JP3217670B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、この画像
形成装置に適用される現像装置、及び少なくとも現像装
置を備え画像形成装置本体に着脱自在とされたプロセス
カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置により
トナー像として可視化することを行なっている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案されまた実用化されている。し
かし、いずれの現像装置でも現像剤担持体上に一成分現
像剤であるトナーの薄層を形成するのは困難である。
【0004】然るに画像の解像力、鮮明度等の向上が求
められている現在、トナーの薄層形成方法及びその装置
に関する開発は必須となっておりまたこれに対していく
つかの方策が提案されている。
【0005】例えば特開昭54−43038号公報に示
されるように、現像剤担持体である現像スリーブにゴム
または金属製の規制部材である弾性ブレードを当接さ
せ、この弾性ブレードと現像スリーブとの当接部の間に
トナーを通過させて規制することにより、現像スリーブ
上にトナーの薄層を形成し、かつ当接部での摩擦でトナ
ーに十分なトリボを付与させるものである。
【0006】この場合、上記の弾性ブレードにより非磁
性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナー
を供給するトナー供給部材が別途必要になる。これは、
磁性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の磁力によ
り現像スリーブ上にトナーを供給できるが、非磁性トナ
ーの場合には磁力によるトナーの供給が行なえないため
である。
【0007】そこで、本出願人は、特開昭58−116
559号公報において現像装置を提案した。この提案の
現像装置では、図8に示すように、一成分現像剤として
非磁性トナー36を収容した現像容器32内に弾性ブレ
ード34よりも現像スリーブ33の回転方向上流側の位
置で現像スリーブ33に当接するファーブラシ構造の弾
性ローラ35を設置して、現像スリーブ33上の現像に
消費されずに残存したトナー36を弾性ローラ35によ
り剥ぎ取ると共に現像スリーブ33上に新たなトナー3
6を供給するようにしている。
【0008】上述した構成をとることにより、現像スリ
ーブ33上に非磁性トナー36の薄層を良好に形成する
ことができ、像担持体上のの静電潜像を良好に現像する
ことが可能となる。
【0009】一方、像担持体1上の潜像を良好に現像す
る他の手法として、現像スリーブおよび感光体間に印加
する現像交番電界のAC波形を工夫するものがあり、例
えば、このような現像交番電界として、図9に示すよう
に非対称な波形を用いることにより、画質の向上を図る
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記現像装置を
用いて現像動作を多数回繰り返した場合、層厚規制手段
である弾性ブレード34と現像スリーブ33に挟まれた
トナーの侵入部分において、滞留するトナーが長手方向
で部分的に凝集することによって、現像スリーブ33上
に形成されるトナー薄層の層厚が現像スリーブ33の長
手方向で不均一になったり、凝集トナーが弾性ブレード
34の現像スリーブ33への当接ニップに挟まることに
よって、局所的にトナー36がコーティングされずに白
く抜けるスジが発生する問題が生じた。
【0011】さらにこの現象は、像担持体1から転写材
に不図示の転写手段によって転写する際の転写性にすぐ
れ、転写されずに像担持体上に残存した転写残トナーを
ブレード、ファーブラシ等のクリーニング手段によって
クリーニングする際に潤滑性が高いことから像担持体の
摩耗の少ないなどの利点を有するトナー、すなわちトナ
ーとして球形であり表面が平滑であるものを用いるとよ
り顕著に見られ、特にトナー同士の付着力が弱い故に、
コーティングが不均一になりトナー層厚が過大になった
部分や、上述した白スジ部分の両側部分において、現像
スリーブ30表面から外部にトナーがこぼれ落ちる(ト
ナーボタ落ちと称する)問題が発生し好ましくなかっ
た。
【0012】従って、本発明の第1の目的は、現像剤担
持体上のトナー薄層形成を安定して良好に行なうことの
できる現像装置、この現像装置を備えた画像形成装置、
及び少なくとも上記現像装置を備え、画像形成装置本体
に着脱自在なプロセスカートリッジを提供することであ
る。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、
像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像するため
に現像剤を担持する現像剤担持体であって、現像容器の
開口部に延在する回動する現像剤担持体と、現像剤担持
体に対し現像剤を介して当接する弾性規制部材と、弾性
規制部材の現像剤担持体との当接部に対し現像剤担持体
の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な現像
剤供給部材とを有し、像担持体と現像剤担持体との間
に、現像促進電界が形成される時間と現像抑制電界が形
成される時間との比率が異なる波形を備える現像交番電
界が形成される現像装置において、弾性規制部材は少な
くとも当接部において弾性層を介して現像剤担持体の長
手方向にわたり導電層を有し、導電層と現像剤担持体と
の間に、平均電界が略0となるように現像剤が現像剤担
持体から導電層へ向かう向きの電界が形成される時間と
現像剤が導電層から現像剤担持体へ向かう向きの電界が
形成される時間との比率が異なる波形を備える交番電界
が形成される構成とされるので、現像剤担持体上のトナ
ー薄層形成を安定して良好に行なうことができ、特に球
形で表面の平滑性の高いトナーを用いた場合においてト
ナーボタ落ちの発生がなく、従って高品質画像を得るこ
とのできる現像装置、この現像装置を備えた画像形成装
置、及び少なくとも上記現像装置を備え、画像形成装置
本体に着脱自在なプロセスカートリッジを得ることがで
きる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置に
て達成される。要約すれば、本発明は、非磁性一成分現
像剤を収容する現像容器と、像担持体に形成された静電
潜像を現像剤で現像するために前記現像剤を担持する現
像剤担持体であって、前記現像容器の開口部に延在する
回動する現像剤担持体と、該現像剤担持体に対し前記現
像剤を介して当接する弾性規制部材と、該弾性規制部材
の前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体
の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な現像
剤供給部材とを有し、前記像担持体と前記現像剤担持体
との間に、現像促進電界が形成される時間と現像抑制電
界が形成される時間との比率が異なる波形を備える現像
交番電界が形成される現像装置において、前記弾性規制
部材は少なくとも前記当接部において弾性層を介して前
記現像剤担持体の長手方向にわたり導電層を有し、該導
電層と前記現像剤担持体との間に、平均電界が略0とな
るように前記現像剤が前記現像剤担持体から前記導電層
へ向かう向きの電界が形成される時間と前記現像剤が前
記導電層から前記現像剤担持体へ向かう向きの電界が形
成される時間との比率が異なる波形を備える交番電界が
形成されることを特徴とする現像装置である。
【0015】前記非磁性一成分現像剤の形状係数SF−
1は100〜180であり、形状係数SF−2は100
〜140であることが好ましい。
【0016】前記交番電界の周波数をf(Hz)、ピー
ク−ピーク間の電界強度をE(V/m)とし、前記現像
剤担持体の周速をv(m/s)とした場合、周波数f
を、2.5×103 ×v≦f、f≦3000、電界強度
Eを、2×105 ≦E≦9×105 とすることが好まし
い。
【0017】本発明による他の態様によれば、少なくと
も上記した現像装置を備え、画像形成装置に着脱自在と
したことを特徴とするプロセスカートリッジが提供され
る。
【0018】更に、本発明による他の態様によれば、上
記した現像装置を具備したことを特徴とする画像形成装
置が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、プ
ロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更
に詳しく説明する。
【0020】実施例1 図1及び2は実施例1の画像形成装置及び現像装置の構
成図である。図1において、潜像担持体としての感光ド
ラム1は、矢印A方向に回転し、感光ドラム1を帯電処
理するための帯電装置2によって一様に帯電され、感光
ドラム1に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザー
光3により、その表面に静電潜像が形成される。
【0021】この静電潜像を感光ドラム1に対して近接
配置され、プロセスカートリッジとして、画像形成装置
に対し着脱可能である現像装置4によって現像し、トナ
ー像として可視化する。なお、本実施例では露光部にト
ナー像を形成するいわゆる反転現像を行なっている。
【0022】可視化された感光ドラム1上のトナー像
は、転写ローラ9によって記録媒体である紙13に転写
され、転写されずに感光ドラム1上に残存した転写残ト
ナーはクリーニングブレード10によりかきとられ廃ト
ナー容器11に収納され、クリーニングされた感光ドラ
ム1は上述作用を繰り返し画像形成を行なう。
【0023】一方トナー像を転写された紙13は定着装
置12により定着処理され、装置外に排紙されプリント
動作が終了する。
【0024】本発明に係る現像装置4について図2に基
づいてさらに説明する。
【0025】図2において、一成分現像剤として非磁性
トナー8を収容した現像容器14は、その長手方向に延
在する開口部に位置し感光ドラム1と対向設置された現
像剤担持体としての現像スリーブ5を備え、感光ドラム
1上の静電潜像を現像して可視化するようになってい
る。
【0026】現像装置4において、現像スリーブ5は、
開口部にて図に示す右略半周面を現像容器14内に突入
し、左略半周面を現像容器14外に露出して横設されて
いる。この現像容器14外へ露出した面は、現像装置4
の左方に位置する感光ドラム1にわずかな微小面積を有
して対向している。現像スリーブ5は矢印B方向に回転
駆動され、その表面は、トナー8との摺擦確率を高く
し、且つ、トナー8の搬送を良好に行なうための適度な
凹凸を有している。
【0027】そして、その上方位置には、弾性規制部材
である弾性ブレード7が、押さえ板金15に支持され自
由端側の先端近傍を現像スリーブ5の外周面に面接触に
て当接されるよう設けられており、当接方向としては、
当接部に対して先端側が現像スリーブ5の回転方向上流
側に位置するいわゆるカウンター方向になっている。
【0028】また弾性ブレード7は、少なくとも現像ス
リーブ5との当接部分において、現像スリーブ5の長手
方向にわたり設けられた弾性層16と、弾性層16を裏
面から支持する導電層17とを有している。本実施例に
おいて、弾性層16としてウレタンゴム、シリコンゴム
等を用いており、導電層17として、バネ弾性を有する
SUSまたはリン青銅の金属薄板を設けている。つまり
この薄板は、現像スリーブ5に対する弾性ブレード7の
圧接力を維持すると共に、本発明における現像スリーブ
5との間に交番電界を形成する際の電極としての働きを
兼ねている。
【0029】この電極としての金属薄板の導電層17に
はAC及びDCを印加可能な電源18が接続されてお
り、現像スリーブ5との間で所定の交番電界を形成する
ように制御されている。
【0030】なお、現像スリーブ5と弾性ブレード7間
に形成する交番電界の印加方法及び作用効果に関しては
後に詳述する。
【0031】現像剤供給部材である弾性ローラ6は、上
記弾性ブレード7の現像スリーブ5表面との当接部に対
し現像スリーブ5の回転方向上流側に当接され、且つ回
転可能に支持されている。
【0032】以上のような現像装置4において、現像動
作時に、現像容器14内のトナー8は、撹拌部材19の
矢印C方向の回転に伴い弾性ローラ6方向に送られる。
【0033】さらにトナー8は弾性ローラ6が矢印D方
向に回転することにより、現像スリーブ5近傍に運ば
れ、現像スリーブ5と弾性ローラ6との当接部におい
て、弾性ローラ6上に担持されたトナー8が、現像スリ
ーブ5と摺擦されることによって、摩擦帯電をうけ、現
像スリーブ5上に付着する。
【0034】その後、トナー8は、現像スリーブ5の矢
印B方向の回転に伴い、電源18によって直流を重畳し
た交流電圧(ブレードACバイアス)を印加された弾性
ブレード7の圧接下に送られ、ここで適正なトリボ(摩
擦帯電量)を受けると共に現像スリーブ5上に薄層形成
された後、感光ドラム1との対向部である現像部へ搬送
される。
【0035】現像部において消費されなかった未現像ト
ナーは、現像スリーブ5の回転とともに現像スリーブ5
の下部より回収される。この回収部分にはシール部材2
0が設けられ、未現像トナーの現像容器14内への通過
を許容するとともに、現像容器14内のトナーが現像ス
リーブ5の下部から漏出するのを防止する。
【0036】この回収された現像スリーブ5上の未現像
トナーは、弾性ローラ6と現像スリーブ5との当接部に
おいて、現像スリーブ5表面から剥ぎ取られる。この剥
ぎ取られたトナーの大部分は、弾性ローラ6の回転に伴
い搬送され現像容器14内のトナー8と混ざり合い、ト
ナーの帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ6の回
転により現像スリーブ5上に新たなトナーが供給され前
述の作用を繰り返す。
【0037】上記現像部において感光ドラム1上の潜像
は、現像スリーブ5と感光ドラム1の両者間に電源21
から直流を重畳した交流電圧(現像ACバイアス)が印
加されることによって、トナー像として現像される。
【0038】次に本実施例の現像装置4における各構成
要素の具体例について以下に述べる。
【0039】現像スリーブ5は、直径16mmのアルミ
ニウム製スリーブ表面にガラスビーズ(#600)によ
る定形ブラスト処理を施し、表面粗さRzが約3μmと
したものを用い、感光ドラム1との間隙を300μmに
なるように対向配置し、感光ドラム1の周速50mm/
sに対して若干早めた周速80mm/sで回転させた。
【0040】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
前述したように転写性にすぐれ、且つ転写されずに感光
ドラム1上に残存した転写残トナーをブレード、ファー
ブラシ等のクリーニング手段によってクリーニングする
際に潤滑性が高いことから感光ドラム1の摩耗の少ない
などの利点を有するトナー、すなわちトナーとして球形
でありかつ表面が平滑であるものを用いている。具体的
には形状係数として、SF−1が100〜180であ
り、SF−2が100〜140であるものを用いてい
る。
【0041】このSF−1、SF−2は、日立製作所F
E−SEM(S−800)を用いトナー像を無作為に1
00個サンプリングし、その画像情報をインターフェー
スを介してニコレ社製画像解析装置(Luzex3)に
導入し解析を行ない下式より算出し得られた値を定義し
ている。
【0042】 SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(π/4)×100 SF−2={(PERI)2/AREA}×(1/4π)×100 (MXLNG:絶対最大長、AREA:トナー投影面
積、PERI:周長) このトナーの形状係数SF−1は球形度合を示し、10
0から大きくなるにつれて球形から徐々に不定形とな
る。SF−2は凹凸度合を示し、100から大きくなる
につれてトナーの表面の凹凸が顕著になる。
【0043】トナーの製造方法としては、トナーが上記
形状係数の範囲内にあれば、いわゆる粉砕方法による製
造方法の他に、特開昭36−10231号公報、特開昭
59−53856号公報に述べられている懸濁重合方法
を用いて直接トナーを生成する方法や、単量体には可溶
で得られる重合体が不溶な水系誘起溶剤を用い、直接ト
ナーを生成する分散重合方法又は水溶性極性重合開始剤
存在下で直接重合しトナーを生成するソープフリー重合
方法に代表される乳化重合方法等を用いてトナーを製造
することは可能である。
【0044】本実施例においては、トナーの形状係数S
F−1を100〜180に、SF−2を100〜140
に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布がシ
ャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧
下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノマ
ーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御
剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和
ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7μ
mの着色懸濁粒子を製造した。
【0045】そして、これに疎水性シリカを1.5wt
%外添することによって、前述したような転写性に優
れ、感光ドラム1のクリーニング時における摩耗の少な
い負極性のトナー8を製造した。
【0046】弾性ローラ6は、発泡骨格状スポンジ構造
や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファ
ーブラシ構造のものが、現像スリーブ5へのトナー8の
供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、本
実施例においては、芯金上にポリウレタンフォームを設
けた12mmの弾性ローラ6を用いた。この弾性ローラ
6の現像スリーブ5に対する当接幅としては、1〜8m
mが有効で、また現像スリーブ5に対してその当接部に
おいて相対速度を持たせることが好ましく、本実施例に
おいては、当接幅を3mmに設定し、弾性ローラ6の周
速として現像動作時に50mm/s(現像スリーブ5と
の相対速度は130mm/s)となるように不図示の駆
動手段により所定タイミングで回転駆動させた。
【0047】弾性ブレード7は、バネ弾性を有する厚さ
0.1mmのリン青銅製の金属薄板である導電層17上
にゴム弾性層16として厚さ1.0mmのウレタンゴム
を接着した構成になっている。現像スリーブ5に対する
当接圧は、30g/cm(線圧の測定は、摩擦係数の既
知の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の1枚をばね
ばかりで引抜いた値から換算した)に設定した。
【0048】次に本発明に係る現像スリーブ5と弾性ブ
レード7間に形成する交番電界の印加方法及び作用効果
に関して詳述する。
【0049】前述したように現像スリーブ5と弾性ブレ
ード7には、それぞれAC電圧とDC電圧を印加可能な
電源21、18が接続されており、現像動作時におい
て、現像バイアスとして電源21から現像スリーブ5に
AC成分として、図3に示すような現像促進分を35
%、現像抑制分を65%(以後、デューティ35%と称
す)とする、矩形波でピーク−ピーク間電圧2000
V、周波数2000Hzを印加し、DC成分として−3
00Vを印加している(即ち、現像促進分として−17
00V、現像抑制分として300V印加される)。これ
によって感光ドラム1の露光部の潜像電位V1部分−1
50V(非露光部の電位は−600Vとしている)に対
して負極性のトナー8を現像させるいわゆる反転現像を
行なっている。
【0050】次に、弾性ブレード7の導電層17に印加
するブレードバイアスについて説明する。
【0051】弾性ブレードにACバイアスとして現像バ
イアスと同位相で同波形(=同デューティ)で異なった
ピーク−ピーク間電圧を持つバイアスを印加することに
より、現像スリーブと弾性ブレード間に交番電圧が印加
される。しかし、この交番電圧が印加される際に、DC
成分の具合によって、ブレードへのトナー付着という2
次的な問題が生じてしまうことがわかった。
【0052】そこで、本発明者等は、現像スリーブと弾
性ブレード間にかかる交番電圧のDC成分に対する、デ
ューティ(Duty)とトナー付着の関係を調べるため
に、DC成分を−300V中心に±300V、デューテ
ィを20〜80%(同時に現像バイアスのデューティも
変更して検討)まで変えて検討を行ったところ、図4の
グラフに示すような結果が得られた。
【0053】図4からもわかるように、ブレードバイア
スのDC成分が−300Vを中心に良好な状態が分布し
ていることがわかる。つまり、ブレードバイアスおよび
現像バイアスのDC成分が共に−300Vであるという
ことは、すなわち、現像スリーブと弾性ブレード間にか
かる交番電界の平均電界が0になっているということで
ある。また、対称波形であるデューティ50%よりも、
非対称な波形(デューティ20〜40、60〜80)で
あるもの方がラティチュードが広がっていることがわか
る。デューティの値が大きく(100に近づく方向)、
または、小さく(0に近づく方向)なるほどラティチュ
ードが拡がっているのは、交番電界としての実効分(図
5に示す斜線部の面積の大きさ)が小さくなり、ブレー
ドへのトナー飛翔が少なくなることにより、ブレードへ
のトナー付着という2次的な問題が生じなくなるものと
考えられる。また、非対称な波形を用いることは、従来
例でも述べたように高画質現像を可能にするため、同時
にブレードバイアスのラティチュード拡大と一致してお
り、有利な方向となる。
【0054】以上の結果から、本実施例においては、弾
性ブレード7の導電層17に印加するブレードバイアス
は、DC成分として現像バイアスと同じ−300Vと
し、AC成分として現像バイアスと同波形、同位相の矩
形波でピーク−ピーク間電圧1400V、周波数200
0Hzを印加している。
【0055】ここで弾性層16は、現像スリーブ5と導
電層17間でのリーク防止の点で所定値以上の抵抗を持
つことは勿論であり、体積抵抗として1010Ω・cm以
上とするのが好ましい。
【0056】このように現像バイアスとブレードバイア
スを設定することによって、現像スリーブ5と弾性ブレ
ード7間に、平均電圧が0となるデューティ35%のピ
ーク−ピーク間電圧600V、周波数2000Hzの電
位差が生じることになる。
【0057】以上の構成をとることによって、弾性ブレ
ード7の現像スリーブ5との当接ニップ部に侵入してく
るトナー8がこの入口近傍で交番電界の力により、弾性
ブレード7側と現像スリーブ5側との間を往復する運
動、すなわち、往復運動をおこし、この部分で凝集して
いたトナーがほぐされて、常に安定した状態で弾性ブレ
ード7に規制されることになる。
【0058】その結果、従来の問題であった現像動作を
繰り返した際に生じる弾性ブレード7の規制部を通過し
たトナーが現像スリーブ5表面からトナー8が外部にこ
ぼれ落ちるトナーボタ落ちを防ぎ、ブレードへのトナー
付着などの2次的問題を生じることなく、現像スリーブ
5上に均一な厚さのトナー薄層を安定して形成すること
ができ、感光ドラム1上の静電潜像を長手方向で均一な
濃度で良好に現像することが可能となった。
【0059】本発明者等はこの実施例における弾性ブレ
ード7と現像スリーブ5間の交番電界の最適範囲を調べ
るために実験を行なった。つまり本実施例の現像装置4
を用い、弾性ブレード7を接地した状態で、現像スリー
ブ5にのみAC電圧を印加して(DC電圧は0V)現像
動作を行なわずに、現像スリーブ5上のトナーコーティ
ング状態を確認した。
【0060】具体的には、現像スリーブ5に印加する電
圧のピーク−ピーク間電圧と、周波数を各種変えた状態
で、5時間現像スリーブ5を回転させた後に現像スリー
ブ5上のトナーコーティング状態を観察し評価した。そ
の評価結果を、下記の表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】本実験において、交番電界の最適範囲は表
1中で太線で囲んだ領域である。まず周波数に関して
は、100Hzではボタ落ちの防止効果はあるのだが、
現像スリーブ5上の周方向にちょうど1/100Sの周
期で濃淡ムラが発生してしまい、4000Hzにすると
ボタ落ちが発生した。この原因は、印加する周波数が低
すぎると弾性ブレード7側と現像スリーブ5側に行き来
するトナー8の周期がそのまま、コーティングに現れて
しまい、逆に高すぎると、加わる電界の正負の入れ替わ
りが速過ぎてトナー8が追随できず、良好なトナーのほ
ぐし効果が生じなくなっていると考えられる。
【0063】したがって、本実験の現像スリーブ5の周
速が80mm/sである点を考慮すると、周波数f(H
z)の適正範囲は、現像スリーブ5の周速をv(m/
s)としたとき、200/(80×10-3)≦f/v、
f≦3000、即ち2.5×103 ×v≦f、f≦30
00 となる。
【0064】ピーク−ピーク間電圧に関しては、100
V以下では弾性ブレード7の振動効果が無くボタ落ちが
発生し、1000V以上では弾性ブレード7の現像スリ
ーブ5当接部の現像スリーブ5回転方向下流側において
トナーが激しく往復運動し、この部分から外部にトナー
飛散してしまう結果を招いた。
【0065】したがって、本実験の弾性ブレード7のゴ
ム弾性層16の厚さが1mmである点を考慮すると、ピ
ーク−ピーク間の適正電界強度Eは、2×105 ≦E≦
9×105 となる。
【0066】上記した適正範囲内で弾性スリーブ5間に
交番電界を持たせることにより、良好なコーティングが
安定して得られた。また、これらの実験は、先に述べた
デューティ35%の波形に限らず、図6(a)及び
(b)に示すような非対称な波形についても同様の結果
が得られている。即ち、本発明は、非対称な波形を用い
た交番電界であれば、発明の効果が損なわれるものでな
いことは言うまでもない。
【0067】実施例2 次に本発明に係る現像装置の実施例2を図7により説明
する。
【0068】本実施例における現像装置22では、弾性
ブレード23として実施例1とは異なる、板ゴム形状の
1mm厚みのウレタンゴム製の板ブレード24を用い、
現像スリーブ25との当接部の裏面側に電極26を設
け、この電極26と現像スリーブ25間に実施例1に記
した条件の交番電界を形成している。
【0069】これによって、実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0070】なお無論実施例1、2において弾性層とし
て厚さ1mmのものを用いたが、変更は可能であり、交
番電界の強度を本発明の範囲内に収めていれば良い。ま
た現像スリーブとしてブラスト処理を施したものを用い
たが、例えばフェノール等樹脂材料にカーボン、グラフ
ァイト等の導電粉を分散したコート剤を素管上にコーテ
ィングしたスリーブを用いてもよく、その他の各部材に
関しても本発明の範囲内で適宜選択可能である。
【0071】さらに実施例1、2においては画像形成装
置本体に着脱可能な現像装置からなるプロセスカートリ
ッジとして用いたが、画像形成装置本体内に固定され、
トナーのみを補給するような構成の現像装置として用い
てもよく、また現像装置と、感光ドラム、クリーニング
ブレード、廃トナー収容容器、帯電装置の全てと、もし
くはそれらのうちのいずれかと一体で形成し画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとして用いて
もよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、弾性規制部材が少なくとも現像剤担持体との
当接部において弾性層を介して長手方向にわたり導電層
を有し、該導電層と前記現像剤担持体間に、平均電圧が
略0となるような波形が非対称の交番電界を形成するこ
とにより、前記現像剤担持体上のトナー薄層形成を安定
して良好に行なうことができ、特に球形で表面の平滑性
の高いトナーを用いた場合においてトナーボタ落ちの発
生がなく、従って高品質画像を得ることのできる現像装
置、この現像装置を備えた画像形成装置、及び少なくと
も上記現像装置を備え、画像形成装置本体に着脱自在な
プロセスカートリッジを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の現像装置を用いた画像
形成装置を示す構成図である。
【図2】図1の現像装置を示す構成図である。
【図3】図2に現像装置に用いられた非対称な現像交番
電界の波形を示す波形図である。
【図4】弾性ブレードへのトナー付着のラティチュード
を示すグラフである。
【図5】交番電界の実効分を示す説明図である。
【図6】本発明に係る非対称な波形の交番電界の他の例
(a)及び(b)を示す波形図である。
【図7】本発明に係る実施例2の現像装置を示す構成図
である。
【図8】従来の非磁性一成分現像装置の一例を示す構成
図である。
【図9】図8の現像装置に用いられた、非対称な現像交
番電界の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
4、22 現像装置 5、25 現像スリーブ(現像剤担持体) 6 弾性ローラ(現像剤供給部材) 7、23 弾性ブレード(弾性規制部材) 14 現像容器 16 弾性層 17 導電層 24 板ブレード(高抵抗層) 26 電極(導電層)
フロントページの続き (72)発明者 木下 正英 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−36278(JP,A) 特開 平3−216683(JP,A) 特開 昭61−279864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 504 G03G 9/08 G03G 15/06 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
    と、像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像する
    ために前記現像剤を担持する現像剤担持体であって、前
    記現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体
    と、該現像剤担持体に対し前記現像剤を介して当接する
    弾性規制部材と、該弾性規制部材の前記現像剤担持体と
    の当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当
    接して設けられた回転可能な現像剤供給部材とを有し、
    前記像担持体と前記現像剤担持体との間に、現像促進電
    界が形成される時間と現像抑制電界が形成される時間と
    の比率が異なる波形を備える現像交番電界が形成される
    現像装置において、 前記弾性規制部材は少なくとも前記当接部において弾性
    層を介して前記現像剤担持体の長手方向にわたり導電層
    を有し、該導電層と前記現像剤担持体との間に、平均電
    界が略0となるように前記現像剤が前記現像剤担持体か
    ら前記導電層へ向かう向きの電界が形成される時間と前
    記現像剤が前記導電層から前記現像剤担持体へ向かう向
    きの電界が形成される時間との比率が異なる波形を備え
    る交番電界が形成されることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記非磁性一成分現像剤の形状係数SF
    −1が100〜180であり、形状係数SF−2が10
    0〜140であることを特徴とする請求項1の現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記交番電界の周波数をf(Hz)、ピ
    ーク−ピーク間の電界強度をE(V/m)とし、前記現
    像剤担持体の周速をv(m/s)とした場合、 周波数fを、2.5×103×v≦f、f≦3000 電界強度Eを、2×105≦E≦9×105 とすることを特徴とする請求項1の現像装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも請求項1乃至3のいずれかに
    記載の現像装置を備え、画像形成装置に着脱自在とした
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の現像
    装置を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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