ポインティン
グデバイスのカーソル座標補正技術に関する。
ける情報入力装置に関し、特に、マウス等ポインティン
グデバイスのカーソル座標補正技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】情報処理装置の表示装置におけるマルチ
ウィンドウ表示等ウィンドウシステムの普及とともに、
情報入力の多くは、表示装置にグラフィック表示される
ＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）の部品
（ボタン、ツールバー、アイコン等）をマウス等のポイ
ンティングデバイスで選択することで行われている。
ウィンドウ表示等ウィンドウシステムの普及とともに、
情報入力の多くは、表示装置にグラフィック表示される
ＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）の部品
（ボタン、ツールバー、アイコン等）をマウス等のポイ
ンティングデバイスで選択することで行われている。
【０００３】近時、ＧＵＩ（グラフィカルユーザインタ
フェース）の高密度化、多様化が進み、選択・設定画面
上に表示されるＧＵＩ構成部品のうち、どれをマウス等
ポインティングデバイスで指示できるのか、ユーザが直
感的に理解することが容易ではなくなっている。
フェース）の高密度化、多様化が進み、選択・設定画面
上に表示されるＧＵＩ構成部品のうち、どれをマウス等
ポインティングデバイスで指示できるのか、ユーザが直
感的に理解することが容易ではなくなっている。
【０００４】なお、特開平１０−２４０４４５号公報に
は、マウス等ポインティングデバイスのボタンを押下し
（クリック）たときの位置を補正し、マウスポインタの
位置を微調整不要とするシステムが提案されている。こ
のシステムは、アプリケーションのオブジェクト選択
時、マウスポインタの位置を自動的に補正することで、
オブジェクトのサイズが小さい場合、マウス位置を細か
く操作してマウスポインタをオブジェクト上に正確に移
動させる必要がなくなり、オブジェクトの付近に移動す
れば、目的のオブジェクトに移動させるものである。
は、マウス等ポインティングデバイスのボタンを押下し
（クリック）たときの位置を補正し、マウスポインタの
位置を微調整不要とするシステムが提案されている。こ
のシステムは、アプリケーションのオブジェクト選択
時、マウスポインタの位置を自動的に補正することで、
オブジェクトのサイズが小さい場合、マウス位置を細か
く操作してマウスポインタをオブジェクト上に正確に移
動させる必要がなくなり、オブジェクトの付近に移動す
れば、目的のオブジェクトに移動させるものである。
【０００５】しかしながら、上記システムは、マウスボ
タンの押下（クリック操作）時に、マウスカーソルが補
正領域範囲内にあるとき、カーソル座標をオブジェクト
へのカーソル座標に変換するものであり、オブジェクト
近傍でのマウスボタンの押下操作を必要とする。
タンの押下（クリック操作）時に、マウスカーソルが補
正領域範囲内にあるとき、カーソル座標をオブジェクト
へのカーソル座標に変換するものであり、オブジェクト
近傍でのマウスボタンの押下操作を必要とする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の情報処理装置においては、画面上に表示されているＧ
ＵＩの構成部品の密度が高く、あるＧＵＩ構成部品と他
のＧＵＩ構成が密に並んでいるような場合、マウスを用
いて、本来意図した指示部品の隣の構成部品を指示しま
うという誤操作が発生する場合がある。
の情報処理装置においては、画面上に表示されているＧ
ＵＩの構成部品の密度が高く、あるＧＵＩ構成部品と他
のＧＵＩ構成が密に並んでいるような場合、マウスを用
いて、本来意図した指示部品の隣の構成部品を指示しま
うという誤操作が発生する場合がある。
【０００７】また初心者、ＧＵＩ操作に慣れていない利
用者は、画面上に表示される多数のＧＵＩ構成部品（文
字情報も含む）のうちどれがマウスで指示可能なＧＵＩ
構成部品であるのか、直ちに認識することができず、こ
のため操作効率の向上を図ることが困難である、という
問題点もある。
用者は、画面上に表示される多数のＧＵＩ構成部品（文
字情報も含む）のうちどれがマウスで指示可能なＧＵＩ
構成部品であるのか、直ちに認識することができず、こ
のため操作効率の向上を図ることが困難である、という
問題点もある。
【０００８】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、マウス押下操作
等を不要として、マウスポインタを自動でオブジェクト
内へ移動制御することにより、操作性を向上するととも
に、操作の精度を向上する方法及び装置を提供すること
にある。
てなされたものであって、その目的は、マウス押下操作
等を不要として、マウスポインタを自動でオブジェクト
内へ移動制御することにより、操作性を向上するととも
に、操作の精度を向上する方法及び装置を提供すること
にある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、ポインティングデバイスのポインタ座標がＧＵＩ
構成部品と一部重なっている場合には、前記ポインティ
ングデバイスのポインタが、前記ＧＵＩ構成部品の前記
ポインティングデバイスのポインタで指示可能とされる
領域内に入るように前記ポインティングデバイスのポイ
ンタ座標を自動で移動させて補正するようにしたもので
ある。より詳細には、本発明は、（ａ）画面上でのポイ
ンティングデバイスのポインタ座標を定期的に取得して
記憶手段に記憶するステップと、（ｂ）前記記憶手段に
記憶されたポインティングデバイスのポインタ座標が、
ＧＵＩ構成部品と重なっているかを定期的にチェックす
るステップと、（ｃ）前記ポインティングデバイスのポ
インタ座標がＧＵＩ構成部品と重なっている場合には、
前記ポインティングデバイスのポインタ座標を前記ＧＵ
Ｉ構成部品の中心座標側へ徐々に移動させるステップ、
を含むことを特徴とする。
明は、ポインティングデバイスのポインタ座標がＧＵＩ
構成部品と一部重なっている場合には、前記ポインティ
ングデバイスのポインタが、前記ＧＵＩ構成部品の前記
ポインティングデバイスのポインタで指示可能とされる
領域内に入るように前記ポインティングデバイスのポイ
ンタ座標を自動で移動させて補正するようにしたもので
ある。より詳細には、本発明は、（ａ）画面上でのポイ
ンティングデバイスのポインタ座標を定期的に取得して
記憶手段に記憶するステップと、（ｂ）前記記憶手段に
記憶されたポインティングデバイスのポインタ座標が、
ＧＵＩ構成部品と重なっているかを定期的にチェックす
るステップと、（ｃ）前記ポインティングデバイスのポ
インタ座標がＧＵＩ構成部品と重なっている場合には、
前記ポインティングデバイスのポインタ座標を前記ＧＵ
Ｉ構成部品の中心座標側へ徐々に移動させるステップ、
を含むことを特徴とする。
【００１０】本発明は、マウス等のポインティングデバ
イスを備えた情報処理装置において、画面上でのポイン
ティングデバイスのポインタ座標を前記ウィンドウマネ
ージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する手段
と、ＧＵＩ構成部品の座標情報を格納したデータベース
と、前記データベースを参照して、前記記憶手段に記憶
されたポインティングデバイスのポインタ座標が、ＧＵ
Ｉ構成部品と重なっているかを定期的にチェックする手
段と、前記ポインティングデバイスのポインタ座標がＧ
ＵＩ構成部品と重なっている場合には、前記ポインティ
ングデバイスのポインタ座標の補正要求を出力する手段
と、前記ポインティングデバイスのポインタ座標の補正
要求が出力されている間、前記ポインティングデバイス
のポインタを前記ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々に
移動させるように前記ウィンドウマネージャに移動要求
を送出する手段と、を備える。
イスを備えた情報処理装置において、画面上でのポイン
ティングデバイスのポインタ座標を前記ウィンドウマネ
ージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する手段
と、ＧＵＩ構成部品の座標情報を格納したデータベース
と、前記データベースを参照して、前記記憶手段に記憶
されたポインティングデバイスのポインタ座標が、ＧＵ
Ｉ構成部品と重なっているかを定期的にチェックする手
段と、前記ポインティングデバイスのポインタ座標がＧ
ＵＩ構成部品と重なっている場合には、前記ポインティ
ングデバイスのポインタ座標の補正要求を出力する手段
と、前記ポインティングデバイスのポインタ座標の補正
要求が出力されている間、前記ポインティングデバイス
のポインタを前記ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々に
移動させるように前記ウィンドウマネージャに移動要求
を送出する手段と、を備える。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、コンピュータ上で動作するアプリケー
ション・プログラムが、表示装置の画面上のグラフィカ
ル・ユーザインターフェース（「ＧＵＩ」という）のデ
ザイン情報を基に、画面上でのマウスポインタ（マウス
カーソル）の座標（「マウスポインタ座標」という）を
動的に補正するものである。
する。本発明は、コンピュータ上で動作するアプリケー
ション・プログラムが、表示装置の画面上のグラフィカ
ル・ユーザインターフェース（「ＧＵＩ」という）のデ
ザイン情報を基に、画面上でのマウスポインタ（マウス
カーソル）の座標（「マウスポインタ座標」という）を
動的に補正するものである。
【００１２】図１は、本発明の一実施の形態の構成を示
す図であり、アプリケーションプログラムの構成を示す
図である。アプリケーションプログラム１１の座標補正
部１０は、座標検出スレッド１と、メモリ２と、検索ス
レッド３と、ＧＵＩデザインデータベース４と、座標補
正スレッド５とを備えて構成されている。
す図であり、アプリケーションプログラムの構成を示す
図である。アプリケーションプログラム１１の座標補正
部１０は、座標検出スレッド１と、メモリ２と、検索ス
レッド３と、ＧＵＩデザインデータベース４と、座標補
正スレッド５とを備えて構成されている。
【００１３】座標検出スレッド１は、一定時間間隔でウ
ィンドウマネージャ６に画面上の現在のマウスポインタ
座標を問い合わせ、ウィンドウマネージャ６から通知さ
れたマウスポインタ座標をメモリ２に格納する。
ィンドウマネージャ６に画面上の現在のマウスポインタ
座標を問い合わせ、ウィンドウマネージャ６から通知さ
れたマウスポインタ座標をメモリ２に格納する。
【００１４】検索スレッド３は、一定時間間隔に、メモ
リ２に格納されているマウスカーソル座標が、ボタンや
アイコンなどＧＵＩ構成部品の枠と座標が重複している
か否か、ＧＵＩデザインデータベース４に格納されてい
るＧＵＩ構成部品のデザイン情報（ＧＵＩ構成部品の形
状、座標情報を含む）と照合して判定する。一方、重複
している場合には、座標補正スレッド６に、マウスポイ
ンタ座標補正要求を発行する。
リ２に格納されているマウスカーソル座標が、ボタンや
アイコンなどＧＵＩ構成部品の枠と座標が重複している
か否か、ＧＵＩデザインデータベース４に格納されてい
るＧＵＩ構成部品のデザイン情報（ＧＵＩ構成部品の形
状、座標情報を含む）と照合して判定する。一方、重複
している場合には、座標補正スレッド６に、マウスポイ
ンタ座標補正要求を発行する。
【００１５】ＧＵＩデザインデータベース４には、画面
上でマウスにて指示可能なＧＵＩ構成部品の位置情報
が、蓄積されている。
上でマウスにて指示可能なＧＵＩ構成部品の位置情報
が、蓄積されている。
【００１６】座標補正スレッド５は、検索スレッド１か
らマウスポインタ座標補正要求が出力されている間、マ
ウスカポインタ座標をＧＵＩ構成部品の中心座標方向
に、一定距離だけ移動させるように、さらにウィンドウ
マネージャ６に依頼する。
らマウスポインタ座標補正要求が出力されている間、マ
ウスカポインタ座標をＧＵＩ構成部品の中心座標方向
に、一定距離だけ移動させるように、さらにウィンドウ
マネージャ６に依頼する。
【００１７】座標検出スレッド１、検索スレッド３、座
標補正スレッド５は、コンピュータ上で動作するアプリ
ケーションプログラム上に実装される。このプログラム
を記録した記録媒体からプログラムを読み出し主記憶に
ロードして実行することで本発明を実施することができ
る。すなわち、本発明は、マウス等のポインティングデ
バイスを備えた情報処理装置において、（ａ）画面上で
のポインティングデバイスのポインタ座標をウィンドウ
マネージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する、
座標検出スレッドの処理、（ｂ）前記画面上に表示され
るＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）構成部
品の座標情報を格納したデータベースを参照して、前記
記憶手段に記憶されたポインティングデバイスのポイン
タ座標が、ＧＵＩ構成部品と重なっているかを定期的に
チェックし、前記ポインティングデバイスのポインタ座
標がＧＵＩ構成部品と重なっている場合には、前記ポイ
ンティングデバイスのポインタ座標の補正要求を出力す
る、検索スレッドの処理、（ｃ）前記ポインティングデ
バイスのポインタ座標の補正要求が出力されている間、
前記ポインティングデバイスのポインタを前記ＧＵＩ構
成部品の中心座標側へ徐々に移動させるように前記ウィ
ンドウマネージャに移動要求を送出する、座標補正スレ
ッドの処理を情報処理装置で実行させるためのプログラ
ムを記録した記録媒体を含むものである。
標補正スレッド５は、コンピュータ上で動作するアプリ
ケーションプログラム上に実装される。このプログラム
を記録した記録媒体からプログラムを読み出し主記憶に
ロードして実行することで本発明を実施することができ
る。すなわち、本発明は、マウス等のポインティングデ
バイスを備えた情報処理装置において、（ａ）画面上で
のポインティングデバイスのポインタ座標をウィンドウ
マネージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する、
座標検出スレッドの処理、（ｂ）前記画面上に表示され
るＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）構成部
品の座標情報を格納したデータベースを参照して、前記
記憶手段に記憶されたポインティングデバイスのポイン
タ座標が、ＧＵＩ構成部品と重なっているかを定期的に
チェックし、前記ポインティングデバイスのポインタ座
標がＧＵＩ構成部品と重なっている場合には、前記ポイ
ンティングデバイスのポインタ座標の補正要求を出力す
る、検索スレッドの処理、（ｃ）前記ポインティングデ
バイスのポインタ座標の補正要求が出力されている間、
前記ポインティングデバイスのポインタを前記ＧＵＩ構
成部品の中心座標側へ徐々に移動させるように前記ウィ
ンドウマネージャに移動要求を送出する、座標補正スレ
ッドの処理を情報処理装置で実行させるためのプログラ
ムを記録した記録媒体を含むものである。
【００１８】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。図１は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図１を参照すると、本実施例において、情報処
理装置で実行されるアプリケーションプログラム１１
は、座標検出スレッド１と、メモリ２と、検索スレッド
３と、ＧＵＩデザインデータベース４と、座標補正スレ
ッド５を備える。
に説明する。図１は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図１を参照すると、本実施例において、情報処
理装置で実行されるアプリケーションプログラム１１
は、座標検出スレッド１と、メモリ２と、検索スレッド
３と、ＧＵＩデザインデータベース４と、座標補正スレ
ッド５を備える。
【００１９】ウィンドウマネージャ６はオペレーティン
グ・システムに標準に実装されている機能からなり、不
図示の表示装置におけるウィンドウの表示全般の制御を
司る。
グ・システムに標準に実装されている機能からなり、不
図示の表示装置におけるウィンドウの表示全般の制御を
司る。
【００２０】図２は、本発明の一実施例の動作を説明す
るための流れ図である。図１及び図２を参照して、本実
施例の動作について説明する。
るための流れ図である。図１及び図２を参照して、本実
施例の動作について説明する。
【００２１】座標検出スレッド１は、表示装置の画面上
でのマウスポインタ（マウスカーソル）の座標をウィン
ドウマネージャ６に問い合わせ、取得したマウスポイン
タ座標をメモリ２に格納する処理を一定時間間隔で繰返
す（ステップＳ１１）。
でのマウスポインタ（マウスカーソル）の座標をウィン
ドウマネージャ６に問い合わせ、取得したマウスポイン
タ座標をメモリ２に格納する処理を一定時間間隔で繰返
す（ステップＳ１１）。
【００２２】検索スレッド２は、メモリ２に格納されて
いるマウスポインタ座標が、ＧＵＩ構成部品と座標が重
複しているか、ＧＵＩデザインデータベース４を参照し
てチェックする処理を一定時間間隔で繰返す。ＧＵＩデ
ザインデータベース４は、画面上にマウスで指示可能な
ＧＵＩ構成部品の位置を全て蓄積している。
いるマウスポインタ座標が、ＧＵＩ構成部品と座標が重
複しているか、ＧＵＩデザインデータベース４を参照し
てチェックする処理を一定時間間隔で繰返す。ＧＵＩデ
ザインデータベース４は、画面上にマウスで指示可能な
ＧＵＩ構成部品の位置を全て蓄積している。
【００２３】検索スレッド３が、マウスポインタ座標が
ＧＵＩ構成部品と重複していることを検出した場合、例
えば、図３（ａ）に示すようマウスカーソル２０がボタ
ン２１の領域に入った場合には、座標補正スレッド５に
マウスポインタ座標補正要求を発信し、ＧＵＩ構成部品
の中心座標を出力する（ステップＳ１２）。ボタン２１
が矩形形状の場合、マウスカーソル２０の座標からボタ
ンの外部にあるか重なり状態か、ボタン内部であるかが
判定される。
ＧＵＩ構成部品と重複していることを検出した場合、例
えば、図３（ａ）に示すようマウスカーソル２０がボタ
ン２１の領域に入った場合には、座標補正スレッド５に
マウスポインタ座標補正要求を発信し、ＧＵＩ構成部品
の中心座標を出力する（ステップＳ１２）。ボタン２１
が矩形形状の場合、マウスカーソル２０の座標からボタ
ンの外部にあるか重なり状態か、ボタン内部であるかが
判定される。
【００２４】座標補正スレッド５は、マウスポインタ座
標補正要求が出力されている間、ＧＵＩ構成部品の中心
座標方向に、マウスポインタ座標を所定の距離だけ移動
させる処理を繰返す。ウィンドウマネージャ６にマウス
ポインタ座標の移動要求を送出する（ステップＳ１
３）。
標補正要求が出力されている間、ＧＵＩ構成部品の中心
座標方向に、マウスポインタ座標を所定の距離だけ移動
させる処理を繰返す。ウィンドウマネージャ６にマウス
ポインタ座標の移動要求を送出する（ステップＳ１
３）。
【００２５】ウィンドウマネージャ６はこの移動要求を
受けてマウスポインタ座標を移動する。
受けてマウスポインタ座標を移動する。
【００２６】マウスポインタ座標が、ＧＵＩ構成部品の
中心座標（図３では、（（ｘ1＋ｘ2）／２、（ｙ1＋
ｙ2）／２、）近傍に達した場合（ステップＳ１４）、
検索スレッド３は、座標補正スレッド５へのマウスポイ
ンタ座標補正要求を停止し、座標補正スレッド５は、Ｇ
ＵＩ構成部品内の中心座標方向に、マウスポインタ座標
を一定距離だけ移動させる処理を停止する（ステップＳ
１５）。
中心座標（図３では、（（ｘ1＋ｘ2）／２、（ｙ1＋
ｙ2）／２、）近傍に達した場合（ステップＳ１４）、
検索スレッド３は、座標補正スレッド５へのマウスポイ
ンタ座標補正要求を停止し、座標補正スレッド５は、Ｇ
ＵＩ構成部品内の中心座標方向に、マウスポインタ座標
を一定距離だけ移動させる処理を停止する（ステップＳ
１５）。
【００２７】この処理によって、マウスカーソルがＧＵ
Ｉ構成部品の周線と一部重なっている場合において、利
用者がマウスを動かさない場合にも、マウスポインタ座
標はＧＵＩ構成部品の中心側に徐々に収束する。
Ｉ構成部品の周線と一部重なっている場合において、利
用者がマウスを動かさない場合にも、マウスポインタ座
標はＧＵＩ構成部品の中心側に徐々に収束する。
【００２８】また利用者がマウス本体を動かした場合、
マウスポインタ座標がＧＵＩ構成部品に重複すれば、ス
テップＳ１０〜Ｓ１３の処理が繰り返し行われる。一
方、ステップＳ１１の判定で、マウスポインタ座標がＧ
ＵＩ構成部品に重複しなければ、マウスポインタ座標の
補正は行われず、利用者のマウス操作とマウスポインタ
座標の移動量の相関はリニアとされ、マウス本体の移動
量に対応して画面上のマウスカーソルが移動する。
マウスポインタ座標がＧＵＩ構成部品に重複すれば、ス
テップＳ１０〜Ｓ１３の処理が繰り返し行われる。一
方、ステップＳ１１の判定で、マウスポインタ座標がＧ
ＵＩ構成部品に重複しなければ、マウスポインタ座標の
補正は行われず、利用者のマウス操作とマウスポインタ
座標の移動量の相関はリニアとされ、マウス本体の移動
量に対応して画面上のマウスカーソルが移動する。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
記記載の効果を奏する。
【００３０】本発明の第一の効果は、画面上に表示され
ているＧＵＩの構成部品の密度が高い場合、マウスで本
来の指示部品の隣の構成部品を指示するような誤操作を
低減することができるということである。
ているＧＵＩの構成部品の密度が高い場合、マウスで本
来の指示部品の隣の構成部品を指示するような誤操作を
低減することができるということである。
【００３１】例えば、マウス位置が、密に並んだボタン
の境界近辺ある場合でも、一方のボタンの中心にマウス
ポインタ座標を動的に補正するので、視覚上明確に確認
できる。
の境界近辺ある場合でも、一方のボタンの中心にマウス
ポインタ座標を動的に補正するので、視覚上明確に確認
できる。
【００３２】本発明の第二の効果は、利用者がＧＵＩ操
作に慣れていない場合でも、ＧＵＩ構成部品を明確に認
識できる、ということである。その理由は、ＧＵＩ構成
部品の近辺では、マウスポインタの位置が動的に制御さ
れるためである。
作に慣れていない場合でも、ＧＵＩ構成部品を明確に認
識できる、ということである。その理由は、ＧＵＩ構成
部品の近辺では、マウスポインタの位置が動的に制御さ
れるためである。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】本発明の一実施例の処理手順を示す流れ図であ
る。
る。
【図３】本発明の一実施例の動作を模式的に示す図であ
る。
る。
１ 座標検出スレッド ２ メモリ ３ 検索スレッド ４ ＧＵＩデザインデータベース ５ 座標補正スレッド ６ ウィンドウマネージャ １１ アプリケーションプログラム
Claims (9)
- 【請求項１】（ａ）表示装置の画面上でのポインティン
グデバイスのポインタ座標を取得して記憶手段に記憶す
るステップと、 （ｂ）前記記憶手段に記憶された前記ポインティングデ
バイスのポインタ座標が、前記画面上に表示されるＧＵ
Ｉ（グラフィカルユーザインタフェース）構成部品と重
なっているか否かをチェックするステップと、 （ｃ）前記ポインティングデバイスのポインタ座標がＧ
ＵＩ構成部品と一部重なっている場合には、前記ポイン
ティングデバイスのポインタが、前記ＧＵＩ構成部品内
の前記ポインティングデバイスのポインタで指示可能と
される領域内に入るように、前記ポインティングデバイ
スのポインタ座標を自動で移動させるステップと、 を含むことを特徴とするポインティングデバイスのポイ
ンタ座標制御方法。 - 【請求項２】（ａ）表示装置の画面上でのポインティン
グデバイスのポインタ座標を取得して記憶手段に記憶す
るステップと、 （ｂ）前記記憶手段に記憶された前記ポインティングデ
バイスのポインタ座標が、前記画面上に表示されるＧＵ
Ｉ（グラフィカルユーザインタフェース）構成部品と重
なっているか否かをチェックするステップと、 （ｃ）前記ポインティングデバイスのポインタ座標がＧ
ＵＩ構成部品と重なっている場合には、前記ポインティ
ングデバイスのポインタ座標を、前記ＧＵＩ構成部品の
中心座標側へ移動させるステップと、 を含むことを特徴とするポインティングデバイスのポイ
ンタ座標制御方法。 - 【請求項３】前記ステップ（ａ）において、前記表示装
置の画面上でのポインティングデバイスのポインタ座標
を定期的に取得して記憶手段に記憶し、 前記ステップ（ｂ）において、前記記憶手段に記憶され
た前記ポインティングデバイスのポインタ座標が、前記
画面上に表示されるＧＵＩ（グラフィカルユーザインタ
フェース）構成部品と重なっているか否かを定期的にチ
ェックする、ことを特徴とする請求項１又は２記載のポ
インティングデバイスのポインタ座標制御方法。 - 【請求項４】（ａ）表示装置の画面上でのマウスポイン
タの座標を定期的に取得して記憶手段に記憶するステッ
プと、 （ｂ）前記記憶手段に記憶された前記マウスポインタの
座標が、前記画面上に表示されるＧＵＩ（グラフィカル
ユーザインタフェース）構成部品と重なっているか否か
を定期的にチェックするステップと、 （ｃ）前記マウスポインタの座標がＧＵＩ構成部品と重
なっている場合には、前記マウスポインタの座標を前記
ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々に移動させるステッ
プと、 を含むことを特徴とするマウスポインタ座標制御方法。 - 【請求項５】表示装置の画面上でのポインティングデバ
イスのポインタ座標を取得して記憶手段に記憶する手段
と、 前記記憶手段に記憶された前記ポインティングデバイス
のポインタ座標が、前記画面上に表示されるＧＵＩ（グ
ラフィカルユーザインタフェース）構成部品と重なって
いるか否かをチェックする手段と、 前記ポインティングデバイスのポインタ座標がＧＵＩ構
成部品と一部重なっている場合には、前記ポインティン
グデバイスのポインタが、前記ＧＵＩ構成部品の前記ポ
インティングデバイスのポインタで指示可能とされる領
域内に確実に配置されるように前記ポインティングデバ
イスのポインタ座標を自動で移動させる手段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項６】入力装置としてのポインティングデバイス
と表示装置とを備えた情報処理装置において、 前記表示装置の画面上でのポインティングデバイスのポ
インタ座標を、ウィンドウの表示を制御するウィンドウ
マネージャから定期的に取得して記憶手段に記憶する手
段と、 前記表示装置の画面上に表示されるＧＵＩ構成部品の座
標情報を格納したデータベースと、 前記データベースを参照して、前記記憶手段に記憶され
たポインティングデバイスのポインタ座標が、前記表示
装置の画面上に表示されるＧＵＩ（グラフィカルユーザ
インタフェース）構成部品と重なっているか否かを定期
的にチェックする手段と、 前記ポインティングデバイスのポインタ座標がＧＵＩ構
成部品と重なっている場合には、前記ポインティングデ
バイスのポインタ座標の補正要求を出力する手段と、 前記ポインティングデバイスのポインタ座標の補正要求
が出力されている間、前記ポインティングデバイスのポ
インタを前記ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々に移動
させるように前記ウィンドウマネージャに移動要求を送
出する手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項７】前記データベースには、前記表示装置の画
面上に表示されるＧＵＩ構成部品のうち前記ポインティ
ングデバイスのポインタで指示可能なＧＵＩ構成部品が
格納されていることを特徴とする請求項６記載の情報処
理装置。 - 【請求項８】前記ポインティングデバイスがマウスより
なることを特徴とする請求項５乃至７のいずれか一に記
載の情報処理装置。 - 【請求項９】入力手段をなすポインティングデバイスと
表示装置とを備えた情報処理装置において、 （ａ）前記表示装置の画面上でのポインティングデバイ
スのポインタ座標をウィンドウマネージャから定期的に
取得して記憶手段に記憶する処理、 （ｂ）前記画面上に表示されるＧＵＩ（グラフィカルユ
ーザインタフェース）構成部品の座標情報を格納したデ
ータベースを参照して、前記記憶手段に記憶されたポイ
ンティングデバイスのポインタ座標が、ＧＵＩ構成部品
と重なっているかを定期的にチェックし、前記ポインテ
ィングデバイスのポインタ座標がＧＵＩ構成部品と重な
っている場合には、前記ポインティングデバイスのポイ
ンタ座標の補正要求を出力する処理、 （ｃ）前記ポインティングデバイスのポインタ座標の補
正要求が出力されている間、前記ポインティングデバイ
スのポインタを前記ＧＵＩ構成部品の中心座標側へ徐々
に移動させるように前記ウィンドウマネージャに移動要
求を送出する処理、 の前記（ａ）乃至（ｃ）の処理を情報処理装置で実行さ
せるためのプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11083648A JP2000276281A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | マウスポインタ座標制御方法及び装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11083648A JP2000276281A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | マウスポインタ座標制御方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000276281A true JP2000276281A (ja) | 2000-10-06 |
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ID=13808283
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