JPH09265922A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH09265922A
JPH09265922A JP9932296A JP9932296A JPH09265922A JP H09265922 A JPH09265922 A JP H09265922A JP 9932296 A JP9932296 A JP 9932296A JP 9932296 A JP9932296 A JP 9932296A JP H09265922 A JPH09265922 A JP H09265922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
horizontal
coil
deflection
auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP9932296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yoshii
正明 吉井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH09265922A publication Critical patent/JPH09265922A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏向ヨークにおいて、コンバーゼンス特性を改
善する。 【解決手段】電子銃側に補助コイルSH1〜SH4を配
置し、この補助コイルSH1〜SH4により水平偏向磁
界を打ち消す方向にピン磁界を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向ヨークに関
し、電子銃側に補助コイルを配置し、この補助コイルに
より水平偏向磁界を打ち消す方向にピン磁界を発生する
ことにより、コンバーゼンス特性を改善する。
【0002】
【従来の技術】従来、偏向ヨークにおいては、巻線分布
を調整することにより、コンバーゼンス特性を調整し、
巻線分布を調整しても完全に補正できないミスコンバー
ゼンスをコイル等の補助装置により補正するようになさ
れている。
【0003】すなわちこの種の偏向ヨークでは、例えば
コイルボビンを用いたセクション巻により1対の水平コ
イルを作成し、この1対の水平コイルにより陰極線管の
ネックを上下に鎖交する水平偏向磁界を発生する。また
同様に巻線した1対の垂直コイルを水平コイルの外側に
配置し、この垂直コイルにより陰極線管のネックを左右
に鎖交する垂直偏向磁界を形成する。
【0004】この水平コイルにおいては、ファンネルベ
ンド側(すなわち陰極線管のパネル側でなる)及びネッ
クベンド側(すなわち陰極線管の電子銃側でなる)にお
いて、巻線分布が異なるように巻線され、これによりフ
ァンネルベンド側ではピン磁界により、ネックベンド側
ではバレル磁界により、水平偏向磁界を発生するように
なされている。
【0005】すなわち水平偏向磁界が斉一磁界のとき、
陰極線管の表示画面においては、図7に示すように、電
子銃の配列に対応したミスコンバーゼンス(以下HAM
Pのミスコンバーゼンスと呼ぶ)が発生する。なお図7
においては、赤色及び青色の垂直線をそれぞれ符号R及
びBにより示す。これに対して水平偏向磁界をピン磁界
に近づけると、斉一磁界によるミスコンバーゼンスを補
正する方向にコンバーゼンスが変化する。これにより水
平偏向磁界は、全体としてピン磁界になるように巻線分
布が設定される。
【0006】ところが水平偏向磁界を単にピン磁界に設
定したのでは、図8に示すように、表示画面の左右で、
緑色の垂直線Gに対して赤色及び青色の垂直線RBが表
示画面の外側にミスコンバーゼンス(以下HCRのミス
コンバーゼンスと呼ぶ)するようになる。これにより従
来の偏向ヨークでは、ファンネルベンド側及びネックベ
ンド側がそれぞれピン磁界及びバレル磁界に、また全体
的にはピン磁界になるように、水平コイルの巻線分布を
設定するようになされ、この巻線分布によっても補正困
難なミスコンバーゼンスについては、パーマロイ等の磁
性片を貼り付ける等により補正するようになされてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようにH
AMP及びHCRのミスコンバーゼンスを共に満足する
巻線分布は、実際上、設計が困難で、巻線分布の設定に
多大な時間を要する問題がある。特にこの種の偏向ヨー
クにおいてセルフコンバーゼンスを実現するためには、
結局、水平偏向磁界を全体的に強いピン磁界に設定せざ
るを得ず、この場合はHCRのミスコンバーゼンスを巻
線分布により完全に補正することが困難な場合が多い。
【0008】これによりHAMP及びHCRのミスコン
バーゼンスを共に満足する巻線分布を簡易に設定するこ
とができれば、その分設計作業を効率化することがで
き、便利であると考えられる。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して簡易にコンバーゼンス特性を改善する
ことができる偏向ヨークを提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電子銃側に配置した補助コイルに
より、水平偏向磁界を打ち消す方向にピン磁界を発生す
る。
【0011】電子銃側に配置した補助コイルにより発生
する水平偏向磁界を打ち消す方向のピン磁界は、中央の
電子ビームに比して、サイドビームの偏向角を大きく低
減するように作用し、これにより赤色及び青色の電子ビ
ームが、表示画面の内側を走査するようにコンバーゼン
スが補正される。従って水平偏向磁界をピン磁界に設定
して残るHCRのミスコンバーゼンス、すなわち表示画
面の左右で、緑色の垂直線Gに対して赤色及び青色の垂
直線RBが表示画面の外側にミスコンバーゼンスを補助
コイルの磁界により補正することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0013】図2は、本発明の実施の形態に係る偏向ヨ
ークを示す側面図である。この偏向ヨーク1は、一般的
な偏向ヨークの構成に加えて、ネックベンド側に補助コ
イルSH1〜SH4が配置され、この補助コイルSH1
〜SH4によりコンバーゼンス特性を改善する。
【0014】すなわち偏向ヨーク1は、略漏斗形状のコ
イルボビンにマグネットワイヤを巻線して、セクション
巻により1対の水平コイルが鞍型に形成される。さらに
偏向ヨーク1は、同様に巻線された垂直コイルがこの1
対の水平コイルの外側に配置された後、さらにその外側
にコア3が配置され、これにより水平コイル、垂直コイ
ル、コアによる偏向ヨーク本体4が作成される。
【0015】さらに偏向ヨーク1は、この偏向ヨーク本
体4に前カバー5、裏カバー6が取り付けられる。ここ
で裏カバー6には、予めピューリティー等調整用のマグ
ネット7、バンド8等が取り付けられるようになされて
いる。
【0016】これに対して補助コイルSH1〜SH4
は、図1に示すように、表示画面のコーナーに対応し
て、陰極線管の壁面に沿うように、略矩形形状に形成さ
れる。補助コイルSH1〜SH4は、水平コイルのコイ
ルボビンより延長する略円筒形状の壁面に貼り付けられ
て、水平コイルの電子銃側後方に配置されるようになさ
れている。
【0017】さらに図3に示すように、これらの補助コ
イルSH1〜SH4は、上側に配置した1対の補助コイ
ルSH1及びSH2が、上側水平コイルH1の偏向磁界
を打ち消す方向に、この水平コイルH1と直列接続さ
れ、また下側に配置した1対の補助コイルSH3及びS
H4が、下側水平コイルH2の偏向磁界を打ち消す方向
に、この水平コイルH2と直列接続され、これらの直列
回路が並列に接続されるようになされている。
【0018】これにより補助コイルSH1〜SH4は、
図1において符号ΦSHにより示すように、偏向ヨーク
1の電子銃側において、水平偏向磁界を打ち消す方向
に、強いピン型の磁界を発生するようになされている。
【0019】以上の構成において、電子銃より射出され
た電子ビームは、偏向ヨーク1の形成する偏向磁界によ
り偏向されてラスタ画像を形成する。このとき水平コイ
ルH1及びH2により形成されるピン磁界の偏向磁界に
よっては、図4に示すように、表示画面の左右で、緑色
の垂直線Gに対して赤色及び青色の垂直線RBが外側に
ずれて表示されるHCR負のミスコンバーゼンスが発生
する。
【0020】図5に示すように、この水平偏向磁界ΦH
に対して、補助コイルSH1〜SH4において、強いピ
ン型の磁界ΦSHが水平偏向磁界ΦHを打ち消す方向に
発生することにより、中央に配置された緑色電子ビーム
の偏向角に比して、サイドビームでなる赤色電子ビーム
R及び青色電子ビームBの偏向角が低減され、これら赤
色及び青色の電子ビームR及びBにより形成される画像
が表示画面の内側に変位して表示される。すなわち図6
に示すように、このHCR負のミスコンバーゼンスを補
正する方向に補助コイルSH1〜SH4により補正磁界
SФHが発生し、これにより水平コイルH1及びH2と
独立してHCRのミスコンバーゼンスを調整することが
できる。
【0021】以上の構成によれば、表示画面のコーナー
に対応して、陰極線管の壁面に沿った略矩形形状の4つ
の補助コイルSH1〜SH4を水平コイルH1及びH2
の電子銃側に配置し、これらの補助コイルSH1〜SH
4により水平偏向磁界を打ち消す方向にピン磁界を発生
することにより、水平コイルH1及びH2と独立してH
CRのミスコンバーゼンスを調整することができ、その
分コンバーゼンス特性を改善することができる。従って
その分偏向ヨークの設計に要する時間を短縮することが
できる。
【0022】なお上述の実施の形態においては、4つの
補助コイルSH1〜SH4により水平偏向磁界を打ち消
す方向にピン磁界を発生する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、必要に応じて種々の個数、形状の
補助コイルを広く適用することができる。
【0023】また上述の実施の形態では、水平コイル及
び垂直コイルをセクション巻により鞍型に形成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、金型巻線に
より鞍型に作成する場合、さらには垂直コイルをトロイ
ダル型に作成する場合等に広く適用することができる。
【0024】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電子銃側
に補助コイルを配置し、この補助コイルにより水平偏向
磁界を打ち消す方向にピン磁界方向を発生することによ
り、この補助コイルの発生する磁界で、水平偏向磁界を
ピン磁界にして残るミスコンバーゼンスを補正すること
ができ、これにより従来に比してコンバーゼンス特性を
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る偏向ヨークの補助コ
イルを示す斜視図である。
【図2】図1の偏向ヨークの全体構成を示す側面図であ
る。
【図3】図1の補助コイルの接続を示す接続図である。
【図4】水平偏向磁界をピン磁界にして残るミスコンバ
ーゼンスの説明に供する略線図である。
【図5】補助コイルの動作の説明に供する略線図であ
る。
【図6】補助コイルによるコンバーゼンスの補正を示す
略線図である。
【図7】斉一磁界により発生するミスコンバーゼンスを
示す略線図である。
【図8】水平偏向磁界をピン磁界にした場合のミスコン
バーゼンスを示す略線図である。
【符号の説明】
1……偏向ヨーク、3……コア、4……偏向ヨーク本
体、6……裏カバー、H1、H2……水平コイル、SH
1〜SH4……補助コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子銃側に配置した補助コイルにより、
    水平偏向磁界を打ち消す方向にピン磁界を発生すること
    を特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 前記補助コイルは、 表示画面のコーナーに対応して、陰極線管を囲むよう
    に、電子銃側に配置され4つコイルで形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の偏向ヨーク。
JP9932296A 1996-03-28 1996-03-28 偏向ヨーク Pending JPH09265922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9932296A JPH09265922A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 偏向ヨーク

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JP9932296A JPH09265922A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 偏向ヨーク

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JPH09265922A true JPH09265922A (ja) 1997-10-07

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ID=14244409

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JP9932296A Pending JPH09265922A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 偏向ヨーク

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000048174A (ko) * 1998-12-16 2000-07-25 니시무로 타이죠 칼라음극선관장치
US6498443B2 (en) 2000-06-15 2002-12-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color TV tube apparatus and color display tube apparatus
US6831400B2 (en) 2000-12-27 2004-12-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Color cathode ray tube apparatus having auxiliary magnetic field generator

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KR100801389B1 (ko) * 2000-06-15 2008-02-05 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 컬러 텔레비전 수상관장치
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