JP3212509B2 - 磁歪式トルク検出装置およびその製造方法 - Google Patents

磁歪式トルク検出装置およびその製造方法

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JP3212509B2
JP3212509B2 JP12652296A JP12652296A JP3212509B2 JP 3212509 B2 JP3212509 B2 JP 3212509B2 JP 12652296 A JP12652296 A JP 12652296A JP 12652296 A JP12652296 A JP 12652296A JP 3212509 B2 JP3212509 B2 JP 3212509B2
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修 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジンの出力軸等に発生するトルクを検出するのに用い
て好適な磁歪式トルク検出装置およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来技術による磁歪式トルク検
出装置を示している。即ち、筒状に形成されたケーシン
グ1には、磁歪シャフト2が軸受3,3を介して回転自
在に設けられている。そして、ケーシング1内には、磁
歪シャフト2の外周側を取り囲むように一対のコア部材
4,4が設けられ、該各コア部材4は2つのコア片4
A,4Aを衝合することにより形成される。また、各コ
ア部材4の内周側にはコイルボビン5,5が設けられ、
該各コイルボビン5には、磁歪シャフト2に作用するト
ルクを電気信号として検出するための励磁および検出コ
イル6,6が設けられている。さらに、ケーシング1内
には、各コア部材4、各コイルボビン5、励磁および検
出コイル6を樹脂モールドにより一体化して囲繞するこ
とにより形成された樹脂ケース7が設けられている。
【0003】このように、従来技術による磁歪式トルク
検出装置は、各コア部材4、各コイルボビン5、励磁お
よび検出コイル6を樹脂モールドにより一体化して囲繞
することにより樹脂ケース7を形成する構成であるた
め、外部からの振動や衝撃等により各コア部材4、各コ
イルボビン5が位置ずれするのを防止できるという利点
がある。
【0004】また、上述した従来技術による磁歪式トル
ク検出装置は下記の手順により製造される。即ち、まず
各コイルボビン5に励磁および検出コイル6を巻回す
る。そして、コア部材4の各コア片4Aの衝合面に仮止
め用の接着剤を塗布した後、コイルボビン5の両側から
各コア片4Aを取付け、コイルボビン5を包み込むよう
に各コア片4Aを衝合させる。次に、各コア部材4、各
コイルボビン5を樹脂ケース7成形用の成形型に挿着
し、該成形型内に溶融樹脂材料を射出する。これにより
各コア部材4、各コイルボビン5を樹脂材料でモールド
して樹脂ケース7を形成する。そして、該樹脂ケース7
をケーシング1内に挿着した後、該ケーシング1に磁歪
シャフト2、各軸受3等を取付け、当該磁歪式トルク検
出装置は完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、樹脂ケース7またはコア部材4に図15に
示すようなクラック8が発生するという問題がある。樹
脂ケース7またはコア部材4にクラック8が発生する主
な原因は、磁歪式トルク検出装置の製造時において樹脂
ケース7を形成するとき、成形型内に注入した溶融樹脂
材料の流通性が良くないことにある。
【0006】即ち、溶融樹脂材料の流通性が良くないた
めに、成形型内で溶融樹脂材料が熱的に不均一となり、
樹脂ケース7にウェルドラインが発生する場合がある。
このウェルドラインがクラック8発生の原因となる。ま
た、成形型内で溶融樹脂材料が熱的に不均一となると、
溶融樹脂材料の注入圧力がコア部材4に均一に作用せ
ず、応力集中が起こり易くなり、これがクラック8発生
の原因となる場合も考えられる。
【0007】一方、磁歪式トルク検出装置の製造時にお
いて、コイルボビン5の外周側にコア部材4を取付ける
とき、各コア片4Aの衝合面に接着剤を塗布し、この接
着剤により各コア片4Aを仮止めしている。このとき、
各コア片4Aの衝合面に塗布した接着剤の厚さが不均一
となり、各コア片4Aを衝合した際に、接着剤が各コア
片4Aの外周側にはみ出し、そのまま固まってしまう場
合がある。このように、接着剤がはみ出した状態で組み
立てられた各コア部材4、各コイルボビン5を成形型に
セットし、樹脂ケース7を形成すると、コア部材4の接
着剤がはみ出した部分に応力が集中し、コア部材4にク
ラック8が発生し易いという問題がある。
【0008】また、各コア片4Aの衝合面に塗布した接
着剤の厚さが不均一なため、各コア片4Aが相互に平行
に衝合されず、位置ずれする場合がある。このように、
各コア片4Aが相互に位置ずれした状態で組み付けられ
た各コア部材4、各コイルボビン5を成形型に装着し、
樹脂ケース7を形成すると、各コア片4Aが位置ずれす
ることによって形成された段部や隙間に応力が集中し、
コア部材4にクラック8が発生し易いという問題があ
る。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、樹脂ケースまたはコア部材に
クラックが発生するのを防止できる磁歪式トルク検出装
置およびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載する発明の特徴は、各コア部材
の筒部には、樹脂ケースを形成するときの溶融樹脂材料
を該各コア部材の内周側に流入させるために、該コア部
材の外周側と内周側との間を連通させる流入口を周方向
に複数形成したことにある。
【0011】上記構成より、樹脂ケースの製造時には、
各コア部材,コイルボビン,励磁および検出コイルを組
み立てた後、この組立体を成形型にセットし、該成形型
内に溶融樹脂材料を注入する。このとき、成形型内に注
入された溶融樹脂材料は、成形型の内壁と各コア部材の
外周側との間を流れると共に、各コア部材の筒部に形成
された複数の流入口を介して該コア部材の内周側に流入
し、該コア部材の内周壁とコイルボビンの外周側との間
に流れ込む。
【0012】この結果、樹脂注入を開始してから、コア
部材の内周壁とコイルボビンの外周側との間に溶融樹脂
材料が充満するまでの間、各コア部材の外周側を溶融樹
脂材料が良く流れるようになる。これにより、樹脂ケー
ス成形時の応力集中が抑制されると共に、各コア部材の
外周側の全周に亘り、樹脂材料の熱的不均一がなくな
る。
【0013】請求項2に記載の発明は、コイルボビンの
鍔部に、コア部材の内周側に流入した溶融樹脂材料を該
コイルボビンとコア部材との間に充填させるための溝を
形成したことにある。
【0014】上記構成より、樹脂ケースの製造時におい
て、各コア部材,コイルボビン,励磁および検出コイル
の組立体を成形型にセットし、該成形型内に溶融樹脂材
料を注入する。そして、成形型内に注入された溶融樹脂
材料は、成形型の内壁と各コア部材の外周側との間を流
れると共に、各コア部材の筒部に形成された複数の流入
口を介して該コア部材の内周側に流入し、該コア部材の
内周壁とコイルボビンの外周側との間に流れ込む。この
とき、溶融樹脂材料は、コイルボビンの鍔部に形成され
た溝を介して該コア部材の内周壁とコイルボビンの外周
側との間をスムーズに流れ、コア部材の内周壁とコイル
ボビンの外周側との間の隅々まで行きわたる。
【0015】これにより、溶融樹脂材料がコア部材の内
周壁とコイルボビンの外周側との間に素早くかつ確実に
充填され、樹脂ケース成形時の応力集中が抑制されると
共に、コア部材の温度上昇が均一となる。
【0016】請求項3に記載の発明は、コイルボビンの
鍔部外周側には周方向に延びる環状段部を形成したこと
にある。
【0017】上記構成より、樹脂ケースの製造時におい
て、各コア部材,コイルボビン,励磁および検出コイル
の組立体を成形型にセットし、該成形型内に溶融樹脂材
料を注入する。そして、成形型内に注入された溶融樹脂
材料は、成形型の内壁と各コア部材の外周側との間を流
れると共に、各コア部材の筒部に形成された複数の流入
口を介して該コア部材の内周側に流入し、該コア部材の
内周壁とコイルボビンの外周側との間に流れ込む。
【0018】ここで、コイルボビンの鍔部の外径寸法と
コア部材の内径寸法は実質的に等しく、コイルボビンを
コア部材内に装着したときには、鍔部外周面がコア部材
の内周壁に接する。しかし、コイルボビンの鍔部外周側
に環状段部を形成したことにより、該鍔部が部分的に小
径となっている。このため、該鍔部外周側とコア部材の
内周壁とが部分的に離間し、該鍔部外周側とコア部材の
内周壁との間に環状空間が形成される。
【0019】これにより、該コア部材の内周壁とコイル
ボビンの外周側との間に流入した溶融樹脂材料は、この
環状空間に流入し、該環状空間を伝って周方向に流通す
る。これにより、樹脂ケースの成形時における応力集中
が抑制されると共に、コア部材の温度上昇が全周に亘っ
て均一になる。
【0020】請求項4に記載の発明は、磁歪シャフトの
外周側を取り囲むように少なくとも軸方向に一対設けら
れた筒状のコア部材と、該各コア部材の内周側に設けら
れ、筒状に形成された軸部と該軸部の軸方向両端側にそ
れぞれ形成された鍔部とからなるコイルボビンと、前記
磁歪シャフトに作用するトルクを電気信号として検出す
るために該各コイルボビンの軸部にそれぞれ巻線を巻回
してなる励磁および検出コイルと、前記各コア部材、各
コイルボビン、励磁および検出コイルを樹脂材料でモー
ルドすることにより一体化して形成した筒状の樹脂ケー
スとからなる磁歪式トルク検出装置にあって、励磁およ
び検出コイルが巻回された各コイルボビン、各コア部材
を組み立てる組立工程と、該組立工程で組み立てられた
各コイルボビン、各コア部材を耐熱性を有する仮止め用
テープで仮止めする仮止め工程と、該仮止め工程で仮止
めされた各コイルボビン、各コア部材の外側を樹脂材料
でモールドすることにより樹脂ケースを形成するモール
ド工程とを含む構成としたことにある。
【0021】上記構成より、仮止め工程では、樹脂ケー
スをモールドするときに各コイルボビン、各コア部材が
位置ずれしないように各コイルボビン、各コア部材を仮
止め用テープを用いて仮止めする。これにより、各コイ
ルボビン、各コア部材をそれぞれ所定の位置に位置決め
した状態を固定でき、しかも、この仮止め作業は容易で
あり、作業性がよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳述する。
【0023】ここで、図1ないし図8は本発明の第1の
実施例による磁歪式トルク検出装置を自動車用エンジン
のトルク検出に用いた場合を例に挙げて示している。
【0024】図1において、11は本実施例による磁歪
式トルク検出装置の外殻を構成する筒状の外側ケーシン
グを示し、該外側ケーシング11は、筒部11Aと、該
筒部11Aの軸方向両側にそれぞれ位置し径方向内向き
に張り出した環状突部11B,11Bと、該各環状突部
11Bの軸方向両外側に位置して軸受12,12を収容
する軸受収容部11C,11Cとから構成されている。
また、該外側ケーシング11は樹脂材料または金属材料
により形成されている。
【0025】13は軸受12,12を介して外側ケーシ
ング11に回転自在に設けられた磁歪シャフトを示し、
該磁歪シャフト13はプロペラシャフト、アウトプット
シャフト、ドライブシャフト等の一部をなし、例えばク
ロムモリブデン鋼等の磁歪材料により円柱状に形成され
ている。また、該磁歪シャフト13の軸方向中間付近に
位置して、該磁歪シャフト13の外周側には、スリット
14,14,…が該磁歪シャフト13の全周に亘って多
数形成されている。
【0026】15,15は磁歪シャフト13の外周側を
取り囲むようにして設けられた一対のコア部材を示し、
該各コア部材15はフェライト等の軟磁性材料により形
成され、後述の筒状コア片16と環状コア片17とから
構成されている。
【0027】そして、前記筒状コア片16は、図2に示
すように、筒部16Aと、該筒部16Aの軸方向片側に
位置し径方向内向きに張り出した環状板部16Bとから
なる。また、前記筒部16Aの先端側には周方向に90
度毎に離間して3箇所に溝16Cが形成されると共に、
筒部16A先端側上部には該溝16Cより幅寸法が大き
い装着溝16Dが形成されている。そして、前記各溝1
6C、装着溝16Dは、図6または図7に示すように、
後述する内側ケーシング24を形成するときに、コア部
材15の外周側と内周側との間を連通させ、溶融樹脂材
料をコア部材15の内周側に流入させるための流入口と
なる。また、前記装着溝16Dは図6に示すように後述
するコイルボビン18の連結部21に装着される。
【0028】一方、前記環状コア片17は外形が環状の
平板であり、該環状コア片17の外周側には後述のコイ
ルボビン18の連結部21に嵌合する嵌合溝17Aが形
成されている。
【0029】18,18は各コア部材15の内周側に設
けられた一対のコイルボビンを示し、該各コイルボビン
18は、図3または図4に示すように、巻線部19と、
該巻線部19から所定間隔離間し該巻線部19と平行か
つ同軸に設けられた環状スペーサ20と、該環状スペー
サ20と巻線部19とを連結する連結部21とから構成
されている。
【0030】そして、前記巻線部19は、筒状の軸部1
9Aと、該軸部19Aの軸方向両側から径方向外向きに
それぞれ突出して形成された鍔部19B,19Bとから
構成されている。ここで、該各鍔部19Bの外径寸法と
筒状コア片16の内径寸法とは実質的に等しく、図7に
示すように、筒状コア片16内に巻線部19を装着した
状態では、各鍔部19B外周面が筒状コア片16の内周
壁に接している。しかし、軸部19Aの外径寸法は各鍔
部19Bの外径寸法より小さいため、後述のコイル23
を巻回した状態でも、軸部19A外周側と筒状コア片1
6の内周壁との間には環状の隙間が形成される。そし
て、内側ケーシング24を形成するときには、この隙間
に溶融樹脂材料が筒状コア片16の各溝16C,装着溝
16Dを介して充填される。
【0031】また、前記各鍔部19Bのうち、図3中の
左側に位置する鍔部19Bには、周方向に90度毎に離
間して4箇所に溝19Cが形成されている。一方、図3
中の右側に位置する鍔部19Bには、前記左側の鍔部1
9Bと対応する位置にそれぞれ溝19Cが3箇所形成さ
れ、該鍔部19Bの上部は連結部21に接続されてい
る。そして、これら各溝19Cは、図7に示す如く、後
述する内側ケーシング24を形成するときに溶融樹脂材
料を筒状コア片16と巻線部19との間に流し込むため
の通路となる。
【0032】また、図5に示すように、該コイルボビン
18を前記各コア部材15内に組み付けたとき、該コイ
ルボビン18の巻線部19に形成された各溝19Cの位
置と、コア部材15の筒状コア片16に形成された各溝
16C、装着溝16Dの位置とがそれぞれ一致するよう
になっている。
【0033】さらに、巻線部19の鍔部19Bのうち、
図3中の左側の鍔部19B外周側には周方向に延びる環
状段部19Dが形成されている。ここで、上述したよう
に、鍔部19B外周面は筒状コア片16の内周壁に接し
ている。しかし、鍔部19B外周側に環状段部19Dを
形成したことにより、該鍔部19Bが部分的に小径とな
っている。このため、該鍔部19B外周側と筒状コア片
16の内周壁との間に環状空間19Eが形成される。こ
れにより、図7に示すように、後述する内側ケーシング
24を形成すべく溶融樹脂材料を筒状コア片16と巻線
部19との間に流し込んだときに、この溶融樹脂材料が
前記環状空間19E内に流れ込む。
【0034】一方、前記環状スペーサ20は、図5に示
す如く、相手方のコイルボビン18の環状スペーサ20
と衝合することにより、各コイルボビン18を相互に位
置決めするものである。また、該環状スペーサ20と巻
線部19とは連結部21によって連結されており、該環
状スペーサ20と巻線部19との間には所定間隔の隙間
が形成されている。そして、この隙間には図5に示すよ
うに環状コア片17が挿嵌される。さらに、連結部21
の上面には電極端子22,22が設けられている。
【0035】23,23はコイルボビン18の巻線部1
9の外周面に巻線を巻回してなる励磁および検出コイル
としてのコイルを示し、該各コイル23の巻線の一端、
他端はそれぞれ各電極端子22に接続されている。
【0036】24は外側ケーシング11の内周側に設け
られた樹脂ケースとしての内側ケーシングを示し、該内
側ケーシング24は、磁歪シャフト13の外周側を取り
囲むように設けられ、各コア部材15、各コイルボビン
18、各コイル23を樹脂材料でモールドすることによ
り一体化するようにして形成される。
【0037】25,25,…は金属材料により筒状に形
成された導電部材であり、26は該各導電部材25に接
続されるコネクタである。これら各導電部材25および
コネクタ26を介して各コイル23と外部の検出回路と
が接続される。
【0038】本実施例による磁歪式トルク検出装置は上
述のような構成を有するものであり、各コイル23に検
出回路の発振器から交流電流を印加すると、各コイル2
3から生じた磁束によって各コア部材15から磁歪シャ
フト13に亘って磁気回路が形成される。そして、磁歪
シャフト13にトルクが作用すると、該各コイル23
は、各スリット14によってインダクタンスが変化する
ため該各コイル23を含んで構成される検出回路から磁
歪シャフト13に作用したトルクに応じた検出信号を得
ることができる。
【0039】次に、本実施例による磁歪式トルク検出装
置の製造方法について説明する。まず、コイル巻回工程
では、各コイルボビン18に巻線を巻回してコイル23
を形成し、該巻線の端部を各電極端子22に接続する。
【0040】そして、組立工程では、図5中の矢示Aに
示すように、各コイルボビン18の環状スペーサ20を
相互に衝合させる。さらに、矢示Bに示すように各コイ
ルボビン18の巻線部19と環状スペーサ20との間に
環状コア片17を挿嵌すると共に、矢示Cに示すように
各コイルボビン18の左,右両側から各筒状コア片16
を挿嵌する。これにより、各筒状コア片16の環状板部
16B、各環状コア片17および各コイルボビン18が
それぞれ相互に平行かつ同軸に位置付けされる。
【0041】次に、仮止め工程では、図6に示すよう
に、各コア部材15の外周面の数箇所に仮止め用テープ
27,27,…を貼付し、各コア部材15、各コイルボ
ビン18をそれぞれ相互に位置決めし、かつ固定するよ
うに仮止めする。ここで、前記各仮止め用テープ27
は、断熱性を有する片面粘着テープであり、内側ケーシ
ング24を形成するときの溶融樹脂材料の高温に耐え得
るものである。
【0042】このように、各コア部材15、各コイルボ
ビン18の仮止めに各仮止め用テープ27を用いたこと
によって仮止め作業が簡単になると共に、各筒状コア片
16の環状板部16B、各環状コア片17および各コイ
ルボビン18のそれぞれが相互に平行かつ同軸に位置付
けされた状態で、前記各部材を固定することができる。
【0043】次に、モールド工程では、前記各仮止め用
テープ27で仮止めされた各コア部材15、各コイルボ
ビン18を内側ケーシング24成形用の成形型に装着
し、該成形型内に溶融樹脂材料を注入して各コア部材1
5、各コイルボビン18等を樹脂材料でモールドするこ
とにより内側ケーシング24を形成する。
【0044】ここで、溶融樹脂材料の注入は、図7中の
矢示の如く、各コア部材15の上側と下側とから同時に
行う。そして、成形型内に注入された溶融樹脂材料は、
図6または図7中の矢示の如く、各コア部材15の外周
側を包囲するように流れると共に、各筒状コア片16に
形成された各溝16C、装着溝16Dから各筒状コア片
16内に流入する。このとき、各筒状コア片16に溝1
6C、装着溝16Dを合計4箇所形成したことにより、
これら各溝16C、装着溝16Dを介して、筒状コア片
16にスムーズに流入する。そして、溶融樹脂材料の注
入を開始してから、溶融樹脂材料が筒状コア片16の内
周壁と巻線部19の外周側との間に完全に充填されるま
での間、溶融樹脂材料は各コア部材15の外周側を流れ
続ける。この結果、溶融樹脂材料が各コア部材15の外
周側を滞留することなくスムーズに流れるようになり、
内側ケーシング24モールド時の応力集中を防止できる
と共に溶融樹脂材料の温度を均一にできる。
【0045】また、各筒状コア片16の各溝16C、装
着溝16Dから各筒状コア片16内に流入した溶融樹脂
材料は、図7中の矢示の如く、各筒状コア片16と各巻
線部19との間を全周に亘って流れ込む。このとき、各
巻線部19の鍔部19Bには各溝19Cが形成されてい
るため、溶融樹脂材料は該各溝19Cを通過することに
より、スムーズに各筒状コア片16と各巻線部19との
間に流れ込み、各巻線部19に巻回された各コイル23
の外周側を全周に亘って包囲する。
【0046】また、各筒状コア片16と各巻線部19と
の間を流れる溶融樹脂材料は、鍔部19Bの各溝19C
を通過して環状空間19E内に流れ込み、該環状空間1
9E内の全周に亘って行きわたる。
【0047】このように、各鍔部19Bに各溝19Cお
よび環状段部19Dを形成したことにより、溶融樹脂材
料を各筒状コア片16と各巻線部19との間に素早くか
つ確実に充満させることができ、内側ケーシング24モ
ールド時の応力集中を抑制できると共に、各コア部材1
5の温度上昇を均一にできる。これにより、図8に示す
ように、内側ケーシング24を形成することができる。
【0048】次に、外側ケーシング11を樹脂材料で形
成する場合において、外側ケーシング成形工程では、コ
イルボビン18の連結部21から突出した各電極端子2
2に各導電部材25を挿嵌した後、各コア部材15、各
コイルボビン18を一体的に収容した内側ケーシング2
4を外側ケーシング11成形用の成形型に装着し、外側
ケーシング11を樹脂モールドにより成形する。
【0049】なお、磁歪シャフト13は、外側ケーシン
グ11の軸受収容部11C,11Cに軸受12,12を
挿着した後に、外側ケーシング11の軸中心に挿着す
る。
【0050】かくして、本実施例によれば、各コア部材
15の筒状コア片16に各溝16C、装着溝16Dを形
成し、内側ケーシング24を形成するときに溶融樹脂材
料を該各溝16C、装着溝16Dを介して筒状コア片1
6内に流入させたことにより、溶融樹脂材料の流通性を
良くでき、溶融樹脂材料が各コア部材15の外周側全周
に亘って素早くかつ確実に流れるようにすることができ
る。これにより、内側ケーシング24のモールド時にお
ける応力集中を防止できると共に溶融樹脂材料の熱的不
均一を防止できる。
【0051】従って、本実施例によれば、内側ケーシン
グ24にウェルドラインが形成されるのを防止でき、内
側ケーシング24にクラックが発生するのを未然に防止
することができる。
【0052】特に、図7に示すように、溶融樹脂材料の
注入を各コア部材15の上側と下側とから同時に行う場
合、従来技術では、内側ケーシング24の横側にウエル
ドラインが形成され易いことが心配されていた。しか
し、本実施例では、筒状コア片16の両横側にそれぞれ
溝16C,16Cを形成したから、溶融樹脂材料が筒状
コア片16の横側で滞留することがなく、ウェルドライ
ンの発生を確実に防止できる。
【0053】また、本実施例によれば、各コイルボビン
18を構成する巻線部19の鍔部19Bに溝19Cを複
数箇所形成したことにより、内側ケーシング24を形成
するとき、溶融樹脂材料を筒状コア片16と各巻線部1
9との間をスムーズに流れるようにし、この溶融樹脂材
料を筒状コア片16と各巻線部19との間に全周に亘っ
て素早くかつ確実に充填させることができる。
【0054】従って、内側ケーシング24のモールド時
に、コア部材15の一部に応力集中が発生するのを防止
できると共に、コア部材15の温度上昇を均一にでき、
コア部材15にクラックが発生するのを防止できる。
【0055】さらに、本実施例によれば、巻線部19の
鍔部19Bに環状段部19Dを形成することで、鍔部1
9B外周側と筒状コア片16の内周壁との間に環状空間
19Eを形成したことにより、溶融樹脂材料が図7に示
すように筒状コア片16の内部奥側まで確実に進み、環
状段部19D内を周方向に流れて、筒状コア片16の内
部奥側においても溶融樹脂材料が該筒状コア片16内周
側の全周に亘って確実に行きわたる。これによっても、
コア部材15の温度上昇を均一にでき、コア部材15に
クラックが発生するのを防止できる。
【0056】また、本実施例によれば、内側ケーシング
24をモールドする前に、各コア部材15、各コイルボ
ビン18を各仮止め用テープ27で仮止めすることとし
たから、各コア部材15、各コイルボビン18のそれぞ
れが相互に平行に位置付けられた状態を維持するように
仮止めすることができる。これにより、内側ケーシング
24のモールド時における射出圧力が不均一に作用して
応力集中が発生するのを防止でき、内側ケーシング2
4、コア部材15にクラックが発生するのを防止でき
る。
【0057】また、各コア部材15、各コイルボビン1
8との仮止めに各仮止め用テープ27を用いたから、接
着剤を用いて仮止めする場合と異なり、接着剤のはみ出
しや、接着不良がない。従って、内側ケーシング24の
モールド時に、接着剤がはみ出した部分に応力集中が発
生すると行った従来の欠点をなくすことができ、内側ケ
ーシング24、コア部材15にクラックが発生するのを
防止することができる。
【0058】さらに、各コア部材15、各コイルボビン
18との仮止めにを各仮止め用テープ27を用いたか
ら、仮止め作業を簡単化することができ、作業性を向上
することができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施例を図9および
図10に基づいて説明するに、本実施例の特徴は、樹脂
ケースを形成するときに溶融樹脂材料をコア部材内に流
入させるための流入口をコア部材の筒部に多数形成する
と共に、溶融樹脂材料をコイルボビンとコア部材との間
に充填させるための溝をコイルボビンの鍔部に多数形成
したことにある。
【0060】即ち、図中、31は本実施例によるコア部
材を示し、該コア部材31は、前記第1の実施例による
各コア部材15とほぼ同様に、フェライト等の軟磁性材
料により形成され、筒部32Aおよび環状板部32Bか
らなる筒状コア片32と、嵌合溝33Aを有する環状コ
ア片33とから構成されている。
【0061】しかし、本実施例によるコア部材31を構
成する筒状コア片32の筒部先端側には、周方向に等間
隔で離間して11箇所にそれぞれ溝32Cが形成される
と共に、筒状コア片32先端側上部には該溝32Cより
幅寸法が大きい装着溝32Dが形成されている点で第1
の実施例による各コア部材15と異なる。そして、これ
ら各溝32C、装着溝32Dは、内側ケーシング24を
形成するときに、コア部材15の外周側と内周側との間
を連通させ、溶融樹脂材料をコア部材31の内周側に流
入させるための流入口となる。
【0062】34は本実施例によるコイルボビンを示
し、該コイルボビン34は前記第1の実施例による各コ
イルボビン18とほぼ同様に、軸部35Aと鍔部35
B,35Bとからなる巻線部35と、該巻線部35から
所定間隔離間し該巻線部35と平行かつ同軸に設けられ
た環状スペーサ36と、該環状スペーサ36と巻線部3
5とを連結し、電極端子38,38を有する連結部37
とから構成されている。
【0063】しかし、本実施例によるコイルボビン34
を構成する巻線部35の鍔部35Bのうち、図10中の
左側に位置する鍔部35Bには、周方向に等間隔で離間
して12箇所に溝35C,35C、…が形成されてい
る。一方、図10中の右側に位置する鍔部35Bには、
前記左側の鍔部35Bと対応する位置に溝35C,35
C,…が11箇所形成され、該鍔部35Bの上部は連結
部37に接続されている。そして、これら各溝35C
は、内側ケーシング24を形成するときに溶融樹脂材料
を筒状コア片32と巻線部35の間に流し込むための通
路となる。
【0064】ここで、該コイルボビン34を前記各コア
部材31内に組み付けたとき、該コイルボビン34の巻
線部35に形成された各溝35Cの位置と、コア部材3
1の筒状コア片32に形成された各溝32C,装着溝3
2Dの位置とがそれぞれ一致するようになっている。ま
た、本実施例による巻線部35の鍔部35Bには、第1
の実施例による各コイルボビン18と同様に、環状段部
35Dが形成されている。
【0065】このような構成の磁歪式トルク検出装置に
よっても、前記第1の実施例とほぼ同様に作用効果を奏
する。
【0066】なお、前記各実施例では、図2または図9
に示すようにコア部材15(31)の筒状コア片16
(32)には四角形状の各溝16C(32C)を形成し
たが、本発明はこれに限らず、図11に示す筒状コア片
41の溝41Aのように、溝の形状を半円形にしてもよ
い。
【0067】また、図12または図13に示す筒状コア
片51の溝51Aのように、溝形状を半円形にすると共
に、筒状コア片51の外周側で該溝51Aの外縁を拡開
させ、テーパ部51Bを形成してもよい。これにより、
内側ケーシング24をモールドするとき、溶融樹脂材料
が筒状コア片51内にスムーズに流入するようになる。
【0068】さらに、前記各実施例では、2コイル式の
磁歪式トルク検出装置を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば4コイル式の磁歪式トルク検出
装置に用いてもよい。
【0069】さらにまた、前記各実施例では、自動車用
エンジンのトルク検出に用いた場合を例に挙げたが、本
発明による磁歪式トルク検出装置は、電動モータの回転
軸のトルク等の他のトルク検出にも用いることができ
る。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、各コア部材の筒部には、樹脂ケースを形成
するときの溶融樹脂材料を該各コア部材の内周側に流入
させるために、該コア部材の外周側と内周側との間を連
通させる流入口を周方向に複数形成したから、樹脂ケー
スの成形時における応力集中を抑制できると共に、樹脂
材料の熱的不均一をなくすことができる。従って、樹脂
ケースにウェルドラインが発生したり、クラックが発生
したりするのを防止できる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、コイルボ
ビンの鍔部には、コア部材の内周側に流入した溶融樹脂
材料を該コイルボビンとコア部材との間に充填させるた
めの溝を形成したから、溶融樹脂材料をコア部材の内周
壁とコイルボビンの外周側との間に素早くかつ確実に充
填させることができる。従って、樹脂ケースの成形時に
おける応力集中を防止できると共に、コア部材の温度上
昇を均一にでき、コア部材にクラックが発生するのを防
止できる。
【0072】請求項3に記載の発明は、コイルボビンの
鍔部外周側には周方向に延びる環状段部を形成したか
ら、樹脂ケースの成形時における応力集中を抑制できる
と共に、コア部材の温度上昇を均一にでき、コア部材に
クラックが発生するのを防止できる。
【0073】請求項4に記載の発明によれば、各コイル
ボビン、各コア部材を耐熱性を有する仮止め用テープで
仮止めすることにより、各コイルボビン、各コア部材の
それぞれが相互に平行に位置付けられた状態を維持する
ように仮止めすることができる。これにより、樹脂ケー
スの成形時における樹脂注入圧力が不均一に作用して応
力集中が発生するのを防止でき、樹脂ケース、コア部材
等にクラックが発生するのを防止できる。
【0074】また、各コイルボビン、各コア部材との仮
止めを仮止め用テープを用いたから、接着剤を用いて仮
止めする場合と異なり、接着剤のはみ出しや接着不良が
ない。従って、樹脂ケースのモールドに接着剤のはみ出
し部に応力集中が発生するといった欠点をなくすことが
でき、樹脂ケース、コア部材等にクラックが発生するの
を防止できる。さらに、各コイルボビン、各コア部材の
仮止めに仮止め用テープを用いたから、仮止め作業を容
易にでき、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による磁歪式トルク検出装置を示
す縦断面図である。
【図2】図1中のコア部材を示す分解斜視図である。
【図3】図1中のコイルボビンを示す斜視図である。
【図4】図1中のコイルボビンを示す縦断面図である。
【図5】各コア部材および各コイルボビンの組立状態を
示す分解斜視図である。
【図6】各コア部材および各コイルボビンの組立状態を
示す斜視図である。
【図7】各コア部材および各コイルボビンの組立状態を
示す縦断面図である。
【図8】各コア部材および各コイルボビンの外周側に内
側ケーシングを形成した状態を示す縦断面図である。
【図9】第2の実施例による磁歪式トルク検出装置のコ
ア部材を示す分解斜視図である。
【図10】第2の実施例による磁歪式トルク検出装置の
コイルボビンを示す斜視図である。
【図11】筒状コア片に形成された半円形の溝を示す要
部拡大斜視図である。
【図12】筒状コア片に形成された半円形の溝と、テー
パ部を示す要部拡大斜視図である。
【図13】図12中の筒状コア片の溝およびテーパ部を
側方からみた側面図である。
【図14】従来技術による磁歪式トルク検出装置を示す
縦断面図である。
【図15】樹脂ケース、コア部材にクラックが発生した
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
13 磁歪シャフト 15 コア部材 16 筒状コア片 16A 筒部 16C 溝(流入口) 16D 装着溝(流入口) 18 コイルボビン 19 巻線部 19A 軸部 19B 鍔部 19C 溝 19D 環状段部 23 コイル 24 内側ケーシング(樹脂ケース)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁歪シャフトの外周側を取り囲むように
    少なくとも軸方向に一対設けられた筒状のコア部材と、
    該各コア部材の内周側に設けられ、筒状に形成された軸
    部と該軸部の軸方向両端側にそれぞれ形成された鍔部と
    からなるコイルボビンと、前記磁歪シャフトに作用する
    トルクを電気信号として検出するために該各コイルボビ
    ンの軸部にそれぞれ巻線を巻回してなる励磁および検出
    コイルと、前記各コア部材、各コイルボビン、励磁およ
    び検出コイルを樹脂材料でモールドすることにより一体
    化して形成した筒状の樹脂ケースとからなる磁歪式トル
    ク検出装置において、 前記各コア部材の筒部には、前記樹脂ケースを形成する
    ときの溶融樹脂材料を該各コア部材の内周側に流入させ
    るために、該コア部材の外周側と内周側との間を連通さ
    せる流入口を周方向に複数形成したことを特徴とする磁
    歪式トルク検出装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルボビンの鍔部には、前記コア
    部材の内周側に流入した溶融樹脂材料を該コイルボビン
    とコア部材との間に充填させるための溝を形成してなる
    請求項1に記載の磁歪式トルク検出装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルボビンの鍔部外周側には周方
    向に延びる環状段部を形成してなる請求項1または2に
    記載の磁歪式トルク検出装置。
  4. 【請求項4】 磁歪シャフトの外周側を取り囲むように
    少なくとも軸方向に一対設けられた筒状のコア部材と、
    該各コア部材の内周側に設けられ、筒状に形成された軸
    部と該軸部の軸方向両端側にそれぞれ形成された鍔部と
    からなるコイルボビンと、前記磁歪シャフトに作用する
    トルクを電気信号として検出するために該各コイルボビ
    ンの軸部にそれぞれ巻線を巻回してなる励磁および検出
    コイルと、前記各コア部材、各コイルボビン、励磁およ
    び検出コイルを樹脂材料でモールドすることにより一体
    化して形成した筒状の樹脂ケースとからなる磁歪式トル
    ク検出装置にあって、 励磁および検出コイルが巻回された各コイルボビンと各
    コア部材とを組み立てる組立工程と、 該組立工程で組み立てられた各コイルボビン、各コア部
    材を耐熱性を有する仮止め用テープで仮止めする仮止め
    工程と、 該仮止め工程で仮止めされた各コイルボビン、各コア部
    材の外側を樹脂材料でモールドすることにより樹脂ケー
    スを形成するモールド工程とを含む磁歪式トルク検出装
    置の製造方法。
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