JP3218632B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3218632B2
JP3218632B2 JP20286791A JP20286791A JP3218632B2 JP 3218632 B2 JP3218632 B2 JP 3218632B2 JP 20286791 A JP20286791 A JP 20286791A JP 20286791 A JP20286791 A JP 20286791A JP 3218632 B2 JP3218632 B2 JP 3218632B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機など
に使用されるブラウン管に組み合わせる偏向ヨークに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に使用されている偏向ヨーク
は、上下歪みを偏向ヨークで対策した、コンバーゼンス
補正回路の不要なものが主流を占めている。また、近年
不要輻射対策にフェライトコアでコイルを囲む鞍型コイ
ルで構成された、水平コイル及び垂直コイルとからなる
いわゆる鞍型偏向ヨークが、静止画像を必要とするディ
スプレイ用に用いられている。
【0003】このディスプレイ用鞍型偏向ヨークに於い
ては、上下歪みを偏向ヨークで対策した場合に巻線分布
の調整のみでは、テレビジョン画面全域におけるミスコ
ンバーゼンスを無くすことはできず、例えば図7に示す
ような画面になる。即ち、画面の周辺部の横線の赤電子
ビームは右側で広く左側では狭く、青電子ビームは逆の
状態でクロスしている。一般に、図7に示す状態を逆ク
ロスと言い、図7と逆の状態を正クロスと言う。
【0004】図7に示すミスコンバーゼンスは、次の原
理で発生すると考えられる。図8は、従来の偏向ヨーク
の正面図である。図において、W1はブラウン管画面側
開口部の窓幅を示し、W2はブラウン管電子銃側開口部
の窓幅を示している。上下歪みはW1とW2の比で決定
される。即ち、90度偏向ブラウン管で、W1/W2=
12以上の場合に、上下歪みが大きくなり、それに伴っ
て補正が必要となる。電子ビームが電子銃側より次第に
画面側に行くに従い、水平コイルより発せられる磁界
は、常にピン磁界に加算的に移行する事になる。従っ
て、図9に示す様に画面のセンターより周辺部に行くに
従い正クロスより逆クロスへ.徐徐に変化するものであ
る。但し、画面のセンターの正クロスは、水平コイル全
体をバレル磁界にすることにより、解決することもでき
るが、周辺部の逆クロスは、一段と大きくなり、ブラウ
ン管画面は図7に示すミスコンバーゼンス状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ミスコンバーゼン
スは、テレビジョン受像機が、単にテレビジョン放送を
受信している場合には、画面が動画であるため目立ちに
くくミスコンバーゼンスは、問題とならず差し支えなか
ったが、近年ディスプレイ用として使用される、静止画
像の場合に問題となってきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、巻線枠の画面側開口
端部から電子銃側開口端部にかけて形成された電線ガイ
ド壁により、電線を位置決めした構成の偏向ヨークであ
って、巻線枠の画面側開口端部から電子銃側開口端部の
間に副コイル電線引っかけ部を設けて両サイドの電線ガ
イド壁に挟まれた位置に副コイルを形成するとともに、
副コイル電線引っかけ部の周囲の巻線枠には電線を巻線
するとき電線案内ノズルが巻線枠に接触しないようにす
るための穴部を設け、偏向コイルの磁界方向と副コイル
の磁界方向とを同方向となるように構成したことを特徴
とする偏向ヨークであり、特に、副コイルの生成する磁
偏向コイル全体の生成する磁界の略4%にしたこと
を特徴とする偏向ヨークである。
【0007】
【作用】本発明は、副コイルの発生する磁界と、スロッ
トコイルから発生する磁界の合成によって、静止画像に
おけるミスコンバーゼンスを低減することができるもの
である。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例における偏向ヨ
ークの正面図である。本実施例においては、巻線枠1は
画面側開口部3及び電子銃側開口部4の電線を位置決め
するガイド壁群を有し、ガイド壁に電線を巻回して位置
決めしたスロットコイル2の、両サイドの電線ガイドに
挟まれた位置に副コイル5を配置する。副コイル5の巻
回した電線は切断せず同一過程でスロットコイル2にも
巻回している。巻線枠1に副コイル5を接着剤6で固定
している。
【0010】例えば、17インチ、90度偏向のブラウ
ン管に用いられる偏向ヨークの場合、スロツトコイル2
と副コイル5は同一過程(即ち、最初副コイル5に2回
巻回とし、そのまま線を切断せずにスロットコイル2に
38回巻回とし、スロットコイル2と副コイル5とを接
続する作業をなくす)で巻回する。副コイル5の長さ
は、スロットコイル2の長さの22%が最適である。ま
た、副コイル5に流す電流は、スロットコイル2に流れ
る電流と同じであるから、副コイル5の巻き回数によ
り、その部分の磁界が強調される。17インチのブラウ
ン管に用いられる偏向ヨークの場合、副コイル5の磁界
は全偏向コイルの4%程度が最適である。
【0011】図5、及び図6は、本実施例の偏向ヨーク
と、図8に示す従来の偏向ヨークとの磁界分布特性を示
す。図5、及び図6において、BI特性とは磁界の強さ
を表す特性であり、BII特性とは磁界の性格を表す特性
を指す。この図で、実線は本実施例の偏向ヨークの特性
を示し、破線は従来の偏向ヨークの特性を示す。
【0012】図5のBI特性で明らかなように、本実施
例の偏向ヨークは、副コイル5の位置するところで、従
来の偏向ヨークの示す特性と比較して、磁界BO が強く
なっていることがわかる。これは、テレビジョン画面に
表れる現象で表現すると、従来の偏向ヨークに比べて、
画面のセンターより周辺部に行くに従い、逆クロス特性
より正クロス特性へ変化する度合が増すことを示してい
る。
【0013】図6に示すBII特性で明らかなように、本
実施例の偏向ヨークは、副コイル5の位置するところの
磁界が、バレル磁界になっていることが判る。これは、
従来の偏向ヨークに比べて、副コイル5の位置する部分
が、特異点的に、バレル磁界を発生している事を示して
いる。即ち一度電子ビームはバレル磁界の力を受け、そ
の後急激なピン磁界の力を受けることになる。これは、
テレビジョン画面で表すと、画面センター部が、逆クロ
ス特性傾向になり、画面周辺部に行くに従い正クロス特
性傾向になることを表す。
【0014】上記、BI特性及びBII特性より、テレビ
ジョン画面は、画面のセンター部においては、逆クロス
の性格を有する事になり、周辺部に行くに従い正クロス
の性格を有する事となり、図7に示すミスコンバーゼン
スを低減することができるのである。
【0015】図2は本発明の第2の実施例を示す図であ
る。図2が全体を説明するための斜視図である。図にお
いて、巻線枠1に、スロットコイル2、画面側開口部
3、電子銃側開開口部4の間で、両サイドの電線ガイド
壁に挟まれた位置に、電線引っかけ部7が設けられてい
る。電線引っかけ部7に、電線を巻くことにより副コイ
ル5が形成される。
【0016】図3、図4は、本発明の第3の実施例を示
す図である。図3は、偏向ヨーク全体を説明するための
斜視図であり、8は巻線枠1に電線引っかけ部7と画面
側開口端3との間に設けた穴である。 図4は、副コイ
ル5の電線引っかけ部7の拡大斜視図である。図におい
て、穴8は、電線案内ノズル9動作させて、電線10
を電線引っかけ部7に巻線する際、巻線枠1に接触しな
いように設けている。そして、副コイル5はスロットコ
イル2と同一過程で巻線される。例えば、最初副コイル
5を巻回し、そのまま線を切らずに、スロットコイル2
を巻回する。このようにするとスロットコイル2と副コ
イル5を接続する作業を必要としない。そして、スロッ
トコイル2の発生する磁界方向と、副コイル5の磁界を
同方向の偏向磁界を発生する様にした。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、スロットコイル
の両サイドの電線ガイド壁に挟まれた位置に副コイルを
配置し、スロットコイルの発生する磁界方向と、副コイ
ルの磁界を同方向に偏向磁界を発生させることにより、
従来の偏向ヨークでは発生し得なかった部分に、偏向磁
界を作ることができ、従来達成することができなかっ
た、ミスコンバーゼンスを低減できる優れた偏向ヨーク
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における偏向ヨークの正面図
【図2】本発明の第2の実施例の斜視図
【図3】本発明の第3の実施例の斜視図
【図4】本発明の第3の実施例の電線引っかけ部の拡大
斜視図
【図5】本発明の偏向ヨークのBI特性を示すグラフ
【図6】本発明の偏向ヨークのBII特性を示すグラフ
【図7】従来の偏向ヨークを用いたブラウン管の画面の
【図8】従来の偏向ヨークの正面図
【図9】従来の偏向ヨークを用いたブラウン管の画面の
【符号の説明】
1 巻線枠 2 スロットコイル 3 画面側開口部 4 電子銃開口部 5 副コイル 6 接着剤 7 電線引っかけ部 8 穴 9 電線案内ノズル 10 電線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線枠の画面側開口端部から電子銃側開
    口端部にかけて形成された電線ガイド壁により、電線を
    位置決めした構成の偏向ヨークであって、 前記巻線枠の前記画面側開口端部から前記電子銃側開口
    端部の間に副コイル電線引っかけ部を設けて両サイドの
    電線ガイド壁に挟まれた位置に副コイルを形成するとと
    もに、前記副コイル電線引っかけ部の周囲の前記巻線枠
    には前記電線を巻線するとき電線案内ノズルが前記巻線
    枠に接触しないようにするための穴部を設け、 偏向コイルの磁界方向と前記副コイルの磁界方向とを同
    方向となるように構成したことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
  2. 【請求項2】 前記副コイルの生成する磁界は前記偏向
    コイル全体の生成する磁界の略4%にしたことを特徴と
    する請求項1記載の偏向ヨーク。
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