JP3235306U - 仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器 - Google Patents

仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器 Download PDF

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Abstract

【課題】生まれたばかりの仔犬又は仔猫に適する誤嚥防止用液体ミルク哺乳器に関するもので、出生直後から2〜3日しか経過していない超小型の仔犬や仔猫に1日少量ずつ複数回にわたって自力で誤嚥がなく吸飲できるようにした、仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器を提供する。【解決手段】仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器において、シリンジ1の先端外周面11に筒先2を有し、当該シリンジ1の内部に挿入する押子3とからなる目盛り7付きの注射筒において、シリンジ1の先端外周面11に複数の授乳孔51を設け、且つシリンジ1の先端外周面11と筒先2を不織布又はガーゼのフィルター6で包被するようにしたものである。【選択図】図1

Description

本考案は、生まれたばかりの仔犬又は仔猫に適する誤嚥防止用液体ミルク哺乳器に関するもので、出生直後から2〜3日しか経過していない超小型の仔犬や仔猫に1日少量ずつ複数回にわたって自力で吸飲できるようにしたことを目的とする。
また、母犬又は母猫の母乳を採取して出生直後の仔犬又は仔猫に与えてその母犬や母猫等の免疫を与えるようにしたものである。
一般に、たとえば母犬から一度に複数匹生まれた直後から数日の間は、飲む力の弱い超小型の仔犬は、母乳を自力で吸飲できないことがある。また、母犬が授乳を放棄したりする場合は、そのまま放置しておくと仔犬が死に至ることもある。
そこで、母犬から生まれた直後から2〜3日しか経過していない飲む力の弱い超小型の仔犬には、粉ミルクを細かい目の篩(ふるい)にかけ、その篩の目を通過した粉ミルクを水で溶き、人手を介して1回に1ml(ミリリットル)程度の液体ミルクを1日7〜8回にわたって与える必要がある。
この場合、液体ミルクは注射針を除いたシリンジ(注射器の外筒)で直接与えるか、又はカテーテル注射器の組み合わせた哺乳器で仔犬に哺乳することが行われるが、粉ミルクを溶かすには限度があり、シリンジでは粉ミルクの固形粒子を完全に除去できないのが実情である。
そのため、従来のシリンジ型哺乳器では筒先の細孔に目詰まりが早く発生してしまう。また、市販の哺乳びん(図7)においても乳頭孔に目詰まりなりやすい。この場合、哺乳に筒部を強く押して乳頭孔からミルクの固形粒子を注出させると、そのミルク粒子が仔犬の口腔から肺に入り込ませて誤嚥による肺炎を起こしたりするおそれがあった。
特開平08−131520号公報 実用新案登録第3021944号公報 http://www.morinyu-pet.com/product/「森乳 ワンラック哺乳器 細口乳首 [子犬用 子猫用哺乳器 (スペア付き)120ml]」
特許文献1は、哺乳瓶との係合部に細長い乳頭部を成形した乳児用の乳首に関するものであるが、授乳孔が単一であり、これを生まれたばかりの超小型の子犬や子猫等の小動物に哺乳瓶の乳首を下に向けて用いると乳頭孔からミルクを与えすぎてその小動物の肺に入り込んで死に至る等の事故に繋がる恐れがある。
反対に哺乳瓶を横向きにすると中身が乳首まで届かず、その小動物は自力では飲む力が弱いので、授乳者は哺乳瓶を押圧して飲ませる必要があり、その際にも気を付けないとミルクを誤嚥して肺に入り込み肺炎を起こして死に至ることが往々にして発生する恐れがある。
特許文献2は、びん体と乳首とを分離して形成し、その両者が適当に長いホース手段により連続した哺乳びんに関するものであり、授乳孔は単一であり、これによって、保護者が重いびん体を保持することなく授乳できるとしている。しかしこれを生れたばかりで飲む力の弱い子犬や子猫等の小動物に適用するには、授乳者が哺乳びんを手に持たなければ授乳することができない。また、構造上ホースを長く構成しなければならないので、飲む力の弱い小動物が自力で吸飲してミルクを摂取することができない。
非特許文献3は、授乳孔が単一の哺乳びんであり、出生間もない仔猫や仔猫にミルク等を授乳する場合、図5に示すように市販の哺乳器は哺乳瓶1′の開口部4′に外径雄ねじ1′に内径雌ねじ2′を介して被せた蓋2′にあけた孔3′に対し、先端に乳頭孔7′を有する乳首5′付きの***6′の基部を装着したものを使用している。
また、上記の非特許文献3は、液体ミルクに混じっている溶け切らないミルクの固形粒子が乳頭孔に詰まるとスムーズな授乳ができない。その際、哺乳びんを強く押すとミルク粒子が乳頭孔を通過することがあるが、その場合はミルクの固形粒子が仔犬の口腔に入り込んで誤嚥の原因になる。
そこで、医療用注射器を用い、シリンジの筒先を仔犬や仔猫の口に含ませて液体ミルクを授乳することが行われるが、一般の注射器のガスケットは図5のように、底部4が平らである場合や、山形である場合は、授乳の残りのミルクが筒先の授乳孔5に溜まり、一定の時間が経つと腐敗する。それに気付かずに次回にそのまま仔犬や仔猫に授乳すると下痢を発生させることがある。
本考案は上記従来の課題を解決するために提供するものである。
本考案の第1は、仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器において、シリンジの先端に筒先を有し、当該シリンジの内部に挿入する押子とからなる注射筒において、シリンジの先端部外周面に2以上の複数の授乳孔を設けたものである。
本考案の第2は、第1の考案に係る仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器において、シリンジの先端部外周面と先端面部の筒先に不織布又はガーゼのフィルターで包被するようにしたものである。
本考案の第3は、第1の考案及び第2の考案に係る仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器において、筒先の細い授乳孔に挿入するための突起体の基部をガスケットの底部に設けたものである。
本考案は上記の構成であるから、次のような効果がある。
(1)シリンジの先端外周面に複数の授乳孔を設けたことにより、シリンジ内の液体ミルクに溶けきらないミルク粒子が混入してシリンジの授乳孔のどれかに詰まっても他の授乳孔には目詰まりしていないので確実に授乳することができる。
(2)また、シリンジ内の液体ミルクに溶けきらないミルク粒子が授乳孔を通過してしてもシリンジ先端部を包被している不織布又はガーゼのフィルターで遮断するので仔犬や仔猫に誤嚥させる恐れがなくなる。
(3)シリンジの筒先は硬いので授乳の際に口腔を傷つける恐れがあるが、その筒先に不織布のフィルターで被覆してあるのでクッションの役割をして傷付ける恐れはなく安全である。
(4)ガスケットの底部に突起体を設けてあるから、押子の押下でガスケットと共に突起体が筒先の授乳孔に挿入して当該授乳孔に溜まるミルクを残らず注出するから時間の経過で腐敗するような恐れがなくなる。
本考案に係る仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器の正面図である。 図1の先端部の拡大縦断面図である。 図2の3−3線に沿うシリンジの横断面図である。 図2の押子によってガスケットと共に突起体を押下した状態を示すシリンジ先端部の縦断面図である。 押子の底部に突起体の付いていないガスケットを設けたシリンジ先端部の縦断面図である。 本考案に係る哺乳器で仔犬に授乳している状態の斜視図である。 動物用に用いる市販の哺乳びんの一部縦断正面図である。
本考案の上記の構成において実施する形態は次のとおりである。生まれたばかりの仔犬や仔猫等の小動物用として、下端に筒先を有する目盛り付きシリンジと、先端にガスケットを設けた押子とシリンジ先端部位に被覆した不織布又はガーゼのフィルターでシリンジを構成したものである。
図1〜図3は、本考案に係る誕生して間もない仔犬dに用いる哺乳瓶の実施例を示すものであり、仔犬d(図6)には超小型犬(成犬で3kg未満)、小型犬(成犬で8kg未満)、大型犬(成犬で25kg前後)に種類分けされる。超小型犬にはチワワ、ポメラニアン、ヨーキ等、小型犬にはトイプードル、ミニチュアダックスフンド等、大型犬にはゴールデンレトリバー等である。
図1〜6において、1は透明のプラスチック素材又はガラス素材から成るシリンジ(注射器外筒)であり、その先端に筒先2を一体に成形してあり、当該シリンジ1に挿入するガスケット4付きの押子(=プランジャ―)3とで哺乳器が形成されている。当該ガスケット4の材質は液体ミルクに対して耐久性のあるものを採用するものとする。
5はシリンジ1の先端部外周面1に開けた複数(図示では2個)の授乳孔である。この授乳孔5を市販のシリンジ1に設けるにはプラスチック素材が適している。5は筒先2に設けられている授乳孔である。当該授乳孔5・5の孔径は2.0mmに設定する。6はシリンジ1の筒先2とシリンジ先端部外周面1の授乳孔5を包被すなわち包むための不織布又はガーゼのフィルターである。当該不織布は、織らない多孔質の布状のもので、熱融着繊維で結合させて作るもので、ポリプロピレン繊維を用いるのを可とする。また、ガーゼは細い木綿糸を漂白して目の粗い平織りした柔らかい素材であって、吸湿性に富んだ布である。
図中7はシリンジ1の表面に印字されている目盛りであり、仔犬dの授乳に適するように、シリンジ1のサイズを例えば外径R:7.0mm、長さL:75.0mm、筒先の長さL:10.0mm、筒先2の外径:4.0mm、液体ミルクの容量:例えば1.0mlに設定したものを可とする。なお、上記シリンジ1のサイズに限られるものではなく、外径Rを太く及び長さLを長く、容量を多くても良いが仔犬に与える量は常に適切にする必要がある。
ちなみに、誕生直後の標準体重(g)に応じて1回に与えるミルクの量(g)、1日に与える回数については下記のとおりである。
(1)超小型犬(100g):日齢1日〜5日の場合1回2g、日齢6日〜15日の場合1回4g、授乳回数はいずれも1日6〜7回である。
(2)小型犬(250g):日齢1日〜5日の場合1回4g、日齢6日〜10日の場合1回6g、日齢11日〜15日の場合1回8g、授乳回数はいずいれも1日6〜7回が適当である。
不織布又はガーゼのフィルター6は、筒先の細孔5′に溶け切らないミルクの固形粒子が詰まって外部にミルクを注出できない場合でも複数の授乳孔5から液体ミルクを授乳することができる。
その一方で、溶け切らないミルクの固形粒子が押子3の圧力でシリンジ先端部周面の授乳孔5から注出しても不織布又はガーゼのフィルター6によって遮断して仔犬の口には入らないようにしてある。
[具体的な使用例]
(1)図6は、本願の仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器を用いて仔犬dに授乳するものである。押子3のガスケット4を液体ミルクが入っているシリンジ1内を設定の目盛7まで押し下げていくとその目盛り7の分だけミルクが筒先2の授乳孔5から注出しフィルター6を通して仔犬の口に授乳する。
(2)この際、筒先2の授乳孔5に液体ミルク中に混在している溶け切らない粒子が詰まった場合、シリンジ1の先端部外周面1に設けた授乳孔5から液体ミルクが注出しフィルター6を通して仔犬の口に授乳する。この場合、仔犬は筒先2だけを口に含むほか、筒先2と共にシリンジ先端外周面1の授乳孔5まで口に含むこともできる。
(3)もし、筒先の授乳孔5やシリンジ1の先端部外周面1の授乳孔5から溶け切らないミルクの粒子が注出した場合でも、フィルター6で遮断して仔犬の口には入らないようになっている。
(4)シリンジ1の筒先2は硬いので授乳の際に仔犬dの口腔を傷つける恐れがあるが、その筒先2を被覆した不織布又はガーゼのフィルター6によって仔犬の口腔を保護して傷付けることはなくなる。
本考案は、加工されて人工の液体ミルクで授乳するほか、母犬から予め搾乳して哺乳器に収納して仔犬に授乳することによって、その母犬の免疫を仔犬に与えることが可能になる。
1…シリンジ(注射器外筒)
…シリンジの先端外周面
2…筒先
3…押子
…突起体
4…ガスケット
5…授乳孔
…筒先の授乳孔
6…不織布又はガーゼのフィルター
7…目盛り

Claims (3)

  1. シリンジ(1)の先端に筒先(2)を有し、当該シリンジ(1)の内部に挿入する押子(3)とからなる目盛付き注射筒において、シリンジ(1)の先端部外周面(1)に複数の授乳孔(5)を設けたことを特徴とする仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器。
  2. 目盛り(7)付きシリンジ(1)の先端部外周面(1)と筒先(2)に不織布又はガーゼのフィルター(6)で包被する請求項1記載の仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器。
  3. 筒先(2)の細い授乳孔(5)に挿入するための突起体(3)の基部をガスケット(4)の底部に設けた請求項1又は請求項2記載の仔犬又は仔猫の誤嚥防止用液体ミルク哺乳器。
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