JP3212952B2 - アイリスパターン入力装置 - Google Patents
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Description
ス(虹彩)パターンを画像取得するためのアイリスパタ
ーン入力装置及びアイリスパターン撮影カメラに関す
る。
て個人認識を行うようにしたセキュリティシステムが注
目されている。この際、かかるセキュリティシステムに
は、セキュリティ管理対象となる人のアイリスパターン
を画像取得するアイリスパターン入力装置が不可欠であ
る。
いて使用される従来のアイリスパターン入力装置の外観
を示す図である。図1において、アイリスパターン入力
装置100の前面パネルには、人間の目のアイリスを撮
影する為のキャプチャカメラ102、及びこのキャプチ
ャカメラ102によって撮影されたアイリスを画像表示
する表示画面103が設けられている。
分のアイリスの中心がこの表示画面103の画面中心と
一致するように、自分の頭を移動、又はキャプチャカメ
ラ102の撮影角度(上下)の調整を行う。調整が終了
すると、キャプチャカメラ102で撮影された使用者の
アイリスは、セキュリティ管理装置(図示せぬ)に転送
される。セキュリティ管理装置は、転送されてきたアイ
リスのパターンに基づき個人認識の為の登録、又は照合
を行う。
せ行うべく使用者が表示画面103の方に視線を移す
と、この際キャプチャカメラ102に対してはアイリス
の中心がずれてしまうので、位置合わせが困難であると
いう問題が生じた。
を解決すべくなされたものであり、アイリス撮影時の位
置合わせが容易なアイリスパターン入力装置を提供する
ことを目的とする。
ターン入力装置は、表示装置と、前記表示装置の表示画
面の画面枠に装着されたキャプチャカメラとからなり、
前記キャプチャカメラは、前記表示画面に表示された画
像の可視光成分を透過しつつ外光中の近赤外領域光のみ
を反射するハーフミラーと、前記ハーフミラーで反射さ
れた反射光を受光してこれを映像信号に変換する撮像素
子と、を有し、前記表示装置は、前記表示画面内にアイ
リスウインドウを表示させるアイリスウインドウ表示手
段と、前記アイリスウインドウ内に前記映像信号に基づ
く画像を表示させるアイリス画像表示手段と、前記アイ
リスウインドウを前記表示画面内における任意の位置に
移動させる表示位置調整手段と、を有する。
プチャカメラで撮影された画像が表示装置の表示画面内
に表示されたアイリスウインドウ内に表示される。よっ
て、使用者がハーフミラー越しに表示画面を眺めると、
この使用者のアイリスがキャプチャカメラによって撮影
され、そのアイリス画像がアイリスウインドウ内に表示
される。この際、使用者は、上記ハーフミラー越しに表
示された自分のアイリス画像をモニタしつつ、表示位置
調整手段を操作することにより、上記アイリスウインド
ウを上記表示画面内におけるキャプチャカメラの撮影光
軸上に移動させる。よって、使用者は、その視線を反ら
すことなく、上記ハーフミラー越しに表示された自分の
アイリス画像をモニタしつつ、アイリスの位置合わせ
と、撮影取り込みとを行うことが可能になる。
ターン入力装置の構成を示す図である。図2において、
かかるアイリスパターン入力装置は、セキュリティ管理
装置、及びアイリス撮影時の位置合わせを行う為の表示
装置各々を担うノート形パーソナルコンピュータ(以
下、ノートPCと称する)20と、このノートPC20
の表示装置21に装着されたアイリス撮影用のキャプチ
ャカメラ60とから構成される。
67のフロント面61には、撮影開口部63と、照明ユ
ニット65とが設けられている。更に、かかるフロント
面61には、このフロント面61と平行に形成されてい
るミラー回転部64の回転軸Jを軸として回転自在に、
ハーフミラー62が取り付けられている。ハーフミラー
62は、外光中の近赤外領域の光のみを反射させる一
方、可視光を透過させる光学特性を有するいわゆるホッ
トミラーであり、その反射した近赤外領域の外光を上記
撮影開口部63に導出しつつも、ノートPC20の画面
3上に表示された画像を透過する。又、上記照明ユニッ
ト65から照射された照明光中の近赤外領域の光は、か
かるハーフミラー62によって反射する。
にノートPC20の画面3を眺めると、使用者の目のア
イリス像中の近赤外領域の光のみがハーフミラー62に
よって反射して撮影開口部63に導出されると同時に、
ノートPC20の画面3上に表示された画像がハーフミ
ラー62を透過して、使用者の目に届くのである。この
際、照明ユニット65から照射された照明光中の近赤外
領域の光がハーフミラー62によって反射され、使用者
の目を照射する。
ャカメラ60自体を表示装置21の画面枠に着脱自在に
装着させる為の装着機構66が取り付けられている。図
3は、キャプチャカメラ60の構成を詳細に示す図であ
る。尚、図3(a)は、図2に示されるキャプチャカメラ
60の内部構成を側面から、図3(b)は上面から示す図
である。
例えば3つの発光素子からなる発光素子群42、かかる
発光素子群42を固定する基板43、発光素子群42の
各発光素子を駆動する発光駆動回路44、及び発光素子
群42による発光を拡散させる拡散ガラス41から構成
される。この際、かかる拡散ガラス41は、キャプチャ
カメラ60による撮影可能範囲内での照明強度のばらつ
きが10%以内になるように、発光素子群42による発
光を拡散させるものである。発光素子群42の発光波長
領域は、アイリスが明るく反射し易い近赤外領域(例え
ば、700〜940nm)に設定されている。又、アイリ
スに照射される照明輝度は、目への安全を考慮して出来
るだけ弱く設定する。又、発光素子群42の発光素子の
数は、キャプチャカメラ60よる撮影可能範囲内での照
明強度のばらつきが10%以内となるならば、3個に限
定されるものではない。又、照明ユニット65は、キャ
プチャカメラ60を小型化すべく、図2に示されるよう
に、撮影開口部63の撮影光軸よりも下部に設置されて
いる。実際には、撮影範囲内の照明強度のばらつきが1
0%以下であること、目に写る照明反射点がアイリス上
にないこと、更に眼鏡に写る照明の反射点がアイリス上
にないこと等の条件が満たせるような位置に設置され
る。
ばクリップ等からなり、ノートPC20の表示装置21
の画面枠に挟むことにより、キャプチャカメラ60を表
示装置21の画面枠上の任意の位置に装着出来るように
している。又、図3(b)において、撮影開口部63に
は、可視光成分をカットする可視光カットフィルタ31
が填め込まれており、この可視光カットフィルタ31を
介して入射された外光は、複数のレンズが組み合わされ
たレンズ群32からなる光学ユニットを介して、撮像素
子33の受光面に導出される。すなわち、ハーフミラー
62によって反射された使用者の目のアイリス像は、可
視光カットフィルタ31、上記光学ユニットを介して撮
像素子33の受光面に結像されるのである。撮像素子3
3は、例えばCCD素子等からなり、その受光面に結像
されたアイリス像を各画素毎の画素データに変換し、こ
れを撮像素子駆動回路34を介して映像信号出力回路3
6に供給する。映像信号出力回路36は、上記画素デー
タを映像信号に変換しこれを外部出力する。この外部出
力された映像信号は、伝送ケーブル7及びPCカード8
を介してノートPC20に送信される。
U、RAM、ハードディスク装置、及び表示装置駆動回
路等が搭載されている。この際、ハードディスク装置内
には、アイリスを用いた個人認識により、セキュリティ
管理を行うソフトウェアが予め記憶されている。かかる
ソフトウェアは、例えば、ノートPC20の電源投入に
応じて起動される。その起動に応じて、ノートPC20
に搭載されている上記CPUは、先ず、図4に示される
が如きアイリス初期取り込みルーチンを実行する。
3上に、図2に示されるが如きアクセスウインドウ4及
びアイリスウインドウ5各々を表示させるべく上記表示
装置駆動回路を制御する(ステップS01)。この際、
アイリスウインドウ5内には、前述した如く、キャプチ
ャカメラ60から送信されてきた映像信号に応じた画像
が表示される。次に、CPUは、使用者によってエンタ
ーキー14が押されたか否かの判定を、このエンターキ
ー14が押されたと判定されるまで実行する(ステップ
S02)。この間に、使用者は、アイリスウインドウ5
における画面中央と、キャプチャカメラ60の撮影光軸
とを一致させるべく、以下の如き位置合わせを行う。
ハーフミラー62を45度だけ開き、このハーフミラー
62越しに画面3を眺めた際に、自分の姿勢が無理な姿
勢にならないような位置にキャプチャカメラ60を装着
する。次に、使用者は、ノートPC20のポインティン
グパッド15を操作してアイリスウインドウ5を移動さ
せて、ハーフミラー62の中心と、アイリスウインドウ
5の中心とを一致させる。
は、いずれか一方の目でハーフミラー62の中央部を凝
視する。これにより、キャプチャカメラ60は、この使
用者の目のアイリスを撮影して得られた映像信号をノー
トPC20に送信することになる。よって、かかる映像
信号に基づく使用者のアイリス画像がアイリスウインド
ウ5内に表示される。この際、ハーフミラー62は、か
かるアイリスウインドウ5内に表示されたアイリス画像
を透過させると共に、使用者の目のアイリス像を反射し
その反射光をキャプチャカメラ60の撮影開口部63に
導く。すなわち、ハーフミラー62を介して撮影された
使用者のアイリス像は、直ちにアイリスウインドウ5内
に表示されると共に、この表示されたアイリス画像はハ
ーフミラー62を透過して使用者にモニタされるのであ
る。そこで、使用者は、かかるハーフミラー62越しに
このアイリスウインドウ5内に表示されたアイリス画像
を目視しながら顔を前後させてフォーカス調整を行い、
アイリスパターンが鮮明に表示されるようになった時
に、ノートPC20のエンターキー14を押す。
ンターキー14が押されたと判定されると、CPUは、
次に、キャプチャカメラ60から送信されてきた使用者
のアイリスに対応した映像信号の少なくとも2フレーム
分を、RAMに記憶させる(ステップS02)。次に、
CPUは、かかるRAMに記憶したアイリスの映像信号
をアイリスパターンの認識が容易なアイリスパターンコ
ードに変換し、これを上記RAMに記憶させる(ステッ
プS03)。かかるステップS01〜S03の実行によ
り、使用者のアイリスパターンが一旦、上記RAMに取
り込まれる。
視線を反らすことなく、ハーフミラー62越しに画面3
上に表示された自分のアイリス画像をモニタしつつ、ア
イリスの位置合わせ及び撮影取り込みを行うことが可能
になる。この際、本発明においては、上記ハーフミラー
62として、近赤外領域光のみを反射させ、可視光を透
過させる光学特性を有するホットミラーを採用してい
る。従って、使用者がモニタする画面3上のアイリス画
像は、より明るく使用者の目に届き、その一方、使用者
の目のアイリス像は近赤外領域が強調されて撮影される
ので、良好なアイリスパターンが得られる。
プチャカメラ60を、位置合わせ用の表示装置と独立さ
せているので、その装置規模を小規模化することが可能
になり、更に、ハーフミラー62を外すことにより、通
常のキャプチャカメラとして用いることが出来るように
なる。ここで、上述の如く取り込んだ自分のアイリスを
ノートPC20に登録する場合、使用者は、ポインティ
ングパッド15を操作することにより、図2に示される
が如くアクセスウインドウ5内に表示されているアイリ
ス登録アイコン49を選択しこれをクリックする。
クリックされた場合に実施されるアイリス登録動作、並
びに、この登録されたアイリスと使用者のアイリスとを
照合するアイリス照合動作について説明する。 [アイリス登録動作]ノートPC20のCPUは、上記
アイリス登録アイコン49のクリック動作を検出する
と、図5に示されるが如きアイリス登録ルーチンの実行
に移る。
C20に搭載されているハードディスク装置のアイリス
登録領域内にある登録回数値RECを検索し、この登録
回数値RECが"1"以上であるか否か、すなわちアイリ
ス登録動作が初回であるか、あるいは、それ以上である
かの判断を行う(ステップS1)。ステップS1によ
り、登録回数値RECが"0"、すなわちアイリス登録動
作が初回であると判定されると、次に、CPUは、アイ
リスパターン画質判定サブルーチンの実行に移る(ステ
ップS2)。かかる画質判定サブルーチンにおいて、C
PUは、上述の如くRAMに記憶されているアイリスパ
ターンコードで表される画質が所定よりも良好な画質で
ある場合には論理レベル"1"、そうでない場合には論理
レベル"0"の画質判定信号XAを、CPUの内蔵レジス
タ(図示せぬ)に記憶する。次に、CPUは、かかる画
質判定信号XAが論理レベル"1"であるか否かの判定を
行う(ステップS3)。かかるステップS3において、
画質判定信号XAが論理レベル"1"である、すなわちR
AMに取り込まれたアイリスパターンコードによる画質
が所定の画質よりも良好であると判定された場合、CP
Uは、このアイリスパターンコードをハードディスク装
置のアイリス登録領域内に追記記憶する(ステップS
4)。次に、CPUは、アイリスの登録が正しく終了し
たことを示すメッセージを画面3上に表示させると共
に、登録回数を示す登録回数値RECを"1"にし、これ
をハードディスク装置のアイリス登録領域内に上書き記
憶させる(ステップS5)。
により、キャプチャカメラ60で撮影された使用者のア
イリスパターンは、コード化されてハードディスク装置
のアイリス登録領域内に登録されるのである。一方、上
記ステップS3において、画質判定信号XAが論理レベ
ル"0"である、すなわちRAMに取り込まれたアイリス
パターンコードによる画質が所定の画質よりも不良であ
ると判定された場合、CPUは、アイリスの再登録を指
示すべきメッセージを画面3上に表示させる(ステップ
S6)。次に、CPUは、使用者によってエンターキー
14が押されたか否かの判定を行う(ステップS7)。
かかるステップS7において、エンターキー14が押さ
れていないと判定された場合、CPUは、上記ステップ
S6の実行に戻り上述した如き動作を繰り返し実行す
る。この間、使用者は、再び、前述した如き手順にてア
イリスの撮影を行ってその映像信号をノートPC20に
取り込む。すなわち、使用者は、アイリスウインドウ5
内に表示されたアイリス画像を目視しながら顔を前後さ
せることによりフォーカス調整を行い、アイリスパター
ンが鮮明に表示されるようになった時に、ノートPC2
0のエンターキー14を押すのである。エンターキー1
4が押されたと判定されると、CPUは、キャプチャカ
メラ60から送信されてきた使用者のアイリスに対応し
た映像信号の少なくとも2フレーム分を上記RAMに記
憶させる(ステップS8)。次に、CPUは、かかるR
AMに記憶したアイリス映像信号をアイリスパターンの
認識が容易なアイリスパターンコードに変換し、これを
上記RAMに記憶させる(ステップS9)。かかるステ
ップS9の終了後、上記ステップS2の実行に戻り、再
び前述した如き動作を繰り返す。
れたアイリス画像の画質が良好でない場合には、上記ス
テップS6〜S9の実行により、使用者に対して再度の
アイリス撮影を要求して新たなアイリスパターンコード
をRAMに記憶し直すのである。尚、上記ステップS1
において、アイリスの登録回数値RECが"1"以上の値
である、すなわちアイリス登録動作が初回ではないと判
定されると、CPUは、この使用者以外で既にアイリス
登録されている既登録者に対しアイリス入力を促すべき
メッセージを画面3上に表示させる(ステップS1
0)。次に、CPUは、エンターキー14が押されたか
否かの判定を行う(ステップS11)。かかるステップ
S11において、エンターキー14が押されていないと
判定された場合、CPUは、上記ステップS10の実行
に戻り上述した如き動作を繰り返し実行する。この間、
上記既登録者は、前述した如き手順にてアイリスの撮影
を行い、その映像信号をノートPC20に取り込む。す
なわち、上記既登録者は、アイリスウインドウ5内に表
示されたアイリス画像を目視しながら顔を前後させるこ
とによりフォーカス調整を行い、アイリスパターンが鮮
明に表示されるようになった時に、ノートPC20のエ
ンターキー14を押すのである。この際、エンターキー
14が押されたと判定されると、CPUは、キャプチャ
カメラ60から送信されてきた上記既登録者のアイリス
に対応した映像信号の少なくとも2フレーム分を上記R
AMに一旦記憶させる(ステップS12)。次に、CP
Uは、かかるRAMに記憶したアイリス映像信号をアイ
リスパターンの認識が容易なアイリスパターンコードに
変換し、これを上記RAMに記憶させる(ステップS1
3)。次に、CPUは、ノートPC20に搭載されてい
るハードディスク装置のアイリス登録領域内を検索する
ことにより、このRAMに記憶されたアイリスパターン
コードが既に登録済みのものであるか否かの判定を行う
(ステップS14)。かかるステップS14において、
既に登録済みであると判定された場合には、CPUは、
上記ステップS6の実行に移り、前述した如き動作を繰
り返し実行する。一方、かかるステップS14におい
て、登録済みのものではなかったと判定された場合に
は、CPUは、登録不許可を示すメッセージを画面3上
に表示させる(ステップS15)。
り、既にアイリス登録を済ませてある使用者が再び登録
を実施しようとしていることを検出したら、上記ステッ
プS11〜14を実行して、アイリス登録を済ませてあ
る他の登録者に対してアイリス照合を促しその照合を実
行する。この際、照合が取れた場合に限り上記ステップ
S6〜S9を実行して上記使用者に対するアイリスの再
登録を実施するのである。つまり、一旦登録したアイリ
スを簡単に書き換え出来ないように、この再登録を許可
する条件として、アイリス登録を済ませてある他の登録
者にアイリス照合を実施させるのである。換言すると、
既にアイリス登録を済ませてある使用者が再登録を実施
する際には、他の既登録者にアイリス照合を実施しても
らって再登録可能な状態にしてもらうのである。これに
より、第3者が無断でアイリス登録を行うことを防止す
るのである。
終了後、CPUは、図5に示されるが如きアイリス登録
ルーチンを抜けて、元の制御フローの実行に戻る。 [アイリス照合動作]ノートPC20のCPUは、使用
者によるポインティングパッド15の操作によって、セ
キュリティ対象となっているアプリケーションが選択さ
れ、その起動指令が為されると、このアプリケーション
を起動する前に、図6に示されるが如きアイリス照合ル
ーチンの実行を行う。
C20に搭載されているハードディスク装置のアイリス
登録領域内を検索することにより、前述した如くキャプ
チャカメラ60によって撮影され、更にコード化されて
RAMに記憶されたアイリスパターンコードが既に登録
済みのものであるか否かの判定を行う(ステップS2
1)。かかるステップS21において、登録済みである
と判定された場合には、CPUは、セキュリティ対象と
なっているアプリケーションの使用許可を示す論理レベ
ル"1"のフラグFRをハードディスク装置の所定領域に
記憶する(ステップS22)。次に、CPUは、セキュ
リティ対象となっているアプリケーションの使用許可が
与えられたことを示すメッセージを画面3上に表示させ
る(ステップS23)。一方、かかるステップS21に
おいて、登録済みではないと判定された場合には、CP
Uは、セキュリティ対象となっているアプリケーション
の使用不許可を示す論理レベル"0"のフラグFRをハー
ドディスク装置の所定領域に記憶する(ステップS2
4)。次に、CPUは、セキュリティ対象となっている
アプリケーションの使用許可が与えられなかったことを
示すメッセージを画面3上に表示させる(ステップS2
5)。
後、CPUは、図6に示されるが如きアイリス照合ルー
チンを抜けて、上記フラグFRが論理レベル"1"である
場合に限り、上述した如く使用者によって選択されたア
プリケーションを起動する。すなわち、アイリス登録が
為されていない使用者がセキュリティ対象となっている
アプリケーションを起動しようとしても、ノートPC2
0側ではこれを受け付けないようにしているのである。
尚、この際、セキュリティ対象となっているアプリケー
ションを正しく実行出来ないように保護を掛けるように
しても良い。
20からネットワーク上に接続された6つのコンピュー
タA〜Fの内の任意のコンピュータにアクセスをかける
為のアプリケーションが起動されている。図2に示され
るように、アクセスウインドウ4内には、これら6つの
コンピュータA〜Fの中からアクセス対象とすべきコン
ピュータを選択する為の6つのアイコンが表示されてい
る。使用者は、これら6つのアイコンの中からアクセス
を希望するコンピュータに対応したアイコンを選択して
これをクリックする。
レベル"1"、すなわち、アプリケーションの使用許可が
与えられている場合には、使用者によって選択されたコ
ンピュータとのアクセスを確立し、フラグFRが論理レ
ベル"0"、すなわち、アプリケーションの使用許可が与
えられていない場合には、この選択されたコンピュータ
とのアクセスを拒否するのである。
管理装置、及びアイリス撮影時の位置合わせを行う為の
表示装置各々を担う手段として、ノート形パーソナルコ
ンピュータ(ノートPC20)を用いるようにしたが、
これに代わりデスクトップ形のパーソナルコンピュータ
を用いるようにしても良い。又、上記実施例において
は、上記キャプチャカメラ60を表示装置21の画面枠
に装着すべく、図3(b)に示されるが如きクリップ状の
装着機構66を設けるようにしているが、このように装
着した状態でキャプチャカメラ60を画面枠に対して上
下移動させることが出来る位置調整機構をこの装着機構
66に設けても良い。
構66の他の実施例を示す図である。図7に示される装
着機構66には、位置調整機構70が設けられている。
かかる位置調整機構70は、本体アセンブリ71、昇降
ネジ72、及び昇降アセンブリ73によって構成されて
いる。昇降アセンブリ73は、本体アセンブリ71内に
において上下動自在に嵌合されている。昇降ネジ72
は、本体アセンブリ71、及び昇降アセンブリ73にお
けるねじ切りされた貫通口73aを夫々挿通している。
かかる昇降アセンブリ73の突出部73bには、カメラ
筐体67が取り付けられている。
ジ72を回すことにより、カメラ筐体67を上下に自在
に移動させることが出来る。よって、使用者は、装着機
構66を表示装置21の画面枠に装着した後、この昇降
ネジ71を回すことによりキャプチャカメラ60の位置
を微調整することが可能になるのである。
号に基づく画像表示を行う表示装置の表示画面近傍に、
上記表示装置に表示された画像の可視光成分を透過しつ
つ外光中の近赤外領域光のみを反射するハーフミラー
と、このハーフミラーで反射された反射光を受光してこ
れを上記映像信号に変換する撮像素子とを有するキャプ
チャカメラを設ける。上記表示装置は、ハーフミラーを
介してキャプチャカメラで撮影された画像を表示画面中
のアイリスウインドウ内に表示する。更に、この表示装
置に、上記アイリスウインドウを表示画面内における任
意の位置に移動させる表示位置調整手段を設けるように
している。
なく、ハーフミラー越しに上記表示装置上に表示された
自分のアイリス画像をモニタしつつ、アイリスの位置合
わせ及び取り込みを容易に行うことが可能になる。
図である。
を示す図である。
る。
イリス初期取込ルーチンを示す図である。
イリス登録ルーチンを示す図である。
イリス照合ルーチンを示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 目のアイリスパターンを取り込むアイリ
スパターン入力装置であって、 表示装置と、前記表示装置の表示画面の画面枠に装着さ
れたキャプチャカメラとからなり、 前記キャプチャカメラは、 前記表示画面に表示された画像の可視光成分を透過しつ
つ外光中の近赤外領域光のみを反射するハーフミラー
と、 前記ハーフミラーで反射された反射光を受光してこれを
映像信号に変換する撮像素子と、を有し、 前記表示装置は、前記表示画面内にアイリスウインドウ
を表示させるアイリスウインドウ表示手段と、前記アイ
リスウインドウ内に前記映像信号に基づく画像を表示さ
せるアイリス画像表示手段と、前記アイリスウインドウ
を前記表示画面内における任意の位置に移動させる表示
位置調整手段と、 を有することを特徴とするアイリスパ
ターン入力装置。 - 【請求項2】 前記キャプチャカメラの筐体には、前記
キャプチャカメラを前記表示画面の画面枠に着脱自在に
装着する装着機構が取り付けられていることを特徴とす
る請求項1記載のアイリスパターン入力装置。 - 【請求項3】 前記装着機構には、前記キャプチャカメ
ラの筐体を前記表示画面の画面枠に装着した状態にて前
記筐体を前記画面枠に対して上下に移動せしめる位置調
整機構が設けられていることを特徴とする請求項2記載
のアイリスパターン入力装置。 - 【請求項4】 前記キャプチャカメラの筐体には、前記
反射光を前記撮像素子の受光面に導く撮影開口部が設け
られており、 前記ハーフミラーは、前記撮影開口部が存在する前記筐
体のフロント面と平行な軸を中心として回転自在に前記
フロント面に取り付けられていることを特徴とする請求
項1記載のアイリスパターン入力装置。 - 【請求項5】 前記表示装置はノートブック型のパーソ
ナルコンピュータであることを特徴とする請求項1記載
のアイリスパターン入力装置。 - 【請求項6】 前記表示装置は、前記映像信号を記憶す
る記憶装置と、 前記映像信号と同一な映像信号が前記記憶装置に記憶さ
れているか否かを照合する照合手段と、 前記照合手段によって前記映像信号と同一な映像信号が
前記記憶装置に記憶されていると照合された場合に限り
ネットワークへのアクセスを確立するネットワークアク
セス手段とを備え、 前記映像信号に基づく画像表示を行うウインドウと共
に、前記ネットワークへのアクセス状態を表示するウイ
ンドウを同時に表示する ことを特徴とする請求項1記載
のアイリスパターン入力装置。
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