JP3350339B2 - ドラッグモード設定方法 - Google Patents

ドラッグモード設定方法

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JP3350339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウスに代わるポ
インティングデバイス、特にタブレット型座標入力装置
におけるドラッグモード設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、GUI(グラフィカル・ユーザー
・インターフェース)環境の進展に伴い、コンピュー
タ、特にパーソナルコンピュータ(以下パソコンとい
う)のポインティングデバイスにマウスが広く用いられ
ている。
【0003】すなわち、マウスを操作パッド上で移動さ
せ、その移動操作量をマウス相対移動データとしてパソ
コンへ出力し、パソコンのディスプレイに表示されたカ
ーソルの移動を制御するものである。そして、このカー
ソルをディスプレイに表示させたアイコン上に移動させ
ながら、あるいは移動の途中で、マウスに備えられたボ
タンスイッチを操作して、クリック、ダブルクリック、
ドラッグ等、マウス特有の操作を行い、前記アイコンに
定義付けられた命令等をパソコンへ入力するものであ
る。
【0004】このようなマウスによるパソコンへの指令
の1つにドラッグモード設定のためのドラッグモード設
定指令がある。ここでドラッグモードとは、前記アイコ
ンやファイル等のコピーや移動を行ったり、ディスプレ
イに表示されたウインドウの大きさを変えたりするモー
ドであるが、マウスの場合、このドラッグモード設定指
令は、マウスに設けられた特定のボタンスイッチ(左右
2つのボタンスイッチをもったマウスにおいては、通常
左ボタンスイッチ)を押圧しつつ、マウスを移動させる
ことによって出力される。
【0005】すなわち、このような操作により、予め決
められたフォーマット,コードをもつドラッグモード設
定指令がパソコンに与えられ、パソコンをドラッグモー
ドに設定する。
【0006】なお、このときマウスの移動量(位置)を
表わすデータもパソコンに与えられる。また、上記操作
の途中でマウスのボタンスイッチの押圧を解除すれば、
ドラッグモード解除指令がマウスからパソコンに与えら
れ、ドラッグモードが解除される。
【0007】しかしながら、マウスは上記のように操作
パッド上で移動させる必要があるため、特にノート型パ
ソコン等、ポータブルタイプのパソコンにあっては、そ
の持ち運び先でマウスの操作スペースを確保しにくく、
また、パソコンと共に持ち運ぶ際に収納に適さない大き
さと形状であった。
【0008】そこで、マウスに代えてタブレットの原理
を利用して、相対移動データをパソコン等へ出力するタ
ブレット型座標入力装置が開発されている。
【0009】これは、平板状の入力面上で指先や位置指
示用のペン等(以下、本明細書において位置指示用ペン
又はペンと総称する)を押圧しながら(以下ペンオンと
いう)移動させ、その位置(座標)データをパソコンに
出力するもので、静電結合、電磁誘導、抵抗接触等の種
々の方式がある。
【0010】このようなタブレット型座標入力装置にお
けるドラッグモード設定方法としては、 (1)位置指示用ペンの軸部や後端部等にドラッグモー
ド設定用のスイッチを設け、これを所望時に手動操作す
ることにより生成された特定形式の信号をマウスにおけ
ると同様のドラッグモード設定指令に変換してパソコン
に与える方法、 (2)位置指示用ペンの先端部にドラッグモード設定用
の押圧スイッチや感圧素子を設け、これに所望時、押圧
力を与えることにより生成された特定形式の信号を前記
ドラッグモード設定指令に変換してパソコンに与える方
法、 (3)タブレット型座標入力装置の入力面の下部にスイ
ッチや感圧素子を組み込んだドラッグモード設定用の入
力面を積層配置し、そこへの押圧力を検知することによ
り生成された特定形式の信号を前記ドラッグモード設定
指令に変換してパソコンに与える方法、 (4)位置指示用ペンでタブレット型座標入力装置の入
力面を特定回数たたく(タッピングする)ことにより生
成された特定形式の信号を、前記ドラッグモード設定指
令に変換してパソコンに与える方法、があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述
(1)〜(3)の方法では、タブレット型座標入力装置
やペンの構造(ハードウェア構成)が複雑で高価になっ
た。特に、(1),(2)の方法では、位置指示用ペン
からタブレット型座標入力装置等への通信手段も必要と
なり、よりハードウェア構成が複雑で高価になった。
【0012】(4)の方法では、(1)〜(3)の方法
に比較してハードウェア構成が簡単で廉価になるが、次
のような問題点があった。すなわち従来のタッピングに
よる方法では、タッピングを所定時間内に2回行い、か
つその2回のタッピングは同一位置又は2回目の位置が
1回目の位置から所定距離以内でなければならないとい
う条件があった。
【0013】これは、通常(ドラッグモード操作以外)
のペン連続押圧移動操作中において、ノイズ等、何らか
の原因でペンオンを示す位置データに抜けが生じると、
これによって、パソコン側は、一時的にペンオフと認識
し、その後に再びペンオンされたものと判断するので、
これをドラッグモード移行のためのタッピング操作と区
別する必要があるからである。
【0014】すなわち、2回目のタッピング位置が1回
目のタッピング位置に対して何ら制約がないとすれば、
上記のようにペンオンを示す位置データに抜けが生じ、
2回目のタッピングがあったものと判断された場合に、
ドラッグモード設定指令を行ったのか、通常のペン連続
移動操作を行ったのかを区別できなくなるからである。
【0015】このため、上記のようにタッピング操作が
条件付けられ、ドラッグモード設定操作が煩わしくな
り、使い勝手が低下するという問題点があった。
【0016】本発明は、ハードウェア構成の簡易化,低
価格化が図れると共に、使い勝手を向上させることので
きるドラッグモード設定方法を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るドラッグモード設定方法は、タブレット
型座標入力装置へのドラッグモード設定操作によりその
タブレット型座標入力装置内に生成されたドラッグモー
ド設定指令をコンピュータに出力し、そのコンピュータ
をドラッグモードに設定するドラッグモード設定方法に
おいて、前記ドラッグモード設定指令は、前記タブレッ
ト型座標入力装置へ位置指示を行うペンのペンオンを検
出した後、第1時間間隔以上継続して、直前に検出した
位置データとの距離が一定領域内であるときに、タブレ
ット型座標入力装置内に生成され、ドラッグモード設定
指令の出力により、コンピュータに設定したドラッグモ
ードは、位置指示を行うペンのペンオフを検出した後、
第2時間間隔以内に再びペンオンを検出し位置データを
検出したときには、解除されないことを特徴とする。
【0018】ドラッグモード設定指令を、タブレット型
座標入力装置へ位置指示を行うペンのペンオンを検出し
た後、第1時間間隔以上継続して、直前に検出した位置
データとの距離が一定領域内であるときに、タブレット
型座標入力装置内に生成すれば、通常のタブレット型座
標入力装置において、ペンでタブレット型座標入力装置
の入力面を1度押圧させたら、そのままの状態で一定時
間以上静止させておくだけで、ドラッグモード設定操作
が行われたこととなる。
【0019】このように、ペンをタブレット型座標入力
装置の入力面に一旦押圧させて第1時間間隔そのままに
するだけでドラッグモード設定可能な本発明方法による
と、タブレット型座標入力装置の入力面を所定範囲内で
2回タッピングする従来方法に比較して、設定操作が簡
単になり、使い勝手が向上する。また、上述(1)〜
(3)の方法に比較して、ハードウェア構成が簡易化さ
れ、低価格化される。
【0020】また、通常のペン連続移動操作中におい
て、ペンオンを示す位置データに抜けが生じても、一時
的なものであり、パソコン側で誤ってドラッグモードと
判断することがない。
【0021】更に、ドラッグモードへ移行した後、ペン
オンを一時的に解除しても、再び第2時間間隔内にペン
オンし位置データを検出すれば、ドラッグモードの継続
とみなされる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0023】図1は、本発明の基本となるドラッグモー
ド設定方法示すフローチャートである。この図1に示
すように、まずステップ11でタブレット型座標入力装
置の入力面へのペンの押圧又は当接(非接触式の場合は
近接、本明細書において押圧と総称する)が検出される
と、すなわちペンオンがYes(Y)と判定されると、
タイマがセットされる(ステップ12)。
【0024】このタイマのセット時間は、例えば500
msec〜1.5sec、ここでは500msecとさ
れる。またこのタイマはダウンカウントをするもので、
そのカウント値が0になった状態又はタイマがセットさ
れていない状態をオーバフローという。なお、ステップ
11でペンオンがNo(N)と判定されると、ステップ
11を繰り返し、ペンオンの待機状態となっている。
【0025】ステップ13では、前記タブレット型座標
入力装置の入力面でのペンの押圧による指示位置(座
標)を絶対値で検出する。
【0026】ステップ14では、前記タイマがオーバー
フロー(カウント値が0の状態又はタイマがセットされ
ていない状態)か否かを判定する。タイマーがオーバー
フローしていなければ、ステップ15に進み、ステップ
13で検出したペン指示位置と前回ステップ13で検出
したペン指示位置との差、すなわち相対移動量を示す相
対移動データを所定のフォーマットでタブレット型座標
入力装置から出力する。
【0027】なお、このステップ15は、通常の操作に
おける相対移動データを出力するもので、相対移動デー
タが0であるときには、押圧位置が変化していないもの
と判断し、相対移動データは出力しない。ペンオンを検
出した最初のフローでは、タイマーは、まだオーバーフ
ローせず、ステップ15に進むが、相対移動データは0
であるとして、相対移動データは、出力されない。
【0028】次に、ステップ11におけると同様のペン
オン検出が行われ(ステップ16)、ペンオンがYes
(Y)と判定されるとステップ17に進む。この間に、
ペンオンが解除されると通常の操作が終了したものとし
て、No(N)と判定して、ステップ11に移り、ペン
オンの待機状態に戻る。
【0029】ステップ17では、前回に出力されたペン
指示位置と今回出力されたペン指示位置との差が基準値
A未満であるか否かの判定を行う。この判定は、意図的
に押圧移動操作が実行されたかどうかを判別するもの
で、一定領域内の基準値A未満であれば、検出誤差内の
押圧位置の変化であるとみなして、押圧移動操作は行わ
れていないと判断する。
【0030】基準値Aは、タブレット型座標入力装置の
入力面がX,Y方向に各々1024ドットある場合に、
例えば2〜3ドット、ここでは3ドットとされる。
【0031】ステップ17で基準値A未満でないと判定
された場合には、通常(ドラッグモード操作以外)のペ
ン連続押圧移動操作であるとしてステップ12に移る。
ステップ17での初回の処理においては、前回検出した
ペン指示位置との差は0であるので基準値A未満でない
と判定され、ステップ13に移る。
【0032】2回目以降は、その際の操作が通常のペン
連続押圧移動操作であれば、前回位置との差が、一定領
域の基準値A以上となるのでステップ12に移る。ステ
ップ12に進んだ後は、その都度、ステップ12でタイ
マがリセットされるので、ステップ14でタイマーがオ
ーバーフローと判別されることはなく、通常のペン連続
押圧移動操作をしている限り、ステップ12〜17を繰
り返す。
【0033】一方、ドラッグモードへ移行しようとする
際には、同一位置が押圧され続けているので、ステップ
17では、直前に検出した位置データとの距離が一定領
域内、すなわち基準値A未満であり、タイマリセットさ
れずにステップ13に戻る。
【0034】従って、この循環フロー中に、タイマはオ
ーバーフローし(カウント値が0になる)、ステップ1
4でY判定され、ペンオンを検出した後、一定時間以上
継続して、直前に検出した位置データとの距離が一定領
域内にあると判断される。具体的には、ペンオンを検出
後、500msecの間、ペン指示位置の連続する絶対
位置の差が、3ドット以内であるときに、ドラッグモー
ド設定操作が行われたものと判断され、ステップ18に
処理が移される。
【0035】ステップ14での判断により、ドラッグモ
ードと判断されると、パソコンへ出力するドラッグモー
ド設定指令が生成される。このドラッグモード設定指令
は、ここでは、マウスの左ボタンスイッチ押圧時の出力
データに相当するデータであり、ドラッグモード設定操
作が行われたことを表わすデータである。
【0036】ステップ18では、このドラッグモード設
定操作が行われたことを表わすデータを、ステップ14
でY判定される直前にステップ13で検出されたペン指
示位置と現在のペン指示位置との差(相対移動データ)
と共に、所定のフォーマットでタブレット型座標入力装
置から出力する。
【0037】ドラッグ操作を継続している限り、ペンオ
ンされているので、次のステップ19でペンオンと判定
(Y判定)され、再びステップ13の位置検出を行う。
つまり、ドラッグモード継続中は、ステップ12を経
ず、すなわちタイマは再セットされず、タイマーはオー
バーフローしたままであり、ペンオンを解除しない限
り、ステップ13,14,18,19の処理を繰り返
し、相対移動データの更新,出力を行う。この際、ドラ
ッグモード設定操作が行われたことを表わすデータは同
様に、更新後の相対移動データと共に、所定のフォーマ
ットでタブレット型座標入力装置から出力される。
【0038】ステップ19でペンオン検出されなかった
場合(N判定の場合)には、ドラッグモードの解除操作
をしたものとしてステップ11に移り、ペンオンの待機
状態となる。
【0039】なお前述したように、ペン指示位置が一定
領域内にあるか否かはステップ17で、また、一定領域
内のペンの位置指示が一定時間以上継続されているか否
かはステップ14で、各々判定されているが、この場合
のタイマセット時間である一定時間とは、通常の操作
(ドラッグモードを設定しない操作)と識別するため、
通常の操作において、ペンオンしてから移動を開始する
までの時間に比べて充分識別できる程度に長い時間であ
り、ここでは、500msecとしている。
【0040】また一定領域とは、ペンオンしながら移動
したことを同一位置を押圧しているときの位置検出の誤
差と判別するための領域であり、ここでは、基準値Aの
3ドット/1024ドットである。すなわち、位置検出
は、3/1024の精度で検出されるものと想定し、基
準値A以内では、同一位置を押圧しているものとみなし
ている。
【0041】これらの一定時間と一定領域の具体的な数
値は、このような目的の範囲内で設定されるものであ
り、上述に限定されない。
【0042】図2は、本発明方法の実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【0043】上述の方法においては、ドラッグモードに
移行した後、ペンオンを解除すると自動的にドラッグモ
ードも解除されるが、ドラッグモードの操作中に入力面
が狭く数回の操作に分けてドラッグモードを操作しよう
とするときには、ペンオンを解除する毎に再び、上述ド
ラッグモードへの移行操作を行わなければならい。そこ
で、本発明の実施形態においては、ドラッグモードへ移
行してペンオンを一時的に解除しても、再び所定時間内
にペンオンすれば、ドラッグモードの継続とみなすもの
である。
【0044】この図2に例示のドラッグモード設定方法
では、図1におけるステップ13とステップ14の間に
第2タイマのオーバーフローの有無(第2タイマがセッ
ト時間、例えば1secを越えたか否か)を判定するス
テップ21が挿入されると共に、ステップ19とステッ
プ11の間に第2タイマのセットを行うステップ22が
挿入されている。
【0045】なお、図2においては、説明の便宜上、図
1中のタイマに相当するタイマを第1タイマと記した。
また、第2タイマのセット時間t2は、第1タイマのセ
ット時間t1より充分に大きく(t2》t1)設定され
ている。この第2タイマもダウンカウントをするもの
で、そのカウント値が0になった状態又はタイマがセッ
トされていない状態をオーバフローということも第1タ
イマと同様である。
【0046】この図2の例では、ステップ14で判定結
果がYes(Y)と判定され、ドラッグモード設定操作
が行われたと判断された後、ステップ19でペンオン検
出されなかった場合(N判定)でも、再び所定時間内に
ペンオンして、第2タイマのセット時間t2以内にステ
ップ21に移行すれば、ドラッグモードは継続している
とみなし、ステップ18へ移行するものである。つまり
一度ペンをタブレット型座標入力装置の入力面から離し
てしまっても、その後すぐにペンをタブレット型座標入
力装置の入力面に押圧し直していれば、その間、ペンを
タブレット型座標入力装置の入力面に押圧し続けていた
ものとし、ドラッグモードを維持させるようにしたもの
である。
【0047】以下、この図2の例について詳述する。こ
の図2の例は、ステップ22で第2タイマがセットされ
ない限り、図1の例と同様の処理を行う。すなわち、通
常のペン連続押圧移動操作をしている場合、及びドラッ
グモード設定操作後、ペンオンも継続している場合は図
1の例と同様である。
【0048】これを図にのステップ番号で示せば、通常
のペン連続押圧移動操作をしている場合には、ペンオン
した後、最初のフローは、ステップ11→12→13→
21→14→15→16→17→13→21→14→1
5→16の順で処理され、以後、ステップ16でペンオ
ンがN判定とならない限り、ステップ17→12→13
→21→14→15→16の処理が繰り返され、毎回第
1タイマがリセットされ、通常のペン連続押圧移動にお
ける相対移動データの更新,出力が所定のフォーマット
で行われる。
【0049】また、ドラッグモードへの移行操作を行う
と、ステップ14からステップ18に移り、ドラッグモ
ードに設定され、ペンオンが継続(ドラッグモード継
続)している限り、ステップ14→18→19→13→
21→14の順で同じ処理が繰り返され、相対移動デー
タの更新,出力が行われる。この際、ドラッグモード設
定指令であるドラッグモード設定操作が行われたことを
表わすデータが、更新後の相対移動データと共に、所定
のフォーマットでタブレット型座標入力装置から出力さ
れることは、第一の実施形態の場合と同様である。
【0050】次に、このようにドラッグモードの処理中
に、ペンオンを解除した場合すなわち、ステップ19で
ペンオン検出されなかった場合(N判定)について述べ
る。
【0051】この場合は、ステップ22において、セッ
ト時間をt2とする第2タイマがセットされて、ステッ
プ11のペンオン待機状態に移行する。
【0052】このペンオン待機状態において、t2時間
以上ペンオンされないまま経過すると、第2タイマはオ
ーバーフローし、初期状態に戻る。従って、次に入力面
を押圧して押圧移動すれば、通常のペン連続押圧移動操
作に対応する処理が実行され、一定時間押圧した後押圧
移動すれば、ドラッグモードに対応する前述の処理が実
行される。
【0053】ステップ22において、第2タイマをセッ
トしてから、待機状態において所定時間以内に再び入力
面を押圧すると、ステップ11でペンオン検出と判定
(Y判定)され、ステップ12→13→21と処理が進
む。
【0054】ステップ21では、第2タイマがオーバー
フロー(カウント値が0の状態)か否かを判定する。ス
テップ21において、時間t2が経過しなければ、すな
わち、第2タイマがオーバーフローしていなければ、N
判定となってステップ18に移る。すなわちドラッグモ
ードは解除されず、維持するもので、以後、ステップ1
9でペンオンがN判定とならなず、第2タイマがオーバ
ーフロー(カウント値が0の状態)しない限り、ステッ
プ13→21→18→19→13の処理が繰り返され、
相対移動データの更新,出力が行われる。
【0055】この際、ドラッグモード設定操作が行われ
たことを表わすデータが、更新後の相対移動データと共
に、所定のフォーマットでタブレット型座標入力装置か
ら出力されることは上述のドラッグモード設定操作後、
ペンオンも継続している場合と同様である。
【0056】なお、フローを繰り返している間に、第2
タイマはオーバーフローし、ステップ21において、Y
判定されるが、上記のようにt2》t1と設定されてい
るので、第2タイマがオーバフローした時には既に第1
タイマもオーバフローし、ステップ14においてY判定
され、ドラッグモードが継続する。すなわちステップ1
8に戻るもので、以後ペンオンが継続(ドラッグモード
継続)している限り、ステップ14→18→19→13
→21→14の順で同じ処理が繰り返され、上述と同様
の処理が行われる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ブレット型座標入力装置へのドラッグモード設定操作に
よりそのタブレット型座標入力装置内に生成されるドラ
ッグモード設定指令を、タブレット型座標入力装置へ位
置指示を行うペンのペンオンを検出した後、一定時間以
上継続して、直前に検出した位置データとの距離が一定
領域内であるときに、タブレット型座標入力装置内に生
成したので、位置指示用のペンでタブレット型座標入力
装置の入力面を1度押圧させたら、そのままの状態で一
定時間以上静止させておくだけで、ドラッグモード設定
操作が行われることになり、使い勝手が向上すると共
に、ハードウェア構成の簡易化,低価格化も図れるとい
う効果がある。
【0058】更に、入力面の狭いタブレット型座標入力
装置において、ペンをドラッグモードで一方向に移動し
たが、その途中で入力面の端部に達したため一旦、ペン
を入力面から離し、上記移動側とは反対側から再度ドラ
ッグモードで上記一方向にペンを移動させた場合等でも
ドラッグモードが解除されない。したがって、ドラッグ
モード設定のやり直しをせずに済み、使い勝手が一層向
上する。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の基本となる方法を示すフローチャ
ートである。
【図2】本発明方法の実施形態を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11 ペンオン判定ステップ 14 タイマ(第1タイマ)オーバーフローの有無判
定ステップ 16 ペンオン判定ステップ 17 前回指示位置と今回指示位置との差が基準値A
未満であるか否かの判定ステップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 320 G06F 3/03 310 G06F 3/03 380

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タブレット型座標入力装置へのドラッグ
    モード設定操作によりそのタブレット型座標入力装置内
    に生成されたドラッグモード設定指令をコンピュータに
    出力し、そのコンピュータをドラッグモードに設定する
    ドラッグモード設定方法において、 前記ドラッグモード設定指令は、前記タブレット型座標
    入力装置へ位置指示を行うペンのペンオンを検出した
    後、第1時間間隔以上継続して、直前に検出した位置デ
    ータとの距離が一定領域内であるときに、タブレット型
    座標入力装置内に生成され ドラッグモード設定指令の出力により、コンピュータに
    設定したドラッグモードは、位置指示を行うペンのペン
    オフを検出した後、第2時間間隔以内に再びペンオンを
    検出し位置データを検出したときには、解除されない
    とを特徴とするドラッグモード設定方法。
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