JP3220058B2 - モールディングを備えたウインドパネルとその製造方法 - Google Patents

モールディングを備えたウインドパネルとその製造方法

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JP3220058B2
JP3220058B2 JP21645197A JP21645197A JP3220058B2 JP 3220058 B2 JP3220058 B2 JP 3220058B2 JP 21645197 A JP21645197 A JP 21645197A JP 21645197 A JP21645197 A JP 21645197A JP 3220058 B2 JP3220058 B2 JP 3220058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として車両の
ウインドに用いられるモールディングを備えたウインド
パネルとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のモールディングを備えたウイン
ドパネルにおいて、図12〜図15又は図16〜図19
に示すように、ウインドパネル110の表面に対しモー
ルディング130(140)の頂面135(145)が
略同一面をなして、ウインドパネル110の端部にモー
ルディング130(140)が装着されると外観意匠や
空力特性等に優れる。このようなモールディングを備え
たウインドパネルにおいては、ウインドパネル110の
端面111の少なくとも表側には表側面取部112が形
成される一方、その表側面取部112に対するモールデ
ィング130(140)の部分には、表側面取部112
に向けて張り出す端末被覆部136(146)が形成さ
れる。また、前記モールディングを備えたウインドパネ
ルには、図12〜図15に示すように、ウインドパネル
110の端部(周縁部)にモールディング130が押出
成形されると同時に、一体に接合されて装着されるも
の、あるいは、図16〜図19に示すように、ウインド
パネル110とは別体に成形されたモールディング14
0が接着剤、粘着テープ150等によって接合されてウ
インドパネル110の端部(周縁部)に装着されるもの
がある。さらに、前記モールディング130及び140
は、モールディング強度等を考慮して有色不透明の合成
樹脂材料、主に黒色の合成樹脂材料が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウインドパ
ネル110の端面111に面取り加工等によって形成さ
れる表側面取部112は、そのウインドパネル110の
端面111の長手方向に均一に形成することは困難であ
り、その面取り角度や面取り幅等がウインドパネル11
0の端面111の長手方向に不測に変化する。図12〜
図15に示すように、ウインドパネル110の端部にモ
ールディング130が押出成形されると同時に一体に接
合されて装着されるものにおいては、前記表側面取部1
12の不測の変化が原因となって、モールディング13
0の端末被覆部136の先端とウインドパネル110の
表面との境界ラインが蛇行し、見栄えが悪化されるとい
う問題点があった。また、図16〜図19に示すよう
に、ウインドパネル110の端部にモールディング14
0が接着剤、粘着テープ等によって装着されるものにお
いては、前記表側面取部112の不測の変化が原因とな
って、モールディング140の端末被覆部146の先端
とウインドパネル110の表面との境界ラインが蛇行し
たり、図に示すように、表側面取部112と端末被覆部
146との間に隙間Sが生じ、見栄えが悪化されるとい
う問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、モールディングの端末被覆部の先端とウインドパネ
ルの表面との境界ラインの蛇行を目立たなくすること
で、見栄えの悪化を軽減することができるモールディン
グを備えたウインドパネルとその製造方法を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るモールディングを備えたウイ
ンドパネルは、ウインドパネル端面及びその端面近傍の
表面を被うようにして装着されるモールディングを備
え、かつ前記ウインドパネルの表面に対し前記モールデ
ィングの頂面が略同一面をなして、前記ウインドパネル
の端部に前記モールディングを装着するために、前記ウ
インドパネルの端面の少なくとも表側には表側面取部が
形成される一方、前記表側面取部に対するモールディン
グの部分には、前記表側面取部に向けて張り出す端末被
覆部を有するモールディングを備えたウインドパネルで
あって、前記モールディングは、前記ウインドパネルの
端面と表側面取部との境界部からそのウインドパネルの
裏面側にわたって接合されるモールディング本体と、前
記ウインドパネルの端面と表側面取部との境界部から頂
面にわたりかつ前記端末被覆部を含む頂部とを一体状に
備え、前記頂部のうち、少なくとも端末被覆部は透明な
合成樹脂材料より成形されていることを特徴とする。し
たがって、ウインドパネルの端面の表側面取部におい
て、その面取り角度や面取り幅等がウインドパネルの端
面の長手方向に不測に変化して、モールディングの端末
被覆部の先端とウインドパネルの表面との境界ラインが
蛇行している場合においても、モールディングの頂部の
少なくとも端末被覆部が透明な合成樹脂材料より成形さ
れることで、前記蛇行している境界ラインが目立つこと
がない。
【0006】また、請求項2の発明に係るモールディン
グを備えたウインドパネルは、請求項1に記載のモール
ディングを備えたウインドパネルにおいて、モールディ
ングの頂部は、その端末被覆部を含む全体が透明な合成
樹脂材料より成形されていることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明に係るモールディングを備
えたウインドパネルの製造方法は、ウインドパネル端面
及びその端面近傍の表面を被うようにして装着されるモ
ールディングを備え、かつ前記ウインドパネルの表面に
対し前記モールディングの頂面が略同一面をなして、前
記ウインドパネルの端部に前記モールディングを装着す
るために、前記ウインドパネルの端面の少なくとも表側
には表側面取部が形成される一方、前記表側面取部に対
するモールディングの部分には、前記表側面取部に向け
て張り出す端末被覆部を有するモールディングを備えた
ウインドパネルの製造方法であって、前記ウインドパネ
ルの端面と表側面取部との境界部からそのウインドパネ
ルの裏面側にわたってモールディング本体を接合しなが
ら押出成形すると同時に、前記ウインドパネルの端面と
表側面取部との境界部から頂面にわたりかつ前記端末被
覆部を含む頂部を前記モールディング本体と一体に押出
成形し、さらに、前記頂部の少なくとも端末被覆部を、
透明な合成樹脂材料より成形することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図8
にしたがって説明する。図1〜図5において、ウインド
パネル10は、ガラス板又は透明な合成樹脂板より所要
とする形状(図5では略三角形のものを例示したが略台
形、四角形等でもよい。)に形成されている。前記ウイ
ンドパネル10の周縁端部において、その端面11及び
端面11近傍の表裏両面を被うようにしてモールディン
グ30が押出成形されると同時に接合されることで装着
されている。前記ウインドパネル10の表面に対し、モ
ールディング30の頂面35が略同一面をなしてウイン
ドパネル10の周縁端部にモールディング30を装着す
るために、前記ウインドパネル10の端面11の少なく
とも表側には、表側面取部12が面取り加工等によって
形成されている。この実施の形態1ではウインドパネル
10の端面11の裏側にも裏側面取部13が形成されて
いる。
【0009】前記モールディング30は、ウインドパネ
ル10の端面11と表側面取部12との境界部からウイ
ンドパネル10の裏面側にわたる部分を構成するモール
ディング本体31と、ウインドパネル10の端面11と
表側面取部12との境界部から頂面35にわたる部分を
構成する頂部34とを一体に備えている。モールディン
グ本体31は、ウインドパネル10の端面11と表側面
取部12との境界部からウインドパネル10の裏面側に
わたって接合され、そのウインドパネル10の裏面に接
合される部分には背面係合部32を有している。さら
に、モールディング本体31には、図2〜図4に示すよ
うに、車体パネル1の窓枠部の周壁面2に対向する側に
おいて、その窓枠部の周壁面2に湾曲状に弾性変形して
密接する弾性リップ部33が成形されている。モールデ
ィング30の頂部34には、ウインドパネル10の表側
面取部12に対する側において、その表側面取部12に
向けて張り出す端末被覆部36がモールディング30の
押出成形と同時に成形されている。そして、端末被覆部
36は表側面取部12に接して接合され、その端末被覆
部36の先端は、ウインドパネル10の表面と表側面取
部12との境界部ラインまで延出されている。
【0010】この実施の形態1において、頂部34の端
末被覆部36は、透明な合成樹脂材料より成形され、そ
の端末被覆部36を除く頂部34及びモールディング本
体31は、有色不透明な合成樹脂材料より成形されてい
る。前記透明な合成樹脂材料として、例えば、透明のP
VC(塩化ビニル)材料が用いられ、前記有色不透明な
合成樹脂材料として、黒色等に着色されたPVC(塩化
ビニル)材料が用いられる。また、透明のPVC(塩化
ビニル)材料が用いられる場合には、紫外線吸収剤を混
入して耐候性の向上を図ることが望ましい。また、透明
な合成樹脂材料としては、前記透明のPVC(塩化ビニ
ル)材料の他、透明のアイオノマー樹脂材料等があり、
この透明のアイオノマー樹脂材料を用いた場合には、前
記有色不透明な合成樹脂材料として、黒色等に着色され
たアイオノマー樹脂材料を用いることで、頂部34から
端末被覆部36が一体に溶着して張り出し成形され、端
末被覆部36が不測に剥離することがない。
【0011】この実施の形態1のモールディングを備え
たウインドパネルは上述したように構成される。したが
って、ウインドパネル10の端面11の表側面取部12
において、その面取り角度や面取り幅等がウインドパネ
ル10の端面11の長手方向に不測に変化すると、ウイ
ンドパネル10の表面と表側面取部12との境界部ライ
ンと一致するモールディング30の端末被覆部36の先
端とウインドパネル10の表面との境界ラインが蛇行す
る。しかしながら、前記端末被覆部36は、透明な合成
樹脂材料より成形されているため、前記蛇行している境
界ラインは目立つことがない。この結果、蛇行している
境界ラインによって見栄えが悪化されるという不具合が
解消される。
【0012】次に、前記実施の形態1のモールディング
を備えたウインドパネルを押出成形するための押出成形
用ダイ装置70を図6〜図8にしたがって説明する。図
6において、押出成形用ダイ装置70のダイ本体73に
は、有色不透明な合成樹脂材料である第1材料74に対
する第1材料流路75と、透明な合成樹脂材料である第
2材料76に対する第2材料流路77とが形成され、第
1材料流路75の入口には第1材料74を供給する第1
押出機71が接続され、第2材料流路77の入口には第
2材料76を供給する第2押出機72が接続されてい
る。
【0013】図6と図8に示すように、前記ダイ本体7
3の一側面にはウインドパネル10の端部が所要量だけ
差し込まれる差込口78が形成され、ダイ本体73の前
面には、前記第1材料流路75と第2材料流路77とが
仕切壁85をもって開口する給送路79が形成され、そ
の給送路79は差込口78に開口している。また、ダイ
本体73の前面には、給送路79に通じる成形路83を
有する口金体81がボルト80によって取り付けられて
いる。口金体81にはウインドパネル10の端部が成形
路83に所要量だけ差し込まれる差込口82が形成され
ている。そして、ウインドパネル10の端部がダイ本体
73の差込口78及び口金体81の差込口82にわたっ
て差し込まれた状態において、前記成形路83の出口に
はモールディング30の横断面形状に対応する押出口8
4が形成される。
【0014】次に、前記押出成形用ダイ装置70を用い
て実施の形態1のモールディングを備えたウインドパネ
ルを製造する方法を説明する。図7に示すように、ウイ
ンドパネル10の周縁部の一部が、ダイ本体73の差込
口78と口金体81の差込口82にわたって差し込まれ
る。これによって、口金体81の成形路83にはモール
ディング30の横断面形状に対応する成形空間をもつ押
出口84が構成される。なお、ウインドパネル10の周
縁部の端面11およびその端面11近傍の表裏両面に
は、あらかじめ、熱反応性の接着剤が必要に応じて塗布
される。
【0015】一方、第1押出機71からダイ本体73の
第1材料流路75に送られた溶融の第1材料74と、第
2押出機72から第2材料流路77に送られた溶融の第
2材料76とは、図8に示すように、仕切壁85を隔て
て給送路79にそれぞれ供給され、成形路83において
合流する。そして、前記溶融の第1材料74及び第2材
料76の押出し速度と略同速度において、ウインドパネ
ル10の端部が押出成形用ダイ装置70に対し相対的に
移動されることで、ウインドパネル10の端部の長手方
向(周縁部)には、端末被覆部36を除く頂部34とモ
ールディング本体31とが前記第1材料74によって一
体に押出成形されるとともに、ウインドパネル10の端
面11、裏側面取部13及び裏面にわたってモールディ
ング本体31が接合される。
【0016】前記第1材料74によって端末被覆部36
を除く頂部34とモールディング本体31とが一体に押
出成形されると同時に、前記端末被覆部36が前記第2
材料76によって、頂部34からウインドパネル10の
表側面取部12に張り出された状態で一体に押出成形さ
れるとともに、表側面取部12に端末被覆部36が接合
される。前記したようにウインドパネル10の端部にモ
ールディング30が押出成形されることで、前記実施の
形態1で述べたモールディングを備えたウインドパネル
が容易に製造される。
【0017】なお、溶融の第1材料74及び第2材料7
6の押出し速度と略同速度において、ウインドパネル1
0の端面11を押出成形用ダイ装置70の押出口84に
対し相対的に移動させるために、例えば、6軸制御のロ
ボットのアームに組付けられたパネル保持装置によって
ウインドパネル10を保持した状態のもとで、設定され
たプログラムに基づいてロボットを駆動制御すること
で、押出成形用ダイ装置70の押出口84に対しウイン
ドパネル10の端面11を正確に移動してモールディン
グ30を押出成形することができる。
【0018】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図9にしたがって説明する。この実施の形態2
において、ウインドパネル20の端面21の少なくとも
表側には、表側面取部22が面取り加工等によってアー
ル面に形成され、さらに、ウインドパネル20の端面2
1の裏側にも裏側面取部23がアール面に形成されてい
る他は、実施の形態1と略同様にして構成される。すな
わち、この実施の形態2においても、ウインドパネル2
0の周縁端部において、その端面21及び端面21近傍
の表裏両面を被うようにしてモールディング40が押出
成形されると同時に接合されることで装着されている。
【0019】前記モールディング40は、ウインドパネ
ル10の端面21と表側面取部22との境界部からウイ
ンドパネル20の裏面側にわたる部分を構成するモール
ディング本体41と、ウインドパネル20の端面21と
表側面取部22との境界部から頂面45にわたる部分を
構成する頂部44とを一体に備えている。モールディン
グ40の頂部44には、ウインドパネル20の表側面取
部22に対する側において、その表側面取部22に向け
て張り出す端末被覆部46がモールディング40の押出
成形と同時に成形されている。そして、端末被覆部46
は、透明な合成樹脂材料より成形され、その端末被覆部
46を除く頂部44及びモールディング本体41は、有
色不透明な合成樹脂材料より成形されている。
【0020】したがって、この実施の形態2のモールデ
ィングを備えたウインドパネルにおいても、前記実施の
形態1と略同様にして、ウインドパネル20の表面と表
側面取部22との境界部ラインと一致するモールディン
グ40の端末被覆部46の先端とウインドパネル20の
表面との境界ラインが蛇行したとしても、前記端末被覆
部46は、透明な合成樹脂材料より成形されているた
め、前記蛇行している境界ラインは目立つことがなく、
蛇行している境界ラインによって見栄えが悪化されると
いう不具合が解消される。
【0021】(実施の形態3)この発明の実施の形態3
を図10にしたがって説明する。この実施の形態3にお
いては、実施の形態1と同様のウインドパネル10の周
縁端部において、その端面11及び端面11近傍の表裏
両面を被うようにしてモールディング50が押出成形さ
れると同時に接合される。前記モールディング50にお
いて、モールディング本体51と一体に成形される頂部
54は、その端末被覆部56を含む全体が透明な合成樹
脂材料より成形され、モールディング本体51は、有色
不透明な合成樹脂材料より成形されている。この実施の
形態3のその他の構成は実施の形態1と略同様にして構
成される。
【0022】したがって、この実施の形態3において
も、実施の形態1と略同様にしてウインドパネル10の
表面と表側面取部12との境界部ラインと一致するモー
ルディング50の端末被覆部56の先端とウインドパネ
ル10の表面との境界ラインが蛇行したとしても、前記
端末被覆部56を含む頂部54全体が透明な合成樹脂材
料より成形されているため、前記蛇行している境界ライ
ンが目立つことがなく、蛇行している境界ラインによっ
て見栄えが悪化されるという不具合が解消される。
【0023】(実施の形態4)この発明の実施の形態4
を図11にしたがって説明する。この実施の形態4にお
いては、実施の形態2と同様にしてウインドパネル20
の端面21の少なくとも表側には、表側面取部22が面
取り加工等によってアール面に形成され、さらに、ウイ
ンドパネル20の端面21の裏側にも裏側面取部23が
アール面に形成されている。前記ウインドパネル20の
周縁端部に押出成形されるモールディング60におい
て、モールディング本体61と一体に成形される頂部6
4は、その端末被覆部66を含む全体が透明な合成樹脂
材料より成形され、モールディング本体61は、有色不
透明な合成樹脂材料より成形されている。
【0024】したがって、この実施の形態4において
も、前記実施の形態3と略同様にしてウインドパネル2
0の表面と表側面取部22との境界部ラインと一致する
モールディング60の端末被覆部66の先端とウインド
パネル20の表面との境界ラインが蛇行したとしても、
前記端末被覆部66を含む頂部64全体が透明な合成樹
脂材料より成形されているため、前記蛇行している境界
ラインが目立つことがなく、蛇行している境界ラインに
よって見栄えが悪化されるという不具合が解消される。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び2に記
載の発明に係るモールディングを備えたウインドパネル
によれば、モールディングの端末被覆部の先端とウイン
ドパネルの表面との境界ラインの蛇行を目立たなくする
ことで、見栄えの悪化を軽減することができる。また、
請求項3に記載のモールディングを備えたウインドパネ
ルの製造方法によれば、モールディングの端末被覆部の
先端とウインドパネルの表面との境界ラインの蛇行が目
立たないモールディングを備えたウインドパネルを容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のモールディングを備
えたウインドパネルを破断して示す斜視図である。
【図2】同じく図1のII−II線に基づく断面図であ
る。
【図3】同じく図1のIII−III線に基づく断面図
である。
【図4】同じく図1のIV−IV線に基づく断面図であ
る。
【図5】同じくモールディングを備えたウインドパネル
全体を示す正面図である。
【図6】同じくモールディングを備えたウインドパネル
に係る押出成形用ダイ装置の口金体を分離して示す斜視
図である。
【図7】同じく押出成形用ダイ装置にウインドパネルを
セットした状態を示す説明図である。
【図8】同じくウインドパネルの端部にモールディング
が押出成形される状態を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態2のウインドパネルの端
部に対するモールディングの装着状態を示す断面図であ
る。
【図10】この発明の実施の形態3のウインドパネルの
端部に対するモールディングの装着状態を示す断面図で
ある。
【図11】この発明の実施の形態4のウインドパネルの
端部に対するモールディングの装着状態を示す断面図で
ある。
【図12】従来のウインドパネルの端部に対するモール
ディングの装着状態の一部を示す正面図である。
【図13】同じく図12のXIII−XIII線に基づ
く断面図である。
【図14】同じく図12のXIV−XIV線に基づく断
面図である。
【図15】同じく図12のXV−XV線に基づく断面図
である。
【図16】他の従来のウインドパネルの端部に対するモ
ールディングの装着状態の一部を示す正面図である。
【図17】同じく図16のXVII−XVII線に基づ
く断面図である。
【図18】同じく図16のXVIII−XVIII線に
基づく断面図である。
【図19】同じく図16のXIX−XIX線に基づく断
面図である。
【符号の説明】
10、20 ウインドパネル 11、21 端面 12、22 表側面取部 30、40、50、60 モールディング 31、41、51、61 モールディング本体 34、44、54、64 頂部 35、45、55、65 頂面 36、46、56、66 端末被覆部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドパネル端面及びその端面近傍の
    表面を被うようにして装着されるモールディングを備
    え、かつ前記ウインドパネルの表面に対し前記モールデ
    ィングの頂面が略同一面をなして、前記ウインドパネル
    の端部に前記モールディングを装着するために、前記ウ
    インドパネルの端面の少なくとも表側には表側面取部が
    形成される一方、前記表側面取部に対するモールディン
    グの部分には、前記表側面取部に向けて張り出す端末被
    覆部を有するモールディングを備えたウインドパネルで
    あって、 前記モールディングは、前記ウインドパネルの端面と表
    側面取部との境界部からそのウインドパネルの裏面側に
    わたって接合されるモールディング本体と、前記ウイン
    ドパネルの端面と表側面取部との境界部から頂面にわた
    りかつ前記端末被覆部を含む頂部とを一体状に備え、 前記頂部のうち、少なくとも端末被覆部は透明な合成樹
    脂材料より成形されていることを特徴とするモールディ
    ングを備えたウインドパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモールディングを備え
    たウインドパネルにおいて、モールディングの頂部は、
    その端末被覆部を含む全体が透明な合成樹脂材料より成
    形されていることを特徴とするモールディングを備えた
    ウインドパネル。
  3. 【請求項3】 ウインドパネル端面及びその端面近傍の
    表面を被うようにして装着されるモールディングを備
    え、かつ前記ウインドパネルの表面に対し前記モールデ
    ィングの頂面が略同一面をなして、前記ウインドパネル
    の端部に前記モールディングを装着するために、前記ウ
    インドパネルの端面の少なくとも表側には表側面取部が
    形成される一方、前記表側面取部に対するモールディン
    グの部分には、前記表側面取部に向けて張り出す端末被
    覆部を有するモールディングを備えたウインドパネルの
    製造方法であって、 前記ウインドパネルの端面と表側面取部との境界部から
    そのウインドパネルの裏面側にわたってモールディング
    本体を接合しながら押出成形すると同時に、前記ウイン
    ドパネルの端面と表側面取部との境界部から頂面にわた
    りかつ前記端末被覆部を含む頂部を前記モールディング
    本体と一体に押出成形し、 さらに、前記頂部の少なくとも端末被覆部を、透明な合
    成樹脂材料より成形することを特徴とするモールディン
    グを備えたウインドパネルの製造方法。
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