JP3211672B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3211672B2
JP3211672B2 JP18245796A JP18245796A JP3211672B2 JP 3211672 B2 JP3211672 B2 JP 3211672B2 JP 18245796 A JP18245796 A JP 18245796A JP 18245796 A JP18245796 A JP 18245796A JP 3211672 B2 JP3211672 B2 JP 3211672B2
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connector housing
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hood portion
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靖生 松下
光弘 藤谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナを装着し
たコネクタハウジングを相手側のコネクタハウジングの
フード部に嵌入させるようにしたコネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、リテーナを装着したコネクタハウ
ジングを相手側のコネクタハウジングのフード部に嵌入
させるようにしたコネクタとして、図9に示すものがあ
る。これは、雌コネクタハウジング1にその下面からリ
テーナ2を仮係止位置(図9に示す位置)に嵌め込んだ
状態で雌ターミナル3を後方から挿入すると、その雌タ
ーミナル3が正規挿入位置に達したところでランス4が
係止して戻り規制状態とされ、さらにこの状態からリテ
ーナ2を本係止位置に押し込むと、リテーナ2が雌ター
ミナル3に係止して戻り規制状態とされ、雌ターミナル
3はランス4とリテーナ2によって二重係止される。一
方、雄コネクタハウジング(図示せず)は先端側に開口
するフード部5を有し、このフード部5内に雌コネクタ
ハウジング1が嵌入されて両コネクタハウジングが嵌合
状態となる。
【0003】かかるコネクタでは、半挿入状態(図9に
示す状態)の雌ターミナル3があると、リテーナ2はそ
の雌ターミナル3の下面と干渉するために仮係止位置か
ら本係止位置へ変位することができない。リテーナ2が
仮係止位置にある状態ではリテーナ2の下面が雌コネク
タハウジング1の下面よりも突出しているため、このま
まの状態でフード部5に嵌入しようとしても、リテーナ
2がフード部5の先端面に突き当たり、嵌入動作に支障
を来すことになる。このように、雌コネクタハウジング
1がフード部5に嵌入されるか否かにより、雌ターミナ
ル3が正規挿入されているか半挿入状態であるのかを判
断することができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フード部5の
先端の内周縁には、雌コネクタハウジング2の嵌入方向
に対して傾斜した面取り6が全幅に亘って施されていた
ため、フード部5の先端に突き当たったリテーナ2が面
取り6の傾斜によって内周側へ誘導されるようになる。
このため、雌ターミナル3が半挿入状態であってリテー
ナ2が仮係止位置にあるにも拘わらず、雌コネクタハウ
ジング1が無理矢理フード部5に嵌入されてしまう虞が
あり、従来のものでは、フード部5への嵌入動作によっ
て雌ターミナル3の挿入状態を正しく判断することがで
きないことがあった。
【0005】また、図10に示すように、右端のキャビ
ティ7の雌ターミナル(図示せず)のみが半挿入である
ときには、リテーナ2の右端側が仮係止位置のままでも
左端側が本係止位置に嵌め込まれてしまい、全体として
傾斜した姿勢になってしまうことがある。このような状
態でフード部5への嵌入が行われた場合には、リテーナ
2の本係止となっている左端側はフード部5内に円滑に
嵌入されてしまうため、これがきっかけとなってフード
部5がリテーナ2の傾斜した縁部に沿って引っ掛かりを
生じることなく外側へ押し広げられ、結果的に雌コネク
タハウジング1全体がフード部5内に嵌入されてしまう
虞がある。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、嵌込側コネクタハウジングのリテーナが仮
係止状態のときに相手側コネクタハウジングのフード部
に嵌入されるのを確実に阻止することを目的としてい
る。また、他の発明は、仮係止状態にあるリテーナがそ
の一端部のみを本係止位置に変位させている場合でも、
フード部への嵌入を確実に阻止することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フー
ド部を有する受入側コネクタハウジングと、前記フード
部内に嵌入可能な嵌込側コネクタハウジングと、この嵌
込側コネクタハウジングに対して仮係止位置と本係止位
置とに取り付け可能であり、本係止位置では前記嵌込側
コネクタハウジングに正規挿入されたターミナルを戻り
規制状態に保持するとともに、半挿入状態のターミナル
が存在する場合には仮係止位置から本係止位置への変位
を規制されるリテーナとを備えてなり、前記嵌込側コネ
クタハウジングを前記フード部内に嵌入する際におい
て、前記リテーナが本係止位置にある状態では前記フー
ド部と非干渉となり前記リテーナが仮係止位置にある状
態では前記フード部の先端と干渉するようになっている
コネクタにおいて、前記フード部には、その先端面がそ
の内周面に対して直角または鋭角をなして接合するよう
にした嵌入規制部が設けられ、この嵌入規制部は前記フ
ード部の幅方向における両端部のみに形成され、その両
嵌入規制部の間の領域が面取り部となっているところに
特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、リテーナには、仮係止位置にある状態においてフー
ド部の先端面に対して突き当たり可能な楔状の突起が形
成されているところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、フード部の先端面にリテーナの突起と係合可能な凹
部が形成されているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、リ
テーナが仮係止の状態で嵌込側コネクタハウジングをフ
ード部に嵌入しようとしたときに、フード部の先端面に
突き当たったリテーナは嵌入規制部によりフード部の内
周面側へ誘導されることが規制されるため、嵌込側コネ
クタハウジングの嵌入が阻止される。したがって、リテ
ーナが正しく本係止されていない状態で嵌込側コネクタ
ハウジングがフード部に嵌入されることが確実に防止さ
れる。
【0011】さらに、リテーナがその一端側を仮係止と
して他端側を本係止とする傾いた姿勢で取り付けられた
状態のままで嵌込側コネクタハウジングをフード部に嵌
入しようとすると、本係止側の端部がフード部に嵌入さ
れたとしても、仮係止側の端部においてはリテーナが嵌
入規制部における面取り部との境界端部に対して正面側
から当接する。これにより、リテーナが正しく本係止さ
れずに傾いている状態で嵌込側コネクタハウジングがフ
ード部内へ嵌入されることが確実に阻止される。
【0012】請求項2の発明においては、リテーナが仮
係止位置にある状態で嵌込側コネクタハウジングをフー
ド部に嵌入しようとすると、楔状の突起がフード部の先
端面に突き当たって食い込むようになるため、リテーナ
の内周側への変位が生じ難くなり、リテーナが仮係止状
態の場合における嵌込側コネクタハウジングのフード部
への嵌入防止効果が向上する。請求項3の発明において
は、リテーナの突起がフード部の凹部に係合することに
より、リテーナの内周側への変位が確実に規制されるよ
うになり、リテーナが仮係止状態の場合における嵌込側
コネクタハウジングのフード部への嵌入防止効果がさら
に向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態のコネク
タは、雄ターミナル11を備えた雄側コネクタハウジン
グ(本発明の構成要件である受入側コネクタハウジン
グ)10と、雌ターミナル21が収容される雌側コネク
タハウジング(本発明の構成要件である嵌込側コネクタ
ハウジング)20と、雌側コネクタハウジング20に取
り付けられるリテーナ30とを備えて構成される。
【0014】雄側コネクタハウジング10はその前端側
にフード部12を有しており、そのフード部12内には
雌側コネクタハウジング20が嵌入されるようになって
いる。雌側コネクタハウジング20がフード部12に嵌
入されると、フード部12内に突出している雄ターミナ
ル11が雌側コネクタハウジング20内に進入して雌タ
ーミナル21と嵌合するようになっている。フード部1
2の先端縁には、リテーナ30が正しく本係止されてい
ない状態において雌側コネクタハウジング20がフード
部12に嵌入することを防止するための嵌入規制部13
が設けられている。嵌入規制部13は、先端下辺の内周
側縁部における左右両端位置に配されている。嵌入規制
部13を断面で視ると、90°の角度をなし、フード部
12の先端面12Aと内周面12Bとに連なっている。
なお、フード部12の内周面12Bは雌側コネクタハウ
ジング20の嵌入方向と平行であり、フード部12の先
端面12Aは嵌入方向に対して直角をなしている。ま
た、両嵌入規制部13の間の領域は、内周側の縁部をテ
ーパ状に切欠したような面取り部14となっている。
【0015】雌側コネクタハウジング20内には、雌タ
ーミナル21を挿入させるための複数のキャビティ22
が形成されており、このキャビティ22には後方から雌
ターミナル21が挿入されるようになっている。キャビ
ティ22にはランス23が形成され、正規挿入された雌
ターミナル21に対してランス23が係合することによ
りその雌ターミナル21の戻り方向(後方向)への移動
が規制されるようになっている。
【0016】また、雌側コネクタハウジング20には、
その下面に開口するとともにキャビティ22に連通する
リテーナ取付孔24が設けられている。リテーナ取付孔
24には、リテーナ30が仮係止位置と本係止位置とに
選択的に取り付けられるようになっている。リテーナ3
0は、雌ターミナル21を貫通させるための貫通孔31
と、正規挿入された雌ターミナル21に対して係合可能
な係合部32とを有している。
【0017】雌側コネクタハウジング20に対する雌タ
ーミナル21の装着は、次の手順で行われる。まず、リ
テーナ30を図3に示す仮係止位置に取り付けておき、
この状態で雌ターミナル21を挿入する。雌ターミナル
21が正規位置まで挿入されたら、リテーナ30を押し
込んで図2に示す本係止位置に変位させる。すると、リ
テーナ30の係合部32が雌ターミナル21の被係合部
25に対して後方から係合し、雌ターミナル21が戻り
方向(後方向)への移動を規制された状態となる。以上
のようにして雌ターミナル21がランス23とリテーナ
30により二重係止された状態で雌側コネクタハウジン
グ20に取り付けられる。また、正規挿入位置に到達せ
ずに半挿入となっている雌ターミナル21が存在する状
態では、仮係止位置にあるリテーナ30を本係止位置ま
で押し込もうとしても、半挿入の雌ターミナル21の底
面にリテーナ30が当接するため、リテーナ30を本係
止位置へ変位させることができない。
【0018】リテーナ30が本係止位置にある状態で
は、リテーナ30の底板部33は雌側コネクタハウジン
グ20の下面とほぼ面一状となるため、雌側コネクタハ
ウジング20をフード部12に嵌入したときにリテーナ
30とフード部12が干渉することはない。しかし、リ
テーナ30が仮係止位置にある状態では、リテーナ30
の底板部33が雌側コネクタハウジング20の下面より
も突出しているため、雌側コネクタハウジング20を雄
側コネクタハウジング10のフード部12に嵌入しよう
とすると、底板部33がフード部12の下端の先端面に
突き当たるようになる。
【0019】かかるリテーナ30の底板部33における
前端面(フード部12と対向する面)には、その幅方向
全体に亘って楔状断面の突起34が形成されている。突
起34は、底板部33の底面に面一状に連続する面と、
底板部33の前端面に対して斜めの面とを有している。
この突起34は、リテーナ30が仮係止の状態でフード
部12への嵌入が行われたときに、フード部12の先端
面12Aに突き当たって食い込むようになっている。
【0020】次に、本実施形態の作用及び効果について
説明する。全ての雌ターミナル21が正規挿入されてい
る場合には、仮係止位置にあるリテーナ30を押し込む
と、リテーナ30が本係止位置に変位してその底面が雌
側コネクタハウジング20の底面と面一状となる。この
状態で雌側コネクタハウジング20を雄側コネクタハウ
ジング10のフード部12に嵌入すると、リテーナ30
がフード部12の先端縁に引っ掛かることがないため、
嵌入動作が円滑に行われる。
【0021】また、いずれかの雌ターミナル21が半挿
入状態である場合には、仮係止位置にあるリテーナ30
を本係止位置へ押し込むことができず、リテーナ30の
底板部33が雌側コネクタハウジング20の底面から突
出したままとなる。この状態で雌側コネクタハウジング
20をフード部12に嵌入しようとすると、リテーナ3
0の底板部33がフード部12の先端面12Aに突き当
たるため、嵌入動作が阻止される。このとき、雌側コネ
クタハウジング20を無理矢理フード部12内に押し込
もうとしても、フード部12の先端面12Aは、嵌入規
制部13において内周面12Bに対して直角に接合して
いて嵌入方向に対して直角をなしているため、フード部
12の先端面12Aに突き当たっているリテーナ30の
底板部33がフード部12の内周面12B側へ変位する
ことはない。したがって、リテーナ30が仮係止位置に
ある状態で雌側コネクタハウジング20がフード部12
内に嵌入されることが確実に防止される。
【0022】しかも、本実施形態では、リテーナ30が
フード部12の先端面12Aに突き当たったときにリテ
ーナ30の突起34がその先端面12Aに食い込むよう
になるため、リテーナ30がフード部12の先端面12
A上でずれ難くなっている。したがって、雌側コネクタ
ハウジング20がフード部12に無理矢理嵌入されるこ
とは、この突起34の食い込み作用によっても防止され
ている。上記のように、雌ターミナル21が正規挿入さ
れている場合には、リテーナ30が本係止されて雌側コ
ネクタハウジング20のフード部12への嵌入が支障な
く行われ、半挿入の雌ターミナル21が存在する場合に
は、リテーナ30が仮係止位置のままとなってフード部
12への嵌入が阻止されるようになっているため、この
嵌入動作が可能な否かによって雌ターミナル21の挿入
状態を確実に判断することができる。
【0023】次に、半挿入の雌ターミナル21が雌側コ
ネクタハウジング20の左右いずれかの端部のみに存在
している場合について説明する。例えば、図5の右端の
キャビティ22に挿入されている雌ターミナル21だけ
が半挿入である状態で仮係止位置にあるリテーナ30に
対して押し込み操作した場合には、リテーナ30の左端
部だけが押し込まれてリテーナ30の左端に設けた係止
爪(図示せず)が雌側コネクタハウジング20内の係止
部(図示せず)に係合して本係止位置に保持されるのに
対し、リテーナ30の右端部が仮係止位置のままになる
ことがある。この状態では、雌側コネクタハウジング2
0を正面から視たときに、リテーナ30の底板部33が
右端側に向かうほど雌側コネクタハウジング20からの
突出量が大きくなるように斜め姿勢となる。
【0024】この状態で、雌側コネクタハウジング20
をフード部12に嵌入しようとすると、雌側コネクタハ
ウジング20は、フード部12に対して正対せずに斜め
姿勢となり、図6に示すように、本係止状態となってい
る左側の部分のみがフード部12内に円滑に嵌入される
ようになる。この状態からさらに雌側コネクタハウジン
グ20を押し込むと、リテーナ30の底板部33の前端
縁がフード部12の面取り部14に当接するため、雌側
コネクタハウジング20は僅かではあるがフード部12
内に嵌入されるようになる。しかし、一定位置まで嵌入
が進むと、面取り部14と右側の嵌入規制部13との境
界における上下方向の縁部15に対してリテーナ30の
底板部33がほぼ正面側から当接するため、それ以上の
嵌入動作が阻止される。
【0025】尚、この状態から雌側コネクタハウジング
20の姿勢をフード部12と正対するように正して嵌入
をやり直しても、リテーナ30の底板部33の仮係止と
なっている右端部がフード部12の先端面12Aに突き
当たるため、やはり嵌入動作が阻止される。上述のよう
に、半挿入状態の雌ターミナル21が存在する場合に
は、リテーナ30が完全に仮係止状態となっているとき
は勿論、例えリテーナ30の一端が本係止で他端が仮係
止となった斜め姿勢で取り付けられていても、雌側コネ
クタハウジング20のフード部12への嵌入が阻止され
る。また、全ての雌ターミナル21が正規挿入されてい
るにも拘わらずリテーナ30に対して本係止位置への押
込み操作が行われなかった場合にも、フード部12への
嵌入が阻止される。このように、本実施形態によれば、
全ての雌ターミナル21が正規挿入され、且つリテーナ
30が正しく本係止されて雌ターミナル21が二重係止
されていない限り、雌側コネクタハウジング20をフー
ド部12へ嵌入することができないようになっている。
【0026】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図7を参照して説明する。本実施形態は、
上記実施形態1においてフード部の前端面の形状を異な
らせたものである。その他の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実施
形態2におるフード部42の先端面42Aには、リテー
ナ30が仮係止の状態で雌側コネクタハウジング20を
フード部42に嵌入しようとしたときにリテーナ30の
突起34と嵌合する凹部43が形成されている。この凹
部43は横方向から視たときに三角形をなしており、突
起34が凹部43に嵌合されると、リテーナ30のフー
ド部42に対する上下方向への変位が規制される。した
がって、フード部42の先端面42A上におけるリテー
ナ30の内周側へのずれが確実に阻止され、リテーナ3
0が仮係止の状態における雌側コネクタハウジング20
のフード部42への嵌入が確実に防止される。
【0027】<実施形態3>次に、本発明を具体化した
実施形態3を図8を参照して説明する。本実施形態は、
上記実施形態1においてフード部の前端面の形状とリテ
ーナのフード部に対する突当面の形状を異ならせたもの
である。その他の構成については上記実施形態1と同じ
であるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。本実施形態3にお
けるリテーナ30の底板部51の前端面には、上記実施
形態1及び実施形態2の突起34に相当するものは設け
られていない。この底板部51の先端面51Aは、雌側
コネクタハウジング10のフード部52への嵌入方向に
対して斜めに傾斜した平坦面となっている。この傾斜の
向きは、外面側(図8の下側)ほど先端側(図8の左
側)へ突き出すように設定されている。一方、フード部
52の先端面52Aは、上記リテーナ30の先端面51
Aと同じ向き及び同じ角度に傾斜した平坦面となってい
る。即ち、本実施形態3の嵌入規制部53は鋭角となっ
ている。
【0028】このようにリテーナ30とフード部52の
先端面51A、52A同士が雌側コネクタハウジング2
0のフード部52への嵌入方向に対して傾斜しているた
め、嵌入方向の押圧力がリテーナ30に対してフード部
52の外周側へ誘導する力として作用するようになる。
したがって、リテーナ30が仮係止の状態における雌側
コネクタハウジング20のフード部52への嵌入が確実
に防止される。 <他の実施形態>本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。 (1)実施形態1においてリテーナの突起をなくし、嵌
入方向に対して直角な双方の端面同士が密着するように
してもよい。 (2)実施形態1及び実施形態2においてフード部の嵌
入規制部を鋭角にして、フード部の先端面を嵌入方向に
対して傾斜させるようにしてもよい。 (3)実施形態3において、リテーナの底板部の先端面
を嵌入方向に対して直角にしてもよい。 (4)嵌入規制部は、フード部の全幅に亘って形成して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における雄側コネクタハウ
ジングの正面図
【図2】実施形態1において雌側コネクタハウジングが
フード部に嵌入された状態をあらわす断面図
【図3】実施形態1において雌側コネクタハウジングの
フード部への嵌入が阻止された状態をあらわす断面図
【図4】実施形態1においてリテーナがフード部の先端
面に突き当たっている状態をあらわす部分拡大断面図
【図5】実施形態1の雌側コネクタハウジングにリテー
ナが斜めに取り付けられている状態をあらわす正面図
【図6】実施形態1においてリテーナが斜めに取り付け
られている雌側コネクタハウジングをフード部に嵌入し
ている状態をあらわす底面図
【図7】実施形態2におけるリテーナがフード部の先端
面に突き当たっている状態をあらわす部分拡大断面図
【図8】実施形態3においてリテーナがフード部の先端
面に突き当たっている状態をあらわす部分拡大断面図
【図9】従来例において雌側コネクタハウジングのフー
ド部への嵌入が阻止された状態をあらわす断面図
【図10】従来例の雌側コネクタハウジングにリテーナ
が斜めに取り付けられている状態をあらわす正面図
【符号の説明】
10…雄側コネクタハウジング(受入側コネクタハウジ
ング) 12…フード部 12A…フード部の先端面 12B…フード部の内周面 13…嵌入規制部 14…面取り部 20…雌側コネクタハウジング(嵌込側コネクタハウジ
ング) 21…雌ターミナル 30…リテーナ 34…突起 42、52…フード部 42A、52A…フード部の先端面 43…凹部 53…嵌入規制部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード部を有する受入側コネクタハウジ
    ングと、前記フード部内に嵌入可能な嵌込側コネクタハ
    ウジングと、この嵌込側コネクタハウジングに対して仮
    係止位置と本係止位置とに取り付け可能であり、本係止
    位置では前記嵌込側コネクタハウジングに正規挿入され
    たターミナルを戻り規制状態に保持するとともに、半挿
    入状態のターミナルが存在する場合には仮係止位置から
    本係止位置への変位を規制されるリテーナとを備えてな
    り、前記嵌込側コネクタハウジングを前記フード部内に
    嵌入する際において、前記リテーナが本係止位置にある
    状態では前記フード部と非干渉となり前記リテーナが仮
    係止位置にある状態では前記フード部の先端と干渉する
    ようになっているコネクタにおいて、前記フード部には、 その先端面がその内周面に対して直
    角または鋭角をなして接合するようにした嵌入規制部が
    設けられ、この嵌入規制部は前記フード部の幅方向における両端部
    のみに形成され、 その両嵌入規制部の間の領域が面取り部となっている
    とを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 リテーナには、仮係止位置にある状態に
    おいてフード部の先端面に対して突き当たり可能な楔状
    の突起が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のコネクタ。
  3. 【請求項3】 フード部の先端面にリテーナの突起と係
    合可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項
    2記載のコネクタ。
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