JPH10510458A - 哺乳瓶 - Google Patents

哺乳瓶

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JPH10510458A JP9508630A JP50863097A JPH10510458A JP H10510458 A JPH10510458 A JP H10510458A JP 9508630 A JP9508630 A JP 9508630A JP 50863097 A JP50863097 A JP 50863097A JP H10510458 A JPH10510458 A JP H10510458A
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Abstract

(57)【要約】 頂部が開放され、液体を満たされる容器600にして、逆さにされたとき、容器600内に真空が形成されることが防止されており、該容器が、定量の液体を収容する受容器602と;受容器602内に嵌められ、上方部622と下方部624とを備えたリザーバ管614とを有する通気ユニットと;を有し、リザーバ管614が容器600の頂部に隣接した近位第1端と、容器600内に下方に充分延びた開放第2端とを有し、通気ユニットが、容器600の外側とリザーバ管614内の点との間に延びる気体通路と、開口632を備えた遠位点を有する通気管630とを有し、通気管630がリザーバ管614の上方部内へ下方に突出しており、気体通路616が、容器600の外側から通気管630を通り、通気ユニット内へと延びている。

Description

【発明の詳細な説明】 哺乳瓶発明の分野 本発明は哺乳瓶に関する。特に、幼児が瓶から液体を吸うことを困難にし兼ね ない瓶内の真空の発生を防止する通気機構を備えた哺乳瓶に関する。発明の背景 幼児は母親の胸からミルクを吸う本能をもって生まれるが、他の源泉から液体 を飲むことが必要なことも多い。幼児は、液体をグラスやコップから零すことな く飲むことは出来ないので、液体を幼児に、幼児瓶としても知られている哺乳瓶 を用いて供給することが世界共通である。哺乳瓶は、先端に小孔を有し、液体容 器の頂部の開口に固定されたゴムの乳首を特徴としている。哺乳瓶は、容器に液 体を充填し、乳首を固定し、瓶を逆さにし、乳首を幼児の口に入れて使用される 。つぎに、幼児が乳首を吸い液体を吸い込む。 普通の哺乳瓶は乳首の小さい開口以外は、緊密に密封されている。幼児が乳を 飲むと、瓶内の液体容積が減少し、空気容積が増大する。しかし、外気は瓶内に 入ることが出来ないから、瓶内に部分的な真空が生じる。部分真空は乳首から出 る液体の流れを阻止し、幼児が液体を引き込むのに、より強く吸い込むことを幼 児に強いることになる。幼児が乳首を強く吸うと、外気が不都合に、不可避的に 幼児の口と胃とに入る。胃およびその他の系に入った過剰な空気は、疝痛、腹部 の不快、痛みを特徴とする状態を引き起こす。著名なマシュウの「瓶供給の科学」 ,小児科ジャーナル,1991年,10月,511;トリームの「幼児疝痛」北 米小児科臨床,1994年10月,1121を参照されたい。 使用中、容器内に外気が入り得るような通気機構を備えた哺乳瓶を提供しよう とする多くの試みがなされて来た。例えば、ローデリックの米国特許59823 1,1898年2月1日公告,は、U字形空気管を有する哺乳瓶を開示している 。管の1端が、容器内部の頂部と連通し、他端が瓶の外側の大気と連通している 。瓶が逆さにされると、液体が管内へ昇り、容器内部への空気の流れを阻止する 。 瓶が速やかに直立されると、管内の液体は流出の機会がなく、管内に残り続ける 。瓶が再度逆さにされると、液体は、外気と連通した管端から零れる。通気機構 をもつ他の哺乳瓶が、バンクリーブの米国特許927013,1909年7月6 日公告;ダベンポートの米国特許1441623,1923年1月9日公告;ペ リーの米国特許2061477,1936年11月17日公告;等に開示されて いる。これら哺乳瓶はいずれも、漏れや零れを防止しつつ、瓶内部を外気に連通 させるという問題を完全に解決してはいない。従って、瓶内部における部分真空 の形成を阻止しつつ、しかも、零れを起こさない哺乳瓶に対する要求が依然とし て存在している。発明の概要 本発明の哺乳瓶は、授乳中、瓶内における部分真空の形成を防止し、しかも、 零れを起こさない哺乳瓶を提供する。本哺乳瓶は洗浄容易で、ガスケットを必要 とせず、部分真空の形成を阻止している。さらに、本発明の1実施例は、瓶内部 に嵌まるようになった通気ユニットを有する哺乳瓶を提供している。 一般に、本発明の哺乳瓶は、定量の液体を収容し、頂部に乳首を受容する開口 を有する容器と;容器内に嵌まり、上部と下部とをもった通気管を備えた通気ユ ニットと;を有しており、前記通気管が、容器内下方に十分突出した開放端を有 し、通気ユニット内の気体通路が、容器外部と、哺乳瓶が逆さにされたとき、通 気管内に捕獲されている液体のレベルより上方にある通気管内の点との間に延び ており、前記通気管の下部の容積が、上部の容積よりも小さく、従って、容器が 液体を満たされ、逆さにされたとき、下部からの液体が部分的にだけ上部を充填 し、幼児が液体を吸い込んだとき、外気が気体通路と通気管とを通り瓶内へと流 れ、瓶内に真空が形成されることを阻止している。従って、液体は乳首を通り自 由に流れ続け、瓶から乳を吸う幼児は、空気を吸い込み疝痛を起こすことが少な い。本発明の哺乳瓶は、適切に使用すれば、漏れや零れを起こすことが全くなく 、また、洗浄容易である。図面の簡単な説明 図1は、本発明の哺乳瓶の第1実施例の透視、展開図。 図2は、図1の哺乳瓶の断面立面図。 図3は、図2の面3−3に沿った断面図。 図4は、図2の面4−4に沿った断面図。 図5は、図2に示したものと類似のものの断面図であるが、哺乳瓶が逆さにさ れた供給位置にある。 図6は、本発明の哺乳瓶の第2実施例の断面立面図。 図7は、図6の面7−7に沿った断面図。 図8は、図6の面8−8に沿った断面図。 図9は、図6に示したものと類似のものの断面図であるが、哺乳瓶が逆さにさ れた供給位置にある。 図10は、本発明の哺乳瓶の第3実施例の断面立面図。 図11は、本発明の哺乳瓶の第4実施例の断面立面図。 図12は、本発明の原理に従って構成された哺乳瓶の第4実施例の透視図。 図13は、第5実施例の哺乳瓶の前面図。 図14は、第5実施例の哺乳瓶の断面前面図。 図15は、逆さの供給位置にある第5実施例の哺乳瓶の断面立面図。 図16は、第5実施例の哺乳瓶の透視、展開図。 図17は、本発明の原理に従って構成された哺乳瓶の第6実施例の透視図。 図18は、第6実施例の哺乳瓶の前面図。 図19は、第6実施例の哺乳瓶の断面前面図。 図20は、逆さの供給位置にある第6実施例の哺乳瓶の断面立面図。 図21は、第6実施例の哺乳瓶の透視、展開図。 図22は、第6実施例の哺乳瓶の通気蓋の底面図。 全ての図面において、対応する参照番号は対応する部品を示している。好適実施例の詳細な説明 本発明は図面を参照して最も良く理解される。図1〜5は本発明の哺乳瓶10 0の第1実施例を示す。哺乳瓶は、3個の成分、容器110と、液体導管リザー バ120と、空気導管フランジ130とを有する。以下、この3成分をそれぞれ 説明する。3成分は洗浄を容易にするため、独立しており、容易に分解、再組立 てが可能である。普通の乳首蓋500が、図1、2および5に仮想線で示されて いる。乳首蓋は本発明の哺乳瓶の一部ではないが、使用前に哺乳瓶に取り付けら れる。乳首蓋は、幼児が吸うとき液体が流れる先端の1個または1個以上の小孔 511を備えたゴムまたはシリコン部510を有する。乳首蓋はまた、乳首蓋を 瓶に取り付けるための内ネジをもつカラー部520を有する。ここで“乳首”と いう用語は、乳首蓋のゴム部に、乳首蓋全体に、また、使用時に口内に保持され る制限開口をもつ全てのタイプの突出部材と様々に解釈される。 容器は、垂直位置にあるとき、底部に定量の液体140を、頂部に定量の空気 150を保っている。以下詳しく説明するように、容器内の液体のレベルは所定 のレベルを越えることはない。図1において、最大液体レベルは、容器の側面に 永久的にマークされた線111により示されている。このマーク線は一般に、液 体導管とリザーバと連結点またはその近くにある。空気空間は液体の上方に存在 する。容器は一般に円筒形であり、その高さは直径の数倍になる。好適には、容 器の直径は約3〜8cmであり、幼児の小さい手により容易に保持され得る。要 すれば、取り外し可能な、または、永久的な把手が容器に追加される。図3、4 に示す第1実施例においては、容器は、周辺の約3/4の範囲で円形断面になっ ている。周辺の残り1/4は比較的平坦である。対照的に、他の実施例では、高 さの大部分にわたり、円形または多角形断面になっている。 容器は、標準乳首蓋を受容するネジ頸112を有する。頸は、容器の(上方か ら見て)ほぼ半径方向中心近くに位置される。容器は約0.05〜1リットルの 内部容積を有し、ガラスまたはプラスチックのような堅い、または半ば堅い材料 から作られている。適切なプラスチックとしては、ポリプロピレン、ポリ炭酸塩 およびポリエチレン(低密度、高密度とも)がある。容器は好適には、液体レベ ルを目視決定するための何かの手段を有する。容器は好適には、透明または半透 明であり、液体レベルが容器を通して目視出来る。代わりに、容器が不透明であ り、内部を見ることが出来るスリットまたは一連の孔を備えていてもよい。図1 〜5に示す第1実施例は、底部に突出部113を有する。管114が突出部から 立ち上がり、突出部と連通している。該管は約1〜2cmの高さと、約0.5〜 1cmの直径を有する。以下説明するように、管は、成分が組立てられたときに は、液体導管の延長部と考えることが出来る。 図1〜11に示す哺乳瓶の第1〜4実施例の哺乳瓶の別の構成部品の一つは液 体導管−リザーバである。液体導管−リザーバは単一品として成型されているが 、2個の独立要素、液体導管121とリザーバ125とした方がよい。図1〜1 1に示した第1〜4実施例の哺乳瓶が使用のため組立てられる場合、液体導管− リザーバが、容器の管に摩擦力で嵌められる。摩擦嵌合は充分な密封を提供し、 液体の流出を防止する。詳しくは、液体導管は容器の底近く、すなわち、底から 約1〜5cmの点122において始まる。この点は図5に見るように、逆さにさ れたときの空気空間内にあることが好ましい。液体導管の他端123はリザーバ の底に連結している。かくて、瓶が直立状態にあり、液体を収容しているとき、 液体は導管内に入り、容器におけると同じレベルに達する。垂直液体導管の第1 の目的は、瓶が逆さにされ、液体内容が乳首を通り吸われるとき、外気が容器内 へ通る通路の一部を提供することである。従って、液体導管の断面積は非常に大 きい必要はなく、約5〜75平方mmの面積が適切である。本発明にとってクリ ティカルではないが、好適実施例の液体導管は頂部から底部に行くに従い内側に テーパーしている。このテーパーは毛細管作用を最少化させることにより、瓶を 逆さにしたとき、液体がリザーバへ流入することを容易にしている。 リザーバは、その容積のほぼ全体が最大液体レベルの上方にあるように位置さ れる。図1〜5に示す実施例においては、リザーバは容器の頂部において空気空 間に隣接している。この位置は、容器が液体で満たされ、直立、垂直位置にある とき、リザーバに液体がほぼ存在しないことを保証している。リザーバは液体導 管からの液体を保持するとともに、液体が空気導管の開放端から漏洩することを 防止する。リザーバの容積は、瓶が逆さにされたとき、空気空間を維持しつつ、 導管内の液体を保持し得るように、液体導管の容積よりも大きくなっている。リ ザーバの最大サイズというものはないが、好適には、容器の容積の約1/4より 小さい容積である。リザーバは、容器内と導管内の液体のレベルで、レベル上方 の点において、液体導管と連結されている。液体レベルが連結点の相当上方にあ れば、瓶が逆さにされたとき、リザーバが多過ぎる液体を収容し、その結果、液 体が空気導管の開放端から漏れる危険がある。液体導管とリザーバとの間の連結 部は、瓶が逆さにされたとき、液体導管を流下する液体が必ずリザーバに入るよ うに十分大きく、適当な形状になっている。リザーバの形状は、哺乳瓶が直立位 置に戻されたとき、リザーバ内に液体が殆ど残らないように液体導管へ向かって 下方にテーパーしてさえおれば、クリティカルなことではない。図1〜5に示し た第1実施例においては、リザーバは西洋梨形である。しかし、球形または円筒 形のような他の形状でもよい。ネジ頸126は、リザーバを空気導管フランジに 取り付けるためリザーバの頂部に置かれている。 空気導管フランジは哺乳瓶の他の成分の一つである。フランジ部131は、容 器のネジ頸の上に嵌まるようになっている。フランジは、乳首蓋がネジ頸に堅く ネジ込まれたとき、定位置に固定される。空気導管フランジは、液体導管−リザ ーバ上へ外方に延びた突出肩部132を有する。内ネジを有する部材133が肩 部から降下し、リザーバ頂部のネジ頸と整合するようになっている。2個のペッ グ(peg)が部材の各側に下方に延びていることが好ましい。哺乳瓶が組立て られると、ペッグが図3に示すように容器に衝接する。本質的なことではないが 、ペッグは、横方向の動きを制限することにより、空気導管フランジと液体導管 −リザーバとを定位置に固定するのに役立っている。 空気導管135がリザーバの中心へ降下している。空気導管は各端に開口を有 する。頂部開口136は肩部に位置し、外気と連通している。底部開口137は 導管の底近くに位置し、瓶が逆さにされたとき、図5に見るように、リザーバの 空気空間にあるように位置している。底部開口は、瓶が逆さにされたとき、液体 が空気導管に入り込むことがないように、空気導管の半径方向外側に置かれるこ とが好ましいことが分かろう。 本発明の第5実施例が図12〜16に示されている。第5実施例の瓶600は 、ネジ頸606により囲まれた開放頂部604を備えた普通の容器602を有す る。瓶600はまた、リング状のネジカラー610を用いて容器に固定される普 通の乳首608を含む。瓶600はまた、容器602と、乳首608とカラー6 10組立体との間に挿入された通気ユニット612を有する。 通気ユニット612は、瓶600の頂部に隣接した第1端と、瓶600が逆さ にされたとき、逆さにされた容器内の液体レベルの上方にあるように、容器内で 充分下方に突出した開放第2端とをもつリザーバ管614を有する。通気ユニッ ト612はさらに、リザーバ管614と乳首608との間に当接する通気挿入部 616を有する。通気挿入部616は、液体が気体通路に入ることを防止し、他 方、空気がリザーバ管614から気体通路を通り流れることを許している。通気 挿入部616は、容器602の内部から乳首608へ挿入部を通って液体を流す 湾曲スロット620を有している。通気ユニット気体通路618が、瓶600の 外部と、瓶が逆さにされたとき、通気管内に捕獲されている液体のレベルより上 方にあるリザーバ管614内の点との間に延びている。かくて、気体通路618 とリザーバ管614の端部とが、瓶を逆さにしたとき液体の上方に形成される空 気空間を外気に連通させ、それにより、液体が乳首を通し吸われたとき、瓶内に 部分真空が形成されることを防止している。 図面に示すように、リザーバ管614の上方部622は、下方部624に比較 して大きい断面積を有することが好ましく、それにより、瓶600を逆さにした とき通気管の下方部に溜まった液体を収容することを容易にする。 通気ユニット612は、ユニットを容器602のネジ頸606上に固定するた めのネジカラー626を有する。ユニット612の頂部は、普通のカラー610 と乳首608とを固定する外ネジ628を有する。通路が、通気ユニット612 の側面の開口から、リザーバ管614の上方部622内へ下方に突出した通気管 630へと延びている。通気管630は、瓶600を逆さにしたとき、通気管の 遠位端が、リザーバ管内に溜まった液体のレベルの上方になるように、リザーバ 管614の上方部622内へと充分突出している。通気管の遠位端に開口632 が存在する。本開口は、気体通路618を通り液体が流出することを防止するた め、かなり小さく、通気管の側面にあることが好ましい。 使用時には、容器602が液体で満たされ、通気ユニットが容器内に挿入され 、容器のネジ頸606にネジ込まれる。ついで、リング状のカラー610と乳首 608とが通気ユニット612にネジ込まれる。図15に見るように、組立てら れた瓶600が、幼児が乳首から液体を吸い得るように逆さにされたとき、若干 の液体がリザーバ管614内に捕獲され、リザーバ管の上方部へと流れる。リザ ーバ管の上方部のサイズと、通気管630の長さの故に、通気管の上端、特に、 通気管の下端の開口632が、逆さにされたリザーバ管内に溜まった液体のレベ ル の上方にある。かくて、瓶の外側から、通気管を通り、リザーバ管の下方部を通 り、瓶頂部の空気空間に達する連続空気通路が存在することになる。このことが 、外気をして、乳首を通して吸われた液体の容積に置き変わらせ、幼児が液体を 瓶から吸うことを困難にする部分真空の形成を防止する。 本発明の哺乳瓶の第6実施例が、図17〜22に一般に番号700として示さ れている。瓶700は、ネジ頸706に囲まれた開放頂部704をもつ容器70 2を有する。瓶700はまた、リング状のネジカラー710を用いて固定される 普通の乳首708を有する。通気ユニット712は頸の頂部と乳首との間に挿入 され、容器702内へと延びている。通気ユニット712は、通気挿入部714 と、挿入部から垂下するリザーバ管716と、挿入部からリザーバ管内へと垂下 する通気管718とを有する。 挿入部714は、乳首708が密封取り付けされる平坦な円形頂部表面722 をもつ一般に円筒形の側壁720と、容器の頸706の頂部と係合し密封するよ うになった側壁底部の周辺溝724とを有している。挿入部714には湾曲スロ ット726が存在し、液体が挿入部を通り、容器702の内部から乳首708へ と流れるようにしている。 中空導管728が、挿入部714を直径的に横切って延び、側壁720の外側 の開口730と連通している。管状延長部732が挿入部714の下側から垂下 している。延長部732は湾曲スロット726以内にあり、挿入部内のスロット を通る液体の流れと干渉することはない。延長部732は内ネジを切られている 。一般に、延長部732の内部挿入部714の底部に開口734が存在し、導管 728と連通している。 リザーバ管716は、上方区画736と下方区画738とを有する。上方区画 736の上方部は外ネジを切られ、延長部732の内ネジと係合している。リザ ーバ管716は下方へ容器702内へと充分に延び、液体を充填された瓶700 が逆さにされたとき、リザーバ管の開放下方端が、逆さにされた瓶内の液体のレ ベルの上方にあるようになっている。上方区画736は、下方区画よりも大きい 断面積を有し、上方区画は、下方区画が保持し得る液体容積を容易に収容するこ とが出来る。 通気管718は、上端744に大きい環状フランジ742を有する短い円筒区 画740と、丸められた閉鎖下方端746とを有する。通気管718は、延長部 732内に嵌まり、リザーバ管716の上端がフランジ742を挿入部の底に押 しつけて保持し、かくて、通気管を挿入部714の底に対して密封している。小 さい開口748が通気管718の下端に、好適には、通気管の底近くの側面に形 成されている。通気管718は、液体を充填された瓶700が逆さにされたとき 、通気管の下端746、より詳しくは、開口748が、リザーバ管716内に溜 まった液体のレベルの上方にあるように、リザーバ管716内に充分突出してい る。かくて、通気ユニット712は、瓶の外部と、瓶を逆さにしたときリザーバ 管内に溜まった液体のレベルに上方にある点との間の気体通路を提供している。 しかし、通気管718は、瓶700が直立しているとき、リザーバ管716内の 液体のレベルの下方に来る程長く突出していないことが好ましい。 通気ユニット712は、幼児が液体を瓶から吸ったとき、該液体の容積が空気 に置き換えられ、幼児が液体を瓶から吸うことを次第に困難にする瓶内の部分真 空の形成を防止するように、瓶700の内部に空気を提供している。 操作においては、通気ユニット712が、通気管718の上端を延長部732 内に差し込み、次に、リザーバ管716の上方区画736のネジ上方部を、延長 部732の内ネジにネジ込んで組立てられる。容器702が、水、果汁、または 乳のような液体により満たされる。通気挿入部714が次に、溝724を頸70 6の頂部に着座させ密封させて、容器の頸706の頂部に位置される。乳首70 8が挿入部714の頂部上に置かれ、カラー710が頸706上のネジにネジ込 まれ、乳首を挿入部の円形座に対して押し付け、挿入部を頸の頂部に対して押し 付ける。 幼児は瓶内の液体を乳首を通し容易に吸うことが出来、その際、液体は容器の 内部から、挿入部内のスロット726を通り自由に流れる。液体を乳首を通して 引き出すため、瓶を逆さにすると、若干の液体がリザーバ管716内に捕獲され る。この液体が、上方区画736内へ流れる。上方区画736と下方区画738 との相対的サイズ関係と、通気管718の長さとのため、通気管の端部は、瓶が 逆さにされたときリザーバ管716に溜まった液体のレベルの上方にあり、瓶の 外部から、逆さにされた瓶内の液体の上方の空気空間に至る連続気体通路を提供 する。液体が容器内部から吸い出されると、該液体の容積が、ネジカラー710 と頸706上のネジとの間を通り、開口730を通り、空気導管728内へ流れ 、そこから、開口734を通り通気管718内へ、通気管の端部の開口748を 通り、リザーバ管716を通り、逆さにされた瓶内の液体の上方の空気空間に達 する空気により置き換えられる。これが、瓶内の真空形成を防止する。 操作においては、本発明の哺乳瓶は、使用時、液体が吸い出されたとき、容器 内に真空が発生しない容器を提供するように組立てられる。第1実施例において は、液体導管リザーバが、ネジ頸126を垂下部材133にネジ込むことにより 、空気導管フランジに取り付けられる。ついで、フランジを下方に容器頸112 上へと滑らせ、同時に、液体導管を管114へと導くことにより、これら2個の 成分が容器に連結される。次に、容器が液体を部分的に充填される。液体レベル は、マークされた充填線、すなわち、液体導管とリザーバとの間の連結点を余り 越えてはならない。前述したように、液体レベルが連結点を相当越えると、瓶を 逆さにしたとき、液体が開口から漏れ出る危険が生じる。図2において、液体レ ベルは連結点の約5mm下方にある。つぎに、乳首が容器に固定され、瓶は使用 可能になる。 瓶が逆さにされたとき、液体導管−リザーバは、図5に見るように、上方に向 いた位置に維持されている。本位置は、(1)液体導管からの液体が全てリザー バ内へ流れる;(2)追加の液体が導管に入ることはない;(3)外気は、空気 導管、リザーバ内の空気空間、液体導管を通って容器内部に自由に流入する;こ とを保証する。かくて、使用中、瓶内部に真空が形成されることが防止され、瓶 から乳を吸う幼児が、吸うことが困難になり、都合悪くも空気を吸い込むことが なくなる。結果として、疝痛の危険が非常に減少する。 本発明の哺乳瓶の第2実施例が図6〜9に示されている。瓶200は、前述し た好適実施例と同じ成分、同じ作用を有しているが、次の2点において、好適実 施例と相違している。第1に、本実施例は洗浄のために分解することが出来ない 。第2に、液体導管221、リザーバ225、空気導管235が全て容器210 の内部に置かれている。図9において、瓶が逆さにされたとき、液体が空気導管 に 流入しないように、液体導管−リザーバ−空気導管が上方に向いていることが非 常に重要であることが分かろう。瓶が正しく逆さになっていないときには、液体 が空気導管を流下し、開口235を通り零れるであろう。 図10は本発明の哺乳瓶の第3実施例を示す。哺乳瓶300は、図6〜9に示 した瓶に非常に似ている。主な違いは、空気導管335が容器の上壁に形成され た単なる開口であることである。 本発明の哺乳瓶の第4実施例が図11に示されている。本実施例の瓶400は 、液体導管421、リザーバ425、空気導管435が全て容器410の外側に ある点において、第2、第3実施例と相違している。しかし、これらは容器に結 合されている。 図12〜16は、本発明の哺乳瓶の第5実施例を示す。瓶600は、通気ユニ ット612が、容器602とカラー610、乳首608との間に、瓶の外に突出 する延長部を有することなく挿入されている点において、第1〜4実施例と相違 している。 本発明の第6実施例が図17〜22に示されている。瓶は、ネジ頸706に囲 まれた開放頂部704を備えた容器702を有する。瓶はまた、従来の乳首70 8を容器に固定するようになったリング状カラー710を有する。瓶はまた、頸 の頂部と乳首との間に置かれ、容器702内へと延びる通気ユニット712を有 する。瓶が逆さにされたとき、通気ユニット712の下方部からの液体が上方部 へと流れ、追加の液体が通気ユニットへ流れることはない。かくて、外気は、瓶 の外から通気ユニット712を通り流れることにより、容器内に自由に入る。か くて、使用中、瓶内部に真空が形成されることが防止され、瓶から乳を吸う幼児 が、吸うことが困難になり、空気を吸い込む危険もなくなり、疝痛の危険が減少 される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月29日 【補正内容】 6. 請求の範囲第5項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが容 器から取り外し可能なことを特徴とする哺乳瓶。 7. 液体を充填され、乳首を被され、瓶が逆さにされ使用されるときにも内 部が大気圧に維持されるようになった哺乳瓶にして、 (a)底部に定量の液体を収容し、頂部に空気空間を画成し、頂部に、乳首を 受容する第1の半径方向中央開口を有する容器と、 (b)ほぼ全体の容積が容器内の液体のレベルの上方にあるように位置された リザーバと、 (c)容器の底近くの点からリザーバの底へと延びる垂直液体導管にして、該 液体導管の容積がリザーバの容積よりも小さく、従って、瓶が液体で満たされ逆 さにされたとき、液体導管からの液体がリザーバを部分的に満たし、リザーバ内 に空気空間が残されるようになった垂直液体導管と、および (d)瓶の外側から、瓶が液体で満たされ逆さにされたとき、空気空間が存在 するリザーバ内の点へと延びた空気導管と、 を有する哺乳瓶にして、 哺乳瓶が液体を満たされ、乳首を嵌められたとき、容器内と液体導管内との液 体レベルが同じであり;哺乳瓶が逆さにされたとき、液体導管からの液体がリザ ーバに流入し、瓶が逆さにされている間、リザーバ内に残り、開放空気通路が空 気導管,リザーバ,液体導管を通り確立され、外気が容器内へ導入され、かくて 、瓶内を大気圧に維持していることを特徴とする哺乳瓶。 8. 請求の範囲第7項に記載の哺乳瓶において、リザーバが容器頂部の空気 空間に隣接して位置されていることを特徴とする哺乳瓶。 9. 請求の範囲第8項に記載の哺乳瓶において、リザーバの容積が液体導管 の容積よりも大きいことを特徴とする哺乳瓶。 10. 請求の範囲第9項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが 容器の内部に配置されていることを特徴とする哺乳瓶。 11. 請求の範囲第9項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが 容器の外部に配置されていることを特徴とする哺乳瓶。 12. 請求の範囲第11項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバと が容器から取り外し可能なことを特徴とする哺乳瓶。 13. 液体を充填され、逆さにされたとき瓶内に真空が形成されることを防 止された哺乳瓶にして、 開放頂部を有し、定量の液体を収容するようになった容器と、 容器内に嵌まるようになった通気ユニットにして、上方部と下方部とを有し、 容器の頂部に隣接して嵌まるようになった近位第1端と、容器内に下方に充分突 出する開放第2端とを備え、哺乳瓶が逆さにされたとき開放第2端は該哺乳瓶の 液体レベルの上方に位置するようになったリザーバ管を有する通気ユニットと、 および 容器の外側と、哺乳瓶が逆さにされたとき、リザーバ管内に捕獲された液体の レベルより上方にあるリザーバ管内の点との間に延びる通気ユニット内の気体通 路と、を有することを特徴とする哺乳瓶。 14. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、通気ユニットが、遠位 端を備えた前記気体通路と連通する通気管を有し、該通気管が、瓶が逆さにされ たとき、通気管の遠位端がリザーバ管内に捕獲された液体のレベルの上方にある ように、リザーバ管内に充分突出していることを特徴とする哺乳瓶。 15. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、前記通気ユニットがさ らに、リザーバ管に固定する挿入部を有することを特徴とする哺乳瓶。 16. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、通気ユニットが容器か ら取り外し可能であることを特徴とする哺乳瓶。 17. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、リザーバ管の上方部の 断面の直径が、リザーバ管の下方部の断面の直径より大きいことを特徴とする哺 乳瓶。 18. 請求の範囲第14項に記載の哺乳瓶において、通気ユニットが遠位端 に開口を有することを特徴とする哺乳瓶。 19. 液体を投与するため容器が逆さにされたとき、真空の形成を防止する ため、容器を大気に通気させている容器にして、 液体を保持する受容器と、容器が逆さにされたとき、液体を投与するための液 体出口と、受容器内に嵌められ、上方部と下方部とを有し、受容器頂部に隣接し て近位第1端を有し、受容器内に下方に充分突出し、容器が逆さにされたとき該 受容器の液体レベルの上方に位置する開放第2端を有するリザーバ管を備えた通 気ユニットと;通気ユニット内を受容器の外側と、容器が逆さにされたとき、リ ザーバ管内に捕獲された液体のレベルより上方にあるリザーバ管内の点との間に 延びる気体通路と;該リザーバ管に嵌入されるようにされ、遠位端を有し、該リ ザーバ管に充分突入し、該遠位端が、哺乳瓶を逆さにしたときに、該リザーバ管 に捕獲された液体レベルの上方にあるようにされた通気管とを有する容器。 20. 乳首を有するタイプの改良された幼児瓶にして、 近位第1端と開放第2端とを有するリザーバ管にして、リザーバ管の第2端が 、瓶が逆さにされたとき、逆さにされた瓶内に捕獲された液体のレベルの上方に あるように、瓶内下方へ充分突出しているリザーバ管と、 瓶の外側と、瓶が逆さにされたとき、リザーバ管の内部に捕獲された液体のレ ベルよりも上方にあるリザーバ管内の点との間に延びる気体通路とを有し、 前記気体通路とリザーバ管とが、液体が吸い込まれたとき、瓶内に真空が形成 されることを防止するため、大気が瓶内へ流入することを可能にしていることを 特徴とする幼児瓶。 21. 容器の開放頂部に装着され、液体を投与するため容器が逆さにされた ときの真空の形成を防止するように、容器を大気に通気させている通気ユニット にして、該通気ユニットが、近位第1端と開放第2端とを有するリザーバ管を有 し、該第1端が容器の開放頂部に隣接し、リザーバ管の第2端が、容器が逆さに されたとき、逆さにされた容器内の液体の上方にあるように容器内に充分下方に 突出しており、通気ユニットが、瓶の外側と、瓶が逆さにされたとき、リザーバ 管の内部に捕獲された液体のレベルよりも上方にあるリザーバ管内の点との間に 延びる気体通路と該リザーバ管に嵌入されるようにされ、遠位端を有し、該リザ ーバ管に充分突入され、該遠位端が哺乳瓶を逆さにしたとき、該リザーバ管に捕 獲された液体レベルの上方にあるようにされた通気管と、を有していることを特 徴とする通気ユニット。 【図6】 【図7】 【図8】 【図9】 【図10】 【図11】 【図14】 【図15】 【図17】 【図18】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ケムパー,バーナード ジェイ. アメリカ合衆国 63628 ミズーリ州ボー ン テール,ピー.オー.ボックス 511 (72)発明者 ヘイズ,デビッド イー. アメリカ合衆国 63601 ミズーリ州デス ロージ,エス.ハーディング 104

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 液体を充填され、乳首を被され、瓶が逆さにされ使用されるときにも瓶 内部が大気圧に維持されるようになった哺乳瓶にして、 (a)垂直容器にして、水平面を画定するマークを該容器の上方半分の領域に 有し、該マークを越えない定量の液体を収容し、液体の上方に空気空間を画成し 、頂部に、乳首を受容する第1の半径方向中央開口を有する垂直容器と、 (b)前記容器よりも小さい容積をもち、そのほぼ全体の容積が容器内の前記 マークの上方にあるように位置されたリザーバと、 (c)容器の底近くの点からリザーバの底へと延びる垂直液体導管にして、該 液体導管の容積がリザーバの容積よりも小さく、従って、瓶が液体を満たされ逆 さにされたとき、液体導管内の液体がリザーバを部分的に満たし、リザーバ内に 空気空間が残されるようになった垂直液体導管と、 (d)瓶の外側から、瓶が液体で満たされ逆さにされたとき、空気空間が存在 するリザーバ内の点へと延びる空気導管と、 を有する哺乳瓶にして、 哺乳瓶が液体を満たされ、乳首を嵌められたとき、容器内と液体導管内との液 体レベルが同じであり;哺乳瓶が逆さにされたとき、液体導管からの液体がリザ ーバに流入し、瓶が逆さにされている間、リザーバ内に残り、開放空気通路が空 気導管,リザーバ,液体導管を通り確立され、外気を容器内へ運び、かくて、瓶 内を大気圧に維持していることを特徴とする哺乳瓶。 2. 請求の範囲第1項に記載の哺乳瓶において、リザーバが容器頂部の空気 空間に隣接して位置されていることを特徴とする哺乳瓶。 3. 請求の範囲第2項に記載の哺乳瓶において、リザーバの容積が液体導管 の容積よりも大きいことを特徴とする哺乳瓶。 4. 請求の範囲第3項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが容 器の内部に配置されていることを特徴とする哺乳瓶。 5. 請求の範囲第3項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが容 器の外部に配置されていることを特徴とする哺乳瓶。 6. 請求の範囲第5項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが容 器から取り外し可能なことを特徴とする哺乳瓶。 7. 液体を充填され、乳首を被され、瓶が逆さにされ使用されるときにも内 部が大気圧に維持されるようになった哺乳瓶にして、 (a)底部に定量の液体を収容し、頂部に空気空間を画成し、頂部に、乳首を 受容する第1の半径方向中央開口を有する容器と、 (b)ほぼ全体の容積が容器内の液体のレベルの上方にあるように位置された リザーバと、 (c)容器の底近くの点からリザーバの底へと延びる垂直液体導管にして、該 液体導管の容積がリザーバの容積よりも小さく、従って、瓶が液体で満たされ逆 さにされたとき、液体導管からの液体がリザーバを部分的に満たし、リザーバ内 に空気空間が残されるようになった垂直液体導管と、および (d)瓶の外側から、瓶が液体で満たされ逆さにされたとき、空気空間が存在 するリザーバ内の点へと延びた空気導管と、 を有する哺乳瓶にして、 哺乳瓶が液体を満たされ、乳首を嵌められたとき、容器内と液体導管内との液 体レベルが同じであり;哺乳瓶が逆さにされたとき、液体導管からの液体がリザ ーバに流入し、瓶が逆さにされている間、リザーバ内に残り、開放空気通路が空 気導管,リザーバ,液体導管を通り確立され、外気が容器内へ導入され、かくて 、瓶内を大気圧に維持していることを特徴とする哺乳瓶。 8. 請求の範囲第7項に記載の哺乳瓶において、リザーバが容器頂部の空気 空間に隣接して位置されていることを特徴とする哺乳瓶。 9. 請求の範囲第8項に記載の哺乳瓶において、リザーバの容積が液体導管 の容積よりも大きいことを特徴とする哺乳瓶。 10. 請求の範囲第9項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが 容器の内部に配置されていることを特徴とする哺乳瓶。 11. 請求の範囲第9項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバとが 容器の外部に配置されていることを特徴とする哺乳瓶。 12. 請求の範囲第11項に記載の哺乳瓶において、液体導管とリザーバと が容器から取り外し可能なことを特徴とする哺乳瓶。 13. 液体を充填され、逆さにされたとき瓶内に真空が形成されることを防 止された哺乳瓶にして、 開放頂部を有し、定量の液体を収容するようになった容器と、 容器内に嵌まるようになった通気ユニットにして、上方部と下方部とを有し、 容器の頂部に隣接して嵌まるようになった近位第1端と、容器内に下方に充分突 出する開放第2端とを備えたリザーバ管を有する通気ユニットと、および 容器の外側と、哺乳瓶が逆さにされたとき、リザーバ管内に捕獲された液体の レベルより上方にあるリザーバ管内の点との間に延びる通気ユニット内の気体通 路と、を有することを特徴とする哺乳瓶。 14. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、通気ユニットが、遠位 端を備えた通気管を有し、該通気管が、瓶が逆さにされたとき、通気管の遠位端 がリザーバ管内に捕獲された液体のレベルの上方にあるように、リザーバ管内に 充分突出していることを特徴とする哺乳瓶。 15. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、前記通気ユニットがさ らに、リザーバ管に固定する挿入部を有することを特徴とする哺乳瓶。 16. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、通気ユニットが容器か ら取り外し可能であることを特徴とする哺乳瓶。 17. 請求の範囲第13項に記載の哺乳瓶において、リザーバ管の上方部の 断面の直径が、リザーバ管の下方部の断面の直径より大きいことを特徴とする哺 乳瓶。 18. 請求の範囲第14項に記載の哺乳瓶において、通気ユニットが遠位端 に開口を有することを特徴とする哺乳瓶。 19. 液体を投与するため容器が逆さにされたとき、真空の形成を防止する ため、容器を大気に通気させている容器にして、 液体を保持する受容器と、容器が逆さにされたとき、液体を投与するための液 体出口と、受容器内に嵌められ、上方部と下方部とを有し、受容器頂部に隣接し て近位第1端を有し、受容器内に下方に充分突出した開放第2端を有するリザー バ管を備えた通気ユニットと;通気ユニット内を受容器の外側と、容器が逆さに されたとき、リザーバ管内に捕獲された液体のレベルより上方にあるリザーバ管 内の点との間に延びる気体通路と;を有する容器。 20. 乳首を有するタイプの改良された幼児瓶にして、 近位第1端と開放第2端とを有するリザーバ管にして、リザーバ管の第2端が 、瓶が逆さにされたとき、逆さにされた瓶内に捕獲された液体のレベルの上方に あるように、瓶内下方へ充分突出しているリザーバ管と、 瓶の外側と、瓶が逆さにされたとき、リザーバ管の内部に捕獲された液体のレ ベルよりも上方にあるリザーバ管内の点との間に延びる気体通路とを有し、 前記気体通路とリザーバ管とが、液体が吸い込まれたとき、瓶内に真空が形成 されることを防止するため、大気が瓶内へ流入することを可能にしていることを 特徴とする幼児瓶。 21. 容器の開放頂部に装着され、液体を投与するため容器が逆さにされた ときの真空の形成を防止するように、容器を大気に通気させている通気ユニット にして、該通気ユニットが、近位第1端と開放第2端とを有するリザーバ管を有 し、該第1端が容器の開放頂部に隣接し、リザーバ管の第2端が、容器が逆さに されたとき、逆さにされた容器内の液体の上方にあるように容器内に充分下方に 突出しており、通気ユニットが、瓶の外側と、瓶が逆さにされたとき、リザーバ 管の内部に捕獲された液体のレベルよりも上方にあるリザーバ管内の点との間に 延びる気体通路を有していることを特徴とする通気ユニット。
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