JP3229898B2 - 電圧形インバータ装置 - Google Patents

電圧形インバータ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可変出力周波数、可変
出力電圧電源として産業用に用いられる電圧形インバー
タ装置に係り、特にその出力電圧の歪を補償する制御方
式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば「ACサーボシステムの理
論と設計の実際」(総合電子出版社発行)P.54〜5
7に開示されたこの種従来の電圧形インバータ装置を示
す構成図で、主回路1相分(U相)とその制御ブロック
を示す。図において、1は直流電源で、通常は充電回路
を備えた大容量電解コンデンサから構成されている。
2、4はスイッチング素子としてのトランジスタ、3、
5は各トランジスタ2、4に逆並列に接続されたフライ
ホイール用のダイオード、6は交流出力電流IUを検出
する電流検出器、7は交流出力電流IUの極性に応じて
後述する補償電圧ΔVを発生する補償電圧発生器として
のコンパレータ、8はPWM制御のための三角波キャリ
ア信号を発生する三角波発生回路、9は交流相電圧指令
U *と補償電圧ΔVとを加算し三角波キャリア信号を減
算する加減算器、10はヒステリシスコンパレータ、1
1は後述するアーム短絡防止のための短絡防止時間作成
回路とベースアンプである。
【0003】次に、図8に示す回路の動作説明に入る前
に、この種電圧形インバータ装置におけるアーム間短絡
の現象とその防止策および出力電圧波形への影響につき
図9、10により説明する。インバータ主回路1相分
は、図9(1)に示すように、上アーム素子(Q1)と
逆並列接続されたダイオード3(D1)、下アーム素子
(Q4)と逆並列接続されたダイオード5(D4)とから
構成されている。そして、図から判る通り、1相分主回
路の上下アーム素子が同時に点弧すると、直流電源1−
上アーム素子2−下アーム素子4−直流電源1の短絡回
路を構成するため主回路を損焼する。このため、電圧形
インバータでは、上下アーム素子の同時点弧は禁止条件
になっており、上下どちらか一方がオンの時には残り一
方は必ずオフしていることが必要である。
【0004】図9(2)(a)は、その動作を、トラン
ジスタの動作時間を零とした理想状態の場合について示
したものである。しかし、実際のトランジスタでは動作
時間に遅れが存在するので、同図(b)に示すように、
オンしているトランジスタをオフするのに十分な時間t
dをオフ指令時点からとった後、残りのトランジスタを
オンするようにする。このtdをアーム短絡防止時間と
呼んでおり、図9(1)の直流電源1の仮想中性点Nか
ら見た出力端子電位VUNは、この時間tdでの出力電位
が出力電流IUの極性によって図9(2)(c)に示す
ように異なるので、この時間tdの影響で出力電圧に誤
差、歪が生じることになる。これは、時間tdの間はト
ランジスタ2、4共にオフしており、出力端子の電位
は、もっぱら出力電流IUの極性によりダイオード3ま
たは5のいずれがオンするかで決まるからである。
【0005】このような時間tdの影響でインバータの
出力電圧がどのような誤差電圧を含むかを説明したのが
図10である。同図(a)で交流相電圧指令VU *と三角
波キャリア信号とを比較し、VU *が大の場合は図9
(1)のトランジスタ2をオン、4をオフ、そしてVU *
が小の場合はトランジスタ2をオフ、4をオンとする。
この時の仮想中性点Nから見た理想的な相電圧出力波形
が図10(b)に示されている。同図(c)は、同図
(a)に示す遅れ力率電流IUが流れたと仮定した場合
の時間tdによる影響成分のみを示し、同図(d)は、
同図(b)に(c)を加味して求められる実際の出力電
圧波形を示す。このように、時間tdの影響は、出力電
流IUの極性と逆極性の方形波状電圧(図10(c)に
破線で示す大きさΔVの電圧)が加算されたと等価であ
ることが判る。
【0006】ここで、図8に戻り、その動作について説
明する。コンパレータ7は電流検出器6で検出された交
流出力電流IUからその極性を判別しそれと同極性で振
幅ΔV(図10(c))の補償電圧を出力し、この補償
電圧ΔVを交流相電圧指令VU *に加算して三角波キャリ
ア信号と比較するようにすることにより、短絡防止時間
tdによる影響を相殺する。即ち、加減算器9から以上
のようにして得られた信号を基に、短絡防止時間作成回
路、ベースアンプ11から各トランジスタ2、4にベー
ス電流を供給しそのスイッチング制御を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電圧形インバー
タ装置は以上のように構成されており、コンパレータ7
で発生すべき補償電圧ΔVの波形を電流検出器6で検出
した交流出力電流IUに基づいて決めていたので、この
交流出力電流に例えばPWM制御に伴うリップルが重畳
しているような場合、電流の零クロス付近の動作が不安
定となる。即ち、コンパレータ7の動作タイミングが不
安定となって正確な補償電圧ΔVが得られず、アーム短
絡防止に伴う出力電圧の歪の補償が不完全になるという
問題点があった。
【0008】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、アーム短絡防止に伴う出力電圧
の歪を確実に補償することができる電圧形インバータ装
置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電圧形インバータ装置は、交流出力電流を検出する電
流検出器、交流電流指令を発生する電流指令発生器、こ
の電流指令発生器からの交流電流指令と上記電流検出器
からの交流出力電流との偏差を入力しこれを交流電圧指
令量に変換して出力する電流制御器、上記電流指令発生
器からの交流電流指令の極性のみに応じて極性が定まる
所定量の補償電圧を発生する補償電圧発生器、および上
記電流制御器と補償電圧発生器とからの出力を加算し交
流電圧指令としてPWM制御部へ送出する加算器を備え
たものである。
【0010】請求項2に係るものは、特に上記請求項1
の補償電圧発生器に替わって、インバータの基本波出力
周波数が所定値未満のときは上記電流指令発生器からの
交流電流指令の極性に応じて、また上記基本波出力周波
数が所定値以上のときは上記電流検出器からの交流出力
電流の極性に応じてそれぞれ極性が定まる所定量の補償
電圧を発生する補償電圧発生器としたものである。
【0011】請求項3に係るものは、上記補償電圧発生
器で発生する補償電圧の絶対値が、インバータの基本波
出力周波数が所定値未満では一定で所定値以上では周波
数とともに小さくなるようにしたものである。
【0012】請求項4に係るものは、上記直流電源の電
圧を検出し、その電圧の増減に応じて補償電圧を増減す
るようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明に係る電圧形インバータ装置では、内
部で発生する交流電流指令の極性を判別して補償電圧を
発生するタイミングを決定しており、出力電流中のリッ
プル等の影響を受けることがなく正確な補償電圧を得る
ことができる。
【0014】また、インバータの基本波出力周波数が所
定値以上となると、交流電流指令と交流出力電流との位
相のずれが無視できなくなるが、この高周波数域では、
交流出力電流の極性に応じて補償電圧を発生するように
することにより、上記位相ずれの問題が解消される。
【0015】また、出力電圧/出力周波数≒一定の条件
で制御される場合には、出力電圧の波形歪に及ぼすアー
ム短絡防止時間tdの影響が小さくなり、補償電圧を周
波数とともに小さくすることもできる。
【0016】更に、補償電圧を直流電源の電圧に応じて
増減することにより、当該電圧の変動に伴う補償度の過
不足を解消することができる。
【0017】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
電圧形インバータ装置を示す構成図である。図におい
て、従来と同一または相当部分には同一の符号を付して
説明は省略する。12は交流電流指令IU *を発生する電
流指令発生器、13は電流指令発生器12からの交流電
流指令IU *と電流検出器6からの交流出力電流IUとの
偏差をとる減算器、14は減算器13からの偏差信号を
増幅変換して交流相電圧指令量VU * aとして出力する電
流制御器、15は電流制御器14からの交流相電圧指令
量VU * aとコンパレータ7からの補償電圧ΔVとを加算
して交流相電圧指令VU *として出力する加算器である。
16はインバータの発振周波数指令fを入力としアーム
短絡防止時間tdによる補償電圧量の振幅|ΔV|を発
生する電圧補償振幅発生器である。なお、aは定数入力
である。
【0018】次に動作について説明する。この実施例で
は、電流指令発生器12により内部で正弦波状の交流電
流指令IU *を作成し、この極性をコンパレータ7で判別
し、当該極性に応じて補償電圧ΔVを発生する。そし
て、この交流電流指令IU *と交流出力電流IUとの偏差
分から電流制御器14により交流相電圧指令量VU * a
作成し、加算器15でコンパレータ7からの補償電圧Δ
Vと加算して最終的な交流相電圧指令VU *を得る。この
ようにして得られた交流相電圧指令VU *に基づき、PW
M制御部を構成する三角波発生回路8、ヒステリシスコ
ンパレータ10および短絡防止時間作成回路、ベースア
ンプ11により各トランジスタ2、4のベース電流を制
御する点は従来の場合と同様である。
【0019】以上のように、この発明の実施例でコンパ
レータ7が判別対象とする信号は正弦波状の交流電流指
令IU *であるので、従来の交流出力電流IUを判別対象
とする場合のようなリップルによる零クロス付近の動作
不安定等の弊害がなく、正確で安定した補償電圧ΔVを
得ることができ、従って、アーム短絡防止時間tdの設
定に伴う出力電圧波形の歪を確実に補償することができ
る。
【0020】実施例2.なお、実施例1における電圧補
償振幅発生器16は、図2(a)に示したように、発振
周波数指令fの大小にかかわらず、定数入力aの一定値
の補償電圧|ΔV|を発生するものとしたが、以下に説
明する理由により、同図(b)に示すような特性のもの
としてもよい。
【0021】即ち、電流制御器14のゲインが高くとれ
ず電流制御閉ループの応答が低い場合、基本波出力周波
数が高くなると交流電流指令IU *と交流出力電流IU
の間に位相遅れが生じ、コンパレータ7への入力信号と
して交流出力電流IUの代わりに交流電流指令IU *を利
用すると、実際の出力電圧歪と異なる位相で電圧補償を
実施することになり、余計に電圧歪を発生することにな
りかねない。従って、図2(b)では、周波数か所定値
以上になると、補償電圧|ΔV|を徐々に低減し出力電
圧にショックを与えないようにしながら最終的に零にす
る。
【0022】時間tdによる電圧歪の波高値は周波数f
に依らず一定であり、一方制御は通常V/f≒一定の条
件でなされるので、電圧歪の出力電圧基本波振幅に対す
る比率が周波数fか大になるにつれて次第に低下するこ
とになり、図2(b)のように所定の高周波数域で補償
を打ち切っても波形歪としては許容される用途も多い。
【0023】実施例3.図3はこの発明の実施例3によ
る電圧形インバータ装置を示す構成図で、既述実施例と
異なるのは逆起電力補償量発生器17を新たに設けてい
る点である。即ち、この逆起電力補償量発生器17は交
流電流指令IU *から負荷の逆起電力分に相当する信号V
U * bを作成出力し、加算器15でこの信号VU * bと電流制
御器14からの信号VU * aとコンパレータ7からの補償
電圧ΔVとを加算して交流相電圧指令VU *としている。
従って、逆起電力補償量発生器17によって信号VU * b
を作成している分、電流制御器14の債務が軽減される
という利点がある。
【0024】実施例4.既述実施例では、いずれも直接
交流電流を制御する電流制御系の場合について示した
が、図4は図3のものを周知の直交2軸上の直流電流制
御方式で行うようにした場合の構成図である。この発明
で着目している動作、特性は既述実施例で説明した内容
と同様であるので、以下、図4の各構成要素を列挙して
説明に代える。
【0025】18は交流出力電流IUとIWとからIV
求める反転加算器、19は3相電流を2相電流iα、i
βに変換する3相/2相変換器、20は電流iα、iβ
と位相角θとを入力し2軸成分電流id、iqを出力す
る回転座標変換器である。21、22は2軸直流電流指
令発生器で、図3の電流指令発生器12に相当する。2
3、24は各軸成分の出力電流と指令値との偏差をとる
減算器で、図3の減算器13に相当する。25、26は
2軸直流電流制御器(図3の電流制御器14に相当)、
27、28はそれぞれ減算器および加算器、29は2軸
直流逆起電力補償量発生器で、図3の逆起電力補償量発
生器17に相当する。30および31は2軸電圧成分を
3相成分に逆変換するためのそれぞれ回転座標変換器お
よび2相/3相変換器、32および33は電流成分につ
いての同様のそれぞれ回転座標変換器および2相/3相
変換器、34は逆変換して得られた交流相電圧指令VU *
とコンパレータ7からの補償電圧ΔVとを加算する加算
器で、図3の加算器15に相当する。35は積分器であ
る。
【0026】実施例5.図5はこの発明の実施例5によ
る電圧形インバータ装置を示す構成図で、図4の実施例
と異なるのは、補償切替器36を追加してコンパレータ
7に送出すべき信号を、周波数fの範囲によって交流電
流指令IU *と交流出力電流IUとに切り替えるようにし
た点である。そして、図6(a)(b)は更にこの補償
切替器36の具体的構成例を示すものである。
【0027】図6(a)では、切替信号発生器37が周
波数fを判別し、周波数fが所定値未満のときは、切替
スイッチ38を下側に操作して、即ち交流電流指令IU *
を切替後信号IU * aとしてコンパレータ7へ送出する。
また、周波数fが所定値以上のときは、切替スイッチ3
8を上側に操作して、即ち交流出力電流IUを切替後信
号IU * aとしてコンパレータ7へ送出する。このように
切替を行うようにしたのは、既述した通り、周波数fが
高くなると交流電流指令IU *と交流出力電流IUとの間
に位相遅れが生じ、交流電流指令IU *を基に補償電圧Δ
Vを作成する方式に限界があるためで、周波数fが所定
値以上のときには交流出力電流IUを基に補償電圧ΔV
を作成する元の方式に切り替える。このようにしても、
高周波数域では時間tdによる影響も低下しているの
で、電流零クロス付近のリップルによる不安定性もほと
んど問題はなく、却って上記した位相遅れによる弊害が
解消されるという利点がある。
【0028】補償切替器36として図6(b)に示す構
成を採用したものでは、図に概略示すような特性を備え
た乗算形関数発生器39、40を設け、これら発生器3
9、40の関数を乗算した交流出力電流IUと交流電流
指令IU *との信号を加算器41で加算して切替後信号I
U * aとしてコンパレータ7に送出するようにしたので、
切替時の制御が連続的にスムーズになされるという利点
がある。
【0029】実施例6.図7はこの発明の実施例6によ
る電圧形インバータ装置の特徴部分を抜き出して示す構
成図である。図において、42は直流電源1の電圧Ed
を検出する電圧検出器、43は検出電圧Edを定格電圧
d0を分母として単位化する除算器、44はコンパレー
タ7からの補償電圧ΔVに除算器43からのEd/Ed0
を乗算してその出力を加算器34等に送出する乗算器で
ある。
【0030】時間tdによる出力電圧歪みの大きさは、
直流電源1の電圧Edに比例するため、以上の実施例で
求めたΔVに電圧比Ed/Ed0を乗算した値を最終の補
償電圧ΔVとしてPWM制御に供することにより、電圧
dの変動による補償特性への影響を排除することがで
きる。
【0031】実施例7.なお、各実施例で説明した電圧
補償振幅発生器16、逆起電力補償量発生器17、補償
切替器36、更には図7で説明した直流電圧変動補償回
路は、いずれも、図1、図3の交流電流制御の方式のも
のでも、また、図4、図5の2軸直流電流制御の方式の
ものでも全く同様に採用し得ることは言うまでもない。
また、この発明では、従来の回路構成に比較して種々の
機能要素を追加する必要があるが、いずれもマイクロプ
ロセッサでのS/W処理による簡単な構成で対処するこ
とができ、装置全体としては従来とほとんど差がなく実
現することができる。
【0032】
【発明の効果】この発明に係る電圧形インバータ装置
は、以上のように、内部で発生する交流電流指令の極性
を判別して補償電圧を発生するようにしたので、従来の
ような交流出力電流中のリップル等の影響を受けること
がなく正確な補償電圧を得ることができ、アーム短絡防
止時間に基づく出力電圧歪を確実に安定して補償するこ
とができる。
【0033】また、インバータの基本波出力周波数が所
定値以上のとき極性判別対象信号を交流出力電流とした
ものでは、高周波数域での交流電流指令と交流出力電流
との位相差に基づく補償動作上の不具合が解消される。
【0034】また、高周波数域で補償電圧の絶対値を周
波数とともに小さくするようにしたものでは、上記と同
様、位相差に基づく補償動作上の不具合が解消される。
【0035】更に、補償電圧を直流電源の電圧の変動に
応じて変化させることにより、補償動作に及ぼす上記電
圧変動の影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による電圧形インバータ装
置を示す構成図である。
【図2】実施例1および実施例2における電圧補償振幅
発生器16の具体例を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3による電圧形インバータ装
置を示す構成図である。
【図4】この発明の実施例4による電圧形インバータ装
置を示す構成図である。
【図5】この発明の実施例5による電圧形インバータ装
置を示す構成図である。
【図6】図5の補償切替器36の具体例を示す構成図で
ある。
【図7】この発明の実施例6による電圧形インバータ装
置の特徴部分を抜き出して示す構成図である。
【図8】従来の電圧形インバータ装置を示す構成図であ
る。
【図9】電圧形インバータにおけるアーム間短絡の現象
およびその防止策を説明するための図である。
【図10】図9の防止策における出力電圧波形を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2、4 スイッチング素子としてのトランジスタ 6 電流検出器 7 補償電圧発生器としてのコンパレータ 8、10、11 PWM制御部を構成するそれぞれ三角
波発生回路、ヒステリシスコンパレータおよび短絡防止
時間作成回路、ベースアンプ 12 電流指令発生器 13 減算器 14 電流制御器 15 加算器 16 電圧補償振幅発生器 36 補償切替器 42 電圧検出器 44 乗算器 IU 交流出力電流 IU * 交流電流指令 IU * a 切替後交流電流指令 VU * 交流相電圧指令 VU * a 交流相電圧指令量 ΔV 補償電圧 f 基本波出力周波数、発振周波数指令

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直列となって直流電源に接続され
    たスイッチング素子の同時点弧を防止するため上記スイ
    ッチング素子のタイミングを調整制御するとともに、こ
    の調整に基づく交流出力電圧の歪を補償するためPWM
    制御部への交流電圧指令を補正制御するようにした電圧
    形インバータ装置において、 交流出力電流を検出する電流検出器、交流電流指令を発
    生する電流指令発生器、この電流指令発生器からの交流
    電流指令と上記電流検出器からの交流出力電流との偏差
    を入力しこれを交流電圧指令量に変換して出力する電流
    制御器、上記電流指令発生器からの交流電流指令の極性
    のみに応じて極性が定まる所定量の補償電圧を発生する
    補償電圧発生器、および上記電流制御器と補償電圧発生
    器とからの出力を加算し交流電圧指令として上記PWM
    制御部へ送出する加算器を備えたことを特徴とする電圧
    形インバータ装置。
  2. 【請求項2】 互いに直列となって直流電源に接続され
    たスイッチング素子の同時点弧を防止するため上記スイ
    ッチング素子のタイミングを調整制御するとともに、こ
    の調整に基づく交流出力電圧の歪を補償するためPWM
    制御部への交流電圧指令を補正制御するようにした電圧
    形インバータ装置において、 交流出力電流を検出する電流検出器、交流電流指令を発
    生する電流指令発生器、この電流指令発生器からの交流
    電流指令と上記電流検出器からの交流出力電流との偏差
    を入力しこれを交流電圧指令量に変換して出力する電流
    制御器、インバータの基本波出力周波数が所定値未満の
    ときは上記電流指令発生器からの交流電流指令の極性に
    応じて、また上記基本波出力周波数が所定値以上のとき
    は上記電流検出器からの交流出力電流の極性に応じてそ
    れぞれ極性が定まる所定量の補償電圧を発生する補償電
    圧発生器、および上記電流制御器と補償電圧発生器とか
    らの出力を加算し交流電圧指令として上記PWM制御部
    へ送出する加算器を備えたことを特徴とする電圧形イン
    バータ装置。
  3. 【請求項3】 補償電圧発生器で発生する補償電圧の絶
    対値が、インバータの基本波出力周波数が所定値未満で
    は一定で所定値以上では周波数とともに小さくなるよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2記載の電圧形
    インバータ装置。
  4. 【請求項4】 直流電源の電圧を検出し、その電圧の増
    減に応じて補償電圧を増減するようにしたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の電圧形インバ
    ータ装置。
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