JP3219489U - 哺乳器 - Google Patents
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Abstract
【課題】生まれたばかりの子犬や子猫等の小動物への母乳に代わるミルクを自力で吸飲可能にし、且つ授乳を安全確実に行える哺乳器を提供する。【解決手段】哺乳器は、先端に細孔付き細い筒先4を有する目盛3付き外筒2と、先端に細孔8付きのガスケット7を設けた外筒2に挿入する内筒形プランジャ5とでシリンジ1を構成し、外筒上部の段付き細径筒部9を哺乳用***体10の細口乳首11の内径111に装着し、当該シリンジを哺乳用のボトル15内に収容すると共に、***体10を支持する穴付き蓋17を哺乳用のボトルの開口部16に螺合し、且つボトル内においてシリンジを中心位置に保持するための支持部材20を設ける。【選択図】図1
Description
本考案は、主として生まれたばかりの小動物に適する哺乳器に関するもので、出生直後から2〜3日しか経過していない超小型の子犬や子猫等に1日少量ずつ複数回にわたって自力で吸飲できるようにしたことを目的とする。
また、母犬又は母猫の母乳を採取して出生直後の子犬や子猫に与えてその母犬や母猫等の免疫を与えるようにし、且つ、本考案の哺乳器を人間の乳児の授乳にも使用できるようにしたものである。
また、母犬又は母猫の母乳を採取して出生直後の子犬や子猫に与えてその母犬や母猫等の免疫を与えるようにし、且つ、本考案の哺乳器を人間の乳児の授乳にも使用できるようにしたものである。
一般に、たとえば母犬から一度に複数匹生まれた直後から数日の間は、飲む力の弱い超小型の子犬は、母乳を自力で吸飲できないことがある。また、母犬が授乳を放棄したりする場合は、そのまま放置しておくと子犬が死に至ることもある。
そこで、母犬から生まれた直後から2〜3日しか経過していない飲む力の弱い超小型の子犬には、人手を介して1回に1ml程度のミルクを1日7〜8回にわたって与える必要がある。この場合、従来の哺乳器での授乳ではボトルの押し具合によっては必要以上の量を与えたり、細くて比較的長い乳首を口に含んで喉奥まで届く注出によって肺に入り込ませて誤嚥による肺炎を起こしたりするおそれがあった。
そのため、ブリーダーやペットショップにおいては、子犬や子猫等の出生間もない小動物にミルク等の栄養水分を与えて2ヶ月位は手元で育ててから販売するのが通常である。なお、ここにいうブリーダーとは、犬や猫を交配させて繁殖させ、出生した子犬や子猫を販売する者を指す。また、ペットショップとは、人の心を和ましたり、楽しませたりしてくれる理由で人が飼う動物を販売する店を指す。
従来、犬猫等の幼齢小動物にミルク等を授乳する場合、図11に示すように市販の哺乳器は哺乳瓶1′の開口部4′に外径雄ねじ11′に内径雌ねじ21′を介して被せた蓋2′にあけた孔3′に対し、先端に乳頭孔7′を有する乳首6′付きの***5′の基部を装着したものを使用している。
特許文献1は、哺乳瓶との係合部に細長い乳頭部を成形した乳児用の乳首に関するものであるが、これを生まれたばかりの超小型の子犬や子猫等の小動物に哺乳瓶の乳首を下に向けて用いると乳頭孔からミルクを与えすぎてその小動物の肺に入り込んで死に至る等の事故に繋がる恐れがある。
反対に哺乳瓶を横向きにすると中身が乳首まで届かず、その小動物は自力では飲む力が弱いので、授乳者は哺乳瓶を押圧して飲ませる必要があり、その際にも気を付けないとミルクを誤嚥して肺に入り込み肺炎を起こして死に至ることが往々にして発生する恐れがある。
反対に哺乳瓶を横向きにすると中身が乳首まで届かず、その小動物は自力では飲む力が弱いので、授乳者は哺乳瓶を押圧して飲ませる必要があり、その際にも気を付けないとミルクを誤嚥して肺に入り込み肺炎を起こして死に至ることが往々にして発生する恐れがある。
特許文献2は、びん体と乳首とを分離して形成し、その両者が適当に長いホース手段により連続した哺乳びんに関するものであり、これによって、保護者が重いびん体を保持することなく授乳できるとしている。しかしこれを生れたばかりで飲む力の弱い子犬や子猫等の小動物に適用するには、授乳者が哺乳びんを手に持たなければ授乳することができない。また、構造上ホースを長く構成しなければならないので、飲む力の弱い小動物が自力で吸飲してミルクを摂取することができない。
特許文献3は、図11に示すような子犬用 子猫用の哺乳器であるが、出生直後ないし数日間程度しか経っていない子犬や子猫に使用するには、手に持ったボトルの押し具合を余程気を付けないと授乳し過ぎて肺に入り込み死に至る事故が発生する恐れがある。
また、授乳の際にホースが途中から折れ曲がるとそのホースが潰れてミルクの通りが遮断され授乳に支障を来す問題が生じていた。
本考案は上記従来の課題を解決するために提供するものである。
本考案の第1は、主として生まれて間もない小動物用の哺乳器において、下端に細い筒先を有する筒を有する目盛付きの外筒と、先端に細孔付きのガスケットを設けた内筒形プランジャを当該外筒に挿入してシリンジを構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部を哺乳用の***体の細口乳首の内径に装着して、当該シリンジを哺乳用のボトル内に収容し、哺乳用の***体を支持する穴付き蓋体で哺乳用ボトルの開口を閉蓋し、シリンジをボトルの中心位置に保持するために支持部材をボトル内に設けたものである。
本考案の第1は、主として生まれて間もない小動物用の哺乳器において、下端に細い筒先を有する筒を有する目盛付きの外筒と、先端に細孔付きのガスケットを設けた内筒形プランジャを当該外筒に挿入してシリンジを構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部を哺乳用の***体の細口乳首の内径に装着して、当該シリンジを哺乳用のボトル内に収容し、哺乳用の***体を支持する穴付き蓋体で哺乳用ボトルの開口を閉蓋し、シリンジをボトルの中心位置に保持するために支持部材をボトル内に設けたものである。
本考案の第2は、主として出生間もない小動物用の哺乳器において、下端に細い筒先を有する目盛付きの外筒と、先端に細孔付きのガスケットを設けた内筒形プランジャを当該外筒に挿入してシリンジを構成し、プランジャ上部の段付き細筒径部を哺乳用の***体の細口乳首の内径に装着して、当該シリンジを哺乳用のボトル内に収容し、哺乳用の***体を支持する穴付き蓋体で哺乳用ボトルの開口を閉蓋し、シリンジをボトルの中心位置に保持するための支持部材としてシリンジの下部を支受する受け部付きの吸盤をボトルの内底に吸着したものである。
本考案の第3は、主として出生間もない小動物用の哺乳器において、下端に細い筒先を有する目盛付きの外筒と、先端に細孔付きのガスケットを設けた内筒形プランジャを当該外筒に挿入してシリンジを構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部を哺乳用の***体の細口乳首の内径に装着して、当該シリンジを哺乳用のボトル内に収容し、哺乳用***体を支持する穴付き蓋体で哺乳用ボトルの開口を閉蓋し、シリンジをボトルの中心位置に保持するための支持部材としてシリンジ下端部を支受する受け部付きの吸盤をボトルの内底に吸着し、その吸盤に筒形支持部材の基部を取付けて起立したものである。
本考案の第4は、主として出生間もない小動物用の哺乳瓶において、下端に細い筒先を有する筒を有する目盛付きの外筒と、先端に細孔付きのガスケットを設けた内筒形プランジャを当該外筒に挿入してシリンジを構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部を哺乳用の***体の細口乳首の内径に装着すると共にプランジャの上部を止め具で固定し、当該シリンジを哺乳用のボトル内に収容し、哺乳用の***体を支持する穴付き蓋体で哺乳用ボトルの開口を閉蓋したものである。
本考案の第5は、主として出生間もない小動物用の哺乳瓶において、下端に細い筒先を有する目盛付きの外筒と、先端に細孔付きのガスケットを設けた内筒形プランジャを当該外筒に挿入してシリンジを構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部を哺乳用の***体の細口乳首の内径に装着したものである。
本考案は上記の構成であるから、次のような効果がある。
(1)ミルクを充填した外筒の目盛を目印にして設定した量だけ内筒形プランジャで押し下げてミルクを内筒形プランジャ内の上部まで押し上げられているから、常に設定したごく少量だけを生まれて間もない子犬又は子猫等の小動物に授乳することができる。これによって、飲む力の弱い小動物であってもミルクを自力で吸飲して摂取することができる。
(2)ミルクは、内筒形プランジャによる押し上げで通水路内に貯留した状態にあるから、生まれて間もない小動物は、***体の乳首を斜め上から垂直に至る間の位置にした状態であっても確実に吸飲することができる。
(3)また、ミルクはガスケット部分から段付き細径筒部に至るまでの通水路内に貯留した状態にあるから、出生間もない子犬や子猫は人手で必要以上の授乳操作をしなくても安全確実にミルクを吸飲することができる。
(4)ミルクの入ったシリンジを哺乳用ボトルに収容したときに、そのシリンジ下部を受け部付きの吸盤や筒形の支持部材で保持するから、シリンジ内のミルクをこぼすことなく安全確実に吸飲することができる。
(5)授乳者が哺乳用ボトルの胴部を押すことは一切しないので、出生間もない子犬や子猫にとって喉奥までは届かないから、細口***先端で喉を詰まらせるおそれがなく安全である。
(6)従来小動物の吸飲時に往々に発生していた誤嚥による肺炎を防止することができる。
(7)細口乳首の内径に装着しているプランジャの上部を当該乳首の外周に止め具で固定すると、ボトル内に収容してシリンジを支持部材なしでも子犬が吸飲することが可能になる。
(8)外筒下端の細い筒先を母犬や母猫の乳首にあてがい、当該外筒に挿入してある内底近くまで内筒形プランジャ引き抜き方向に引き戻すと吸引作用で母乳が外筒内に貯まるから、これを生まれたばかりの子犬や子猫に授乳することによって、母犬や母猫の免疫力を与えることもできる。
(9)シリンジを容量目の多いものに設定すれば、生後2〜3ヶ月の幼犬に用いることができる。
(10)さらに、哺乳器の乳首を人間の乳児用のものを用い、且つシリンジを容量の大きいものに設定することにより、母親の母乳代わりに人間の乳児用哺乳器として乳首を斜め上方に向けた状態で乳児が自力で吸飲することができる。
(1)ミルクを充填した外筒の目盛を目印にして設定した量だけ内筒形プランジャで押し下げてミルクを内筒形プランジャ内の上部まで押し上げられているから、常に設定したごく少量だけを生まれて間もない子犬又は子猫等の小動物に授乳することができる。これによって、飲む力の弱い小動物であってもミルクを自力で吸飲して摂取することができる。
(2)ミルクは、内筒形プランジャによる押し上げで通水路内に貯留した状態にあるから、生まれて間もない小動物は、***体の乳首を斜め上から垂直に至る間の位置にした状態であっても確実に吸飲することができる。
(3)また、ミルクはガスケット部分から段付き細径筒部に至るまでの通水路内に貯留した状態にあるから、出生間もない子犬や子猫は人手で必要以上の授乳操作をしなくても安全確実にミルクを吸飲することができる。
(4)ミルクの入ったシリンジを哺乳用ボトルに収容したときに、そのシリンジ下部を受け部付きの吸盤や筒形の支持部材で保持するから、シリンジ内のミルクをこぼすことなく安全確実に吸飲することができる。
(5)授乳者が哺乳用ボトルの胴部を押すことは一切しないので、出生間もない子犬や子猫にとって喉奥までは届かないから、細口***先端で喉を詰まらせるおそれがなく安全である。
(6)従来小動物の吸飲時に往々に発生していた誤嚥による肺炎を防止することができる。
(7)細口乳首の内径に装着しているプランジャの上部を当該乳首の外周に止め具で固定すると、ボトル内に収容してシリンジを支持部材なしでも子犬が吸飲することが可能になる。
(8)外筒下端の細い筒先を母犬や母猫の乳首にあてがい、当該外筒に挿入してある内底近くまで内筒形プランジャ引き抜き方向に引き戻すと吸引作用で母乳が外筒内に貯まるから、これを生まれたばかりの子犬や子猫に授乳することによって、母犬や母猫の免疫力を与えることもできる。
(9)シリンジを容量目の多いものに設定すれば、生後2〜3ヶ月の幼犬に用いることができる。
(10)さらに、哺乳器の乳首を人間の乳児用のものを用い、且つシリンジを容量の大きいものに設定することにより、母親の母乳代わりに人間の乳児用哺乳器として乳首を斜め上方に向けた状態で乳児が自力で吸飲することができる。
本考案は上記の構成において実施する形態は次のとおりである。生まれたばかりの子犬や子猫等の小動物用として、下端に細筒を有する目盛付き外筒と、先端に孔付きのガスケットを設けた外筒に挿入する内筒形プランジャとでシリンジを構成し、外筒上部の段付き細径筒部を哺乳用***体の内径に装着して小動物用哺乳器とし、そして、当該シリンジを哺乳用ボトル内に収納して哺乳型の哺乳器とし、さらに、ボトル内においてシリンジの中心位置を保持するための支持部材を設けて小動物用哺乳器としたものである。
図1及び図2は、本考案に係る出生間もない子犬に用いる哺乳瓶の実施例を示すもので、1は透明のプラスチック素材又はガラス素材から成る略注射器型のシリンジであり、内径が15mm程度の外筒(パレル)2と、外径が5.5mm程度のプランジャ(押し子)5とで構成してある。その外筒2は目盛3を表示し、下端に直径が2mm程度の細孔41を有する細い筒先4を有している。また、プランジャ5は外筒内に挿入する細い通水路6を有する内筒形を成し、その下端に直径1〜2mm程度の細孔8付きのガスケット7(押し子の太径頭部)を固着し、上端部に段付きの細径筒部9を有している。その細径筒部9の孔は通液路6の径より細い径とし具体的には1.0mm前後を可とする。
10はシリコン製の哺乳用***体であり、先端に人間の乳児用の乳首より細くて多少し長め(約20mm)の細口乳首11を一体に成形してあり、基部に円形の取付け座12を一体成形し、且つ***体10の基部と取付け座12の境に横向きの細い凹溝13を形成してある。上記細口乳首11の内径111には、内筒形プランジャ5の上部の段付き細径筒部9の上部を当該細口乳首における材質の伸縮性を利用して簡単には外れないように装着してある。14は外筒下端の細い筒先4に被せる通水路6を遮断するキャップである。
15は透明又は半透明の哺乳用の広口開口16の哺乳用のボトルであり、シリンジ1をボトル内に収納する。当該ボトルの材質は、ガラス素材とプラスチック素材があるが、一般に軽量で携行に便利なプラスチック素材を可とする。17は中央に哺乳用の***体10の基部を通して横溝13に縁辺を掛止する穴171を設けて取付け材12を掛止する蓋体であり、ボトル開口16の外径雄ねじ19に螺合する内径雌ねじ19を設けてある。20は、ボトル15内に収容したシリンジ1を当該瓶体1の中央位置に保持させるために用いる支持部材であり、シリンジ1の下端部を支持する受け部202を有する吸盤201をボトル15の内底151に吸着してある。
図3は図1のボトル15に収容した哺乳器を用いて生まれたばかりの子犬に授乳している状態図である。前記の吸盤201は、吸盤面をボトル内底151に圧着して吸盤自体の吸着力で固定できるが、ボトル15内にミルク等の栄養水分を入れたことにより吸着力が弱まるおそれがある場合は、ボトル内底151に吸着面をいわゆる瞬間接着剤のような耐水性のある強力接着剤を塗布して固着することもある。
図4〜図6は、本考案に係る出生間もない超小型の子犬に用いる哺乳器の実施例を示すもので、図1の状態から哺乳用のボトル15のほか蓋体17を除去してある。
図7は、図4のボトル及び蓋体を除去した哺乳器を用いて生まれたばかりの子犬に授乳している状態図である。
図7は、図4のボトル及び蓋体を除去した哺乳器を用いて生まれたばかりの子犬に授乳している状態図である。
図8は、ガスケット7の細孔を内筒形プランジャ5の通水路6と同径又は同径に近い径にしたものを示す。
図9において、21は図1のシリンジ1の下部を支持する筒形の支持部材であり、外筒2を上方に移動したときにその下部を中心位置に保持するための長い円形の筒体を成し、その下端基部を吸盤201の受け部202の外径に嵌合してある。当該支持部材21は図示のような全体が円筒体のほか、複数の孔付きのもの、又は複数のスリット入りのもの、網目体のもの等がある。
図10は哺乳用***体10の先端の細口乳首11の内径111に装着したプランジャ先端の細径筒部9を外れないようにするためにその乳首11の外周に取付けた伸縮又は拡縮可能なリング状等の止め具22である。この止め具22の取付けによってシリンジ1をボトル15内に収容したときに支持部材20を省略することができる。
[具体的な使用例1]
図2において、外筒2から内筒形プランジャ5を抜き取っておき、外筒下端の細い筒先4に通液路を遮断するキャップ14を被せて細孔41を塞いでおく。そして、空の外筒2にミルク(「図示省略」以下同じ。)を細い注ぎ口を有する注水器又は注射器(図示省略)等を用いて適量になるまで注入しておく。
図2において、外筒2から内筒形プランジャ5を抜き取っておき、外筒下端の細い筒先4に通液路を遮断するキャップ14を被せて細孔41を塞いでおく。そして、空の外筒2にミルク(「図示省略」以下同じ。)を細い注ぎ口を有する注水器又は注射器(図示省略)等を用いて適量になるまで注入しておく。
そして、内筒形プランジャ5のガスケット7を外筒2に開口21から挿入して設定した少容量(例えば1ml)の目盛3まで押し下げる。これによって、ミルクは細孔8を通じて内筒形プランジャ5の通水路6に流入して貯留する。
この状態で、シリンジ1を哺乳用ボトル15内に差し入れて蓋体2をボトル開口16に被せて閉蓋すると共に、外筒1の下端部の細い筒先4を塞ぐキャップ14を予めボトル内底に吸着してある吸盤201の受け部202に嵌合して位置決めをする(図1)。
この状態で、シリンジ1を哺乳用ボトル15内に差し入れて蓋体2をボトル開口16に被せて閉蓋すると共に、外筒1の下端部の細い筒先4を塞ぐキャップ14を予めボトル内底に吸着してある吸盤201の受け部202に嵌合して位置決めをする(図1)。
図1の状態で、授乳者が哺乳用ボトル15を片方の手で持ち、もう一方の手で生まれたばかりの子犬を持ち、細口乳首11を子犬Aの口に含ませて内筒形プランジャ5の通水路6に貯留したミルクを吸飲させる(図3)。この場合、授乳者は細口乳首11を水平より斜め上方に向けて子犬Aに吸飲させるものとする。子犬Aは自力で内筒形プランジャ5の通水路6に貯留しているミルクを吸飲することができる。
図2において、内筒形プランジャ5のガスケット7を外筒2の上部開口21から中に挿入して所定の目盛3まで押し下げていくとその目盛分だけミルクがガスケット7の細孔8から内筒形プランジャ5の通水路6に流入し、上部の段付き細径筒部9まで上昇して貯留する。
この状態で、授乳者が哺乳用ボトル15を片方の手の平で持ち、もう一方の片手で生まれたばかりの子犬を持ち、斜め上方に向けた細口乳首11を子犬Aの口に含ませて内筒形プランジャ5の通液路6の上部まで貯留したミルクを吸飲させる(図3)。
[具体的な使用例2]
図7においては、哺乳用ボトルがない哺乳器を用いて子犬に授乳するものである。プランジャ5のガスケット7を外筒2の上部開口16から中に挿入して設定の目盛3まで押し下げていくとその目盛分だけミルクがガスケット7の細孔8から内筒形プランジャ5の通水路6に注入し、上部の段付き細径筒部9まで上昇して貯留する。
図7においては、哺乳用ボトルがない哺乳器を用いて子犬に授乳するものである。プランジャ5のガスケット7を外筒2の上部開口16から中に挿入して設定の目盛3まで押し下げていくとその目盛分だけミルクがガスケット7の細孔8から内筒形プランジャ5の通水路6に注入し、上部の段付き細径筒部9まで上昇して貯留する。
この状態で、授乳者が哺乳用ボトルのない哺乳器を片方の手の平で持ち、もう一方の片手で生まれたばかりの子犬を持ち、斜め上方に向けた細口乳首11を子犬Aの口に含ませて筒形プランジャ5の通水路6の上部まで貯留したミルクを吸飲させる(図7)。
図3及び図7において、生まれたばかりの子犬にミルクを与えるときは、1mlの量としているが、生後2〜3ヶ月経過して多量のミルクを与える場合は、図8のようにガスケット7の細孔をプランジャ5の通水路6の内径と同じかほぼ同径にして、設定量だけを外筒2にミルクを注入して授乳することもできる。
さらに、図4において、キャップ14を外し、プランジャ5を押し下げてガスケット7を外筒2の内底に接した状態で母犬又は母猫の乳頭に筒先4を押し当てた状態でプランジャ5を引き戻すことにより、その吸引力で母乳を採取する。そして、必要によりこれを繰り返してプランジャ5の通水路6に母乳を貯留し、あとはミルクの授乳と同じ要領で子犬に自力で吸飲させることによって、母犬や母猫等小動物の親の免疫を与えることが可能である。
なお、人間の乳児にミルクを与える場合は、乳首を乳児用に交換する場合もあるが、シリンジ1はそのまま使用することにより細口乳首11を水平より斜め上向きして吸飲させることができて安全にミルクを与えることができる。
本考案は、子犬や子猫のほか、生後直後のウサギやシマリスやハムスター等の小動物に適用することができる。
なお、市販のシリンジ1には、容量の異なるタイプが1mlから10mlの間、及び10ml以上のものも複数存在するので、用途に応じて採択することができる。
本考案に係る哺乳器を人間の新生児や乳児に使用することもできる。その場合は、シリンジ1の外筒2の容量を大きいものを使用することを可とする。
***体10を人間の母親の***に似せるものとし、且つシリンジ1の外筒2の容量を大きいものとすることが好ましい。そして、***体10も小動物用のものより大きめにして母親の乳首11に似せた形状にするものを用いることができる。これにより、本考案の用途の拡大が図れる。
なお、市販のシリンジ1には、容量の異なるタイプが1mlから10mlの間、及び10ml以上のものも複数存在するので、用途に応じて採択することができる。
本考案に係る哺乳器を人間の新生児や乳児に使用することもできる。その場合は、シリンジ1の外筒2の容量を大きいものを使用することを可とする。
***体10を人間の母親の***に似せるものとし、且つシリンジ1の外筒2の容量を大きいものとすることが好ましい。そして、***体10も小動物用のものより大きめにして母親の乳首11に似せた形状にするものを用いることができる。これにより、本考案の用途の拡大が図れる。
1…外筒とプランジャとからなるシリンジ
2…外筒
21…外筒上部の開口
3…目盛
4…外筒下端の細い筒先
5…内筒形プランジャ
6…通水路
7…ガスケット
8…ガスケットの細孔
9…段付き細径筒部
91…細径筒部の細孔
10…哺乳用の***体
11…細口乳首
111…細口乳首の内径
12…取付け座
13…***体の基部凹溝
14…通水路遮断キャップ
15…哺乳用ボトル
16…ボトルの開口
17…蓋体
18…雄ねじ
19…雌ねじ
20…支持部材
201…吸盤
202…吸盤の受け部
21…筒形の支持部材
22…止め具
2…外筒
21…外筒上部の開口
3…目盛
4…外筒下端の細い筒先
5…内筒形プランジャ
6…通水路
7…ガスケット
8…ガスケットの細孔
9…段付き細径筒部
91…細径筒部の細孔
10…哺乳用の***体
11…細口乳首
111…細口乳首の内径
12…取付け座
13…***体の基部凹溝
14…通水路遮断キャップ
15…哺乳用ボトル
16…ボトルの開口
17…蓋体
18…雄ねじ
19…雌ねじ
20…支持部材
201…吸盤
202…吸盤の受け部
21…筒形の支持部材
22…止め具
Claims (5)
- 下端に細い筒先(4)を有する目盛(3)付きの外筒(2)と、先端に細孔(8)付きのガスケット(7)を設けた内筒形プランジャ(5)を当該外筒(2)に挿入してシリンジ(1)を構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部(9)を哺乳用の***体(10)の細口乳首(11)の内径(111)に装着して、当該シリンジ(1)を哺乳用のボトル(15)内に収容し、哺乳用***体(10)を支持する穴(171)付き蓋体(17)で哺乳用ボトルの開口(16)を閉蓋し、シリンジ(1)をボトル(15)の中心位置に保持するための支持部材(20)をボトル(15)内に設けたことを特徴とする哺乳器。
- 下端に細い筒先(4)を有する目盛(3)付きの外筒(2)と、先端に細孔(8)付きのガスケット(7)を設けた内筒形プランジャ(5)を当該外筒(2)に挿入してシリンジ(1)を構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部(4)を哺乳用の***体(10)の細口乳首(11)の内径(111)に装着して、当該シリンジ(1)を哺乳用のボトル(15)内に収容し、哺乳用***体(10)を支持する穴(171)付き蓋体(17)で哺乳用ボトルの開口(16)を閉蓋し、シリンジ(1)をボトル(15)の中心位置に保持するための支持部材(20)としてシリンジ下端部を支受する受け部(202)付きの吸盤(201)をボトル(15)の内底(151)に吸着したことを特徴とする哺乳器。
- 下端に細い筒先(4)を有する目盛(3)付きの外筒(2)と、先端に細孔(8)付きのガスケット(7)を設けた内筒形プランジャ(5)を当該外筒(2)に挿入してシリンジ(1)を構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部(4)を哺乳用の***体(10)の細口乳首(11)の内径(111)に装着して、当該シリンジ(1)を哺乳用のボトル(15)内に収容し、哺乳用***体(10)を支持する穴(171)付き蓋体(17)で哺乳用ボトルの開口(16)を閉蓋し、シリンジ(1)をボトル(15)の中心位置に保持するための支持部材(20)としてシリンジ下端部を支受する受け部(202)付きの吸盤(201)をボトル(15)の内底(151)に吸着し、その吸盤(201)に筒形支持部材(21)の基部を取付けて起立したことを特徴とする哺乳器。
- 下端に細い筒先(4)を有する目盛(3)付きの外筒(2)と、先端に細孔(8)付きのガスケット(7)を設けた内筒形プランジャ(5)を当該外筒(2)に挿入してシリンジ(1)を構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部(9)を哺乳用の***体(10)の細口乳首(11)の内径(111)に装着すると共にプランジャ(5)の上部を止め具(22)で固定し、当該シリンジ(1)を哺乳用のボトル(15)内に収容し、哺乳用***体(10)を支持する穴(171)付き蓋体(17)で哺乳用ボトルの開口(16)を閉蓋したことを特徴とする哺乳器。
- 下端に細い筒先(4)を有する目盛(3)付きの外筒(2)と、先端に細孔(8)付きのガスケット(7)を設けた内筒形プランジャ(5)を当該外筒(2)に挿入してシリンジ(1)を構成し、プランジャ上部の段付き細径筒部(4)を哺乳用の***体(10)の細口乳首(11)の内径(111)に装着したことを特徴とする哺乳器。
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