JP3225330B2 - バケットエレベータ - Google Patents

バケットエレベータ

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JP3225330B2 JP32465993A JP32465993A JP3225330B2 JP 3225330 B2 JP3225330 B2 JP 3225330B2 JP 32465993 A JP32465993 A JP 32465993A JP 32465993 A JP32465993 A JP 32465993A JP 3225330 B2 JP3225330 B2 JP 3225330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体,粒体等の搬送に
用いるバケットエレベータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バケットエレベータは、主としてばら物
を下から上へ搬送する用途に用いる物流機器である。バ
ケットエレベータの搬送機構は、図7に示すように、ケ
ーシング1の上下に備えた上プーリ2aと下プーリ2b
との対間に、バケット3を一定間隔で取付けた無端搬送
帯(無端チェーン,ベルト,ロープなど)4を掛け渡
し、上プーリ2aをモータ5により駆動して無端搬送帯
4に連続送りを与え、投入口6より搬入された被搬送物
をバケット3内に受入れ、これを上方の取出口7に搬送
するものである。
【0003】無端搬送帯4は、その伸びに備えて下プー
リ2bの上下高さを調整するようになっている。すなわ
ち、下プーリ2bの軸受8は、テークアップスクリュー
9に支持され、テークアップスクリュー9の回転によ
り、上下に高さ位置が調整される。
【0004】通常の場合、無端搬送帯4の緊張が緩んだ
ときに手動でテークアップスクリュー9を操作して下プ
ーリ2bの位置を引き下げるか、あるいは、回転検出計
を用い、下プーリ2bの回転を常時監視し、下プーリ2
bの回転が停止したときに信号を発してテークアップス
クリュー9を駆動し、自動的に下プーリ2bの位置を引
き下げるようになっているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バケットエレベータで
は、無端搬送帯の伸びを見込んで下プーリ2bの下方に
は、下プーリ2bを下降させるための空間Sが必要とな
る。一方、バケットエレベータで搬送する粉体,粒体
(以下、被搬送物という)は、ケーシング1の下部に開
口された投入口6よりケーシング1内に投入されてバケ
ット3に掬いとられ、或いは下プーリ2bの下周面を転
回するバケット3に掻き取られて上向きに搬送されるも
のである。バケット3に被搬送物を掻き取らせるために
は、ケーシング1の底部空間S内に被搬送物が満たされ
ていなければならない。
【0006】したがって、ケーシング1の底部空間Sの
容量は、無端搬送帯4の伸びに伴う下プーリ2bの支持
高さ調整を考慮して、バケット3による搬送に必要な容
量より拡大されているため、実際に被搬送物の搬送が開
始されると、底部空間S内に被搬送物が必要以上に溜ま
り、長期間放置すると、被搬送物が腐敗し、ケーシング
内壁を腐触させる原因ともなっている。また、バケット
3に被搬送物を掬いとらせるためには、バケット3から
零れた被搬送物を受け入れる底部空間が必要となり、こ
の場合にも上述したと同じような問題が生じる。
【0007】このことは、被搬送物が穀物の場合、衛生
上の問題,害虫の発生等の諸問題を発生させることとな
る。また、同じバケットエレベータを使って種類の異な
被搬送物の搬送を行うことが多い。穀物は、一般に、
主原料と副原料とに分類されている。主原料には、トウ
モロコシ,大豆,麦等が含まれ、副原料には、大豆の絞
りかす,なたね或いはサトウキビの絞りかす等が含まれ
る。このような場合、被搬送物が混じり合わないように
するため、穀物の種類が異なる毎に、あるいは、下プー
リの支持高さを調整するときにケーシング1の底部空間
S内の清掃を行う必要がある。ケーシング1内での清掃
の際には発塵が多いため、作業環境が悪いという問題が
あった。しかも、ケーシング1の底部空間S内に充填さ
れた穀物は、全て廃棄処分されるため、その損失は多大
である。
【0008】本発明の目的は、ケーシングの底部に被搬
送物を残溜させないバケットエレベータを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るバケットエレベータにおいては、ケー
シング内に搬送機構と内底とを有するバケットエレベー
タであって、搬送機構は、ケーシング内の上下に備えた
上プーリと下プーリとの対間に掛け渡された無端搬送帯
にバケットを有し、ケーシングの下部の投入口から搬入
された被搬送物をバケットに受入れて、ケーシングの上
部の取出口より被搬送物を外部に搬出させるものであ
り、下プーリは、無端搬送帯の伸長に対応させてプーリ
軸の支持高さの調整が可能であり、内底は、受板と、リ
フトとからなり、下プーリのプーリ軸とは別個に上下の
調整を可能にケーシング内に設置され、受板は、下プー
リの下周面を転回するバケットの位置に対応させて被搬
送物を支持するものであり、リフトは、受板を下プーリ
より引き離して下方へ引きおろし、あるいは受板を上向
きに押し上げて下プーリに対する受板の支持高さを調整
し、また、受板をケーシングの下部に設けた被搬送物の
排出口の方向に下傾させて、受板上の被搬送物を排出口
に向けて滑落させるシュートとして機能させるものであ
る。
【0010】また、リフトは、複数台で受板を支え、別
個に駆動可能であり、受板各部の支持高さを異ならせ
て、ケーシング下部に設けた被搬送物の排出口の方向に
受板を下傾させるものである。
【0011】下プーリのプーリ軸には、ブラケットを有
し、ブラケットの下端にはリフトにより押し上げられた
受板を当接させるストッパ部が形成され、ブラケットの
長さは、受板がストッパに当接した際に、バケットの下
端が受板に当接しない隙間が確保される寸法に設定され
ているものである。
【0012】また、受板は、複数の側板を起倒可能に有
し、各側板は、受板の周縁に付設され、それぞれケーシ
ングの内壁に支えられ、受板上の被搬送物の落下を防止
するものであり、側板の1つは、受板に支された被搬
送物をケース外へ排出するときに被搬送物を滑落させる
シュートとなるものである。
【0013】また、受板に設けられた少なくとも一つの
側板は、受板上の被搬送物の排出時に下傾し、排出口に
向けて被搬送物を滑落させるシュートとして機能するも
のである。
【0014】
【作用】ケーシング内に底板を有している。底板は、支
持高さが調整可能であり、下プーリの下周面を転回する
バケットの位置に対応させて被搬送物を支持するもので
あり、バケットは、底板上に支持された被搬送物を掻き
取って上向きに搬送することとなる。したがって、底板
は、下プーリの支持高さに応じて高さ調整されて被搬送
を支持するため、底板の下方空間には、被搬送物が充
填されず、下プーリの高さの調整に支障を来すことはな
い。
【0015】底板上の残溜する被搬送物は、底板をケー
シング下部に設けた排出口に向けて下傾させることによ
り、ケーシング外に廃棄することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る主要部を示す正面
図、図2は同側面図である。
【0017】本発明のバケットエレベータにおいても、
バケットエレベータの搬送機構は、ケーシング1の上下
に備えた上プーリ2aと下プーリ2bとの対間に、バケ
ット3を一定間隔で取付けた無端搬送帯4を掛け渡し、
上プーリ2aをモータ5により駆動して無端搬送帯4に
連続送りを与え、投入口6より搬入された搬送物をバ
ケット3内に受入れ、これを上方に搬送し取出口7より
被搬送物を外部に搬出するもので或る点は、従来のバケ
ットエレベータと同じである。
【0018】図1,2において、ケーシング1の下部か
ら平行に立上った対向側壁1a,1bに2本のガイド1
0,10が上向きに平行に設けられ、ガイド10,10
間にスライダ11が昇降可能に支持されている。一方、
下プーリ2bは、そのプーリ軸が軸受8により回転可能
に支持され、軸受8は、下プーリ2bの軸を水平に保っ
てスライダ11に取付けられている。また、2本のガイ
ド10の頂部間には梁12が横架され、梁12には、テ
ークアップスクリュー9がナット13を介して昇降可能
に支持され、テークアップスクリュー9の下端にスライ
ダ11が連結されている。
【0019】図1において、ケーシング1の下部の対向
側壁1c,1dは、一方が上向きにほぼ垂直に立上って
おり、他方が斜めに上傾して立上り、その上端がほぼ垂
直な側壁1eに連結されている。ケーシング1のほぼ垂
直に立上った側壁1cには、点検用のハッチ14が設け
られ、上傾した側壁1dには被搬送物の排出口15が設
けられている。
【0020】また、無端搬送帯4は、一側がケーシング
1の下部に備えられたローラ16に案内され、上プーリ
2aからほぼ垂直に下りて下プーリ2bの下周面に懸け
渡され、下プーリ2bの下周面に懸け渡された他方がロ
ーラ17に向けて斜めに送られ、ローラ17により方向
転換されて上プーリ2aに向けてほぼ垂直に上るように
なっている。
【0021】本発明においては、図3に示すようにケー
シング1内に内底を有し、内底は、受板18とリフト1
9,19とからなっている。受板18は、下プーリ2b
の下周面を転回するバケット3の位置に対応させて被搬
送物を支持するものであり、中央が凹み、その周縁部
は、斜め上向きに傾斜して下プーリ2bの下周面を転回
するバケット3の円弧軌道に沿うようなV型形状となっ
ている。受板18は、水平板20に取付けられ、そのV
型面は被搬送物の支持面である。
【0022】また、図5に示すようにケーシング1の下
部から平行に立上った対向側壁1a,1bの内面には、
対をなす2本のレール21a,21b及び21c,21
dの組が上下方向に延びて平行に設けられている。一
方、水平板20の対向する側面には、ローラ22a,2
2bが取付けられ、一方のローラ22aはレール21
a,21b間に、他方のローラ22bはレール21c,
21d間に摺動可能に受け入れられている。また、水平
板20には、ローラ23が取付けられ、ローラ23がケ
ーシング1の対向側壁1a,1bの内面に転動可能に接
触している。実施例では、レールとローラの組合わせに
より、内底を上下に案内したが、これに代えてガイドロ
ーラ30により内底を案内するようにしてもよい。
【0023】リフト19は、受板18の支持高さを調整
するものであり、受板18を水平板20の左右端を下方
から水平に支え、別個に駆動可能である。実施例におけ
るリフト19は蛇腹であり、送気口24aと排気口24
とを有しており、送気口24aより送入される送入空
気量によって立上り高さを調整する。リフト19の送気
口24aは、エアバルブを介して図示しないエアポンプ
に接続されており、リフト19の排気口24bには、図
示しないエアバルブが設けられている。尚、リフト19
は、蛇腹に限らず、受板18をワイヤー、チエーン等に
より吊下支持する構造のものを用いてもよい。
【0024】また、受板18は、側板25a,25b,
25cを起倒可能に有している。側板25a,25b,
25cは、受板18の周縁にヒンジ26を介して付設さ
れ、ケーシング1の内面に支えられ、側板25a,25
b,25cは受板18の周縁とケーシング1の内面との
隙間を覆うことにより、受板18上の被搬送物の落下を
防止するものである。また、受板18は、リフト19に
よる支持高さを異ならせて2個のローラ22aと22b
とを結ぶ水平軸のまわりに回動させることにより、ケー
シング1の下部に設けた被搬送物の排出口15の方向に
下傾させるようになっている。また受板18の下傾する
端縁側に設けられた側板25cは、ケーシングの側壁1
dの傾斜した分だけ他の側板25a,25bより長く形
成されており、受板18上の被搬送物をケーシング下部
の排出口15に向けて滑落させるシュートとして機能す
るようになっている。
【0025】また、下プーリ26のプーリ軸には、ブラ
ケット27が軸受28を介して垂架されており、ブラケ
ット27の下端には、受板18のV型面に係合する山型
形状のストッパ部27aが形成されている。ブラケット
27の長さは、リフトにより押上げられた受板18のV
型面がブラケット27のストッパ部27aに当接した際
に、バケット3の下端が受板18のV型面に当接しない
ように隙間Lが確保される寸法に設定してある。
【0026】次に本発明に係るバケットエレベータの動
作について説明する。
【0027】a被搬送物の搬送動作 下プーリ2bの支持高さ位置をテークアップスクリュー
9により調整し、その高さ位置に下プーリ2bを固定
し、上プーリ2aを駆動して無端搬送帯4に連続送りを
与える。
【0028】一方、リフト19の送気口24aのエアバ
ルブを開いてエアポンプから各リフト19に均等に圧縮
空気を送気し、2台のリフト19を上方に均等に伸長さ
せて受板18を水平姿勢に保って上方に押上げる。受板
18がリフト19により押上げられてそのV型面がブラ
ケット27のストッパ27aに押しあてられると、その
高さ位置に規制される。これにより、無端搬送帯4のバ
ケット3と受板18のV型面との間に隙間Lが確保され
る。受板18を上下動させる際には、両リフト19,1
9にて同時に受板18を押し上げ、あるいは押し下げる
ことにより、受板18のバランスを保ち、レール21
a,21b,21c,21dに沿ってローラ22a,2
2bをガイドさせつつ水平姿勢を保たせて上下方向に高
さ位置を変更する。
【0029】下プーリ2bの支持高さ及び受板18の高
さ位置を調整した後、無端搬送帯4に連続送りを与えつ
つ、投入口6より被搬送物をケーシング1内に投入す
る。その投入された被搬送物は、受板18のV型面に支
持される。受板18の周縁とケーシング1の内面との間
の隙間は、受板18に取付けられた側板25a,25
b,25cにより塞がれているため、被搬送物は受板1
8上から漏れてケーシング1の底部に落下することはな
い。
【0030】受板18上に支持された被搬送物は、無端
搬送帯4のバケット3により逐次掻き取られ、上向きに
搬送され、ケーシング上部の取出口7より排出される。
また、投入口6よりケーシング1内に被搬送物を投入し
て被搬送物を搬送する場合には、投入された被搬送物は
バケット3に掬いとられて搬送され、バケット3から零
れ落ちた被搬送物は受板18上に受け入れられて支持さ
れる。
【0031】 b無端搬送帯4の伸びによる下プーリの支持高さ調整動
無端搬送帯 4に伸びが生じると、通常の場合、下プーリ
2bが空回りを始める。この場合には、リフト19内か
らエアー抜きを行ってリフト19の長さを縮小させるこ
とにより、受板18を下プーリ2bより引き離して下方
に引き降ろす。
【0032】次に、下プーリ2bの支持高さ位置をテー
クアップスクリュー9により無端搬送帯4の伸び分だけ
下方に引き下げて無端搬送帯4を緊張させ、その高さ位
置に下プーリ2bのプーリ軸を固定する。
【0033】次に、リフト19に圧縮空気を送気し、再
びリフト19を伸長させることにより、受板18を上向
きに押上げ、受板18のV型面をブラケット下端のスト
ッパ部27aにあてがい、受板18の下プーリ2bに対
する高さ位置を規制する。
【0034】これにより、下プーリ2bの支持高さ位置
無端搬送帯4が緊張する位置となり、上プーリ2aの
回転力が無端搬送帯4を介して下プーリ2bに伝達さ
れ、両プーリ2a,2bの対により無端搬送帯4に連続
送りが与えられる。これにより、受板18で支持された
被搬送物は、無端搬送帯4のバケット3で掻き取られ、
上向きに搬送される。
【0035】 c受板18に支持された被搬送物の廃棄 同一のバケットエレベータを使って種類の異なる穀物の
搬送を行うことが多く、被搬送物が混じり合わないよう
にするためには、受板18に支持された被搬送物をケー
シング1外に廃棄し、受板18上を空にする必要があ
る。
【0036】この場合には図6に示すように、2台のリ
フト19の排気口24bのエアバルブを開き、各エアバ
ルブからのエアの排気量を異ならせるように別個に駆動
させて受板18の支持高さを異ならせて、受板18をケ
ーシング1の排出口15に向けて下傾させる。受板18
の端縁に取付けられた側板25cは、ケーシング1の傾
斜した側面1dに支えられているが、排出口15でその
支えが開放されると、受板18の傾斜延長方向に大きく
傾いて下傾し、側板25cがシュートとして作用し、受
板18上の被搬送物がそのV型面から側板25cを通し
て滑落し、ケーシング1外に排出口15を通して廃棄さ
れる。
【0037】その後、受板18の高さ位置を変更させて
水平姿勢に戻し、かつ側板25a,25b,25cがケ
ーシング1の内面で支えられる高さ位置まで受板18を
押上げ、排出口15を施蓋する。
【0038】次にリフトを伸長させて、受板の高さ位置
を調整する。これにより、投入口よりの新たな被搬送物
を受板で支持し、バケットでこれを掻き取って被搬送物
の搬送を行う。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケ
ーシング内に底板を有し、該底板の高さ位置を下プーリ
の支持高さ位置に合わせて調整し、該底板に被搬送物
支持させるため、底板の下方空間には被搬送物が充填さ
れず、下プーリの高さ調整に支障を来すことはない。ま
た、受板とケーシング内壁との間に生ずる隙間は、側板
にて塞がれるため、ケーシング底部に被搬送物が残溜す
ることはなく、残溜被搬送物の腐敗によるケーシング内
壁の腐触を未然に防止することができるとともに、穀物
搬送に無駄が生ぜず、しかもケーシング内を清潔に保つ
ことができる。
【0040】さらに、受板をケーシングの排出口に向け
て傾斜させることにより、受板上に支持された被搬送物
をケーシング外に容易に廃棄することができ、ケーシン
グ内の清掃作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る主要部を示す正面図であ
る。
【図2】同側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る主要部を示す内部機構
図である。
【図4】本発明の一実施例に係る主要部を示す縦断面図
である。
【図5】本発明の一実施例に係る主要部を示す平面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例における動作を説明する主要
部を示す内部機構図である。
【図7】従来例を示す一部破断した斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2a 上プーリ 2b 下プーリ 3 バケット 4 無端搬送帯 5 モータ 6 投入口 7 取出口 8 軸受 9 テークアップスクリュー 15 排出口 18 受板 19 リフト 25a,25b,25c 側板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 17/12 B65G 21/00 B65G 23/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に搬送機構と内底とを有す
    るバケットエレベータであって、 搬送機構は、ケーシング内の上下に備えた上プーリと下
    プーリとの対間に掛け渡された無端搬送帯にバケットを
    有し、ケーシングの下部の投入口から搬入された被搬送
    物をバケットに受入れて、ケーシングの上部の取出口よ
    り被搬送物を外部に搬出させるものであり、 下プーリは、無端搬送帯の伸長に対応させてプーリ軸の
    支持高さの調整が可能であり、 内底は、受板と、リフトとからなり、下プーリのプーリ
    軸とは別個に上下の調整を可能にケーシング内に設置さ
    れ、 受板は、下プーリの下周面を転回するバケットの位置に
    対応させて被搬送物を支持するものであり、 リフトは、受板を下プーリより引き離して下方へ引きお
    ろし、あるいは受板を上向きに押し上げて下プーリに対
    する受板の支持高さを調整し、また、受板をケーシング
    の下部に設けた被搬送物の排出口の方向に下傾させて、
    受板上の被搬送物を排出口に向けて滑落させるシュート
    として機能させるものであることを特徴とするバケット
    エレベータ。
  2. 【請求項2】 リフトは、複数台で受板を支え、別個に
    駆動可能であり、受板各部の支持高さを異ならせて、ケ
    ーシング下部に設けた被搬送物の排出口の方向に受板を
    下傾させるものであることを特徴とする請求項1に記載
    のバケットエレベータ。
  3. 【請求項3】 下プーリのプーリ軸には、ブラケットを
    有し、ブラケットの下端にはリフトにより押し上げられ
    た受板を当接させるストッパ部が形成され、 ブラケットの長さは、受板がストッパ部に当接した際
    に、バケットの下端が受板に当接しない隙間が確保され
    る寸法に設定されていることを特徴とする請求項1に記
    載のバケットエレベータ。
  4. 【請求項4】 受板は、複数の側板を起倒可能に有し、 各側板は、受板の周縁に付設され、それぞれケーシング
    の内壁に支えられ、受板上の被搬送物の落下を防止する
    ものであり、側板の1つは、受板に支された搬送物を
    ケース外へ排出するときに被搬送物を滑落させるシュー
    トとなるものであることを特徴とする請求項1に記載の
    バケットエレベータ。
  5. 【請求項5】 受板に設けられた少なくとも一つの側板
    は、受板上の被搬送物の排出時に下傾し、排出口に向け
    被搬送物を滑落させるシュートとして機能するもので
    あることを特徴とする請求項4に記載のバケットエレベ
    ータ。
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