JP2019187980A - 哺乳瓶 - Google Patents

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Kimitaka Tanaka
公貴 田中
貴尋 坂上
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貴尋 坂上
智己 古川
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智己 古川
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【課題】乳児の哺乳動作の如何に関わらず、安定したミルク等の摂取が可能な哺乳瓶を提供する。【解決手段】液体を保持する瓶本体1と瓶本体1の一端に配置される飲み口部2とを備え、飲み口部2は硬質樹脂からなり、飲み口部2の先端には、開口面積が8mm2以下の開口を有する哺乳瓶10である。飲み口部2は、硬質樹脂からなる。乳幼児が哺乳瓶を用いる際、飲み口部2には乳幼児の哺乳動作により非常に大きな力が加わる。飲み口部2を硬質樹脂とすることで、乳幼児の哺乳動作においても先端の開口3が変形せず、安定してミルク等の摂取が可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、哺乳瓶に関するものであり、例えば乳幼児の授乳等に利用されるものである。
近年、男性が育児に参加する機会が増え、育児において母親不在の時間が増加している。そのような状況下では、男性が乳児に哺乳瓶を用いて哺乳する機会が増える。
従来、哺乳瓶の先端に用いられる人工乳首は、シリコーンゴムのような軟質部材でできており、乳頭部に吸飲用のスリットが形成されている(例えば、特許文献1参照。)。この人工乳首は、哺乳児の哺乳動作に伴って吸飲口が開閉するように弾性変形することでミルク等を摂取することができる。また、乳頭部の一部に貫通孔を設けた人工乳首も検討されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2013−240410号公報 特開2015−171455号公報
前述の軟質部材からなる人工乳首は、乳児が適切に哺乳動作をすることが前提に設計されている。そのため、哺乳瓶の扱いに不慣れな男性が用いると、乳児が哺乳瓶をくわえる際の深さや角度が適切でなく、乳児は望むようにミルク等を摂取できないことがある。それにより、乳児が哺乳瓶による授乳を拒否してしまったり、授乳回数が増加する可能性がある。また、哺乳動作がまだうまくできない乳児は、哺乳瓶を適切にくわえたとしても、望むようにミルク等を摂取できないこともある。
また、乳児が哺乳瓶を吸飲する際、人工乳首の先端(スリットや貫通孔の周辺)には非常に大きな力がかかる。例えば、吸飲用のスリットに大きな力がかかると、そのスリットが端部から裂けるおそれがある。このようになると、乳児が同一の哺乳動作をしたとしても、哺乳瓶の使用当初と比較してミルク等の摂取量が過多となり、乳児がむせることが懸念される。
本発明は、このような背景によりなされたものであり、乳児の哺乳動作の如何に関わらず、安定したミルク等の摂取が可能な哺乳瓶の提供を目的とする。
本発明の哺乳瓶は、液体を保持する瓶本体と瓶本体の一端に配置される飲み口部とを備え、飲み口部は硬質樹脂からなり、飲み口部の先端には、開口面積が8mm以下の開口を有する。
本発明によれば、安定したミルク等の液体の摂取が可能な哺乳瓶が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る哺乳瓶の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る哺乳瓶の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端を示した上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部にキャップを取り付けた場合の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る哺乳瓶の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る哺乳瓶の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る哺乳瓶の平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る哺乳瓶の断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端の外観図である。 本発明のその他の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端の外観図である。 本発明のその他の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端の外観図である。 本発明のその他の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端の外観図である。 本発明のその他の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端の外観図である。 本発明のその他の実施形態に係る哺乳瓶の飲み口部先端の外観図である。 図14の哺乳瓶の飲み口部先端の開口付近の断面図である。
以下、本発明の哺乳瓶について、実施形態を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変形して実施できる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る哺乳瓶10について、図1ないし図3を用いて説明する。図1は、哺乳瓶10の平面図である。図2は、哺乳瓶10の断面図である。図3は、哺乳瓶10の飲み口部2の先端の開口3の上面図である。
本実施形態に係る哺乳瓶10は、例えば乳幼児への授乳の際に用いられるものであり、飲み口部が硬質樹脂からなり、飲み口部の先端には、開口面積が8mm以下の開口を有する。
まず、本実施形態に係る哺乳瓶10の構成について説明する。
哺乳瓶10は、図1、図2に示すように、ミルク等の液体を保持する瓶本体1と瓶本体1の一端に取り付けられる飲み口部2とを備える。
瓶本体1は、飲み口部2が取り付けられる一端と、一端と反対側の他端があり、他端は底面4となっている。これにより、瓶本体1単独で液体を保持できる。底面4が平坦のため、瓶本体1は自立できる。底面4は、平坦に限らず、瓶本体1の他端から突出させるように先細り形状となっていてもよい。底面4が先細り形状であっても、瓶本体1の他端からスカート状の鍔を別途設けることで、瓶本体1を自立させることができる。
瓶本体1は、ミルク等を入れ、冷凍保存したり、熱湯消毒することを想定し、−80℃〜120℃の温度範囲において使用可能なガラス、樹脂で形成されることが好ましい。特に、安価で大量製造可能な硬質樹脂を用いることがより好ましく、硬質樹脂としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂)等が挙げられる。また、後述する飲み口部2と同一の素材であると、熱変形の程度が同一のため、取り付けた際の液漏れの懸念等が少ないため好ましい。
瓶本体1は、外観形状が円筒状、角筒状、もしくはこれらの組合せである。瓶本体1は、内容量が30〜200mlであることが好ましい。瓶本体1の外形寸法は、20mm〜60mmが好ましい。外形寸法が20mm未満の場合、瓶本体1の内容量が極めて少なくなる。外形寸法が60mm超の場合、大人が片手で保持する場合に掴みにくい。瓶本体1の外形寸法は、30mm〜50mmがより好ましい。なお、瓶本体1の外形寸法とは、外観形状が円筒状であれば外径寸法、角筒状であれば底面4と平行な面における一番大きい外形寸法をいうものである。
瓶本体1の全長は、50mm〜150mmが好ましい。全長が50mm未満の場合、瓶本体1の内容量が極めて少なくなる。全長が150mm超の場合、外出時に持ち歩く際にかさばり荷物となる。
瓶本体1は、一端に飲み口部2を取り付けるため、ネジ形状となっている。第1の実施形態では、内ネジ(内面にネジ部を形成)となっているが、外ねじ(外面にネジ部を形成)であってもよい。また、瓶本体1と飲み口部2との取り付けは螺合に限らず、瓶本体1の一端の周面を凸形状、飲み口部2の取り付け部を凹形状とし、両者を嵌合するようにしてもよい。
飲み口部2は、瓶本体1の一端に取り付けられ、乳幼児がくわえ、吸引することで、先端の開口3からミルク等の液体が排出される。
飲み口部2は、先端に設けられた開口3が開口面積が8mm以下である。これにより、飲み口部2を下に向けた場合、開口3から過剰な液漏れを抑制することができる。また、乳幼児がミルク等の液体を摂取する場合、哺乳動作により過剰に液体を摂取してむせることを回避することができる。飲み口部2の先端の開口3は、開口面積が4mm以下が好ましく、開口面積が2mm以下がより好ましい。また、飲み口部2の先端の開口3は、開口面積が0.3mm以上が好ましい。開口3の開口面積が0.3mm未満だと、液体の排出量が少なく、大きな吸引力が必要となるため好ましくない。また、飲み口部2本体と開口3とを別に成形、加工する必要があり、生産性に劣るため、好ましくない。
なお、開口3の開口面積とは、図3に示すように開口3を、先端の開口面と直交する方向(上面)からみた場合の開口面積(図3の斜線部)をいうものである。
飲み口部2は、硬質樹脂からなる。乳幼児が哺乳瓶を用いる際、飲み口部2には乳幼児の哺乳動作により非常に大きな力が加わる。飲み口部2を硬質樹脂とすることで、乳幼児の哺乳動作においても先端の開口3が変形せず、安定してミルク等の摂取が可能となる。飲み口部2の開口3は、液漏れ等を考慮した開口面積とする必要があるが、飲み口部2を硬質樹脂とすることで、飲み口部2の成形と同時に精度の高い開口3の形状を得ることができる。また、乳幼児は、歯が生え始めた頃、歯がかゆく、口にしたものを噛むことがある。このような場合であっても、飲み口部2を硬質樹脂とすることで、飲み口部2の破損を抑制することができる。
飲み口部2に用いられる硬質樹脂は、JIS K7202−2:2001に準拠して、ロックウェル硬度計(Rスケール)にて測定されたロックウェル硬さが45〜125であることが好ましい。45未満であると、飲み口部2の先端が柔らかく、使用時に開口3が変形することが懸念される。125超であると、加工性が悪く、生産性が悪化することが懸念される。樹脂材料としては、特に、安価で大量製造可能な硬質樹脂を用いることが好ましく、硬質樹脂としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂)等が挙げられる。
飲み口部2は、瓶本体1側から先端の開口3に向けて先細り形状であることが好ましい。これにより、瓶本体1の外形寸法、形状に限らず、乳幼児がくわえやすい飲み口部2を提供できる。また、飲み口部2は、前述の先細り形状に限らず、円筒状、楕円断面形状、乳首を模した形状等、適宜のものを用いてもよい。
飲み口部2の先端の開口3が孔形状であることが好ましい。これにより、飲み口部2の成形が簡易である。また、乳幼児の哺乳動作の際に、開口3に液体の通過を阻害する障害がなく、スムーズな排出が可能である。なお、孔形状とは、円形に限らず、楕円形、矩形などを概念として含むものである。
先端の開口3は、スリット形状であってもよい。これにより、開口3の一定以上の開口面積を確保しつつ、液体の意図しない排出を抑制できる。具体的には、哺乳瓶10の開口2を下に向けた場合に液体が漏れるのは、開口3における液体の表面張力より液体の自重による重力が上回ることによる。開口3をスリット形状とすることで、開口3の幅を小さくすることができ、液漏れを抑制することができる。
また、先端の開口3は、孔形状とスリット形状との組合せであってもよい。
飲み口部2は、圧力調整孔5を備えてもよい。乳幼児が哺乳瓶10により哺乳すると、哺乳瓶10の内部空間は減圧状態となる。減圧状態が長く続くと、圧力に起因し、哺乳しにくくなる。飲み口部2に圧力調整孔5を備えることで、哺乳瓶10の内部が減圧状態となるのを抑制することができる。圧力調整孔5を設ける位置は飲み口部2であれば問わないが、乳幼児が哺乳した際に口で覆われる位置であると、圧力調整孔として機能しにくくなるため、瓶本体1に近い位置であることが好ましい。
哺乳瓶10は、飲み口部2を覆うキャップ6を備えてもよい。図4に飲み口部2にキャップ6を取り付けた場合の断面図を示す。キャップ6を備えることで、哺乳瓶1を保管したり、持ち歩く際に、飲み口部2を衛生的に保つことができる。また、キャップ6の内側に、飲み口部2の先端の開口3を塞ぐ突起7を設けることで、液体等を入れた状態で哺乳瓶10を持ち歩く際の液漏れを抑制することができる。
また、キャップ6の飲み口部2の先端の開口3と当接する部分に軟質材を設けてもよい。このようにすることで、キャップ6を締めた際、キャップ6の軟質材が開口3に食い込むように変形して塞ぐことで、液体等を入れた状態で哺乳瓶10を持ち歩く際の液漏れを抑制することができる。
哺乳瓶10とキャップ6との取り付けは、飲み口部2とキャップ6、もしくは瓶本体1とキャップ6とを螺合してもよい。また、飲み口部2とキャップ6、もしくは瓶本体1とキャップ6とを、凹凸で嵌合するようにしてもよい。
第1の実施形態の哺乳瓶10は、部品の構成点数が少なく、低コストで製造することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る哺乳瓶20について、図5および図6を用いて説明する。図5は、哺乳瓶20の平面図である。図6は、哺乳瓶20の断面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態は、瓶本体21が、飲み口部2が取り付けられる一端と反対側の他端が開口しており、他端の開口を塞ぐための底蓋8を備える点が第1の実施形態と相違する。
瓶本体21は、底のない筒状であるため、安価に製造することが可能である。また、瓶本体21を洗浄や消毒する際に、水切れが良く、すばやく乾燥することができる。
底蓋8は、瓶本体21にミルク等の液体を保持する際に底面となるものである。瓶本体21と底蓋8とは、螺合してもよいし、凹凸により嵌合してもよい。瓶本体21と底蓋8とを螺合する場合、瓶本体21に液体を保持して持ち歩く場合は、底蓋8をきつく締めて液漏れを抑制し、使用(授乳)時に、底蓋8をゆるく締めることで、瓶本体21の内部が減圧状態となることを抑制することができる。これにより、飲み口部2に圧力調整孔を設けることが不要となる。
底蓋8は、どのような形状であってもかまわない。例えば、底部が平坦であると、底蓋8を取り付けた状態で瓶本体21が自立できるため好ましい。
第2の実施形態の哺乳瓶20は、各部品の形状がシンプルで成形しやすいため、低コストで製造することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る哺乳瓶30について、図7および図8を用いて説明する。図7は、哺乳瓶30の平面図である。図8は、哺乳瓶30の断面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態は、瓶本体31と飲み口部31とが、一体の成形体である点が第1の実施形態と相違する。前述の第1および第2の実施形態では、瓶本体と飲み口部とを別構成としたため、両者をそれぞれ準備し、取り付ける必要がある。本実施形態では、瓶本体と飲み口部とが、一体の成形体であるため、特に哺乳瓶30を低コストで製造することができる。なお、本実施形態では、底蓋8が必須であり、底蓋8としては第2の実施形態において説明したものを用いることができる。
第3の実施形態の哺乳瓶20は、瓶本体と飲み口部とが、一体の成形体であるため、両者を組み立てる必要がなく、低コストで製造することができる。
[その他の実施形態]
上記の各実施形態に係る哺乳瓶は、代表的な例示であって、本発明はこれらに限定されるものではない。特に、飲み口部の先端の開口は、例えば、図9〜図14に示すような様々な形状を用いることができる。
図9に示す飲み口部は、その先端の開口として、開口端面に孔部、孔部から瓶本体側に開口が連続するスリットを有するものである。
図10に示す飲み口部は、その先端の開口として、開口端面に孔部、孔部から瓶本体側に開口が連続するスリット、圧力調整孔を有するものである。
図11に示す飲み口部は、その先端の開口として、楕円状筒体に楕円孔部を備えるものである。
図12に示す飲み口部は、その先端の開口として、開口端面に孔部、孔部から瓶本体側に開口が連続するT字型スリットを有するものである。
図13に示す飲み口部は、乳首型筒体に、その先端の開口として、孔部を備えるものである。
図14、図15に示す飲み口部は、図9と類似する外観形状であって、飲み口部の先端の内部に突部を備える。図15に示す先端の開口の断面図に表された突部は、飲み口部の先端において、液体を保持する機能を高めることが期待される。
本発明の哺乳瓶は、乳幼児だけでなく、成人も対象に用いることができる。例えば、高齢で起き上がることが困難な方が、水分を補給する際に用いることもできる。また、犬やウサギ等のペットの水分供給器として用いることもできる。なお、これらの例示に限定されるものではない。
本発明の哺乳瓶は、公知の方法で成形することができる。例えば、樹脂原料を用意し、この原料を軟化点以上に加熱し、射出成形することにより得る方法である。飲み口部の先端の開口や圧力調整孔は、飲み口部の成形と同時に設けてもよいし、飲み口部の成形の後に、機械加工にて設けてもよい。
次に実施例を参照して具体的に説明する。例1〜例3、及び例5は、本発明の実施例、例4は比較例である。
例1〜例5の哺乳瓶は、第1の実施形態にて説明した底面を備える瓶本体と飲み口部とからなる。瓶本体は、全ての例において共通であり、全長113mm、内径27mmの円筒形上である。飲み口部は、先端に孔形状の開口を備え、表1に示すとおり、孔径、開口の開口面積が例により相違する。また、全ての例において、飲み口部には、φ1mmの圧力調整孔を備える。
(評価方法)
瓶本体に、粉ミルク(株式会社明治社製、明治ほほえみ らくらくキューブ)を70℃以上の温水で溶かしたミルクを50ml入れ、飲み口部を取り付ける。次いで、哺乳瓶を飲み口部の先端が下向きになるよう傾けて、開口からのミルクの排出状態と下向きの角度(水平面を0°とする)と排出量を確認した。ミルクの排出状態は、間欠滴下であれば〇(液滴の滴下間隔が1秒以上)、連続滴下(液滴の滴下間隔が1秒未満)であれば×とした。ミルクの排出量は、適正であれば、〇、過小もしくは過大であれば×とした。なお、飲み口部の圧力調整孔は、常に上側を向いた位置とした。
Figure 2019187980
(評価結果)
各例の排出評価結果を表1に示す。例1の哺乳瓶は、先端を真下にしても間欠滴下を維持できる。また、例2は、下向きの角度が0°〜30°まで間欠滴下でミルクの排出が穏やかである。また、下向きの角度が30°超では適正な量のミルクが連続滴下される。同様に、例3は、下向きの角度が0°〜20°まで間欠滴下でミルクの排出が穏やかである。また、下向きの角度が20°超では適正な量のミルクが連続滴下される。これに対し、例4の哺乳瓶は、開口が大きいことに起因し、下向きの角度が20°を超えると、ミルクの排出量が多く、哺乳瓶を倒したり、乳幼児が飲み口部をくわえ損なった際に、衣服や口の周辺が漏れるおそれがある。また、例5の哺乳瓶は、先端を真下(90°)にしても間欠滴下を維持できる。ただし、開口が小さいことに起因してミルクの排出量(液滴量)が少なく、乳幼児の哺乳動作では哺乳が困難であることが想定される。
本発明の哺乳瓶は、安定したミルク等の摂取が可能である。
1,21,31…瓶本体、2…飲み口部、3…開口、4…底面、5…圧力調整孔、6…キャップ、7…突起、8…底蓋、10,20,30…哺乳瓶。

Claims (13)

  1. 液体を保持する瓶本体と該瓶本体の一端に配置される飲み口部とを備え、該飲み口部は硬質樹脂からなり、該飲み口部の先端には、開口面積が8mm以下の開口を有することを特徴とする哺乳瓶。
  2. 前記瓶本体は、有底であって、前記一端と反対の他端が底面であることを特徴とする請求項1記載の哺乳瓶。
  3. 前記瓶本体は、前記一端と反対側の他端が開口しており、該他端を封止する底蓋を備えることを特徴とする請求項1記載の哺乳瓶。
  4. 前記瓶本体と前記飲み口部とが、一体の成形体であることを特徴とする請求項3記載の哺乳瓶。
  5. 前記飲み口部は、JIS K7202−2:2001に準拠して、ロックウェル硬度計(Rスケール)にて測定されたロックウェル硬さが45〜125の硬質樹脂からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の哺乳瓶。
  6. 前記飲み口部は、瓶本体側から先端に向けて先細り形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の哺乳瓶。
  7. 前記飲み口部の先端は、孔形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の哺乳瓶。
  8. 前記飲み口部の先端は、スリット形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の哺乳瓶。
  9. 前記瓶本体の外形寸法は、20mm〜60mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の哺乳瓶。
  10. 前記飲み口部を保護するキャップを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項記載の哺乳瓶。
  11. 前記キャップは、前記飲み口部の先端の開口を塞ぐ突起を備えることを特徴とする請求項10記載の哺乳瓶。
  12. 前記キャップは、前記飲み口部の先端と当接する部分に軟質材を備えることを特徴とする請求項10記載の哺乳瓶。
  13. 前記飲み口部は、圧力調整孔を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項記載の哺乳瓶。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021124043A1 (de) 2021-09-16 2023-03-16 Helmut Schwarz Trinkhilfe, Trinkbecher und Kombination

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