JP3211263B2 - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JP3211263B2
JP3211263B2 JP15386891A JP15386891A JP3211263B2 JP 3211263 B2 JP3211263 B2 JP 3211263B2 JP 15386891 A JP15386891 A JP 15386891A JP 15386891 A JP15386891 A JP 15386891A JP 3211263 B2 JP3211263 B2 JP 3211263B2
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肇 西川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークステーション等
に用いられるマルチウィンドウ表示装置に係り、詳細に
は、ウィンドウシステム下において、特に出力データを
複数のウィンドウに表示するマルチウィンドウ表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、限られた画面スペースをより有効
に利用するために、ディスプレイ画面上に複数のウィン
ドウと呼ばれる仮想的な表示面を設け、必要に応じてウ
ィンドウを、移動、拡大、縮小したり、重ね合わせたり
するマルチウインドウ表示が広く使われている。このマ
ルチウインドウ表示を使用すると、複数の文書を同時に
開いたり、限られたディスプレイ画面を有効に利用する
ことができる。また、これらのウィンドウ間でデータの
受渡しが自由に行えると、作業能率が格段に向上するよ
うになる。図14は従来の制御方式によりウィンドウを
表示したときの表示画面20を示す図である。この図に
示すようにオープン状態の時は表示画面20上に複数の
ウィンドウが切替え表示される。図中、太実線で示され
る枠のウィンドウ21がアクティブオープン状態を、細
実線で示される枠のウィンドウ22,23がネガティブ
オープン状態であることをそれぞれ示しており、この図
では1番目にアクティブ状態のウィンドウ21が表示さ
れている。なお、符号30はマウスのカーソルである。
このオープン状態でネガティブ状態にあるウィンドウ2
2を1番目(前面)に表示させたいときはマウス等でネ
ガティブ状態にあるウィンドウ22を指定してそのウィ
ンドウを前面に出すという動作が必要となる。この場
合、基本的にはウィンドウの形は変わらずに単に重ね合
わせが変わる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマルチウィンドウ表示装置にあっては、ウィ
ンドウが必要なときには開き、必要でないときにはウィ
ンドウを閉じておくという考え方に基づいて設計されて
いたため、以下のような問題があった。すなわち、日
常業務では、一定のサイズのウィンドウを所定の場所に
開きたい場合が多いが、従来のシステムではユーザがそ
の都度マウス等のポインティングデバイスを開いてサイ
ズ・位置を決定していたため、操作が面倒であった。
上述した手間を軽減するために通常すべてのウィンドウ
を開いておきそれを切り替えながら使用するという方法
を採ることがあるが、この場合、画面が雑然として見づ
らくなる上にポインティングデバイスによるウィンドウ
切り替え時に目的のウィンドウを指定しづらくなった
り、所定のトリガーによるウィンドウ切替えにおいて目
的のウィンドウに到達するまでに何度もトリガーを発生
させなければならず、切替え効率が低下するという欠点
があった。また、ウィンドウシステムで作業中に割込
作業が入った場合、割込作業用のウィンドウを現ウィン
ドウに加えて開くと作業の混乱を招くおそれがあり、そ
れを避けようとして現ウィンドウをすべて閉じてから割
込作業に入るようにすると作業終了時に元の作業に復帰
するのに手間がかかる。さらに、使用しないウィンド
ウのウィンドウサイズを小さくしておくことは可能であ
ったが、ウィンドウを元の大きさに戻すのに同様の手間
がかかり、また複数のウィンドウがある場合そのウィン
ドウがどの位置でどのサイズで開かれていたかを知る手
段がなく、どのような目的で開かれていたか、どのウィ
ンドウと組であるか等の情報も常に記憶しておかなけれ
ばならず、使用者に精神的な苦痛を強いることにもな
る。してみれば、オープン状態にあるウィンドウを一時
的に待機させておく待機状態を設けるようにすれば、ウ
ィンドウの指定が煩雑となったり画面が雑然としてしま
う不具合を防止できることは明かである。本発明の課題
は、オープン状態にあるウィンドウを待機状態にして複
雑なウィンドウ切替指示を行うことなく表示画面を見易
くするようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる表示制御
装置は、表示画面上においてオープンされた表示状態に
あるウインドウを制御する表示制御装置であって、上記
オープン表示状態にあるウインドウに対する待機指示に
より、そのウインドウを表示画面上から消去するととも
にそのウインドウを示す識別マークを所定の位置に表示
する待機表示制御手段と、上記識別マークに対するオー
プン指示により、当該識別マークに対応する消去された
ウインドウをオープン表示するオープン制御手段と、上
記識別マークに対するセレクト指示により、当該識別マ
ークに対応する消去されたウインドウに関するステータ
ス情報を表示するステータス情報表示制御手段とを具備
したことを特徴とする。そして上記待機表示制御手段
が、識別マークを表示する所定の位置は、他のウインド
ウに重ならない位置であることを特徴とする。
【0005】
【機能ブロック図の説明】図1は実施例の機能を説明す
る機能ブロック図である。1は表示手段、2は待機状態
指示手段、3は表示されているウインドウを待機状態と
して縮小されたマークに変えて表示し、またそのマーク
を指示することにより元のウインドウを表示する制御手
段である。また、4は表示手段、5はグループ記憶手
段、6は表示状態切り替えの表示指示手段、7は、表示
状態切り替え指示によりその切り替えの対象となったウ
インドウとそのウインドウが属するグループのウインド
ウに対して表示状態切り替えを行う制御手段である。
【0006】
【実施例】以下、図2〜図16を参照して実施例を説明
する。先ず、構成を説明する。図2はマルチウインドウ
表示装置のブロック図である。この図において、11は
装置全体の制御、並びに後述するウィンドウ生成処理、
ウィンドウ切替え処理、ウィンドウグループ生成処理、
ウィンドウグループ切替え処理を含む各種のウィンドウ
表示処理を行うCPU(中央演算処理装置)であり、C
PU11は図示しないROMに格納されているマイクロ
プログラムや固定データにしたがってマルチウインドウ
表示装置の各種の動作を制御する。CPU11には、画
面上の位置決めを行うポインティングデバイスとしてマ
ウス12及び通常の入力装置としてキーボードからなる
キー入力部13が接続されており、オペレータはマウス
12及びキー入力部13からウィンドウ切替え操作のた
めのトリガ信号、即ち、待機トリガー,オープントリガ
ー,セレクトトリガー兼用ガイダンストリガー,ネガテ
イブトリガー,セレクトトリガーをCPU11に入力可
能である。また、CPU11には、ウィンドウ位置デー
タや各ウィンドウの位置関係、そのサイズ及びグループ
コード状態の情報が格納されるウィンドウ管理テーブル
14と、表示されるウィンドウのプライオリティ(表示
順位)を記憶するネガティブ状態順位メモリ15と、予
め指定された計算等を処理するジョブ処理部16と、所
定のメモリに格納されたウィンドウ情報を指定された画
面領域に表示する表示部17とがそれぞれ接続されてい
る。
【0007】図3はマルチウィンドウ表示装置のポイン
ティングデバイスとして用いられるマウス12を示す図
である。この図において、マウス12はクリック及びダ
ブルクリック動作可能なボタン1,ボタン2を有し、マ
ウスカーソル30(図14〜図16参照)の示すウィン
ドウに対し各ボタンの状態に対応したトリガーを発生す
る。例えば、ボタン1のクリックでセレクトトリガーが
発生し、ダブルクリックでオープントリガーが発生す
る。また、ボタン2のクリックで待機トリガーが発生
し、ダブルクリックでクローズトリガーが発生する。
【0008】図4はウィンドウの各状態の遷移を示す状
態遷移図であり、ウィンドウは上記各トリガーを受けた
ときこの遷移図に従ってその表示状態が変化する。例え
ば、図4において、マルチウィンドウ表示装置の表示部
17の表示画面20上に何らのウィンドウ表示がなされ
ていないクローズ状態100にあるときに、ポインティ
ングデバイス等(例えば、マウス12)やキー操作によ
りオープントリガーが与えられるとウィンドウが動作可
能なオープン状態101になる。ここで、ポインティン
グデバイス等の指示によりウィンドウがオープンされオ
ープン状態101になると、以後このオープン状態にあ
るウィンドウ上で所望の処理が実行される。オープン状
態101にあるウィンドウは図4に示すようにアクティ
ブオープン状態102とネガティブオープン状態103
とがあり、オープン直後のウィンドウはアクティブオー
プン状態102となっている。アクティブオープン状態
102は、後述する図14の太実線で示される枠のウィ
ンドウ21のようにコンソール等の占有権が与えられて
いる状態であり、キーボード等からの入力はこのウィン
ドウ21上で動作しているプログラムに与えられること
になる。このアクティブオープン状態102はポインテ
ィングデバイスやキーボード又は他のウィンドウから何
らかの有効なトリガーが与えられるまで継続する。この
アクティブオープン状態102のウィンドウに、ネガテ
ィブトリガー(図4参照)が与えられると、このウィ
ンドウはコンソール等の占有権を放棄してネガティブオ
ープン状態103となる。ネガティブオープン状態は、
図14の細実線で示される重なり合った下の枠のウィン
ドウ22,23のようにコンソール等の占有権がない状
態である。また、このネガティブオープン状態103の
ウィンドウ22,23に対してセレクトトリガー(図
4参照)が与えられると、その時点のアクティブウィン
ドウからコンソール等の占有権を獲得してネガティブウ
ィンドウ22がアクティブオープン状態102となる
(図15参照)。なお、アクティブオープン状態102
及びネガティブオープン状態103の何れのオープン状
態101にあるときでもクローズトリガーによりクロー
ズするとウィンドウが全部消えてクローズ状態100と
なる。
【0009】本実施例では、上記オープン状態101に
あるウィンドウを所定の指示によって一時的に待機させ
ておく待機状態104を設けているところが従来のもの
と異なっている。すなわち、アクティブオープン状態1
02にあるウィンドウに対して待機トリガー(図4参
照)が与えられると、後述する図14に示すようにアク
ティブオープン状態102にあったウィンドウは待機状
態104として画面上から消え待機状態104にあるこ
とを示すマーク31が画面上の所定位置に表示される。
換言すれば、待機状態になるとアクティブオープン状態
にあったウィンドウが縮小サイズのウィンドウに変更さ
れマーク31として他のウィンドウと重ならない表示画
面上の所定位置に表示される。と同時に、次の優先順位
のウィンドウ(例えば、アクティブオープン状態だった
ウィンドウがそのアクティブ状態になる直前にアクティ
ブ状態だったウィンドウ)にセレクトトリガーが発せ
られ、その次の優先順位のウィンドウがアクティブオー
プン状態102となる(図15の太実線の枠のウィンド
ウ22参照)。上記待機状態104は、所定のトリガー
が与えられるまで待機状態104を維持し、待機状態1
04の間は一時的に優先順位か次位のウィンドウ22を
アクティブ状態として表示するようにする。この状態で
オープントリガーが与えられると待機状態104が解
除され、図4に示すアクティブオープン状態102に戻
る。また、上記待機状態104にあるとき、ガイダンス
トリガー(セレクトトリガー兼用)のONが与えられ
るとガイダンス表示状態105となり、後述する図16
に示すように待機中のステータスを表すマーク31が開
かれてガイダンス表示部32となりタイトル等のガイダ
ンスが表示され、ガイダンストリガーをOFFすると
ガイダンス表示状態105から待機状態104に戻る。
上記ガイダンス表示部32には、待機状態104になら
なければ本来表示されていた待機状態104直前のアク
ティブオープン状態102のウィンドウに関する情報、
例えばタイトル、場所、位置が表示される。
【0010】なお、上記各ウィンドウ状態の遷移はマウ
ス12のボタン1,2のクリックによって行っている
が、かかるボタン操作におけるトリガーの割当は一例で
あって他の組合せでもよいことは言うまでもない。例え
ば、同様のクリック,ダブリクリック動作であっても表
示されているウィンドウ表示に応じて異なる意味を与え
ることも可能である。また、キーボードによるキー操作
とマウス12による操作とを兼用してもよく、さらには
画面に所定のアイコン表示をさせてそのアイコンを選択
するような態様でもよい。
【0011】次に、本実施例の動作を説明する。図5〜
図13はキー入力部13からの入力信号によりCPU1
1で処理されるウィンドウ制御を示すフローチャートで
あり、既にあるウィンドウから新たなウィンドウを生成
する場合のフローを示している。同図中、符号Sn(n
=1,2,…)はフローの各ステップを示しており、ま
た、本フローの処理中所定トリガーの有無により図6〜
図13の各ステップに移行する。ウィンドウ生成処理の
プログラムがスタートすると、先ず、ステップS1で新
たに生成しようとするウィンドウの位置、サイズ、グル
ープコードの指定を行い、ステップS2で指定した位
置、サイズ、グループコードを新規設定ウィンドウ用と
してウィンドウ管理テーブル14に格納する。次いで、
ステップS3で図4に示すようにアクティブ状態102
のウィンドウをネガティブ状態103にした後、ステッ
プS4でネガティブ順位を書替え、ステップS5で新規
設定ウィンドウをアクティブ状態102にする。すなわ
ち、新たなウィンドウを生成するとウィンドウがアクテ
ィブ状態となる。次いで、ステップS6で新規設定した
アクティブ状態のウィンドウを表示し、この状態でステ
ップS7でマウス12からのトリガー入力を待つ。トリ
ガーがなければステップS6に戻ってトリガーを待ち、
マウス12操作によるトリガがあったときはステップS
9〜S16で如何なるトリガーが入力されたかを判別す
る。すなわち、ステップS9でネガティブトリガー(図
4参照)であると判別されると図6のステップS10
0に進み、ステップS100でアクティブ状態102の
ウィンドウをネガティブ状態103にして最下位順位に
する。次いで、ステップS101でネガティブ第1順位
のウィンドウをアクティブ状態102にし、ステップS
102でネガティブ順位の書替えを行ってステップS6
に戻る。
【0012】ステップS10でセレクトトリガー(図4
参照)であると判別されると図7のステップS200
に進み、ステップS200で待機ウィンドウか否かを判
別する。セレクトトリガーが操作されるときに待機ウィ
ンドウでなければ図4に示すネガティブ状態103から
アクティブ状態102に遷移させようとしてセレクトト
リガーが操作されたと判断してステップS201でアク
テイブ状態102のウィンドウをネガティブ状態の第1
位順位にする。次いで、ステップS202でネガティブ
順位の書替えを行い、ステップS263で予め指定され
た指定ウィンドウをアクティブ状態にしてステップS6
に戻る。一方、前記ステップS200で待機ウィンドウ
であると判別されたときは図15に示す待機ウィンドウ
表示中にセレクトトリガーを兼用するガイダンストリガ
ーが操作されたときであって図16のウィンドウ表示部
32を表示させようとしてセレクトトリガーが操作され
たものであると判断してステップS204で待機ウィン
ドウのステータス表示を待って、ステップS205でセ
レクトトリガーが接続状態にあるか否かを判別する。セ
レクトトリガーが継続されるときはステップS204に
戻ってガイダンス表示状態105を維持し、セレクトト
リガーが接続していないときはステップS6に戻る。
【0013】ステップS11でクローズドトリガーであ
ると判別されると図8のステップS300に進み、ステ
ップS300でアクティブウィンドウか否かを判別す
る。クローズトリガーが操作されたときにアクティブウ
ィンドウであればネガティブ第1順位のウィンドウをア
クティブ状態にし、ステップS302でネガティブ順位
の書替えを行ってステップS303に進む。一方、アク
ティブウィンドウでないときはそのままステップS30
3に進む。ステップS303では指定ウィンドウのクロ
ーズを行ってステップS6に戻る。ステップS12で待
機トリガー(図4参照)であると判別されると図9の
ステップS400に進み、ステップS400でアクティ
ブウィンドウか否かを判別する。待機トリガーが操作さ
れるときにアクティブウィンドウであれば図4に示すア
クティブオープン状態102から待機状態104に遷移
させようとして待機トリガーが操作されたと判断してス
テップS401でネガティブ第1順位のウィンドウをア
クティブ状態にする。次いで、ステップS402でネガ
ティブ順位の書替えを行い、ステップS403で予め指
定された指定ウィンドウを待機状態にしてステップS6
に戻る。一方、前記ステップS400でアクティブウィ
ンドウでない(すなわち、ネガティブである)と判別さ
れたときはステップS404で指定ウィンドウを待機状
態にし、ステップS405でネガティブ順位の書替えを
行ってステップS6に戻る。
【0014】ステップS13でオープントリガー(図4
参照)であると判別されると図10のステップS50
0に進み、ステップS500で待機ウィンドウか否かを
判別する。オープントリガーが操作されるときに待機ウ
ィンドウであれば図4に示す待機状態103からアクテ
ィブ状態102に遷移させようとしてオープントリガー
が操作されたと判断してステップS501でアクテイブ
状態102のウィンドウをネガティブ状態の第1位順位
にする。次いで、ステップS502でネガティブ順位の
書替えを行い、ステップS503で予め指定された指定
ウィンドウをアクティブ状態にしてステップS6に戻
る。上記ステップS9〜ステップS13の各トリガーに
従って図6〜図10の処理を実行することにより個々の
ウィンドウが図4に示したようなウィンドウ状態遷移を
繰り返すことになる。このように各ウィンドウに待機状
態を設け、また、待機状態では必要に応じてそのウィン
ドウのステータスを表示するガイダンス機能を持たせて
いるので、多くのウィンドウを効率良く扱うことが可能
になる。
【0015】本実施例では上記機能に加え、複数のウィ
ンドウをグループ化しておくことにより、あるグループ
に属する複数のウィンドウを同時に待機状態にし、ま
た、グループに属する複数のウィンドウを同時にオープ
ンさせることを可能にしている。グループ化させるため
に、本実施例では図2のウィンドウ管理テーブル14に
ウィンドウ毎にグループ識別のためのグループコードを
設け、あるウィンドウに所定の指示がされたらそのウィ
ンドウが属する他のウィンドウも同様の指示を順次実行
するようにする。このグループ処理されるウィンドウを
指示するために以下のようなトリガー、即ち指定したウ
ィンドウのグループ全部を消すことを指示するグループ
クローズトリガー、グループ全体を待機状態にすること
を指示するグループ待機トリガー、グループ全体をオー
プン状態にすることを指示するグループオープントリガ
ーを設けている。上記グループクローズトリガー、グル
ープ待機トリガー、グループオープントリガーは前記ク
ローズトリガー、待機トリガー、オープントリガーにそ
れぞれ対応するものであり、例えばキーボード上で所定
のグループキーが押されているときに図3に示したマウ
ス12のクリック、ダブルクリック操作を行うことによ
って発生させる。
【0016】再び、図5のウィンドウ生成フローに戻っ
て、ステップS14でグループクローズトリガーである
と判別されると図11のステップS600に進み、ステ
ップS600で指定ウィンドウのクローズを行い、ステ
ップS601で同一グループ内の各ウィンドウをクロー
ズする。すなわち、グループクローズトリガーを受けた
ときは指定されたウィンドウだけではなく同グループの
各ウィンドウに対してクローズトリガーを発生してクロ
ーズさせる。次いで、ステップS602でアクティブウ
ィンドウがあるか否かを判別し、アクティブウィンドウ
がなければステップS603でネガティブ第1順位のウ
ィンドウをアクティブ状態にしてステップS604に進
む。ステップS602でアクティブウィンドウがないと
判別されたときはそのままステップS604に進み、ス
テップS604でネガティブ順位の書替えを行ってステ
ップS6に戻る。ステップS15でグループ待機トリガ
ーであると判別されると図12のステップS700に進
み、ステップS700で指定ウィンドウを待機状態に
し、ステップS701で同一グループ内の各ウィンドウ
を待機状態にする。すなわち、グループ待機トリガーを
受けたときは指定されたウィンドウだけではなく同グル
ープの各ウィンドウに対して待機トリガーを発生してグ
ループ全体のウィンドウを待機状態にする。次いで、ス
テップS702でアクティブウィンドウがあるか否かを
判別し、アクティブウィンドウがなければステップS7
03でネガティブ第1順位のウィンドウをアクティブ状
態にしてステップS704に進む。ステップS704で
アクティブウィンドウがないと判別されたときはそのま
まステップS704に進み、ステップS704でネガテ
ィブ順位の書替えを行ってステップS6に戻る。ステッ
プS16でグループオープントリガーであると判別され
ると図13のステップS800に進み、ステップS80
0でアクティブ状態のウィンドウをネガティブ状態にし
て第1順位にし、ステップS801で指定ウィンドウを
アクティブ状態にする。次いで、ステップS802で同
一グループ内の各ウィンドウをネガティブ状態にし、ス
テップS803でネガティブ順位の書替えを行ってステ
ップS6に戻る。すなわち、グループオープントリガー
を受けたときは同グループの他のウィンドウに対してオ
ープントリガーを発生してグループ内のウィンドウをネ
ガティブ状態にする。
【0017】以上説明したように、本実施例では、ある
ウィンドウを所定の表示位置に一時的に縮小して表示さ
せる待機状態が指示されると、図15に示すように指示
されたウィンドウを縮小されたウィンドウ(マーク3
1)に変えて所定の表示位置に表示するように制御する
とともに、非待機状態が指示されると待機状態にある縮
小されたウィンドウ(マーク31)を待機状態となる前
の元の表示位置及び大きさに復元して表示するように制
御するようにしているので、作業中に一時的に見ないウ
ィンドウをクローズしたりネガティブ状態として下に重
ならせておくことがなくなるため画面が非常に見易くな
り、また、それに伴うウィンドウの指定の煩わしさを解
消することができる。また、図15の待機状態にあると
きガイダンストリガーにより図16に示すように一時的
に待機状態となっているウィンドウ(マーク31)のタ
イトル、位置等のステータスを表示するガイダンス表示
機能を設けているので、待機状態でなければ表示される
べきウィンドウの状態を直ちに確認することができる。
【0018】さらに、本実施例ではウィンドウの表示状
態を別の表示状態に切替えるように指示する表示状態の
切替え指示があると、切替え指示がなされたウィンドウ
とそのウィンドウが属するグループの他のウィンドウも
同時に表示状態が切替わるように制御するようにしてい
るので、複数の作業を行っている際に、簡単な操作で各
作業に関連するウィンドウを同時に開いたり閉じたり別
の状態に移したりさせることが可能になり、マルチタス
ク作業の効率化を図ることができる。
【0019】なお、本実施例では指示されたウィンドウ
を縮小サイズのウィンドウに変えて所定の表示位置に表
示するものであるが、この縮小サイズのウィンドウは待
機状態になる前のウィンドウが待機状態にあることを表
示するためのものであればどのようなものでもよく、例
えば本実施例のように矩形のマーク31でもよいし、単
なるシンボルマークやアイコン部等に表示されるメッセ
ージであってもよい。また、表示される位置も本実施例
のような画面左下には限定されず、どのような位置に表
示するようにしても、更にはその表示位置を任意に変更
できるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0020】また、本実施例ではアクティブ状態にある
ウィンドウを指定して待機状態としているが、これに限
らず、ネガティブ状態にあるウィンドウを待機状態にな
るように指示してもよい。また、複数のウィンドウを待
機状態としておくことも同様の方法によって可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、複数のウインドウが表
示画面に表示されて見づらくなったときに、簡単な操作
でオープン状態のウインドウを一時的に消去して、表示
画面を見やすくするとともに、消去されたことに応じて
表示される識別マークがセレクト指示されることで、消
去されたウインドウのステータス情報が表示されるの
で、ユーザが非表示状態のウインドウの内容を確認する
ことができるようになり、使い勝手を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】マルチウィンドウ表示装置のブロック図であ
る。
【図3】マルチウィンドウ表示装置のポインティングデ
バイスの構成を示す図である。
【図4】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウの各状
態の遷移を示す状態遷移図である。
【図5】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成処
理のフローチャートである。
【図6】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成処
理のフローチャートである。
【図7】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成処
理のフローチャートである。
【図8】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成処
理のフローチャートである。
【図9】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成処
理のフローチャートである。
【図10】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成
処理のフローチャートである。
【図11】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成
処理のフローチャートである。
【図12】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成
処理のフローチャートである。
【図13】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウ生成
処理のフローチャートである。
【図14】マルチウィンドウ表示装置の表示画面を示す
図である。
【図15】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウが待
機状態のときの表示画面を示す図である。
【図16】マルチウィンドウ表示装置のウィンドウがガ
イダンス表示状態の時の表示画面を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 マウス 13 キー入力部 14 ウィンドウ管理テーブル 15 ネガティブ状態順位メモリ 16 ジョブ処理部 17 表示部 20 表示画面 21,22,23 ウィンドウ 30 マウスカーソル 31 マーク 32 ガイダンス表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 601 - 658 G06F 3/14 - 3/153 G09G 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上においてオープンされた表示
    状態にあるウインドウを制御する表示制御装置であっ
    て、 上記オープン表示状態にあるウインドウに対する待機指
    示により、そのウインドウを表示画面上から消去すると
    ともにそのウインドウを示す識別マークを所定の位置に
    表示する待機表示制御手段と、 上記識別マークに対するオープン指示により、当該識別
    マークに対応する消去されたウインドウをオープン表示
    するオープン制御手段と、 上記識別マークに対するセレクト指示により、当該識別
    マークに対応する消去されたウインドウに関するステー
    タス情報を表示するステータス情報表示制御手段とを具
    備したことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 上記待機表示制御手段が、識別マークを
    表示する所定の位置は、他のウインドウに重ならない位
    置であることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装
    置。
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