JPH0890295A - 空容器圧縮機 - Google Patents

空容器圧縮機

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JPH0890295A
JPH0890295A JP22066994A JP22066994A JPH0890295A JP H0890295 A JPH0890295 A JP H0890295A JP 22066994 A JP22066994 A JP 22066994A JP 22066994 A JP22066994 A JP 22066994A JP H0890295 A JPH0890295 A JP H0890295A
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JP
Japan
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empty container
bed
conveyor
movable
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP22066994A
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English (en)
Inventor
Keiichi Otake
敬一 大竹
Tetsuo Kudo
哲夫 工藤
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OOTAKE SEISAKUSHO KK
OTAKE SEISAKUSHO KK
Original Assignee
OOTAKE SEISAKUSHO KK
OTAKE SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手作業を省略して労働条件を改善できるとと
もに、可動型とベッドとの間に空容器を連続的に挿入し
て、空容器の圧縮作業を容易かつ能率的に行うことがで
きる空容器圧縮機を提供する。 【構成】 ベッド2上に可動型4を上下動可能に配設
し、その可動型5とベッド2との間で空容器C1を圧縮
する。ベッド2には搬送コンベア7を内設する。搬送コ
ンベア7と連続するように、ベッド2の前方には供給コ
ンベア13を配設する。光センサよりなる空容器検出用
センサ38はベッド2の上方に位置するように、フレー
ム1の内側に取り付けられ、空容器C1が搬送コンベア
7により、ベッド2のほぼ中央の所定位置まで搬送され
たのを検出する。搬送コンベア7の送り速度を供給コン
ベア13の送り速度よりも速くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボール箱等の空容
器を圧縮するために使用される空容器圧縮機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、産業廃棄物として処分される段
ボール箱等の空容器は、保管場所や運搬等を容易にする
ために、手作業で解体したり、圧縮して容積を小さくし
た状態で処理されている。このように段ボール箱等の空
容器を圧縮する圧縮機としては、例えば次のような構成
のものが従来から知られている。
【0003】すなわち、この従来構成においては、ベッ
ド上に可動型が上下動可能に配設されている。そして、
その可動型とベッドとの間に空容器を挿入した状態で、
可動型が下降されることにより、可動型とベッドとの間
で空容器が圧縮されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、手作業で空
容器を解体すると握力が減退したり、腕の疲労などが生
じたりして、労働条件の点で問題があった。また、従来
の空容器圧縮機においては、可動型とベッドとの間に空
容器を1個ずつ手作業で挿入する必要があるため、作業
が面倒で時間がかかるという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、労働条件を改善できるとともに、可動型と
ベッドとの間に空容器を連続的に挿入して、空容器の圧
縮作業を容易かつ能率的に行うことができる空容器圧縮
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ベッドには搬送コン
ベアを内設し、その搬送コンベアと連続するように、ベ
ッドの前方には供給コンベアを配設し、前記搬送コンベ
アの上方には、空容器が搬送コンベアにより所定位置ま
で搬送されたとき、それを検出して所定時間後に両コン
ベアを停止させるためのセンサを配設したものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の空容器圧縮機において、前記搬送コンベアの送り速
度を供給コンベアの送り速度よりも速くなるように設定
したものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の空容器圧縮機において、前記上下動する可動型は空
容器圧縮後、下降端付近で繰り返し上下動して空容器を
圧縮するものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の空容器圧縮機において、供給
コンベア上に空容器を載置すると、その空容器は供給コ
ンベア及び搬送コンベアにより、可動型とベッドとの間
に送り込まれる。このとき、空容器が搬送コンベアによ
って所定位置まで搬送されたとき、センサにより空容器
が検出されて、所定時間後に搬送コンベア及び供給コン
ベアが停止される。これにより、空容器は可動型とベッ
ドとの間の所定位置まで搬送された状態で、その位置に
正確に位置決め配置される。そして、この状態で可動型
が下降されることにより、可動型とベッドとの間で空容
器が圧縮される。
【0010】請求項2に記載の空容器圧縮機において
は、搬送コンベアの送り速度が供給コンベアの送り速度
よりも速くなっているため、供給コンベア上に空容器が
連続的に載置されていても、それらの空容器は搬送コン
ベアにより1個ずつ分離して、可動型とベッドとの間に
送り込まれる。
【0011】請求項3に記載の空容器圧縮機において
は、可動型が空容器圧縮後、下降端付近で繰り返し上下
動して空容器を圧縮する。このため、空容器の剛性が強
い場合でも、その空容器を所定の厚みまで円滑に圧縮す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化した空容器圧縮機の
一実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1〜図3に示すように、フレーム1は複
数の鋼材により四角枠状に組立て構成され、その中間部
には一対のベッド2が水平面内で所定間隔をおいて平行
に配設されている。4本のガイドロッド3はフレーム1
内に所定間隔おきで立設されている。昇降枠4はベッド
2の上方においてガイドロッド3に上下動可能に支持さ
れ、その下面には可動型5が取り付けられている。
【0014】油圧シリンダ6は前記フレーム1上に配設
され、そのピストンロッドが昇降枠4に連結されてい
る。そして、この油圧シリンダ6により可動型5が昇降
枠4とともに下降されたとき、可動型5とベッド2との
間で段ボール箱等の空容器C1が圧縮される。
【0015】搬送コンベア7は前記ベッド2間に配設さ
れ、駆動プーリ8と、従動プーリ9と、両プーリ8,9
間に張設されたベルト10とから構成されている。テン
ション付与装置11は両プーリ8,9間に配設され、こ
のテンション付与装置11のテンションローラ12がベ
ルト10の内面に接触することにより、ベルト10が所
定の緊張状態に保持されている。
【0016】供給コンベア13は前記搬送コンベア7と
連続するように、ベッド2の前方に配設されている。こ
の供給コンベア13はフレーム1に傾動可能に取り付け
られた支持枠14と、その支持枠14に支持された駆動
プーリ15及び従動プーリ16と、両プーリ15,16
間に張設されたベルト17とから構成されている。伸縮
可能な支持脚18は支持枠14の下部前端に回動可能に
取り付けられ、この支持脚18を回動させながら所定の
長さに伸縮調節することにより、供給コンベア13を任
意の傾斜状態に配置することができる。
【0017】排出コンベア19は前記搬送コンベア7と
連続するように、ベッド2の後方に配設されている。こ
の排出コンベア19はフレーム1に傾動可能に取り付け
られた支持枠20と、その支持枠20に支持された駆動
プーリ21及び従動プーリ22、両プーリ21,22間
に張設されたベルト23とから構成されている。伸縮可
能な支持脚24は支持枠20の下部後端に回動可能に取
り付けられ、この支持脚24を回動させながら所定の長
さに伸縮調節することにより、排出コンベア19を任意
の傾斜状態に配置することができる。
【0018】モータ25は前記ベッド2の下部に装着さ
れ、そのモータ軸には駆動スプロケット26が取り付け
られている。一対の従動スプロケット27,28は搬送
コンベア7及び排出コンベア19の駆動プーリ8,21
の軸端に取り付けられ、これらの従動スプロケット2
7,28と駆動スプロケット26との間にはチェーン2
9が掛装されている。
【0019】回転軸30は前記ベッド2の下部に軸受3
1を介して支持され、この回転軸31上には一対の伝達
スプロケット32,33が取り付けられている。駆動ス
プロケット34は搬送コンベア7の従動プーリ9の軸端
に取り付けられ、この駆動スプロケット34と伝達スプ
ロケット32との間にはチェーン35が掛装されてい
る。従動スプロケット36は供給コンベア13の駆動プ
ーリ15の軸端に取り付けられ、この従動スプロケット
36と伝達スプロケット33との間にはチェーン37が
掛装されている。
【0020】そして、前記モータ25が回転されたと
き、各スプロケット26,27,28及びチェーン29
を介して、搬送コンベア7及び排出コンベア19が同一
の送り速度で回転駆動される。また、搬送コンベア7の
回転に伴い、各スプロケット34,32,33,36及
びチェーン35,37を介して、供給コンベア13が搬
送コンベア7よりも遅い送り速度で回転駆動される。従
って、供給コンベア13上に載置される空容器C1が、
搬送コンベア7にて1個ずつ分離されながら、可動型5
とベッド2との間の圧縮位置に送り込まれるとともに、
圧縮後の空容器C2が排出コンベア19にて排出され
る。
【0021】図1に示すように、光センサよりなる空容
器検出用センサ38は前記ベッド2の上方に位置するよ
うに、フレーム1の内側に取り付けられている。そし
て、空容器C1が搬送コンベア7により、ベッド2のほ
ぼ中央の所定位置まで搬送されたとき、このセンサ38
から検出信号が出力される。なお、このセンサ38はベ
ッド2の上方に所定間隔をおいて配設され、搬送コンベ
ア7により搬送されてくる空容器C1が所定高さに達し
ない場合には検出信号を出力せず、容器C1が所定高さ
を越えた場合のみに検出信号を出力するようになってい
る。
【0022】リミットスイッチよりなる可動型検出用下
部センサ39は昇降枠4の一部と係合するように、フレ
ーム1内の下部に配設されている。そして、可動型5が
所定位置まで下降されたとき、このセンサ39から検出
信号が出力される。リミットスイッチよりなる可動型検
出用上部センサ40は昇降枠4の一部と係合するよう
に、フレーム1内の上部に配設されている。そして、可
動型5が所定位置まで上昇されたとき、このセンサ40
から検出信号が出力される。
【0023】次に、前記のように構成された空容器圧縮
機の制御回路について説明する。図4に示すように、制
御装置41には前記空容器検出用センサ38、可動型検
出用下部センサ39、可動型検出用上部センサ40及び
入力装置42が接続され、それらから制御装置41に各
種の検出信号や設定信号が入力される。また、制御装置
41には前記コンベア用モータ25、及び可動型用油圧
シリンダ6の切換バルブ43が接続され、制御装置41
からそれらに駆動信号及び停止信号が出力される。
【0024】そして、前記制御装置41は、空容器検出
用センサ38から検出信号を入力したとき、所定時間後
にモータ25に停止信号を出力して、各コンベア7,1
3,19を停止させるとともに、切換バルブ43に駆動
信号を出力して、可動型5を下降させる。また、制御装
置41は、可動型検出用下部センサ39から検出信号を
入力したとき、切換バルブ43に反転駆動信号を出力し
て、可動枠5を上昇させる。
【0025】さらに、制御装置41は、可動型検出用上
部センサ40から検出信号を入力したとき、所定時間後
に切換バルブ43に停止信号を出力して、可動枠5を上
方位置に停止させる。しかも、制御装置41は、可動枠
5の下降開始後に、所定時間を経過しても可動型検出用
下部センサ39から検出信号を入力しないときには、空
容器C1の圧縮動作を中断して可動枠5を上昇させる。
【0026】一方、前記入力装置42は、駄目押し機能
選択スイッチ44、容器停止位置選択スイッチ45及び
可動型上方位置選択スイッチ46を備えている。そし
て、駄目押し機能選択スイッチ44は、剛性の強い空容
器C1を圧縮する場合に選択操作される。そして、この
スイッチ44の選択操作時には、制御装置41は、可動
型検出用下部センサ39から検出信号を入力したとき、
可動型5を下方位置において所定範囲内で2〜3回往復
動させた後に上昇させて、空容器C1を繰り返し圧縮す
る。
【0027】また、前記容器停止位置選択スイッチ45
は、空容器C1の搬送方向の長さに応じて、長短の2段
階のいずれか一方に選択設定される。そして、このスイ
ッチ45が「長」側に設定された場合には、制御装置4
1は、空容器検出用センサ38から検出信号を入力した
とき、第1の設定時間をおいた後に各コンベア7,1
3,19を停止させて、空容器C1を図1に示す第1停
止位置P1に停止させる。それに対して、スイッチ45
が「短」側に設定された場合には、制御装置41は、セ
ンサ38から検出信号を入力したとき、第1の設定時間
よりも短い第2の設定時間をおいた後に各コンベア7,
13,19を停止させて、空容器C1を図1に示す第2
停止位置P2に停止させる。
【0028】さらに、前記可動型上方位置選択スイッチ
46は、空容器C1の高さに応じて、高低の2段階のい
ずれか一方に選択設定される。そして、このスイッチ4
6が「高」側に設定された場合には、制御装置41は、
可動型検出用上部センサ40から検出信号を入力したと
き、第1の設定時間をおいた後に可動型5を停止させ
て、その可動枠5を図1に実線で示す第1高さ位置H1
に配置する。それに対して、スイッチ46が「低」側に
設定された場合には、制御装置41は、センサ40から
検出信号を入力したとき、第1の設定時間よりも短い第
2の設定時間をおいた後に可動型5を停止させて、その
可動枠5を図1に鎖線で示す第2高さ位置H2に配置す
る。
【0029】次に、前記のように構成された空容器圧縮
機について動作を説明する。さて、この空容器圧縮機に
より、段ボール箱等の空容器C1を圧縮する場合には、
予め、空容器C1の搬送方向の長さ及び高さに応じて、
選択スイッチ45,46をそれぞれ2段階のいずれか一
方に選択設定しておく。また、空容器C1の剛性が強い
場合には、駄目押し機能選択スイッチ44を選択操作し
ておく。
【0030】その後、図示しない起動スイッチを閉じる
と、モータ25が起動され、搬送コンベア7及び排出コ
ンベア19が同一の送り速度で連動回転される。また、
搬送コンベア7の回転に伴い、供給コンベア13が搬送
コンベア7よりも遅い送り速度で減速回転される。
【0031】この状態で、供給コンベア13上の前端に
空容器C1を載置すると、その空容器C1は供給コンベ
ア13及び搬送コンベア7により、可動型5とベッド2
との間に送り込まれる。このとき、搬送コンベア7の送
り速度が供給コンベア13の送り速度よりも速くなって
いるため、供給コンベア13上に空容器C1が連続的に
載置されていても、それらの空容器C1は搬送コンベア
7により1個ずつ分離して、可動型5とベッド2との間
に送り込まれる。
【0032】そして、空容器検出用センサ38により空
容器C1が検出されると、制御装置41により、選択ス
イッチ45にて選択された第1または第2の設定時間を
おいてモータ25が停止されて、各コンベア7,13,
19が停止される。これにより、空容器C1はその搬送
方向の長さに応じて、図1に示す第1停止位置P1また
は第2停止位置P2に位置決め配置される。従って、搬
送コンベア7が無駄に作動されることなく、空容器C1
をその搬送方向の長さに応じて、可動型5と対応する圧
縮位置へ正確に配置することができる。
【0033】その後、切換バルブ43の切換により油圧
シリンダ6が突出動作され、可動型5が下降されて、そ
の可動型5とベッド2との間で空容器C1が圧縮され
る。そして、可動型検出用下部センサ39により可動型
5が検出されると、切換バルブ43の切換により油圧シ
リンダ6が没入動作され、可動型5が上昇される。
【0034】また、この空容器C1の圧縮時において、
駄目押し機能選択スイッチ44が操作されていると、可
動型5が下方位置において所定範囲内で2〜3回往復動
された後に上昇されて、空容器C1は繰り返し圧縮され
る。従って、空容器C1の剛性が強い場合でも、その空
容器C1を所定の厚みまで確実に圧縮することができ
る。
【0035】さらに、可動型5が所定位置まで上昇され
て、可動型検出用上部センサ40により可動型5が検出
されると、選択スイッチ46にて選択された第1または
第2の設定時間をおいて油圧シリンダ6の没入動作が停
止される。これにより、可動型5は空容器C1の高さに
応じて、図1に示す第1高さ位置H1または第2高さ位
置H2に停止される。従って、空容器C1の高さに応じ
て、可動型5を所定の上方高さ位置に停止させることが
できて、その可動型5の無駄な昇降動作を省略すること
ができる。
【0036】そして、この可動型5の停止後に、モータ
25が再起動されて各コンベア7,13,19が回転さ
れ、圧縮後の空容器C2が搬送コンベア7及び排出コン
ベア19によって後方へ排出される。それとともに、次
の空容器C1が供給コンベア13及び搬送コンベア7に
より、可動型5とベッド2との間に送り込まれて、前記
と同様の動作により圧縮される。従って、この動作の繰
り返しにより、空容器C1を連続的に能率よく圧縮する
ことができる。このため、従来のように手作業で空容器
を解体する場合や圧縮機に空容器を1個ずつ手作業で挿
入する場合に比べ、握力の減退や腕の疲労などを生ずる
ことなく、労働条件の改善を図ることができる。
【0037】また、この実施例においては、空容器検出
用センサ38がベッド2の上方に所定間隔をおいて配設
されている。このため、搬送コンベア7により可動型5
とベッド2との間に送り込まれた空容器C1が蓋等の薄
いものであって、所定高さに達しない場合には、センサ
38から空容器C1の検出信号が出力されない。従っ
て、コンベア7,13,19が停止されないで、空容器
C1は可動型5とベッド2との間で停止されることな
く、圧縮工程を通過してそのままの状態で後方に送り出
される。
【0038】さらに、前記可動型5の下降による空容器
C1の圧縮時において、空容器C1内に木等の異物が混
入されていて、空容器C1が圧縮不能な場合には、可動
型5が下降を開始して木に当たった後所定時間を経過し
ても可動型検出用下部センサ39から検出信号が出力さ
れない。このような場合には、制御装置41により可動
型5が圧縮動作を中断して上昇され、所定の上方位置に
停止される。そして、空容器C1は非圧縮状態のまま、
各コンベア7,13,19の回転により後方に排出され
る。従って、可動型5に無理な力が作用して、それらの
関連部材が損傷するおそれを防止することができる。
【0039】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば次のように任意に変更して
具体化することも可能である。 (a)容器停止位置選択スイッチ45により、空容器C
1の搬送方向の長さに応じて、空容器C1の停止位置
を、3段階以上の複数段に選択設定できるように構成す
ること。 (b)可動型上方位置選択スイッチ46により、空容器
C1の高さに応じて、可動型5の上方停止位置を、3段
階以上の複数段に選択設定できるように構成すること。 (c)この発明の空容器圧縮機を、段ボール箱とは異な
った石油缶等の他の空容器の圧縮に実施すること。 (d)搬送コンベア7と供給コンベア13とを同一のモ
ータで減速比を変えて回転駆動し、排出コンベア19を
別個のモータで駆動すること。また、搬送コンベア7、
供給コンベア13及び排出コンベア19の回転駆動をそ
れぞれ別個のモータで駆動したり、排出コンベア19の
回転駆動のみを別のモータで駆動したりすること。 (e)支持脚18,24を伸ばして供給コンベア13を
傾斜配置し、段ボール箱をベルト17上に載せやすい高
さに設定したり、排出コンベア19を傾斜配置し、圧縮
後の段ボール箱を収容する容器の高さに設定すること。 (f)空容器検出用センサ38を圧縮機本体より前の工
程、例えば供給コンベア13やその前方位置に設けるこ
と。 (g)可動型の上方停止位置を選択できる機能を、圧縮
機本体より前工程に検出用センサを設けて上方停止位置
を自動検出することにより行うこと。
【0040】ちなみに、前記実施例より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)可動型が空容器を圧縮不能の場合、可動型が空容
器に当接してから所定時間経過後に可動型が空容器から
離間するように構成した請求項1に記載の空容器圧縮
機。このように構成すれば、空容器内に木材等の硬い物
体が入っていても、可動型に無理な力が作用して、可動
型などが損傷を受けたり、装置が停止したりすることな
く、空容器をそのまま排出することができる。 (2)可動型が空容器の高さに応じて、所定の高さで停
止するようにした請求項1に記載の空容器圧縮機。この
構成により、空容器の高さに応じて、可動型を所定の高
さ位置に停止させることができ、可動型の無駄な昇降動
作を省略することができる。 (4)搬送コンベアと供給コンベアとを同一の駆動源に
より減速比を変えて回転駆動するようにした請求項1に
記載の空容器圧縮機。このように構成すれば、装置の構
成を簡単にすることができる。 (5)前記センサは、所定高さに達しない空容器を検出
することなく、所定高さを越える空容器のみを検出する
ように、ベッドの上方に所定間隔をおいて配設した請求
項1に記載の空容器圧縮機。この構成により、空容器が
蓋等の薄いものであって、所定高さに達しない場合に
は、コンベアが停止されることなく、空容器は圧縮工程
を通過してそのままの状態で後方に送り出され、作業能
率を向上させることができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、次のような効果を奏する。
【0042】請求項1の発明によれば、手作業を省略で
きて労働条件の改善を図ることができるとともに、空容
器を可動型とベッドとの間の所定位置まで搬送して、そ
の位置に正確に位置決め配置することができ、空容器の
圧縮を確実に行うことができる。
【0043】請求項2の発明によれば、可動型とベッド
との間に空容器を連続的に挿入して、空容器の圧縮作業
を容易かつ能率的に行うことができる。請求項3の発明
によれば、空容器の剛性が強い場合でも、その空容器を
所定の厚みまで確実に圧縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した空容器圧縮機の一実施
例を示す要部破断正面図である。
【図2】 その空容器圧縮機の要部破断側面図である。
【図3】 その空容器圧縮機の要部破断平面図である。
【図4】 同じく空容器圧縮機の制御回路を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】 1…フレーム、2…ベッド、4…昇降枠、5…可動型、
6…油圧シリンダ、7…搬送コンベア、13…供給コン
ベア、19…排出コンベア、25…モータ、38…空容
器検出用センサ、C1…空容器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に可動型を上下動可能に配設
    し、その可動型とベッドとの間で空容器を圧縮するよう
    にした空容器圧縮機において、 前記ベッドには搬送コンベアを内設し、その搬送コンベ
    アと連続するように、ベッドの前方には供給コンベアを
    配設し、前記搬送コンベアの上方には、空容器が搬送コ
    ンベアにより所定位置まで搬送されたとき、それを検出
    して所定時間後に両コンベアを停止させるためのセンサ
    を配設した空容器圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記搬送コンベアの送り速度を供給コン
    ベアの送り速度よりも速くなるように設定した請求項1
    に記載の空容器圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記上下動する可動型は空容器圧縮後、
    下降端付近で繰り返し上下動して空容器を圧縮する請求
    項1に記載の空容器圧縮機。
JP22066994A 1994-09-14 1994-09-14 空容器圧縮機 Pending JPH0890295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22066994A JPH0890295A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 空容器圧縮機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22066994A JPH0890295A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 空容器圧縮機

Publications (1)

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